JP2008148702A - 内皮幹細胞、該細胞集団、該細胞の単離法および使用法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)P1H12+内皮幹細胞を含むヒト末梢血単核細胞(PBMC)の集団を、P1H12+に特異的に結合する分子と、当該分子が当該P1H12+内皮幹細胞に結合する条件下で接触させ;(b)当該分子に結合した当該P1H12+内皮幹細胞を、当該分子に結合しなかったPBMC細胞から分離し;(c)分離したP1H12+内皮幹細胞を、コラーゲンで被覆した表面に接触している培地中でインキュベートし;そして(d)当該培地から、当該コラーゲンで被覆した表面に接着していない分離したP1H12+内皮幹細胞を除去する;を含んでなるP1H12+内皮幹細胞を培養する方法。
【選択図】なし
Description
本発明は、再生する能力、並びに内皮細胞および/または内皮様細胞を生じさせる能力を有すると特徴付けられる幹細胞、こうした幹細胞を単離する方法およびその使用法を提供する。やはり提供するのは、本発明の幹細胞に由来する子孫細胞である。
哺乳動物の体は、哺乳動物の体の多くの組織を生じさせる、いくつかの系譜に拘束された(lineage−committed)細胞で構成される。系譜に拘束されたこうした細胞の性質、形態、特徴および機能が多様であるにもかかわらず、現在、系譜に拘束された細胞は、すべてではないとしても大部分、哺乳動物の体の、系譜に拘束された細胞を1以上生じさせる、多様な幹細胞に由来すると考えられている。こうした幹細胞は、体に存在する細胞総数のわずかな割合しか構成せず、そして特定の細胞種への相対的な拘束に応じて、変化することが可能である。さらに、系譜に拘束された細胞と関連するどのマーカーが、幹細胞上にもまた存在するかは、知られていない。幹細胞上に存在すると示されている1つのマーカー、CD34はまた、系譜に拘束された前駆細胞上でもかなりの数で見られる。特に、B細胞(CD19+)および骨髄性細胞(CD33+)がCD34+集団
の80〜90%を構成する。さらに、CD3、8、10、15、19、20、および33の組み合わせが、すべてのCD34+細胞の>90%に存在するであろう。したがって、
骨髄において、幹細胞である細胞総数の割合が低く、より分化した細胞と識別できる幹細胞関連マーカーが不確かであり、そして一般的にヒト幹細胞に関する生物学的アッセイが不可能であることを考慮すると、幹細胞の同定および精製は達成しがたいものであった。
1つの態様において、本発明は、幹細胞が濃縮されている集団を調製する方法であって、第一の細胞集団から幹細胞が濃縮されている前記集団を分離することを含んでなり、幹細胞が濃縮されている前記集団が、前記の第一の細胞集団より、少なくとも約100倍高い濃度のP1H12+幹細胞を含んでなる、前記方法を提供する。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、前記の第一の細胞集団より、少なくとも約1,000倍高い濃度のP1H12+幹細胞を含んでなる。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、前記の第一の細胞集団より、約1,000倍〜約4,000倍高い濃度のP1H12+幹細胞を含んでなる。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団はさらに、CD148、AC133、CD45およびCD34からなる群より選択される1以上のマーカーを、前記の第一の細胞集団より高い濃度で含んでなる。別の態様において、前記分離工程は、前記の第一の細胞集団を、P1H12+に特異的に結合する分子と接触させ、そして前記分子に結合する、濃縮されている前記細胞集団を選択することを含んでなる。別の態様において、前記分子は抗体である。別の態様において、前記抗体はモノクローナル抗体である。別の態様において、前記分子は抗体由来である。別の態様において、前記分子はペプチド−Fc融合分子である。別の態様において、前記分離工程は、前記の第一の細胞集団を、CD148、AC133、CD45およびCD34からなる群より選択される分子に特異的に結合する分子と接触させ、そして前記分子に結合する、濃縮されている前記細胞集団を選択することをさらに含んでなる。別の態様において、前記分離工程は、濃縮されている前記細胞集団を、CD148、AC133、CD45およびCD34からなる群より選択されるマーカーに特異的に結合する分子と接触させ、そして前記分子に結合しない細胞を、濃縮されている前記細胞集団から取り除くことをさらに含んでなる。別の態様において、前記分離工程は、前記の第一の細胞集団を、CD144、CD202b、VEGFR2からなる群より選択される分子に特異的に結合する分子と接触させ、そして濃縮されている前記細胞集団に関して、前記分子に結合しない細胞を選択することをさらに含んでなる。別の態様において、前記分離工程は、濃縮されている前記細胞集団を、CD144、CD202b、VEGFR2からなる群より選択される分子に特異的に結合する分子と接触させ、そして前記分子に結合する細胞を、濃縮されている前記細胞集団から取り除くことをさらに含んでなる。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、前記の第一の細胞集団より、P1H12+、CD148+、AC133+、CD144−、CD202b−またはVEGFR2−である幹細胞を、少なくとも約100倍高い濃度で含んでなる。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、前記の第一の細胞集団より、P1H12+、CD148+、AC133+、CD144−、CD202b−またはVEGFR2−である幹細胞を、少なくとも約1,000倍高い濃度で含んでなる。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、前記の第一の細胞集団より、P1H12+、CD148+、AC133+、CD144−、CD202b−またはVEGFR2−である幹細胞を、約1,000倍〜約4,000倍高い濃度で含んでなる。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、さらに、CD34+またはCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、さらに、CD34−およびCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている。別の態様において、幹細胞が濃縮されている前記集団は、さらに、CD34+およびCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている。別の態様において、前記分子は検出可能実体に結合している。別の態様において、前記検出可能実体は、蛍光実体、比色実体、または磁気実体である。別の態様において、前記分子は固体支持体に結合している。別の態様において、前記固体支持体はプラスチック表面、ガラス表面、アガロース、アクリルアミド、レクチンまたは磁気粒子である。別の態様において、前記方法は、幹細胞が濃縮されている前記集団を培養して、P1H12+、CD144+、AC133−、CD202+、CD45−、VEGFR2+であり、HUVECおよびMVECよりも高い増殖能を有し、そしてヴァイベル・パラーデ体を含有する子孫細胞を生じさせる工程をさらに含んでなる。別の態様において、前記の第一の細胞集団は哺乳動物由来である。別の態様において、前記哺乳動物は霊長類である。別の態様において、前記霊長類はヒトである。別の態様において、前記の第一の細胞集団は末梢血由来である。別の態様において、前記の第一の細胞集団は骨髄由来である。別の態様において、前記の第一の細胞集団は胎児肝組織由来である。
別の態様において、本発明は、上述のような幹細胞と実質的に均質の集団を含んでなる、幹細胞培養物を提供する。
12+、CD144+、AC133−、CD202+、CD45−、VEGFR2+であり、HUVECおよびMVECよりも高い増殖能を有し、そしてヴァイベル・パラーデ体を含有することで特徴付けられる、前記単離子孫細胞を提供する。
別の態様において、本発明は、上述のような単離子孫細胞および薬学的に許容しうるキャリアーを含んでなる組成物を提供する。別の態様において、薬学的に許容しうるキャリアーは、生理食塩水、ゲル、ヒドロゲル、スポンジ、およびマトリックスからなる群より選択される。
別の態様において、本発明は、上述のような単離幹細胞の子孫を含んでなる、組織工学構築物を提供する。
別の態様において、本発明は、上述のような単離幹細胞の分化を誘導する剤を同定する方法であって、前記単離幹細胞を試験剤と接触させ、そして前記単離幹細胞中の変化を検出することを含んでなり、前記変化が、前記剤が前記単離幹細胞の分化を誘導することの指標となる、前記方法を提供する。
本発明は、幹細胞として増殖可能であり、そして内皮細胞および/または内皮様細胞を生じさせうる幹細胞、該幹細胞を含んでなる幹細胞組成物の単離法および使用法、並びに該幹細胞由来の細胞を提供する。本発明の幹細胞は、遺伝子治療、組織工学、組織生成、創傷修復、診断学において有用性を見出し、血管形成剤として、血管生成剤として、遺伝子搬送およびタンパク質搬送のための剤として、そして療法剤として有用性を見出す。
ーカーCD14-、CD144、CD202b、および/またはVEGRF2の1以上を
欠くことも可能である。したがって、別の態様において、幹細胞は、P1H12+、CD
148+、AC133+、CD34+、CD45+、CD144-、CD202b-、およびVEGRF2-である。
進する方法が含まれる。あるいは、望ましい細胞種上に存在しないが、望ましくない細胞種上に存在するマーカーに結合する分子を用いることによって、こうしたマーカーを含有する望ましくない細胞を、望ましい細胞から取り除くことが可能である(すなわち陰性選択)。他の陰性選択法には、望ましい細胞種および望ましくない細胞種の混合集団において、望ましくない細胞種を優先的に殺すかまたは該細胞種の増殖を優先的に阻害することが含まれる。したがって、陰性選択、陽性選択、またはその組み合わせを用いることによって、幹細胞が濃縮されている集団を作成可能である。
または他の細胞を取り除く前に、それと同時に、またはそれに続いて、造血系の多数の系譜拘束細胞(例えばT細胞、B細胞(プレB細胞およびB細胞両方)および骨髄単球性細胞)および/または少数の細胞集団(例えば巨核球、肥満細胞、好酸球および好塩基球)上に存在する細胞表面マーカーを選択する抗体に連結した磁気ビーズを用いる。総造血細胞の少なくとも約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%またはそれより多くが取り除かれるであろう;が、最後まで分化した細胞種をすべて取り除くことは本質的ではない。残存する非血小板、非赤血球細胞から幹細胞を分取するかまたは分離する前に、血小板および赤血球を(例えば密度勾配技術によって)取り除くことが可能である。プロトコルにおいて、陽性選択を利用する場合、陽性選択されるマーカーを欠く、方向付けられた細胞は、後に残されるであろう。しかし、1つの態様において、陽性選択および陰性選択両方を用いて、最終陽性選択工程において、存在する、方向付けられた細胞の数を最小限にする。末梢血において、多くの細胞種は増殖能を欠いているため、陽性選択プロセスおよび/または陰性選択プロセス後に残存する系譜確定細胞のすべてではないとしても大部分は、増殖に失敗し、そして/またはコラーゲンに基づく支持体に接着するのに失敗して、そして細胞継代技術中に取り除かれることは当業者に理解されるであろう。約30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%またはそれより多くを有する組成物が、この方式によって達成可能であり、ここで望ましい幹細胞は、P1H12+、CD148+、AC133+、CD34+、CD45+、CD144-、CD202b-、およびVEGRF2-であり、そして自己再生可能であり、そして完全に分化した内皮細胞および/または内皮様細胞を生じさせうることによって同定される。
の陽性選択が続き、これをその後、培養して、本発明の幹細胞をさらに選び出して培養する(culture−out)。
。あるいは、培養系を攪拌して、細胞が貼り付くのを防止することが可能である。
D144+、AC133-、CD202b+、CD45-、VEGFR2+であり、HUVE
CおよびMVECに比較して、高い増殖能を有し、そしてヴァイベル・パラーデ体を含有する。
。療法上の利益のため、本発明の幹細胞または幹細胞子孫において誘導するかまたはこれらに導入することが可能な他の因子または遺伝子には、例えばIL17R、TNFR、アンギオポエチン−1および2、TWEAK、TWEAKRとともに、当該技術分野に知られる他の抗炎症剤または血管形成因子が含まれる。
条件下で培養することによって、天然ヒト内皮組織の重要な生化学的、物理的および構造的特性を所持する内皮組織構築物を産生することが可能である。したがって、三次元培養系を断続的で、そして定期的な加圧下に維持して、そして対流によって、本発明の細胞に適切な栄養素供給を提供することが可能である。厚さおよそ2〜5mmの置換内皮組織構築物全体で、本発明の細胞に適切な栄養素供給を維持することは、構築物の見かけの密度が増加するにつれて、重要となる。圧力によって、三次元内皮構築物全体に液体が流れるのが促進され、これによって、栄養素供給および構築物中に包埋された細胞からの老廃物の除去が改善される。バイオリアクターは、いくつかの設計を含むことが可能である。典型的には、培養条件には、細胞を含有する構築物に、in vivoで出会うのと類似の生理学的ストレスを課すことが含まれるであろう。例えば、血管の圧力および剪断力をシミュレートする条件下で、血管構築物を培養することが可能である(例えば、本明細書に援用される米国特許第6,121,042号を参照されたい)。
内皮幹細胞単離
PBMCを単離するため、1.077の比重を有するFICOLLTM(Amersha
m Biosciences、ニュージャージー州ピスカタウェイ)上で遠心分離することによって、体積200ccのナトリウム・ヘパリン処理したヒト血液を分画した。「バフィーコート」中に存在する単離PBMCを、完全培地(IGF、FGF、EGF、およびVEGFを含有するEGM2+15%FCS;Cambrex Bioscience, Inc.、メリーランド州ボルチモア)中、およそ100x106細胞/mlで、そしてこれを超えないように再懸濁した。10μg/mlのマウス抗P1H12抗体(Chemicon MAB 16985)を細胞に添加し、そして室温で1時間インキュベーションした。
の磁気抗muIgG−MACSフィリング(カタログ番号130−047−101、Miltenyi Biotec、カリフォルニア州オーバーン)を、約10x106細胞を
含有する20μlに添加して、細胞を抗体標識し、そして細胞を4℃で15分間インキュベーションした。抗体標識した細胞を、PBS+3%ウシ血清アルブミン(BSA)中で1回洗浄し、そして5ml PBS+3%BSAの最終体積中に再懸濁した。
であるが、典型的にはこれを超えない密度で、陽性分画細胞を培養した。48時間後、非接着細胞を取り除いた。培地を週2回、半枯渇させた(demidepleted)。
内皮幹細胞性質決定
以下の表に示すように、単離時および多様な時点でのFACSによって、細胞を性質決定した。
刺激に反応したヒト末梢血幹細胞由来内皮細胞の平面遊走および遊走阻害剤の影響
平面内皮細胞遊走(創傷閉鎖)アッセイを用いて、PMA、EGFおよび他の遊走刺激に反応した、ヒト末梢血由来内皮細胞の遊走を定量化した。このアッセイでは、内皮細胞遊走を培養細胞単層中の環状創傷の閉鎖速度として測定する。創傷閉鎖速度は、腎および皮膚の微小血管内皮細胞において、直線性であり、そしてin vivoで血管形成を刺激する剤および阻害する剤によって、動的に制御される。腎微小血管内皮細胞および皮膚
の微小血管内皮細胞は、PMAおよびEGFに反応して遊走し、そしてこの遊走は、遊走培養に抗血管形成剤を添加することによって制御可能である(Wileyら, 2001, Immunity 15:837−46)。末梢血ヒト幹細胞を本明細書に記載するように単離し、そして本明細書に記載するように、初代ヒト末梢血由来内皮細胞、hPBECの子孫を単離し、培養し、そして継代6〜11の間で用いた。シリコンチップドリルプレスを用いて、約80,000細胞/ウェルの、一晩血清欠乏させた(DMEM+0.5%FBS)集密hPBEC単層において、複製環状損傷、「創傷」(直径600〜800ミクロン)を生成した。創傷を与えた時点で、培地(DMEM+0.1%FBS)に、5ng/ml PMA(ホルボール−12−ミリステート−13−アセテート)、40ng/ml EGFあるいは5ng/ml PMAまたはEGFおよび遊走阻害剤の組み合わせを補った。顕微鏡および画像解析ソフトウェア(Bioquant;テネシー州ナッシュビル)を用いて、時間(0〜14時間)の関数として、残余創傷領域を測定した。各剤および剤の組み合わせに関して、時間に渡ってプロットした、残余創傷面積の線形回帰によって、相対遊走率を計算した。結果を図1〜2に示す。hPBECはPMAに反応してよく遊走し(>=50%)(図1)、そしてEGFに反応する場合は、より遅く遊走した(>=35%)(図2)。抗血管形成剤huTekΔFc(WO 00/75323)、TweakR.Fc(WO 01/45730)、ネクチン−3α−Fc(B7L4.Fc)(WO 02/28902)、およびCD148 mAbを、示す濃度で添加すると、PMAが誘導するhPBEC遊走が、huIgG対照タンパク質に比較して、それぞれ、40%、40%、70%および100%阻害された(図1)。抗血管形成剤huTekΔFc、TweakR.Fc、ネクチン−3α−Fc(B7L4.Fc)、および抗CD148 mAbを、示す濃度で添加すると、EGFが誘導するhPBEC遊走が、huIgG対照タンパク質に比較して、それぞれ、50%、100%、95%および100%阻害された(図2)。
バリア遊走アッセイ
内皮幹細胞を培地(例えばEGM−2培地、Clonetics、メリーランド州ウォーカーズビル)中、そしてPMA(50ng/ml)の存在下または非存在下で、一晩(18時間)培養し、そしてその後、細胞を洗浄し、そして4μMカルセイン色素を含有するPBS中で2時間標識した。カルセイン標識後、488nmの励起によって、蛍光を発するように細胞を励起した。細胞をPBS中で洗浄し、基本培地(EBM+/−0.1%FBS)中に再懸濁し、そして24ウェルプレート用の3ミクロン孔サイズのフルオロブロック挿入物における培養に置いた。分化した内皮細胞子孫を含む5万の幹細胞を、フルオロブロック挿入物において、基本培地300マイクロリットル中で培養して、そして細胞を含有する挿入物を、挿入物の不透性(opaque)3ミクロンフィルターから24ウェルプレートに、本発明の細胞を遊走させるかまたは移動させる潜在能力(走触性)を有するサイトカインおよび/または血清を含む1mlの培地を含有する24ウェル無菌培養プレートに入れた。マルチ標識カウンターを用いて、底部ウェルにおいて、530nmで観察される蛍光発光レベルを測定することによって、フィルターを通じた細胞の遊走を検出した。遊走結果は、上記の実施例3の平面遊走アッセイ結果と類似であった。
毛細管/索状組織(chord)形成アッセイ
エンゲルブレス−ホルム−スウォーム(EHS)マウス肉腫から抽出した、可溶化基底膜調製物である、MATRIGELTMマトリックス(Becton Dickinson、マサチューセッツ州ベッドフォード)を氷上、4℃で一晩融解した。24ウェルプレート(BD Labware、ニュージャージー州フランクリンレークス)および1000μlピペットチップもまた、4℃で一晩冷却した。アッセイ当日、泡を入れないように注意しながら、ウェルあたり300μlのMATRIGELTMでプレートウェルを均一にコーティングした。コーティングしたプレートを37℃で30分間インキュベーションして、マトリックスが重合するのを可能にした。
投与した幹細胞および幹細胞子孫のin vivo局在
本実施例は、本明細書に記載する方法によって単離した細胞が、in vivoで、血管形成活性および/または血管生成活性を有する領域に遊走することを立証する。
ECが注射部位から虚血心臓に向かって遊走するのが観察可能であった。注射144時間後までに、心臓同系移植片が拍動し、そしてより多数の、標識し、i.d.注射したhPBECが、注射部位から心臓移植片に向かって遊走した。ある程度のhPBECは、血管新生が起こる、拍動する心臓同系移植片の部分、またはそれにすぐ隣接する領域中に遊走した。i.d.注射ビーズも、またi.v.注射標識細胞も、注射24時間後または144時間後には検出不能であった。i.d.注射細胞を、露出した皮膚表面近くの皮間(interdermal)空間に局在させて、組織学的に追跡する必要があるi.v.注射細胞よりも、より容易に、画像化装置が追跡するのを可能にした。
Claims (73)
- 幹細胞が濃縮されている集団を調製する方法であって、第一の細胞集団から幹細胞が濃縮されている前記集団を分離することを含んでなり、幹細胞が濃縮されている前記集団が、前記の第一の細胞集団より、少なくとも約100倍高い濃度のP1H12+幹細胞を含んでなる、前記方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、前記の第一の細胞集団より、少なくとも約1,000倍高い濃度のP1H12+幹細胞を含んでなる、請求項1の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、前記の第一の細胞集団より、約1,000倍〜約4,000倍高い濃度のP1H12+幹細胞を含んでなる、請求項1の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、さらに、CD148、AC133、CD45およびCD34からなる群より選択される1以上のマーカーを、前記の第一の細胞集団より高い濃度で含んでなる、請求項1の方法。
- 前記分離工程が、前記の第一の細胞集団を、P1H12+に特異的に結合する分子と接触させ、そして前記分子に結合する、濃縮されている前記細胞集団を選択することを含んでなる、請求項1の方法。
- 前記分子が抗体である、請求項5の方法。
- 前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項6の方法。
- 前記分子が抗体由来である、請求項6の方法。
- 前記分子がペプチド−Fc融合分子である、請求項6の方法。
- 前記分離工程が、前記の第一の細胞集団を、CD148、AC133、CD45およびCD34からなる群より選択される分子に特異的に結合する分子と接触させ、そして濃縮されている前記細胞集団に関して、前記分子に結合する細胞を選択することをさらに含んでなる、請求項1の方法。
- 前記分離工程が、濃縮されている前記細胞集団を、CD148、AC133、CD45およびCD34からなる群より選択されるマーカーに特異的に結合する分子と接触させ、そして前記分子に結合しない細胞を、濃縮されている前記細胞集団から取り除くことをさらに含んでなる、請求項1の方法。
- 前記分離工程が、前記の第一の細胞集団を、CD144、CD202b、VEGFR2からなる群より選択される分子に特異的に結合する分子と接触させ、そして濃縮されている前記細胞集団に関して、前記分子に結合しない細胞を選択することをさらに含んでなる、請求項1の方法。
- 前記分離工程が、濃縮されている前記細胞集団を、CD144、CD202b、VEGFR2からなる群より選択される分子に特異的に結合する分子と接触させ、そして前記分子に結合する細胞を、濃縮されている前記細胞集団から取り除くことをさらに含んでなる、請求項1の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、前記の第一の細胞集団より、P1H12+、CD
148+、AC133+、CD144−、CD202b−またはVEGFR2−である幹細胞を、少なくとも約100倍高い濃度で含んでなる、請求項1の方法。 - 幹細胞が濃縮されている前記集団が、前記の第一の細胞集団より、P1H12+、CD148+、AC133+、CD144−、CD202b−またはVEGFR2−である幹細胞を、少なくとも約1,000倍高い濃度で含んでなる、請求項14の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、前記の第一の細胞集団より、P1H12+、CD148+、AC133+、CD144−、CD202b−またはVEGFR2−である幹細胞を、約1,000倍〜約4,000倍高い濃度で含んでなる、請求項15の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、さらに、CD34+またはCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている、請求項14の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、さらに、CD34−およびCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている、請求項14の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団が、さらに、CD34+およびCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている、請求項14の方法。
- 前記分子が検出可能実体に結合している、請求項5の方法。
- 前記検出可能実体が、蛍光実体、比色実体、または磁気実体である、請求項20の方法。
- 前記分子が固体支持体に結合している、請求項5の方法。
- 前記固体支持体がプラスチック表面、ガラス表面、アガロース、アクリルアミド、レクチンまたは磁気粒子である、請求項22の方法。
- 幹細胞が濃縮されている前記集団を培養して、P1H12+、CD144+、AC133−、CD202+、CD45−、VEGFR2+であり、HUVECおよびMVECよりも高い増殖能を有し、そしてヴァイベル・パラーデ体を含有する子孫細胞を生じさせる工程をさらに含んでなる、請求項1の方法。
- 前記の第一の細胞集団が哺乳動物由来である、請求項1の方法。
- 前記哺乳動物が霊長類である、請求項25の方法。
- 前記霊長類がヒトである、請求項26の方法。
- 前記の第一の細胞集団が末梢血由来である、請求項1の方法。
- 前記の第一の細胞集団が骨髄由来である、請求項1の方法。
- 前記の第一の細胞集団が胎児肝組織由来である、請求項1の方法。
- 請求項1の方法によって調製した、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記幹細胞が、CD148、AC133、CD45およびCD34からなる群より選択
されるマーカーの1またはそれより多くに関して陽性である、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。 - P1H12+、CD148+、AC133+、CD144−、CD202b−およびVEGFR2−である幹細胞に関して濃縮されている、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- さらに、CD34+またはCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- さらに、CD34+およびCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- さらに、CD34−およびCD45+である幹細胞に関しても濃縮されている、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記幹細胞が、ヴァイベル・パラーデ体を含有する、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記幹細胞が内皮前駆細胞である、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記の第一の細胞集団が哺乳動物由来である、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記哺乳動物が霊長類である、請求項39の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記霊長類がヒトである、請求項40の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記の第一の細胞集団が末梢血由来である、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記の第一の細胞集団が骨髄由来である、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 前記の第一の細胞集団が胎児肝組織由来である、請求項31の、幹細胞が濃縮されている集団。
- 請求項31の、幹細胞が濃縮されている前記集団由来の、子孫細胞集団であって、P1H12+、CD144+、AC133−、CD202+、CD45−、VEGFR2+であり、HUVECおよびMVECよりも高い増殖能を有し、そしてヴァイベル・パラーデ体を含有する、前記子孫細胞集団。
- P1H12+およびAC133+であり、そして自己再生(self−renew)可能であり、そして内皮細胞に分化する、単離幹細胞。
- さらに、CD148+、CD144−、VEGFR2−およびCD202b−である、請求項46の単離幹細胞。
- さらに、CD34+またはCD45+である、請求項46の単離幹細胞。
- さらに、CD34+およびCD45+である、請求項46の単離幹細胞。
- さらに、CD34−およびCD45+である、請求項46の単離幹細胞。
- 哺乳動物由来である、請求項46の単離幹細胞。
- 前記哺乳動物が霊長類である、請求項46の単離幹細胞。
- 前記霊長類がヒトである、請求項46の単離幹細胞。
- 末梢血由来である、請求項46の単離幹細胞。
- 骨髄由来である、請求項46の単離幹細胞。
- 胎児肝組織由来である、請求項46の単離幹細胞。
- 15%血清を含んでなる完全培地中で、少なくとも14日間培養可能である、請求項46の単離幹細胞。
- 異種ポリヌクレオチド配列をさらに含んでなる、請求項46の単離幹細胞。
- 請求項46の前記単離幹細胞またはその子孫細胞を含んでなる細胞株。
- 請求項38の前記幹細胞と実質的に均質の集団を含んでなる、幹細胞培養物。
- 請求項46の前記単離幹細胞および薬学的に許容しうるキャリアーを含んでなる組成物。
- 前記の薬学的に許容しうるキャリアーが、生理食塩水、ゲル、ヒドロゲル、スポンジ、およびマトリックスからなる群より選択される、請求項61の組成物。
- 15%血清を含む完全培地中で、約6日間〜約3週間、請求項38の前記単離幹細胞を培養することによって得られる単離子孫細胞であって、P1H12+、CD144+、AC133−、CD202+、CD45−、VEGFR2+であり、HUVECおよびMVECよりも高い増殖能を有し、そしてヴァイベル・パラーデ体を含有することで特徴付けられる、前記単離子孫細胞。
- 請求項63の前記単離子孫細胞と実質的に均質の集団を含んでなる、子孫細胞培養物。
- 請求項63の前記単離子孫細胞および薬学的に許容しうるキャリアーを含んでなる組成物。
- 薬学的に許容しうるキャリアーが、生理食塩水、ゲル、ヒドロゲル、スポンジ、およびマトリックスからなる群より選択される、請求項65の組成物。
- 請求項46の前記単離幹細胞を含んでなる、組織工学構築物。
- 請求項46の前記単離幹細胞の子孫を含んでなる、組織工学構築物。
- 請求項46の前記単離幹細胞およびその子孫細胞を含んでなる、組織工学構築物。
- 請求項46の前記単離幹細胞の分化を誘導する剤を同定する方法であって、前記単離幹細胞を試験剤と接触させ、そして前記単離幹細胞中の変化を検出することを含んでなり、前記変化が、前記剤が前記単離幹細胞の分化を誘導することの指標となる、前記方法。
- 内皮細胞を含んでなる組織工学構築物を生成する方法であって、請求項46の前記単離幹細胞を組織工学構築物中で培養することを含んでなる、前記方法。
- 血管疾患または血管障害の治療が必要な被験者に、請求項46の前記単離幹細胞を投与することを含んでなる、血管疾患または血管障害の治療法。
- 血管疾患または血管障害の治療が必要な被験者に、請求項63の前記単離子孫細胞を投与することを含んでなる、血管疾患または血管障害の治療法。
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