JP2008151707A - 表示パネル用検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示パネル直近で外乱光を遮断できるとともに、遮光領域を変化させることができる遮断部材を備えて、サイズの異なる表示パネルであっても共通して用いることができる、表示パネル用の検査装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aは、位置決め機構4の位置決めピン42a・42bと、位置決めピン43a・43bとが、液晶パネル20を所定位置にて左右から挟むように位置固定するように構成されているとともに、位置決めピン42a・42b・43a・43bに設けられた遮光手段5が、該位置固定と同時に液晶表示パネルのフレーム20cの前面に配置される。これにより、フレーム20cの穴部からの外乱光が撮像手段3に入射するのを遮断することができる。
【選択図】図3
【解決手段】本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aは、位置決め機構4の位置決めピン42a・42bと、位置決めピン43a・43bとが、液晶パネル20を所定位置にて左右から挟むように位置固定するように構成されているとともに、位置決めピン42a・42b・43a・43bに設けられた遮光手段5が、該位置固定と同時に液晶表示パネルのフレーム20cの前面に配置される。これにより、フレーム20cの穴部からの外乱光が撮像手段3に入射するのを遮断することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、表示パネルを検査する検査装置に関し、詳細には、検査精度が高く、且つ異なるパネルサイズの表示パネルであっても共通して用いることができる表示パネル用検査装置に関する。
表示パネルにおける点欠陥、線欠陥、班欠陥、色度欠陥等の欠陥は、検査員が検査ステージ上の駆動されている表示パネルを目視する目視検査や、検査ステージ上の駆動されている表示パネルをテレビカメラで撮影すなわち撮像し、そのテレビカメラの出力信号をコンピュータで処理して自動検査によって検出されることが知られている。しかしながら、目視検査は、いわゆる官能検査であるため定量的な判断が難しく、さらに、パネルサイズの大型化に伴って検査員の身体的負担が増大するなどの理由から、近年では自動検査を採用するケースが多い。
例えば特許文献1には、自動検査を採用した表示パネル用の検査装置が開示されている。図15、特許文献1に開示された液晶ディスプレイ(LCD)検査用の装置の構成を示している。図15に示す構成では、ラインセンサ125とライン光源126とで測定台111に載置したLCDパネル110を挟み込んだ状態で、ラインセンサ125とライン光源126とがLCDパネル110表面を走査するように構成されている。そして、LCDパネル110の画像をラインセンサ125で受光し、ラインセンサ125のCCD素子のアナログ情報をデジタル化し、データ処理部123でLCDパネル110の欠陥画素を検出し、その結果をモニタ124で観察することができる。また、測定台111には、デジタルスケールにより高精度高分解能で位置決めできる位置決め手段131を有する1対の移動手段130が設けられている。そして、データ処理部123や移動手段130や位置決め手段131とデータの授受を行いつつ、移動手段130の移動を制御し、また移動手段130を通じてライン光源126の点灯・消灯は、スキャナ制御部122が制御するように構成されている。
また、特許文献2には、パネルサイズが大きく異なる表示パネルであっても共通して用いることができる検査装置について開示されている。図16は、この検査装置の構成を示した正面図である。検査装置210は、液晶表示パネル212を検査する本体部214と、本体部214に液晶表示パネル212を配置したり、本体部214から液晶表示パネル212を取り除くように構成されたローダ部216と、本体部214に配置された液晶表示パネル212を自動的に検査するテスタ部218とを備えている。本体部214内には、測定ステージ222と、検査用の複数のプローブを備えたプローブユニット224と、液晶表示パネル212からの光226の光路を変更する光路変更手段228とが配置されている。また、テスタ部218内の上部には、テレビカメラ240と、カメラステージ242とが配置されている。そして、カメラステージ242は、テレビカメラ240の光軸の方向へ伸びる第1の軸線の方向におけるテレビカメラ240の位置を粗調整する第1のステージ244と、第1の軸線の方向におけるテレビカメラ240の位置を微調整するとともに、第1の軸線と交差する仮想的な面内において互いに交差する第2および第3の軸線に関するテレビカメラ240の位置を微調整する第2のステージ246とを備えた構成となっている。すなわち、検査装置210は、テレビカメラ240の作動距離を可変できるため、パネルサイズが異なる表示パネルであっても共通して使用できるように構成されている。
ところで、上記のように、液晶表示パネルの背面に光を照射して検査を実施する形態の場合、光源から出射した光が、検査対象である箇所とは異なる箇所に照射されてラインセンサやテレビカメラに受光されてしまったり、表示パネルに設けられた貫通穴(例えば、表示パネルのフレームに設けられた穴)をそのまま通過してラインセンサやテレビカメラに受光されてしまったりして、本来の検査結果とは異なる結果を生じる虞があり、欠陥の有無を正確に検査することができないという事態に陥る。
そこで、特許文献3には、光不透過性材料から形成されるマスクを備えた支持装置に検査対象である液晶基板を載置してテレビカメラで撮像する構成が開示されている。図17(a)は、検査対象である液晶基板を載置する支持装置と、テレビカメラとからなる検査装置を示した斜視図である。支持装置310に載置された液晶基板312は、基板318の上方から開口320を介してテレビカメラ324で全ての表示領域314を含む広い範囲を一括して撮影することができる。上記支持装置310の具体的な構成を、図17(b)に基づいて説明する。
図17(b)は、上記支持装置310の分解図である。支持装置310は、ベース330と、ベース330の上面に第1の方向に間隔をおいて配置された長尺の一対の位置規制部材332と、液晶基板312を受けるべく位置規制部材332を介してベース330に組み付けられた受け具334であって補助部材336及び補助部材336に装着された光拡散板338を備える受け具334と、光拡散板338の上面に配置されたマスク340と、両位置規制部材332の相対的な移動を一方向に制限する一対のガイド342と、ベース330に対する位置規制部材332の位置を解除可能に維持する複数の維持具344とを備えている。ここで、特許文献3で検査対象とする液晶基板312は、最終的に液晶表示パネルに分割される複数の表示領域314を有している。そして、マスク340は、液晶基板312とほぼ同じ大きさの長方形の形状を有しており、表示領域314に個々に対応する複数の光通過領域362を有する。各光通過領域362は、対応する表示領域314とほぼ同じ大きさ及び形状を有している。マスク340が光拡散板338の光出射面(液晶基板312側の面)に配置されているから、マスク340と液晶基板312とが接近し、それにより各表示領域314を通過する光の状態はその周りの領域に対応する光の影響をより受けず、各表示領域314の良否をより正確に判定することができる。
特開平8−220014号公報(1996年8月30日公開)
特開平10−111214号公報(1998年4月28日公開)
特開2002−107685号公報(2002年4月10日公開)
しかしながら、特許文献3の場合、寸法が異なる液晶基板又は表示領域の形状が異なる液晶基板に検査しようとするときには、補助部材336、拡散板338及びマスク340を含む受け具334を、新たな液晶基板の種類に応じた受け具に交換しなければならない。それゆえ、非効率的であり、且つ、仮に、該交換を自動的に行おうとすると、装置が大きくなり、コストもかかってしまう。また、検査員が手作業で交換するとしても手間がかかる。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示パネル直近で外乱光を遮断することができるとともに、遮光領域を変化させることができる遮断部材を備えて、サイズの異なる表示パネルであっても共通して用いることができる、表示パネル用の検査装置を提供するものである。
本発明に係る表示パネル用検査装置は、上述した課題を解決するために、一表面に画像表示領域を有する表示パネルを検査するための表示パネル用検査装置であって、上記表示パネルを所定位置に位置決めするための位置決め機構と、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記一表面の背面側に設けられた光源と、上記光源から出射された光のうち、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記画像表示領域を透過する光以外の光を、上記表示パネルの上記一表面の側に出射させないための遮光手段とを備えており、上記遮光手段は、上記画像表示領域の大きさに合わせて遮光領域を可変させることができるように構成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記したような、本来の検査結果とは異なる結果を生じる虞があり、欠陥の有無を正確に検査することができない事態を招く虞がある光を、遮断することができるとともに、画像表示領域の大きさに合わせて遮光部材が遮光領域を可変させることができるため、種々のサイズの表示パネルに対応することができる。
具体的には、上記したように表示パネルの背面に光を照射することによって、表示パネルの検査を実施する形態の場合、表示パネルの表面(上記背面の対向面)側に出射する光に基づいて画像表示領域の良否を判定する。しかしながら、上記したように、表示パネルの背面に光を照射する際、表示パネルの周りの領域、例えば、表示パネル用検査装置の他の構成部材に光が当たったり、表示パネルのフレームに設けられた穴(後工程で他の構成部材を挿入することができるように構成されたもの)などにも光が当たって、その反射光が、画像表示領域の良否の判定に用いられるべき画像表示領域を透過する光と混在してしまうことによって、良否を正確に判定できないという問題が生じる虞があった。そこで、本発明の表示パネル用検査装置を用いれば、上記遮光手段を備えていることによって、上記光源から出射された光のうち、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記画像表示領域を透過する光以外の光が、上記表示パネルの上記一表面の側に出射されることはない。よって、画像表示領域の良否を正確に判定することができる。
加えて、上記遮光手段が画像表示領域の大きさに合わせて遮光領域を可変させることができるように構成されているので、種々のサイズの表示パネル、すなわち、画像表示領域のサイズが異なる表示パネルを検査する場合であっても、従来のように検査装置の構成部材を新たな表示パネルに合わせて交換するような非効率的な事態を生じない。また、そのような交換は不要であるため、表示パネルと、遮光領域とのサイズ合わせを自動的に行う場合であっても、装置が大型化せず、コストもかからない。また、仮に、検査員が手作業で表示パネルと、遮光領域とのサイズ合わせを行う場合であっても、その手間は、従来ほどではない。
尚、上記の構成の表示パネル用検査装置は、表示パネル用検査装置自体に光源が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示パネルにバックライトが設けられていれば、そのバックライトを上記光源の代わりに用いる構成の表示パネル用検査装置であってもよい。
すなわち、本発明に係る他の表示パネル用検査装置は、上述した課題を解決するために、一表面に画像表示領域を有し、且つ該一表面の背面にバックライトを有する表示パネルを検査するための表示パネル用検査装置であって、上記表示パネルを所定位置に位置決めするための位置決め機構と、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記バックライトから出射された光のうち、上記画像表示領域を透過する光以外の光を、上記表示パネルの上記一表面の側に出射させないための遮光手段とを備えており、上記遮光手段は、上記画像表示領域の大きさに合わせて遮光領域を可変させることができるように構成されていることを特徴としていてもよい。
この構成によっても、上記した表示パネル用検査装置と同様に、本来の検査結果とは異なる結果を生じる虞があり、欠陥の有無を正確に検査することができない事態を招く虞がある光を、遮断することができるとともに、画像表示領域の大きさに合わせて遮光部材が遮光領域を可変させることができるため、種々のサイズの表示パネルに対応することができる。
また、本発明に係る上記双方の表示パネル用検査装置は、上記した構成において、上記遮光手段は、上記表示パネルの上記一表面の面上に配置される構成となっていることが好ましい。
上記の構成により、遮光手段が上記表示パネルの背面側に設けられる構成と比較して、遮光効果を高めることができる。
また、本発明に係る上記双方の表示パネル用検査装置は、上記した構成において、上記位置決め機構は、上記表示パネルの対向する一対の側面から該表示パネルを挟持できるように構成された一対の挟持用部材を有しており、上記挟持用部材同士の間隔は、可変できるように構成されていることが好ましい。
上記の構成とすれば、上記挟持用部材同士の間隔が可変できるように構成されていることから、サイズが異なる上記表示パネルであっても上記所定位置にて挟持することができる。
また、本発明に係る上記双方の表示パネル用検査装置は、上記した構成において、上記遮光手段が、上記挟持用部材と一体的な構造となっていてもよい。
これにより、挟持用部材が所定位置にて表示パネルを挟持させたと同時に、所定の遮光領域に遮光手段を配置することができる。そのため、位置決め機構(挟持用部材)及び遮光手段の駆動を自動化させる場合、位置決め機構及び遮光手段の各々に駆動手段を配設させる構成の検査装置と比較して、駆動手段の配設数を少なくすることができることから検査装置を大型させることがなく、挟持用部材及び遮光手段の一方の駆動により他方も併せて駆動させることができることから、駆動によって消費される電力を抑えることができる。
また、本発明に係る上記双方の表示パネル用検査装置は、上記した構成において、上記遮光手段が、遮光体同士の重畳量を調整することによって上記遮光領域を可変させる複数の遮光体を有していることが好ましい。
これにより、種々のサイズの画像表示領域に対応することができる。
また、上記した構成において、上記遮光体同士が重畳する部分では、一方の遮光体に溝が設けられており、他方の遮光体に、上記溝に沿って移動可能な状態で該溝部に挿入される突出部が設けられていることが好ましい。
これにより、遮光体同士の重畳量を調整する際に安定した移動を実現することができる。
また、本発明に係る上記双方の表示パネル用検査装置は、上記した構成において、上記表示パネルの上記一表面の側に、上記画像表示領域から出射される上記光を受光して、該画像表示領域を撮像するための撮像手段を備えていることが好ましい。
このように、上記の構成に加えて、上記撮像手段を備えていれば、撮像手段には、上記画像表示領域から出射される光のみが受光されることになるので、画像表示領域の良否を正確に判断することができる。尚、撮像手段を設けなくとも、検査員が目視によって画像表示領域の良否を判断した場合であっても、画像表示領域から出射される光以外の上記したような光による影響を受けることなく、正確な良否判断を実行することができる。
本発明に係る表示パネル用検査装置は、以上のように、一表面に画像表示領域を有する表示パネルを検査するための表示パネル用検査装置であって、上記表示パネルを所定位置に位置決めするための位置決め機構と、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記一表面の背面側に設けられた光源と、上記光源から出射された光のうち、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記画像表示領域を透過する光以外の光を、上記表示パネルの上記一表面の側に出射させないための遮光手段とを備えており、上記遮光手段は、上記画像表示領域の大きさに合わせて遮光領域を可変させることができるように構成されていることを特徴としている。また、本発明に係る表示パネル用検査装置は、以上のように、一表面に画像表示領域を有し、且つ該一表面の背面にバックライトを有する表示パネルを検査するための表示パネル用検査装置であって、上記表示パネルを所定位置に位置決めするための位置決め機構と、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記バックライトから出射された光のうち、上記画像表示領域を透過する光以外の光を、上記表示パネルの上記一表面の側に出射させないための遮光手段とを備えており、上記遮光手段は、上記画像表示領域の大きさに合わせて遮光領域を可変させることができるように構成されていることを特徴としていてもよい。
以上の構成とすれば、上記したような、本来の検査結果とは異なる結果を生じる虞があり、欠陥の有無を正確に検査することができない事態を招く虞がある光を、遮断することができるとともに、画像表示領域の大きさに合わせて遮光部材が遮光領域を可変させることができるため、種々のサイズの表示パネルに対応することができる。
〔実施の形態1〕
本発明に係る表示パネル用検査装置についての一実施形態を図1ないし図10に基づいて説明する。尚、以下の説明では、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲が以下の実施形態および図面に限定されるものではない。
本発明に係る表示パネル用検査装置についての一実施形態を図1ないし図10に基づいて説明する。尚、以下の説明では、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲が以下の実施形態および図面に限定されるものではない。
図1は、本実施形態における液晶表示パネル用検査装置(表示パネル用検査装置)の構成を示す斜視図である。本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aは、液晶表示パネルの画像表示領域を撮像することによって、該画像表示領域内でのムラ、黒点、白点などのいわゆる表示品位不良の有無を検査することができるように構成されている。そのため、本実施形態における液晶表示パネル用検査装置10aは、図1に示すように、測定台1と、バックライト2(光源)と、撮像手段3と、位置決め機構4と、遮光手段5とを備えている。
尚、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aによって検査される液晶表示パネル20は、画像表示領域が形成されたものであれば、製造過程の何れの段階のものであってもよい。すなわち、検査対象の液晶表示パネルは、例えば、バックライトが搭載された状態のものであっても搭載されていない状態のものであってもよく、画像表示領域の周辺にフレームが取り付けられた状態のものであっても取り付けられていない状態のものであってもよい。本実施形態では、図5に示す構成の液晶表示パネル20を検査対象とする場合について説明する。図5は、液晶表示パネル20の斜視図である。液晶表示パネル20には、図示しない配線及び電極が配されている画像表示領域である画像表示面(一表面)20aを有する基板の外周にフレーム20cが取り付けられている。本実施形態では、このような、バックライトが搭載されていない状態であって、且つフレーム20cが取り付けられた状態の液晶表示パネルを検査対象とした液晶表示パネル用検査装置の構成について説明する。
上記測定台1は、液晶表示パネル20(表示パネル)を設置できるように構成されており、その際、液晶表示パネル20は、図示しない配線及び電極が配されている画像表示領域である画像表示面(一表面)20a、及び該画像表示面20aの背面20bが、図1に示すように水平面に対して垂直になるように配置される。
尚、検査対象となる液晶表示パネルは、上記したように様々な段階の構造のものであるため、その段階に対応した測定台1が必要である。液晶表示パネルはサイズが大きくなると、直接把持して搬送することは破損等の原因となるので、測定台1などに取り付けた状態のものを、別の場所から図1に示す位置まで搬送する構成とすることが望ましい。また検査以外の工程を考慮しても、測定台1に取り付けていれば作業時などに傷や破損などを防ぐことができる。搬送手段としては、例えば、ベルトコンベアのような構造がある。
ここで、本願明細書では、水平面をXY面と規定し、画像表示面20a側から背面20b側に向かう方向を図1に示すようにY軸方向と規定し、Y軸に対して垂直な軸をX軸と規定し、水平面(XY面)に対して垂直な方向をZ軸方向と規定する。
バックライト2は、図1に示すように、液晶表示パネル20の背面20bに向けて光を出射することができるように、液晶表示パネル20の背面20b側に配設されている。また、バックライト2は、液晶表示パネル20が所定位置に配置された後で、Y軸方向に沿って液晶表示パネル20に接近するような構成となっていてもよい。また、バックライト2としては、従来公知のものを採用することができ、本実施形態では、図1に示すように、液晶表示パネル20の背面20bと略同じ大きさを有したものを採用している。尚、採用するバックライト2の構成・性能に応じて、バックライト2から出射した光を背面20bに均一に照射するための光拡散部材をバックライト2と併せて配設してもよい。
また、バックライト2は、他の構成部材への光の拡散を抑えるために、液晶表示パネル20の背面20bの近傍に配置されることが好ましい。本実施形態では、図1に示すように、位置決め機構4に固定されている。
撮像手段3は、バックライト2から液晶表示パネル20の背面20bに入射して、画像表示面20a側に出射した光を受光できるように、液晶表示パネル20の画像表示面20a側に配設されている。撮像手段3としては、従来公知のものを採用することができる。本実施形態では、撮像手段3は支持台6によって支持されている。
本実施形態で用いられる撮像手段3は、画像表示面20a全面から出射した光を受光するように構成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、特許文献1に示したようなラインセンサを撮像手段として備える構成であってもよい。この際には、バックライト2の代わりにラインセンサに対応する光源を備えるとともに、特許文献1に開示されているような移動手段を備えてラインセンサ及び光源を画像表示面20aに沿って走査させるようにすればよい。
ところで、撮像手段3は被写界深度を有しているため、撮像手段3と、測定台1に設置された液晶表示パネル20の画像表示面20aとの位置合わせを行う必要がある。ここで、図2(a)・(b)を用いて、撮像手段3と、液晶表示パネル20の画像表示面20aとが位置合わせされていない状態(これを、位置ズレという)を説明する。図2(a)・(b)は共に、撮像手段3と、測定台1に設置された液晶表示パネル20との位置関係を示したものであり、図2(a)が撮像手段3と液晶表示パネル20とをX軸に沿ってYZ面を見た状態であり、図2(b)が撮像手段3と液晶表示パネル20とをZ軸に沿ってXY面を見た状態である。図2(a)では、液晶表示パネル20の画像表示面20aが撮像手段3の被写界中心軸Sに対して垂直となっておらず、撮像手段3から画像表示面20aの点Aまでの距離と、撮像手段3から画像表示面20aの点Bまでの距離とが異なっている。また、図2(b)では、液晶表示パネル20の画像表示面20aが撮像手段3の被写界中心軸Sに対して垂直となっておらず、撮像手段3から画像表示面20aの点Cまでの距離と、撮像手段3から画像表示面20aの点Dまでの距離とが異なっている。このように液晶表示パネル20が撮像手段3に対して位置ズレしている場合は、撮像した画像内で分解能が変化してしまうので検査の信頼性が低下してしまう。このような事態をさけるために、液晶表示パネル20と撮像手段3との間での位置調整が必要であり、本実施形態では、この位置調整を位置決め機構4が担っている。
上記位置決め機構4は、図1に示すように、液晶表示パネル20の背面20b側に配設されている。位置決め機構4は、バックライト2を固定するための固定部材(不図示)を有している。さらに、位置決め機構4は、図1に示すように、2本のアーム部40・41を有している。2本のアーム部40・41は、図示しないアーム部用駆動手段によって駆動され、液晶表示パネル20が所定位置に位置決めされるように液晶表示パネル20の位置を調整する。上記所定位置とは、つまり、液晶表示パネル20の画像表示面20aが撮像手段3の被写界中心軸に対して垂直であり、撮像手段3から画像表示面20aの点Aまでの距離と、撮像手段3から画像表示面20aの点Bまでの距離とが等しく、且つ、撮像手段3から画像表示面20aの点Cまでの距離と、撮像手段3から画像表示面20aの点Dまでの距離とが等しい状態にある位置をいう。
より具体的に説明すれば、位置決め機構4には、上記アーム部40の端部に位置決めピン42a・42bが装着されており、上記アーム部41の端部に位置決めピン43a・43bが装着されている。位置決めピン42a・42b・43a・43bは、アーム部40・41によって所定位置に位置決めされた液晶表示パネル20が該位置から位置ズレしないように固定できる。以下に、この位置決めピンについて、図3を用いて説明する。
図3は、液晶表示パネル20が上記所定位置に位置決めされている状態を示した平面図であり、Z軸に沿ってXY面を見た状態である。図3に示すように、アーム部40・41の端部には、貫通穴40a・41aが形成されており、位置決めピン42a・42b・43a・43bは、貫通穴40a・41aに移動可能な状態で挿入されている。位置決めピン42a・42b・43a・43bは、図示しない位置決めピン用駆動手段に接続されており、図3中の矢印で示した貫通穴40a・41aの軸方向の移動が制御されている。そして、位置決めピン42a・42bと、位置決めピン43a・43bとは、この位置決めピン用駆動手段によって駆動され、所定位置にて液晶表示パネル20のフレーム20c部分を液晶表示パネル20の左右から挟むようにして液晶表示パネル20を所定位置にて固定することができる。
すなわち、位置決めピン用駆動手段による制御によって、位置決めピン42a・42bと、位置決めピン43a・43bとの間の距離P(図3)を調整することができる。そのため、液晶表示パネル20の横幅(X軸方向の長さ)が上記距離Pより大きくても、小さくても液晶表示パネル20を確実に固定することができる。尚、上記フレーム20cには、位置決めピン42a・42b・43a・43bが挿入される穴部が設けられていてもよい。
また、位置決めピン42a・42b・43a・43bは、液晶表示パネル20の画像表示面20aの縦幅(Z軸方向の長さ)の違いにも対応することができる。図4は、位置決め機構4の一部の構成について示した側面図であり、アーム部41、及び位置決めピン43a・43b側の面を示している。説明の便宜上、図4では遮光手段5を省略している。図4に示すように、アーム部41の端部に設けられた貫通穴41aは、位置決めピン43a・43bそれぞれに対応している。この2つの貫通穴41aのうち、紙面下側の貫通穴41aは、位置決めピン43aの大きさ(太さ)とほぼ同じ大きさで形成されている。一方、紙面上側の貫通穴41aは、挿入された位置決めピン43aが図4の矢印で示した方向に移動できるような大きさで形成されている。このような構成とすることによって、位置決めピン43aと位置決めピン43bとの間の距離を、距離Qから距離Q’の間で設定することができるので、液晶表示パネル20の画像表示面20aの縦幅(Z軸方向の長さ)の違いにも対応することができる。尚、ここではアーム部41について説明したが、アーム部40についても、これと同様の構造を有している。
以上のような構成を備えた液晶表示パネル用検査装置10aを用いれば、種々の大きさの液晶表示パネル20であっても所定位置に固定して検査することができる。
ところで、測定台11に設置される液晶表示パネル20は、検査すべき画像表示面20aが形成されているものであれば、製造過程の何れの段階のものであってもよいことは既述した通りである。どちらかと言えば、最終製品ではなく、組み立て中の液晶表示パネル20を検査対象とすることが多い。そこで、本実施形態では、図5に示した状態の液晶表示パネル20を検査対象としている。液晶表示パネル20に設けられたフレーム20cは、画像表示面20aの固定・保護を目的として取り付けられている他、例えばバックライトといった他の構成部材を後工程で固定する基材としても用いることができる。そこで、フレーム20cには、バックライトを固定するための穴部20dが形成されている場合が多い。ところが、この穴部20dが、液晶表示パネル20の画像表示面20a側と背面20b側とに開口部を有した貫通穴である場合、図1に示すバックライト2の光を通過させてしまう可能性が高い。そのため、本来は画像表示面20aから出射した光のみを受光させるべき撮像手段3に、穴部20dを透過した光(以下、この光を外乱光とする)が入射してしまい、検査の精度を低下させてしまう虞がある。そこで、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aは、上記外乱光を遮断するための遮光手段5を備えている。以下、この遮光手段5について詳述する。
上記遮光手段5は、図1に示すように、位置決め機構4のアーム部40・41にそれぞれ設けられている。具体的には、遮光手段5は、位置決めピン42a・42bと、位置決めピン43a・43bとにそれぞれ固定されているので、位置決めピン42a・42b及び位置決めピン43a・43bの移動に併せて、X軸に沿って移動する構成となっている。そして、位置決めピン42a・42bと位置決めピン43a・43bとによって液晶表示パネル20が固定されると同時に、遮光手段5は、フレーム20cにおける撮像手段3との対向側に配置される。すなわち、遮光手段5は、位置決めピン42a・42bと位置決めピン43a・43bとによる液晶表示パネル20の位置固定により、フレーム20cの穴部20dを通過した光の光路上に配置されることになり、この光を遮断することができる。これを、図6(a)・(b)を用いて説明すれば次の通りである。
図6(a)・(b)は、液晶表示パネル用検査装置10aをZ軸に沿って見た状態の平面図である。説明の便宜上、図6(a)・(b)では、測定台1及び撮像手段3については省略している。また、図6(a)は、位置決めピン42a・42bと位置決めピン43a・43bとが液晶表示パネル20を固定する前の状態を示し、図6(b)は、液晶表示パネル20を固定した後の状態を示している。図6(a)のように、位置決めされる前で、位置決めピンが液晶表示パネル20に挿入されていないため、位置決めピンに取り付けてある遮光手段5も液晶表示パネル20と離れていてフレーム20cの前面にはなく、液晶表示パネル20の穴部20dから出射される外乱光を遮断してない。一方、図6(b)のように、位置決め機構4によって位置決めされた状態であり、位置決めピンが液晶表示パネル20に挿入されている状態となると、遮光手段5が液晶表示パネル20のフレーム20cの前面を覆って、フレーム20cの穴部20dからの外乱光が撮像手段3に入射するのを遮るようになる。
また、遮光手段5は、図6(a)・(b)に示しているように、フレーム20cの前面とともに、フレーム20cの位置決めピン42a・42b・43a・43bとの接触面を覆うようなL字構造となっている。そのため、フレーム20cの穴部20dからの外乱光以外にも、液晶表示パネル20の側面やバックライト2と液晶表示パネル20との隙間から漏れる光も遮断することができる。
さらに、上記遮光手段5は、位置決めピン42a・42b及び位置決めピン43a・43bが、位置決めピン42aと位置決めピン42bとの間の距離(及び位置決めピン43aと位置決めピン43bとの間の距離)を変化させることができるのに併せて、液晶表示パネル20の縦幅(Z軸方向の長さ)に併せて遮光領域のZ軸方向の長さを変えることができる。これについては、図7を用いて説明する。
図7は、位置決め機構4の部分側面図であり、図4と同様、位置決めピン43a・43b側の面を示している。説明の便宜上、図7では、撮像手段3及び遮光手段5を示しており、他の構成部材については省略している。
遮光手段5は、図7に示すように、2つの遮光板50a・50bから構成されている。遮光板50aには、位置決めピン43aを挿入するための穴部51aが設けられており、遮光板50bには、位置決めピン43bを挿入するための穴部51bが設けられている。穴部51a・51bの大きさは、位置決めピン43a・43bの大きさ(太さ)より僅かに大きくなるように形成されていればよい。位置決めピン43aへの遮光板50aの固定、及び位置決めピン43bへの遮光板50bの固定方法については特に制限はなく、位置決めピン43a・43bの上記したような移動を妨げないものであればよい。
遮光板50aと遮光板50bとは、図7に示すように重畳しており、重畳した状態で、遮光板50aが矢印で示す方向に移動できるように構成されている。すなわち、位置決めピン43bは、図4に示したように、Z軸方向には移動しないように固定されていて、位置決めピン43aのみがZ軸方向に移動するように構成されているので、遮光板50aも位置決めピン43aの移動に併せてZ軸方向(図7の矢印方向)に移動するように構成されている。これにより、図7に示す距離dは、図4に示した距離Qから距離Q’と同じ範囲で調整することができる。このようにZ軸方向に位置固定された遮光板50bに対して遮光板50aが上記の範囲で移動するので、重畳量が変化し、図7の幅Wの長さを変化させることができる。尚、位置決めピン42a・42b側の遮光板50aと遮光板50bについても、上記した構造と同じ構造を有している。
このように、遮光板50aと遮光板50bとの重畳量を変化させることによって図7の幅Wの長さを調整することができるので、遮光手段5は、液晶表示パネル20の画像表示面20aの縦幅(Z軸方向の長さ)の違いにも対応することができ、外乱光や上記したような不都合な光の撮像手段3への入射を遮断することができる。尚、遮光板50aと遮光板50bとの重畳量の調整は、図示しない遮光板用駆動手段を用いて行うことができる。
遮光板50a及び遮光板50bは、光を透過しない光不透過材であれば従来公知のものを用いることができるほか、光を透過する材料を基材として、光不透過フィルムや光不透過塗料を該基材に固着させることによって形成してもよい。
以上のように、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aの構成によれば、上記遮光手段5を備えていることによって、上記バックライト2から出射された光のうち、上記位置決め機構4によって位置決めされた液晶表示パネル20の画像表示面20aを透過する光以外の光が、液晶表示パネル20の画像表示面20a側に出射されることはない。すなわち、画像表示面20aを透過する光以外の光が撮像手段3に受光されることはない。よって、画像表示面20aの良否を正確に判定することができる。
さらに、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aの構成によれば、位置決め機構4に設けられた位置決めピン42a・42b・43a・43bが、X軸方向の長さに位置決めする位置を変えることができるように構成されているとともに、Z軸方向の長さにも位置決めする位置を変えることができるように構成されているので、パネルサイズの異なる液晶表示パネル20であっても位置決めすることができる。そして、遮光手段5が、この位置決めピン42a・42b・43a・43bに固定され、遮光手段5を構成する遮光板50a・50bによって、位置決めピン42a・42b・43a・43bの位置移動に併せて固定されているので、X軸方向の長さに遮光領域を変えることができるとともに、Z軸方向の長さにも遮光領域を変えることができる。これにより、画像表示面20aのサイズが異なる場合であっても、画像表示面20aを透過する光以外の光を確実に遮ることができる。
また、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aの構成によれば、図6(b)に示したように、遮光手段5が画像表示面20aの前面側、すなわち、遮光手段5が画像表示面20aと撮像手段3との間に配設される構成になっているので、遮光手段が、液晶表示パネルの背面側、すなわち、遮光手段が液晶表示パネルの背面20b(図1)とバックライト2との間に設けられる構成と比較して、遮光効果を高めることができる。
尚、本実施形態では、画像表示面20aを撮像手段3によって撮像して画像表示面20aに点欠陥、線欠陥、班欠陥、色度欠陥等の欠陥があるか否かを検査する手法を採用している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像手段3を備えず、検査員の目視によって、本実施形態と同様の検査を実施してもよい。目視による検査を行う場合であっても、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aを用いることにより、画像表示面20aを透過する光以外の光が、検査員の目に届くことはないため、欠陥の有無、すなわち画像表示面20aの良否を正確に判断することができる。
また、本実施形態では、図7に示したように、各遮光手段5について2つの遮光板が構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、3つ以上の遮光板から構成されるものであってもよい。また、これとは反対に、複数の遮光板から構成せず、単一の構成部材からなる遮光手段であってもよい。この構成について、本実施形態の変形例(1)として、図8(a)・(b)を用いて説明する。
変形例(1);
図8(a)・(b)は、本実施形態の変形例(1)を示した図であり、具体的には、上記遮光手段5とは異なる構成の遮光手段5’を示した図である。遮光手段5’は、材質が柔らかく、変形するような材質のもので構成されており、図8(a)・(b)に示すように、蛇腹構造55を有している。遮光手段のZ方向の両端には、上記と同じ位置決めピン42a・42b・43a・43bが固定されている。この構成においてZ軸方向に遮光領域を拡げたい場合は、上記蛇腹構造55を図8(b)のように伸ばせばよい。また、図8(b)の状態からZ軸方向に遮光領域を狭めたい場合には図8(a)のように蛇腹構造55を元に戻せばよい。このような構成とすれば、1つの構成部材から遮光手段を形成すえることができる。尚、図8(a)・(b)の構成に限定されるものではなく、ゴムのような弾性をもつ材質のものから遮光手段を構成してもよい。
図8(a)・(b)は、本実施形態の変形例(1)を示した図であり、具体的には、上記遮光手段5とは異なる構成の遮光手段5’を示した図である。遮光手段5’は、材質が柔らかく、変形するような材質のもので構成されており、図8(a)・(b)に示すように、蛇腹構造55を有している。遮光手段のZ方向の両端には、上記と同じ位置決めピン42a・42b・43a・43bが固定されている。この構成においてZ軸方向に遮光領域を拡げたい場合は、上記蛇腹構造55を図8(b)のように伸ばせばよい。また、図8(b)の状態からZ軸方向に遮光領域を狭めたい場合には図8(a)のように蛇腹構造55を元に戻せばよい。このような構成とすれば、1つの構成部材から遮光手段を形成すえることができる。尚、図8(a)・(b)の構成に限定されるものではなく、ゴムのような弾性をもつ材質のものから遮光手段を構成してもよい。
また、本実施形態では、図5に示した液晶表示パネル20を検査対象とし、フレーム20cの穴部20dは、液晶表示パネル20の縦方向(図5のZ軸方向)の辺のみに存在している。しかしながら、フレーム20cの穴部は、液晶表示パネル20の横方向(図5のX軸方向)の辺にも存在している場合もある。図9は、フレームの外周全てに穴部が設けられた構成を示している。図9に示すフレーム20c’は、液晶表示パネル20の縦方向(図5のZ軸方向)及び横方向(図5のX軸方向)の辺にそれぞれ穴部20dを有している。
このようなフレーム20c’が取り付けられた液晶表示パネル20’を検査する場合、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10aの構成によれば、遮光手段5が、液晶表示パネル20の横方向(図5のX軸方向)の辺に存在していないので、上記したような外乱光が生じて正確な検査が実施できない可能性が高い。そこで、以下では、液晶表示パネル用検査装置10aの構成の変形例(2)として、フレーム20c’が取り付けられた液晶表示パネル20’を検査対象とする場合の構成について、図10に基づいて説明する。
変形例(2);
図10は、液晶表示パネル20’を検査対象とする液晶表示パネル用検査装置10a’の構成を示した斜視図である。説明の便宜上、位置決め機構4及び遮光手段5’の構成のみを示している。
図10は、液晶表示パネル20’を検査対象とする液晶表示パネル用検査装置10a’の構成を示した斜視図である。説明の便宜上、位置決め機構4及び遮光手段5’の構成のみを示している。
図1に示した液晶表示パネル用検査装置10aは、液晶表示パネル20を左右から固定するためのアーム部40・41が設けられている。これに対して、図10の液晶表示パネル用検査装置10a’は、アーム部40・41に加えて、液晶表示パネル20を上下から固定するためのアーム部44・45が位置決め機構4に設けられている。アーム部44・45の構成は、アーム部40・41と同じであり、各位置決めピン46に遮光手段5’が固定されている。遮光手段5’の構成も、図4に示した遮光手段5の構成と同じく2つの遮光板から構成する。このように構成すれば、フレーム20c’が取り付けられた液晶表示パネル20’を検査する場合であっても、上記したような外乱光が遮断して正確な検査を実施することができる。
また、本実施形態では、バックライトが搭載されていない液晶表示パネル20を検査対象としたが、液晶表示パネルにバックライトが搭載されている場合は、バックライト2を備える必要はなく、液晶表示パネルのバックライトから出射する光を用いて検査を実施すればよい。
尚、本実施形態では、液晶表示パネルを挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、EL(エレクトロルミネセンス)表示体等であっても適用できる。
また、本発明に係る表示パネル用検査装置は、以下の構成を特徴としていると換言することができる。
すなわち、表示パネル用検査装置は、フレームに取り付けられた表示パネルを載置する測定台と、表示パネルを照射する光源と、表示パネルを撮像する撮像手段と、撮像手段を支持する支持手段と、支持手段に対する表示パネルの相対的位置決めを行う位置決め機構とを有した検査装置において、上記位置決め機構には遮光手段が固定されており、上記遮光手段は上記位置決め機構の駆動とともに上記表示パネルに近づき、上記位置決め機構による上記表示パネルの位置決め完了時に、検査に対して外乱光となる、表示パネルから撮像手段へ入射する光を遮断する位置にあることを特徴としていると換言することができる。また、上記の構成において、上記位置決め機構は複数の位置決めピンを有した構造であり、上記表示パネルのサイズに応じて前記複数の位置決めピン間隔を変化させて位置決め設定を変更することができることが好ましい。さらに、上記の構成において、上記遮光手段は表示パネル前面端と側面からの光を遮断するL型構造であることが好ましい。さらに、上記の構成において、上記遮光手段は複数の遮光板からなり、上記複数の遮光板は上記位置決め機構の位置決めピンに固定されており、上記表示パネルのサイズ変更に応じて上記複数の位置決めピン間隔が変化するとともに複数の遮光板間隔が変化して遮光領域を変更させることが好ましい。さらに、上記の構成において、上記遮光板は蛇腹構造であり、上記複数の遮光板は上記位置決め機構の位置決めピンに固定されており、上記表示パネルのサイズ変更に応じて上記複数の位置決めピン間隔が変化するとともに遮光領域を変更させることが好ましい。
すなわち、表示パネル用検査装置は、フレームに取り付けられた表示パネルを載置する測定台と、表示パネルを照射する光源と、表示パネルを撮像する撮像手段と、撮像手段を支持する支持手段と、支持手段に対する表示パネルの相対的位置決めを行う位置決め機構とを有した検査装置において、上記位置決め機構には遮光手段が固定されており、上記遮光手段は上記位置決め機構の駆動とともに上記表示パネルに近づき、上記位置決め機構による上記表示パネルの位置決め完了時に、検査に対して外乱光となる、表示パネルから撮像手段へ入射する光を遮断する位置にあることを特徴としていると換言することができる。また、上記の構成において、上記位置決め機構は複数の位置決めピンを有した構造であり、上記表示パネルのサイズに応じて前記複数の位置決めピン間隔を変化させて位置決め設定を変更することができることが好ましい。さらに、上記の構成において、上記遮光手段は表示パネル前面端と側面からの光を遮断するL型構造であることが好ましい。さらに、上記の構成において、上記遮光手段は複数の遮光板からなり、上記複数の遮光板は上記位置決め機構の位置決めピンに固定されており、上記表示パネルのサイズ変更に応じて上記複数の位置決めピン間隔が変化するとともに複数の遮光板間隔が変化して遮光領域を変更させることが好ましい。さらに、上記の構成において、上記遮光板は蛇腹構造であり、上記複数の遮光板は上記位置決め機構の位置決めピンに固定されており、上記表示パネルのサイズ変更に応じて上記複数の位置決めピン間隔が変化するとともに遮光領域を変更させることが好ましい。
〔実施の形態2〕
本発明にかかる他の実施の形態について、図11ないし図14に基づいて説明すれば以下の通りである。尚、本実施の形態では、上記実施の形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
本発明にかかる他の実施の形態について、図11ないし図14に基づいて説明すれば以下の通りである。尚、本実施の形態では、上記実施の形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
上記実施の形態1における液晶表示パネル用検査装置10aでは、図1に示したように、遮光手段5が位置決め機構4に取り付けられている。これに対して、本実施形態の液晶表示パネル用検査装置10bは、図11に示すように、遮光手段5と、位置決め機構4とが各々独立した構成部材である。以下に、液晶表示パネル用検査装置10bについて詳述する。
液晶表示パネル用検査装置10bは、図11に示すように、上記実施の形態1の位置決め機構4と同じく、液晶表示パネル20を所定位置において固定することができる位置決め機構4’を備えている。さらに、位置決め機構4’によって液晶表示パネル20が位置固定された後に、上記実施の形態1の遮光手段5と同じく、液晶表示パネル20のフレーム20cから生じる外乱光を遮断することができる遮光装置(遮光手段)53が、測定台1と撮像手段3との間に設けられている。尚、位置決め機構4’については、上記実施の形態1の位置決め機構4(図1)から遮光手段5を除いた構成と同じであるため、説明を省略する。
上記遮光装置53は、図11に示すように、ガイドレール54aが設けられた支持台54と、遮光部56a・56bとを備えている。上記遮光部56a・56bは、支持台54のガイドレール54aに沿って移動できるように支持台54に支持されている。そして、遮光部56a・56bには、各々遮光部用駆動手段57が接続されており、遮光部56aと遮光部56bとを個別にガイドレール54aに沿って移動させることができる。
上記ガイドレール54aは、図11においてX軸方向に沿って形成されているので、遮光部56a・56bも、X軸方向に沿って移動する。図12は、液晶表示パネル用検査装置10aをZ軸に沿って見た状態の平面図である。説明の便宜上、図12では、位置決め機構4’と、位置決め機構4’によって位置固定された液晶表示パネル20と、遮光部56a・56bと、遮光部用駆動手段57とを示し、後の構成部材については図示を省略している。位置決め機構4’によって液晶表示パネル20が位置固定されると、液晶表示パネル20の前面に遮光装置53が配置され、液晶表示パネル20のフレーム20cの左右の辺(Z軸方向に延びている辺)の前面に遮光部56a・56bが配されるように遮光部用駆動手段57が遮光部56a・56bの位置を調節する。
このように、遮光部56a・56bがフレーム20cの左右の辺の前面に配置されれば、フレーム20cに形成された穴部からの外乱光が撮像手段3(図11)に入射することを防ぐことができる。
そして、本実施形態では、遮光部用駆動手段57によって、遮光部56a・56bが図12中の矢印で示した方向に移動することが可能であることから、液晶表示パネル20の横幅(X軸方向の長さ)が距離Pより大きくても、小さくても液晶表示パネル20のフレーム20cの前面に遮光部56a・56bを配置することができ、外乱光を確実に遮光することができる。
遮光部56a・56bは、Z軸方向に遮光領域の長さを可変することができるよう、図7に示したように複数の遮光板から構成されている。これにより、液晶表示パネル20の縦幅(Z軸方向の長さ)に併せて遮光領域のZ軸方向の長さを変えることができる。
また、上記支持台54は、遮光装置53が液晶表示パネル20の前面に配置された際に、フレーム20cの下側の辺(X軸方向に延びる辺)の前面に配設されるように構成すれば、仮に実施の形態1で説明したように、フレーム20cの下側の辺にも穴部が設けられている場合であっても、その穴部からの外乱光を遮断することができる。
尚、本実施形態では、支持台54のガイドレール54aに沿って遮光部56a・56bが位置移動するように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遮光部56a・56bが図12の矢印で示した方向に移動できるような構成であれば如何なる移動機構を備えたものであってもよい。そこで、以下に、本実施形態の遮光装置53の変形例(3)及び(4)を、図13(a)・(b)及び図14を用いて説明する。
変形例(3);
図13(a)は、本実施形態の遮光装置53の変形例を示した図である。図13(a)に示す遮光装置53’は、図11に示したような支持台を備えておらず、遮光部56a’・56b’のみを備えている。そして、図13(a)に示すように、遮光部56a’・56b’とは、各々の上端と下端とにおいて接続されている。具体的には、遮光部56a’・56b’の各々の上端と下端とには、X軸方向に互いの方向に延びる枝部58を有している。遮光部56a’の上端の枝部58と、遮光部56b’の上端の枝部58とが接続しており、遮光部56a’の下端の枝部58と、遮光部56b’の下端の枝部58とが接続している。ここで、この接続部分の構造を、図13(b)に基づいて説明する。
図13(a)は、本実施形態の遮光装置53の変形例を示した図である。図13(a)に示す遮光装置53’は、図11に示したような支持台を備えておらず、遮光部56a’・56b’のみを備えている。そして、図13(a)に示すように、遮光部56a’・56b’とは、各々の上端と下端とにおいて接続されている。具体的には、遮光部56a’・56b’の各々の上端と下端とには、X軸方向に互いの方向に延びる枝部58を有している。遮光部56a’の上端の枝部58と、遮光部56b’の上端の枝部58とが接続しており、遮光部56a’の下端の枝部58と、遮光部56b’の下端の枝部58とが接続している。ここで、この接続部分の構造を、図13(b)に基づいて説明する。
図13(b)は、遮光部56a’の上端の枝部58と、遮光部56b’の上端の枝部58との接続部分を切断線A−A’で切断した状態を示した矢視断面図である。図13(b)に示すように、遮光部56a’側の枝部58には溝59が形成されている。一方、遮光部56b’側の枝部58は、この溝59に対応した形状を有している。そのため、遮光部56a’及び遮光部56b’は、遮光部56b’側の枝部58を溝59に沿ってX軸方向にスライドさせることによって、X軸方向に位置移動できる。
尚、遮光装置53’も、遮光装置53と同様に、複数の遮光板の重畳量を変化させることによって、Z軸方向の遮光領域の範囲を可変することができるように構成されている。
また、各枝部58が、フレーム20cの下側の辺(X軸方向に延びる辺)に形成された穴部からの外乱光を遮断することも可能である。
変形例(4);
図14は、遮光装置53の他の変形例を示した斜視図である。図13に示した遮光装置53’では、溝59を有する枝部58と、溝59に対応する形状の枝部58とによって、遮光部56a’と遮光部56b’とが接続されていた。これに対して、図14に示す遮光装置53’’は、遮光部56a’’及び遮光部56b’’の上端及び下端に、互いを連結する襞状の構造体60を有している。構造体60は、X軸方向に襞を伸び縮みさせることができるため、遮光部56a’及び遮光部56b’は、構造体60を伸縮させることによって、X軸方向に位置移動できる。
図14は、遮光装置53の他の変形例を示した斜視図である。図13に示した遮光装置53’では、溝59を有する枝部58と、溝59に対応する形状の枝部58とによって、遮光部56a’と遮光部56b’とが接続されていた。これに対して、図14に示す遮光装置53’’は、遮光部56a’’及び遮光部56b’’の上端及び下端に、互いを連結する襞状の構造体60を有している。構造体60は、X軸方向に襞を伸び縮みさせることができるため、遮光部56a’及び遮光部56b’は、構造体60を伸縮させることによって、X軸方向に位置移動できる。
また、各蛇腹構造体60が、フレーム20cの下側の辺(X軸方向に延びる辺)に形成された穴部からの外乱光を遮断することも可能である。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の表示パネル用検査装置は、本来の検査結果とは異なる結果を生じる虞があり、欠陥の有無を正確に検査することができない事態を招く虞がある光を、遮断することができるとともに、画像表示領域の大きさに合わせて遮光部材が遮光領域を可変させることができる。
従って、種々のサイズからなる液晶表示パネルに共通して用いることができる。また、液晶表示パネル以外にもEL(エレクトロルミネセンス)表示体等のFPDモジュールを検査するための検査装置として適用することができる。
1 測定台
2 バックライト(光源)
3 撮像手段
4 位置決め機構
5 遮光手段
6 支持台
10a,10b 液晶表示パネル用検査装置
11 測定台
20 液晶表示パネル
20a 画像表示面(画像表示領域)
20b 背面
20c フレーム
20d 穴部
40,41 アーム部
40a,41a 貫通穴
42a・42b・43a・43b 位置決めピン(挟持用部材)
44・45 アーム部
46 位置決めピン
50a・50b 遮光板
51a・51b 穴部
53 遮光装置
54 支持台
54a ガイドレール
55 蛇腹構造
56a・56b 遮光部
57 遮光部用駆動手段
58 枝部
60 襞状の構造体
2 バックライト(光源)
3 撮像手段
4 位置決め機構
5 遮光手段
6 支持台
10a,10b 液晶表示パネル用検査装置
11 測定台
20 液晶表示パネル
20a 画像表示面(画像表示領域)
20b 背面
20c フレーム
20d 穴部
40,41 アーム部
40a,41a 貫通穴
42a・42b・43a・43b 位置決めピン(挟持用部材)
44・45 アーム部
46 位置決めピン
50a・50b 遮光板
51a・51b 穴部
53 遮光装置
54 支持台
54a ガイドレール
55 蛇腹構造
56a・56b 遮光部
57 遮光部用駆動手段
58 枝部
60 襞状の構造体
Claims (8)
- 一表面に画像表示領域を有する表示パネルを検査するための表示パネル用検査装置であって、
上記表示パネルを所定位置に位置決めするための位置決め機構と、
上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記一表面の背面側に設けられた光源と、
上記光源から出射された光のうち、上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記画像表示領域を透過する光以外の光を、上記表示パネルの上記一表面の側に出射させないための遮光手段とを備えており、
上記遮光手段は、上記画像表示領域の大きさに合わせて遮光領域を可変させることができるように構成されていることを特徴とする表示パネル用検査装置。 - 一表面に画像表示領域を有し、且つ該一表面の背面にバックライトを有する表示パネルを検査するための表示パネル用検査装置であって、
上記表示パネルを所定位置に位置決めするための位置決め機構と、
上記位置決め機構によって位置決めされた上記表示パネルの上記バックライトから出射された光のうち、上記画像表示領域を透過する光以外の光を、上記表示パネルの上記一表面の側に出射させないための遮光手段とを備えており、
上記遮光手段は、上記画像表示領域の大きさに合わせて遮光領域を可変させることができるように構成されていることを特徴とする表示パネル用検査装置。 - 上記遮光手段は、上記表示パネルの上記一表面の面上に配置される構成となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示パネル用検査装置。
- 上記位置決め機構は、上記表示パネルの対向する一対の側面から該表示パネルを挟持できるように構成された一対の挟持用部材を有しており、
上記一対の挟持用部材は、両者の間隔を可変できるように構成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の表示パネル用検査装置。 - 上記遮光手段は、上記挟持用部材と一体的な構造となっていることを特徴とする請求項4に記載の表示パネル用検査装置。
- 上記遮光手段は、遮光体同士の重畳量を調整することによって上記遮光領域を可変させる複数の遮光体を有していることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の表示パネル用検査装置。
- 上記遮光体同士が重畳する部分では、一方の遮光体に溝が設けられており、他方の遮光体に、上記溝に沿って移動可能な状態で該溝部に挿入される突出部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の表示パネル用検査装置。
- 上記表示パネルの上記一表面の側に、上記画像表示領域から出射される上記光を受光して、該画像表示領域を撮像するための撮像手段を備えていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の表示パネル用検査装置。
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