JP2008147934A - Tdd方式の無線送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送受信状態の異常を検出して、無駄な動作をなくすことができるようにしたTDD方式の無線送受信装置を提供する。
【解決手段】送信期間では、電力増幅器1から送信信号Txが方向性結合器14,サーキュレータ9を通り、送受信アンテナ4から送信され、切替スイッチ10がb端子側に閉じられて、送受信アンテナ4などからの送信信号Txの反射信号が、サーキュレータ9,切替スイッチ10を通って方向性結合器15に供給される。方向性結合器14で分離された送信信号Txの一部が送信レベル検出器16に供給されて送信レベルが検出され、また、方向性結合器15で分離された反射信号の一部が反射波レベル検出器17に供給されて反射波レベルが検出される。これら送信レベル,反射波レベルから、送受信アンテナ4での送受信の異常が検出されると、異常検出信号SAが生成されて切替スイッチ10をb端子側に保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信周波数と受信周波数とを同じ周波数とし、短時間周期で送信と受信とを交互に行なうようにしたTDD方式の無線送受信装置に関する。
携帯電話などの無線通信システムでは、無線装置装置間で行なわれる送・受信の複信方式として、使用周波数帯域を二分し、その一方の周波数帯域を一方の方向の通信に、他方の周波数帯域をこれとは逆方向の通信に夫々用いるようにしたFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)方式と、両方向の通信に同じ周波数帯域を使用し、その通信方向を周期的に交互に切り替えるようにしたTDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式とがある。FDD方式の無線送受信装置では、送信周波数と受信周波数とが異なり、TDD方式の無線送受信装置では、送信周波数と受信周波数とが同じ周波数となっている。
図9はFDD方式の無線送受信装置の要部を概略的に示すブロック構成図であって、1は送信系側の電力増幅器、2はアイソレータ、3は送受分波器(デュプレクサ)、4は送受信アンテナ、4aはアンテナ接続点、5はアイソレータ、6は受信系側のLNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)である。
同図において、送信系では、図示しない回路系で生成された無線周波帯の送信信号Txは、電力増幅器1で電力増幅された後、アイソレータ2を介して、サーキュレータなどの送受分波器3に供給される。送受分波器3は、アイソレータ2からの送信信号Txをアンテナ接続点4aでこの送受分波器3に接続されている送受信アンテナ4に供給し、この送受信アンテナ4から送信する。また、送受分波器3は、送受信アンテナ4からの受信信号を受信系に供給する。
なお、アイソレータ2は、一方の方向の信号をそのまま通過させ、これとは逆方向の信号を減衰するものであって、電力増幅器1から供給される送信信号Txをそのまま送受分波器3に供給するが、例えば、送受分波器3で反射されるなどしてアイソレータ2に逆方向から供給される信号を減衰する。
送受信アンテナ4で受信された無線周波帯の受信信号Rxは、送信信号Txとは異なる周波数帯域の信号であり、送受分波器3から受信系のアイソレータ5に供給される。この受信信号Rxは、このアイソレータ5をそのまま通過してLNA6に供給され、このLNA6で増幅されて図示しない後続の受信回路系に供給される。アイソレータ5は、LNA6などからの反射信号を減衰する。
かかるFDD方式を用いたシステムとしては、PDC(Personal Digital Celluler)やW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多重接続),CDMA2000などが知られている。
図10はTDD方式の無線送受信装置の要部を概略的に示すブロック構成図であって、7は切替スイッチ、8はBPF(Band Pass Filter:帯域通過フィルタ)であり、図9に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、TDD方式の無線送受信装置では、無線周波帯の送信信号Txと受信信号Rxとで同じ周波数帯域を利用するものであるから、送信と受信とが所定の周期で切り替えられるものであり、このために、送信系と受信系とに交互に切り替えられる切替スイッチ7が設けられている。この切替スイッチ7はTDDコントロール信号SCによって切替制御され、送信期間では、送信系側に閉じてアイソレータ2からの送信信号Txを通し、BPF8を介して送受信アンテナ4から送信させる。また、受信期間では、切替スイッチ7は受信系側に閉じ、送受信アンテナ4で受信されてBPF8で帯域制限された受信信号Rxを受信系でのアイソレータ5に供給する。アイソレータ5を通過した受信信号Rxは、LNA6で増幅された後、図示しない後続の受信回路系に供給される。
かかるTDD方式を用いたシステムとしては、PHS(Personal Handy-phone System)などが知られている。
ところで、近年、携帯電話に代表されるように、無線を利用したシステムが日常不可欠になっており、システムとしては、いかに高速データ伝送を効率的(周波数利用効率)に実現するかがキーワードとなっている。このような背景で、モバイル通信の分野では、携帯電話例にすると、次表に示すように、システムが移行している。
Figure 2008147934
今後、無線部ローバンドアクセスの実現として最も注目されているのが、WiMAXである。
ところで、TDD方式による無線送受信装置では、図10に示すように、無線部に切替スイッチ7が設けられて構成が採られることが一般的である。かかる切替スイッチ7は、TDDコントロール信号Scによって切り替え制御されるものであり、通常FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)やダイオードなどのデバイスで構成されるものであって、かかるデバイスが持つ非線形特性により、歪みが発生し、送信信号Txには、特に、高出力時、品質劣化が生ずる。また、切替スイッチ7として、機械式の切替スイッチも考えられるが、機械式の切替スイッチには寿命があり、常時切り替えを必要とするTDD方式を用いたシステムでは、信頼性の点から適したものではない。
これに対し、TDD方式による無線送受信装置において、かかる切替スイッチの代わりに、サーキュレータを用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図11はかかる特許文献1に記載の無線送受信装置の要部を概略的に示すブロック構成図であって、9はサーキュレータ、10は切替スイッチ、11は終端器、12,13はBPFであり、図10に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、送受信アンテナ4はサーキュレータ9にアンテナ接続点4aを介して接続されており、これにより、送信系と受信系とが振り分けられる。
即ち、送信期間では、電力増幅器1で電力増幅された無線周波帯の送信信号Txが、BPF12を介して送信系側の端子Tからサーキュレータ9に入力される。サーキュレータ9では、供給された送信信号Txをそのまま通してアンテナ側の入出力端子Aから送受信アンテナ4に供給し、この送受信アンテナ4から送信させる。
受信期間では、送受信アンテナ4で受信された無線周波帯の受信信号Rxが入出力端子Aからサーキュレータ9に入力され、受信系側の出力端子Rから出力される。この受信信号RxがBPF13を介してLNA6に供給されるのであるが、サーキュレータ9とBPF13との間に切替スイッチ10が設けられており、この受信期間では、この切替スイッチ10が、TDDコントロール信号Scにより、BPF13に接続されたa端子側に閉じており、これにより、サーキュレータ9から出力される受信信号Rxがこの切替スイッチ10を通ってBPF13に供給される。
かかる切替スイッチ10は、TDDコントロール信号Scにより、受信期間では、上記のように、a端子側に閉じ、送信期間では、b端子側に閉じる。そして、このb端子側には、反射のない終端抵抗からなる終端器11が接続されている。
そこで、受信期間では、切替スイッチ10がa端子側に閉じるから、送受信アンテナ4で受信された受信信号Rxは、サーキュレータ10から切替スイッチ10及びBPF13を介してLNA6に供給される。また、送信期間では、切替スイッチ10がb端子側に閉じるから、サーキュレータ9での受信系側の出力端子Rが切替スイッチ10を介して終端部11に接続されることになり、BPF13、従って、受信系への信号路が遮断されることになる。これによると、送信期間において、送信信号Txの電力が、特に、高い場合、この送信信号Txの一部が、送信アンテナ4などで反射するなどして、サーキュレータ9に戻り、その受信系側の出力端子Rに廻り込んで、送信信号Txの反射信号として、受信系のLNA6に供給された場合、これによって過入力となってこのLNA6が破壊する恐れが生ずるが、サーキュレータ9とBPF13、従って、LNA6との間に切替スイッチ10が設けられ、かつ送信期間、この切替スイッチ10がb端子側に閉じて終端器11に接続されるから、サーキュレータ9からの送信信号Txの反射信号はLNA6に供給されず、LNA6が保護されることになる。
また、切替スイッチが無線周波帯の送信信号Txの信号線上にないので、送信信号Txでの切替スイッチによる歪みも防止することができる。
特開2003ー158469
ところで、上記の特許文献1に記載のTDD方式の無線送受信装置では、送信信号の経路に切替スイッチを設けることなく、送信期間での送信アンテナなどからの送信信号の反射信号が受信系でのLNAに供給されるのを防止することができるが、送受信アンテナの破損や取り外しなどによって送受信が異常状態になっても、TDD方式による送・受信動作が行なわれることになり、無駄な動作が行なわれることになるが、この点については配慮されていなかった。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、送受信状態の異常を検出して、無駄な動作をなくすことができるようにしたTDD方式の無線送受信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、電力増幅された送信信号をサーキュレータを介して送受信アンテナから送信し、該送受信アンテナで受信された受信信号を該サーキュレータを介して受信系の低雑音増幅器に供給するようにしたTDD方式の無線送受信装置であって、送受信アンテナなどからの送信信号の異常レベルの反射信号による低雑音増幅器への影響を防止する手段と、この異常レベルの反射信号の発生を検出し、異常警報のための異常検出信号を生成する手段とを設けたことを特徴とするものである。
本発明によると、電力増幅された送信信号の経路に切替スイッチが設けられていないため、送信信号の切替スイッチによる歪みを防止できるとともに、受信系の低雑音増幅器への送信信号の異常レベルの反射信号による影響を防止することを可能とし、かつ送信信号の異常レベルの反射信号が発生したことを検出して報知することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は本発明によるTDD方式の無線送受信装置の第1の実施形態の要部を示すブロック構成図であって、14,15は方向性結合器、16は送信レベル検出器、17は反射波レベル検出器、18はORゲートであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、送信期間では、電力増幅器1で電力増幅された送信信号Txがサーキュレータ9を通り、BPF8で帯域制限されて送受信アンテナ4から送信されるが、電力増幅器1とサーキュレータ9との間に方向性結合器14が設けられ、この方向性結合器14で送信信号Txの一部が分離される。この送信信号Txからの分離信号は送信レベル検出器16に供給され、そのレベルを検出することによって送信される送信信号Txのレベル(送信レベル)VTが検出される。この検出された送信レベルTxは、モニタされるとともに、後述するように、送受信アンテナ4の破損やはずれなどによる送受信状態の異常を検出するのに用いられる。
また、この送信期間では、サーキュレータ9の受信系側の出力端子Rに接続された切替スイッチ10が、ORゲート18を介して供給されるTDDコントロール信号Scが“H(ハイレベル)”となることにより、b端子側に閉じ、サーキュレータ9の受信系側の出力端子RとLNA6との間が遮断される。これにより、送受信状態が異常となって送受信アンテナ4やアンテナ接続点4aで送信信号Txの反射信号があっても、これがLNA6に供給されることがない。
受信期間では、ORゲート18を介して供給されるTDDコントロール信号Scは“L(ローレベル)”であり、切替スイッチ10はa端子側に閉じる。送受信アンテナ4で受信された受信信号Rxは、BPF8を介して入出力端子9からサーキュレータ9に入力され、受信系側の出力端子Rから出力されて、切替スイッチ10を介してLNA6に供給される。
なお、送信期間では、TDDコントロール信号Scが“H”となることにより、電力増幅器1が動作状態に、LNA6が非動作状態に夫々設定され、受信期間では、TDDコントロール信号Scが“L”となることにより、電力増幅器1が非動作状態に、LNA6が動作状態に夫々設定される。
切替スイッチ10のb端子側には、方向性結合器15を介して反射のない終端器11が接続されており、サーキュレータ9からの送信信号Txの反射信号は、切替スイッチ10と方向性結合器15を介して終端器11に供給される。方向性結合器15では、この送信信号Txの反射信号の一部が分離され、反射波レベル検出器17に供給されてこの反射信号のレベル(反射波レベル)VFが検出される。そして、後述するように、送信レベル検出器16で検出された送信レベルVTと反射波レベル検出器17で検出された反射波レベルVFとからVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)が求められ、このVSWRがモニタされるとともに、このVSWRを用いて送受信状態の異常の有無が判定され、送受信状態が異常となって送信信号Txの反射信号が増加したの場合には、VSWRが異常に増加した値となり、これにより、“H”の異常検出信号SAが生成されてオアゲート18に供給される。これにより、TDDコントロール信号SCの“H”,“L”にかかわらず、切替スイッチ10はb端子側に閉じた状態に保持される。
送信期間の切替スイッチ10がb端子側に閉じているときに送受信状態の異常が検出され、“H”の異常検出信号SAが生成されてオアゲート18に供給されると、送受信状態の異常が続けて検出されて“H”の異常検出信号SAが続けてオアゲート18に供給されるから、次に、TDDコントロール信号SCが“L”となって受信期間を指定しても、切替スイッチ10に供給されるコントロール信号は“H”に保持され、切替スイッチ10はb端子側に閉じた状態に保持される。従って、送・受信期間に拘らず、“H”の異常検出信号SAが発生され続ける。従って、送受信アンテナ4での送受信状態の異常が解消されない限り、送信期間,受信期間のいずれにおいても、切替スイッチ10をb端子側に閉じた状態にする。
これにより、送受信アンテナ4の破損などの異常状態が発生して送信信号Txの反射信号が増加しても、これがLNA6に供給されないようにすることができる。また、これとともに、この“H”の異常検出信号SAを基に警報を報知させるようにすることができ、これにより、この警報によって装置のオペレータが送受信の異常を知り、これに対処することが可能となる。
なお、図1において、電力増幅器1と方向性結合器14との間や切替スイッチ10とLNA6との間に、逆方向の信号を減衰するアイソレータを設けるようにしてもよい。
図2は図1に示す第1の実施形態での異常検出信号SAの生成手段の一具体例を示すブロック構成図であって、19はVSWR検出部、20は比較器、21は基準電圧発生器、22はアラーム検出部であり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、送信レベル検出器16で検出された送信信号Txのレベルを表わす電圧は、送信レベル電圧VTとして、また、反射波レベル検出器17で検出された反射信号のレベルを表わす電圧は、反射波レベル電圧VFとして、夫々VSWR検出部19に供給される。このVSWR検出部19では、送信レベル電圧VTを進行波電圧として、反射波レベル電圧VFを反射波電圧として、これら反射波電圧VFと進行波電圧VTとの比、即ち、
電圧反射係数Γ=VF/VT ……(1)
が求められ、さらに、この電圧反射係数Γを基に、
VSWR=(1+Γ)/(1−Γ)
が求められる。
このVSWRは比較器20に供給され、基準電圧発生器21からの閾値としての基準電圧VSと比較されて、
VSWRの値)≧VS ……(2)
のとき、送受信状態に異常があると判定して、“H”の異常検出信号SAを出力する。
ここで、電圧反射係数Γは0≦Γ≦1の値であり、これにより、VSWRは1から∞までの値を採り得る。そこで、VSWRが或る大きさの値(送受信状態が異常とみなされる値)となったときに異常検出信号SAが生成されるように、閾値電圧VSが設定される。かかる閾値電圧VSとしては、システムに応じて異なるが、通常VSWR=6に対する電圧値とする。
この異常検出信号SAは、ORゲート18を介して切替スイッチ10に供給され、この切替スイッチ10をb端子側に閉じた状態に保持するとともに、アラーム検出部22に供給され、VSWRが閾値以上となったことが監視されて送受信状態が異常であることを示す異常報知を行なわせる。
このようにして、この具体例を用いた第1の実施形態では、送信信号Txの反射信号に対して、受信系でのLNA6(図1)の保護を実現することができるとともに、VSWRの監視や異常報知を実現できる。
なお、VSWRを求めて送受信の異常を検出するようにしたが、上記式(1)に示す反射波レベル電圧VFと送信レベル電圧VTとの比を閾値電圧と比較することにより、送受信の異常状態を検出するようにしてもよい。
図3は図1に示す第1の実施形態での異常検出信号SAの生成手段の他の具体例を示すブロック構成図であって、23,24はADC(Analog-to-Digital Converter:アナログ/デジタル変換器)、25はMPU(MicroProcessing Unit:マイクロプロセッシングユニット)、26はメモリであり、図2に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、送信レベル検出器16から出力される送信信号Txのレベルを表わす送信レベル電圧VTは、ADC23でデジタルデータに変換された後、MPU25に供給される。また、反射波レベル検出器17で検出された反射信号のレベルを表わす反射波レベル電圧VFが、ADC24でデジタルデータに変換された後、MPU25に供給される。
MPU25は、TDDコントロール信号Scを出力して切替スイッチ10の切替制御をするとともに、供給された送信レベル電圧VTと反射波レベル電圧VFとから、上記の電圧反射係数Γを求めてVSWRを算出し、このVSWRと閾値電圧VSとの上記式(2)に示す比較処理とが行なわれ、VSWRが閾値電圧VSよりも大きくなったとき、異常検出信号SAを生成出力する。この異常検出信号SAにより、切替スイッチ10がb端子側に閉じた状態に保持されるとともに、アラーム検出部22が異常警報を報知する。
メモリ26には、異なる値の閾値電圧VSや温度に応じた周波数特性・送信レベル電圧VT・VSWRの電圧値の補正値のテーブルなどが格納されており、MPU25は、図示しない温度センサによる装置内の検出温度に応じて閾値電圧VSや送信レベル電圧VT,VSWRの電圧値を補正し、また、操作者の操作に応じて閾値電圧VSを適宜変更することができる。
このようにして、この具体例を用いることにより、図2に示した具体例と同様の効果が得られるとともに、さらには、装置内の温度変化に応じて閾値電圧VSや送信レベル電圧VT,VSWRの値が補正されて、温度に影響されない送受信の異常状態の検出を実現できる。
図4は本発明によるTDD方式の無線送受信装置の第2の実施形態の要部を示すブロック構成図であって、27はリミッタ、28は終端抵抗であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、送信期間、電力増幅器1で電力増幅された送信信号Txが直接サーキュレータ9に供給され、このサーキュレータ9からBPF8を介して送受信アンテナ4に供給されて送信される。また、送受信アンテナ4で受信された受信信号Rxは、BPF8を介してサーキュレータ9に供給され、このサーキュレータ9の受信側出力端子から直接受信系のLNA2に供給される。
また、サーキュレータ9での受信側の出力端子には、さらに、ダイオードからなるリミッタ27が接続されており、このリミッタ27の他方の端子は、終端抵抗28を介して接地されている。
ここで、サーキュレータ9の受信系側の出力端子Rの出力電圧をリミッタ27の入力電圧Viとし、LNA2の入力電流をリミッタ27の出力電流Ioとすると、かかる入力電圧Viに対する出力電流Ioの特性(即ち、リミッタ27の入出力特性)は、図5に示すように、入力電圧Viが電圧Vi2になるまでは、この入力電圧Viに応じて出力電流Ioが変化するが、入力電圧Viがこの電圧Vi2以上になると、リミッタ27を構成するダイオードがオンすることにより、このリミッタ27,終端抵抗28に電流が流れ、LNA6への出力電流Ioが電流Io2に飽和する。従って、入力電圧Viがこの飽和電圧Vi2を越えると、出力電流Ioは電圧Vo2に制限されることになる。
かかるリミッタ27によるLNA6への入力電流の飽和により、送受信アンテナ4が破損したり、アンテナ接続点4aから外れたりして送信信号Txが異常レベルで反射されても、LNA6が保護されることになる。
そして、リミッタ27を構成するダイオードがオンして終端抵抗28に電流が流れると、そこに電圧降下VRが生ずる。この第2の実施形態は、この電圧降下VRを検出することにより、リミッタ27を構成するダイオードがオンしてリミッタ動作が行われること、従って、送受信状態が異常状態になったことを検出するものである。
なお、この第2の実施形態においても、図1に示す第1の実施形態と同様、送信期間では、TDDコントロール信号Scが“H”(または“L”)となって、電力増幅器1が動作状態に、LNA6が非動作状態に夫々設定され、受信期間では、TDDコントロール信号Scが“L”(または“H”)となって、逆に電力増幅器1が非動作状態に、LNA6が動作状態に夫々設定される。
図6はこの第2の実施形態での送受信の異常状態の有無が判定手段の一具体例を示すブロック図であって、29は比較器、30はアラーム検出部であり、図5に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、終端抵抗28の電圧降下による検出電圧VRは比較器29に供給され、基準電圧VSと比較される。ここで、この検出電圧VRは、送受信状態が異常となって送信信号Txの反射信号が異常なレベルで生じるものであって、リミッタ27のダイオードがオンして終端抵抗28に電流が流れると、検出されるものであり、従って、比較器29では、検出電圧VRの有無を検出できればよく、基準電圧VSとしては、小さな値の電圧であればよい。
比較器29で検出電圧VRが検出されると、送受信状態に異常が発生したとして、比較器29から異常検出信号SAが出力される。この異常検出信号SAがアラーム検出部30に供給され、異常が発生したことを報知する警報が発せられる。
図7は図4に示す第2の実施形態での送受信の異常状態の有無が判定手段の他の具体例を示すブロック図であって、31はADC、32はMPUであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、終端抵抗28からの検出電圧VRは、ADC31でデジタルデータに変換されてMPU32に供給される。MPU32では、図3におけるMPU25と同様、この検出電圧VRと基準電圧VSとを比較することにより、送受信状態が異常か否かを判定し、異常と判定した場合には、異常検出信号SAを出力してアラーム検出部30に供給する。これにより、警報が報知される。
以上のように、この第2の実施形態においては、切替スイッチを設けることなく、送信信号Txの反射による受信系のLNA6の破損を防止することができ、しかも、切替スイッチを必要とせず、構成を簡略化できて、リミッタで用いてかかるLNA6の破損を防止することができることができ、また、送受信状態が異常を検出することもできる。
図8は本発明によるTDD方式の無線送受信装置の第3の実施形態の要部を示すブロック構成図であって、17’は信号レベル検出部、33は方向性結合器、34はリミッタ、35はアイソレータであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、送信側は図1に示した第1の実施形態と同様であり、送信期間、電力増幅器1で電力増幅された無線周波帯の送信信号Txが方向性結合器14,サーキュレータ9,BPF8を介して送受信アンテナ4に供給され、この送受信アンテナ4から送信される。方向性結合器14では、送信信号Txの一部が分離され、これが送信レベル検出器16に供給されてこの送信信号Txのレベル、即ち、送信レベル電圧VTが検出される。
受信期間では、送受信アンテナ4で受信された無線周波帯の受信信号RxがBPF8を介して入出力端子Aからサーキュレータ9に入力される。サーキュレータ9では、この受信信号Rxが受信系側の出力端子Rから出力され、方向性結合器33及びアイソレータ5を介してLNA6に供給される。
なお、この第3の実施形態においても、先の実施形態と同様、送信期間では、TDDコントロール信号Scが“H”(または“L”)となることにより、電力増幅器1が動作状態に、LNA6が非動作状態に夫々設定され、受信期間では、TDDコントロール信号Scが“L”(または“H”)となることにより、逆に電力増幅器1が非動作状態に、LNA6が動作状態に夫々設定される。
ここで、サーキュレータ9の受信系側の出力端子Rから出力される無線周波帯の信号(受信信号Rxや送信信号Txの反射信号)の一部が方向性結合器33で分岐されて検波器などからなる信号レベル検出部17’に供給され、方向性結合器33からの分岐信号の信号レベル電圧VR’が検出される。そして、図2または図3に示す異常検出信号SAの生成手段と同様にして、送信レベル検出器16からの送信レベル電圧VTと信号レベル検出部17’からの信号レベル電圧VR’とから、この送信レベル電圧VTを進行波電圧、この信号レベル電圧VR’を反射波電圧として、VSWRを求め、このVSWRを閾値電圧と比較することにより、異常検出信号SAを生成するようにする。この異常検出信号SAが図示しないアラーム検出部に供給され、送受信の異常状態が発生すると、警報を報知する。
なお、方向性結合器33は、送信期間では、送信信号Txの反射信号の一部を信号レベル検出部17’に供給し、受信期間では、受信信号Rxの一部を信号レベル検出部17’に供給するものであるので、信号レベル電圧VR’は、受信期間では、受信信号Rxの信号レベルを表わすことになる。しかしながら、この受信信号Rxの信号レベルは、送受信状態の異常時での送信信号Txの反射信号の信号レベルに比べると、充分小さいものであり、VSWRと閾値電圧との比較による送受信状態の異常検出には影響を及ぼすものではない。
この第3の実施形態では、さらに、アイソレータ5,LNA6間から分岐してダイオードによるリミッタ34が設けられている。このリミッタ34は、図4におけるリミッタ27と同様、LNA6の入力信号のレベルが受信信号Rxの最大レベルを越え、かつLNA6を破壊しない程度の所定のレベルになると、この所定レベルにレベル制限するものであり、これにより、送受信アンテナ4が破損したり、はずされたりして送受信状態が異常となり、LNA6への送信信号Txの反射信号のレベルが異常となっても、LNA6が保護されることになる。
なお、受信系でのアイソレータ35は、送信信号Txの反射信号がリミッタ34で振幅制限される際、この反射信号がリミッタ34で反射されてサーキュレータ9側に戻るのを防止するものである。
この第3の実施形態のかかる構成によると、先の各実施形態と同様、無線送信系に切替スイッチを備えていないので、送信信号Txでの切替スイッチによる歪みも防止することができるし、送受信状態の異常時でも、リミッタ34によってLNA6への異常レベル信号の入力を防止して、このLNA6を保護することができる。
また、この第3の実施形態では、受信系での方向性結合器33の出力が直接信号レベル検出部17’に供給され、かつ送信状態が異常となった場合、送信信号Txの反射信号のレベルがリミッタ34に制限されるものであるから、信号レベル検出部17’では、この反射信号のレベルを正確に検出することができない。しかしながら、上記のように、信号レベル検出部17’では、送受信状態が異常となったことをこの反射信号のレベル変化から検出するものであり、しかも、切替スイッチやその駆動手段を必要としないため、先の図1に示す第1の実施形態に比べて構成が簡略化できるし、コストの低減を図ることができる。
本発明によるTDD方式の無線送受信装置の第1の実施形態の要部を示すブロック構成図である。 図1に示す第1の実施形態での異常検出信号SAの生成手段の一具体例を示すブロック構成図である。 図1に示す第1の実施形態での異常検出信号SAの生成手段の他の具体例を示すブロック構成図である。 本発明によるTDD方式の無線送受信装置の第2の実施形態の要部を示すブロック構成図である。 図4におけるリミッタの入出力特性を示す図である。 図4に示す第2の実施形態での送受信の異常状態の有無の判定手段の一具体例を示すブロック図である。 図4に示す第2の実施形態での送受信の異常状態の有無が判定手段の他の具体例を示すブロック図である。 本発明によるTDD方式の無線送受信装置の第3の実施形態の要部を示すブロック構成図である。 FDD方式の無線送受信装置の要部を概略的に示すブロック構成図である。 TDD方式の無線送受信装置の要部を概略的に示すブロック構成図である。 サーキュレータを用いた従来のTDD方式の無線送受信装置の一例の要部を概略的に示すブロック構成図である。
符号の説明
1 送信系側の電力増幅器
4 送受信アンテナ
6 受信系側のLNA
9 サーキュレータ
10 切替スイッチ
11 終端器
14,15 方向性結合器
16 送信レベル検出器
17 反射波レベル検出器
17’ 信号レベル検出器
18 ORゲート
19 VSWR検出部
20 比較器
21 基準電圧発生器
22 アラーム検出部
23,24 ADC
25 MPU
26 メモリ
27 リミッタ
28 終端抵抗
29 比較器
30 アラーム検出部
31 ADC
32 MPU
33 方向性結合器
34 リミッタ
35 アイソレータ

Claims (1)

  1. 電力増幅された送信信号をサーキュレータを介して送受信アンテナから送信し、該送受信アンテナで受信された受信信号を該サーキュレータを介して受信系の低雑音増幅器に供給するようにしたTDD方式の無線送受信装置において、
    該送受信アンテナなどからの該送信信号の異常レベルの反射信号による該低雑音増幅器への影響を防止する手段と、
    該異常レベルの反射信号の発生を検出し、異常検出信号を生成する手段と
    を設けたことを特徴とするTDD方式の無線送受信装置。
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