JP2008153147A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008153147A
JP2008153147A JP2006342297A JP2006342297A JP2008153147A JP 2008153147 A JP2008153147 A JP 2008153147A JP 2006342297 A JP2006342297 A JP 2006342297A JP 2006342297 A JP2006342297 A JP 2006342297A JP 2008153147 A JP2008153147 A JP 2008153147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
gas
plasma
processing apparatus
plasma processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006342297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Gomi
一博 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006342297A priority Critical patent/JP2008153147A/ja
Priority to KR1020070125325A priority patent/KR100935144B1/ko
Priority to CNA2007103021495A priority patent/CN101207966A/zh
Priority to US11/959,818 priority patent/US20080149273A1/en
Publication of JP2008153147A publication Critical patent/JP2008153147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/3244Gas supply means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/306Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching
    • H01L21/3065Plasma etching; Reactive-ion etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/2406Generating plasma using dielectric barrier discharges, i.e. with a dielectric interposed between the electrodes
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/2406Generating plasma using dielectric barrier discharges, i.e. with a dielectric interposed between the electrodes
    • H05H1/2431Generating plasma using dielectric barrier discharges, i.e. with a dielectric interposed between the electrodes using cylindrical electrodes, e.g. rotary drums
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/2406Generating plasma using dielectric barrier discharges, i.e. with a dielectric interposed between the electrodes
    • H05H1/2443Generating plasma using dielectric barrier discharges, i.e. with a dielectric interposed between the electrodes the plasma fluid flowing through a dielectric tube

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】短時間にワークの被処理面を処理することができる簡易な構造のプラズマ処理装置を提供すること。
【解決手段】プラズマ処理装置1は、上端から下端まで貫通した中空部40を有する第1の電極と2、ワーク10を設置するワーク設置部100と、ワーク設置部100を介して第1の電極2の下端と対向配置された第2の電極3と、中空部40の下端側の開口部422の外周側に周方向に沿って形成された処理ガス噴出部5と、第1の電極2と第2の電極3との間に電圧を印加する電源72を備えた電源回路7と、処理ガス噴出部5にプラズマ生成のための処理ガスを供給するガス供給手段8とを備え、第1の電極2と第2の電極3との間に電圧を印加することにより、処理ガス噴出部5から噴出され、開口部422付近に存在する処理ガスを活性化してプラズマを生成し、該プラズマによりワーク10の被処理面101をプラズマ処理するよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置に関するものである。
材料の表面を加工する際、電圧もしくは高周波を印加した電極に反応ガスを供給し、反応ガスに基づくラジカルを発生させ、該ラジカルとワークとのラジカル反応によって生成された生成物質を除去することで加工を行う、いわゆるプラズマChemical Vaporization Machining(以下、「プラズマCVM」と略す。)が行われている。
近年、プラズマによって励起されるラジカル等の活性種を用いた所謂エッチングプロセスにおいては、ラジカル密度を高めて加工速度を向上させることが重要となっている。
これに対応するために、高密度なラジカルを発生することができるロール電極を用いたプラズマ処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、ホロカソード放電電極を用いたプラズマ処理装置が知られている(例えば、特許文献2)。
一方で、近年の処理面積の大規模化に伴い、種々の大きさのワークに対応できる簡易な構造のプラズマ処理装置が求められている。
これに対応するために、従来のプラズマ処理装置では、電極またはワークを走査するなどして、互いの位置関係を変化させながら処理する方法が採られている。
しかしながら、前記プラズマ処理装置では、ワークの加工効率、加工速度などが不十分であり、装置自体も簡易な構造とは言えないものである。
特開2001−120988号公報 特開2001−35692号公報 特開平1−125829号公報
本発明の目的は、短時間にワークの被処理面を処理することができる簡易な構造のプラズマ処理装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のプラズマ処理装置は、上端から下端まで貫通した中空部を有する第1の電極と、
ワークを設置するワーク設置部と、
前記ワーク設置部を介して前記第1の電極の下端と対向配置された第2の電極と、
前記中空部の下端側開口の外周側に周方向に沿って形成された処理ガス噴出部と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加する電源を備えた電源回路と、
前記処理ガス噴出部にプラズマ生成のための処理ガスを供給するガス供給手段とを備え、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することにより、前記処理ガス噴出部から噴出され、前記下端側開口付近に存在する前記処理ガスを活性化してプラズマを生成し、該プラズマにより前記ワークの被処理面をプラズマ処理するよう構成されていることを特徴とする。
これにより、貫通した中空部の下端側開口の直下近傍にプラズマが集中するので、ワークの被処理面に対するプラズマ処理の効率を上げることができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記プラズマ噴出部から噴出された前記処理ガスは、前記下端側開口に向かう方向の流れと、前記下端側開口から離間する方向の流れとを構成することが好ましい。
これにより、下端側開口の直下近傍に処理ガスが集まり易いので、プラズマ密度が増大し、ワークの被処理面を効率よく、短時間に加工することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記中空部内において、前記下端側開口から上端側に向かう方向に処理ガスの流れが形成されることが好ましい。
これにより、プラズマ処理により発生した反応生成物が中空部の上端側に流れるので、プラズマ処理の効率が低下しない。
本発明のプラズマ処理装置では、前記処理ガス噴出部は、前記下端側開口の外周側に周方向に沿って間欠的に形成されていることが好ましい。
これにより、下端側開口の直下近傍に処理ガスが効率よく流れるので、少ないガス量で下端側開口の直下近傍のガス圧力を高めることができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記処理ガス噴出部は、前記下端側開口の周りに全周にわたって環状に形成されていることが好ましい。
これにより、下端側開口の直下近傍に処理ガスがより多く、均一に流れるので、下端側開口の直下近傍のガス圧力がより高くなり、高密度のプラズマを発生することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記処理ガス噴出部は、そこから噴出する前記処理ガスの噴出方向が前記中空部の前記上端と前記下端とを結ぶ線分の延長線に向かって傾斜するように構成されていることが好ましい。
これにより、線分の延長線に向かって処理ガスが確実に流れるので、下端側開口の直下近傍のガス圧力がより一層高くなり、高密度のプラズマを発生することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記処理ガス噴出部から噴出された処理ガスを、前記第1の電極の前記中空部上端から排気するガス排気手段を備えることが好ましい。
これにより、プラズマ処理により発生した反応生成物を確実に排気することができるので、プラズマ処理の効率が低下しない。
また、電極間、若しくは電極・ワーク間において異常放電により発生するゴミ(電極材質等)についても、排気、除去することができるので、プラズマ処理の効率が低下しない。
本発明のプラズマ処理装置では、前記ガス排気手段は、前記中空部上端から排気される処理ガスの排気流量を調整する排気流量調整手段を有することが好ましい。
これにより、処理ガスを適切な排気流量に設定できるので、下端側開口の直下近傍にプラズマを維持しつつ、反応生成物を確実に排気することができる。
また、処理ガスの噴出により加工形状が乱れ易いので、排気タイミングを断続的に制御(調整)し、第1の電極下のガス圧力を調整することによって、処理形状(加工痕跡)を制御することができる。
さらに、排気タイミングを断続的に制御(調整)し、(高)プラズマ発生領域におけるラジカルの滞在時間を制御することによって、処理速度(加工レート)を制御することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記排気流量調整手段は、前記中空部の上端に接続された排出管と、
前記排出管内の流路を開閉するバルブと、
前記バルブを介して前記排出管の下流側に設置されたポンプとを備えることが好ましい。
これにより、処理ガスの排気流量を確実に設定できるので、下端側開口の直下近傍にプラズマを維持しつつ、反応生成物を確実に排気することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記第1の電極を冷却するための冷却手段を備えることが好ましい。
これにより、放電により発熱した第1の電極を冷却できるので、高密度なプラズマを安定性よく発生することができる。
また、第1の電極の穴径を小さくすることで、第1の電極が発熱することを抑制できるので、放電によって発生する熱のワークへの影響を抑制することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記第1の電極は、少なくとも前記第2の電極と対向する面側が誘電体部で覆われていることが好ましい。
これにより、1対の電極間において、電極である金属等が露出しないため、アーク放電を防止し、電界を均一に発生させることができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記処理ガス噴出部は、誘電体部に形成されていることが好ましい。
これにより、第1の電極と第2の電極との間において、電極である金属等が露出しないため、電界を均一に発生させ、グローライクな放電を得ることができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記誘電体部は、その外径が前記第1の電極の外径よりも拡径している。
これにより、処理ガスが中空部の下端側開口に向かう方向から離間する方向に乱流することなく流れるので、処理ガスの流れを制御することができる。
本発明のプラズマ処理装置では、前記第1の電極を複数個備えることが好ましい。
これにより、ワークの被処理面に合わせた処理を施すことができる。
以下、本発明のプラズマ処理装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のプラズマ処理装置の第1実施形態の概略構成を示す縦断面図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、誘電体部の下面図である。
なお、以下の説明では、図1中の上側を「上」、下側を「下」という。
図1に示すように、プラズマ処理装置1は、上端から下端まで貫通した中空部40を有する第1の電極2と、ワーク10を設置するワーク設置部100と、ワーク設置部100を介して第1の電極2の下端と対向配置された第2の電極3と、第1の電極2を収容する誘電体部4と、中空部40の下端側の開口部422の外周側に周方向に沿って形成された処理ガス噴出部5と、ガス供給手段8から供給される処理ガスを処理ガス噴出部5に導く処理ガス供給流路6と、第1の電極2と第2の電極3との間に電圧を印加する電源72を備えた電源回路7と、処理ガス噴出部5にプラズマ生成のための処理ガスを供給するガス供給手段8と、処理ガス噴出部5から噴出された処理ガスを中空部40上端から排気する排気手段9とを備えている。
このプラズマ処理装置1は、第1の電極2と第2の電極3間に電圧を印加することにより、処理ガス噴出部5から噴出され、下端側の開口部422の直下近傍に存在する処理ガスを活性化してプラズマを生成させ、該プラズマによりワーク10の被処理面101を処理する装置である。
本実施形態では、プラズマによりエッチング処理またはダイシング処理する場合について説明する。
以下、プラズマ処理装置1の各部の構成について説明する。
第1の電極2は、ワーク設置部100に設置されたワーク10と対向して配置されている。第1の電極2は、その上端面中心部21から下端面中心部22を貫通する中空部40が形成された筒状の電極(いわゆるホロカソード電極)である。
第1の電極が中空部40を有することにより、中空部40内で放電により発生した電子が第1の電極2の内壁へ衝突を繰り返す、いわゆる電子の閉じ込め効果が生じる。そして、その電子の一部、あるいは、その電子によって電離されたガスのイオンが電極に衝突することによってできる2次電子の一部は、下端側の開口部422から当該開口部422の直下近傍(以下、「高密度プラズマ発生領域301」と略す。)に飛び出す。そのため、中空部40および高密度プラズマ発生領域301の電子の密度が向上する。その結果、中空部40および高密度プラズマ発生領域301で電界強度が増大する。そして、処理ガスの供給により、中空部40と高密度プラズマ発生領域301で高密度なプラズマが発生し、ワーク10の被処理面101を効率的に処理することができる。
この中空部40は、第1の電極2の上端面に開口する上端面開口部401と、第1の電極2の下端面に開口する下端面開口部402とを有している。そして、上端面開口部401は、後述するガス排気手段9と連通している。また、下端面開口部402は、下端側開口(以下、「開口部」と略す。)422と連通している。
なお、中空部40の横断面形状は、特に限定されず、円形状、楕円形状、四角形状などが挙げられる。
第1の電極2は、上面411が開口し、凹部412を有する略円柱状の誘電体部4に収容されている(図1では第1の電極2の上端部以外の部分)。
このように、第2の電極2が誘電体部4に収容されることにより、第1の電極2と第2の電極3との間において、電極である金属等が露出しないため、第1の電極2内に電界を均一に発生させることができる。
また、インピーダンスの増大を防止することができ、比較的低電圧で所望の放電を生じさせ、プラズマを確実に発生させることができる。
さらに、電圧印加時における絶縁破壊を防止して、アーク放電が生じるのを好適に防止し、グローライクな安定した放電を得ることもできる。
この誘電体部4は、凹部412を有する本体41を有し、本体41の下面側には、外径が拡径している拡径部(フランジ部)42が形成されている。
拡径部42の外径が本体41よりも拡径していることにより、ガス流の乱れを防止して、処理ガスの流れを円滑に制御することができる。
本体41には、凹部412の外周側に周方向に沿って後述する処理ガス供給流路6が形成されている。
なお、本体41の形状は、例えば、円柱状、円錐台や方形状など、特に限定されない。
拡径部42の下面421には、図3に示すように、その中心部に、プラズマ処理により発生した反応生成物を第1の電極2と第2の電極3の間(以下、「プラズマ発生領域30」という。)から排気する開口部(中空部40の下端側開口)422が設けられている。
このように、拡径部42の下面421に開口部422が設けられていることにより、プラズマ処理により発生した反応生成物を含む処理ガスをプラズマ発生領域30から排気できるので、該反応生成物がプラズマ発生領域30に残存することによる、処理速度の低下を防止することができる。
また、下面421に開口部422が設けられていることにより、処理ガスが開口部422から中空部40の上端に流れるので、反応生成物がワーク10の被処理面101に付着することを防止することができる。
また、高密度プラズマ発生領域301はプラズマ密度が高く、反応生成物が中心部に集まり易いので、下面421の中心部に開口部422が設けられていることにより、効率よく反応生成物を排気することができる。
拡径部42の下面421には、図3に示すように、開口部422の外周側に周方向に沿って間欠的に処理ガス噴出部5が形成されている。そして、処理ガス噴出部5は、拡径部42の下面421に開口し、ワーク10に望むように位置している。
このように、処理ガス噴出部5が開口部422の外周側に周方向に沿って間欠的に形成されていることにより、プラズマ発生領域30に処理ガスが効率よく流れるので、より少ないガス量でプラズマ発生領域30のガス圧力を上げることができる。
また、プラズマ噴出部5から中空部40の上端と下端とを結ぶ線分の延長線(以下、単に「線分20」という。)に向かう方向に流れた処理ガスは、線分20でそれぞれ衝突して線分20から離間する方向に流れる。そのため、活性化(電離、イオン化、励起等)された処理ガスがプラズマ発生領域30に存在する時間が長くなるため、処理レートが向上する。
なお、処理ガス噴出部5の横断面形状は、例えば、円形状、帯状など、特に限定されない。
この処理ガス噴出部は、誘電体部4の本体41内の上下方向に延在して設けられる処理ガス供給流路6と連通している。
処理ガス供給流路6は、処理ガスを処理ガス噴出部5に導入するガス供給手段8側の導入路61と、導入路61から分岐して処理ガスを処理ガス噴出部5に導く分岐流路62と、導入路61からの処理ガスを分岐流路62に導く円環流路63とを備える。
円環流路63は、誘電体部4の本体41の中間部に円環状に形成されている。その円環流路63には、本体41の内部に上下方向に延在する導入路61の一端が連通している。この導入路61の他端は、本体41の上面411に開口して、ガス供給手段8の処理ガス管84と連通している。本実施形態では、第1の電極2を介して本体41の対向する位置に2本の導入路61が設けられている。
また、円環流路63には、本体41の内部に上下方向に延在する分岐流路62の一端が連通している。この分岐流路62の他端は、処理ガス噴出部5と連通している。本実施形態では、図1、2に示すように、円環流路63から8つの分岐流路62が等間隔で配置されている。
なお、導入路61、分岐流路62、円環流路63の横断面形状は、それぞれ、例えば円形状、帯状など、特に限定されない。
処理ガス供給流路6がこのような構成となっていることにより、1本の導入路61で処理ガスを処理ガス噴出部5に導入するよりも、導入路61(分岐流路62)に流れる処理ガスの流路抵抗を少なくすることができ、分岐流路62に処理ガスを効率よく分配することができる。
前述した誘電体部4の構成材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の各種プラスチック、石英ガラス等の各種ガラス、無機酸化物等が挙げられる。前記無機酸化物としては、例えば、Al(アルミナ)、SiO、ZrO、TiO等の金属酸化物、窒化シリコンなどの窒化物、BaTiO(チタン酸バリウム)等の複合酸化物等の誘電体材料等が挙げられる。これらのうち、金属酸化物が好ましく、アルミナがより好ましい。このような材料を用いることにより、電界におけるアーク放電の発生をより確実に防止することができる。
第1の電極2は、その上端部が誘電体部4から露出している。そして、この第1の電極2は、電圧を印加するための電極であるため、該露出した位置で電気的接続をとるために導線71を介して電源72に接続されている。
第1の電極2の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、銅、アルミニウム、鉄、銀等の金属単体、ステンレス鋼、真鍮、アルミニウム合金等の各種合金、金属間化合物、各種炭素材料等が挙げられる。
なお、第1の電極2の形状は、中空部を有する形状であれば特に限定されず、例えば、円筒状、角柱状などが挙げられる。
第2の電極3は、ワーク設置部100に設置されたワーク10を介して第1の電極2と対向配置され、導線71を介して直接接地されている。そして、第2の電極3はワーク設置部100としての機能も有するため、第2の電極3の上面(ワーク設置部100)に、ワーク10が接触して設置されている。
第2の電極3の構成材料は、第1の電極2と同様の材料が挙げられ、特に限定されない。また、第2の電極3の形状も第1の電極2と同様の形状が挙げられ、特に限定されない。
電源回路7は、第1の電極2と第2の電極3との間に電圧を印加する高周波電源72と、第2の電極3と高周波電源72と第1の電極2とを導通する導線71とを備えている。そして、図示されていないが、供給する電力に対する整合回路(インピーダンスマッチング回路)や、高周波電源72の周波数を変える周波数調整手段(回路)や、高周波電源72の印加電圧の最大値(振幅)を変える電圧調整手段(回路)などが必要に応じて設置されている。これにより、ワーク10に対するプラズマ処理の処理条件を適宜調整することができる。
第1の電極2に、導線(ケーブル)71を介して、高周波電源(電源部)72が接続され、また、第2の電極3に、導線71を介して、高周波電源72が接続されており、これにより、電源回路7が構成されている。この電源回路7は、その一部、すなわち、第2の電極3側の導線71がアース(接地)されている。
ワーク10にプラズマ処理を施すときは、高周波電源72が作動して第1の電極2と第2の電極3との間に電圧が印加される。このとき、その第1の電極2の中空部40内と第1の電極2と第2の電極3との間には、電界が発生し、ガスが供給されると、放電が生じて、プラズマが発生する。
また、高周波電源72の周波数は、特に限定されないが、10〜70MHzであるのが好ましく、10〜40MHzであるのがより好ましい。
ガス供給手段8は、プラズマ生成のための処理ガスを処理ガス供給流路6に供給する。このガス供給手段8は、所定のガスを充填し供給するガスボンベ(ガス供給源)81と、ガスボンベ81から供給されるガスの流量を調整するマスフローコントローラ(流量調整手段)82と、マスフローコントローラ82より下流端側で、処理ガス管84内の流路を開閉するバルブ(流路開閉手段)83と、処理ガス供給流路6に接続された処理ガス管84とを有している。
このようなガス供給手段8は、ガスボンベ81から所定のガスを送り出し、マスフローコントローラ82で流量を調節する。そして、処理ガス管84を通って、誘電体部4の本体41の上面411に開口する導入路61から、処理ガス噴出部5に処理ガスを導入(供給)する。
このようなプラズマ処理に用いるガス(処理ガス)には、処理目的により種々のガスを用いることができる。本実施形態のようにエッチング処理やダイシング処理を目的とする場合には、例えば、CF、C、C、C、CClF、SF等のフッ素原子含有化合物ガスやCl、BCl、CCl等の塩素原子含有化合物ガスなどの各種ハロゲン系ガスが用いられる。
また、その他の処理目的の場合には、目的別に以下示すような処理ガスを用いることができる。
(a)ワーク10の被処理面101を加熱することを目的とする場合、例えば、N、O等が用いられる。
(b)ワーク10の被処理面101を撥水(撥液)化することを目的とする場合、例えば、前記フッ素原子含有化合物ガスが用いられる。
(c)ワーク10の被処理面101を親水(親液)化することを目的とする場合、例えば、O、HO、空気等の酸素原子含有化合物、N、NH等の窒素原子含有化合物、SO、SO等の硫黄原子含有化合物が用いられる。これにより、ワーク10の被処理面101にカルボニル基、水酸基、アミノ基等の親水性官能基を形成させて表面エネルギーを高くし、親水性表面を得ることができる。また、アクリル酸、メタクリル酸等の親水基を有する重合性モノマーを用いて親水性重合膜を堆積(形成)することもできる。
(d)ワーク10の被処理面101に電気的、光学的機能を付加することを目的とする場合、SiO、TiO、SnO等の金属酸化物薄膜をワーク10の被処理面101に形成するために、Si、Ti、Sn等の金属の金属−水素化合物、金属−ハロゲン化合物、金属アルコキシド(有機金属化合物)等が用いられる。
(e)レジスト処理や有機物汚染の除去を目的とする場合は、例えば酸素系ガスが用いられる。
このような処理ガスは、一般に、上記処理ガスとキャリアガスとからなる混合ガス(以下、単に「ガス」とも言う)が用いられる。なお、「キャリアガス」とは、放電開始と放電維持のために導入するガスのことを言う。
この場合、ガスボンベ81内に、混合ガス(処理ガス+キャリアガス)を充填して用いてもよいし、処理ガスとキャリアガスとがそれぞれ別のガスボンベに充填され、処理ガス管84の途中でこれらが所定の混合比で混合されるような構成であってもよい。
キャリアガスとしては、He、Ne、Ar、Xe等の希ガスを用いることができる。これらは、単独でも2種以上を混合した形態でも用いることができる。
混合ガス中における処理ガスの占める割合(混合比)は、処理の目的によっても若干異なり、特に限定されないが、例えば、混合ガス中の処理ガスの割合が1〜10%であるのが好ましく、5〜10%であるのがより好ましい。これにより、効率的に放電が開始され、処理ガスにより、所望のプラズマ処理をすることができる。
供給するガスの流量は、ガスの種類、処理の目的、処理の程度等に応じて適宜決定される。通常は、30SCCM〜50SLM程度であるのが好ましい。これにより、効率的にプラズマ発生領域30の圧力が上がるため、微細な加工をすることができる。
ガス排気手段9は、プラズマ発生領域30で生成したプラズマ、反応生成物、未活性の処理ガスなどを中空部40の上端面開口部401から排気し、回収する。
このガス排気手段9は、中空部40の上端面開口部401から排気される処理ガスの排気流量を調整する排気流量調整手段90と、排出管91の下流端側に設けられたPFC除害装置やスクラバーなどの除害設備95とを有している。
この排気流量調整手段90は、中空部40の上端面開口部401に接続された排出管91と、排出管91内の流路を開閉するバルブ(流路開閉手段)92と、ポンプ94により排出されるガスの流量を調整するマスフローコントローラ93と、バルブ92を介して排出管91の下流側に設置されたポンプ94とを有している。
このようなガス排気手段9は、バルブ92を開くとともに、ポンプ94を作動させ、中空部40を一時的に減圧状態にする。次に、ガス排気手段9は、マスフローコントローラ93を作動させ、排気流量を調整する。そして、ガス排気手段9は、反応生成物やプラズマを含んだ処理ガスを上端面開口部401から排出管91に排気し、除害設備95から外部に排気する。
処理ガス噴出部5から噴出された処理ガスは、線分20に向かう方向の流れと、線分20から離間する方向の流れの2つの方向に流れる。線分20に向かって流れた処理ガスは、線分20付近(高密度プラズマ発生領域301)に到達し、処理ガスの圧力が増大する。このとき、ガス排気手段9のポンプ94が作動して排出管91内が一時的に減圧状態となっているので、高密度プラズマ発生領域301と排出管91との圧力差により、処理ガスが高密度プラズマ発生領域301から開口部422へと流れる。そして、中空部40の下端面開口部402から中空部40の上端面開口部401に向かう処理ガスの流れが形成される。その結果、処理ガスが上端面開口部401から排出管91に排気される。
このようにプラズマ処理装置1がガス排気手段9を備えていることにより、ガス排気手段9が排気流量を促進できるので、プラズマ処理により発生した反応生成物を確実に排気できる。
また、ガス排気手段9は、処理ガスの排気流量を調整できるので、高密度のプラズマを高密度プラズマ発生領域301に留めておくことができる。その結果、処理レートを低下することなく、短時間にワーク10の被処理面101を処理することができる。
また、開口部422から中空部40の上端面開口部401に向かう処理ガスの流れが確実に形成されるので、効率よく新しい処理ガスを高密度プラズマ発生領域301に供給することができる。
さらに、処理ガスが中空部40の下端側から上端側へと流れるので、ガス排気手段9は、第1の電極2の放電により生じた第1の電極2由来の異物(電極材質等のゴミ)、プラズマ発生領域30において異常放電により生じた異物も排気することができる。その結果、該異物による被処理面101の汚染を防止することができるとともに、プラズマ処理効率の低下を防止できる。
また、プラズマ噴出部5からの処理ガスの噴出により加工形状が乱れ易いので、排気タイミングを断続的に制御(調整)し、第1の電極2下のガス圧力を調整することによって、処理形状(加工痕跡)を制御することができる。
さらに、排気タイミングを断続的に制御(調整)し、プラズマ発生領域30(301)におけるラジカルの滞在時間を制御することによって、処理速度を制御することができる。
なお、ガス排気手段9がない場合でも、後述する第4実施形態のように、高密度プラズマ発生領域301の圧力が高まるので、大気との圧力差により、開口部422から中空部40の上端面開口部401に向かう処理ガスの自然な流れが形成される。
ワーク10としては、特に限定されないが、本実施形態では、例えば、電子デバイスの基板として用いられるものが挙げられる。具体的な材料としては、例えば、石英ガラス、無アルカリガラス、水晶等の各種ガラス、アルミナ、シリカ、チタニア等の各種セラミックス、シリコン、ガリウム−ヒ素等の各種半導体材料、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、液晶ポリマー、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等各種プラスチック(樹脂材料)のような誘電体材料で構成されたものが挙げられる。これらのうち、特に、水晶や石英などの各種ガラスや各種半導体材料に好ましく用いられる。
ワーク10の形状としては、板状のもの、長尺な層状のものなどが挙げられる。
[2]処理装置の動作方法
次に、処理装置1の作用(動作)を説明する。
ワーク10を第2の電極3の中央(ワーク設置部100)に設置する。電源回路7を作動させるとともに、バルブ83を開く。そして、マスフローコントローラ82によりガスの流量を調整し、ガスボンベ81からガスを送り出す。これにより、ガスボンベ81から送り出されたガスは、処理ガス管84内を流れ、導入路61に導入される。導入路61に導入された処理ガスは、下方へと流れ、本体41の中間部の円環流路63を流れる。そして、円環流路63を流れる処理ガスは、下方へと分岐流路62を流れ、処理ガス噴出部5から噴出される。
処理ガス噴出部5から噴出された処理ガスは、噴出直後は真下に向かって噴出されるが、処理ガス噴出部5の真下のワーク10にあたって、一部は線分20に向かう方向(高密度プラズマ発生領域301方向)へ、一部は線分20から離間する方向(外周方向)へ分流される。そして、処理ガスが高密度プラズマ発生領域301に集まり、ガス圧力が増大する。
一方、電源回路7の作動により、第1の電極2と第2の電極3との間に高周波電圧が印加され、プラズマ発生領域30および中空部40に電界が発生する。
このとき、中空部40で発生した電子は、中空部40の内壁に繰り返し衝突し、電離効率が促進される。そして、その電子の一部、あるいは、その電子によって電離されたガスのイオンが電極に衝突することによってできる2次電子の一部は、開口部422から高密度プラズマ発生領域301に飛び出す。その結果、中空部40および高密度プラズマ発生領域301において、電界強度が大きくなる。
なお、高密度プラズマ発生領域301の外周に向かうほど、処理ガスの密度が小さくなるので、グロー放電状態となっている。
プラズマ発生領域30に流入した処理ガスは、放電によって活性化され、プラズマが発生する。
そして、発生したプラズマ(活性化されたガス)が、ワーク10の被処理面101に接触し、その被処理面101に加工(エッチングやダイシング等)が施される。
高密度プラズマ発生領域301では、ガス圧力が増大しているので、高密度プラズマ発生領域301と排出管91との圧力差によって、未反応の処理ガス、プラズマやプラズマ処理により発生した反応生成物を含む処理ガスが開口部422に向けて流れる。開口部422に向かって流れたそれらの処理ガスは、開口部422から下端面開口部402へと流れる。そして、処理ガスは、下端面開口部402から中空部40を通過して上端面開口部401へと流れる。
このとき、ポンプ94を作動させるとともに、バルブ92を開く。そして、マスフローコントローラ93によりガスの排気流量を調整する。これにより、処理ガスが吸引され、処理ガスが上端面開口部401に接続された排出管91を流れて除害設備95から外部に排気される。また、反応生成物は、除害設備95から外部に排気されるか除害設備95に回収される。
このようなプラズマ処理装置1では、第2の電極3に設置されたワーク10に対して、移動手段(図示しない)によって第1の電極2をx軸方向、y軸方向に移動しながら、ワーク10上の所望の位置をプラズマ処理する。
例えば、プラズマを発生させた状態で、被処理面101のy軸プラス方向に第1の電極2を走査した後、所定のピッチ分(例えば、第1の電極2の外径分だけ)x軸方向に移動し、y軸マイナス方向に走査する。このような走査(移動)を順次繰り返し、ワーク10の被処理面101の全面を処理してもよい。
また、上記の第1の電極2の走査方法において、所定のピッチ分x軸方向に移動させる際、1度プラズマの発生を停止し、所定のピッチ分x軸方向に移動した後、再度プラズマを発生させて加工を行ってもよい。
以上のような動作により、ワーク10の大きさによらず、ワーク10の被処理面101を効率よく処理することができる。
なお、第1の電極2を移動する代わりに、ワーク10が設置された第2の電極3(ワーク設置部100)またはワーク10を、前記した第1の電極2の移動と同様に移動させてもよい。
以上説明した処理装置1は、水晶振動子加工、センサー基板の穴あけ,溝加工電極形成(太陽電池、フィルタ、積層基板)、プリント基板のスミヤ処理HDD部材のパターン加工などの電子部品の分野、IC樹脂モールドパッケージのバリ取り、デバイスウェハの穴あけ、溝加工セラミックスウェハなどの半導体関連分野、導電膜剥離隔壁形成などのFPD関連分野、その他、酸化絶縁膜の加工、除去、ガラス(石英)などの無歪加工、水晶加工などに適用することができる。また、MEMS等への応用も可能である。また、フォトレズストマスクを用いれば、微細なパターニングも可能である。
<第2実施形態>
図4は、本発明のプラズマ処理装置の第2実施形態の概略構成を示す、誘電体部の下面図である。
以下、第2実施形態のプラズマ処理装置について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置1は、処理ガス噴出部5が、開口部422の外周側に周方向に全周にわたって環状に形成されている点で第1実施形態と相違する。そのため、円環流路63の全周がそのまま本体41を下方へと延在し、分岐流路62となって処理ガス噴出部5に連通している。
このように、処理ガス噴出部5が開口部422の外周側に周方向に全周にわたって環状に配置されていることにより、処理ガスが高密度プラズマ発生領域301により多く均一に流れるので、高密度プラズマ発生領域301のガス圧力がより高くなり、高密度のプラズマを発生することができる。
また、分岐流路62が円環状の流路を形成しているので、第1実施形態の場合よりも分岐流路62を流れる処理ガスの抵抗をより少なくすることができる。
<第3実施形態>
図5は、本発明の処理装置の第3実施形態の概略構成を示す縦断面図である。
なお、以下の説明では、図5中の上側を「上」、下側を「下」という。
以下、第3実施形態の処理装置について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置1は、第1実施形態のプラズマ処理装置1と以下の点で相違する。
拡径部42の下面421に形成された処理ガス噴出部(ノズル)5は、高密度プラズマ発生領域301に向かって傾斜している。
このように、ノズル5が高密度プラズマ発生領域301に向かう方向に傾斜していることにより、噴出される処理ガスが高密度プラズマ発生領域301に確実に流れるので、処理ガスの囲い込み効果により、処理ガスをより集中させることができる。その結果、高密度プラズマ発生領域301のガス圧力が高くなり、高密度のプラズマを発生することができる。
ノズル5よりも内周側の拡径部42の下面421に該下面421を底面423とする凹部424が形成されている。
また、誘電体部4の本体41の下端部に円環状の円環流路63が形成されている。その円環流路63には導入路61の一端が連通している。導入路61の他端は本体41の下端部側面413に開口して、ガス供給手段8の処理ガス管84と連通している。
また、円環流路63には本体41を上下方向に延在する分岐流路62の一端が連通している。分岐流路62の他端は高密度プラズマ発生領域301に向かって傾斜するノズル5と連通している。そして、ノズル5は、凹部424の側面に開口している。本実施形態では8つのノズル5が凹部424の側面に間欠的に形成されている。
なお、ノズル5は、開口部422の周りに全周にわたって環状に形成されていてもよい。この場合、ノズル5は円錐台状に形成されている。
ノズル5の線分20に対する傾斜角度は、特に限定されないが、例えば、0.5〜40°程度とすることができる。また、ノズル5の傾斜角度は、例えば、0(第1実施形態と同じ)〜40°の範囲で適宜変更可能な構成(例えば、可動ノズルを用いる構成、拡径部42を本体41に対し着脱自在(交換可能)な構成など)としてもよい。
<第4実施形態>
第4実施形態のプラズマ処理装置について、前述した第3実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置1は、ガス排気手段9を備えていないこと以外は、第1実施形態と同様である。
本実施形態のプラズマ処理装置1は、ガス排気手段9を備えていないので、プラズマ処理装置1の装置構成を簡易なものとすることができる。また、プラズマ処理装置1は、ガス排気手段9を備えていないので、プラズマ処理装置1の設置スペースを低減することができる。
また、本実施形態のプラズマ処理装置1は、ガス排気手段9を備えていないため、処理ガスの排気動作が第3実施形態と相違する。
すなわち、処理ガス噴出部5から噴出された処理ガスは、線分20に向かう方向の流れと、線分20から離間する方向の流れの2つの方向に流れる。線分20に向かって流れた処理ガスは、線分20付近(高密度プラズマ発生領域301)に到達し、処理ガスの圧力が増大する。このとき、高密度プラズマ発生領域301と排出管91との圧力差により、処理ガスが高密度プラズマ発生領域301から開口部422へと流れる。そして、中空部40の下端面開口部402から中空部40の上端面開口部401に向かう処理ガスの自然な流れが形成される。その結果、処理ガスが上端面開口部401から排気される。
なお、本実施形態のプラズマ処理装置1は、排気された処理ガスを所定の場所に排気するための排気管を設けていてもよい。
<第5実施形態>
図6は、本発明のプラズマ処理装置の第5実施形態の概略構成を示す縦断面図である。
以下、第5実施形態のプラズマ処理装置について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置1は、冷却手段50が設けられていること以外は第1実施形態と同様である。
この冷却手段50は、冷媒を貯留し供給する冷媒タンク501と、冷媒管502と、冷媒管502に接続された冷媒ジャケット503と、冷媒ジャケット503から冷媒を排出する冷媒排出管504と、冷媒を回収する冷媒回収タンク505とを有している。
冷媒タンク501は、第1の電極2の冷却に使用される冷媒を貯留する。
このような冷媒は、種々の冷媒を用いることができる。典型的には水が用いられる。また、例えば、代替フロン系冷媒、アンモニアや二酸化炭素などの無機化合物系冷媒、イソブタンなどの有機化合物系冷媒などを用いてもよい。これらの冷媒は、2種以上組み合せて用いてもよい。
冷媒ジャケット503は、誘電体部4の本体41内で、第1の電極2の外周面に接して設けられている。そして、冷媒ジャケット503は、第1の電極2を取り巻くように螺旋状に形成されている。
このように冷媒ジャケット503が第1の電極2の外周面に接して設けられていることにより、第1の電極2を確実に冷却することができる。
冷媒ジャケット503の一端側は本体41の上面411に開口し、冷媒管502と連通している。一方、冷媒ジャケット503の他端側は、螺旋状の冷媒ジャケット503の外周側で、本体41内を上下方向に延在する冷媒排出管504と連通している。
このような冷却手段50を設けることにより、放電により発熱した第1の電極2の温度を一定に保つことができるので、プラズマを安定性よく発生することができる。その結果、一定の処理効率でワーク10の被処理面101を処理することができる。
次に、冷却手段50の動作の一例を説明する。
電源回路7を作動する前に、冷媒タンク501から冷媒を冷媒管502に送り出す。冷媒管502に送り出された冷媒は、所定の流量で冷媒ジャケット503内を流れ、冷媒排出管504を通って、冷媒回収タンクに回収される。回収された冷媒は、再び冷媒として使用することができる。
このとき、冷媒が冷媒ジャケット503を流れる間に、第1の電極2と熱交換を行って、第1の電極2を冷却する。
なお、冷媒ジャケット503は、前記と同様の構成で第1の電極内2に設けられていてもよい。
また、冷却手段50は、内径を小さくした中空部40であってもよい。中空部40の内径を小さくすることで、第1の電極2が放電によって発熱することを抑制できるので、放電によって発生する熱がワー10の被処理面101に悪影響を及ぼすことを防止、抑制することができる。
<第6実施形態>
図7は、本発明のプラズマ処理装置の第6実施形態の概略構成を示す縦断面図である。
なお、以下の説明では、図7中の上側を「上」、下側を「下」という。
以下、第6実施形態の処理装置について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
本実施形態のプラズマ処理装置1は、誘電体部4に収容された第1の電極2が3つ並列に繋げられ、第1の電極2同士の間の処理ガス供給流路6が互いに兼用されていること以外は第1実施形態と同様である。
本実施形態のプラズマ処理装置1は、図7に示すように、第1の電極2が、それぞれの電気的接続をとるために導線71を介して電源72に接続されている。
また、ガス排気手段9の排出管91は分岐して、それぞれ上端面開口部401に接続している。
また、ガス供給手段の処理ガス管84は分岐して、それぞれ導入路61に接続している。
なお、第1の電極2は、それぞれ着脱自在に構成されていてもよい。これにより、あらゆる種類のワーク10に対応することができる。
このように、プラズマ処理装置1が第1の電極2を複数個備えることにより、第1の電極2の数分だけプラズマ発生領域30が形成されるので、極めて迅速にワーク10の被処理面101を処理することができる。
また、第1の電極2が複数個備えられているので、あらゆる種類のワーク10、例えば、大面積のワーク10にも対応することができる。
以上、本発明のプラズマ処理装置について、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。プラズマ処理装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のプラズマ処理装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。例えば、第1実施形態と第4実施形態との構成を組み合わせたもの、第3実施形態と第5実施形態との構成を組み合わせたもの、第4実施形態と第6実施形態との構成を組み合わせたもの等であってもよい。
また、第2の電極を移動する移動手段は、特に限定されず、例えば、各種移動機構が挙げられる。
高周波電源は、同電位であれば直流であってもよい。
本発明のプラズマ処理装置の第1実施形態の概略構成を示す縦断面図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1中の誘電体部の下面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第2実施形態を示す誘電体部の下面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第3実施形態の概略構成を示す縦断面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第5実施形態の概略構成を示す縦断面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第6実施形態の概略構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1……プラズマ処理装置 2……第1の電極 21……上端面中心部 22……下端面中心部 3……第2の電極 4……誘電体部 41……本体 411……上面 412……凹部 413……下端部側面 42……拡径部 421……下面 422……開口部 423……底面 424……凹部 5……処理ガス噴出部 6……処理ガス供給流路 61……導入路 62……分岐流路 63……円環流路 7……電源回路 71……導線 72……電源 8……ガス供給手段 81……ガスボンベ 82……マスフローコントローラ 83……バルブ 84……処理ガス管 9……ガス排気手段 91……排出管 92……バルブ 93……マスフローコントローラ 94……ポンプ 95……除害設備 10……ワーク 101……被処理面 20……線分 30……プラズマ発生領域 301……高密度プラズマ発生領域 40……中空部 401……上端面開口部 402……下端面開口部 50……冷却手段 501……冷媒タンク 502……冷媒管 503……冷媒ジャケット 504……冷媒排出管 505……冷媒回収タンク 90……排気流量調整手段 100……ワーク設置部

Claims (14)

  1. 上端から下端まで貫通した中空部を有する第1の電極と、
    ワークを設置するワーク設置部と、
    前記ワーク設置部を介して前記第1の電極の下端と対向配置された第2の電極と、
    前記中空部の下端側開口の外周側に周方向に沿って形成された処理ガス噴出部と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加する電源を備えた電源回路と、
    前記処理ガス噴出部にプラズマ生成のための処理ガスを供給するガス供給手段とを備え、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することにより、前記処理ガス噴出部から噴出され、前記下端側開口付近に存在する前記処理ガスを活性化してプラズマを生成し、該プラズマにより前記ワークの被処理面をプラズマ処理するよう構成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記プラズマ噴出部から噴出された前記処理ガスは、前記下端側開口に向かう方向の流れと、前記下端側開口から離間する方向の流れとを構成する請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記中空部内において、前記下端側開口から上端側に向かう方向に処理ガスの流れが形成される請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記処理ガス噴出部は、前記下端側開口の外周側に周方向に沿って間欠的に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記処理ガス噴出部は、前記下端側開口の周りに全周にわたって環状に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記処理ガス噴出部は、そこから噴出する前記処理ガスの噴出方向が前記中空部の前記上端と前記下端とを結ぶ線分の延長線に向かって傾斜するように構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記処理ガス噴出部から噴出された処理ガスを、前記第1の電極の前記中空部上端から排気するガス排気手段を備える請求項1ないし6のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記ガス排気手段は、前記中空部上端から排気される処理ガスの排気流量を調整する排気流量調整手段を有する請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記排気流量調整手段は、前記中空部の上端に接続された排出管と、
    前記排出管内の流路を開閉するバルブと、
    前記バルブを介して前記排出管の下流側に設置されたポンプとを備える請求項8に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記第1の電極を冷却するための冷却手段を備える請求項1ないし9のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記第1の電極は、少なくとも前記第2の電極と対向する面側が誘電体部で覆われている請求項1ないし10のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記処理ガス噴出部は、誘電体部に形成されている請求項11に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記誘電体部は、その外径が前記第1の電極の外径よりも拡径している請求項11または12に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記第1の電極を複数個備える請求項1ないし13のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
JP2006342297A 2006-12-20 2006-12-20 プラズマ処理装置 Pending JP2008153147A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006342297A JP2008153147A (ja) 2006-12-20 2006-12-20 プラズマ処理装置
KR1020070125325A KR100935144B1 (ko) 2006-12-20 2007-12-05 플라스마 처리 장치
CNA2007103021495A CN101207966A (zh) 2006-12-20 2007-12-14 等离子体处理装置
US11/959,818 US20080149273A1 (en) 2006-12-20 2007-12-19 Plasma processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006342297A JP2008153147A (ja) 2006-12-20 2006-12-20 プラズマ処理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009137958A Division JP2009206523A (ja) 2009-06-09 2009-06-09 プラズマ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008153147A true JP2008153147A (ja) 2008-07-03

Family

ID=39541195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006342297A Pending JP2008153147A (ja) 2006-12-20 2006-12-20 プラズマ処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20080149273A1 (ja)
JP (1) JP2008153147A (ja)
KR (1) KR100935144B1 (ja)
CN (1) CN101207966A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010003321A1 (zh) * 2008-07-09 2010-01-14 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 一种进气装置及应用该进气装置的半导体处理设备
JP2010251163A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Seiko Epson Corp プラズマ処理装置
WO2011132494A1 (ja) * 2010-04-22 2011-10-27 積水化学工業株式会社 プラズマ処理装置
JP2015032486A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 三菱電機株式会社 プラズマ処理装置、プラズマ処理方法、接着方法および複合構造体
JP2017152624A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 国立大学法人大阪大学 数値制御プラズマ処理方法及びその装置
JP2022541735A (ja) * 2019-07-02 2022-09-27 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 誘電体材料を硬化させる方法及び装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101020190B1 (ko) * 2008-09-17 2011-03-07 (주)경우이앤씨 유통식 플라즈마 수산기 발생 장치
DE102009006484A1 (de) * 2009-01-28 2010-07-29 Ahlbrandt System Gmbh Vorrichtung zum Modifizieren der Oberflächen von Bahn-, Platten- und Bogenware mit einer Einrichtung zur Erzeugung eines Plasmas
WO2012169419A1 (ja) 2011-06-07 2012-12-13 株式会社島津製作所 放電イオン化電流検出器
CN102364994A (zh) * 2011-09-28 2012-02-29 南京创能电力科技开发有限公司 低温等离子发生器的阴极电弧控制器
US9263350B2 (en) * 2014-06-03 2016-02-16 Lam Research Corporation Multi-station plasma reactor with RF balancing
JP6744618B2 (ja) * 2016-04-19 2020-08-19 不二越機械工業株式会社 ノズルおよびワーク研磨装置
NL2017198B1 (en) * 2016-07-20 2018-01-26 Jiaco Instr Holding B V Decapsulation of electronic devices
KR102510329B1 (ko) * 2018-06-25 2023-03-17 도시바 미쓰비시덴키 산교시스템 가부시키가이샤 활성 가스 생성 장치 및 성막 처리 장치
CN114430935A (zh) * 2019-09-27 2022-05-03 株式会社富士 等离子体发生装置及等离子体处理方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437035U (ja) * 1987-08-31 1989-03-06
JP3959745B2 (ja) * 1995-04-07 2007-08-15 セイコーエプソン株式会社 表面処理装置
JP3317209B2 (ja) * 1997-08-12 2002-08-26 東京エレクトロンエイ・ティー株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
GB9900955D0 (en) * 1999-01-15 1999-03-10 Imperial College Material deposition
JP2001044180A (ja) * 1999-08-02 2001-02-16 Sharp Corp プラズマによる超精密加工方法及びその装置
JP2003007497A (ja) * 2001-06-19 2003-01-10 Pearl Kogyo Kk 大気圧プラズマ処理装置
US20030207093A1 (en) * 2001-12-03 2003-11-06 Toshio Tsuji Transparent conductive layer forming method, transparent conductive layer formed by the method, and material comprising the layer
US7112393B2 (en) * 2003-07-29 2006-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Non-magnetic toner

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010003321A1 (zh) * 2008-07-09 2010-01-14 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 一种进气装置及应用该进气装置的半导体处理设备
JP2010251163A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Seiko Epson Corp プラズマ処理装置
WO2011132494A1 (ja) * 2010-04-22 2011-10-27 積水化学工業株式会社 プラズマ処理装置
JP2011228593A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Sekisui Chem Co Ltd プラズマ処理装置
KR101268644B1 (ko) 2010-04-22 2013-05-29 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 플라즈마 처리 장치
JP2015032486A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 三菱電機株式会社 プラズマ処理装置、プラズマ処理方法、接着方法および複合構造体
JP2017152624A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 国立大学法人大阪大学 数値制御プラズマ処理方法及びその装置
JP2022541735A (ja) * 2019-07-02 2022-09-27 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 誘電体材料を硬化させる方法及び装置
JP7331236B2 (ja) 2019-07-02 2023-08-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 誘電体材料を硬化させる方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101207966A (zh) 2008-06-25
KR100935144B1 (ko) 2010-01-06
KR20080058178A (ko) 2008-06-25
US20080149273A1 (en) 2008-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008153147A (ja) プラズマ処理装置
CN101273439B (zh) 用于从基片上去除边缘聚合物的装置
TWI469210B (zh) 具有可變功率之邊緣電極
JP3823037B2 (ja) 放電プラズマ処理装置
CN101370965A (zh) 用于从基片边缘去除副产物组的装置和方法
JP2010103188A (ja) 大気圧プラズマ処理装置
WO2002058125A1 (fr) Dispositif et procede de traitement au plasma
JP5446417B2 (ja) プラズマ処理装置
JP2003218099A (ja) 放電プラズマ処理方法及びその装置
JP2003318000A (ja) 放電プラズマ処理装置
JP2003317998A (ja) 放電プラズマ処理方法及びその装置
JP5088667B2 (ja) プラズマ処理装置
JP2009206523A (ja) プラズマ処理装置
JP2008262781A (ja) 雰囲気制御装置
JP2006144123A (ja) 耐食性部材およびその製造方法
JP2011108615A (ja) プラズマ処理装置
JP2008146994A (ja) 処理装置
JP2008153148A (ja) プラズマ処理装置
JP2006318762A (ja) プラズマプロセス装置
JP2004111949A (ja) プラズマ処理方法及び装置
JP2007184163A (ja) プラズマ処理装置
JP2003100733A (ja) 放電プラズマ処理装置
JP2008053063A (ja) プラズマ処理装置
JP2005302319A (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP2003187998A (ja) 表面処理装置及び表面処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105