JP2008152978A - 燃料電池スタック - Google Patents
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Abstract
【課題】隣接する単位発電体間の接触抵抗を低減する。
【解決手段】燃料電池スタック1を、固体高分子電解質膜5を陽極材6と陰極材7とで挟んでなる単位発電体8をセパレータ10を介して2個積層して構成する。セパレータ10を、隣接する単位発電体8間に介在する1枚の内側セパレータ11と、内側セパレータ11を挟み込んだ2個の単位発電体8の外面側から挟み込むように配置される一対2枚の外側セパレータ14と、から構成する。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池スタック1を、固体高分子電解質膜5を陽極材6と陰極材7とで挟んでなる単位発電体8をセパレータ10を介して2個積層して構成する。セパレータ10を、隣接する単位発電体8間に介在する1枚の内側セパレータ11と、内側セパレータ11を挟み込んだ2個の単位発電体8の外面側から挟み込むように配置される一対2枚の外側セパレータ14と、から構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池スタックに関し、特に単位セル間のセパレータで生ずる接触抵抗の低減技術に関する。
従来から、燃料電池の発電電圧を向上させるために、隣接する発電体間に配置された部材同士の接触抵抗を低減する技術が各種提案されている。例えば、特許文献1では、陽極およびセパレータとガス流路構造体との間にカーボン粒子を介在させる技術が、また、特許文献2では、セパレータ板の電極との間に導電性粒子を配置する技術が提案されている。
しかし、特許文献1ではカーボン粒子を介在させる工程を、また特許文献2では導電粒子を配置させる工程を、それぞれ新たに追加して燃料電池を製造することになるため、工程が増えることで燃料電池を安価に製造できない恐れがある。また、部材間の接触箇所で生じる接触抵抗も、燃料電池を実際に組み立ててからでないと確認できず、また組立精度の影響を受けて変動し易いため、低減作用の確実性が低下する恐れがある。
そこで、本発明では上記課題を鑑み、安価に製造でき、かつ接触抵抗を確実に低減できる燃料電池スタックの提供を課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る燃料電池用セパレータは、固体高分子電解質膜を陽極材と陰極材とで挟んでなる単位発電体が、その両側にセパレータを配置して複数個積層され、セパレータが、陽極材及び陰極材のそれぞれの対向面側に、陽極材に酸素ガスを供給する酸素ガス流路及び陰極材に水素ガスを供給する水素ガス流路を備えてなる燃料電池スタックであって、隣接する単位発電体間に配置されるセパレータが、少なくとも一の単位発電体間において単板状に形成されてなる単板状セパレータを含むように構成される。
請求項2の発明に係る燃料電池用セパレータは、隣接する単位発電体間に配置されるセパレータが、単位発電体間において分割板状に形成されてなる分割板状セパレータを含み、対向する分割板状セパレータ間に、温度調整媒体を流し込む媒体流路を備えるように構成される。
請求項1の発明によれば、隣接する単位発電体間のセパレータを単板状に形成したので、別体で隣り合うセパレータを無くすことができる。よってセパレータ間の接触抵抗を低減でき、燃料電池スタックの発電電圧を高めることができる。さらに、別体で隣り合うセパレータを無くすことで組立精度の影響を受け難くでき、組立毎に生ずる接触抵抗のばらつきを抑え、低減作用の確実性を高めることが可能となる。また追加する構成は特にないので、安価に製造可能となる。
請求項2の発明によれば、任意に選択した隣り合う単位発電体間に媒体流路を設けることができ、発電熱が滞留し易い積層内部に温度調整媒体を流し込むことができ、熱交換効率を高めることができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る燃料電池スタックの一例を示す固体高分子形燃料電池のスタック構造の模式図である。燃料電池スタック1は、固体高分子電解質膜5を陽極材6と陰極材7とで挟んでなる単位発電体8を、セパレータ10を介して2個積層して構成されている。セパレータ10は、隣接する単位発電体8間に介在する1枚の内側セパレータ11と、内側セパレータ11を挟み込んだ2個の単位発電体8の外面側から挟み込むように配置される一対2枚の外側セパレータ14と、から構成されている。
固体高分子形電解質膜5は、高分子材料、例えばフッ素系樹脂により形成されている。また陽極材5および陰極材6は、カーボンブラック担体上に白金触媒を担持したものが用いられている。
内側セパレータ11は、導電性を備えるようにカーボンを主材とする単板状の単板状セパレータ12として形成されている。また外側セパレータ14も、カーボンを主材とする単板状に形成されている。内側セパレータ11、すなわち単板状セパレータ12の一面側には、対向する一方の単位発電体8の陽極材6に酸素ガスを供給する酸素ガス流路15が溝状に凹設され、また単板状セパレータ12の他面側には、対向する他方の単位発電体8の陰極材7に水素ガスを供給する水素ガス流路16が溝状に凹設されている。
一対の外側セパレータ14のうち、一方の内面側には、対向する一方の単位発電体8の陰極材7に水素ガスを供給する水素ガス流路16が、他方の内面側には、対向する他方の単位発電体8の陽極材6に酸素ガスを供給する酸素ガス流路15が、それぞれ溝状に凹設されている。また一対の外側セパレータ14の外面側には、外部の循環経路(図示略)から温度調整媒体を流し込んで燃料電池スタック1の温度を調整するための媒体流路17が、それぞれ溝状に凹設されている。外部の循環経路は、温度調整媒体の温度を調整する温度調整手段(図示略)を備え、燃料電池スタック1を所定の発電作動温度に安定させることが可能である。
夫々の単位発電体8は、酸素ガス流路15及び水素ガス流路16から陽極材6及び陰極材7に供給される酸素ガス中の酸素と水素ガス中の水素との電気化学反応によって所定の電力が出力される。燃料電池スタック1は、単板状セパレータ12を介して2個の単位発電体8を積層することにより、2個の単位発電体8を直列接続するように構成し、個々の単位発電体8から出力される発電電力を積算して出力する。
上記構成の燃料電池スタック1によれば、隣接する単位発電体8間の内側セパレータ11を単板状に形成したので、単位発電体8毎の両側に一対のセパレータを配置してスタックを構成する従来のものに比べて、別体で隣り合うセパレータを無くして接触抵抗を低減でき、燃料電池スタック1の発電電圧を高めることができる。さらに、別体で隣り合うセパレータを無くして組立精度の影響を受け難くでき、組立毎に生ずる接触抵抗のばらつきを抑え、低減作用の確実性を高めることが可能となる。また追加する構成は特にないので、安価に製造可能となる。
図2は、本発明に係る燃料電池スタックの他の実施の形態を示す模式図である。
燃料電池スタック2は、単位発電体8を10個積層して構成されている。図2(a)のように、この時、隣接する単位発電体8間の内側セパレータ11は単板状セパレータ12として9枚で構成され、外側セパレータ14と合わせて11枚のセパレータ10を必要とする。これに対して、図2(b)のように、単位発電体28毎に一対のセパレータ20を必要とする従来の燃料電池スタック19では、内側セパレータ21は18枚で構成され外側セパレータ24と合わせて20枚のセパレータ20を必要とする。単位発電体8,28の積層数が多い程、接触抵抗の差が大きくなる。この場合の燃料電池スタック2も、燃料電池スタック1と同様の効果を得ることができる。
燃料電池スタック2は、単位発電体8を10個積層して構成されている。図2(a)のように、この時、隣接する単位発電体8間の内側セパレータ11は単板状セパレータ12として9枚で構成され、外側セパレータ14と合わせて11枚のセパレータ10を必要とする。これに対して、図2(b)のように、単位発電体28毎に一対のセパレータ20を必要とする従来の燃料電池スタック19では、内側セパレータ21は18枚で構成され外側セパレータ24と合わせて20枚のセパレータ20を必要とする。単位発電体8,28の積層数が多い程、接触抵抗の差が大きくなる。この場合の燃料電池スタック2も、燃料電池スタック1と同様の効果を得ることができる。
図3は、本発明に係る燃料電池スタックの他の実施の形態を示す模式図である。
燃料電池スタック3は、単位発電体8を10個積層して構成されている。図2(a)の燃料電池スタック2と異なり、内側セパレータ11が、単板状セパレータ12と分割板状セパレータ13とを含むように構成されている。また対向する分割板状セパレータ13間には、外部の循環経路から温度調整媒体を流し込んで燃料電池スタック3の温度を調整するための媒体流路18が溝状に凹設されている。
燃料電池スタック3は、単位発電体8を10個積層して構成されている。図2(a)の燃料電池スタック2と異なり、内側セパレータ11が、単板状セパレータ12と分割板状セパレータ13とを含むように構成されている。また対向する分割板状セパレータ13間には、外部の循環経路から温度調整媒体を流し込んで燃料電池スタック3の温度を調整するための媒体流路18が溝状に凹設されている。
この燃料電池スタック3によれば、任意に選択した隣り合う単位発電体8間に媒体流路18を設けることができ、発電熱が滞留し易い積層内部に温度調整媒体を流し込むことができ、熱交換効率を高めることができる。また、燃料電池スタック3の付帯設備や電力変換器等の発熱源の配置位置によって、特に放熱し難い単位発電体8が部分的に生ずる場合であっても、特定の単位発電体8のみを選択して分割板状セパレータ13をその両側に配置すれば、その分接触抵抗は高まるものの、部分的な温度上昇を防ぎ発電効率を高めることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)媒体流路は、凹設するものに限らず、熱交換用の配管を引き回しても良い。
(1)媒体流路は、凹設するものに限らず、熱交換用の配管を引き回しても良い。
1,2,3,19・・燃料電池スタック、5・・電解質膜、6・・陽極材、7・・陰極材、8,28・・単位発電体、10,20・・セパレータ、11,21・・内側セパレータ、12・・単板状セパレータ、13・・分割板状セパレータ、14,24・・外側セパレータ、15・・酸素ガス流路、16・・水素ガス流路、17,18・・媒体流路。
Claims (2)
- 固体高分子電解質膜を陽極材と陰極材とで挟んでなる単位発電体が、その両側にセパレータを配置して複数個積層され、セパレータが、陽極材及び陰極材のそれぞれの対向面側に、陽極材に酸素ガスを供給する酸素ガス流路及び陰極材に水素ガスを供給する水素ガス流路を備えてなる燃料電池スタックであって、
隣接する単位発電体間に配置されるセパレータは、
少なくとも一の単位発電体間において単板状に形成されてなる単板状セパレータを含む、
ことを特徴とする燃料電池スタック。 - 隣接する単位発電体間に配置されるセパレータは、
単位発電体間において分割板状に形成されてなる分割板状セパレータを含み、
対向する分割板状セパレータ間に、温度調整媒体を流し込む媒体流路を備える、
請求項1に記載の燃料電池スタック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006337521A JP2008152978A (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | 燃料電池スタック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006337521A JP2008152978A (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | 燃料電池スタック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008152978A true JP2008152978A (ja) | 2008-07-03 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006337521A Pending JP2008152978A (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | 燃料電池スタック |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008152978A (ja) |
-
2006
- 2006-12-14 JP JP2006337521A patent/JP2008152978A/ja active Pending
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