JP2015126458A - フロントエンド回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナへの物体や人体の近接等によりアンテナ不整合が生じても、送信信号の反射波が送信回路側へ戻ることによる問題や、送信信号の反射波が受信回路側へ漏洩することによる問題を解消する。
【解決手段】送信信号を通過させる送信信号フィルタ11、受信信号を通過させる受信信号フィルタ12、およびサーキュレータ(アンテナ共用器)13を備え、サーキュレータ13の送信信号端子と送信信号フィルタ11との間に送信出力可変回路20が接続されている。送信出力可変回路20は、第1高周波スイッチ21、第2高周波スイッチ22、およびバッファ回路23を含み、第1高周波スイッチ21および第2高周波スイッチ22の切り替えによって減衰量を切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置等において、送信と受信とでアンテナを共用するフロントエンド回路に関する。
デュプレクサおよびスイッチを用いて、送信と受信とでアンテナを共用するフロントエンド回路やサーキュレータを用いて送信と受信とでアンテナを共用するフロントエンド回路が従来提案されている。例えば特許文献1には、一つの共通のアンテナを用いたマルチバンド対応無線機器の構成が開示されている。この特許文献1に示されている無線機器では、アンテナ直下に接続されたスイッチによって、所定周波数バンドの送受信信号の伝送線路がアンテナに接続され、送受信が行われる。
特開2008−258706号公報
携帯端末等の無線機器においては、例えば人体の接近などによりアンテナのインピーダンスが変化する。これにより、アンテナ整合がとれなくなる場合がある。アンテナ整合がとれなくなると、アンテナでの送信信号の反射量が大きくなり、この反射信号がパワーアンプに戻る。これにより、パワーアンプで送信信号に歪みが発生することによる送信信号の劣化、パワーアンプの異常発振、パワーアンプの破壊等が生じるという課題があった。また、上記反射信号が受信回路側へ漏洩し、受信感度を劣化させるという課題もあった。
そこで、本発明の目的は、アンテナへの物体や人体の近接等によりアンテナ不整合が生じても、反射信号が送信回路側へ戻ることによる問題や、反射信号が受信回路側へ漏洩することによる問題を解消したフロントエンド回路を提供することにある。
本発明のフロントエンド回路は次のように構成される。
(1)送信信号を通過させる送信信号フィルタ、受信信号を通過させる受信信号フィルタ、およびアンテナ共用器を備え、アンテナの送受信信号が入出力されるアンテナポート、受信信号が出力される受信ポート、および送信信号が入力される送信ポートを有し、
前記アンテナ共用器の送信信号端子と前記送信ポートとの間に接続され、制御信号に応じて送信信号の強度を制限する送信出力可変回路を備えたことを特徴とする。
(2)前記送信出力可変回路は、前記アンテナ共用器の送信信号端子と前記送信信号フィルタとの間に接続されていることが好ましい。
(3)前記アンテナ共用器として例えばサーキュレータを用いれば、少ない素子数で構成でき、アンテナ共用部分でのスイッチの制御も不要となる。
(4)送信信号フィルタおよび受信信号フィルタは、例えば可変リアクタンス素子を備えるチューナブルフィルタまたはスイッチと複数のフィルタで構成されるセレクタブルフィルタとすることが好ましい。これにより、広帯域に亘って適用可能となる。
(5)また、本発明のフロントエンド回路は、次のように構成される。
アンテナの送受信信号が入出力されるアンテナポート、受信信号が出力される受信ポート、および送信信号が入力される送信ポートを有し、
アンテナ側スイッチ、複数のデュプレクサ、および送信側スイッチおよび受信側スイッチを備え、前記アンテナ側スイッチの共通端子はアンテナポートに接続され、前記デュプレクサの共通端子は前記アンテナ側スイッチの各個別端子に接続され、前記送信側スイッチの共通端子は前記送信ポートに接続され、前記受信側スイッチの共通端子は前記受信ポートに接続され、送信側スイッチの個別端子は前記デュプレクサの送信端子に接続され、受信側スイッチの個別端子は前記デュプレクサの受信端子に接続され、
送信側スイッチの共通端子と送信ポートとの間に接続され、制御信号に応じて送信信号の強度を制限する送信出力可変回路を備えたことを特徴とする。
(6)前記送信出力可変回路は、第1高周波スイッチ、第2高周波スイッチ、およびバッファ回路を含み、第1高周波スイッチおよび第2高周波スイッチの切り替えによって、送信信号端子と送信信号フィルタとの間での減衰量を切り替える構成であることが好ましい。これにより、減衰させない場合の挿入損失を低減でき、且つ減衰量の制御が容易となる。
(7)送信出力可変回路は、第1高周波スイッチと第2高周波スイッチとを直結する状態を採ることができることが好ましい。
(8)前記送信出力可変回路は、例えば近接センサがアンテナに対する物体の近接状態を検出しているとき、減衰量を大きくする。
(9)前記送信出力可変回路は、例えばアンテナからの反射信号の強度に応じて減衰量を制御する。
(10)アンテナポートに接続されたアンテナ整合回路を備え、このアンテナ整合回路は、少なくとも一つの可変リアクタンス素子を含んでいることが好ましい。
(11)前記制御回路は、アンテナ不整合の程度が小さい範囲では、送信出力可変回路の減衰量を最小にした状態で前記アンテナ整合回路を制御し、アンテナ不整合の程度が大きい範囲で送信出力可変回路の減衰量を大きくすることが好ましい。
本発明によれば、アンテナへの物体や人体の近接等によりアンテナ不整合が生じても、送信信号の劣化、パワーアンプの異常等、送信信号が送信回路へ戻ることによる問題や、受信感度の劣化等、送信信号の反射波が受信回路側へ漏洩することによる問題が解消されたフロントエンド回路が得られる。
図1は第1の実施形態に係るフロントエンド回路101を備える高周波回路の回路図である。 図2は、図1に示した制御回路15の制御内容を示すフローチャートである。 図3は本発明に対する比較例としてのフロントエンド回路の回路図である。 図4は第2の実施形態に係るフロントエンド回路102を備える高周波回路の回路図である。 図5は、図4に示した制御回路15の制御内容を示すフローチャートである。 図6は第3の実施形態に係るフロントエンド回路103を備える高周波回路の回路図である。 図7は、スイッチと複数の帯域通過フィルタとで構成された送信信号フィルタまたは受信信号フィルタの回路図である。 図8(A)(B)(C)は、減衰量を調整できるようにした送信出力可変回路の回路図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るフロントエンド回路を備える高周波回路の回路図である。図1に表れているように、フロントエンド回路101は、送信信号を通過させる送信信号フィルタ11、受信信号を通過させる受信信号フィルタ12、およびアンテナ共用器としてのサーキュレータ13を備えている。送信信号フィルタ11は送信信号の周波数帯域を通過させる可変帯域通過フィルタ(Tunable Filter)である。同様に、受信信号フィルタ12は受信信号の周波数帯域を通過させる可変帯域通過フィルタ(Tunable Filter)である。例えばディジタルチューニングキャパシタ(DTC)等の可変容量素子を備え、外部から入力される制御信号によって通過帯域が変化する。制御回路15は通信周波数帯域に応じて送信信号フィルタ11および受信信号フィルタ12に対して制御信号を与える。
また、フロントエンド回路101には、アンテナの送受信信号が入出力されるアンテナポートPant、受信信号が出力される受信ポートPrx、および送信信号が入力される送信ポートPtxを備えている。アンテナポートPantにはアンテナ30が接続され、送信ポートPtxにはパワーアンプ31が接続され、受信ポートPrxにはLNA32が接続される。
サーキュレータ13の送信信号端子13aと送信信号フィルタ11との間には送信出力可変回路20が接続されている。
送信出力可変回路20は、第1高周波スイッチ(以下、単に「第1スイッチ」)21、第2高周波スイッチ(以下、単に「第2スイッチ」)22、およびバッファ回路23を含み、第1スイッチ21および第2スイッチ22の切り替えによって、サーキュレータ13の送信信号端子13aと送信信号フィルタ11との間でのインピーダンス整合を保ちつつ減衰量を切り替える。送信出力可変回路20は、第1スイッチ21の共通端子Cと第1個別端子T1とが導通し、且つ第2スイッチ22の共通端子Cと第1個別端子T1とが導通する第1の状態と、第1スイッチ21の共通端子Cと第2個別端子T2とが導通し、且つ第2スイッチ22の共通端子Cと第2個別端子T2とが導通する第2の状態とがある。第1の状態で、第1スイッチと第2スイッチとが直結するので、減衰量は実質的に略0である。第2の状態では、第1スイッチと第2スイッチとの間にバッファ回路23が挿入されて、バッファ回路23により送信電力が制限される。
フロントエンド回路101のアンテナポートPantにはアンテナ整合回路(antenna tuning circuit)14が接続されている。このアンテナ整合回路14は単一または複数のリアクタンス素子を有し、少なくとも1つのリアクタンス素子は制御信号によって値が変化する可変リアクタンス素子で構成されている。または、値の異なる複数のリアクタンス素子とそれらのうち所定のリアクタンス素子を選択するスイッチ素子とで構成されている。
近接センサ16はアンテナ30に人体の頭部や金属机等の物体が近接している状態であるか否かを検出するセンサであり、例えば赤外光の反射有無または容量値の変化を検出する。
制御回路15は近接センサ16の検出結果に基づき送信出力可変回路20を制御する。後に示すように、アンテナ30での反射信号が大きくなる条件では送信出力可変回路20の減衰量を大きくする。
アンテナ整合回路14はアンテナ30のインピーダンスに適宜整合させるための可変整合回路である。アンテナ30は周波数に応じてインピーダンスが変化するが、制御回路15は、アンテナのインピーダンスの変化に応じて(アンテナのインピーダンスを間接的に検知する情報を基に)アンテナ整合回路14を制御することでアンテナ整合を図る。
図2は、図1に示した制御回路15の制御内容を示すフローチャートである。制御回路15は、先ず通信すべき周波数帯域に応じてアンテナ整合回路14を制御する。すなわち、使用する周波数帯に応じて変化するアンテナのインピーダンスに整合するように、アンテナ整合回路14を制御する。そして、近接センサ16の検出結果を読み取り、アンテナ30のインピーダンス変動の原因となる物体がある一定の距離よりも近接しているとき、送信出力可変回路20の第1スイッチ21および第2スイッチ22が端子T2側を選択するように制御して、送信出力可変回路20の減衰量を大きくする。
上記送信出力可変回路20による減衰量は、送信信号の反射波が送信回路側へ戻ることによる送信信号の劣化や、パワーアンプの異常等を解消し得る減衰量、または送信信号の反射波が受信回路側へ漏洩することによる受信感度の劣化等を解消し得る減衰量である。例えば、送信電力を-6dB減衰させる。
本実施形態によれば、アンテナ整合回路14を備えたので、このアンテナ整合回路14でアンテナ整合が確保できる条件では、送信出力可変回路20をスルー状態にできる。そのため、送信出力可変回路20での減衰量を不必要に大きくすることがない。
図3は本発明に対する比較例としてのフロントエンド回路の回路図である。例えばアンテナ30に掌や指が近接すると、アンテナのインピーダンスが規定値からずれて、アンテナ整合が外れる。アンテナ整合が外れると、アンテナ30での反射信号は、サーキュレータ13を経由し、受信フィルタ12で反射し、サーキュレータ13を経由して送信信号フィルタ11を通過し、パワーアンプ31へ入射される。これに対し、図1に示したフロントエンド回路101によれば、制御回路15が近接センサ16の出力により、アンテナ30に対する物体の近接状態を検知すれば、送信出力可変回路20の減衰量を大きくするので、送信電力が制限される。そのため、アンテナ30に対して物体が近接することで、アンテナのインピーダンスが規定値から大きくずれて、アンテナ30で送信信号が反射しても、その反射電力は抑制される。その結果、パワーアンプ31へ反射信号が入射することによる送信信号の特性(例えばエラー・ベクトル振幅(EVM)等の信号品質)の劣化やパワーアンプの消費電流の増大・異常発熱等が防止できる。また、このように、アンテナ共用器としてサーキュレータを用いるにも拘わらず、送信信号の反射信号が受信回路へ漏洩され難くなり、受信回路側へ送信信号が漏洩することによる受信感度の低下も防止できる。
また、本実施形態によれば、送信出力可変回路20をサーキュレータ13と送信信号フィルタ11との間に挿入したので、送信信号フィルタに戻る反射波に対しても更に減衰させることができる。アンテナ整合が外れた場合、送信信号フィルタ11には、送信波とその反射波(送信波とは位相が異なる信号)との加算信号が印加されるが、上記反射波の強度が低くなることで上記加算により生じる歪みが抑制される。また、送信信号フィルタ11が可変容量素子やスイッチを含む場合に、可変容量素子やスイッチによる高調波歪みの発生が抑制される。
図1に示した例では、送信出力可変回路20をサーキュレータ13と送信信号フィルタ11との間に挿入したが、送信出力可変回路20を送信信号フィルタ11と送信ポートPtxとの間に挿入してもよい。この場合でも、パワーアンプ31へ反射信号が入射することによる送信信号の特性(例えばエラー・ベクトル振幅(EVM)等の信号品質)の劣化やパワーアンプの消費電流の増大・異常発熱等が防止できる。また、このように、アンテナ共用器としてサーキュレータを用いるにも拘わらず、送信信号の反射信号が受信回路へ漏洩され難くなり、受信回路側へ送信信号が漏洩することによる受信感度の低下も防止できる。
なお、近接センサ16を複数設けることで、アンテナ30の周囲状況を検知するようにしてもよい。例えば、本発明のフロントエンド回路を備える携帯端末が頭部に近接して通話中であるのか、掌握状態で操作中であるのか、机に置かれた待ち受け状態であるのか、といった各種状態を検知することができる。これら状態に応じて上記送信出力可変回路20の減衰量を定めるようにしてもよい。
《第2の実施形態》
図4は第2の実施形態に係るフロントエンド回路102を備える高周波回路の回路図である。図2に表れているように、アンテナ30からの反射信号の強度を検出する反射信号強度検出回路17を備えている。この反射信号強度検出回路17は、例えば双方向性結合器および位相振幅検知回路によって構成される。双方向性結合器は送信信号と反射信号とを分離して個別に出力する。位相振幅検知回路は、送信信号と反射信号との振幅差および位相差をそれぞれ検知する。制御回路15は送信信号と反射信号との振幅差および位相差に基づき、適正なアンテナ整合が得られるようにアンテナ整合回路14を調整する。また、制御回路15は、上記送信信号と反射信号との振幅差に基づき、反射信号強度を求め、この反射信号強度に応じて送信出力可変回路20の減衰量を制御する。その他の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。
本実施形態の構成に示すように、反射信号強度検出回路17をアンテナ整合回路14とサーキュレータ13との間に(サーキュレータ13よりアンテナ側に)接続することで、アンテナ30で反射した反射信号の強度を精度良く検知できる。
図5は、図4に示した制御回路15の制御内容を示すフローチャートである。制御回路15は、先ず、反射信号強度検出回路17による検出信号で求めた、例えばVSWRに応じて、アンテナ整合のずれを検知する。反射信号強度に応じて(アンテナ整合のずれの大きさに応じて)、アンテナ整合回路14を制御する。すなわち、アンテナ整合のずれが少なくなるようにインピーダンス整合の調整を行う。例えば、上記VSWRと制御電圧との関係を予めテーブルに定めておき、そのテーブルを参照して、該当の制御電圧をアンテナ整合回路14へ出力する。また、上記VSWRが所定の閾値Rthを超えるとき(アンテナ整合回路14の制御だけでは調整しきれない状態となれば)、送信出力可変回路20の第1スイッチ21および第2スイッチ22が端子T2側を選択するように制御して、送信出力可変回路20の減衰量を大きくする。
《第3の実施形態》
図6は第3の実施形態に係るフロントエンド回路103を備える高周波回路の回路図である。フロントエンド回路103は、アンテナの送受信信号が入出力されるアンテナポートPant、受信信号が出力される受信ポートPrx、および送信信号が入力される送信ポートPtxを備えている。アンテナポートPantにはアンテナ30が接続され、送信ポートPtxにはパワーアンプ31が接続され、受信ポートPrxにはLNA32が接続される。
フロントエンド回路103のアンテナポートPantにはアンテナ整合回路14が接続されている。また、送信ポートPtxには送信出力可変回路20が接続されている。
また、フロントエンド回路103は、アンテナ側スイッチ24、デュプレクサ27,28、および送信側スイッチ25および受信側スイッチ26を備えている。アンテナ側スイッチ24の共通端子はアンテナ整合回路14に接続(すなわちアンテナ側に接続)されている。デュプレクサ27,28の共通端子はアンテナ側スイッチ24の各個別端子に接続されている。送信側スイッチ25の共通端子は送信出力可変回路20に接続(すなわち送信ポート側に接続)されている。受信側スイッチ26の共通端子は受信ポートPrx側に接続されている。送信側スイッチ25の個別端子はデュプレクサ27,28の送信端子に接続されていて、受信側スイッチ26の個別端子はデュプレクサ27,28の受信端子に接続されている。
制御回路15は、送信出力可変回路20、アンテナ側スイッチ24、送信側スイッチ25および受信側スイッチ26を制御する。
図6において、デュプレクサ27と28は通信帯域に応じて予め設けられている。そして、アンテナ側スイッチ24、送信側スイッチ25および受信側スイッチ26は、デュプレクサ27,28のうちいずれを使用するかを切り替える。アンテナ側スイッチ24、送信側スイッチ25および受信側スイッチ26がそれぞれ端子T1側を選択しているとき、送信ポートPtxに入力される送信信号は、送信出力可変回路20およびデュプレクサ28の送信信号フィルタを経由し、アンテナ整合回路14を介してアンテナ30へ給電される。アンテナ30からの受信信号はアンテナ整合回路14およびデュプレクサ28の受信信号フィルタを経由してLNA32へ入力される。
制御回路15は、例えば第1の実施形態で示した近接センサの検出結果に基づき、または第2の実施形態で示した反射信号強度検出回路の検出結果に基づき、アンテナ整合がずれている状態であるとき、送信出力可変回路20の減衰量を大きくする。
このように、スイッチとデュプレクサによってアンテナ共用回路が構成された回路にも適用できる。
《他の実施形態》
以上に示した各実施形態では、送信信号フィルタ11および受信信号フィルタ12を共に可変帯域通過フィルタで構成した例を示したが、送信信号フィルタおよび受信信号フィルタは、例えば図7に示すように、スイッチと複数の帯域通過フィルタとでセレクタブルフィルタを構成してもよい。図7に示す例で、帯域通過フィルタ43a,43b・・・43nは通過帯域がそれぞれ異なり、スイッチ41,42の選択によって通過帯域を切り替える。
以上に示した各実施形態では、送信出力可変回路20はSPDTスイッチを備え、バッファ回路23を通過させるか直結(スルー)させるかを切り替える例を示したが、バッファ回路による減衰量は可変であってもよい。例えば図8(A)に示すように減衰量の異なる複数のバッファ回路23a,23bを備え、それらを選択できるようにした回路であってもよい。また、図8(B)や図8(C)に示すように、減衰量を制御電圧で調整できる可変バッファ回路を用いてもよい。このような減衰量可変の送信出力可変回路を用いれば、送信信号のアンテナでの反射強度に応じた適切な減衰量を定めることができる。
なお、以上に示した各実施形態では、送信出力可変回路20がT型のバッファ回路23を備える例を示したが、π型のバッファ回路等、その他の回路構成であってもよい。
C…共通端子
Pant…アンテナポート
Prx…受信ポート
Ptx…送信ポート
T1…第1個別端子
T2…第2個別端子
11…送信信号フィルタ
12…受信信号フィルタ
13…サーキュレータ
13a…送信信号端子
14…アンテナ整合回路
15…制御回路
16…近接センサ
17…反射信号強度検出回路
20…送信出力可変回路
21…第1高周波スイッチ
22…第2高周波スイッチ
23,23a,23b…バッファ回路
24…アンテナ側スイッチ
25…送信側スイッチ
26…受信側スイッチ
27,28…デュプレクサ
30…アンテナ
31…パワーアンプ
41,42…スイッチ
43a,43b…帯域通過フィルタ
101〜103…フロントエンド回路

Claims (11)

  1. 送信信号を通過させる送信信号フィルタ、受信信号を通過させる受信信号フィルタ、およびアンテナ共用器を備え、アンテナの送受信信号が入出力されるアンテナポート、受信信号が出力される受信ポート、および送信信号が入力される送信ポートを有し、
    前記アンテナ共用器の送信信号端子と前記送信ポートとの間に接続され、制御信号に応じて送信信号の強度を制限する送信出力可変回路を備えたことを特徴とする、フロントエンド回路。
  2. 前記送信出力可変回路は、前記アンテナ共用器の送信信号端子と前記送信信号フィルタとの間に接続された、請求項1に記載のフロントエンド回路。
  3. 前記アンテナ共用器はサーキュレータである、請求項1または請求項2に記載のフロントエンド回路。
  4. 前記送信信号フィルタおよび前記受信信号フィルタは、可変リアクタンス素子を備えるチューナブルフィルタまたはスイッチと複数のフィルタとで構成されるセレクタブルフィルタである、請求項1〜3のいずれかに記載のフロントエンド回路。
  5. アンテナの送受信信号が入出力されるアンテナポート、受信信号が出力される受信ポート、および送信信号が入力される送信ポートを有し、
    アンテナ側スイッチ、複数のデュプレクサ、および送信側スイッチおよび受信側スイッチを備え、前記アンテナ側スイッチの共通端子はアンテナ側に接続され、前記デュプレクサの共通端子は前記アンテナ側スイッチの各個別端子に接続され、前記送信側スイッチの共通端子は前記送信ポート側に接続され、前記受信側スイッチの共通端子は前記受信ポート側に接続され、送信側スイッチの個別端子は前記デュプレクサの送信端子に接続され、受信側スイッチの個別端子は前記デュプレクサの受信端子に接続され、
    前記送信側スイッチの共通端子と前記送信ポートとの間に接続され、制御信号に応じて送信信号の強度を制限する送信出力可変回路を備えたことを特徴とするフロントエンド回路。
  6. 前記送信出力可変回路は、第1高周波スイッチ、第2高周波スイッチ、およびバッファ回路を含み、第1高周波スイッチおよび第2高周波スイッチの切り替えによって、送信信号端子と送信信号フィルタとの間での減衰量を切り替える、請求項1〜5のいずれかに記載のフロントエンド回路。
  7. 前記送信出力可変回路は、第1高周波スイッチと第2高周波スイッチとを直結する状態を採ることができる、請求項6に記載のフロントエンド回路。
  8. 前記アンテナポートに接続されるアンテナに物体が近接する状態を検出する近接センサと、この近接センサが近接状態を検出しているとき、前記送信出力可変回路の減衰量を大きくする制御回路とを備えた、請求項1〜7のいずれかに記載のフロントエンド回路。
  9. 前記アンテナからの反射信号の強度を検出する反射信号強度検出回路と、この反射信号強度検出回路により検出される反射信号強度に応じて前記送信出力可変回路の減衰量を制御する制御回路とを備えた、請求項1〜8のいずれかに記載のフロントエンド回路。
  10. 前記アンテナポートに接続されたアンテナ整合回路を備え、
    前記アンテナ整合回路は、少なくとも一つの可変リアクタンス素子を含み、前記制御回路は前記可変リアクタンス素子を制御する、請求項8または9に記載のフロントエンド回路。
  11. 前記制御回路は、アンテナ不整合の程度が小さい範囲では、前記送信出力可変回路の減衰量を最小にした状態で前記アンテナ整合回路を制御し、アンテナ不整合の程度が大きい範囲で前記送信出力可変回路の減衰量を大きくする、請求項10に記載のフロントエンド回路。
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