JP2008148477A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次巻線にセンタータップが設けられたトランスを用い、2つのダイオードを組み合わせることにより形成された全波整流回路について、整流ダイオードにサージ電圧が発生することを抑えることができる電源回路を提供する。
【解決手段】スナバ回路35は、第1接続点にアノードが接続された第1のダイオードD3と、第1のダイオードのカソードに一端が接続されたコンデンサC1と、コンデンサの他端にアノードが接続され第2接続点にカソードが接続された第2のダイオードD2と、第2接続点にアノードが接続されコンデンサの一端にカソードが接続された第3のダイオードD5と、コンデンサの他端にアノードが接続され第1接続点にカソードが接続された第4のダイオードD6と、を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電源回路に関する。
一般に、いわゆるスイッチ回路等の電源回路において、スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えたときに、電源回路の寄生インダクタンス成分等に起因して発生するサージ電圧を吸収するため、スナバ回路が用いられている。
特許文献1には、1次側回路にスナバ回路を備えたスイッチング電源装置が開示されている。このスイッチング電源装置においては、1次側回路のメインスイッチング素子のドレイン側に接続されたサージ吸収ダイオードを備えており、コンデンサと抵抗素子とが並列接続されたスナバ回路を介し、前記サージ吸収ダイオードが、直流入力の陽極に接続されている。
上記のスイッチング電源装置は、重負荷時や軽負荷時には、次のように動作する。このスイッチング電源装置においては、重負荷時に、スイッチングトランスの1次巻線に発生するフライバック電圧が、サージ吸収ダイオードの電圧以上になると、サージ吸収ダイオードを通してスナバ回路に電流を流すことができる。そこで、上記のスイッチング電源装置においては、スナバ回路によって、前記フライバック電圧(サージ電圧)を抑制することができる。
また、上記のスイッチング電源装置においては、サージ吸収ダイオードの電圧が、軽負荷時において前記1次巻線に発生するサージ電圧よりも少し高めに設定されている。このため、上記のスイッチング電源装置においては、軽負荷時に、サージ吸収ダイオードを通じてスナバ回路に、電流が流れることがない。そこで、上記のスイッチング電源装置においては、サージ吸収ダイオード及びスナバ回路に通電して生じる熱損失を抑え、軽負荷時の消費電力を低減している。
特開2006−81234号公報
ところで、二次巻線にセンタータップが設けられたトランスを用いる場合には、前記トランスと2つのダイオードとを組み合わせることにより、全波整流回路を形成している。しかしながら、この全波整流回路のダイオ−ドには、該ダイオードのリカバリータイムの間に、逆回復電流が流れてしまう。そこで、上記の全波整流回路では、リカバリータイムの間においては、単位時間当たりの電流の変化が増大し、逆回復電流が通電する経路のインダクタンス成分の影響を受けて、サージ電圧が発生してしまうことが懸念されていた。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、二次巻線にセンタータップが設けられたトランスを用い、2つのダイオードを組み合わせることにより形成された全波整流回路について、整流ダイオードにサージ電圧が発生することを抑えることができる電源回路を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、直流電力を交流電力に変換し、一次巻線と、センタータップが設けられた二次巻線とがトランスによって絶縁されて、前記一次巻線に印加された前記交流電力を、前記二次巻線の両端に接続された複数の整流用ダイオードによって形成された全波整流回路を介して負荷に供給する電源回路において、前記整流用ダイオードのうちの一方の整流ダイオードと前記二次巻線の一端との接続点である第1接続点と、前記整流ダイオードのうちの他方の整流ダイオードと前記二次巻線の他端との接続点である第2接続点との間にスナバ回路を有し、前記スナバ回路は、前記第1接続点にアノードが接続された第1のダイオードと、前記第1のダイオードのカソードに一端が接続されたコンデンサと、前記コンデンサの他端にアノードが接続され前記第2接続点にカソードが接続された第2のダイオードと、前記第2接続点にアノードが接続され前記コンデンサの一端にカソードが接続された第3のダイオードと、前記コンデンサの他端にアノードが接続され前記第1接続点にカソードが接続された第4のダイオードと、前記コンデンサと並列接続された抵抗と、を有することを特徴とする。
請求項1の発明に係る電源回路によれば、例えば、電源電圧の半周期の内の正の波形の周期において、一方の整流用ダイオードのリカバリータイムの間に、該整流用ダイオードに逆方向電流が流れる。このとき、逆方向電流が通電する経路上のインダクタンス成分の影響を受けて、サージ電圧が発生し、第1接続点にアノードが接続された第1ダイオード及び第2のダイオードを通じて、スナバ回路が有するコンデンサに、サージエネルギーが蓄えられる。さらに、コンデンサと並列接続されて、スナバ回路が有する抵抗によって、コンデンサに蓄えられたサージエネルギーを、消費することができる。よって、請求項1の発明によれば、スナバ回路を備えることにより、サージエネルギーを消費して、サージ電圧が発生することを抑えることができる。
また、請求項1の発明によれば、例えば、電源電圧の半周期の内の負の波形の周期において、他方の整流用ダイオードのリカバリータイムの間に、該整流用ダイオードに逆方向電流が流れる。このとき、逆方向電流が通電する経路上のインダクタンス成分の影響を受けて、サージ電圧が発生し、第2接続点にアノードが接続された第3のダイオード及び第4のダイオードを通じて、スナバ回路が有するコンデンサに、サージエネルギーが蓄えられる。さらに、コンデンサと並列接続されて、スナバ回路が有する抵抗によって、コンデンサに蓄えられたサージエネルギーを、消費することができる。よって、請求項1の発明によれば、スナバ回路が、前記第3及び第4のダイオードと、前記コンデンサと、前記抵抗とを有することにより、サージエネルギーを消費して、サージ電圧が発生することを抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電源回路において、前記コンデンサと前記抵抗とからなる時定数は、交流電力を発生させる電圧の半周期よりも短く設定されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、コンデンサと抵抗とからなる時定数は、交流電力を発生させる電圧の半周期よりも短く設定されているから、交流電力を発生させる電圧の半周期に間に、コンデンサに蓄えられたサージエネルギーの放出を完了させることができる。そこで、請求項2の発明によれば、電圧の半周期が、正の波形の周期から負の波形の周期に変化する時や、電圧の半周期が、負の波形の周期から正の波形の周期に変化する時には、コンデンサに蓄えられたサージエネルギーの放出が完了している。したがって、コンデンサにそれぞれ接続された第1のダイオードのカソード側の電位や第3のダイオードのカソード側の電位が上昇することを防ぐことができ、該第1及び第3のダイオードのターンオン遅れが生じることを抑制することができる。
本発明の電源回路によれば、スナバ回路が有するコンデンサに、サージエネルギーが蓄えられる。さらに、スナバ回路が有する抵抗によって、コンデンサに蓄えられたサージエネルギーを、消費することができる。よって、サージ電圧が発生することを抑えることができる。
本発明の実施形態を、図1ないし図3を参照しつつ説明する。本実施形態では、センタータップ整流回路を備えた電源装置1を例に挙げて、本発明の電源回路を説明する。図1は、電源装置1の回路構成図である。電源装置1は、直流電源Vと、DC/ACコンバータ10と、トランス20と、整流回路30と、平滑回路40とを備えている。DC/ACコンバータ10は、直流電力を交流電力に変換するものである。DC/ACコンバータ10の出力は、本発明の交流電力に相当する。
トランス20は、一次巻線21及び二次巻線22を有する。トランス20は、一次巻線21と二次巻線22とを絶縁している。一次巻線21の両端には、DC/ACコンバータ10が接続されている。二次巻線22には、センタータップ23が設けられている。
整流回路30は、ダイオードD1、ダイオードD2及びスナバ回路35を有する。ダイオードD1のアノードは、出力端子(OUT2)に接続されている。ダイオードD1のカソードは、二次巻線22のセンタータップされていない側の一方の端部E1に接続されている。なお、端部E1は、本発明の二次巻線の他端に相当する。二次巻線22のセンタータップ23は、平滑回路40のチョークコイルL1の一端に接続されている。
ダイオードD2のアノードは、出力端子(OUT2)に接続されている。ダイオードD2のカソードは、二次巻線22のセンタータップされていない側の他方の端部E2に接続されている。なお、端部E2は、本発明の二次巻線の一端に相当する。
スナバ回路35は、4つのダイオードD3〜D6と、コンデンサC1と、放電抵抗R1とを有する。ダイオードD3のアノードは、前記端部E2に接続されている。ダイオードD3のカソードは、コンデンサC1の一端に接続されている。コンデンサC1の他端は、ダイオードD4のアノードに接続されている。ダイオードD4のカソードは、前記端部E1に接続されている。ダイオードD3のカソードとダイオードD4のアノードとの間には、放電抵抗R1が、コンデンサC1と並列接続されている。
ダイオードD5のアノードは、前記端部E1に接続されている。ダイオードD5のカソードは、前記コンデンサC1の一端に接続されている。コンデンサC1の他端は、ダイオードD6のアノードに接続されている。ダイオードD6のカソードは、前記端部E2に接続されている。
平滑回路40は、チョークコイルL1及びコンデンサC2を有する。チョークコイルL1の他端は、出力端子(OUT1)に接続されている。コンデンサC2の一端は、チョークコイルL1の他端に接続され、コンデンサC2の他端は、出力端子(OUT2)に接続されている。なお、図示の電源装置1では、出力端子(OUT1)と出力端子(OUT2)との間に、負荷50が接続されている。
次に、本実施形態の電源装置1の動作を説明する。電源装置1においては、センタータップ23が設けられた二次巻線22及び2つのダイオードD1、D2によって、全波整流回路が形成されている。ダイオードD1、D2は、本発明の整流用ダイオードに相当する。ダイオードD1は、本発明の他方の整流用ダイオードに相当し、ダイオードD2は、本発明の一方の整流用ダイオードに相当する。端部E2とダイオードD2との接続点が第1接続点に相当し、端部E1とダイオードD1との接続点が第2接続点に相当する。
電源装置1においては、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期の内の正の波形の周期では、ダイオードD1がターンオンする。これにより、図2に図示するように、センタータップ23から、チョークコイルL1及び負荷50を介してダイオードD1に向かい、センタータップ23に至る経路に従って、電流I1が流れる。また、電源装置1においては、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期の内の負の波形の周期では、ダイオードD2がターンオンする。これにより、センタータップ23から、チョークコイルL1及び負荷50を介してダイオードD2に向かい、センタータップ23に至る経路に従って、電流I2が流れる。図示するように、電流I1及び電流I2は、同一方向に流れる。そこで、電源装置1の出力電圧の波形は、正の波形の周期が連続したものになる。
図3は、ダイオードD1、D2の両端電圧の波形図である。図中の(1)の期間は、ダイオードD1がターンオンの状態であり、ダイオードD2がターンオフの状態である。また、図中の(2)の期間は、ダイオードD2がターンオンの状態であり、ダイオードD1がターンオフの状態である。
最初に、ダイオードD2の両端電圧の波形について説明する。図中の(2)の期間においては、ダイオードD2がターンオンし、電流I2が流れる。その後、二次巻線22に誘起される電圧の極性が、負から正に反転すると、ダイオードD2は、リカバリータイムを経て、ターンオフする。ダイオードD2のリカバリータイムの間(図中の(3)の期間)には、二次巻線22に誘起された電圧に応じて、逆回復電流I3が流れる(図2参照)。逆回復電流とは、いわゆるダイオードのリカバリー特性において、該ダイオードの逆方向に流れる電流である。
逆回復電流I3は、ダイオードD2の逆方向に急激に流れ、逆回復電流I3の電流値が、ピーク値に到達する。その後、逆回復電流I3の電流値は、ピーク値から零に戻る。スナバ回路35がない場合には、図3中の破線で示すように、二次巻線22のインダクタンス成分や逆回復電流I3が流れる経路上の寄生インダクタンス成分の影響を受けて、スナバ回路35を設けた場合よりも大きいサージ電圧(逆起電力)が発生する。なお、逆回復電流I3は、逆方向電流に相当する。
本実施形態ではスナバ回路35があるので、サージ電圧が発生すると、図2中の経路S1によって、サージエネルギーが、コンデンサC1に蓄積される。これにより、図3中の(3)の期間に示すように、サージ電圧が抑制される。なお、経路S1は、前記端部E2から、ダイオードD3及びコンデンサC1を介し、ダイオードD4に至るものである。
本実施形態では、時定数(C1×R1)が、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期よりも短くなるように、コンデンサC1の容量値及び放電抵抗R1の抵抗値が、それぞれ設定されている。そこで、コンデンサC1に蓄積されたサージエネルギーは、図中の(1)の期間が終了するまでに、コンデンサC1から放出される。コンデンサC1から放出されたサージエネルギーは、放電抵抗R1によって、消費される。
次に、ダイオードD1の両端電圧の波形について説明する。図3中の(1)の期間においては、ダイオードD1がターンオンし、電流I1が流れる。その後、二次巻線22に誘起される電圧の極性が、正から負に反転すると、ダイオードD1は、リカバリータイムを経て、ターンオフする。ダイオードD1のリカバリータイムの間(図3中の(4)の期間)には、二次巻線22に誘起された電圧に応じて、逆回復電流I4が流れる。
逆回復電流I4は、ダイオードD1の逆方向に急激に流れ、逆回復電流I4の電流値が、ピーク値に到達する。その後、逆回復電流I4の電流値は、ピーク値から零に戻る。スナバ回路35がない場合には、図3中の一点鎖線で示すように、二次巻線22のインダクタンス成分や逆回復電流I4が流れる経路上の寄生インダクタンス成分の影響を受けて、スナバ回路35を設けた場合よりも大きいサージ電圧(逆起電力)が発生する。なお、逆回復電流I4は、逆方向電流に相当する。
本実施形態ではスナバ回路35があるので、サージ電圧が発生すると、図中の経路S2によって、サージエネルギーが、コンデンサC1に蓄積される。これにより、図中の(4)の期間に示すように、サージ電圧が抑制される。なお。経路S2は、前記端部E1から、ダイオードD5及びコンデンサC1を介し、ダイオードD6に至るものである。
コンデンサC1に蓄積されたサージエネルギーは、図中の(2)の期間内が終了するまでに、コンデンサC1から放出される。コンデンサC1から放出されたサージエネルギーは、放電抵抗R1によって、消費される。
本実施形態においては、ダイオードD3が、本発明の第1のダイオードに相当する。また、ダイオードD4は、本発明の第2のダイオードに相当する。さらに、ダイオードD5は、本発明の第3のダイオードに相当する。ダイオードD6は、本発明の第4のダイオードに相当する。
本実施形態の電源装置1では、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期の内の正の波形の周期において、ダイオードD2のリカバリータイムの間に、逆回復電流I3が流れる。このとき、二次巻線22のインダクタンス成分や逆回復電流I3が流れる経路上の寄生インダクタンス成分の影響を受けて、サージ電圧が発生する。サージ電圧が発生すると、二次巻線22の端部E2に接続されたダイオードD3からコンデンサC1を介してダイオードD4に至る経路により、サージエネルギーを、コンデンサC1に蓄積することができる。さらに、本実施形態の電源装置1においては、コンデンサと並列接続されて、スナバ回路35が有する放電抵抗R1によって、コンデンサC1に蓄積されたサージエネルギーを、消費することができる。そこで、本実施形態の電源装置1によれば、スナバ回路35を備えることにより、サージエネルギーを消費して、サージ電圧が発生することを抑えることができる。
本実施形態の電源装置1では、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期の内の負の波形の周期において、ダイオードD1のリカバータイムの間に、逆回復電流I4が流れる。このとき、二次巻線22のインダクタンス成分や逆回復電流I4が流れる経路上の寄生インダクタンス成分の影響を受けて、サージ電圧が発生する。サージ電圧が発生すると、二次巻線22の端部E1に接続されたダイオードD5からコンデンサC1を介してダイオードD6に至る経路により、サージエネルギーを、コンデンサC1に蓄積することができる。さらに、本実施形態の電源装置1においては、コンデンサC1と並列接続されて、スナバ回路35が有する放電抵抗R1によって、コンデンサC1に蓄積されたサージエネルギーを、消費することができる。そこで、本実施形態の電源装置1によれば、スナバ回路35が、ダイオードD5、D6と、コンデンサC1と、放電抵抗R1とを有することにより、サージエネルギーを消費して、サージ電圧が発生することを抑えることができる。
本実施形態の電源装置1では、時定数(C1×R1)が、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期よりも短くなるように、コンデンサC1の容量値及び放電抵抗R1の抵抗値が、それぞれ設定されている。そこで、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期の間に、コンデンサC1に蓄積されたサージエネルギーの放出を完了させることができる。このため、本実施形態の電源装置1によれば、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期が、正の波形の周期から負の波形の周期に変化する時や、前記交流電圧波形の半周期が、負の波形の周期から正の波形の周期に変化する時には、コンデンサC1に蓄積されたサージエネルギーの放出が完了している。したがって、コンデンサC1にそれぞれ接続されたダイオードD3のカソード側の電位やダイオードD5のカソード側の電位が上昇することを防ぐことができる。そこで、ダイオードD3及びダイオードD5のターン遅れが生じることを抑制することができる。
また、本実施形態においては、一つのスナバ回路35によって、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形が正の波形の周期において発生するサージエネルギー及び前記交流電圧波形が負の波形の周期において発生するサージエネルギーを、それぞれ消費することができる。したがって、前記交流電圧波形が正の波形の周期において発生するサージエネルギーを消費するスナバ回路と、前記交流電圧波形が負の波形の周期において発生するサージエネルギーを消費するスナバ回路とを、それぞれ別個に設ける必要がない。よって、本実施形態においては、サージエネルギーを消費するスナバ回路を構成する部品点数を、減らすことができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。例えば、上述した全波整流回路を、ダイオードD1、D2の方向を共に反転させて構成してもよい。
また、放電抵抗R1によって発生する熱損失を抑えながら、時定数が、DC/ACコンバータ10の交流電圧波形の半周期よりも短くなるように、コンデンサC1の容量値を変化させてもよい。
本発明の実施形態の電源装置の回路構成図である。 実施形態の電源回路の動作説明図である。 ダイオードD1、D2の両端電圧の波形図である。
符号の説明
22 二次巻線
35 スナバ回路
C1 コンデンサ
D3〜D6 ダイオード
E1 二次巻線の他端
E2 二次巻線の一端
I3、I4 逆回復電流
R1 抵抗

Claims (2)

  1. 直流電力を交流電力に変換し、一次巻線と、センタータップが設けられた二次巻線とがトランスによって絶縁されて、前記一次巻線に印加された前記交流電力を、前記二次巻線の両端に接続された複数の整流用ダイオードによって形成された全波整流回路を介して負荷に供給する電源回路において、
    前記整流用ダイオードのうちの一方の整流ダイオードと前記二次巻線の一端との接続点である第1接続点と、前記整流ダイオードのうちの他方の整流ダイオードと前記二次巻線の他端との接続点である第2接続点との間にスナバ回路を有し、
    前記スナバ回路は、前記第1接続点にアノードが接続された第1のダイオードと、前記第1のダイオードのカソードに一端が接続されたコンデンサと、前記コンデンサの他端にアノードが接続され前記第2接続点にカソードが接続された第2のダイオードと、前記第2接続点にアノードが接続され前記コンデンサの一端にカソードが接続された第3のダイオードと、前記コンデンサの他端にアノードが接続され前記第1接続点にカソードが接続された第4のダイオードと、前記コンデンサと並列接続された抵抗と、を有することを特徴とする電源回路。
  2. 前記コンデンサと前記抵抗とからなる時定数は、交流電力を発生させる電圧の半周期よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
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