JPH11340845A - 携帯無線電話機 - Google Patents
携帯無線電話機Info
- Publication number
- JPH11340845A JPH11340845A JP10147165A JP14716598A JPH11340845A JP H11340845 A JPH11340845 A JP H11340845A JP 10147165 A JP10147165 A JP 10147165A JP 14716598 A JP14716598 A JP 14716598A JP H11340845 A JPH11340845 A JP H11340845A
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- JP
- Japan
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- human body
- antenna
- reflected wave
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯無線電話機から人体が浴びる高周波の量
を軽減する。 【解決手段】 共用器3と送信用の電力増幅器6との間
に、アンテナ2側からの反射波レベルRを検出するため
の検出器7を設け、その検出出力Rが予め定められた域
値をこえたときは、制御部8は、人体が接近していると
判断して、電力増幅器6の出力を通信に差し支えない範
囲で低減するように制御する。
を軽減する。 【解決手段】 共用器3と送信用の電力増幅器6との間
に、アンテナ2側からの反射波レベルRを検出するため
の検出器7を設け、その検出出力Rが予め定められた域
値をこえたときは、制御部8は、人体が接近していると
判断して、電力増幅器6の出力を通信に差し支えない範
囲で低減するように制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線電話機と
その送信出力制御方法に関するものである。
その送信出力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、携帯無線電話機の使用されてい
る状況を示すもので、携帯無線電話機1は、その使用時
には通常ユーザの顔(頭部)の近いところで使用され
る。そしてアンテナ2からは、システム設計に基づいて
定められた定格レベルの高周波電力が放射されている。
この周波数は、例えば900MHz程度である。
る状況を示すもので、携帯無線電話機1は、その使用時
には通常ユーザの顔(頭部)の近いところで使用され
る。そしてアンテナ2からは、システム設計に基づいて
定められた定格レベルの高周波電力が放射されている。
この周波数は、例えば900MHz程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように携帯無線
電話機は、多くの場合顔に近づけて使用することが多い
が、そのためにアンテナ2からの高周波は人体の頭部に
も入射する。このような高周波の人体への影響について
は、電力が極めて小さいので、特別な問題は生じていな
い。しかし、人体が受ける高周波の量を少しでも減ずる
ことは好ましい。
電話機は、多くの場合顔に近づけて使用することが多い
が、そのためにアンテナ2からの高周波は人体の頭部に
も入射する。このような高周波の人体への影響について
は、電力が極めて小さいので、特別な問題は生じていな
い。しかし、人体が受ける高周波の量を少しでも減ずる
ことは好ましい。
【0004】そこで、本発明は、人体が浴びる高周波電
力を従来より減少させることのできる携帯無線電話機と
その送信出力制御方法を提供することを目的とする。
力を従来より減少させることのできる携帯無線電話機と
その送信出力制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、送信回路と、該送信回路側へのアンテ
ナからの反射波のレベルを検出するための検出手段と、
該手段により検出された反射波のレベルが予め定められ
た域値を所定の時間以上続けてこえたときに前記送信回
路からの出力電力を低下させるように制御するための送
信電力制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯無線
電話機を提供する。
めに、本発明は、送信回路と、該送信回路側へのアンテ
ナからの反射波のレベルを検出するための検出手段と、
該手段により検出された反射波のレベルが予め定められ
た域値を所定の時間以上続けてこえたときに前記送信回
路からの出力電力を低下させるように制御するための送
信電力制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯無線
電話機を提供する。
【0006】また、本発明は、携帯無線電話機の送信回
路側へのアンテナからの反射波のレベルを検出し、該検
出した反射波のレベルが予め定められた域値を所定の時
間以上続けてこえたときに前記送信回路からの出力電力
を低下させるように制御することを特徴とする携帯無線
電話機の送信電力制御方法を提供する。
路側へのアンテナからの反射波のレベルを検出し、該検
出した反射波のレベルが予め定められた域値を所定の時
間以上続けてこえたときに前記送信回路からの出力電力
を低下させるように制御することを特徴とする携帯無線
電話機の送信電力制御方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明になる携帯無線電話機の構成例を
示すブロック図で、発明に関連した部分のみを図示して
いる。同図に於て、アンテナ2で受信された受信信号は
共用器3から受信部4へ送られる。また、送信部5から
出力された送信信号は送信用の電力増幅器6で増幅され
たのち、アンテナ側からの反射波を検出するための検出
器7及び共用器3を介してアンテナ2から放射される。
制御部8は、その全体の動作制御を行うが、次に述べる
ところの、本発明に関わる制御も行う。
する。図1は、本発明になる携帯無線電話機の構成例を
示すブロック図で、発明に関連した部分のみを図示して
いる。同図に於て、アンテナ2で受信された受信信号は
共用器3から受信部4へ送られる。また、送信部5から
出力された送信信号は送信用の電力増幅器6で増幅され
たのち、アンテナ側からの反射波を検出するための検出
器7及び共用器3を介してアンテナ2から放射される。
制御部8は、その全体の動作制御を行うが、次に述べる
ところの、本発明に関わる制御も行う。
【0008】この回路構成に於て、アンテナ2と電力増
幅器6との間は、インピーダンス整合をとることによっ
て伝送効率の向上が図られている。ところが、アンテナ
2のインピーダンスは人体等が近づくと変化し、このた
めにインピーダンスの不整合が生じてアンテナ側からの
反射波が増大する。そこで、本発明では、アンテナ側か
らの反射波のレベルを検出器7で検出し、制御部8がそ
の検出値に応じて、人体が近づいたときには送信出力を
低下させるように、電力増幅器6を制御する。
幅器6との間は、インピーダンス整合をとることによっ
て伝送効率の向上が図られている。ところが、アンテナ
2のインピーダンスは人体等が近づくと変化し、このた
めにインピーダンスの不整合が生じてアンテナ側からの
反射波が増大する。そこで、本発明では、アンテナ側か
らの反射波のレベルを検出器7で検出し、制御部8がそ
の検出値に応じて、人体が近づいたときには送信出力を
低下させるように、電力増幅器6を制御する。
【0009】図3は、上記した制御部8による制御方法
の具体例を示すもので、人体が近づいているときと近づ
いていないときの検出器7の出力レベルを測定して、そ
の両者の間を区別するための域値R0を予め定めて制御
部8に設定しておく。そして使用時には、制御部8が図
3の処理を実行する。即ち、まず、第1及び第2のタイ
マカウンタをリセットし(ステップ301)、次に検出
器7により検出された反射波のレベルRを取り込む(ス
テップ302)。そしてこの値と設定された域値R0と
を比較し(ステップ303)、もし反射波レベルRが域
値R0より大きいときは第2タイマのリセットと第1タ
イマのカウントアップを行って(ステップ304、30
5)、その結果第1タイマがタイムアウト値に達したか
を調べる(ステップ306)。第1タイマがタイムアウ
トしてなくてR>R0の状態が続くと、やがて第1タイ
マがタイムアウトとなるので(ステップ306で“YE
S”)、このときは人体が接近していると判定して電力
増幅器6の出力を3dB低下させる(ステップ30
7)。そして第1タイマをリセットして(ステップ30
8)、ステップ302へ戻る。こうすると、人体が接近
したときには放射電力が半減される。
の具体例を示すもので、人体が近づいているときと近づ
いていないときの検出器7の出力レベルを測定して、そ
の両者の間を区別するための域値R0を予め定めて制御
部8に設定しておく。そして使用時には、制御部8が図
3の処理を実行する。即ち、まず、第1及び第2のタイ
マカウンタをリセットし(ステップ301)、次に検出
器7により検出された反射波のレベルRを取り込む(ス
テップ302)。そしてこの値と設定された域値R0と
を比較し(ステップ303)、もし反射波レベルRが域
値R0より大きいときは第2タイマのリセットと第1タ
イマのカウントアップを行って(ステップ304、30
5)、その結果第1タイマがタイムアウト値に達したか
を調べる(ステップ306)。第1タイマがタイムアウ
トしてなくてR>R0の状態が続くと、やがて第1タイ
マがタイムアウトとなるので(ステップ306で“YE
S”)、このときは人体が接近していると判定して電力
増幅器6の出力を3dB低下させる(ステップ30
7)。そして第1タイマをリセットして(ステップ30
8)、ステップ302へ戻る。こうすると、人体が接近
したときには放射電力が半減される。
【0010】人体がアンテナから離れてアンテナの整合
状態がよくなると、検出器6による反射波レベルの検出
値Rが低下し、R<R0となる。この時は第1タイマが
リセットされ(ステップ309)、以下第2タイマがタ
イムアウトするまでカウントアップされ(ステップ31
0、311)、タイマアウト値に達すると人体は離れた
ものと判断して出力電力を通常の値に戻し(ステップ3
12)、第2タイマをリセットして(ステップ31
3)、ステップ302へ戻る。
状態がよくなると、検出器6による反射波レベルの検出
値Rが低下し、R<R0となる。この時は第1タイマが
リセットされ(ステップ309)、以下第2タイマがタ
イムアウトするまでカウントアップされ(ステップ31
0、311)、タイマアウト値に達すると人体は離れた
ものと判断して出力電力を通常の値に戻し(ステップ3
12)、第2タイマをリセットして(ステップ31
3)、ステップ302へ戻る。
【0011】以上に示した図3の制御方法によれば、人
体が近づいたときにアンテナの反射波が増大するのを検
出して出力電力を低下させ、人体が受ける高周波電力を
低減させることができる。上述の例では、この電力を3
dBとしたが、携帯無線電話機は通常状態ではその程度
の送信電力の余裕が見込んで設計されているので、この
程度の電力低下は通信状態を特に劣化させることはない
ことを考慮した値である。また、タイマを用いて人体の
接近及び離れたことの検出を一定時間かけて検出するよ
うにしているが、このようにすることで実効的にヒステ
リシス特性が得られ、検出した反射波レベルRがその域
値R0に近い値となったときに、出力電力が頻繁に切り
換えられないようにするためである。なお、このような
ヒステリシス特性は、接近を検出する域値R1と離れた
ことを検出する域値R2とを、R1>R2となるように別
の値に設定してもよく、さらにこれと図3のタイマの利
用を併用するようにしてもよい。また、別の方法として
は、人体の接近の程度を反射波レベルRの大きさにより
検出し、これに応じて連続的に送信電力を変化させるよ
うにしてもよい。
体が近づいたときにアンテナの反射波が増大するのを検
出して出力電力を低下させ、人体が受ける高周波電力を
低減させることができる。上述の例では、この電力を3
dBとしたが、携帯無線電話機は通常状態ではその程度
の送信電力の余裕が見込んで設計されているので、この
程度の電力低下は通信状態を特に劣化させることはない
ことを考慮した値である。また、タイマを用いて人体の
接近及び離れたことの検出を一定時間かけて検出するよ
うにしているが、このようにすることで実効的にヒステ
リシス特性が得られ、検出した反射波レベルRがその域
値R0に近い値となったときに、出力電力が頻繁に切り
換えられないようにするためである。なお、このような
ヒステリシス特性は、接近を検出する域値R1と離れた
ことを検出する域値R2とを、R1>R2となるように別
の値に設定してもよく、さらにこれと図3のタイマの利
用を併用するようにしてもよい。また、別の方法として
は、人体の接近の程度を反射波レベルRの大きさにより
検出し、これに応じて連続的に送信電力を変化させるよ
うにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、人体が接近したときの
送信電力を自動的に減少させ、人体の浴びる高周波電力
を軽減できる効果がある。
送信電力を自動的に減少させ、人体の浴びる高周波電力
を軽減できる効果がある。
【図1】本発明になる携帯無線電話機の構成例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】携帯無線電話機を顔に近づけて使用している状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図3】本発明になる携帯無線電話機の送信電力制御方
法の一例を示す図である。
法の一例を示す図である。
1 携帯無線電話機 2 アンテナ 3 共用器 4 受信部 5 送信部 6 電力増幅器 7 検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 送信回路と、該送信回路側へのアンテナ
からの反射波のレベルを検出するための検出手段と、 該手段により検出された反射波のレベルが予め定められ
た域値を所定の時間以上続けてこえたときに前記送信回
路からの出力電力を低下させるように制御するための送
信電力制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯無線
電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10147165A JPH11340845A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 携帯無線電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10147165A JPH11340845A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 携帯無線電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11340845A true JPH11340845A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15424067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10147165A Pending JPH11340845A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 携帯無線電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11340845A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008103835A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Hirohisa Yano | 電磁波緩和携帯電話 |
US7733275B2 (en) | 2006-02-28 | 2010-06-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Information apparatus and operation control method thereof |
JP2011130034A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Canon Inc | 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム |
CN102338829A (zh) * | 2010-07-21 | 2012-02-01 | 中兴通讯股份有限公司 | 天线状态的确定方法、以及终端设备 |
JP2015126458A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 株式会社村田製作所 | フロントエンド回路 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP10147165A patent/JPH11340845A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7733275B2 (en) | 2006-02-28 | 2010-06-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Information apparatus and operation control method thereof |
JP2008103835A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Hirohisa Yano | 電磁波緩和携帯電話 |
JP2011130034A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Canon Inc | 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム |
CN102338829A (zh) * | 2010-07-21 | 2012-02-01 | 中兴通讯股份有限公司 | 天线状态的确定方法、以及终端设备 |
JP2015126458A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 株式会社村田製作所 | フロントエンド回路 |
US9438303B2 (en) | 2013-12-27 | 2016-09-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Front end circuit where an antenna is shared for transmission and reception in a wireless communication apparatus |
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