JP2008151166A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】二股状連結部材の先端部と、その先端部に掴持されるピンとの相対移動力を一定化することにより、トルク出力部材からトルク入力部材に入力されるトルクを安定させることができるトルク伝達部材の提供を図る。
【解決手段】リーフスプリング10の先端部10eと、その先端部10eのピン保持部12に掴持される第1のピン5と、の間に弾性体としての皿ばね20を設け、かつ、第1のピン5の先端部に形成した加締め部5aによって抜止め加工を施すことにより、皿ばね20によって加締め部5aの不均一な加締め力を吸収できる。このため、リーフスプリング10の先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12で掴持した第1のピン5と、の相対移動力を一定として、トルク出力部材2からトルク入力部材4に入力されるトルクを安定化し、ひいては、駆動軸3の回転を安定させることができる。
【選択図】図3
【解決手段】リーフスプリング10の先端部10eと、その先端部10eのピン保持部12に掴持される第1のピン5と、の間に弾性体としての皿ばね20を設け、かつ、第1のピン5の先端部に形成した加締め部5aによって抜止め加工を施すことにより、皿ばね20によって加締め部5aの不均一な加締め力を吸収できる。このため、リーフスプリング10の先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12で掴持した第1のピン5と、の相対移動力を一定として、トルク出力部材2からトルク入力部材4に入力されるトルクを安定化し、ひいては、駆動軸3の回転を安定させることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、過剰トルクの入力時にトルク伝達を遮断する動力伝達装置に関する。
従来の動力伝達装置としては、例えば、特許文献1に開示されるように、クラッチレス圧縮機にエンジン動力(トルク)を入力する部分に設けられ、その圧縮機のハウジングに形成したボス部にトルク出力部材であるプーリを回転自在に設けるとともに、前記ボス部の中心から突出する圧縮機の駆動軸にトルク入力部材であるハブを前記プーリと同軸に設け、それらプーリとハブとを過剰トルクの入力時にトルク伝達を遮断する二股状連結部材(リーフスプリング)で連結したものがある。
前記二股状連結部材は先端部が二股状に分岐したリーフ状を成し、基端部が前記ハブから突設するピンに嵌合支持されるとともに、二股状先端部の対向部分間にピン保持部を設け、そのピン保持部に前記プーリから突設するピンを所定の保持力をもって離脱可能に掴持するようになっている。
従って、前記二股状先端部のピン保持部でプーリ側のピンを掴持した状態では、二股状連結部材を介してプーリからハブにエンジンの回転力(トルク)が伝達されて、圧縮機を駆動できるようになっている。
一方、過剰トルクが入力された際には、二股状連結部材の先端部に設けたピン保持部が、プーリ側のピンから離脱することにより、プーリからハブに伝達されるトルクを遮断できるようになっている。
特開2005−54774号公報(第4−5頁、図1)
しかしながら、前記従来の動力伝達装置では、上述したように二股状連結部材の基端部がハブ側のピンに嵌合支持されるとともに、二股状連結部材の先端部は二股状のピン保持部がプーリ側のピンを掴持するようになっている。
このため、単にピンの先端部を加締めて二股状連結部材を取り付けた場合にも、その加締め力を均一にするのは困難となり、ひいては、二股状連結部材の先端部とピンとの相対的な移動力が一定とならないため、トルク入力部材であるハブ側、つまり、圧縮機の駆動軸に入力されるトルクが不安定になってしまう。
そこで、本発明は、二股状連結部材の先端部と、その先端部に掴持されるピンとの相対移動力を一定化することにより、トルク出力部材からトルク入力部材に入力されるトルクを安定させることができるトルク伝達部材を提供するものである。
請求項1の発明は、互いに同軸状に配置されるトルク出力部材およびトルク入力部材と、前記トルク出力部材および前記トルク入力部材の回転軸に直交して突設されるトルク出力側の第1のピンおよびトルク入力側の第2のピンと、前記第1のピンまたは前記第2のピンの一方が回転自在に嵌合支持される取付穴を基端部に設けるとともに、先端部を二股状に分岐して、その二股状先端部の対向部分間に、前記第1のピンまたは前記第2のピンの他方を所定の保持力をもって離脱可能に掴持するピン保持部を設けた二股状連結部材と、を備え、前記ピン保持部で第1のピンまたは第2のピンの他方を掴持した状態で、前記二股状連結部材を介してトルク出力部材からトルク入力部材にトルク伝達する一方、過剰トルクの発生時に前記ピン保持部が第1のピンまたは第2のピンの他方から抜脱されてトルク伝達を遮断する動力伝達装置において、前記二股状連結部材の先端部と、該先端部のピン保持部に掴持される第1のピンまたは第2のピンの抜止め部との間に弾性体を設け、かつ、第1のピンまたは第2のピンを、その先端部に形成した加締め部によって前記二股状連結部材に抜止め加工したことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記弾性体を皿ばねで構成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記弾性体と、その弾性体を設けた第1のピンまたは第2のピンの抜止め部との間に、平板状の受け板を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、二股状連結部材のピン保持部を設けた先端部と、該先端部のピン保持部に掴持される第1のピンまたは第2のピンの先端部に形成した抜止め部と、の間に弾性体を設けることによって、その弾性体によって上記抜止め部の不均一な加締め力を吸収できる。このため、二股状連結部材の先端部と、その先端部のピン保持部で掴持したピンと、の相対移動力を一定とすることができ、ひいては、トルク出力部材からトルク入力部材に入力されるトルクを安定させることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記弾性体を皿ばねで構成したので、ばね力の経時変化が少ない皿ばねによって、二股状連結部材の先端部と掴持したピンとの相対移動力をより精度良く一定化させることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1および2の効果に加えて、前記弾性体とピンの抜止め部との間に平板状の受け板を設けたので、弾性体の反力を平板状の受け板を介して抜止め部で受けることになり、弾性体が直接抜止め部に接触するのを避けることができるため、弾性体の摩耗を低減して耐久性を向上し、二股状連結部材とピンとの相対移動力が経時的に低減されるのを抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は動力伝達装置の取付状態を示す正面図、図2は伝達トルクの遮断状態を示す正面図、図3は図1中A−A線に沿った拡大断面図である。
図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は動力伝達装置の取付状態を示す正面図、図2は伝達トルクの遮断状態を示す正面図、図3は図1中A−A線に沿った拡大断面図である。
本実施形態の図1に示す動力伝達装置1は、例えば、従来と同様にクラッチレス圧縮機にエンジン動力(トルク)を入力する部分に設けられる場合に例を取って説明するものとし、エンジン動力が伝達されるプーリがトルク出力部材2となり、圧縮機の駆動軸3に結合されるハブがトルク入力部材4となっている。
トルク出力部材2およびトルク入力部材4は、それぞれが円形に形成されて前記駆動軸3を中心として同軸配置され、かつ、本実施形態では、トルク出力部材2がトルク入力部材4よりも大径に形成されており、また、トルク出力部材2およびトルク入力部材4のトルク入力時の回転方向は図中時計回り方向となっている。
前記トルク出力部材2および前記トルク入力部材4は、それぞれの端面2a,4aが前記駆動軸3に対して直交して配置されており、トルク出力部材2の端面2aの外周縁部にトルク出力側の第1のピン5が突設されるとともに、トルク入力部材4の端面4aの外周縁部にトルク入力側の第2のピン6が突設される。
本実施形態では、前記第1のピン5および前記第2のピン6は、それぞれが駆動軸3を中心として周方向に等間隔(中心角120度)をもって3本ずつが配置され、それら第1のピン5および第2のピン6は、それぞれ対応されるピン同士が対となって計3対が配置されることになる。
そして、それぞれ対となる第1のピン5と第2のピン6とを、二股状連結部材としてのリーフスプリング10によって連結することにより、そのリーフスプリング10を介してトルク出力部材2からトルク入力部材4へとトルク伝達される。
前記リーフスプリング10は全体として二股状に形成され、基端部10fに前記第2のピン6に回転自在に嵌合支持される取付穴11を設けるとともに、先端部10eを二股状に分岐して、その二股状先端部10eの対向部分12a,12b間に、前記第1のピン5を所定の保持力をもって離脱可能に掴持するピン保持部12を設けてある。
このとき、前記リーフスプリング10によって第1のピン5と第2のピン6とを連結する際、第1のピン5は第2のピン6よりも回転方向に所定回転角θだけずれた状態となっており、リーフスプリング10はトルク出力部材2およびトルク入力部材4の周方向にほぼ沿った方向に傾斜して配置される。
従って、リーフスプリング10のピン保持部12で第1のピン5を掴持した状態では、図1に示すようにトルク出力部材2とトルク入力部材4とが前記リーフスプリング10を介して連結された状態となり、そのリーフスプリング10を介してトルク出力部材2からトルク入力部材4にトルク伝達される一方、過剰トルクの発生時には、図2に示すように前記ピン保持部12が第1のピン5から抜脱されてトルク伝達が遮断される。
ここで、本発明にあっては、図3に示すように、リーフスプリング10の先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12に掴持される第1のピン5と、の間に弾性体としての皿ばね20を設け、かつ、その皿ばね20を設けた第1のピン5の先端部に形成した加締め部5aによって抜止めしてある。尚、図3では後述の第2実施形態を説明する関係上、第1のピン5およびそれの各部の符号に括弧を添付して別の符号を示してあるが、本実施形態ではそれら括弧を付した符号は無視するものとする。
即ち、前記第1のピン5は、抜止め部としての頭部5bが基端部側に形成され、その頭部5bから大径軸部5cが突出するとともに、その大径軸部5cから更に先端部側が小径軸部5dとなり、大径軸部5cと小径軸部5dとの間の段部5eが、トルク出力部材2の端面2aから突出する座部2bに当接するようにして、小径軸部5dがトルク出力部材2を貫通し、その貫通により突出した小径軸部5dの先端部を加締めて前記加締め部5aを形成することにより、第1のピン5がトルク出力部材2に固定される。
この状態で、前記大径軸部5cがトルク出力部材2の端面2aから突出することになり、この突出した大径軸部5cを、前記リーフスプリング10の先端部1bに設けたピン保持部12で掴持する。
そして、前記皿ばね20は、それのテーパ状に開いた拡開側をリーフスプリング10の先端部10eに配置するようにして前記大径軸部5cに挿通してあり、その皿ばね20の縮径側が第1のピン5の頭部5bに係止される。
また、本実施形態では前記皿ばね20と、該皿ばね20を設けた第1のピン5の抜止め部としての頭部5bとの間に、平板状の受け板としてのシム21を設けてある。尚、この場合、シム2に代えてワッシャでもよい。
つまり、前記シム21はリング状の平板で形成され、前記皿ばね20と前記第1のピン5の頭部5bとの間に配置されるようにして、前記大径軸部5cに挿通される。
このとき、本実施形態では前記シム21に耐食性および耐摩耗性に優れた窒化処理を施しておくことが好ましく、このように窒化処理することによりシム21の表面硬度HVを約400〜500とすることができ、また、シム21にフッ素系固体潤滑剤を塗布しておくことによっても耐食性および耐摩耗性を向上することができる。
以上の構成により本実施形態の動力伝達装置1によれば、リーフスプリング10のピン保持部12を設けた先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12に掴持される第1のピン5の頭部(抜止め部)5bと、の間に皿ばね20を設けたので、その皿ばね20によって頭部(抜止め部)5bの不均一な加締め力を吸収できる。このため、リーフスプリング10の先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12で掴持した第1のピン5と、の相対移動力を一定とすることができる。従って、トルク出力部材2からトルク入力部材4に入力されるトルクを安定化し、ひいては、駆動軸3の回転を安定させることができる。
また、前記加締め部5aの不均一な加締め力を吸収する弾性体として前記皿ばね20を用いたことにより、ばね力の経時変化が少ない皿ばね20によって、リーフスプリング10の先端部10eと掴持した第1のピン5との相対移動力をより精度良く一定化させることができる。
更に、前記皿ばね20と、第1のピン5の頭部5bとの間にシム21を設けたので、皿ばね20の反力をシム21を介して第1のピン5の頭部5bで受けることになり、皿ばね20が直接頭部5bに接触するのを避けることができるため、皿ばね20の摩耗を低減して耐久性を向上し、リーフスプリング10と第1のピン5との相対移動力が経時的に低減されるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
図4,図5は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。図4は動力伝達装置の取付状態を示す正面図、図5は伝達トルクの遮断状態を示す正面図である。
図4,図5は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。図4は動力伝達装置の取付状態を示す正面図、図5は伝達トルクの遮断状態を示す正面図である。
本実施形態の図4に示す動力伝達装置1Aは、基本的に第1実施形態と同様に、同軸配置されたトルク出力部材2およびトルク入力部材4のそれぞれの端面2a,4aに、トルク出力側の第1のピン5およびトルク入力側の第2のピン6が突設されており、それぞれ対となる第1のピン5と第2のピン6とをリーフスプリング10Aによって連結してある。
そして、前記リーフスプリング10Aにあっても二股状に形成され、それの基端部10fに取付穴11が設けられるとともに、二股状先端部10eにピン保持部12が設けられている。
ここで、本実施形態が前記第1実施形態と主に異なる点は、リーフスプリング10Aの取付穴11をトルク出力部材2の第1のピン5に回転自在に嵌合支持するとともに、前記ピン保持部12によってトルク入力部材4の第2のピン6を掴持するようになっている。つまり、リーフスプリング10Aの基端部10fと先端部10eの位置が第1実施形態のリーフスプリング10とは逆になっている。
そして、本実施形態では、ピン保持部12を設けたリーフスプリング10Aの先端部10eに本発明を適用するようになっており、図3に示した構成と同様となるのであるが、本実施形態では図3中、括弧を付して示したように、第1のピン5を第2のピン6と読み替えるものとし、かつ、第1のピン5に形成される加締め部5a、頭部5b、大径軸部5cおよび小径軸部5dを、それぞれ加締め部6a、頭部6b、大径軸部6cおよび小径軸部6dと読み替えるものとする。
つまり、リーフスプリング10Aの先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12に掴持される第2のピン6の頭部6bと、の間に弾性体としての皿ばね20を設け、かつ、第2のピン6の先端部に形成した加締め部6aによって抜止め加工してある。
また、本実施形態にあっても、前記皿ばね20と、第2のピン6の頭部6bと、の間にシム21を設けることが好ましく、かつ、そのシム21に耐食性および耐摩耗性に優れた窒化処理を施し、また、シム21にフッ素系固体潤滑剤を塗布しておくことが好ましい。
そして、前記動力伝達装置1Aにあっても、リーフスプリング10Aのピン保持部12で第2のピン6を掴持した状態では、図4に示すようにトルク出力部材2とトルク入力部材4とが前記リーフスプリング10Aを介して連結された状態となり、そのリーフスプリング10Aを介してトルク出力部材2からトルク入力部材4にトルク伝達される一方、過剰トルクの発生時には、図5に示すように前記ピン保持部12が第2のピン6から抜脱されてトルク伝達が遮断される。
従って、本実施形態の動力伝達装置1Aによれば、リーフスプリング10Aのピン保持部12を設けた先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12に掴持される第2のピン6の先端部に形成した頭部6bと、の間に皿ばね20を設けたので、第1実施形態と同様にリーフスプリング10Aの先端部10eと、該先端部10eのピン保持部12で掴持した第2のピン6と、の相対移動力を一定とすることができ、トルク出力部材2からトルク入力部材4に入力されるトルクを安定化して、駆動軸3の回転を安定させることができる。
勿論、前記皿ばね21を用いたことにより、リーフスプリング10Aの先端部10eと掴持した第2のピン6との相対移動力をより精度良く一定化させることができるとともに、皿ばね20と第2のピン6の頭部5bとの間にシム21を設けたので、皿ばね20の摩耗を低減して耐久性を向上することができる。
次いで、前記トルク出力部材2と二股状連結部材10とを加締め加工によって締結する手順を説明する。
図6は、この締結手順を示す概略図である。
図6(a)に示すように、加締め加工装置30は、上側に配置されたポンチ31と、下側に配置されたダイ32とを備えている。
まず、トルク出力部材2、二股状連結部材10及び皿ばね20を第1のピン5によって貫通させた状態で重ね合わせ、ダイ32の上に載置する。
そして、図6(b)に示すように、ポンチ31を下降させ、第1のピン5の上面を加圧して押し潰す。これによって、図6(c)に示すように、トルク出力部材2、二股状連結部材10及び皿ばね20を第1のピン5によって加締めることができる。
ところで、本発明の動力伝達装置は前記第1・第2実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、勿論、動力伝達装置は、圧縮機のエンジン動力入力部に設ける場合に限ることなく、一般的に構成されるトルクの伝達経路にあっても本発明を適用することができる。
1,1A 動力伝達装置
2 トルク出力部材
3 駆動軸
4 トルク入力部材
5 第1のピン
5a 加締め部
5b 頭部(抜止め部)
6 第2のピン
6a 加締め部
6b 頭部(抜止め部)
10,10A リーフスプリング
10f 基端部
10e 先端部
11 取付穴
12 ピン保持部
20 皿ばね(弾性体)
21 シム(平板状の受け板)
2 トルク出力部材
3 駆動軸
4 トルク入力部材
5 第1のピン
5a 加締め部
5b 頭部(抜止め部)
6 第2のピン
6a 加締め部
6b 頭部(抜止め部)
10,10A リーフスプリング
10f 基端部
10e 先端部
11 取付穴
12 ピン保持部
20 皿ばね(弾性体)
21 シム(平板状の受け板)
Claims (3)
- 互いに同軸状に配置されるトルク出力部材(2)およびトルク入力部材(4)と、
前記トルク出力部材(2)および前記トルク入力部材(4)の回転軸に直交して突設されるトルク出力側の第1のピン(5)およびトルク入力側の第2のピン(6)と、
前記第1のピン(5)または前記第2のピン(6)の一方が回転自在に嵌合支持される取付穴(11)を基端部(10f)に設けるとともに、先端部(10e)を二股状に分岐して、その二股状先端部(10e)の対向部分(12a,12b)間に、前記第1のピン(5)または前記第2のピン(6)の他方を所定の保持力をもって離脱可能に掴持するピン保持部(12)を設けた二股状連結部材(10,10A)と、を備え、
前記ピン保持部(12)で第1のピン(5)または第2のピン(6)の他方を掴持した状態で、前記二股状連結部材(10,10A)を介してトルク出力部材(2)からトルク入力部材(4)にトルク伝達する一方、過剰トルクの発生時に前記ピン保持部(12)が第1のピン(5)または第2のピン(6)の他方から抜脱されてトルク伝達を遮断する動力伝達装置(1,1A)において、
前記二股状連結部材(10,10A)の先端部(10e)と、該先端部(10e)のピン保持部(12)に掴持される第1のピン(5)または第2のピン(6)の抜止め部(5b,6b)との間に弾性体(20)を設け、かつ、第1のピン(5)または第2のピン(6)を、その先端部に形成した加締め部(5a,6a)によって前記二股状連結部材(10,10A)に抜止め加工したことを特徴とする動力伝達装置。 - 前記弾性体は皿ばね(20)であることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
- 前記弾性体(20)と、該弾性体(20)を設けた第1のピン(5)または第2のピン(6)の抜止め部(5b,6b)との間に、平板状の受け板(21)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の動力伝達装置。
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2006
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