JP2008148178A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変位の小さいアクチュエータを用いた場合でも撮像素子を大きく変位できるようにする。
【解決手段】X軸変位機構20Xを構成するX軸アクチュエータ21XがY方向に伸縮すると、支持腕22,23が回動し、腕連結部24aが撓む。その撓みによって基板連結部24bが支持基板12、つまり撮像素子6をX方向に微小変位させる。支持腕22,23および腕連結部24aは、変位拡大機構を構成するため、撮像素子6のX方向変位は、アクチュエータ21XのY方向変位よりも大きくなる。Y軸変位機構20Yは、上述と同様の作用により撮像素子6をY方向に変位させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像素子を微小変位させることが可能な撮像装置に関する。
一対の圧電素子を用いて撮像素子を横,縦方向(いずれも受光面に沿う方向)に微小振動させることで、ローパスフィルタ効果を得る撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。ローパスフィルタ効果を得るための振動振幅は、撮像素子の画素ピッチによって決まる。
特開平9−116910号公報
特許文献1では、圧電素子の変位を直接撮像素子に伝達しているため、圧電素子の変位に相当する振動振幅しか得られず、画素ピッチの大きい大型の撮像素子には適用できない。
本発明に係る撮像装置は、被写体からの光束を受光して光電変換する撮像素子と、撮像素子を微小変位させるためのアクチュエータと、アクチュエータの変位を拡大して撮像素子に伝達し、撮像素子をその受光面に沿う方向に微小変位させる変位拡大機構とを具備することを特徴とする。
撮像素子をその受光面に沿い、かつ互いに交叉する2方向に変位させるべく、アクチュエータと変位拡大機構とを1対ずつ設けてもよい。
微小変位の繰り返しにより撮像素子を微小振動させるようにしてもよい。その場合、撮像素子の露光中に、被写体像の空間周波数成分が制限されるように撮像素子に微小振動を与えるようにしてもよい。また、撮像素子の非露光中に微小振動を与えるようにしてもよい。
変位拡大機構は、アクチュエータの変位によって回動する回動部材と、回動部材の回動を直線運動に変換して撮像素子に伝達する伝達部材とを含んでいてもよい。その場合、伝達部材を可撓性部材によって構成してもよい。また、伝達部材、および伝達部材と回動部材とを連結する部材を金属製の板ばねによって構成してもよい。
回動部材および伝達部材を、撮像素子を支持する支持部材に一体成形により形成してもよい。
アクチュエータとして、印加電圧に応じて変位量および変位方向を制御可能な積層型圧電素子を用いてもよい。
アクチュエータは、撮像素子の一辺と平行に延在してその延在方向に変位し、変位拡大機構は、アクチュエータの変位を前記一辺と垂直な方向に変換して撮像素子に伝達するよう構成してもよい。
本発明によれば、画素ピッチの大きい撮像素子は勿論、撮像素子を画素ピッチよりも大きく変位させる必要があるときにも適用可能である。
図1〜図10により本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本実施形態におけるデジタルカメラシステムの構成図である。カメラシステムは、一眼レフタイプのカメラボディ100と、ボディ100に装着される交換レンズ200とから成る。交換レンズ200を透過した被写体光束は、ミラー1で上方に反射され、焦点板2,ペンタプリズム3を介して接眼レンズ4にて観察される。撮影が指示されると、ミラー1がアップし、光束はシャッタ5を介してCCD等の撮像素子6に受光される。撮像素子6の光電変換出力は制御回路7に読み出され、種々の処理が施されて画像データが生成される。画像データは、不図示の記録媒体に記録される。
図2〜図4により撮像素子回りの詳細構造を説明する。
撮像素子6のパッケージ6aには、前面に保護ガラス8が取り付けられ、これによりチップ6bの受光面が保護される。可視光での撮像を行う撮像素子では、赤外光の影響を防ぐ目的で赤外カットフィルタを用いるが、保護ガラス8に赤外カット特性を持たせることで赤外カットフィルタを省略できる。例えば、赤外吸収ガラス8aに赤外カットコート8bを施したものを保護ガラス8として用いることができる。
図3に示すように、撮像素子6のパッケージ6a(保護ガラス付き)は撮像回路基板11に実装され、撮像回路基板11は支持基板12に支持される。本実施形態では、撮像素子6を支持基板12ごとX方向,Y方向に微小変位させることが可能であり、これによりローパスフィルタ効果を得ることができる。ここで、X方向は撮像素子6の長辺方向(カメラ横方向)であり、Y方向は撮像素子6の短辺方向(カメラ上下方向)である。また撮像素子6の入射光軸方向をZ方向と定義する。これら3方向は互いに直交する関係にある。
20Xは撮像素子6をX方向に変位させるためのX軸変位機構である。図5の拡大図に示すように、X軸変位機構20Xは、例えば積層型圧電素子から成るアクチュエータ21Xと、アクチュエータ21の上下を支持する一対の支持腕22,23と、一対の支持腕22,23を支持基板12に連結する連結板24とが一体化されて成る。アクチュエータ21Xは、Y方向に伸縮可能である。連結板24は、弾性変形が可能な部材(例えば、金属板ばね)にて構成され、上下の支持腕22,23(例えば、樹脂製)を連結する腕連結部24aと、腕連結部24aの中央を支持基板12の右端面に連結する基板連結部24bとから成る。腕連結部24aと上下支持腕22,23の各連結部分25は、カメラボディ100の固定部100A(図3)に軸支され、ここを支点として上下支持腕22,23が回動可能とされる。
一方、撮像素子6をY方向に変位させるためのY軸変位機構20Yは、X軸変位機構20Xと同様の構成であるが、向きが90度異なり、アクチュエータ21YはX方向に伸縮し、連結板24の基板連結部24bは支持基板12の下端面に連結されている。
図3(a),(c)に示すように、支持基板12は、複数のばね13により複数の支持球14を介して固定部100Aに押圧支持される。これにより支持基板12は、Z方向の移動を規制され、かつ支持球14の転動により固定部100Aに対してX,Y方向に低摩擦で円滑に変位可能である。なお、支持球に代えて、平滑な摺動面と固体潤滑剤等の使用によって円滑な変位を実現することもできる。
図6により撮像素子変位のメカニズムについて説明する。
圧電素子から成るアクチュエータ21X,21Yは、制御回路7(図1)からの印加電圧に従って伸縮する。図6(a)はアクチュエータ21XのみをY方向に伸張させた状態を示し、これに伴って上下の支持腕22,23が、固定部100Aに固定された支点25を中心に回動し、連結板24の腕連結部24aを図示の如く変形させる。これにより、基板連結部24bを介して支持基板12、撮像基板11、撮像素子6が一体に図示右方に微小変位する。Y軸変位機構20Y側にあっては、支持基板12のX方向の変位によって腕連結部24aが図示の如く撓む。
なお、図6においては、支持腕22,23の回動および連結板24の変形は誇張して描かれている。
図5から分かるようにa<bであるから、腕連結部24aの中央部のX方向変位は、アクチュエータのY方向変位よりも大きくなる。つまり支持腕22,23および連結板24は、てこの原理を応用した変位拡大機構を構成し、b/aが大きいほど変位拡大率は大きくなる。したがって、例えばアクチュエータ20Xの変位が10μm程度であっても、撮像素子6の変位を100μm以上にまで拡大することが可能である。これは、Y軸変位機構20Yにおいても同様である。
ここで、撮像素子6が小型で軽量のものであれば、支持基板12,支持腕22,23および連結板24を樹脂で一体成形したものを用いることができる。一方、大型の撮像素子の場合は、樹脂のみでは強度不足となる懸念があるため、撓み部分である連結板24を金属板ばね等で構成することが望ましい。金属部分と樹脂部分とは、インサート成形などによって一体化できる。
図6(b)はアクチュエータ21Xを収縮させるとともに、アクチュエータ21Yを伸張させた状態を示している。X軸変位機構20Xにあっては、アクチュエータ21Xの収縮によって支持腕22,23が上述と逆方向に回動し、X方向支持部が逆方向に撓む。したがって撮像素子6は左側に変位することになる。一方、アクチュエータ21Yの伸張により、撮像素子6は下方に変位する。X,Y方向のいずれの変位も他方の変位に影響を及ぼさないので、撮像素子6の変位はX方向,Y方向の単純な合成変位となる。
以上の変位機構を用いれば、アクチュエータ21X,21Yをそれぞれ高速で繰り返し伸縮させることで、撮像素子6にX方向,Y方向の高速微小振動を与えることが可能となる。振動の振幅や周波数を含む振動波形は、制御回路7から各アクチュエータ21X,21Yへの印加電圧を制御することで、自在に調整できる。
図7はローパスフィルタ効果を得るときの振動波形の一例を示している。制御回路7は、少なくとも露光開始から終了までの間、図7のような矩形に近い波形の高速微小振動をX,Y方向に与えるべくアクチュエータ21X,21Yを制御する。振動の振幅は、それぞれX,Y方向の画素ピッチに相当する大きさであり、これは使用する撮像素子によって異なる。かかるX,Y方向の振動により、被写体像の空間周波数の高域成分が二次元的に制限されるので、二次元的なローパスフィルタ効果が得られる。また、本実施形態ではアクチュエータ制御によってカットオフ周波数を自在に変更でき、しかも変位拡大機構(22〜24)を用いてアクチュエータ21X,21Yの変位を拡大しているので、画素ピッチの大きな撮像素子にも対応可能である。
ここで、通常は、撮像素子6の画素ピッチに相当する振幅の振動を与えればよいが、いわゆる画素加算読み出しや間引き読み出しを行う場合は、振動振幅を変える必要がある。画素加算読み出しは、例えば高感度撮影を可能とするために、隣接する複数画素の信号をまとめて読み出す方式であり、間引き読み出しは、例えばモニタへの高速画像表示を可能とするために、一定の割合で画素を間引いて読み出す方式である。これらの場合、ローパスフィルタ効果を得るための振動振幅は、例えば画素ピッチ×2、画素ピッチ×3などとなる。本実施形態では、上述した変位拡大機構を用いているので、このような振幅が画素ピッチの数倍の振動も難なく発生させることができる。
以上説明したように、本実施形態では撮像素子6を振動させることでローパスフィルタ効果を得るため、光学ローパスフィルタを設ける必要がなく、図2に示すように、撮像素子チップ6bの前面に保護ガラス8を配置するだけで済む。したがって、図4に示すようにシャッタ5からチップ受光面までの距離d1を最小限に短くできる。
図8,図9は比較例としての従来カメラの構造を示し、それぞれ上記図2,図4に相当するものである。
図8において、撮像素子6の前面には、光学ローパスフィルタ(複屈折板)101、位相板102、赤外吸収ガラス103、光学ローパスフィルタ104の順で光学フィルタ類が積層され、光学ローパスフィルタ104の前面には赤外カットコート105が施されている。2枚の光学ローパスフィルタ101,104を用いるのは、2方向に光像を分離させるためであり、両者の間に偏光方向を90度回転させるための位相板102が必要となる。また、保護ガラス8’と光学ローパスフィルタ101との間の空間は、防塵のため気密状態とする必要があり、密封部材106が設けられる。
このように従来は、多くの光学フィルタを撮像素子6の前面に積層配置する必要があった。特に光学ローパスフィルタ101,104は、複屈折光学結晶を薄く切りだした上で高精度な平面に研磨し、これを位相板や赤外カットフィルタと張り合わせる必要がある。このため製造難度が非常に高く、コストアップの大きな要因となっていた。また、光学ローパスフィルタの材料としては、ニオブ酸リチウム(リチウムナイオベート)や水晶が用いられるが、ニオブ酸リチウムは、屈折率が高いために反射防止コーティングがしにくく、不要な反射の要因となっていた。一方、水晶は、屈折率が低いために反射防止コーティングは困難ではないが、複屈折効果が低いためにニオブ酸リチウムと比べて厚くする必要があった。本実施形態では、光学フィルタを省略できるためこれらの問題はいずれも生じない。
さらに、従来は撮像素子6の前面に分厚い光学フィルタが配置されるため、シャッタ5から受光面までの距離d2(図9)が長くなり、光学系のバックフォーカスを占有してしまう。このため、シャッタ前面に配置されるミラー1だけでなく、交換レンズに対しても設計制約を与えることになってしまう。本実施形態では、距離d1(図4)がd2と比べて大幅に短いので、ミラー1や交換レンズ200に何ら設計制約を強いることがない。
一方、本実施形態では、光学フィルタが不要な代わりにX軸,Y軸変位機構20X,20Yを新たに設ける必要がある。しかし、図3から分かるように、アクチュエータ21X,21Yは、いずれも撮像素子6の短辺,長辺と平行に、支持基板12の直ぐ外側に配置され、また変位拡大機構(22〜24)もほぼ同方向に配置される。したがって、変位機構20X,20Yの支持基板12からの突出量を小さくでき、比較的狭いスペースでも配置可能である。特に本実施形態では、支持基板12のうち変位機構20X,20Yを連結する部分が内側に切り欠かれているので、変位機構20X,20Yの突出量をより小さくできる。
ところで、撮像素子6の振動は、ローパスフィルタ効果以外に、保護ガラス8の表面に付着したゴミを除去するという効果をも奏する。すなわち、一眼レフカメラでは、露光中はミラーが跳ね上げられ、かつシャッタが開放されるので、図2に示す保護ガラス8がレンズ側に露出し、その表面にゴミが付着し易い。保護ガラス8に付着したゴミは、撮影画像に写り込んで見栄えを低下させることがある。従来、ローパスフィルタなどに付着したゴミを振動によって除去する機構を備えたカメラもあるが、振動を発生させるのは電源投入時や、撮影者がゴミ除去のための操作を行ったときなどに限られる。本実施形態では、ローパスフィルタ効果を得るために露光時は必ず撮像素子6、つまり保護ガラス8が振動するので、撮影者がゴミ除去を特に意識することなく、必要時に必ずゴミの除去が行われることになる。
露光時の振動とは別に、ゴミの除去専用に撮像素子6を振動させるようにしてもよい。この場合は、ローパスフィルタ効果を得るときの振動波形(例えば、図7)ではなく、図10に示すような鋸歯状の振動波形を用いるのが効果的である。すなわち、撮像素子6を一方向に高速で動かすことで保護ガラス8に付着したゴミを払い落とし、他方向には比較的ゆっくり動かすことで、落としたゴミを舞上げないようにする。振動を付与するタイミングは、露光中以外であればいつでもよい。例えば、電源スイッチのオンまたはオフに伴って行ったり、撮影者のゴミ除去操作に伴って行うことが考えられる。
なお、ゴミとりの場合は、X,Yいずれか一方向の振動であってもよい。
以上は撮像素子6を振動させる例を示したが、上記変位機構20X,20Yは、例えば1回の露光ごとに撮像素子を微少変位させ、複数回撮影した画像データを合成するマルチショットや画素ずらし機能にも適用可能である。
図11,図12は他の実施形態を示し、上述と同様の構成要素には同一の符号を付してある。
図11の例は、先の実施形態と同様にアクチュエータの伸縮方向を90度変換して撮像素子に伝達するものである。X軸変位機構120Xを構成する支持腕122は、基端部(下端部)が固定部に回動可能に軸支され、先端部(上端部)は可撓性の連結部材123を介して支持基板12の右端面に連結されている。X軸アクチュエータ121Xは下端部が固定され、上端部が支持腕122の突起122aに連結される。Y軸変位機構120Yは、X軸変位機構120Xと同様の構造であり、Y軸アクチュエータ121YはX方向に伸縮し、支持腕122の先端部(左端部)は可撓性の連結部材123を介して支持基板12の下端面に連結されている。
図11(b)はX軸アクチュエータ121Xが収縮し、Y軸アクチュエータ121Yが伸張した状態を示している。X軸アクチュエータ121Xの収縮により、支持腕122が図示時計回りに回動し、連結部材123を介して支持基板12、つまり撮像素子6が右方に微小変位する。同様にY軸アクチュエータ121Yの伸張により、撮像素子6は上方に微小変位する。X軸アクチュエータ121Xが伸張した場合は、逆の動作により撮像素子6は左方に微小変位し、Y軸アクチュエータ121Yが収縮した場合は、撮像素子6は下方に微小変位することになる。
この例においても、支持腕122は変位拡大機構を構成し、支持腕122の長さと突起122aの位置とによって変位拡大率が決まる。したがって、先の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。特に本実施形態では、X,Y軸変位機構120X,120Yを1箇所(図では支持基板の右下)にまとめて配置できるので、カメラボディ100の内部構造によっては先の実施形態よりも配置の点で有利となる。
図12の例は、撮像素子6をY方向にのみ変位させるものであるが、変位方向の変換は行わず、アクチュエータの伸縮方向と撮像素子6の変位方向とが一致する。撮像素子6の支持基板50は2重構造となっており、外側基板51はカメラボディ100に固定され、撮像素子6を支持する内側基板52は、左右一対の上下連結部材222,223を介して外側基板51に支持される。連結部材222,223は可撓性部材であり、外側基板51との連結部を支点として上下に撓む。左右一対のY軸アクチュエータ221は、基端部が外側基板51に固定され、先端部が左右の下側連結部材223にそれぞれ連結される。
図12(b)は一対のアクチュエータ221を同時に同量だけ収縮させた状態を示す。これにより一対の下側連結部材223が上方に撓み、内側基板52、つまり撮像素子6は上方に微小変位する。上側連結部材222は、内側基板52の変位に従動して撓む。アクチュエータ221を伸張した場合は、上述と逆の作用により撮像素子6は下方に微小変位する。図から分かるように、アクチュエータ221は、下側連結部223の中央よりも外側基板51に近い位置において下側連結部223に連結されているので、この機構も変位拡大機構を構成することになる。なお、X方向にも変位させる場合には、図示の機構全体をX方向右に変位させる機構を追加すればよい。
なお、図11,図12の例においても、変位拡大機構を予め支持基板12に一体成形により形成することが可能である。また本発明は、一眼レフタイプのデジタルカメラに限定されず、撮像素子を備えたあらゆる撮像装置に適用可能である。
一実施形態におけるカメラシステムの構成を示す概略図。 カメラの撮像素子回りの構造を示す図。 撮像素子変位機構を有する撮像ユニットの左側面図、正面図および分解斜視図。 撮像ユニットとシャッタとの配置を示す図。 X軸変位機構の詳細を示す図。 X軸,Y軸変位機構の動作を説明する図。 ローパスフィルタ効果を得るための振動波形の一例を示す図。 従来カメラにおける撮像素子回りの構造を示す図。 従来カメラにおける撮像ユニットとシャッタとの配置を示す図 ゴミを除去する際の振動波形の一例を示す図。 他の実施形態における変位機構を説明する図。 更に他の実施形態における変位機構を説明する図。
符号の説明
6 撮像素子
7 制御回路
8 保護ガラス
12 支持基板
20X X軸変位機構
20Y Y軸変位機構
21X,121X X軸アクチュエータ
21Y,121Y,221 Y軸アクチュエータ
22,23 支持腕
24 連結板
123,222,223 連結部材

Claims (11)

  1. 被写体からの光束を受光して光電変換する撮像素子と、
    該撮像素子を微小変位させるためのアクチュエータと、
    前記アクチュエータの変位を拡大して前記撮像素子に伝達し、該撮像素子をその受光面に沿う方向に微小変位させる変位拡大機構とを具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子をその受光面に沿い、かつ互いに交叉する2方向に変位させるべく、前記アクチュエータと前記変位拡大機構とを1対ずつ設けたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記微小変位の繰り返しにより撮像素子を微小振動させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子の露光中に、被写体像の空間周波数成分が制限されるように前記撮像素子に前記微小振動を与えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子の非露光中に、前記撮像素子に前記微小振動を与えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記変位拡大機構は、前記アクチュエータの変位によって回動する回動部材と、該回動部材の回動を直線運動に変換して前記撮像素子に伝達する伝達部材とを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記伝達部材を可撓性部材によって構成したことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記伝達部材、および該伝達部材と前記回動部材とを連結する部材を金属製の板ばねによって構成したことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記回動部材および前記伝達部材を、前記撮像素子を支持する支持部材に一体成形により形成したことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  10. 前記アクチュエータは、印加電圧に応じて変位量および変位方向を制御可能な積層型圧電素子であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記アクチュエータは、前記撮像素子の一辺と平行に延在してその延在方向に変位し、前記変位拡大機構は、前記アクチュエータの変位を前記一辺と垂直な方向に変換して前記撮像素子に伝達することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
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