JP2008151085A - サプライポンプ - Google Patents

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    • F02M59/36Varying fuel delivery in quantity or timing by variably-timed valves controlling fuel passages to pumping elements or overflow passages
    • F02M59/366Valves being actuated electrically

Abstract

【課題】サプライポンプ1において、ポンプ機構3や吸入調量弁5から気泡が抜けやすい構造を提供することにある。
【解決手段】サプライポンプ1によれば、ポンプ機構3は、加圧室14、呼吸室23等の燃料流動部25を一端で袋状に区画し、吸入調量弁5は、内部流動室45、収容室50等の燃料流動部51を一端で袋状に区画している。そして、ポンプ機構3および吸入調量弁5は、燃料流動部25、51の開口部が、袋状に区画された燃料流動部25、51の一端よりも上方に配されている。これにより、ポンプ機構3および吸入調量弁5の両方から気泡が抜けやすくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンに燃料を加圧して供給するサプライポンプに関する。
従来から、サプライポンプ100は、図8に示すように、エンジンにより回転駆動されるカム機構101と、カム機構101により駆動されて燃料を加圧するポンプ機構102と、ポンプ機構102に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁103と、燃料タンク106からフィルタ108を経由して燃料を吸引し吸入調量弁103に供給するフィードポンプ109とを備える(例えば、特許文献1参照)。
そして、サプライポンプ100は、所定の電子制御装置(ECU)からの指令により吸入調量弁103が弁開度を可変することで、エンジンの運転状態に応じた流量の燃料を加圧してエンジンに供給する。また、サプライポンプ100は、燃料タンク106から流入口111を経由して導入した燃料の一部をカム機構101やポンプ機構102の摺動部の潤滑油として利用し、潤滑油として利用された燃料は、カム112等が収容されるカム室113に導かれ、エンジンに向かう燃料の供給口116とは別の流出口117を経由して燃料タンク106に戻される。
ポンプ機構102は、一端に燃料の加圧室119を形成するプランジャ120と、プランジャ120を摺動自在に支持するシリンダボディ121とを有し、カム機構101の動作に応じてプランジャ120が一端側や他端側に変位して加圧室119を拡縮し、燃料の吸入および加圧吐出を行う。
また、吸入調量弁103は、筒状の弁体123と、弁体123を摺動自在に支持する弁ボディ124と、通電を受けて弁体123を一方に磁気吸引するソレノイドコイル125と、弁体123を他方に付勢する復元バネ126とを有し、ソレノイドコイル125への通電量に応じて弁体123が変位することで弁開度を可変する。
このように、ポンプ機構102や吸入調量弁103は、内部に摺動部を有しており摺動部の潤滑性がサプライポンプ100の全体の信頼性に影響する。このため、サプライポンプ100では、気泡の存在による潤滑不良を避けるため、気泡が侵入しにくい構造や気泡が抜けやすい構造が求められている。また、サプライポンプ100に侵入した気泡は、一定量にまとまった後に一度に抜けて異音を発生する。このため、サプライポンプ100では、異音の発生防止の点からも、気泡が侵入しにくい構造や気泡が抜けやすい構造が求められている。
特開2005−36794号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、サプライポンプにおいて、気泡が侵入しにくい構造や気泡が抜けやすい構造を提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のサプライポンプは、燃料を加圧する1または複数のポンプ機構を備える。そして、全てのポンプ機構は、一端に燃料の加圧室を形成するプランジャと、プランジャを摺動自在に支持するシリンダボディとを有し、加圧室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、燃料流動部の開口部が燃料流動部の一端よりも上方に配されて組み込まれている。
ポンプ機構は、上記のように、内部に加圧室等の燃料流動部を形成し、この燃料流動部の一端は袋状に区画されている。このため、燃料流動部の開口部を袋状に区画された燃料流動部の一端よりも上方に配することで、ポンプ機構から気泡が抜けやすくなる。なお、ポンプ機構の燃料流動部の開口部とは、加圧室への流入流路の外部への開口部、加圧室からの流出流路の外部への開口部、およびプランジャとシリンダボディとのクリアランスのカム室への開口部等である。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のサプライポンプは、燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全てのポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備える。そして、吸入調量弁は、吸入された燃料を流動させる内部流動室を形成し、内部流動室から全てのポンプ機構に向かう燃料流路の開度を可変する弁体と、弁体を摺動自在に支持する弁ボディとを有し、内部流動室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、燃料流動部の開口部が燃料流動部の一端よりも上方に配されて組み込まれている。
吸入調量弁は、上記のように、内部に内部流動室等の燃料流動部を形成し、この燃料流動部の一端は袋状に区画されている。このため、燃料流動部の開口部を、袋状に区画された燃料流動部の一端よりも上方に配することで、吸入調量弁から気泡が抜けやすくなる。なお、吸入調量弁の燃料流動部の開口部とは、内部流動室への吸入口、内部流動室からの吐出口、および弁体と弁ボディとのクリアランスの外部への開口部等である。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のサプライポンプは、請求項2に記載のサプライポンプであって、全てのポンプ機構が、一端に燃料の加圧室を形成するプランジャと、プランジャを摺動自在に支持するシリンダボディとを有する。そして、全てのポンプ機構は、加圧室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、燃料流動部の開口部が燃料流動部の一端よりも上方に配されて組み込まれている。
これにより、ポンプ機構および吸入調量弁の両方から気泡が抜けやすくなる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のサプライポンプは、燃料を加圧する1または複数のポンプ機構を備える。そして、全てのポンプ機構は、一端に燃料の加圧室を形成するプランジャと、プランジャを摺動自在に支持するシリンダボディとを有し、加圧室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画する。また、燃料タンクからの燃料流入口、または燃料タンクへの燃料流出口は、全ての燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口している。
燃料流入口が全ての燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口することで、気泡は、全てのポンプ機構の方に向かいにくくなり、結果的にポンプ機構に侵入しにくくなる。また、燃料流出口が全ての燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口することで、気泡は、燃料流出口の方に向かいやすくなり、結果的にポンプ機構から気泡が抜けやすくなる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のサプライポンプは、請求項4に記載のサプライポンプであって、燃料流入口および燃料流出口は、両方とも、全ての燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口している。
これにより、ポンプ機構に気泡が侵入しにくくなるとともに、ポンプ機構から気泡が抜けやすくなる。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載のサプライポンプは、燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全てのポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備える。そして、吸入調量弁は、吸入された燃料を流動させる内部流動室を形成し、内部流動室から全てのポンプ機構に向かう燃料流路の開度を可変する弁体と、弁体を摺動自在に支持する弁ボディとを有し、内部流動室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画する。また、燃料流入口または燃料流出口は、燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口している。
燃料流入口が燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口することで、気泡は、吸入調量弁の方に向かいにくくなり、結果的に吸入調量弁に侵入しにくくなる。また、燃料流出口が燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口することで、気泡は、燃料流出口の方に向かいやすくなり、結果的に吸入調量弁から気泡が抜けやすくなる。
〔請求項7の手段〕
請求項7に記載のサプライポンプは、請求項6に記載のサプライポンプであって、燃料流入口および燃料流出口は、両方とも、燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口している。
これにより、吸入調量弁に気泡が侵入しにくくなるとともに、吸入調量弁から気泡が抜けやすくなる。
〔請求項8の手段〕
請求項8に記載のサプライポンプは、2山のカムを有するカム機構と、カム機構により駆動される1つのポンプ機構とを備える。
これにより、請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載のサプライポンプと同様の効果を有するサプライポンプにおいて、偏心カムと180°間隔で配置される2つのポンプ機構とで構成される標準的なサプライポンプと同等の吐出量を確保することができる。
〔請求項9の手段〕
請求項9に記載のサプライポンプは、2山または3山のカムを有するカム機構と、カム機構により駆動される2つのポンプ機構とを備える。
これにより、請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載のサプライポンプと同様の効果を有するサプライポンプにおいて、偏心カムと120°間隔で配置される3つのポンプ機構とで構成される標準的なサプライポンプと同等以上の吐出量を確保することができる。
〔請求項10の手段〕
請求項10に記載のサプライポンプは、燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全てのポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備え、所定の燃料汲上手段により燃料タンクから汲み上げられた燃料を、吸入調量弁を経由させて全てのポンプ機構に供給するものである。そして、このサプライポンプによれば、燃料流入口と燃料汲上手段との間の第1燃料流路から分岐し、吸入調量弁および全てのポンプ機構を迂回して燃料流出口に向かう第1バイパス流路が設けられ、第1バイパス流路には、燃料流出口に向かう流れのみを許容する逆止弁が配される。そして、燃料流出口は燃料流入口よりも上方で外部に開口している。
これにより、サプライポンプのプライミング時に、気泡は、第1バイパス流路を経由して燃料流出口に向かう。このため、気泡は、吸入調量弁やポンプ機構の方に向かいにくくなり、結果的に吸入調量弁やポンプ機構に侵入しにくくなる。また、上記のように逆止弁を配することで、サプライポンプの通常運転時に、燃料流出口近傍の燃料圧の高い領域から第1バイパス流路を経由して、燃料汲上手段の上流側に燃料が逆流するのを防止できる。
〔請求項11の手段〕
請求項11に記載のサプライポンプによれば、第1燃料流路と逆止弁との間の第1バイパス流路に気泡溜まりが設けられている。
これにより、気泡は、さらに第1バイパス流路の方に向かいやすくなり、吸入調量弁やポンプ機構に侵入しにくくなる。
〔請求項12の手段〕
請求項12に記載のサプライポンプによれば、燃料汲上手段と吸入調量弁との間の第2燃料流路から分岐し、吸入調量弁および全てのポンプ機構を迂回して燃料流出口に向かう第2バイパス流路が設けられている。そして、燃料流出口は燃料流入口よりも上方で外部に開口している。
これにより、サプライポンプの通常運転時に、気泡は、第2バイパス流路を経由して燃料流出口に向かう。このため、気泡は、吸入調量弁やポンプ機構の方に向かいにくくなり、結果的に吸入調量弁やポンプ機構に侵入しにくくなる。また、第2バイパス流路を燃料汲上手段と吸入調量弁との間の第2燃料流路に接続することにより、第2バイパス流路の燃料圧を燃料汲上手段の吐出圧と同等に保つことができるので、燃料流出口近傍の燃料圧の高い領域から第2バイパス流路を経由する燃料の逆流を防止できる。
〔請求項13の手段〕
請求項13に記載のサプライポンプによれば、第2バイパス流路に気泡溜まりが設けられている。
これにより、気泡は、さらに第2バイパス流路の方に向かいやすくなり、吸入調量弁やポンプ機構に侵入しにくくなる。
〔請求項14の手段〕
請求項14に記載のサプライポンプは、請求項12に記載のサプライポンプであって、燃料流入口と燃料汲上手段との間の第1燃料流路から分岐し、吸入調量弁および全てのポンプ機構を迂回して燃料流出口に向かう第1バイパス流路が設けられ、第1バイパス流路には、燃料流出口に向かう流れのみを許容する逆止弁が配されている。
これにより、サプライポンプのプライミング時および通常運転時の両方において、気泡は、吸入調量弁やポンプ機構の方に向かいにくくなり、吸入調量弁やポンプ機構に侵入しにくくなる。
〔請求項15の手段〕
請求項15に記載のサプライポンプは、請求項14に記載のサプライポンプであって、第1燃料流路と逆止弁との間の第1バイパス流路、および第2バイパス流路の各々に、気泡溜まりが設けられている。
これにより、請求項11および請求項13の手段と同様の効果を得ることができる。
最良の形態1のサプライポンプは、燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全てのポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備える。そして、全てのポンプ機構は、一端に燃料の加圧室を形成するプランジャと、プランジャを摺動自在に支持するシリンダボディとを有し、加圧室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画する。また、吸入調量弁は、吸入された燃料を流動させる内部流動室を形成し、内部流動室から全てのポンプ機構に向かう燃料流路の開度を可変する弁体と、弁体を摺動自在に支持する弁ボディとを有し、内部流動室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画する。そして、全てのポンプ機構および吸入調量弁は、各々の燃料流動部の開口部が燃料流動部の一端よりも上方に配されて組み込まれている。
また、燃料タンクからの燃料流入口、および燃料タンクへの燃料流出口は、両方とも、全ての燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口している。
また、このサプライポンプは、2山のカムを有するカム機構と、カム機構により駆動される2つのポンプ機構とを備える。
最良の形態2のサプライポンプは、燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全てのポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備え、所定の燃料汲上手段により燃料タンクから汲み上げられた燃料を、吸入調量弁を経由させて全てのポンプ機構に供給するものである。
そして、このサプライポンプによれば、燃料流入口と燃料汲上手段との間の第1燃料流路から分岐し、吸入調量弁および全てのポンプ機構を迂回して燃料流出口に向かう第1バイパス流路が設けられ、第1バイパス流路には、燃料流出口に向かう流れのみを許容する逆止弁が配される。そして、燃料流出口は燃料流入口よりも上方で外部に開口している。
また、第1燃料流路と逆止弁との間の第1バイパス流路に気泡溜まりが設けられている。
最良の形態3のサプライポンプによれば、燃料汲上手段と吸入調量弁との間の第2燃料流路から分岐し、吸入調量弁および全てのポンプ機構を迂回して燃料タンクへの燃料流出口に向かう第2バイパス流路が設けられている。そして、燃料流出口は燃料流入口よりも上方で外部に開口している。
また、第2バイパス流路に気泡溜まりが設けられている。
〔実施例1の構成〕
実施例1のサプライポンプ1の構成を、図1ないし図3を用いて説明する。
サプライポンプ1は、図1に示すように、エンジン(図示せず)により回転駆動されるカム機構2と、カム機構2により駆動されて燃料を加圧するポンプ機構3と、カム機構2の回転運動を直線運動に変換してポンプ機構3に伝達する駆動力伝達機構4と、ポンプ機構3に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁5と、燃料タンク(図示せず)から燃料を吸引して吸入調量弁5に供給するフィードポンプ6(図4、図6参照)とを備える。
そして、サプライポンプ1は、所定の電子制御装置(ECU:図示せず)からの指令により吸入調量弁5が弁開度を可変することで、エンジンの運転状態に応じた流量の燃料を加圧してエンジンに供給する。なお、サプライポンプ1により加圧された燃料は、例えば、コモンレール(図示せず)に供給されて高圧状態で蓄圧され、さらにコモンレールからインジェクタ(図示せず)に供給されてエンジンの気筒内に噴射される。
カム機構2は、エンジンにより回転駆動されるカムシャフト9、カムシャフト9に一体的に設けられるカム10等により構成される。そして、カムシャフト9は、所定のハウジング(ポンプハウジング11とする)に軸支され、カム10は、ポンプハウジング11に設けられたカム室12に収容されている。また、カム10は、180°間隔で2山が設けられている。
ポンプ機構3は、図2に示すように、一端に燃料の加圧室14を形成するプランジャ15、プランジャ15を摺動自在に支持するシリンダボディ16等により構成される。そして、カム機構2の動作に応じてプランジャ15が一端側や他端側に変位して加圧室14を拡縮することで、加圧室14への燃料の吸入、および加圧室14からの燃料の加圧吐出が行われる。つまり、プランジャ15が他端側に変位すると加圧室14が拡張し燃料が加圧室14に吸入され、プランジャ15が一端側に変位すると加圧室14が縮小し加圧室14の燃料が加圧されて吐出される。
ここで、加圧室14の一端側は、加圧室14と加圧室14への流入流路18との間を開閉するとともに、流入流路18から加圧室14に向かう流れのみを許容する逆止弁19により封鎖されている。逆止弁19は、加圧室14と流入流路18との間を開閉する弁体20と、弁体20を摺動自在に支持する弁ボディ21と、弁体20の一端部22が出入りする空間23を形成する栓24とを有する。また、空間23に占める一端部22の容積は弁体20の変位に伴って変化するため、流入流路18と空間23とを連通する呼吸路(図示せず)が設けられている(以下、空間23を呼吸室23と呼ぶ)。
このように、ポンプ機構3は、内部に加圧室14や呼吸室23等の燃料流動部25を形成し、燃料流動部25の一端(つまり、呼吸室23の一端)は、栓24により区画されて袋状をなしている。
そして、加圧室14が拡張して加圧室14の燃料圧が低下すると、弁体20が流入流路18の燃料圧に付勢されて他端側に変位して流入流路18と加圧室14との間を開放し、流入流路18から加圧室14に燃料が流入する。同時に、呼吸室23に占める一端部22の容積が減少するため、流入流路18から呼吸室23にも燃料が流入する。
また、加圧室14が縮小して加圧室14の燃料圧が上昇すると、弁体20が加圧室14の燃料圧に付勢されて一端側に変位して流入流路18と加圧室14との間を閉鎖し、流入流路18から加圧室14に燃料が流入しなくなるとともに流出流路26を介して燃料が吐出される。同時に、呼吸室23に占める一端部22の容積が増加するため、呼吸室23から流入流路18に燃料が流出する。
また、サプライポンプ1には2つのポンプ機構3が備わっている。そして、2つのポンプ機構3が、図1に示すように、2つの駆動力伝達機構4とともに水平方向に垂直な鉛直方向を対象中心として90°間隔で配され、燃料流動部25の開口部が、袋状に区画された呼吸室23の一端よりも上方に配されている。ここで、ポンプ機構3の燃料流動部25の開口部とは、図2に示すように、流入流路18のシリンダボディ16の外部への開口部27、流出流路26のシリンダボディ16の外部への開口部28、およびプランジャ15とシリンダボディ16とのクリアランスのカム室12への開口部29等である。
駆動力伝達機構4は、カム室12でカム10に当接しカム10の回転に従って回転するローラ30、ローラ30を回転自在に収容するタペット31等により構成される。そして、駆動力伝達機構4は、カム10の回転に従い一体となってプランジャ15の軸方向に直線運動を行い、プランジャ15に駆動力を伝達する。なお、加圧室14と反対側のプランジャ15の先端にはシート32が連結されるとともに、プランジャヘッド33が設けられ、プランジャヘッド33は、シート32を介してスプリング34によりカム10の方に付勢され、この付勢力によりタペット31に当接している。
また、カム室12には、フィードポンプ6から供給された燃料の一部が、吸入調量弁5に向かう流路とは別の流路により導かれ、カム機構2や駆動力伝達機構4の摺動部の潤滑油として利用され、流出口36を経由して燃料タンクに戻される。なお、プランジャ15とシリンダボディ16とのクリアランスは、主に加圧室14からリークする燃料により潤滑性が保たれ、プランジャ15とシリンダボディ16とのクリアランスを通過した燃料もカム室12に導かれ流出口36を経由して燃料タンクに戻される。また、流出口36は、ポンプハウジング11に組みつけられた所定の流路部材37の外側開口部であり、流路部材37は、サプライポンプ1の内部でカム室12に開口している。
吸入調量弁5は、図3に示すように、筒状の弁体39と、弁体39を摺動自在に支持する弁ボディ40と、通電を受けて弁体39を一方に磁気吸引するソレノイドコイル41と、弁体39を他方に付勢する復元バネ42とを有し、ソレノイドコイル41への通電量に応じて弁体39が変位することで弁開度を可変する。
弁体39は、他端に燃料の吸入口44を形成し、吸入口44から内周の内部流動室45に燃料を吸入し、内部流動室45は、筒部46を貫通する孔47を介して弁体39の外部に通じることができる。また、弁ボディ40は、弁体39を収容する内周部と自身の外部とを連通する孔48を有する。そして、ソレノイドコイル41への通電量に応じて弁体39が変位することで、孔47と孔48との重なり度が変化して弁開度が可変される。
また、復元バネ42は、内部流動室45の一端側で弁体39と弁ボディ40とにより形成される収容室50に収容されている。収容室50は、内部流動室45と連通しており、弁体39の変位に伴って内部流動室45との間で燃料が出入りする。
このように、吸入調量弁5は、内部に内部流動室45や収容室50等の燃料流動部51を形成し、燃料流動部51の一端(つまり、収容室50の一端)は、弁ボディ40により区画されて袋状をなしている。
また、吸入調量弁5は、図1に示すように、2つのポンプ機構3の間に鉛直方向に配され、燃料流動部51の開口部が、袋状に区画された収容室50の一端よりも上方に配されている。ここで、吸入調量弁5の燃料流動部51の開口部とは、吸入口44、弁体39と弁ボディ40とのクリアランスの外部への開口部52、および孔47と孔48との重なりにより形成される燃料流路の吐出口53等である(図3参照)。
フィードポンプ6は、燃料タンクから燃料を吸引して汲み上げる燃料汲上手段である。そして、フィードポンプ6は、カムシャフト9から得られる回転力により駆動され、図4、図6に示すように、外歯歯車54と内歯歯車55との間に形成される容積の拡縮により燃料を加圧して供給するものである。また、ポンプハウジング11には、図1に示すように、所定の流路部材56が組み付けられ、流路部材56の外側開口部が、燃料タンクからサプライポンプ1への燃料の流入口57をなす。そして、フィードポンプ6は、流入口57を通じて燃料タンクから燃料を吸引して加圧し、吸入調量弁5に供給する。
ここで、流路部材37、56は、流入口57および流出口36が燃料流動部25、51の開口部よりも上方で外部に開口するように、ポンプハウジング11に組み付けられる。なお、上記のように、燃料流動部25の開口部とは、流入流路18のシリンダボディ16の外部への開口部27、流出流路26のシリンダボディ16の外部への開口部28、およびプランジャ15とシリンダボディ16とのクリアランスのカム室12への開口部29等であり(図2参照)、燃料流動部51の開口部とは、吸入口44、弁体39と弁ボディ40とのクリアランスの外部への開口部52、および孔47と孔48との重なりにより形成される燃料流路の吐出口53等である(図3参照)。
〔実施例1の効果〕
実施例1のサプライポンプ1によれば、ポンプ機構3は、加圧室14、呼吸室23等の燃料流動部25を一端で袋状に区画し、吸入調量弁5は、内部流動室45、収容室50等の燃料流動部51を一端で袋状に区画し、ポンプ機構3および吸入調量弁5は、燃料流動部25、51の開口部が袋状に区画された一端よりも上方に配されている。
これにより、ポンプ機構3および吸入調量弁5の両方から気泡が抜けやすくなる。
また、サプライポンプ1は、2山のカム10を有するカム機構2と、カム機構2により駆動される2つのポンプ機構3とを備える。
これにより、ポンプ機構3および吸入調量弁5の両方から気泡が抜けやすいサプライポンプ1において、偏心カムと120°間隔で配置される3つのポンプ機構とで構成される標準的なものと同等以上の吐出量を確保することができる。
また、流入口57および流出口36は、燃料流動部25、51の開口部よりも上方で外部に開口している。
これにより、流入口57から侵入した気泡がポンプ機構3や吸入調量弁5の方に向かいにくくなるとともに、燃料流動部25、51に滞留する気泡が流出口36の方に向かいやすくなる。このため、気泡は、ポンプ機構3や吸入調量弁5に侵入しにくくなるとともに、ポンプ機構3や吸入調量弁5から抜けやすくなる。
実施例2のサプライポンプ1によれば、図4に示すように、流入口57とフィードポンプ6との間の第1燃料流路58から分岐してカム室12に向かう第1バイパス流路60が設けられている。さらに、第1バイパス流路60には、逆止弁61が配されるとともに、気泡溜まり62が設けられている。
第1バイパス流路60は、流入口57から流入した燃料に、フィードポンプ6、吸入調量弁5およびポンプ機構3を迂回させ、直接、カム室12の方に(つまり、流出口36の方に)向かわせる流路である。そして、逆止弁61は、第1バイパス流路60のカム室12への開口部に配され、第1燃料流路58からカム室12に向かう流れ(つまり、流出口36に向かう流れ)のみを許容する。また、気泡溜まり62は、第1燃料流路58と逆止弁61との間の第1バイパス流路60に設けられ、流入口57および燃料流動部25、51の開口部よりも上方に配されている。
ここで、気泡溜まり62は、図5に示すように種々の形態が考えられる。すなわち、第1バイパス流路60の流路途中を拡径することで気泡溜まり62を設けてもよく(図5(a)参照)、第1バイパス流路60の第1燃料流路58への接続部を拡径することで気泡溜まり62を設けてもよく(図5(b)参照)、第1バイパス流路60を予め径大に設け絞りを有する別部材を第1バイパス流路60に装着することで気泡溜まり62を設けてもよい(図5(c)参照)。
また、流入口57は、燃料流動部25、51の開口部よりも上方で外部に開口し、流出口36は、流入口57よりも上方で外部に開口している。
これにより、サプライポンプ1のプライミング時に、気泡は、第1バイパス流路60を経由して流出口36に向かう。このため、気泡は、吸入調量弁5やポンプ機構3の方に向かいにくくなり、結果的に吸入調量弁5やポンプ機構3に侵入しにくくなる。
また、サプライポンプ1のプライミング時に燃料とともに流入口57から侵入する気泡は、フィードポンプ6に到達する前に第1燃料流路58から第1バイパス流路60の方に向きを変え、気泡溜まり62および逆止弁61を経由してカム室12から流出口36に向かう。このため、サプライポンプ1のプライミング時に侵入する気泡を、フィードポンプ6、吸入調量弁5およびポンプ機構3の方に向かわせず効率的に逃すことができる。
また、第1バイパス流路60のカム室12への開口部に逆止弁61を配することで、サプライポンプ1の通常運転時に、燃料圧が高くなるカム室12から第1バイパス流路60を経由して、フィードポンプ6の上流側に燃料が逆流するのを防止できる。
実施例3のサプライポンプ1によれば、図6に示すように、フィードポンプ6と吸入調量弁5との間の第2燃料流路63から分岐してカム室12に向かう第2バイパス流路65が設けられ、さらに、第2バイパス流路65には気泡溜まり66が設けられている。
第2バイパス流路65は、フィードポンプ6から吐出された燃料に、吸入調量弁5およびポンプ機構3を迂回させ、直接、カム室12の方に(つまり、流出口36の方に)向かわせる流路である。また、気泡溜まり66は、流入口57および燃料流動部25、51の開口部よりも上方に配されている。なお、気泡溜まり66は、実施例2の気泡溜まり62と同様に種々の形態が考えられる(図5参照)。
また、流入口57は、燃料流動部25、51の開口部よりも上方で外部に開口し、流出口36は、流入口57よりも上方で外部に開口している。
これにより、サプライポンプ1の通常運転時に、気泡は、第2バイパス流路65を経由して流出口36に向かう。このため、気泡は、吸入調量弁5やポンプ機構3の方に向かいにくくなり、結果的に吸入調量弁5やポンプ機構3に侵入しにくくなる。
また、サプライポンプ1の通常運転時に燃料とともに侵入する気泡は、吸入調量弁5に到達する前に第2燃料流路63から第2バイパス流路65の方に向きを変え、気泡溜まり66を経由してカム室12から流出口36に向かう。このため、サプライポンプ1の通常運転時に侵入する気泡を、吸入調量弁5およびポンプ機構3の方に向かわせず効率的に逃すことができる。
また、第2バイパス流路65をフィードポンプ6と吸入調量弁5との間の第2燃料流路63に接続することにより、気泡溜まり66や第2バイパス流路65の燃料圧をフィードポンプ6の吐出圧と同等に保つことができるので、カム室12から第2バイパス流路65を経由する燃料の逆流を防止できる。
〔変形例〕
実施例1のサプライポンプ1によれば、ポンプ機構3および吸入調量弁5の両方の燃料流動部25、51の開口部が、燃料流動部25、51の一端よりも上方に配されているが、燃料流動部25、51の一方のみの開口部を燃料流動部25、51の一端よりも上方に配してもよい。
また、実施例1のサプライポンプ1は、2山のカム10を有するカム機構2と、2つのポンプ機構3とを備えるが、3山のカム10を有するカム機構2と、2つのポンプ機構3とを備えるようにサプライポンプ1を設けることもできる。
また、2山のカム10を有するカム機構2と、カム機構2により駆動される1つのポンプ機構3とを備えるようにサプライポンプ1を設けることもできる。この場合、ポンプ機構3や吸入調量弁5から気泡が抜けやすいサプライポンプ1において、偏心カムと180°間隔で配置される2つのポンプ機構とで構成される標準的なものと同等以上の吐出量を確保することができる。
また、実施例1のサプライポンプ1によれば、流入口57および流出口36は、両方とも燃料流動部25、51の開口部よりも上方で開口しているが、流入口57のみを燃料流動部25、51の開口部よりも上方で開口させてもよく、流出口36のみを燃料流動部25、51の開口部よりも上方で開口させてもよい。また、流入口57または流出口36を、燃料流動部25、51のいずれか一方の開口部よりも上方で開口させてもよく、流入口57および流出口36を、燃料流動部25、51のいずれか一方の開口部よりも上方で開口させてもよい。
実施例2のサプライポンプ1によれば、第1バイパス流路60および気泡溜まり62が設けられ、実施例3のサプライポンプ1によれば、第2バイパス流路65および第2燃料流路63が設けられているが、図7に示すように、第1、第2バイパス流路60、65を両方ともに設け、各々に気泡溜まり62、66を設けてもよい。この場合、サプライポンプ1のプライミング時および通常運転時の両方において、気泡を効率的に逃すことができる。また、気泡溜まり62、66の設定は任意であり、必要に応じて設けるようにしてもよい。
実施例2、3のサプライポンプ1によれば、燃料流動部25、51の開口部と、燃料流動部25、51の袋状の一端との上下が明記されていないが、実施例1のサプライポンプ1と同様に、燃料流動部25、51の開口部を、燃料流動部25、51の袋状の一端よりも上方に配してもよい。
また、実施例1〜3のサプライポンプ1によれば、燃料汲上手段は、ポンプ機構3や吸入調量弁5とともに組み込まれ、カムシャフト9を介してエンジンにより回転駆動されるフィードポンプ6であったが、燃料汲上手段をサプライポンプ1とは別体のポンプ等により構成してもよい。例えば、燃料汲上手段に、燃料タンクに装着されエンジンの回転とは独立に制御可能な電動式のポンプを採用してもよい。
サプライポンプの構成図である(実施例1)。 ポンプ機構の要部構成図である(実施例1)。 吸入調量弁の構成図である(実施例1)。 サプライポンプの要部構成図である(実施例2)。 気泡溜まりの形態を示す説明図である(実施例2) サプライポンプの要部構成図である(実施例3)。 サプライポンプの要部構成図である(変形例)。 サプライポンプの構成図である(従来例)。
符号の説明
1 サプライポンプ
2 カム機構
3 ポンプ機構
5 吸入調量弁
6 フィードポンプ(燃料汲上手段)
10 カム
14 加圧室(燃料流動部)
15 プランジャ
16 シリンダボディ
23 空間、呼吸室(燃料流動部)
25 燃料流動部
27 開口部
28 開口部
29 開口部
36 流出口(燃料流出口)
39 弁体
40 弁ボディ
44 吸入口(開口部)
45 内部流動室
50 収容室(燃料流動部)
51 燃料流動部
52 開口部
53 吐出口(開口部)
57 流入口(燃料流入口)
58 第1燃料流路
60 第1バイパス流路
61 逆止弁
62 気泡溜まり
63 第2燃料流路
65 第2バイパス流路
66 気泡溜まり

Claims (15)

  1. 燃料を加圧する1または複数のポンプ機構を備えるサプライポンプにおいて、
    全ての前記ポンプ機構は、
    一端に燃料の加圧室を形成するプランジャと、このプランジャを摺動自在に支持するシリンダボディとを有し、前記加圧室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、
    前記燃料流動部の開口部が前記燃料流動部の一端よりも上方に配されて組み込まれていることを特徴とするサプライポンプ。
  2. 燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全ての前記ポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備えるサプライポンプにおいて、
    前記吸入調量弁は、
    吸入された燃料を流動させる内部流動室を形成し、この内部流動室から全ての前記ポンプ機構に向かう燃料流路の開度を可変する弁体と、この弁体を摺動自在に支持する弁ボディとを有し、前記内部流動室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、
    前記燃料流動部の開口部が前記燃料流動部の一端よりも上方に配されて組み込まれていることを特徴とするサプライポンプ。
  3. 請求項2に記載のサプライポンプにおいて、
    全ての前記ポンプ機構は、
    一端に燃料の加圧室を形成するプランジャと、このプランジャを摺動自在に支持するシリンダボディとを有し、前記加圧室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、
    前記燃料流動部の開口部が前記燃料流動部の一端よりも上方に配されて組み込まれていることを特徴とするサプライポンプ。
  4. 燃料を加圧する1または複数のポンプ機構を備えるサプライポンプにおいて、
    全ての前記ポンプ機構は、
    一端に燃料の加圧室を形成するプランジャと、このプランジャを摺動自在に支持するシリンダボディとを有し、前記加圧室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、
    燃料タンクからの燃料流入口、または燃料タンクへの燃料流出口は、全ての前記燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口していることを特徴とするサプライポンプ。
  5. 請求項4に記載のサプライポンプにおいて、
    前記燃料流入口および前記燃料流出口は、両方とも、全ての前記燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口していることを特徴とするサプライポンプ。
  6. 燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全ての前記ポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備えるサプライポンプにおいて、
    前記吸入調量弁は、
    吸入された燃料を流動させる内部流動室を形成し、この内部流動室から全ての前記ポンプ機構に向かう燃料流路の開度を可変する弁体と、この弁体を摺動自在に支持する弁ボディとを有し、前記内部流動室を含む燃料流動部を一端で袋状に区画し、
    燃料タンクからの燃料流入口、または燃料タンクへの燃料流出口は、前記燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口していることを特徴とするサプライポンプ。
  7. 請求項6に記載のサプライポンプにおいて、
    前記燃料流入口および前記燃料流出口は、両方とも、前記燃料流動部の開口部よりも上方で外部に開口していることを特徴とするサプライポンプ。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載のサプライポンプにおいて、
    2山のカムを有するカム機構と、このカム機構により駆動される1つの前記ポンプ機構とを備えるサプライポンプ。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載のサプライポンプにおいて、
    2山または3山のカムを有するカム機構と、このカム機構により駆動される2つの前記ポンプ機構とを備えるサプライポンプ。
  10. 燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全ての前記ポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備え、所定の燃料汲上手段により燃料タンクから汲み上げられた燃料を、前記吸入調量弁を経由させて全ての前記ポンプ機構に供給するサプライポンプにおいて、
    前記燃料タンクからの燃料流入口と前記燃料汲上手段との間の第1燃料流路から分岐し、前記吸入調量弁および全ての前記ポンプ機構を迂回して前記燃料タンクへの燃料流出口に向かう第1バイパス流路が設けられ、
    この第1バイパス流路には、前記燃料流出口に向かう流れのみを許容する逆止弁が配され、
    前記燃料流出口は、前記燃料流入口よりも上方で外部に開口していることを特徴とするサプライポンプ。
  11. 請求項10に記載のサプライポンプにおいて、
    前記第1燃料流路と前記逆止弁との間の前記第1バイパス流路に気泡溜まりが設けられていることを特徴とするサプライポンプ。
  12. 燃料を加圧する1または複数のポンプ機構と、全ての前記ポンプ機構に供給する燃料を吸入して調量する吸入調量弁とを備え、所定の燃料汲上手段により燃料タンクから汲み上げられた燃料を、前記吸入調量弁を経由させて前記ポンプ機構に供給するサプライポンプにおいて、
    前記燃料汲上手段と前記吸入調量弁との間の第2燃料流路から分岐し、前記吸入調量弁および全ての前記ポンプ機構を迂回して前記燃料タンクへの燃料流出口に向かう第2バイパス流路が設けられ、
    前記燃料流出口は、前記燃料タンクからの燃料流入口よりも上方で外部に開口していることを特徴とするサプライポンプ。
  13. 請求項12に記載のサプライポンプにおいて、
    前記第2バイパス流路に気泡溜まりが設けられていることを特徴とするサプライポンプ。
  14. 請求項12に記載のサプライポンプにおいて、
    前記燃料流入口と前記燃料汲上手段との間の第1燃料流路から分岐し、前記吸入調量弁および全ての前記ポンプ機構を迂回して前記燃料流出口に向かう第1バイパス流路が設けられ、
    この第1バイパス流路には、前記燃料流出口に向かう流れのみを許容する逆止弁が配されていることを特徴とするサプライポンプ。
  15. 請求項14に記載のサプライポンプにおいて、
    前記第1燃料流路と前記逆止弁との間の前記第1バイパス流路、および前記第2バイパス流路の各々に気泡溜まりが設けられていることを特徴とするサプライポンプ。
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