JP2008148913A - ダンボール製座椅子 - Google Patents

ダンボール製座椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2008148913A
JP2008148913A JP2006339734A JP2006339734A JP2008148913A JP 2008148913 A JP2008148913 A JP 2008148913A JP 2006339734 A JP2006339734 A JP 2006339734A JP 2006339734 A JP2006339734 A JP 2006339734A JP 2008148913 A JP2008148913 A JP 2008148913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backrest
support plate
cardboard
back support
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006339734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5058578B2 (ja
Inventor
Takaya Oishi
高也 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohishi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Ohishi Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohishi Sangyo Co Ltd filed Critical Ohishi Sangyo Co Ltd
Priority to JP2006339734A priority Critical patent/JP5058578B2/ja
Publication of JP2008148913A publication Critical patent/JP2008148913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5058578B2 publication Critical patent/JP5058578B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C5/00Chairs of special materials
    • A47C5/005Chairs of special materials of paper, cardboard or similar pliable material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/14Beach chairs ; Chairs for outdoor use, e.g. chairs for relaxation or sun-tanning
    • A47C1/146Beach chairs ; Chairs for outdoor use, e.g. chairs for relaxation or sun-tanning of legless type

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

【課題】 ダンボール板のみにより構成され、収納スペースも小さく、安定した座り姿勢を維持できるダンボール製座椅子を提供すること。
【解決手段】 背もたれ支持板と、該背もたれ支持板の両側縁の左右支持板を同じ側に折り曲げ、これら左右支持板を連結板により連結して背もたれ支持部材を形成し、帯状基板を2つ折りにして下側の底面部と上側の座面部を形成し、上記底面部上の所定位置に上記背もたれ支持部材を立設し、上記底面部より後方側の上記帯状基板を上記背もたれ支持板側に折り曲げてその一端の下側係合片を背もたれ支持板のスリットに係合し、上記座面部より後方側の上記帯状基板を上記左右支持板の前縁に沿って位置させることで背もたれ部を形成し、該背もたれ部より後方側の上記帯状基板を背もたれ支持板側に折り曲げてその一端の上側係合片を上記スリットに係合することにより構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は避難所等での使用に好適なダンボール製座椅子に関するものである。
自然災害等の避難生活において、体育館等の広い場所での生活を強いられる場合があるが、かかる避難生活等において簡易な座椅子があれば少しでも楽な姿勢で休息することができる。
従来、このようなケースで使用し得ると考えられる簡易な座椅子として、ダンボール板を折り曲げて座面と背もたれを構成し、背もたれの背面に支え板を取り付けたもの(特許文献1)、同じダンボール板を折り曲げて座面と背もたれを構成し、背もたれの一部を座面に差し込んで使用する構成のもの(特許文献2)等が提案されている。
また、ダンボール板ではないが、樹脂製シートの周囲に金属製のパイプを収容したものを折り曲げて座面と背もたれを構成する折り畳み可能な座椅子が提案されている(特許文献3,4)。
特開平8−164032号公報 実公平7−1002号公報 特許第2896644号公報 実用新案登録第3069990号公報
ところで、特許文献1、2に示す従来のダンボール製座椅子は、比較的簡易な構造ではあるが、座面に人が座ると、座面に対して足先方向の力が加わるため、背もたれに対してその下縁を支軸として後方向に回転する力が加わり、座ったときの安定性が低く、また、背もたれに後方向への力が加わることにより、背もたれ支持部のダンボールが折れ曲がる等により座椅子としての機能が失われるおそれもある。
また、特許文献3,4の座椅子は樹脂製シートと金属製パイプによるものであるため、部品点数が多く構成が複雑であるため、一旦分解すると組み立てが面倒であり、かつ広い収納スペースが必要であるので、例えば長期間一定箇所に保管しておく必要のある非常事態用の座椅子としては不適であった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、ダンボール板のみにより構成されたものであって、収納スペースも小さくて済み、安定した座り姿勢を維持できるダンボール製座椅子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、ダンボール板により構成されるダンボール製座椅子であって、背もたれ支持板と、該背もたれ支持板の両側縁に延在する左右支持板を同じ側に折り曲げ、これら左右支持板を連結板により連結することにより背もたれ支持部材を形成し、かつ上記背もたれ支持板の板面に左右方向のスリットを貫設し、帯状基板を2つ折りにして下側の底面部と上側の座面部を形成し、上記底面部上の所定位置に上記背もたれ支持部材をその左右支持板の前縁を上記基板の座面部の方向に向けて立設し、かつ上記底面部より後方側の上記帯状基板を上記背もたれ支持板側に折り曲げてその一端の下側係合片を上記スリットに係合し、かつ上記座面部より後方側の上記帯状基板を上記左右支持板の前縁に沿って位置させることで背もたれ部を形成し、さらに該背もたれ部より後方側の上記帯状基板を背もたれ支持板側に折り曲げてその一端の上側係合片を上記スリットに係合することにより構成されるダンボール製座椅子によりなるものである。
このように構成すると、上記座面上に人が座った状態において、上側係合片に作用するに力と、下側係合片に作用する力がバランスするため、上記人が座った状態において背もたれ支持部材が安定し、座椅子として安定した状態で座ることができる。尚、上記スリットは、上記背もたれ支持板の略中央部に設けることが力のバランス上好ましい。
第2に、上記帯状基板は、長手方向に沿って上記上側係合片、上記背もたれ支持板のスリット形成位置より上側の後面に接する後面上部、上記背もたれ部、上記座面部、上記底面部、上記背もたれ支持板のスリット形成位置より下側の後面に接する後面下部、及び上記下側係合片に区分けされ、各部は折目線によって区切られているものであることを特徴とする上記第1記載のダンボール製座椅子により構成される。
このように構成すると、安定して座ることのできるダンボール製座椅子を、背もたれ支持部材、その連結板、帯状基板という極めて少ない部品点数で実現することができ、組み立ても容易であり、収納効率も高い座椅子を実現し得る。
第3に、上記上下係合片は、上記背もたれ支持板に対して直角方向に上記スリットに挿入係合しているものであることを特徴とする上記第1又は2記載のダンボール製座椅子により構成される。
このように構成すると、上下係合片の抜けを防止して、容易に形崩れしないダンボール製座椅子を構成することができる。
第4に、上記帯状基板の少なくとも上記座面部及び背もたれ部に滑り止め加工を施したものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載のダンボール製座椅子により構成される。
滑り止め加工を施すことにより、安定した座り姿勢を維持することができる。
本発明は上述のように、安定した座り姿勢を維持できると共に構成が簡単で組み立て容易で、かつ収納効率の高いダンボール製座椅子を実現し得るものである。
また、本発明のダンボール製座椅子は、ダンボール製でありながら、背もたれ支持部材、連結板、帯状基板という極めて少ない部品で構成することができるものである。
また、本発明のダンボール製座椅子は、座面に加わる力を背もたれ支持部材の後面側でバランスさせることにより、人が座った状態においても、常に安定した状態を維持することができる、容易形崩れしないという効果がある。
また、帯状基板を背もたれ支持部材から外してマットとしても使用することができる。
図1は、本発明に係るダンボール製座椅子のダンボール製帯状基板1を示すものであり、長方形状の1枚のダンボール板により構成されている。
この帯状基板1の板面は、座椅子の底面を形成する最も面積の広い底面部1aと、該底面部1aの一方側に設けられ座椅子の座面を形成する座面部1bと、該座面部1bに隣接して設けられ座椅子の背もたれを形成する背もたれ部1cと、該背もたれ部1cに隣接して形成され座椅子の後面の上側を形成する後面上部1dと、該後面上部1dに隣接して形成され、後述の背もたれ支持板3aのスリット8に係合する上側係合片1eと、上記底面部1aの他方側に設けられ、座椅子の後面の下側を形成する後面下部1fと、該後面下部1fに隣接して形成され、後述の背もたれ支持板3aのスリット8に係合する下側係合片1gにより構成されている。
上記各面は底面部1aが最も面積が広く、座面部1b、背もたれ部1c、後面下部1f、後面上部1dの順に面積が小さく形成されており、上記上下係合片1e,1gは最も面積が小さく形成されている。
上記底面部1aと座面部1bとの間には長手方向と直交する凹状の折目線2aが形成され、上記座面部1bと背もたれ部1cとの間には長手方向と直交する凹状の折目線2bが設けられ、上記背もたれ部1cと上記後面上部1dとの間には長手方向と直交する凹状の折目線2cが形成され、上記後面上部1dと上記上側係合片1eとの間には長手方向と直交する凹状の折目線2dが形成され、上記底面片1aと上記後面下部1fとの間には長手方向と直交する折目線2eが形成され、上記後面下部1fと下部係合片1gとの間には長手方向に直交する折目線2fが形成されている。即ち、上記帯状基板1は、長手方向に沿って上記上側係合片1e、上記背もたれ支持板3aのスリット形成位置より上側の後面に接する後面上部1d、上記背もたれ部1c、上記座面部1b、上記底面部1a、上記背もたれ支持板3aのスリット形成位置より下側の後面に接する後面下部1f、及び上記下側係合片1gに区分けされ、各部は折目線2d,2c,2b,2a,2e,2fによって区切られているものである。そして、上記各面は上記折目線2a乃至2fに沿って適宜の方向(山折又は谷折)に折り曲げ可能に構成されている。
図2に示すものは、本発明に係るダンボール製座椅子の背もたれ支持部材3とその連結板10を示すものであり、何れもダンボール板により構成されている。上記背もたれ支部部材3は、後面を形成する略二等辺三角形状をなす背もたれ支持板3aと、該支持板3aの二等辺を形成する折目線4a,4bを介して当該背もたれ支持板3aの両側に隣接して設けられた三角形状の左右支持板3b、3b’により構成されており、全体的には、上記背もたれ支持板3aの底辺5、上記左右支持板部3b,3b’の底辺6,6’、及び上記左右支持板部3b,3b’の背もたれ受け辺(前縁)7,7’からなる略五角形状をなすものである。この背もたれ支持部材3は、中心線pを境界として左右対称形状をなし、上記底辺6,6’は上記底辺5に対して前方に向けて90度以下の角度θ1(本実施形態では約40度)を以って形成されており、上記左右支持板3b,3b’を内側方向(同じ方向)に所定角度に折り曲げたとき、図6に示すように底辺5,6,6’を以って安定して立設し得るように構成されている。即ち、上記左右支持板3b,3b’は上記折目線4a,4bを境界として内側に折り曲げることにより、図6に示す状態で、上記背もたれ支部板3aの底辺5、上記左右支部板3b,3b’の底辺6,6’を床面に接した状態で立設可能であり、座椅子の背もたれ部1cを支持する機能を有するものである。
尚、ここで、図1において底面部1aを中心として上側係合片1e方向を前方、下側係合片1g方向を後方、図2において左側(上辺7”方向)を前方、右側(底辺5方向)を後方、図1、図2において前方又は後方に直交する方向を左右方向という。
上記背もたれ支持板3aの板面の中央より少し前方よりの位置には左右方向に上記係合片挿入用のスリット8が貫通形成されている。このスリット8は、上記折目線4a,4bを介して上記左右支持板3b,3b’の板面にもスリット8a,8bが連続的に形成されているが、スリット8a,8bは上記折目線4a,4bに対して直交するように切り込み形成されている(図6参照)。これにより、当該支持板3の組み立て後の立設時において、上記スリット8a,8bは図7に示すように、上記後方斜面3a’に対して直角方向に位置するため、上記係合片1e,1gをスリット8に挿入したとき、背もたれ支持板3aに対して直交状態となり、係合片1e、1gの抜けを確実に防止し得る。上記係合片1e,1gは上記スリット8に対して上記背もたれ支持板3a表面3a’を基準としてより鋭角的に挿入されるように構成しても良く、略直角であれば、直角より小さい角度であっても良い。
後述のようにこのスリット8,8a,8bには上記上側係合片1eと下側係合片1gが係合するものであるが、このとき上記上側係合片1eに作用する力と上記下側係合片1gに作用する力を均衡させる必要がある(図9参照)。このため、上記背もたれ支持板3aにおいて、上記スリット8,8a,8bの設置位置を上記各力の均衡する位置に設定する必要がある。よって、上記各力が均衡する位置に設けることが必要となるが、本実施形態のような構成の場合は、上記各力の均衡という観点からすると、上記背もたれ支持板3aの前後方向(立設時は上下方向)の中間部よりやや前方(上方)よりの略中間位置に設けることが好ましい。
上記左右支持板3b,3b’の前方側の辺(前縁7,7’)には左右対称位置に直線状スリット9,9’が形成されている。尚、この背もたれ支持部材3はその組み立て立設状態において、図11に示すように、その左右方向の幅は、上記帯状基板1の左右幅より若干狭いか、略同一の幅となるように構成されている。
上記連結板10は、上記支持部材3の組み立て時に、上記スリット9,9’に挿入するためのものであり、長方形状の小板状をなし、長手方向の一側には上記スリット9,9’に挿入係合するためのスリット10a,10bが形成されている。この連結板10は、上記背もたれ支持部材3を立設させた状態において(図6参照)、上記スリット10a,10bを上記背もたれ支持部材3のスリット9,9’に挿入嵌合することにより、上記背もたれ支持部材3の立設状態において上記左右支持板部3b,3b’を連結する機能を有し、当該支持板部3b,3b’の開きを阻止するものである。また、この連結板10の上記スリット9,9’への挿入係合状態において、上記連結板10の上記前縁10’は、上記左右支持板部3b,3b’の背もたれ受け辺7,7’よりも前方に突出することがないように形成されている(図10参照)。
図8において、12は上記ダンボール製基板1の表面に施された滑り止め加工を示す。具体的には、上記ダンボール製帯状基板1の座面を構成する表面側(人が座る側)に、滑り止め塗料を塗布、或は滑り止め用のインクを印刷することにより行われる。この滑り止め加工は、図7に示すようにダンボール製基板1の人が座る方の面であって、上記座面部1b及び背もたれ部1cに施すことが好ましい。尚、その他の面(例えば底面1aの床面側等)に施しても良い。
本発明は上述のように構成されるものであるから、次に組み立て方法を説明する。
まず、背もたれ支持部材3を組み立てる。図6に示すように背もたれ支持部材3の折目線4a,4bから左右支持板3b,3b’を前方に同一方向に折り曲げ、当該支持板3を立設する。その後、連結板10のスリット10a,10bを各々背もたれ支持部材3の前方のスリット9,9’に挿入し、当該連結板10を以って上記左右支持板3b,3b’を連結する。この状態においては、左右支持板3b,3b’は背もたれ支持板3aに対して90度よりやや広い角度(約100度)の角度で固定され、当該背もたれ支持部材3は安定した立設状態となる(図10参照)。
次に、図3に示すように、帯状基板1をその折目線2aに沿って谷折りし(2つ折りし)、その後、折目線2bを山折り、折目線2cを谷折り、折目線2dを谷折りして座椅子の上面側を形成し、さらに、折目線2eを谷折り、折目線2fを谷折りすることにより、座椅子の後面側を図4に示すように形成する。
その後、背もたれ支持部材3の底辺5を上記基板1の折目線2eに合わせることにより、上記底面部1a上の所定位置に上記背もたれ支持部材3をその左右支持板3b,3b’の前縁7,7’を上記帯状基材1の上記座面部1bの方向に向けて立設し、その状態で、底面部1aと座面部1bを接合させ、かつ座面部1bよりも後方側の背もたれ部1cを背もたれ支持板3aの背もたれ受け片7,7’に接触させ、かつ背もたれ部1cより後方側の上記後面上部1dを背もたれ支持板3a方向に折り曲げ、折目線2cを上辺7”に接触させ、上側係合片1eを背もたれ支持板3aのスリット8,8a,8bに挿入して、上記後面上部1dを支持板3の後面支持部3aの上側に接合させる。その後、帯状基板1の底面部1aより後方側の後面下部1fを上記背もたれ支持板3a方向に折り曲げて、その下側係合片1gを上記背もたれ支持板3aの上記スリット8,8a,8bに挿入して、上記後面下部1fを上記背もたれ支持板3aの下側に接合させる。これにより図7に示すような座椅子を形成することができる。
この座椅子の完成状態においては、図7に示すように、背もたれ部1cは座面部1bの水平面に対して90度よりやや広い角度θ2(約105度)で後方に傾斜した状態となり、図9に示すように人が座った状態において、その背中が自然な姿勢で背もたれ部1cに接触し、楽な姿勢で座ることができる。
また、当該座椅子に人が座った場合に、底面1aにつま先方向(矢印C方向)の力が加わるが、この力は、上記背もたれ部1c、後面上部1dを介して上記上側係合片1eに伝わるため、当該係合片1eを介して矢印D方向の力となって、上記背もたれ支持部材3を矢印A方向に回動させようとする力が作用する。一方、上記矢印C方向の力は、上記底面部1aから後面下部1f、上記下側係合片1gに伝わるため、当該係合片1gを介して矢印E方向の力(矢印D方向とは逆向き)となって、上記背もたれ支持部材3を矢印Aとは逆方向の矢印B方向に回動させようとする力が作用する。そして、上記係合片1e,1gの係合位置(スリット8の位置)は、上記力(矢印A方向の力と矢印B方向の力、或は矢印D方向の力と矢印E方向の力)が略均衡する位置に設けられているので、上記矢印A方向の力と上記矢印B方向の力、及び上記矢印D方向の力と上記矢印E方向の力がバランスして打ち消しあい、結果として、人が座った状況において、背もたれ支持部材3が前後方向に回動することがなく、非常に安定した状態を維持することができる。
また、上記上下の係合片1e,1gは上記背もたれ支持部材3の背もたれ支持板3aに対して直角方向に係合しているので、当該係合片1e,1gに対して上記矢印D方向又は矢印E方向の力が加わってもこれらの係合片1e,1gは容易にスリット8から抜けることはない。尚、上記帯状基板1を上記背もたれ支持部材3の上端部F(折目線2c)にて屈曲し、さらに上記帯状基板1を上記背もたれ支持部材3の後端部G(折目線2e)にて屈曲することにより、上記屈曲部F,Gにて力を分散し、結果として上記上下の係合片1e,1gに加わる力(上記D、E)を弱めることにより、上記係合片1e,1gの上記スリット8からの抜けを効果的に抑制している。
以上のように本発明は、安定した座り姿勢を維持できると共に構成が簡単で組み立てが容易で、かつ収納効率の高いダンボール製座椅子を実現したものである。
また、本発明のダンボール製座椅子は、ダンボール製でありながら、背もたれ支部部材3、連結板10、帯状基板1という極めて少ない部品で構成することができるものである。
また、本発明のダンボール製座椅子は、座面に加わる力を背もたれ支持部材3の後面側でバランスさせることにより、人が座った状態においても、常に安定した状態を維持することができ、容易に形崩れしないという効果がある。即ち、上記スリット8に係合する上側係合片1eに働く上方向きの力(矢印D方向)と、上記スリット8に係合する下側係合片1gに働く下側向きの力(矢印E方向)を、当該スリット8部分でキャンセルすることができ、結果として人が座った状態において、座椅子として非常に安定した状態を維持し得るものである。
また、例えば就寝時は、上記背もたれ支持部材3から帯状基板1を外して、帯状に載置することにより、就寝用のマットとしても使用することができるという効果をも奏するものである。
上記帯状基板1は1枚のダンボール板により構成したが、上記折目線2aを境界として上側と下側の2枚のダンボール板により構成しても良い。
本発明に係るダンボール製座椅子のダンボール板の厚みは、強度の面からするとダブルフルートが好ましいが、これに限定されない。また、プラスチックダンボールにより構成することも可能である。
本発明のダンボール製座椅子は、例えば自然災害時の避難場所等の広い場所において、避難者の安息のために極めて有効に使用し得るものである。
本発明に係るダンボール製座椅子の帯状基板の展開状態の平面図である。 (a)は同上座椅子の連結板の平面図、(b)は同上座椅子の背もたれ支持部材の展開状態の平面図である。 同上座椅子の帯状基板の組み立て過程を示す斜視図である。 同上座椅子の帯状基板の組み立て過程を示す斜視図である。 同上座椅子の背もたれ支持部材の組み立て過程を示す斜視図である。 同上座椅子の背もたれ支持部材の組み立て過程を示す斜視図である。 同上座椅子の組み立て状態の側面図である。 同上座椅子の滑り止め加工の状態を示す断面図である。 同上座椅子に人が座った状態を示す側面図である。 同上座椅子の背もたれ支持部の組み立て状態の平面図である。 同上座椅子の組み立て状態の平面図である。
符号の説明
1 帯状基板
1a 底面部
1b 座面部
1c 背もたれ部
1d 後面上部
1e 上側係合片
1f 後面下部
1g 下側係合片
2a〜2f 折目線
3 背もたれ支持部材
3a 背もたれ支持板
3b,3b’ 左右支持板
7,7’ 背もたれ受け辺
8 スリット
8a,8b スリット
12 滑り止め加工

Claims (4)

  1. ダンボール板により構成されるダンボール製座椅子であって、
    背もたれ支持板と、該背もたれ支持板の両側縁に延在する左右支持板を同じ側に折り曲げ、これら左右支持板を連結板により連結することにより背もたれ支持部材を形成し、
    かつ上記背もたれ支持板の板面に左右方向のスリットを貫設し、
    帯状基板を2つ折りにして下側の底面部と上側の座面部を形成し、上記底面部上の所定位置に上記背もたれ支持部材をその左右支持板の前縁を上記基板の上記座面部の方向に向けて立設し、
    かつ上記底面部より後方側の上記帯状基板を上記背もたれ支持板側に折り曲げてその一端の下側係合片を上記スリットに係合し、
    かつ上記座面部より後方側の上記帯状基板を上記左右支持板の前縁に沿って位置させることで背もたれ部を形成し、さらに該背もたれ部より後方側の上記帯状基板を背もたれ支持板側に折り曲げてその一端の上側係合片を上記スリットに係合することにより構成されるダンボール製座椅子。
  2. 上記帯状基板は、長手方向に沿って上記上側係合片、上記背もたれ支持板のスリット形成位置より上側の後面に接する後面上部、上記背もたれ部、上記座面部、上記底面部、上記背もたれ支持板のスリット形成位置より下側の後面に接する後面下部、及び上記下側係合片に区分けされ、各部は折目線によって区切られているものであることを特徴とする請求項1記載のダンボール製座椅子。
  3. 上記上下係合片は、上記背もたれ支持板に対して略直角方向に上記スリットに挿入係合しているものであることを特徴とする請求項1又は2記載のダンボール製座椅子。
  4. 上記帯状基板の少なくとも上記座面部及び背もたれ部に滑り止め加工を施したものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のダンボール製座椅子。
JP2006339734A 2006-12-18 2006-12-18 ダンボール製座椅子 Expired - Fee Related JP5058578B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006339734A JP5058578B2 (ja) 2006-12-18 2006-12-18 ダンボール製座椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006339734A JP5058578B2 (ja) 2006-12-18 2006-12-18 ダンボール製座椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008148913A true JP2008148913A (ja) 2008-07-03
JP5058578B2 JP5058578B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=39651770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006339734A Expired - Fee Related JP5058578B2 (ja) 2006-12-18 2006-12-18 ダンボール製座椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5058578B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102309167A (zh) * 2011-09-08 2012-01-11 卢阳 休息工作两用椅
GB2500445A (en) * 2012-03-21 2013-09-25 Richard Casson Occasional seat

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556153U (ja) * 1978-10-13 1980-04-16
JPS5819663U (ja) * 1981-08-01 1983-02-07 東洋印刷株式会社 段ボ−ル紙製組立椅子
JPS6373912A (ja) * 1986-09-17 1988-04-04 豊田 吉麿 段ボ−ル板材の組立椅子
JPH071002Y2 (ja) * 1992-08-18 1995-01-18 有限会社アム・コーポレーション 段ボールで作った携帯用座椅子
JPH08164032A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Tanakaya:Kk 段ボール製座椅子
JPH11113671A (ja) * 1997-10-17 1999-04-27 Hiroo Shimamura 折り畳み式椅子
JP2000142698A (ja) * 1998-11-16 2000-05-23 Genzaburo Fukumoto 段ボール組立体の構造
JP2001190354A (ja) * 2000-01-17 2001-07-17 Yamada Dan Board Kk 組立て式椅子
JP2005047534A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Goro Izakura 滑り止め突起付ダンボール、及びその接着方法。
WO2007129904A1 (en) * 2006-05-04 2007-11-15 Axel Haugan Folded seat stamped out of a sheet

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556153U (ja) * 1978-10-13 1980-04-16
JPS5819663U (ja) * 1981-08-01 1983-02-07 東洋印刷株式会社 段ボ−ル紙製組立椅子
JPS6373912A (ja) * 1986-09-17 1988-04-04 豊田 吉麿 段ボ−ル板材の組立椅子
JPH071002Y2 (ja) * 1992-08-18 1995-01-18 有限会社アム・コーポレーション 段ボールで作った携帯用座椅子
JPH08164032A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Tanakaya:Kk 段ボール製座椅子
JPH11113671A (ja) * 1997-10-17 1999-04-27 Hiroo Shimamura 折り畳み式椅子
JP2000142698A (ja) * 1998-11-16 2000-05-23 Genzaburo Fukumoto 段ボール組立体の構造
JP2001190354A (ja) * 2000-01-17 2001-07-17 Yamada Dan Board Kk 組立て式椅子
JP2005047534A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Goro Izakura 滑り止め突起付ダンボール、及びその接着方法。
WO2007129904A1 (en) * 2006-05-04 2007-11-15 Axel Haugan Folded seat stamped out of a sheet

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102309167A (zh) * 2011-09-08 2012-01-11 卢阳 休息工作两用椅
GB2500445A (en) * 2012-03-21 2013-09-25 Richard Casson Occasional seat

Also Published As

Publication number Publication date
JP5058578B2 (ja) 2012-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7011372B1 (en) Modular chair assembly
US20050029050A1 (en) Step stool with step lock
US4609225A (en) Folding chair with membrane shell
US20190090640A1 (en) Chair, stool assembly, and system
JP5058578B2 (ja) ダンボール製座椅子
JP2009005815A (ja) 段ボール製組立式椅子
US8684452B2 (en) High-seat folding chair having footrest
JP2006174931A (ja) マルチチェア
JP5059059B2 (ja) 背もたれ付き簡易ベッド
KR200490587Y1 (ko) 접의자 구조
JP5108254B2 (ja) 折り畳みテーブル
KR101069902B1 (ko) 분리 가능한 발판이 구비된 의자
JPH0612680Y2 (ja) 折畳椅子
JP3143116U (ja) ベンチの連結構造、及びその連結構造による多目的ベンチ
KR101704640B1 (ko) 의자
JP2006020922A (ja) 木製面材を使った組立椅子
JP2006314421A (ja) 椅子
JP6577001B2 (ja) 組立式椅子
JP3095461U (ja) 組立式椅子
JP2008054823A (ja) チェア−キット
JP2011087927A (ja) ポータブルトイレ
JP3113544U (ja) 幼児用椅子の転倒防止具
JP2006314499A (ja) 椅子
JP2005348806A (ja) 車椅子用足載置台
JP6303101B2 (ja) 箱型椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120801

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees