JP2008148246A - 発振回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログのコンパレータを用いて高速なクロック信号を取り出すことが可能な発振回路を提供すること。
【解決手段】コンパレータ4のプラス端子に印加される上限電圧と下限電圧が可変となっており、スイッチングボックス1を利用して上限電圧と下限電圧を設定することができる。これにより、ユーザーはスイッチングボックス1のスイッチS1〜S2を操作して、電源電圧VDDと上限電圧との差分電圧である第1差分電圧と、接地電圧GNDと下限電圧との差分電圧である第2差分電圧とが一致するように、入力端子I1〜I2を出力端子T1〜T6と接続することができる。その結果として、本発振回路から取り出されるクロック信号のデューティ比を変化させずに周波数を調節することができる。その結果として、デューティ比を保った高速なクロック信号を取り出すことができる。
【選択図】図1
【解決手段】コンパレータ4のプラス端子に印加される上限電圧と下限電圧が可変となっており、スイッチングボックス1を利用して上限電圧と下限電圧を設定することができる。これにより、ユーザーはスイッチングボックス1のスイッチS1〜S2を操作して、電源電圧VDDと上限電圧との差分電圧である第1差分電圧と、接地電圧GNDと下限電圧との差分電圧である第2差分電圧とが一致するように、入力端子I1〜I2を出力端子T1〜T6と接続することができる。その結果として、本発振回路から取り出されるクロック信号のデューティ比を変化させずに周波数を調節することができる。その結果として、デューティ比を保った高速なクロック信号を取り出すことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、アナログのコンパレータを備えた発振回路に関する。
従来より、様々な発振回路が公知である。例えば特許文献1は、発振基本回路を奇数段にリング状にチェーン接続し、その一つの発振基本回路の出力端子に複数段のインバータからなる増幅回路を接続して、発振基本回路の出力を段階的に順次大きなレベルのクロック信号に増幅するものである。
特開2000−124775号公報
ところで、アナログのコンパレータを用いた発振回路がある。この発振回路は、コンパレータのプラス端子に上限電圧と下限電圧が印加されるものであり、下限電圧が可変となるよう構成される。そして、下限電圧を変化させることで、出力されるクロック信号の周波数を調節するものである。しかしながら、単に下限電圧を可変にするだけでは、クロック信号の周波数の変化に伴ってデューティ比も変化してしまう。特にクロック信号の周波数が高くなるよう調整するとデューティ比の変化が顕著となり、高速なクロック信号を取り出すことが難しかった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、デューティ比を変化させずに周波数の調節が可能な発振回路の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発振回路は、マイナス端子、プラス端子、出力端子を有するアナログのコンパレータと、一端がコンパレータのマイナス端子に接続され、他端がコンパレータの出力端子に接続される帰還抵抗器と、一端がコンパレータのマイナス端子と帰還抵抗器とを結ぶラインに接続され、他端が接地されるコンデンサと、コンパレータの出力端子から電源電圧が出力されている場合には、コンパレータのプラス端子に対して電源電圧から第1差分電圧だけ低い上限電圧を印加し、コンパレータの出力端子から接地電圧が出力されている場合には、コンパレータのプラス端子に対して接地電圧から第2差分電圧だけ高い下限電圧を印加する電圧印加回路とを備えた発振回路であって、電圧印加回路は、第1差分電圧および第2差分電圧をそれぞれ可変とする可変手段を備えていることを特徴とする。
このように、本発明の発振回路では、電源電圧と上限電圧との差分電圧である第1差分電圧および接地電圧と下限電圧との差分電圧である第2差分電圧が、電圧印加回路が備える可変手段によって可変となるよう構成される。これにより、本発振回路はコンパレータの出力端子から出力されるクロック信号の周波数を調節する際、第1差分電圧と第2差分電圧とが一致するように上限電圧および下限電圧を設定することができる。その結果として、クロック信号が電源電圧から接地電圧に変化した時点におけるコンパレータから出力されるクロック信号の電圧とコンデンサの充電電圧との差分電圧と、クロック信号が接地電圧から電源電圧に変化した時点におけるコンパレータから出力されるクロック信号の電圧とコンデンサの充電電圧との差分電圧とを一致させることができる。本発振回路は、コンデンサが上限電圧または下限電圧まで充電・放電されるとコンパレータから出力されるクロック信号(電源電圧または接地電圧の2値を取る)が反転する。前述のコンデンサの充電・放電時間は、当該コンデンサの充電・放電開始時における当該コンデンサの充電電圧とコンパレータから出力されるクロック信号の電圧との差分電圧によって一意に決定され、本発振回路が出力するクロック信号の周波数を決定するものである。そこで、クロック信号が電源電圧から接地電圧に変化した時点においてコンパレータから出力されるクロック信号の電圧とコンデンサの充電電圧との差分電圧と、クロック信号が接地電圧から電源電圧に変化した時点においてコンパレータから出力されるクロック信号の電圧とコンデンサの充電電圧との差分電圧とを一致させることで、クロック信号のデューティ比を変化させずに周波数を調節することができる。その結果として、デューティ比を保った高速なクロック信号を取り出すことができる。
発振回路および可変手段の具体的態様としては、請求項2に記載のように、可変手段は、電源電圧と接地電圧とを直列に結ぶ複数の抵抗器を有し、可変手段は、複数の抵抗器のうち隣り合う抵抗器を結ぶラインの電圧をそれぞれ出力する複数の出力端子と、上限電圧および下限電圧を入力する2つの入力端子と、複数の出力端子のいずれかを2つの入力端子にそれぞれ接続するスイッチとからなるスイッチングボックスであるとする態様がある。
また、請求項3に記載のように、可変手段は、ユーザーの操作によって出力電圧が可変な第1内部電源および第2内部電源を備え、電圧印加回路は、第1内部電源の出力電圧を上限電圧として出力し、第2内部電源の出力電圧を下限電圧として出力する態様もある。
図1は、本発明の一実施形態における発振回路の全体構成を示すブロック図である。図1に示す本発振回路は、抵抗器R1〜R7、スイッチングボックス1、切換回路2〜3、コンパレータ4、インバータ5〜6、コンデンサ7、帰還抵抗器8から構成される。
抵抗器R1〜R7は、各々が同じ抵抗値を有する固定抵抗器であり、各抵抗器が電源電圧VDDと接地電圧GNDとの間に直列に接続される。
スイッチングボックス1は、出力端子T1〜T6、入力端子I1〜I2、スイッチS1〜S2から構成される。
出力端子T1は、抵抗器R1と抵抗器R2を結ぶラインに接続されて当該ラインの電圧を出力する端子であり、出力端子T2は、抵抗器R2と抵抗器R3を結ぶラインに接続されて当該ラインの電圧を出力する端子である。同様に、出力端子T3は、抵抗器R3と抵抗器R4を結ぶラインに接続されて当該ラインの電圧を出力する端子であり、出力端子T4は、抵抗器R4と抵抗器R5を結ぶラインに接続されて当該ラインの電圧を出力する端子である。また、出力端子T5は、抵抗器R5と抵抗器R6を結ぶラインに接続されて当該ラインの電圧を出力する端子であり、出力端子T6は、抵抗器R6と抵抗器R7を結ぶラインに接続されて当該ラインの電圧を出力する端子である。
スイッチS1は、メカニカルなスイッチであり、ユーザーの操作によって出力端子T1〜T6のいずれかと入力端子I1とを接続するスイッチである。同様に、スイッチS2はユーザーの操作によって出力端子T1〜T6のいずれかと入力端子I2とを接続するスイッチである。
入力端子I1は、スイッチS1によって接続された出力端子T1〜T6のいずれかから出力される電圧を後段の切換回路2へ出力する。同様に、入力端子I2は、スイッチS2によって接続された出力端子T1〜T6のいずれかから出力される電圧を後段の切換回路3へ出力する。なお、以降においては、入力端子I1から切換回路2へ出力される電圧を上限電圧と記載し、入力回路I2から切換回路3へ出力される電圧を下限電圧と記載する。
なお、ユーザーは図示しない電源における電源電圧VDDと上限電圧との差分電圧である第1差分電圧(以下、ΔV1とする)と、接地電圧GNDと下限電圧との差分電圧である第2差分電圧(以下、ΔV2とする)とが一致するように、スイッチS1〜S2を操作して接続を行う。言い換えれば、ユーザーはΔV1によらずΔV2をΔV1と一致させるよう、スイッチS2の接続を行うことができる。また、その逆も然りである。こうして、ユーザーがスイッチS1〜S2を操作することによって複数の出力端子のいずれかを2つの入力端子にそれぞれ接続し、上限電圧と下限電圧を設定することができる。
切換回路2は、Nチャネル型FETのドレインおよびソースとPチャネル型FETのドレインおよびソースとを互いに接続した構造からなるスイッチング回路であり、オン状態(導通状態)となると、スイッチングボックス1の入力端子I1から出力される上限電圧をコンパレータ4のプラス端子へ出力する。オフ状態(非導通状態)では、ハイ・インピーダンスとなる。
切換回路3は、切換回路2と同様、Nチャネル型FETのドレインおよびソースとPチャネル型FETのドレインおよびソースとを互いに接続した構造からなるスイッチング回路であり、オン状態(導通状態)となると、スイッチングボックス1の入力端子I2から出力される下限電圧をコンパレータ4のプラス端子へ出力する。オフ状態(非導通状態)では、ハイ・インピーダンスとなる。
コンパレータ4は、アナログのコンパレータであり、入力端子であるプラス端子およびマイナス端子と、クロック信号(電源電圧VDDまたは接地電圧GNDの2値を取る)を出力する出力端子とを有し、電源から電源電圧VDDを供給されて動作する。具体的には、コンパレータ4は、プラス端子に印加される電圧とマイナス端子に印加される電圧を比較し、プラス端子に印加される電圧がマイナス端子に印加される電圧よりも大きい場合は、出力端子から電源電圧VDDを出力する。一方、プラス端子に印加される電圧がマイナス端子に印加される電圧よりも小さい場合は、出力端子から接地電圧GNDを出力する。
インバータ5は、コンパレータ4の出力端子から出力されるクロック信号を反転し、切換回路2のPチャネル型FETのゲート、切換回路3のNチャネル型FETのゲート、後段のインバータ6へと、それぞれ出力する。
インバータ6は、インバータ5から出力される電圧を反転し、切換回路2のNチャネル型FETのゲート、切換回路3のPチャネル型FETのゲートへと、それぞれ出力する。
コンデンサ7は、一端がコンパレータ4のマイナス端子に接続され、他端が接地される。さらに、コンデンサ7とコンパレータ4のマイナス端子を結ぶラインが帰還抵抗器8を介してコンパレータ4の出力端子と接続される。このコンデンサ7は、コンパレータ4の出力端子から出力されるクロック信号の電圧(電源電圧VDDまたは接地電圧GND)によって充電・放電され、その充電電圧がコンパレータ4のマイナス端子へ印加される。
次に、本発振回路の動作について説明する。はじめに、ユーザーはスイッチングボックス1のスイッチS1〜S2を操作し、入力端子I1〜I2を出力端子T1〜T6のいずれかと接続して上限電圧と下限電圧の設定を行うことにより、本発振回路から取り出されるクロック信号の周波数を調節する。その際、ユーザーはΔV1とΔV2が一致するように、スイッチS1〜S2を操作して接続を行う。すなわち、ユーザーはスイッチS1によって入力端子I1と出力端子T1とを接続した場合には、スイッチS2によって入力端子I2と出力端子T6とを接続する。スイッチS1によって入力端子I1と出力端子T2とを接続した場合には、スイッチS2によって入力端子I2と出力端子T5とを接続し、スイッチS1によって入力端子I1と出力端子T3とを接続した場合には、スイッチS2によって入力端子I2と出力端子T4とを接続する。
本発振回路の初期状態では、コンデンサ7は充電されていないため、コンパレータ4のマイナス端子には接地電圧GNDが印加されるとともに、コンパレータ4の出力端子からクロック信号として電源電圧VDDが出力される。インバータ5は、コンパレータ4の出力端子から出力される電源電圧VDDを反転し、接地電圧GNDを切換回路2のPチャネル型FETのゲート、切換回路3のNチャネル型FETのゲート、後段のインバータ6へと、それぞれ出力する。また、インバータ6はインバータ5から出力される接地電圧GNDを反転し、電源電圧VDDを切換回路2のNチャネル型FETのゲート、切換回路3のPチャネル型FETのゲートへと、それぞれ出力する。これにより、切換回路2がオン状態となるとともに切換回路3がオフ状態となり、コンパレータ4のプラス端子にはスイッチングボックス1の入力端子I1から出力される上限電圧が印加される。同時に、コンパレータ4の出力端子からクロック信号として電源電圧VDDが出力されることにより、コンデンサ7は帰還抵抗器8を介して充電を開始する。
その後、コンデンサ7の充電電圧が上限電圧を上回ると、コンパレータ4のプラス端子に印加される電圧(上限電圧)よりもマイナス端子に印加される電圧(コンデンサ7の充電電圧)の方が大きくなるため、コンパレータ4の出力端子からは接地電圧GNDが出力される。インバータ5は、コンパレータ4の出力端子から出力される接地電圧GNDを反転し、電源電圧VDDを切換回路2のPチャネル型FETのゲート、切換回路3のNチャネル型FETのゲート、後段のインバータ6へと、それぞれ出力する。また、インバータ6はインバータ5から出力される電源電圧VDDを反転し、接地電圧GNDを切換回路2のNチャネル型FETのゲート、切換回路3のPチャネル型FETのゲートへと、それぞれ出力する。これにより、切換回路3がオン状態となるとともに切換回路2がオフ状態となり、コンパレータ4のプラス端子にはスイッチングボックス1の入力端子I2から出力される下限電圧が印加される。同時に、コンパレータ4の出力端子からクロック信号として接地電圧GNDが出力されることにより、コンデンサ7は帰還抵抗器8を介して放電を開始する。この時点において、コンデンサ7の充電電圧とコンパレータ4の出力端子からの出力電圧との差分電圧は、上限電圧と接地電圧GNDとの差分電圧に等しくなる。
さらにその後、コンデンサ7の充電電圧が下限電圧を下回ると、コンパレータ4のプラス端子に印加される電圧(下限電圧)よりもマイナス端子に印加される電圧(コンデンサ7の充電電圧)の方が小さくなるため、コンパレータ4の出力端子からは電源電圧VDDが出力される。インバータ5は、コンパレータ4の出力端子から出力される電源電圧VDDを反転し、接地電圧GNDを切換回路2のPチャネル型FETのゲート、切換回路3のNチャネル型FETのゲート、後段のインバータ6へと、それぞれ出力する。また、インバータ6はインバータ5から出力される接地電圧GNDを反転し、電源電圧VDDを切換回路2のNチャネル型FETのゲート、切換回路3のPチャネル型FETのゲートへと、それぞれ出力する。これにより、切換回路2がオン状態となるとともに切換回路3がオフ状態となり、コンパレータ4のプラス端子にはスイッチングボックス1の入力端子I1から出力される上限電圧が印加される。同時に、コンパレータ4の出力端子からクロック信号として電源電圧VDDが出力されることにより、コンデンサ7は帰還抵抗器8を介して充電を開始する。この時点において、コンデンサ7の充電電圧とコンパレータ4の出力端子からの出力電圧との差分電圧は、下限電圧と電源電圧VDDとの差分電圧に等しくなる。この差分電圧は、コンデンサ7が放電を開始した時点における、上限電圧と接地電圧GNDとの差分電圧と一致する。その理由は、ユーザーが電源電圧VDDと上限電圧との差分電圧であるΔV1と、接地電圧GNDと下限電圧との差分電圧であるΔV2とが一致するように、スイッチS1〜S2を操作して入力端子I1〜I2を出力端子T1〜T6のいずれかと接続したためである。このことは、コンデンサ7の充電時間と放電時間が一致する、すなわちコンパレータ4の出力端子から電源電圧VDDが出力されている時間と接地電圧GNDが出力されている時間が一致することとなる。言い換えれば、コンパレータ4の出力端子から出力されるクロック信号のデューティ比は均一となる。
こうして、上述したコンデンサ7の充電・放電を交互に繰り返すことにより、コンパレータ4の出力端子から出力される電圧も電源電圧VDD・接地電圧GNDを交互に繰り返すこととなり、本発振回路からクロック信号が取り出されることとなる。
このように、本実施形態の発振回路では、コンパレータ4のプラス端子に印加される上限電圧と下限電圧が可変となっており、スイッチングボックス1を利用して上限電圧と下限電圧を設定することができる。これにより、ユーザーはスイッチングボックス1のスイッチS1〜S2を操作してΔV1とΔV2とが一致するように、入力端子I1〜I2を出力端子T1〜T6と接続することができる。その結果として、本発振回路から取り出されるクロック信号のデューティ比を変化させずに(50%に保ったまま)周波数を調節することができる。その結果として、デューティ比を保った高速なクロック信号を取り出すことができる。
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。図2に示すように、本変形例の発振回路では、前述の実施形態におけるスイッチングボックス1に代えて、スイッチングボックス11とスイッチングボックス12の2つが設けられる。ユーザーは、電源電圧VDDの半分と上限電圧との差分電圧と、電源電圧VDDの半分と下限電圧との差分電圧とが一致するよう、スイッチングボックス11のスイッチS1とスイッチングボックス12のスイッチS2とを操作して接続を行う。すなわち、ユーザーはスイッチS1によって入力端子I1と出力端子T1とを接続した場合には、スイッチS2によって入力端子I2と出力端子T6とを接続する。スイッチS1によって入力端子I1と出力端子T2とを接続した場合には、スイッチS2によって入力端子I2と出力端子T5とを接続する。このようにしても、本発振回路から取り出されるクロック信号のデューティ比を変化させずに周波数を調節することができる。その結果として、デューティ比を保った高速なクロック信号を取り出すことができる。
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。図3に示すように、本変形例の発振回路では、前述の実施形態における抵抗器R1〜R7とスイッチングボックス1に代えて、第1内部電源と第2内部電源が設けられる。この第1内部電源と第2内部電源は出力電圧が可変であり、第1内部電源から出力される電圧は上限電圧として切換回路2を介してコンパレータ4のプラス端子へ印加され、第2内部電源から出力される電圧は下限電圧として切換回路3を介してコンパレータ4のプラス端子へ印加される。なお、本変形例の場合においても、ユーザーはΔV1とΔV2とが一致するよう、第1内部電源と第2内部電源の出力電圧を調整する。これにより、第1内部電源の出力電圧である上限電圧と第2内部電源の出力電圧である下限電圧をユーザーの操作に基づいて設定することができるとともに、本発振回路から取り出されるクロック信号のデューティ比を変化させずに周波数を調節することができる。その結果として、デューティ比を保った高速なクロック信号を取り出すことができる。
R1〜R7…抵抗器、 1…スイッチングボックス、11〜12…スイッチングボックス、 T1〜T6…出力端子、 I1〜I2…入力端子、 2〜3…切換回路、 4…コンパレータ、 5〜6…インバータ、 7…コンデンサ、 8…帰還抵抗器、 9…第1内部電源、 10…第2内部電源
Claims (3)
- マイナス端子、プラス端子、出力端子を有するアナログのコンパレータと、
一端が前記コンパレータのマイナス端子に接続され、他端が前記コンパレータの出力端子に接続される帰還抵抗器と、
一端が前記コンパレータのマイナス端子と前記帰還抵抗器とを結ぶラインに接続され、他端が接地されるコンデンサと、
前記コンパレータの前記出力端子から電源電圧が出力されている場合には、前記コンパレータのプラス端子に対して前記電源電圧から第1差分電圧だけ低い上限電圧を印加し、前記コンパレータの出力端子から接地電圧が出力されている場合には、前記コンパレータのプラス端子に対して前記接地電圧から第2差分電圧だけ高い下限電圧を印加する電圧印加回路とを備えた発振回路であって、
前記電圧印加回路は、前記第1差分電圧および前記第2差分電圧をそれぞれ可変とする可変手段を備えていることを特徴とする発振回路。 - 前記可変手段は、前記電源電圧と前記接地電圧とを直列に結ぶ複数の抵抗器を有し、
前記可変手段は、前記複数の抵抗器のうち隣り合う抵抗器を結ぶラインの電圧をそれぞれ出力する複数の出力端子と、前記上限電圧および前記下限電圧を入力する2つの入力端子と、前記複数の出力端子のいずれかを前記2つの入力端子にそれぞれ接続するスイッチとからなるスイッチングボックスであることを特徴とする請求項1記載の発振回路。 - 前記可変手段は、ユーザーの操作によって出力電圧が可変な第1内部電源および第2内部電源を備え、
前記電圧印加回路は、前記第1内部電源の出力電圧を前記上限電圧として出力し、前記第2内部電源の出力電圧を前記下限電圧として出力することを特徴とする請求項1記載の発振回路。
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