JP2008153419A - ヒートシンク、固体レーザ装置、光走査装置、画像形成装置及び表示装置 - Google Patents

ヒートシンク、固体レーザ装置、光走査装置、画像形成装置及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却媒体の流速を大きくすることなく、小型で優れた放熱特性を有する。
【解決手段】外部から供給される冷却媒体との間で熱交換を行う熱交換部材102bと、固体レーザ結晶101のA面に接合されるC面(第1面)と熱交換部材102bで覆われるD面(第2面)とを有し、固体レーザ結晶101で発生した熱を熱交換部材102bに伝達する熱伝達部材102aと、熱伝達部材102a及び熱交換部材102bとの間に冷却媒体の流路を形成する流路形成部材102cとを備え、熱伝達部材102aのD面は、固体レーザ結晶101のA面に対して非平行な面を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒートシンク、固体レーザ装置、光走査装置、画像形成装置及び表示装置に係り、更に詳しくは、発熱部材で発生した熱を外部から供給される冷却媒体を介して外部に放出するヒートシンク、該ヒートシンクを有する固体レーザ装置、該固体レーザ装置を有する光走査装置、前記光走査装置を備える画像形成装置、前記固体レーザ装置を有する表示装置に関する。
近年、レーザ光を利用した装置として、レーザプリンタやレーザ計測器などが実用化されている。また、将来の実用化を目指し、レーザスキャンディスプレイ、プロジェクタ等も開発、検討が進められている。
例えば、特許文献1には、ドープ部と非ドープ部とを備えるレーザ媒質と、このレーザ媒質の一面に設けたレーザ出力光を全反射する膜と、レーザ媒質に励起光を照射する励起光源と、レーザ媒質を冷却する冷却手段とを備えた固体レーザ発振装置が開示されている。この固体レーザ発振装置では、レーザ媒質はドープ部と非ドープ部とが1つのレーザ母結晶からなり、ドープ部を冷却手段の冷却面に膜を介して接触させるとともに、該ドープ部の冷却面との接触面以外を非ドープ部で覆い、かつこの非ドープ部を冷却手段の冷却面に膜を介して接触させている。
また、特許文献2には、誘導放出を促すための光共振器と、該光共振器内に誘導放出のための利得媒質を配置し、該利得媒質を励起する光源を具備するレーザ装置が開示されている。このレーザ装置は、励起に付随し利得媒質より発生する熱を除去するために、ヒートシンクと利得媒質との接合部に複数の薄い金属層を含んでいる。
ところで、通常、レーザ光を利用した装置では、ヒートシンクに冷却媒体(例えば、水)を供給するためのポンプを備えている。
特許第3503588号公報 特開2004−356479号公報
最近、レーザ光を利用した装置では、レーザ光源の小型化に対する要求が高まっている。しかしながら、ヒートシンクを小さくすると、必要な冷却媒体の流速を確保するために大型のポンプが必要となり、装置の小型化を図るのが困難であった。なお、ヒートシンクを小さくするとともに、ポンプも小型のポンプにすると、十分な放熱が行われず、高いレーザ出力を得ることが困難となる。
なお、大型のポンプとは大雑把に、ポンプ単体(ポンプ以外の流路の圧力損失がない状態)で数リットル〜数十リットル/分の流量を流せる能力を持つポンプのことを示し、小型のポンプとは大雑把に、ポンプ単体で数十ミリリットル〜数リットル/分の流量を流せる能力を持つポンプのことを示す。
本発明はかかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、冷却媒体の流速を大きくすることなく、小型で優れた放熱特性を有するヒートシンクを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、小型で高出力の固体レーザ装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、大型化を招くことなく、被走査面上を高速で走査することができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第4の目的は、大型化を招くことなく、画像を高速で形成することができる画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の第5の目的は、大型化を招くことなく、情報を高速で表示することができる表示装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、発熱部材で発生した熱を外部から供給される冷却媒体を介して外部に放出するヒートシンクであって、前記冷却媒体との間で熱交換を行う熱交換部材と;前記発熱部材に接合される第1面と、前記熱交換部材で覆われる第2面とを有し、前記発熱部材で発生した熱を前記熱交換部材に伝達する熱伝達部材と;を備え、前記第2面は、前記第1面に対して非平行な面を有することを特徴とするヒートシンクである。
これによれば、熱伝達部材の第2面が、第1面に対して非平行な面を有するため、圧力損失を大きくすることなく、熱交換部材と冷却媒体との接触面積を従来よりも大きくすることができる。従って、ヒートシンクを小型化しても、ヒートシンクが大きいときの放熱特性を維持することができる。すなわち、冷却媒体の流速を大きくすることなく、小型で優れた放熱特性を実現することが可能となる。なお、本明細書における「第1面に対して非平行な面」には、第1面に平行な面に小さな凹凸のみが形成されたような、ミクロ的に非平行な面は含まれない。
本発明は、第2の観点からすると、光によって励起される固体レーザ結晶と;前記固体レーザ結晶で発生した熱を外部から供給される冷却媒体を介して外部に放出する本発明のヒートシンクと;を備える固体レーザ装置である。
これによれば、本発明のヒートシンクを備えているため、結果として、小型で高出力が可能となる。
本発明は、第3の観点からすると、光束によって被走査面上を走査する光走査装置であって、少なくとも1つの本発明の固体レーザ装置を有する光源ユニットと;前記光源ユニットからの光束を偏向する偏向器と;前記偏光器で偏向された光束を被走査面上に集光する走査光学系と;を備える光走査装置である。
これによれば、本発明の固体レーザ装置を有しているため、結果として、大型化を招くことなく、被走査面上を高速で走査することが可能となる。
本発明は、第4の観点からすると、少なくとも1つの像担持体と;前記少なくとも1つの像担持体を画像情報が含まれる光束によって走査する少なくとも1つの本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置を備えているため、結果として、大型化を招くことなく、画像を高速で形成することが可能となる。
本発明は、第5の観点からすると、レーザ光を用いて情報を表示する表示装置において、前記レーザ光を射出する少なくとも1つの本発明の固体レーザ装置を備えることを特徴とする表示装置である。
これによれば、本発明の固体レーザ装置を備えているため、結果として、大型化を招くことなく、情報を高速で表示することが可能となる。
《固体レーザ装置》
以下、本発明の固体レーザ装置の一実施形態を図1(A)〜図10(B)に基づいて説明する。図1(A)及び図1(B)には、本発明の一実施形態に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置100の概略構成が示されている。本明細書では、レーザ発振方向をZ軸の+方向とし、Z軸に垂直な面内における互いに直交する2つの軸をX軸及びY軸として説明する。
この半導体レーザ励起固体レーザ装置100は、いわゆる側面励起型の半導体レーザ励起固体レーザ装置であり、2つの励起用の半導体レーザアレイ素子(103a、103b)、2つのコリメータレンズ(104a、104b)、2つの集光レンズ(105a、105b)、固体レーザ結晶101、ヒートシンク102、波長変換素子106及びポンプ111を備えている。
2つの励起用の半導体レーザアレイ素子(103a、103b)は、いずれも出力40Wで波長808nmの励起用レーザ光を発光することができる。
ここでは、半導体レーザアレイ素子103aは、LDベース108a上に固定され、+Y方向に励起用レーザ光を射出する。また、半導体レーザアレイ素子103bは、LDベース108b上に固定され、−Y方向に励起用レーザ光を射出する。
コリメータレンズ104aは、半導体レーザアレイ素子103aの+Y側に配置され、半導体レーザアレイ素子103aからの励起用レーザ光を略平行光とする。このコリメータレンズ104aは、CLベース109a上に固定されている。なお、CLベース109aは、LDベース108aの+Y側の面に接着されている。
コリメータレンズ104bは、半導体レーザアレイ素子103bの−Y側に配置され、半導体レーザアレイ素子103bからの励起用レーザ光を略平行光とする。このコリメータレンズ104bは、CLベース109b上に固定されている。なお、CLベース109bは、LDベース108bの−Y側の面に接着されている。
集光レンズ105aは、コリメータレンズ104aの+Y側に配置され、コリメータレンズ104aを介した励起用レーザ光を集光する。この集光レンズ105aは、FLベース110a上に固定されている。
集光レンズ105bは、コリメータレンズ104bの−Y側に配置され、コリメータレンズ104bを介した励起用レーザ光を集光する。この集光レンズ105bは、FLベース110b上に固定されている。
固体レーザ結晶101は、一例として、3mm×3mm、厚さ250μmのチップ状のガドリニウムバナデイト(GdVO)の一軸性単結晶であり、図2に示されるように、励起用レーザ光によって励起される添加物(発光中心)としてネオジウム(Nd)が添加されているコア部101aと、レーザ発振にほとんど寄与しないクラッド部101bとから構成されている。なお、固体レーザ結晶101は、ディスク状であっても良い。
固体レーザ結晶101は、集光レンズ105aの+Y側であり、かつ集光レンズ105bの−Y側であって、集光レンズ105aを介した励起用レーザ光LBa及び集光レンズ105bを介した励起用レーザ光LBbが、それぞれ側面からコア部101aを照射するように配置されている。
固体レーザ結晶101の−Z側の面(以下では、便宜上「A面」ともいう)には、波長1063nmの光に対する反射率が99.9%となるように、コーティングが施されている。また、固体レーザ結晶101の+Z側の面(以下では、便宜上「B面」ともいう)には、波長1063nmの光に対する透過率が5%となるように、コーティングが施されている。すなわち、固体レーザ結晶101のA面(図2では、surface A)とB面(図2では、surface B)とによって共振器が構成されている。
固体レーザ結晶101から出力されるレーザ光(以下では、便宜上「発振レーザ光」ともいう)の波長は1063nmである。
固体レーザ結晶101のA面は、高い熱伝導率を有する接合材(図示省略)でヒートシンク102と接合されている。接合材としては、一般的に用いられているはんだ、AuSn系合金、インジウム系合金、高い熱伝導性を有する接着剤、及びそれらを組み合わせたものを用いることができる。
波長変換素子106は、固体レーザ結晶101の+Z側に配置され、固体レーザ結晶101からの発振レーザ光の波長を変換する。ここでは、第二高調波として波長531.5nmのレーザ光が波長変換素子106で生成される。半導体レーザ励起固体レーザ装置100は、波長変換素子106で生成された波長531.5nmのレーザ光(図1(A)における符号LBc)を出力10Wで出力することが可能である。
前記CLベース109a、CLベース109b、FLベース110a、FLベース110b、及びヒートシンク102は、それぞれメインベース107上の所定位置に固定されている。
図3(A)には、図1(A)における固体レーザ結晶101とヒートシンク102とからなる部分が拡大して示され、図3(B)には、図1(B)における固体レーザ結晶101とヒートシンク102とからなる部分が拡大して示されている。
ヒートシンク102の大きさは、一例として、Z軸方向に関する長さ(以下では、「高さ」ともいう)H1=6mm、Y軸方向に関する長さ(以下では、「幅」ともいう)L1=6mm、X軸方向に関する長さW1=6mmである。
固体レーザ結晶101のA面におけるヒートシンク102との非接合部分のY軸方向に関する長さ(図3(A)における符号d)は、一例として0.1mmである。これにより、固体レーザ結晶101とヒートシンク102とを接合したときに、接合部からはみ出した接合材が固体レーザ結晶101のY側の側面に付着するのを防止することができる。なお、dの値は厳密なものではなく、d=0.1〜0.25mm程度であれば良い。ところで、X軸方向に関しては、励起用レーザ光の入射方向ではないので、必ずしも非接合部分を確保する必要はない。例えば、Y軸方向とは反対に、X軸方向に関して固体レーザ結晶101のA面の長さのほうが短くても良い。
また、ヒートシンク102は、固体レーザ結晶101との接合面と側面との間に傾斜面を有している。この傾斜面のY軸方向に対する傾斜角(図3(A)における符号θ)は、一例として45度である。これにより、各集光レンズを介した励起用レーザ光は、それぞれ邪魔されることなく固体レーザ結晶101の側面からコア部101aを照射することができる。なお、θの値は厳密なものではなく、45度程度であれば良い。また、傾斜角が徐々に変化する傾斜面であっても良い。ところで、X軸方向に関しては、励起用レーザ光の入射方向ではないので、必ずしも傾斜面は必要ではない。
ここでは、ヒートシンク102は、一例として図4(A)〜図7に示されるように、熱伝達部材102aと、熱交換部材102bと、流路形成部材102cとから構成されている。各部材には、いずれも熱伝導率の良い材料(例えば、銅、銅−タングステン合金、銅−モリブデン合金、アルミニウムなど)が使用されている。なお、図4(A)は、図3(B)におけるA−A断面図であり、図4(B)は、図3(B)におけるB−B断面図である。
熱伝達部材102aの+Z側の面は、Z軸に垂直な平面(以下では、便宜上「C面」ともいう。図5では、surface C)を有し、該C面は固体レーザ結晶101のA面と接合材を介して接合されている。この熱伝達部材102aにおける熱交換部材102bで覆われる−Z側の面(以下では、便宜上「D面」ともいう。図5では、surface D)は−Z側を頂点とする円錐形状を有している。
熱交換部材102bは、熱伝達部材102aのD面を覆うように配置され、−Z側を頂点とする円錐形状の部材102b(図6(A)参照)と、該円錐形状の部材102bの−Z側の面上に設けられ−Z方向に延びる四角柱状の複数の突起部102b(図6(A)参照)とを有している。
流路形成部材102cは、熱伝達部材102aとの間及び熱交換部材102bとの間に連通している流路が形成されるように、熱交換部材102bの−Z側に配置されている。
ここでは、冷却媒体(例えば純水)は、中央部に形成された開口部112aからポンプ111によって供給され、外周部に形成された開口部112bから外部に放出される。なお、開口部112bの断面積は、開口部112aの断面積よりも大きくなるように設定されている。
そこで、ヒートシンク102の中心を通りZ軸に平行な面でヒートシンク102を切断したときの断面図は、ヒートシンク102の中心を通りZ軸方向に延びる仮想線に対してほぼ線対称となる(図4(A)及び図4(B)参照)。
ポンプ111は、ポンプ単体で数十ミリリットル〜数リットル/分の流量を流せる能力を持つポンプである。すなわち、小型のポンプである。
複数の突起部102bの一部は、図6(C)に示されるように、開口部112aから開口部112bに向かう方向に対して傾斜して配列されている。
なお、熱伝達部材102aは、プレス加工で製作することができる。
また、ヒートシンク102における冷却媒体と接触する面は、腐食を防止するため、金メッキが施されている。なお、金メッキに代えて、他の貴金属メッキあるいはニッケルメッキを施しても良い。
そこで、一例として図8(A)及び図8(B)に示されるように、固体レーザ結晶101で発生した熱は、熱拡散によって熱伝達部材102aを介して複数の突起部102bに伝わる。なお、図8(A)及び図8(B)における矢印Fhは、熱の移動をおおまかに示している。そして、複数の突起部102bと開口部112aから供給された冷却媒体との間で熱交換が行われ、複数の突起部102bから冷却媒体に熱が移ることとなる。この複数の突起部102bから熱が移行し温度が上昇した冷却媒体は、開口部112bから外部に放出される。ここでは、圧力損失が小さく、熱交換部材と冷却媒体との接触面積が従来よりも大きいため、固体レーザ結晶101の温度上昇が抑制される。なお、図8(A)及び図8(B)における矢印Fcは、冷却媒体の流れをおおまかに示している。
ところで、本実施形態に係るヒートシンク102とほぼ同等の放熱特性を有する従来のヒートシンク301が、図9(A)及び図9(B)に示されている。このヒートシンク301の大きさは、一例として、H2=3mm、L2=5mm、W2=5mmである。この場合には、固体レーザ結晶101で発生した熱Fhを迅速に外部に放出するには、冷却媒体を大きな流速でヒートシンク301に供給する必要があるため、冷却媒体をヒートシンクに供給する手段として、ポンプ単体で数リットル〜数十リットル/分の流量を流せる能力を持つポンプ、すなわち、大型のポンプが必要である。従って、ヒートシンク301を用いたレーザ装置を有する装置は、本実施形態に係るヒートシンク102を用いたレーザ装置を有する装置よりも大きくなる。
また、本実施形態に係るヒートシンク102とほぼ同等の放熱特性を有する従来の別のヒートシンク303が、図10(A)及び図10(B)に示されている。このヒートシンク303の大きさは、一例として、H3=8mm、L3=12mm、W3=12mmである。この場合には、冷却媒体をヒートシンクに供給する手段として、本実施形態に係るヒートシンク102のポンプ111と同等の小型のポンプを使用することができるが、ヒートシンク102よりもヒートシンク自体が大きい。従って、ヒートシンク303を用いたレーザ装置を有する装置は、本実施形態に係るヒートシンク102を用いたレーザ装置を有する装置よりも大きくなる。
以上説明したように、本実施形態に係るヒートシンク102によると、外部から供給される冷却媒体との間で熱交換を行う熱交換部材102bと、固体レーザ結晶101のA面に接合されるC面(第1面)と熱交換部材102bで覆われるD面(第2面)とを有し、固体レーザ結晶101で発生した熱を熱交換部材102bに伝達する熱伝達部材102aと、熱伝達部材102a及び熱交換部材102bとの間に冷却媒体の流路を形成する流路形成部材102cとを備え、熱伝達部材102aのD面は、固体レーザ結晶101のA面に対して非平行な面を有している。これにより、圧力損失を大きくすることなく、熱交換部材と冷却媒体との接触面積を従来よりも大きくすることができる。従って、ヒートシンクを小型化しても、ヒートシンクが大きいときの放熱特性を維持することができる。すなわち、冷却媒体の流速を大きくすることなく、小型で優れた放熱特性を実現することが可能となる。
また、熱伝達部材102aは、プレス加工で製作することができるため、切削加工で製作されたものを用いる場合よりも、コストを下げることができる。
また、複数の突起部102bの一部は、開口部112aから開口部112bに向かう方向に対して傾斜して配列されているため、冷却媒体の流れを乱流とすることができ、冷却媒体との熱交換の効率を向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置100によると、冷却媒体の流速を大きくすることなく、小型で優れた放熱特性を有するヒートシンク102を備えているため、Y軸方向に関する固体レーザ結晶101と各集光レンズとの距離を短くすることができるとともに、冷却媒体をヒートシンク102に供給する手段として、小型のポンプを使用することができる。従って、小型で高出力を実現することが可能となる。
なお、上記実施形態では、熱伝達部材102aのD面が−Z側を頂点とする円錐形状を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、熱伝達部材102aのD面が−Z側を頂点とする四角錐形状を有していても良い。この場合には、熱交換部材102bは、熱伝達部材102aのD面を覆うように配置され−Z側を頂点とする四角錐形状の部材と、該四角錐形状の部材の−Z側の面上に設けられ−Z方向に延びる四角柱状の複数の突起部とを有することとなる(図11参照)。さらに、熱伝達部材102aのD面が、四角錐以外の多角錐形状であっても良い。
また、上記実施形態では、熱交換部材102bにおける複数の突起部102bの形状が、四角柱状の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、四角柱以外の多角柱状、あるいはピンのような円柱状であっても良い。
また、例えば、一例として図12(A)及び図12(B)に示されるように、熱交換部材102bにおける複数の突起部の形状が板状であっても良い。
また、上記実施形態では、熱伝達部材102aと熱交換部材102bとが個別に設けられる場合について説明したが、熱伝達部材102aと熱交換部材102bとが一体化されていても良い。
また、上記実施形態において、一例として図14(A)及び図14(B)に示されるように、熱伝達部材102aと流路形成部材102cとが互いに着脱可能な構造としても良い。これにより、メンテナンスが容易になる。なお、図14(A)及び図14(B)における符号102dは、冷却媒体の漏れを防止するためのOリングである。なお、熱伝達部材102aと流路形成部材102cの組み付けは、ねじ止め以外の方法を用いても良い。
また、上記実施形態において、一例として図15に示されるように、冷却媒体Fcが回転しながら流れるようにするため、一例として図16(A)あるいは図16(B)に示されるように、開口部112aの内壁の少なくとも一部にらせん状の溝あるいは突出部が形成されていても良い。これにより、各突起部に対して種々の方向から冷却媒体が当たることになり、更に放熱特性を向上させることができる。なお、図16(A)と図16(B)では、らせんのピッチが互いに異なっている。なお、この場合に、ピッチを大きくして二重らせん、三重らせんなどの多重らせんとしても良い。これにより、更に効果が大きくなる。
また、流路形成部材102cにおける熱交換部材102bと対向する面に、曲線状に形成された溝あるいは突出部が形成されていても良い。これにより、各突起部に対して種々の方向から冷却媒体が当たることになり、更に放熱特性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、熱交換部材102bにおける複数の突起部102bが−Z方向に延びている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、一例として図17(A)及び図17(B)に示されるように、複数の突起部102bが熱伝達部材102aのD面に垂直な方向に延びても良い。
また、一例として図18(A)及び図18(B)に示されるように、熱伝達部材102aのD面が、固体レーザ結晶101のA面と平行な面を含んでいても良い。この場合には、熱交換部材102bは、熱伝達部材102aのD面を覆う部材が、固体レーザ結晶101のA面と平行な面を含むこととなる。これにより、ヒートシンクの高さ(Z軸方向に関する長さ)を更に小さくすることが可能となる。
また、この場合にも、一例として図19(A)あるいは図19(B)に示されるように、開口部112aの内壁の少なくとも一部にらせん状の溝あるいは突出部が形成されても良い。
また、この場合に、熱交換部材102bにおける複数の突起部の形状が板状であっても良い。
また、一例として図21(A)及び図21(B)に示されるように、熱伝達部材102aのD面が、YZ断面及びXZ断面において曲面を含んでいても良い。この場合には、熱交換部材102bは、熱伝達部材102aのD面を覆う部材が、YZ断面及びXZ断面において曲面を含むこととなる。これにより、ヒートシンクの高さ(Z軸方向に関する長さ)を更に小さくすることが可能となる。
そして、この場合においても、開口部112aの内壁の少なくとも一部にらせん状の溝あるいは突出部が形成されていても良い。さらに、熱交換部材102bにおける複数の突起部の形状が板状であっても良い。
また、上記実施形態では、中央部に形成された開口部112aから外周部に形成された開口部112bに冷却媒体を流す場合について説明してきたが、従来例(図9(A)〜図10(B)参照)と同様に、互いにX方向に離れて配置された冷却媒体の入口と出口を有する構造(冷却媒体が入口からフィンを通り出口に至る)であっても良い(図13(A)、図13(B)、図20(A)、図20(B)参照)。
また、上記実施形態では、固体レーザ装置が、側面励起型の半導体レーザ励起固体レーザ装置の場合について説明したが、一例として図22に示されるように、固体レーザ結晶の一方の端面から励起用レーザ光を入射する、いわゆる端面励起型の半導体レーザ励起固体レーザ装置200であっても、本発明のヒートシンクを用いることができる。そして、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、固体レーザ装置が、波長531.5nmのレーザ光を出力する場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。このとき、前記固体レーザ結晶101と異なる固体レーザ結晶が用いられる場合がある。
また、上記実施形態において、要求される励起用レーザ光のビーム品質があまり厳しくない場合には、前記コリメータレンズ104a及びコリメータレンズ104bを設けなくても良い。
また、上記実施形態では、冷却媒体として純水を使用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、熱伝導率の高い流体であれば良い。
また、上記実施形態では、熱交換部材が複数の突起部を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、必要とされる放熱特性によっては、突起部のない熱交換部材を用いても良い。
《レーザプリンタ》
図23には、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのレーザプリンタ1000の概略構成が示されている。
このレーザプリンタ1000は、光走査装置1010、感光体ドラム1030、帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034、クリーニングブレード1035、トナーカートリッジ1036、給紙コロ1037、給紙トレイ1038、レジストローラ対1039、定着ローラ1041、排紙ローラ1042、及び排紙トレイ1043などを備えている。
帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034及びクリーニングブレード1035は、それぞれ感光体ドラム1030の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1030の回転方向に関して、帯電チャージャ1031→現像ローラ1032→転写チャージャ1033→除電ユニット1034→クリーニングブレード1035の順に配置されている。
感光体ドラム1030の表面には、感光層が形成されている。ここでは、感光体ドラム1030は、図23における面内で時計回り(矢印方向)に回転するようになっている。
帯電チャージャ1031は、感光体ドラム1030の表面を均一に帯電させる。
光走査装置1010は、帯電チャージャ1031で帯電された感光体ドラム1030の表面に、上位装置(例えばパソコン)からの画像情報に基づいて変調された光を照射する。これにより、感光体ドラム1030の表面では、画像情報に対応した潜像が感光体ドラム1030の表面に形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1030の回転に伴って現像ローラ1032の方向に移動する。ところで、感光体ドラム901の長手方向(回転軸に沿った方向)は「主走査方向」と呼ばれている。なお、この光走査装置1010の構成については後述する。
トナーカートリッジ1036にはトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ1032に供給される。
現像ローラ1032は、感光体ドラム1030の表面に形成された潜像にトナーカートリッジ1036から供給されたトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着された潜像(以下では、便宜上「トナー像」ともいう)は、感光体ドラム1030の回転に伴って転写チャージャ1033の方向に移動する。
給紙トレイ1038には記録紙1040が格納されている。この給紙トレイ1038の近傍には給紙コロ1037が配置されており、該給紙コロ1037は、記録紙1040を給紙トレイ1038から1枚づつ取り出し、レジストローラ対1039に搬送する。該レジストローラ対1039は、転写ローラ911の近傍に配置され、給紙コロ1037によって取り出された記録紙1040を一旦保持するとともに、該記録紙1040を感光体ドラム1030の回転に合わせて感光体ドラム1030と転写チャージャ1033との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ1033には、感光体ドラム1030の表面上のトナーを電気的に記録紙1040に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム1030の表面のトナー像が記録紙1040に転写される。ここで転写された記録紙1040は、定着ローラ1041に送られる。
この定着ローラ1041では、熱と圧力とが記録紙1040に加えられ、これによってトナーが記録紙1040上に定着される。ここで定着された記録紙1040は、排紙ローラ1042を介して排紙トレイ1043に送られ、排紙トレイ1043上に順次スタックされる。
除電ユニット1034は、感光体ドラム1030の表面を除電する。
クリーニングブレード1035は、感光体ドラム1030の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。なお、除去された残留トナーは、再度利用されるようになっている。残留トナーが除去された感光体ドラム1030の表面は、再度帯電チャージャ1031の位置に戻る。
《光走査装置》
次に、前記光走査装置1010の構成及び作用について図24を用いて説明する。
この光走査装置1010は、前記ヒートシンク102を有する固体レーザ装置を含む光源ユニット1011、カップリングレンズ1012、変調器1013、シリンドリカルレンズ1014、ポリゴンミラー1015、fθレンズ1016、トロイダルレンズ1017及び上記各部を統括的に制御する不図示の主制御装置を備えている。
前記カップリングレンズ1012は、光源ユニット1011から射出された光束を略平行光に整形する。
前記変調器1013は、上位装置からの画像情報に基づいて、カップリングレンズ1012を介した光束を変調する。
前記シリンドリカルレンズ1014は、変調器1013を介した光束をポリゴンミラー1015の偏向面近傍に副走査方向に関して集光する。
前記ポリゴンミラー1015は、高さの低い正六角柱状部材からなり、側面には6面の偏向面が形成されている。そして、不図示の回転機構により、図24に示される矢印の方向に一定の角速度で回転されている。従って、光源ユニット1011から射出され、シリンドリカルレンズ1014によってポリゴンミラー1015の偏向面近傍に集光された光束は、ポリゴンミラー1015の回転により一定の角速度で偏向される。
前記fθレンズ1016は、ポリゴンミラー1015からの光束の入射角に比例した像高をもち、ポリゴンミラー1015により一定の角速度で偏向される光束の像面を、主走査方向に対して等速移動させる。
前記トロイダルレンズ1017は、fθレンズ1016を介した光束を感光体ドラム1030の表面上に結像する。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置1010によると、光源ユニット1011は前記ヒートシンク102を有する固体レーザ装置を含んでいるため、大型化を招くことなく、感光体ドラム1030の表面上を高速で走査することが可能となる。
また、本実施形態に係るレーザプリンタ1000によると、大型化を招くことなく、感光体ドラム1030の表面上を高速で走査することができる光走査装置1010を備えているため、結果として、大型化を招くことなく、画像を高速で形成することが可能となる。
なお、上記実施形態に係る光走査装置1010において、前記光源ユニット1011は、前記ヒートシンク102を有する固体レーザ装置を複数含んでいても良い。この場合には、同時に複数の走査を行うことができ、その結果、レーザプリンタ1000では更に高速で画像を形成することができる。
また、上記実施形態において、前記ポリゴンミラー1015に代えて、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを用いても良い。この場合には、MEMSミラーの偏向角度を制御することにより、光束の偏向方向を制御することとなる。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてレーザプリンタ1000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、前記光走査装置1010を備える画像形成装置であれば、画像を高速で形成することが可能となる。
また、前記ヒートシンク102を有する固体レーザ装置を含み、レーザ光によって発色する媒体(例えば、用紙)に直接、レーザ光を照射する画像形成装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、カラー画像を形成する画像形成装置であっても、前記ヒートシンク102を有する固体レーザ装置を有し、カラー画像に対応した光走査装置を用いることにより、大型化を招くことなく、カラー画像を高速で形成することが可能となる。
また、一例として図25に示されるように、画像形成装置として、カラー画像に対応し、複数の感光体ドラムを備えるタンデムカラー機であっても良い。このタンデムカラー機は、ブラック(K)用の感光体ドラムK1、帯電器K2、現像器K4、クリーニング手段K5、及び転写用帯電手段K6と、シアン(C)用の感光体ドラムC1、帯電器C2、現像器C4、クリーニング手段C5、及び転写用帯電手段C6と、マゼンダ(M)用の感光体ドラムM1、帯電器M2、現像器M4、クリーニング手段M5、及び転写用帯電手段M6と、イエロー(Y)用の感光体ドラムY1、帯電器Y2、現像器Y4、クリーニング手段Y5、及び転写用帯電手段Y6と、光走査装置1010と、転写ベルト80と、定着手段30などを備えている。
この場合には、光走査装置1010は、ブラック用の固体レーザ装置、シアン用の固体レーザ装置、マゼンダ用の固体レーザ装置、イエロー用の固体レーザ装置を備えている。そして、各固体レーザ装置は、いずれも前記ヒートシンク102を有している。
そして、ブラック用の固体レーザ装置からの光束は感光体ドラムK1に照射され、シアン用の固体レーザ装置からの光束は感光体ドラムC1に照射され、マゼンダ用の固体レーザ装置からの光束は感光体ドラムM1に照射され、イエロー用の固体レーザ装置からの光束は感光体ドラムY1に照射されるようになっている。なお、色毎に光走査装置1010を備えていても良い。
各感光体ドラムは、図25中の矢印の方向に回転し、回転順にそれぞれ帯電器、現像器、転写用帯電手段、クリーニング手段が配置されている。各帯電器は、対応する感光体ドラムの表面を均一に帯電する。この帯電器によって帯電された感光体ドラム表面に光走査装置1010により光束が照射され、感光体ドラムに静電潜像が形成されるようになっている。そして、対応する現像器により感光体ドラム表面にトナー像が形成される。さらに、対応する転写用帯電手段により、記録紙に各色のトナー像が転写され、最終的に定着手段30により記録紙に画像が定着される。
《表示装置》
図26には、本発明の一実施形態に係る表示装置としてのレーザ・ディスプレイ装置2000の概略構成が示されている。
このレーザ・ディスプレイ装置2000は、前記ヒートシンク102を有する固体レーザ装置を含む光源ユニット2001と、光源ユニット2001からのレーザ光を表示情報に応じて変調し、該変調されたレーザ光をスクリーン2010に向けて出力するための光学系2003と、前記光源ユニット2001及び前記光学系2003を制御する制御装置2005とを備えている。
このように、本実施形態に係るレーザ・ディスプレイ装置2000は、レーザ光の光源として、前記ヒートシンク102を有する固体レーザ装置を含んでいるため、大型化を招くことなく、スクリーン2010上に絵や文字を高速で表示することが可能となる。
なお、空間を貫くレーザ光によって映像表現を行うレーザ・ディスプレイ装置であっても、前記光源ユニット2001を備えるレーザ・ディスプレイ装置であれば、大型化を招くことなく、高速で表現することが可能となる。
以上説明したように、本発明のヒートシンクによれば、冷却媒体の流速を大きくすることなく、小型で優れた放熱特性を実現するのに適している。また、本発明の固体レーザ装置によれば、小型で高出力を実現するのに適している。また、本発明の光走査装置によれば、大型化を招くことなく、被走査面上を高速で走査するのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、大型化を招くことなく、画像を高速で形成するのに適している。また、本発明の表示装置によれば、大型化を招くことなく、情報を高速で表示するのに適している。
図1(A)及び図1(B)は、それぞれ本発明の一実施形態に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置を説明するための図である。 図1(A)及び図1(B)における固体レーザ結晶を説明するための図である。 図3(A)及び図3(B)は、それぞれ図1(A)及び図1(B)における固体レーザ結晶及びヒートシンクの部分を拡大した図である。 図4(A)は、図3(B)のA−A断面図であり、図4(B)は、図3(B)のB−B断面図である。 熱伝達部材を説明するための図である。 図6(A)〜図6(C)は、いずれも熱交換部材を説明するための図である。 冷却媒体の供給用開口部及び排出用開口部を説明するための図である。 図8(A)及び図8(B)は、それぞれヒートシンクにおける熱の流れ、及び冷却媒体の流れを説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれ従来のヒートシンクの例を説明するための図である。 図10(A)及び図10(B)は、それぞれ従来のヒートシンクの別の例を説明するための図である。 D面が四角錐形状のときの熱交換部材を説明するための図である。 図12(A)及び図12(B)は、それぞれ突起部が板状の熱交換部材を説明するための図である。 図13(A)及び図13(B)は、それぞれ熱交換部材の突起部が板状のヒートシンクの断面図である。 図14(A)及び図14(B)は、それぞれ着脱可能な構造を有するヒートシンクを説明するための図である。 冷却媒体の流れの変形例を説明するための図である。 図16(A)及び図16(B)は、それぞれ熱交換部材に向かう冷却媒体と接触する面にらせん状の溝が形成された流路形成部材を説明するための図である。 図17(A)及び図17(B)は、それぞれ熱交換部材の突起部がD面に垂直な方向に延びているヒートシンクを説明するための図である。 図18(A)及び図18(B)は、それぞれD面がA面に平行な面を一部に有するヒートシンクを説明するための図である。 図19(A)及び図19(B)は、それぞれD面がA面に平行な面を一部に有し、流路形成部材における熱交換部材に向かう冷却媒体と接触する面にらせん状の溝が形成されているヒートシンクを説明するための図である。 図20(A)及び図20(B)は、それぞれD面がA面に平行な面を一部に有し、熱交換部材の突起部が板状のヒートシンクを説明するための図である。 図21(A)及び図21(B)は、それぞれD面が曲面を有するヒートシンクを説明するための図である。 端面励起型の半導体レーザ励起固体レーザ装置を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を説明するための図である。 図23のレーザプリンタにおける光走査装置の概略構成を説明するための図である。 タンデムカラー機の概略構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ・ディスプレイ装置を説明するための図である。
符号の説明
100…半導体レーザ励起固体レーザ装置(固体レーザ装置)、101…固体レーザ結晶(発熱部材)、102…ヒートシンク、102a…熱伝達部材、102b…熱交換部材、102c…流路形成部材、103a…励起用半導体レーザ、103b…励起用半導体レーザ、112a…流路、112b…流路、200…半導体レーザ励起固体レーザ装置(固体レーザ装置)、1000…レーザプリンタ(画像形成装置)、1010…光走査装置、1011…光源ユニット、1015…ポリゴンミラー(偏向器)、1016…fθレンズ(走査光学系の一部)、1017…トロイダルレンズ(走査光学系の一部)、1030…感光体ドラム(像担持体)、2000…レーザ・ディスプレイ装置(表示装置)。

Claims (21)

  1. 発熱部材で発生した熱を外部から供給される冷却媒体を介して外部に放出するヒートシンクであって、
    前記冷却媒体との間で熱交換を行う熱交換部材と;
    前記発熱部材に接合される第1面と、前記熱交換部材で覆われる第2面とを有し、前記発熱部材で発生した熱を前記熱交換部材に伝達する熱伝達部材と;を備え、
    前記第2面は、前記第1面に対して非平行な面を有することを特徴とするヒートシンク。
  2. 前記第2面は、前記第1面に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記第2面は、多角錐形状を有することを特徴とする請求項2に記載のヒートシンク。
  4. 前記第2面は、曲面を有することを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
  5. 前記第2面は、円錐形状を有することを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
  6. 前記第2面は、一部に前記第1面に対して平行な面を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のヒートシンク。
  7. 前記熱交換部材は、前記冷却媒体と接する複数の突起部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のヒートシンク。
  8. 前記複数の突起部は、それぞれ前記第1面に対して垂直な方向に延びていることを特徴とする請求項7に記載のヒートシンク。
  9. 前記複数の突起部の少なくとも一部の複数の突起部は、前記冷却媒体の流路における前記冷却媒体の供給部から排出部に向かう方向に対して傾斜した方向に配列されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のヒートシンク。
  10. 前記複数の突起部は、プレス加工で製作されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載のヒートシンク。
  11. 前記複数の突起部は、棒状あるいは板状の少なくとも一方の形状の突起部を有することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載のヒートシンク。
  12. 前記熱伝達部材と前記熱交換部材は、一体化されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のヒートシンク。
  13. 前記熱伝達部材及び前記熱交換部材との間に前記冷却媒体の流路を形成する流路形成部材を更に備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のヒートシンク。
  14. 前記流路形成部材における前記熱交換部材に向かう前記冷却媒体と接触する面は、らせん状に形成された溝あるいは突出部を有することを特徴とする請求項13に記載のヒートシンク。
  15. 前記流路形成部材における前記熱交換部材と対向する面は、曲線状に形成された溝あるいは突出部を有することを特徴とする請求項13又は14に記載のヒートシンク。
  16. 前記熱伝達部材と前記流路形成部材は、互いに着脱可能であることを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載のヒートシンク。
  17. 光によって励起される固体レーザ結晶と;
    前記固体レーザ結晶で発生した熱を外部から供給される冷却媒体を介して外部に放出する請求項1〜16のいずれか一項に記載のヒートシンクと;を備える固体レーザ装置。
  18. 光束によって被走査面上を走査する光走査装置であって、
    少なくとも1つの請求項17に記載の固体レーザ装置を有する光源ユニットと;
    前記光源ユニットからの光束を偏向する偏向器と;
    前記偏光器で偏向された光束を被走査面上に集光する走査光学系と;を備える光走査装置。
  19. 少なくとも1つの像担持体と;
    前記少なくとも1つの像担持体を画像情報が含まれる光束によって走査する少なくとも1つの請求項18に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  20. 前記画像情報は、カラー画像情報であることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. レーザ光を用いて情報を表示する表示装置において、
    前記レーザ光を射出する少なくとも1つの請求項17に記載の固体レーザ装置を備えることを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019114547A (ja) * 2019-01-23 2019-07-11 東芝ライテック株式会社 照射体及び照射装置

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