JP5128654B2 - ディスクブレーキ用摩擦材組立体 - Google Patents
ディスクブレーキ用摩擦材組立体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5128654B2 JP5128654B2 JP2010272526A JP2010272526A JP5128654B2 JP 5128654 B2 JP5128654 B2 JP 5128654B2 JP 2010272526 A JP2010272526 A JP 2010272526A JP 2010272526 A JP2010272526 A JP 2010272526A JP 5128654 B2 JP5128654 B2 JP 5128654B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- assembly
- friction material
- transmission ring
- torque transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
また、ガイドプレートへのライニング組立体の組み付けには、専用の加工装置を使うリベットの加締め工程などが含まれるため、組立工程が煩雑化し、生産性を向上させることが難しいという問題もあった。
(1) 摩擦材の裏面に裏板が固着されたライニング組立体と、円板状に形成されて前記裏板に連結されるトルク伝達リングと、前記トルク伝達リングが旋回可能に嵌合するガイド孔を有したガイドプレートと、前記ガイドプレートを支持して該ガイドプレートに作用する制動トルクを受けるトルク受けプレートと、前記ライニング組立体に当接する裏面当接部と前記トルク受けプレートに当接するプレート当接部とを具備して前記ライニング組立体と前記トルク受けプレートとの間で押圧力を伝達するリンクプレートと、を備えたディスクブレーキ用摩擦材組立体であって、
前記トルク伝達リングが前記裏板に一体形成されると共に、前記トルク伝達リングには、前記リンクプレートとの対向面に回転規制用凹みが凹設され、
前記リンクプレートは、前記裏面当接部が両端に設けられると共に前記プレート当接部がこれら2つの裏面当接部の中間に位置するように設けられる第1のリンクプレートと、前記裏面当接部が中心から3方に延出したアーム形状の先端側に設けられると共に前記プレート当接部がこれら3つの裏面当接部の中心に位置するように設けられる第2のリンクプレートとを備え、前記第1及び第2のリンクプレートにおける前記各裏面当接部の両側には、前記ライニング組立体の裏面に当接した際、前記トルク伝達リングの一対の回転規制用凹みにそれぞれ嵌合して該トルク伝達リングの回転を規制する一対の回転規制用の折り曲げ爪が突設されていることを特徴とする。
また、連結軸部への板ばねの連結は、板ばねの嵌合孔の周縁部に形成された切り欠きの位置を、連結軸部の先端側に延設された押え片の位置に合わせて、嵌合孔に連結軸部を挿通させた後、連結軸部と板ばねとを相対回転させて、押え片の位置を切り欠きの位置からずらすだけで良く、加締め用の加工装置を使わずに作業ができるため、ライニング組立体のガイドプレートへの組み付けも容易になる。
従って、部品点数の削減、及び組立工程数の低減により、製造コストの低減と生産性の向上を図ることができる。
図1は本発明に係るディスクブレーキ用摩擦材組立体の一実施の形態の正面側から見た斜視図、図2は図1に示したディスクブレーキ用摩擦材組立体の正面図、図3は図1に示したディスクブレーキ用摩擦材組立体をその裏面側から見た斜視図、図4は図3に示したディスクブレーキ用摩擦材組立体の裏面図、図5は図2のA矢視図、図6は図3に示したディスクブレーキ用摩擦材組立体の分解斜視図、図7はライニング組立体に板ばねを連結する工程の説明図、図8は各ライニング組立体から押圧力を受けるリンクプレートを露出させた裏面図、図9は図8のB−B断面図、図10は図8のC−C断面図、図11は図8のD−D断面図である。
トルク伝達リング7の外周面7aは、図9に示すように、ガイド孔11の内周面に点接触する凸の湾曲面に形成されている。この湾曲面でガイド孔11に嵌合することで、図中の矢印Xで示す方向に旋回(揺動)可能に支持される。この旋回挙動は、摩擦材3がディスクロータに発生するうねり等に追従して接触面積を維持するために必要となる。
押え片28を設けたことによって、押え片28と対向するトルク伝達リング7との間が、後述する板ばね15の嵌合孔31の周縁部を割り込ませることが可能な溝状になっている。
本実施の形態の場合、回転規制用凹み32は、円形の嵌合孔である。
板ばね15は、図7(a)に示すように、嵌合孔31の周縁部の一部に押え片28を挿通させる切り欠き33が連設されている。
板ばね15を、図7(b)に示した状態から図7(c)に示す状態にする場合には、図7(b)に示したように連結軸部27に嵌合させた板ばね15の中心部付近をガイドプレート12側に押圧して、板ばね15を弾性変形させた状態にして、その状態で板ばね15を連結軸部27に対して90°回転させることで図7(c)に示した状態にする。
裏面当接部21及びプレート当接部22の構造は、前述のリンクプレート24における裏面当接部21及びプレート当接部22と同一である。
ガイドプレート12及びトルク受けプレート17の外周部には、図6に示すようにリベット止め用の貫通穴46が適宜間隔で形成されており、外周部同士を重ね合わせたガイドプレート12とトルク受けプレート17は、図1及び図11に示すように、貫通穴46に挿通させたリベット47により強固に連結・固定される。
アンカプレート48は、車両側のディスクブレーキ装置において、アクチュエータによりディスクロータに向かって進退駆動される摩擦材取付け手段に固定される。
従って、部品点数の削減、及び組立工程数の低減により、製造コストの低減と生産性の向上を図ることができる。
従って、リンクプレート24,25を組み付けた後は、板ばね15が連結軸部27に対して相対回転して脱落することを防止でき、また、制動動作時にライニング組立体5が回転することを規制して安定した制動性能を維持することができる。
3 摩擦材
4 裏板
5 ライニング組立体
7 トルク伝達リング
11 ガイド孔
12 ガイドプレート
15 板ばね
17 トルク受けプレート
21 裏面当接部
22 プレート当接部
24,25 リンクプレート
27 連結軸部
28 押え片
31 嵌合孔
32 回転規制用凹み
33 切り欠き
35 局部的開口部
37 切り込み
43 回転規制用突起
Claims (1)
- 摩擦材の裏面に裏板が固着されたライニング組立体と、円板状に形成されて前記裏板に連結されるトルク伝達リングと、前記トルク伝達リングが旋回可能に嵌合するガイド孔を有したガイドプレートと、前記ガイドプレートを支持して該ガイドプレートに作用する制動トルクを受けるトルク受けプレートと、前記ライニング組立体に当接する裏面当接部と前記トルク受けプレートに当接するプレート当接部とを具備して前記ライニング組立体と前記トルク受けプレートとの間で押圧力を伝達するリンクプレートと、を備えたディスクブレーキ用摩擦材組立体であって、
前記トルク伝達リングが前記裏板に一体形成されると共に、前記トルク伝達リングには、前記リンクプレートとの対向面に回転規制用凹みが凹設され、
前記リンクプレートは、前記裏面当接部が両端に設けられると共に前記プレート当接部がこれら2つの裏面当接部の中間に位置するように設けられる第1のリンクプレートと、前記裏面当接部が中心から3方に延出したアーム形状の先端側に設けられると共に前記プレート当接部がこれら3つの裏面当接部の中心に位置するように設けられる第2のリンクプレートとを備え、前記第1及び第2のリンクプレートにおける前記各裏面当接部の両側には、前記ライニング組立体の裏面に当接した際、前記トルク伝達リングの一対の回転規制用凹みにそれぞれ嵌合して該トルク伝達リングの回転を規制する一対の回転規制用の折り曲げ爪が突設されていることを特徴とするディスクブレーキ用摩擦材組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010272526A JP5128654B2 (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | ディスクブレーキ用摩擦材組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010272526A JP5128654B2 (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | ディスクブレーキ用摩擦材組立体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007061740A Division JP4717848B2 (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | ディスクブレーキ用摩擦材組立体、及びその組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011047520A JP2011047520A (ja) | 2011-03-10 |
JP5128654B2 true JP5128654B2 (ja) | 2013-01-23 |
Family
ID=43834044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010272526A Expired - Fee Related JP5128654B2 (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | ディスクブレーキ用摩擦材組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5128654B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103133579B (zh) * | 2013-02-06 | 2016-05-25 | 北京天宜上佳新材料有限公司 | 雨雪天气用浮动式制动闸片 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4276969A (en) * | 1979-04-02 | 1981-07-07 | Goodyear Aerospace Corporation | Method and means for fastening friction wear pads |
JP4638248B2 (ja) * | 2005-01-25 | 2011-02-23 | ナブテスコ株式会社 | ディスクパッド |
JP4006450B2 (ja) * | 2005-04-26 | 2007-11-14 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ディスクブレーキ用摩擦材組立て体 |
-
2010
- 2010-12-07 JP JP2010272526A patent/JP5128654B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011047520A (ja) | 2011-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4006450B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦材組立て体 | |
JP6261289B2 (ja) | ディスクブレーキ用パッドスプリング | |
JP5076177B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 | |
JP4803019B2 (ja) | ディスクブレーキ装置 | |
JP5985859B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 | |
JP4896902B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦材組立体 | |
JP5918610B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 | |
JP5816043B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 | |
WO2014073566A1 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 | |
US20110127122A1 (en) | Disc brake | |
JP5239093B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 | |
EP2088050B1 (en) | Disc brake friction member assembly | |
JP4717848B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦材組立体、及びその組立方法 | |
JP5128654B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦材組立体 | |
JP4531691B2 (ja) | ブレーキライニング | |
JP4673564B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2005249133A5 (ja) | ||
JP4108889B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
JP4611263B2 (ja) | 車両用ディスクブレーキ装置の摩擦パッド組立体 | |
US20230010464A1 (en) | Pad clip for disc brake apparatus and disc brake apparatus | |
JP5488872B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
JP6114008B2 (ja) | ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 | |
JP2009185947A (ja) | ディスクブレーキ用摩擦材組立体 | |
JP2004176788A (ja) | ブレーキ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120306 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120413 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120807 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120820 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121023 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5128654 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |