JP2000269873A - 無線中継増幅装置 - Google Patents
無線中継増幅装置Info
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- JP2000269873A JP2000269873A JP11067066A JP6706699A JP2000269873A JP 2000269873 A JP2000269873 A JP 2000269873A JP 11067066 A JP11067066 A JP 11067066A JP 6706699 A JP6706699 A JP 6706699A JP 2000269873 A JP2000269873 A JP 2000269873A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の無線中継増幅装置では、上り回線用の
増幅器に異常を的確に検知できないという問題点があっ
たが、本発明は、上り回線増幅器の異常を詳細かつ適性
に検知できる無線中継増幅装置を提供する。 【解決手段】 上り回線増幅器6の入力電圧Viを高周
波結合器12aと検波回路13aで検出すると共に、出
力電圧Voを高周波結合器12bと検波回路13bで検
出し、比較回路14で基準電圧Vrefと、Viと、Voと
を比較し、Vref>Vo>Viの状態を正常と検知し、Vo
≦Viの状態を上り回線増幅器6の利得低下等と検知
し、Vref≦Voの状態を外部からの不要波の影響若しく
は上り回線増幅器6の発振異常等と検知し、これら検知
内容を故障状態表示回路16に表示する無線中継増幅装
置である。
増幅器に異常を的確に検知できないという問題点があっ
たが、本発明は、上り回線増幅器の異常を詳細かつ適性
に検知できる無線中継増幅装置を提供する。 【解決手段】 上り回線増幅器6の入力電圧Viを高周
波結合器12aと検波回路13aで検出すると共に、出
力電圧Voを高周波結合器12bと検波回路13bで検
出し、比較回路14で基準電圧Vrefと、Viと、Voと
を比較し、Vref>Vo>Viの状態を正常と検知し、Vo
≦Viの状態を上り回線増幅器6の利得低下等と検知
し、Vref≦Voの状態を外部からの不要波の影響若しく
は上り回線増幅器6の発振異常等と検知し、これら検知
内容を故障状態表示回路16に表示する無線中継増幅装
置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
通信システムで使用する無線中継増幅装置に係り、特に
上り回線用の増幅器の異常を的確に検知できる無線中継
増幅装置に関する。
通信システムで使用する無線中継増幅装置に係り、特に
上り回線用の増幅器の異常を的確に検知できる無線中継
増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の移動通信システムに
おいて、基地局からの電波が届かないトンネルや地下街
等の不惑地対策として、無線中継増幅装置によるサービ
スが普及している。この無線中継増幅装置は、公共性が
高く、故障が起きた時は迅速に対応する必要があり、故
障検知機能は必要不可欠なものとなっている。
おいて、基地局からの電波が届かないトンネルや地下街
等の不惑地対策として、無線中継増幅装置によるサービ
スが普及している。この無線中継増幅装置は、公共性が
高く、故障が起きた時は迅速に対応する必要があり、故
障検知機能は必要不可欠なものとなっている。
【0003】従来の無線中継増幅装置について図5を用
いて説明する。図5は、従来の無線中継増幅装置の構成
ブロック図である。従来の無線増幅装置は、図5に示す
ように、対基地局送受信アンテナ1と、対移動局送受信
アンテナ2と、対基地局共用器3と、対移動局共用器4
と、下り回線増幅器5と、上り回線増幅器6と、高周波
結合器(D.C)7と、検波回路8と、比較回路9と、
基準電圧出力回路10と、故障状態表示回路11と、高
周波結合器(D.C)12と、検波回路13と、比較回
路14′と、基準電圧出力回路15と、故障状態表示回
路16′とから構成されている。
いて説明する。図5は、従来の無線中継増幅装置の構成
ブロック図である。従来の無線増幅装置は、図5に示す
ように、対基地局送受信アンテナ1と、対移動局送受信
アンテナ2と、対基地局共用器3と、対移動局共用器4
と、下り回線増幅器5と、上り回線増幅器6と、高周波
結合器(D.C)7と、検波回路8と、比較回路9と、
基準電圧出力回路10と、故障状態表示回路11と、高
周波結合器(D.C)12と、検波回路13と、比較回
路14′と、基準電圧出力回路15と、故障状態表示回
路16′とから構成されている。
【0004】次に、従来の無線中継増幅装置の動作につ
いて下り回線の場合と上り回線の場合とに分けて説明す
る。基地局から移動局への下り回線の電波は、対基地局
送受信アンテナ1で受信され、対基地局共用器3の下り
回線入力フィルタ3aを通り、下り回線増幅器5で増幅
された後、対移動局共用器4の下り回線出力フィルタ4
aを経て、対移動局送受信アンテナ2から移動局へ送信
される。
いて下り回線の場合と上り回線の場合とに分けて説明す
る。基地局から移動局への下り回線の電波は、対基地局
送受信アンテナ1で受信され、対基地局共用器3の下り
回線入力フィルタ3aを通り、下り回線増幅器5で増幅
された後、対移動局共用器4の下り回線出力フィルタ4
aを経て、対移動局送受信アンテナ2から移動局へ送信
される。
【0005】同様に、移動局から基地局への上り回線の
電波は、対移動局送受信アンテナ2で受信され、対移動
局共用器4の上り回線入力フィルタ4bを通り、上り回
線増幅器6で増幅された後、対基地局共用器3の上り回
線出力フィルタ3bを経て、対基地局送受信アンテナ1
から基地局へ送出される。
電波は、対移動局送受信アンテナ2で受信され、対移動
局共用器4の上り回線入力フィルタ4bを通り、上り回
線増幅器6で増幅された後、対基地局共用器3の上り回
線出力フィルタ3bを経て、対基地局送受信アンテナ1
から基地局へ送出される。
【0006】このような、下り回線と上り回線の双方向
の無線中継増幅装置においては、下り回線及び上り回線
増幅器5,6の出力を監視し、装置の故障又は回線状態
異常を検知する機能が設けられている。
の無線中継増幅装置においては、下り回線及び上り回線
増幅器5,6の出力を監視し、装置の故障又は回線状態
異常を検知する機能が設けられている。
【0007】図5の下り回線において、下り回線増幅器
5の後段に設けられた高周波結合器7の結合出力は、検
波回路8で高周波信号を直流電圧に変換し、比較回路9
へ入力される。尚、移動通信システムでは下り回線信号
はほぼ一定であり、通常の運用状態の下り回線増幅器5
の出力に応じた検波直流電圧を基準電圧として基準電圧
出力回路10で予め設定しておくことにより、比較回路
9で検波された直流電圧と基準電圧との両者の直流電圧
を比較し、その結果により故障検知を行い、故障状態表
示回路11により状態を知ることができるようになって
いる。
5の後段に設けられた高周波結合器7の結合出力は、検
波回路8で高周波信号を直流電圧に変換し、比較回路9
へ入力される。尚、移動通信システムでは下り回線信号
はほぼ一定であり、通常の運用状態の下り回線増幅器5
の出力に応じた検波直流電圧を基準電圧として基準電圧
出力回路10で予め設定しておくことにより、比較回路
9で検波された直流電圧と基準電圧との両者の直流電圧
を比較し、その結果により故障検知を行い、故障状態表
示回路11により状態を知ることができるようになって
いる。
【0008】例えば、基準電圧に対して、検波出力電圧
が著しく小さい場合は、下り回線増幅器5の故障と判断
できる。また、基準電圧に対して、検波出力が著しく大
きい場合は、外部からの不要波の影響、若しくは下り回
線増幅器5の異常発振等と判断できる。
が著しく小さい場合は、下り回線増幅器5の故障と判断
できる。また、基準電圧に対して、検波出力が著しく大
きい場合は、外部からの不要波の影響、若しくは下り回
線増幅器5の異常発振等と判断できる。
【0009】また、上り回線も下り回線と同様に、高周
波結合器12、検波回路13、比較回路14′、基準電
圧出力回路15、故障状態表示回路16′を設けて、上
り回線増幅器6の異常を検知するようになっている。
波結合器12、検波回路13、比較回路14′、基準電
圧出力回路15、故障状態表示回路16′を設けて、上
り回線増幅器6の異常を検知するようになっている。
【0010】尚、無線中継増幅装置については、例え
ば、特開平10−135889号に記載されている。こ
の無線中継増幅装置は、基地局から移動局への下り回線
と移動局から基地局への上り回線との間で、相互に信号
の回り込みによって起こる異常発振を抑制するために、
対移動局側のアンテナとして、送信アンテナと受信アン
テナを独立して設けて、送信アンテナと受信アンテナと
の間に伝搬損失Lを損入させたものである。
ば、特開平10−135889号に記載されている。こ
の無線中継増幅装置は、基地局から移動局への下り回線
と移動局から基地局への上り回線との間で、相互に信号
の回り込みによって起こる異常発振を抑制するために、
対移動局側のアンテナとして、送信アンテナと受信アン
テナを独立して設けて、送信アンテナと受信アンテナと
の間に伝搬損失Lを損入させたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線中継増幅装置では、上り回線について、高周波
結合器12、検波回路13、比較回路14′、基準電圧
出力回路15、故障状態表示回路16′を用いて上り回
線増幅器6の異常を検知しているものの、上り回線信号
は常時到来することがなく、移動局が通話状態にある
時、若しくは基地局ヘアクセスする時に限られ、信号レ
ベルも移動局と本装置との距離により激しく変わる為、
基準電圧出力回路15の出力電圧の設定レベルを通常の
運用状態のレベルに設定することは難しいものとなって
いる。
来の無線中継増幅装置では、上り回線について、高周波
結合器12、検波回路13、比較回路14′、基準電圧
出力回路15、故障状態表示回路16′を用いて上り回
線増幅器6の異常を検知しているものの、上り回線信号
は常時到来することがなく、移動局が通話状態にある
時、若しくは基地局ヘアクセスする時に限られ、信号レ
ベルも移動局と本装置との距離により激しく変わる為、
基準電圧出力回路15の出力電圧の設定レベルを通常の
運用状態のレベルに設定することは難しいものとなって
いる。
【0012】一例としては、基準電圧を通常運用状態レ
ベルよりかなり大きいレベルに設定しておき、外部から
の不要波の影響又は上り回線増幅器6の異常発振を検知
することは可能であるが、上り回線増幅器6の利得低下
等の故障状態を検知することはできないものとなってい
た。つまり、従来の無線中継増幅装置では、上り回線増
幅器の異常を的確に検知できないという問題点があっ
た。
ベルよりかなり大きいレベルに設定しておき、外部から
の不要波の影響又は上り回線増幅器6の異常発振を検知
することは可能であるが、上り回線増幅器6の利得低下
等の故障状態を検知することはできないものとなってい
た。つまり、従来の無線中継増幅装置では、上り回線増
幅器の異常を的確に検知できないという問題点があっ
た。
【0013】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、上り回線用増幅器の故障を的確に検知できる無線中
継増幅装置を提供することを目的とする。
で、上り回線用増幅器の故障を的確に検知できる無線中
継増幅装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、無線中継増幅装置において、上
り回線の信号を増幅する上り回線増幅手段と、上り回線
増幅手段に入力される入力信号の電圧を入力電圧Viと
して検出する入力電圧検出手段と、上り回線増幅手段か
ら出力される出力信号の電圧を出力電圧Voとして検出
する出力電圧検出手段と、予め設定されている基準電圧
Vref、入力電圧Vi、出力電圧Voを比較し、上り回線
増幅手段の状態を検知する処理手段と、検知された状態
を表示する表示手段とを有するものであり、上り回線増
幅手段の正常/異常の状態を的確に検知できるものであ
る。
決するための本発明は、無線中継増幅装置において、上
り回線の信号を増幅する上り回線増幅手段と、上り回線
増幅手段に入力される入力信号の電圧を入力電圧Viと
して検出する入力電圧検出手段と、上り回線増幅手段か
ら出力される出力信号の電圧を出力電圧Voとして検出
する出力電圧検出手段と、予め設定されている基準電圧
Vref、入力電圧Vi、出力電圧Voを比較し、上り回線
増幅手段の状態を検知する処理手段と、検知された状態
を表示する表示手段とを有するものであり、上り回線増
幅手段の正常/異常の状態を的確に検知できるものであ
る。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、上記無線中継増幅装置において、入力電圧Vi、
出力電圧Vo、基準電圧Vrefの関係について、Vref>
Vo>Viの場合、上り回線増幅手段の状態を正常と検知
し、Vo≦Viの場合、上り回線増幅手段の状態を利得低
下の異常と検知し、Vref≦Voの場合、上り回線増幅手
段の状態を外部からの不要波の影響若しくは発振異常と
検知するものであり、上り回線増幅手段の正常/異常の
状態を的確に検知できるものである。
明は、上記無線中継増幅装置において、入力電圧Vi、
出力電圧Vo、基準電圧Vrefの関係について、Vref>
Vo>Viの場合、上り回線増幅手段の状態を正常と検知
し、Vo≦Viの場合、上り回線増幅手段の状態を利得低
下の異常と検知し、Vref≦Voの場合、上り回線増幅手
段の状態を外部からの不要波の影響若しくは発振異常と
検知するものであり、上り回線増幅手段の正常/異常の
状態を的確に検知できるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0017】本発明の実施の形態に係る無線中継増幅装
置は、上り回線増幅器の入力電圧Viと出力電圧Voとを
検出し、それら電圧Vi,Voと基準電圧Vrefとから上
り回線増幅器の正常/異常の状態を詳細かつ適正に検知
するものである。
置は、上り回線増幅器の入力電圧Viと出力電圧Voとを
検出し、それら電圧Vi,Voと基準電圧Vrefとから上
り回線増幅器の正常/異常の状態を詳細かつ適正に検知
するものである。
【0018】具体的には、上記電圧の関係が、Vref>
Vo>Viの状態を正常とし、Vo≦Viであれば、上り回
線増幅器の利得低下等の故障状態にあると検知し、Vre
f≦Voであれば、外部からの不要波の影響又は上り回線
増幅器の異常発振等の故障状態にあると検知するもので
ある。
Vo>Viの状態を正常とし、Vo≦Viであれば、上り回
線増幅器の利得低下等の故障状態にあると検知し、Vre
f≦Voであれば、外部からの不要波の影響又は上り回線
増幅器の異常発振等の故障状態にあると検知するもので
ある。
【0019】本発明の実施の形態に係る無線中継増幅装
置は、上り回線の信号を増幅する上り回線増幅手段と、
上り回線増幅手段に入力される入力信号の電圧(入力電
圧)を検出する入力電圧検出手段と、上り回線増幅手段
から出力される出力信号の電圧(出力電圧)を検出する
出力電圧検出手段と、予め設定されている基準電圧、検
出された入力電圧及び出力電圧を比較し、上り回線増幅
手段の正常/異常の状態を検知する処理手段と、検知さ
れた状態を表示する表示手段とを有するものである。
置は、上り回線の信号を増幅する上り回線増幅手段と、
上り回線増幅手段に入力される入力信号の電圧(入力電
圧)を検出する入力電圧検出手段と、上り回線増幅手段
から出力される出力信号の電圧(出力電圧)を検出する
出力電圧検出手段と、予め設定されている基準電圧、検
出された入力電圧及び出力電圧を比較し、上り回線増幅
手段の正常/異常の状態を検知する処理手段と、検知さ
れた状態を表示する表示手段とを有するものである。
【0020】次に、本発明の実施の形態に係る無線中継
増幅装置について図1を用いて説明する。図1は、本発
明の実施の形態に係る無線中継増幅装置の構成ブロック
図である。尚、図5と同様の構成をとる部分については
同一の符号を付して説明する。本発明の実施の形態に係
る無線中継増幅装置は、図1に示すように、対基地局送
受信アンテナ1と、対移動局送受信アンテナ2と、対基
地局共用器3と、対移動局共用器4と、下り回線増幅器
5と、上り回線増幅器6と、下り回線用の高周波結合器
7と、検波回路8と、比較回路9と、基準電圧出力回路
10と、故障状態表示回路11と、上り回線用の高周波
結合器12a,12bと、検波回路13a,13bと、
比較回路14と、基準電圧出力回路15と、故障状態表
示回路16とから構成されている。
増幅装置について図1を用いて説明する。図1は、本発
明の実施の形態に係る無線中継増幅装置の構成ブロック
図である。尚、図5と同様の構成をとる部分については
同一の符号を付して説明する。本発明の実施の形態に係
る無線中継増幅装置は、図1に示すように、対基地局送
受信アンテナ1と、対移動局送受信アンテナ2と、対基
地局共用器3と、対移動局共用器4と、下り回線増幅器
5と、上り回線増幅器6と、下り回線用の高周波結合器
7と、検波回路8と、比較回路9と、基準電圧出力回路
10と、故障状態表示回路11と、上り回線用の高周波
結合器12a,12bと、検波回路13a,13bと、
比較回路14と、基準電圧出力回路15と、故障状態表
示回路16とから構成されている。
【0021】具体的に、本発明の実施の形態に係る無線
中継増幅装置の各部を説明する。対基地局送受信アンテ
ナ1は、基地局からの電波を受信し、基地局への電波を
送信するアンテナである。対移動局送受信アンテナ2
は、移動局からの電波を受信し、移動局への電波を送信
するアンテナである。
中継増幅装置の各部を説明する。対基地局送受信アンテ
ナ1は、基地局からの電波を受信し、基地局への電波を
送信するアンテナである。対移動局送受信アンテナ2
は、移動局からの電波を受信し、移動局への電波を送信
するアンテナである。
【0022】対基地局共用器3は、下り回線入力フィル
タ3aと、上り回線出力フィルタ3bとを備えている。
下り回線入力フィルタ3aは、対基地局送受信アンテナ
1で受信された電波の内、下り回線の信号のみを通過さ
せる帯域フィルタである。上り回線出力フィルタ3b
は、高周波結合器12bからの信号のみを通過させる帯
域フィルタである。
タ3aと、上り回線出力フィルタ3bとを備えている。
下り回線入力フィルタ3aは、対基地局送受信アンテナ
1で受信された電波の内、下り回線の信号のみを通過さ
せる帯域フィルタである。上り回線出力フィルタ3b
は、高周波結合器12bからの信号のみを通過させる帯
域フィルタである。
【0023】対移動局共用器4は、下り回線出力フィル
タ4aと、上り回線入力フィルタ4bとを備えている。
下り回線出力フィルタ4aは、高周波結合器7からの信
号のみを通過させる帯域フィルタである。上り回線入力
フィルタ4bは、対移動局送受信アンテナ2で受信した
電波の内、上り回線の信号のみを通過させる帯域フィル
タである。
タ4aと、上り回線入力フィルタ4bとを備えている。
下り回線出力フィルタ4aは、高周波結合器7からの信
号のみを通過させる帯域フィルタである。上り回線入力
フィルタ4bは、対移動局送受信アンテナ2で受信した
電波の内、上り回線の信号のみを通過させる帯域フィル
タである。
【0024】下り回線増幅器5は、対基地局共用器3の
下り回線入力フィルタ3aから出力される信号を増幅
し、高周波結合器7に出力するものである。上り回線増
幅器6は、高周波結合器12aから出力される信号を増
幅し、高周波結合器12bに出力するものである。
下り回線入力フィルタ3aから出力される信号を増幅
し、高周波結合器7に出力するものである。上り回線増
幅器6は、高周波結合器12aから出力される信号を増
幅し、高周波結合器12bに出力するものである。
【0025】下り回線用の高周波結合器(D.C)7
は、下り回線増幅器5で増幅された信号に対して結合出
力を取得するものである。具体的には、下り回線増幅器
5からの出力について、そのまま、対移動局共用器4の
下り回線出力フィルタ4aに出力すると共に、交流成分
を除去して直流成分を取り出し、検波回路8に出力する
ものである。
は、下り回線増幅器5で増幅された信号に対して結合出
力を取得するものである。具体的には、下り回線増幅器
5からの出力について、そのまま、対移動局共用器4の
下り回線出力フィルタ4aに出力すると共に、交流成分
を除去して直流成分を取り出し、検波回路8に出力する
ものである。
【0026】検波回路8は、高周波結合器7からの直流
成分を検波して比較回路9に出力するものである。比較
回路9は、検波回路8で検波された信号の電圧(検波電
圧)と基準電圧出力回路10から入力される基準電圧と
を比較し、比較結果を故障状態表示回路11に出力する
ものである。具体的には、検波電圧<基準電圧の関係で
あれば正常と判断し、これ以外は異常と判断し、正常/
異常の信号を故障状態表示回路11に出力する。尚、比
較回路9での正常/異常の判断に1つの基準電圧を用い
たが、基準電圧に幅を持たせ、特定範囲内であれば正常
とし、その特定範囲外であれば異常とするようにしても
構わない。
成分を検波して比較回路9に出力するものである。比較
回路9は、検波回路8で検波された信号の電圧(検波電
圧)と基準電圧出力回路10から入力される基準電圧と
を比較し、比較結果を故障状態表示回路11に出力する
ものである。具体的には、検波電圧<基準電圧の関係で
あれば正常と判断し、これ以外は異常と判断し、正常/
異常の信号を故障状態表示回路11に出力する。尚、比
較回路9での正常/異常の判断に1つの基準電圧を用い
たが、基準電圧に幅を持たせ、特定範囲内であれば正常
とし、その特定範囲外であれば異常とするようにしても
構わない。
【0027】基準電圧出力回路10は、比較回路9で比
較を行うための基準となる電圧(基準電圧)を比較回路
9に出力するものである。故障状態表示回路11は、比
較回路9での比較結果に従って、正常/異常の表示を行
うものである。
較を行うための基準となる電圧(基準電圧)を比較回路
9に出力するものである。故障状態表示回路11は、比
較回路9での比較結果に従って、正常/異常の表示を行
うものである。
【0028】上り回線用の高周波結合器(D.C)12
aは、上り回線増幅器6の前段に設けられ、対移動局共
用器4の上り回線入力フィルタ4bから出力された信号
について、そのまま上り回線増幅器6に出力すると共
に、直流成分を取り出し、結合出力を検波回路13aに
出力するものである。上り回線用の高周波結合器(D.
C)12bは、上り回線増幅器6の後段に設けられ、上
り回線増幅器6で増幅された信号について、そのまま対
基地局共用器3の上り回線出力フィルタ3bに出力する
と共に、直流成分を取り出し、結合出力を検波回路13
bに出力するものである。
aは、上り回線増幅器6の前段に設けられ、対移動局共
用器4の上り回線入力フィルタ4bから出力された信号
について、そのまま上り回線増幅器6に出力すると共
に、直流成分を取り出し、結合出力を検波回路13aに
出力するものである。上り回線用の高周波結合器(D.
C)12bは、上り回線増幅器6の後段に設けられ、上
り回線増幅器6で増幅された信号について、そのまま対
基地局共用器3の上り回線出力フィルタ3bに出力する
と共に、直流成分を取り出し、結合出力を検波回路13
bに出力するものである。
【0029】検波回路13aは、高周波結合器12aか
ら出力された結合出力の直流成分を検波し、検波した電
圧を上り回線増幅器6に対する入力電圧(単に「入力電
圧」とする)Viとして比較回路14に出力する。検波
回路13bは、高周波結合器12bから出力された結合
出力の直流成分を検波し、検波した電圧を上り回線増幅
器6に対する出力電圧(単に「出力電圧」とする)Vo
として比較回路14に出力する。
ら出力された結合出力の直流成分を検波し、検波した電
圧を上り回線増幅器6に対する入力電圧(単に「入力電
圧」とする)Viとして比較回路14に出力する。検波
回路13bは、高周波結合器12bから出力された結合
出力の直流成分を検波し、検波した電圧を上り回線増幅
器6に対する出力電圧(単に「出力電圧」とする)Vo
として比較回路14に出力する。
【0030】比較回路14は、検波回路13aから入力
電圧Viを、検波回路13bから出力電圧Voを、基準電
圧出力回路15から基準電圧Vrefを入力し、比較処理
を行い、比較結果を故障状態表示回路16に出力する。
比較回路14における比較処理は、Vref>Vo>Viの
関係であれば、上り回線増幅器6の動作を正常と判断
し、Vo≦Viであれば、上り回線増幅器6の利得低下等
と判断し、Vref≦Voであれば、外部からの不要波の影
響若しくは上り回線増幅器6の異常発振等と判断して、
それぞれの内容を故障状態表示回路16に出力する。
電圧Viを、検波回路13bから出力電圧Voを、基準電
圧出力回路15から基準電圧Vrefを入力し、比較処理
を行い、比較結果を故障状態表示回路16に出力する。
比較回路14における比較処理は、Vref>Vo>Viの
関係であれば、上り回線増幅器6の動作を正常と判断
し、Vo≦Viであれば、上り回線増幅器6の利得低下等
と判断し、Vref≦Voであれば、外部からの不要波の影
響若しくは上り回線増幅器6の異常発振等と判断して、
それぞれの内容を故障状態表示回路16に出力する。
【0031】基準電圧出力回路15は、比較回路14に
おける比較対象の基準電圧を出力するものであり、基準
電圧Vrefは、出力電圧Voより大きく、VoがVrefを超
えた時には、外部からの不要波の影響を受けているか若
しくは上り回線増幅器6が異常発振等していると認定し
得る値に設定されているものである。
おける比較対象の基準電圧を出力するものであり、基準
電圧Vrefは、出力電圧Voより大きく、VoがVrefを超
えた時には、外部からの不要波の影響を受けているか若
しくは上り回線増幅器6が異常発振等していると認定し
得る値に設定されているものである。
【0032】故障状態表示回路16は、比較回路14に
おける比較結果を表示するものである。従って、表示内
容は、「上り回線増幅器6の正常」「上り回線増幅器6
の利得低下等」「上り回線増幅器6の異常発振等(外部
からの不要波の影響を含む)」が判別できるように表示
されるものである。
おける比較結果を表示するものである。従って、表示内
容は、「上り回線増幅器6の正常」「上り回線増幅器6
の利得低下等」「上り回線増幅器6の異常発振等(外部
からの不要波の影響を含む)」が判別できるように表示
されるものである。
【0033】次に、本発明の実施の形態に係る無線中継
増幅装置の動作について説明する。尚、下り回線につい
ては図5で説明した従来の無線中継増幅装置と同様のた
め、ここでは説明を省略する。上り回線について以下説
明すると、移動局から基地局への上り回線の電波は対移
動局送受信アンテナ2で受信され、対移動局共用器4の
上り回線入力フィルタ4bで帯域制限されて高周波結合
器12aを経て上り回線増幅器6で増幅された後、高周
波結合器12bを経て対基地局共用器3の上り回線出力
フィルタ3bで帯域制限されて、対基地局送受信アンテ
ナ1から基地局へ送出される。
増幅装置の動作について説明する。尚、下り回線につい
ては図5で説明した従来の無線中継増幅装置と同様のた
め、ここでは説明を省略する。上り回線について以下説
明すると、移動局から基地局への上り回線の電波は対移
動局送受信アンテナ2で受信され、対移動局共用器4の
上り回線入力フィルタ4bで帯域制限されて高周波結合
器12aを経て上り回線増幅器6で増幅された後、高周
波結合器12bを経て対基地局共用器3の上り回線出力
フィルタ3bで帯域制限されて、対基地局送受信アンテ
ナ1から基地局へ送出される。
【0034】高周波結合器12a及び高周波結合器12
bのそれぞれの高周波結合出力は検波回路13a,13
bへ入力され、直流電圧Vi,Voにそれぞれ変換されて
比較回路14へ入力される。そして、比較回路16の比
較結果により故障状態表示回路16で該当する表示を行
う。例えば、基準電圧出力回路15の電圧Vrefを通常
運用状態レベルよりかなり高いレベルに設定しておくこ
とにより、Vref>Vo>Viの時は正常状態、Vo≦Vi
の時は上り回線増幅器6の利得低下等の異常、Vref≦
Voの時は外部からの不要波の影響又は上り回線増幅器
6の異常発振と検知できる。
bのそれぞれの高周波結合出力は検波回路13a,13
bへ入力され、直流電圧Vi,Voにそれぞれ変換されて
比較回路14へ入力される。そして、比較回路16の比
較結果により故障状態表示回路16で該当する表示を行
う。例えば、基準電圧出力回路15の電圧Vrefを通常
運用状態レベルよりかなり高いレベルに設定しておくこ
とにより、Vref>Vo>Viの時は正常状態、Vo≦Vi
の時は上り回線増幅器6の利得低下等の異常、Vref≦
Voの時は外部からの不要波の影響又は上り回線増幅器
6の異常発振と検知できる。
【0035】更に具体的に、図1で示した本発明の実施
の形態に係る無線中継増幅装置における上り回線の高周
波結合器12a,12b、上り回線増幅器6、検波回路
13a,13b、比較回路14、基準電圧出力回路1
5、故障状態表示回路16に関する部分について図2の
回路図を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態
に係る無線中継増幅装置の特徴部分の回路図である。図
1と対応させながら図2の回路を説明すると、上り回線
増幅器6に相当する高周波増幅器A1と、高周波結合器
12aに相当するコンデンサC10及び高周波増幅器A
10と、高周波結合器12bに相当するコンデンサ20
及び高周波増幅器A20と、検波器13aに相当するコ
ンデンサC11、ダイオードCR10、抵抗器R10,
R11と、検波器13bに相当するコンデンサC21、
ダイオードCR20、抵抗器R20,R21と、比較回
路14に相当するオペアンプIC10,IC20、抵抗
器R12,R22,R23,R30と、基準電圧出力回
路15に相当する可変抵抗器VR30と、故障状態表示
回路16に相当する発光ダイオードCR40,CR4
1、NPN形のトランジスタQ40,Q41、抵抗器R
40,R41,R42,R42とから構成されている。
の形態に係る無線中継増幅装置における上り回線の高周
波結合器12a,12b、上り回線増幅器6、検波回路
13a,13b、比較回路14、基準電圧出力回路1
5、故障状態表示回路16に関する部分について図2の
回路図を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態
に係る無線中継増幅装置の特徴部分の回路図である。図
1と対応させながら図2の回路を説明すると、上り回線
増幅器6に相当する高周波増幅器A1と、高周波結合器
12aに相当するコンデンサC10及び高周波増幅器A
10と、高周波結合器12bに相当するコンデンサ20
及び高周波増幅器A20と、検波器13aに相当するコ
ンデンサC11、ダイオードCR10、抵抗器R10,
R11と、検波器13bに相当するコンデンサC21、
ダイオードCR20、抵抗器R20,R21と、比較回
路14に相当するオペアンプIC10,IC20、抵抗
器R12,R22,R23,R30と、基準電圧出力回
路15に相当する可変抵抗器VR30と、故障状態表示
回路16に相当する発光ダイオードCR40,CR4
1、NPN形のトランジスタQ40,Q41、抵抗器R
40,R41,R42,R42とから構成されている。
【0036】図2における各要素の接続関係を説明する
と、コンデンサC10の一端は高周波増幅器A1の入力
側に接続し、他端は高周波増幅器A10の入力に接続し
ている。高周波増幅器A10の出力はコンデンサC11
の一端に接続し、コンデンサC11の他端はダイオード
CR10のアノードに接続している。また、コンデンサ
C11とダイオードCR10との間には抵抗R10を介
して電圧が印加されている。
と、コンデンサC10の一端は高周波増幅器A1の入力
側に接続し、他端は高周波増幅器A10の入力に接続し
ている。高周波増幅器A10の出力はコンデンサC11
の一端に接続し、コンデンサC11の他端はダイオード
CR10のアノードに接続している。また、コンデンサ
C11とダイオードCR10との間には抵抗R10を介
して電圧が印加されている。
【0037】そして、ダイオードCR10のカソードは
オペアンプIC10の反転入力端子に抵抗R12を介し
て接続している。また、ダイオードCR10と抵抗R1
2との間は抵抗R11を介して接地されている。
オペアンプIC10の反転入力端子に抵抗R12を介し
て接続している。また、ダイオードCR10と抵抗R1
2との間は抵抗R11を介して接地されている。
【0038】また、コンデンサC20の一端は高周波増
幅器A1の出力側に接続し、他端は高周波増幅器A20
の入力に接続している。高周波増幅器A20の出力はコ
ンデンサC21の一端に接続し、コンデンサC21の他
端はダイオードCR20のアノードに接続している。ま
た、コンデンサC21とダイオードCR20との間には
抵抗R20を介して電圧が印加されている。
幅器A1の出力側に接続し、他端は高周波増幅器A20
の入力に接続している。高周波増幅器A20の出力はコ
ンデンサC21の一端に接続し、コンデンサC21の他
端はダイオードCR20のアノードに接続している。ま
た、コンデンサC21とダイオードCR20との間には
抵抗R20を介して電圧が印加されている。
【0039】そして、ダイオードCR20のカソードは
オペアンプIC10の非反転入力端子に抵抗R22を介
して接続し、更にオペアンプIC20の非反転入力端子
に抵抗R23を介して接続している。また、ダイオード
CR20と抵抗R22及び抵抗R23との間は抵抗R2
1を介して接地されている。
オペアンプIC10の非反転入力端子に抵抗R22を介
して接続し、更にオペアンプIC20の非反転入力端子
に抵抗R23を介して接続している。また、ダイオード
CR20と抵抗R22及び抵抗R23との間は抵抗R2
1を介して接地されている。
【0040】オペアンプIC10の非反転入力端子
(+)にはダイオードCR20からの出力電圧Voが入
力され、反転入力端子(−)にはダイオードCR10か
らの入力電圧Viが入力され、オペアンプIC10の出
力端子は抵抗R40を介してトランジスタQ40のベー
スに接続している。
(+)にはダイオードCR20からの出力電圧Voが入
力され、反転入力端子(−)にはダイオードCR10か
らの入力電圧Viが入力され、オペアンプIC10の出
力端子は抵抗R40を介してトランジスタQ40のベー
スに接続している。
【0041】オペアンプIC20の非反転入力端子
(+)にはダイオードCR20からの出力電圧Voが入
力され、反転入力端子(−)には可変抵抗VR30から
の基準電圧Vref が抵抗R30を介して入力され、オペ
アンプIC20の出力端子は抵抗R41を介してトラン
ジスタQ41のベースに接続している。
(+)にはダイオードCR20からの出力電圧Voが入
力され、反転入力端子(−)には可変抵抗VR30から
の基準電圧Vref が抵抗R30を介して入力され、オペ
アンプIC20の出力端子は抵抗R41を介してトラン
ジスタQ41のベースに接続している。
【0042】可変抵抗VR30の一端には電圧が印加さ
れ、他端は接地されている。トランジスタQ40のコレ
クタには発光ダイオードCR40のカソードが接続し、
トランジスタQ40のエミッタは接地されている。トラ
ンジスタQ41のコレクタには発光ダイオードCR41
のカソードが接続し、トランジスタQ41のエミッタは
接地されている。発光ダイオードCR40のアノードに
は抵抗R42を介して電圧が印加され、発光ダイオード
CR41のアノードには抵抗43を介して電圧が印加さ
れている。
れ、他端は接地されている。トランジスタQ40のコレ
クタには発光ダイオードCR40のカソードが接続し、
トランジスタQ40のエミッタは接地されている。トラ
ンジスタQ41のコレクタには発光ダイオードCR41
のカソードが接続し、トランジスタQ41のエミッタは
接地されている。発光ダイオードCR40のアノードに
は抵抗R42を介して電圧が印加され、発光ダイオード
CR41のアノードには抵抗43を介して電圧が印加さ
れている。
【0043】次に、図2の回路の動作について具体的に
説明する。対移動局共用器4の上り回線入力フィルタ4
bから入力された電波(上り回線入力)は高周波増幅器
A1により増幅されて上り回線出力となって対基地局共
用器3の上り回線出力フィルタ3bに出力される。
説明する。対移動局共用器4の上り回線入力フィルタ4
bから入力された電波(上り回線入力)は高周波増幅器
A1により増幅されて上り回線出力となって対基地局共
用器3の上り回線出力フィルタ3bに出力される。
【0044】一方、上り回線入力及び出力はそれぞれ、
使用周波数に対して高いインピーダンスを持つように選
ばれたコンデンサC10,C20により本線の利得に影
響を与えず結合信号として取り出され、高周波増幅器A
10,A20へそれぞれ入力される。ここで、高周波増
幅器を使用するのは、結合信号は通常微少であり、処理
できるレベルにする為のものであり、高周波増幅器A1
Oの利得に比べ高周波増幅器A20の利得は、わずかに
小さくなるように設定する。
使用周波数に対して高いインピーダンスを持つように選
ばれたコンデンサC10,C20により本線の利得に影
響を与えず結合信号として取り出され、高周波増幅器A
10,A20へそれぞれ入力される。ここで、高周波増
幅器を使用するのは、結合信号は通常微少であり、処理
できるレベルにする為のものであり、高周波増幅器A1
Oの利得に比べ高周波増幅器A20の利得は、わずかに
小さくなるように設定する。
【0045】高周波増幅器A10,A20で増幅された
結合信号はそれぞれコンデンサC11,C21を通り、
ダイオードCR10,CR20でそれぞれ検波され直流
電圧に変換される。抵抗器R10,R11はダイオード
CR1Oに、抵抗器R20,R21はダイオードCR2
0に、それぞれ直流バイアスをかけるためのものであ
り、コンデンサC11,C21は直流電流が高周波増幅
器A10,A20に流れ込まないようにする為のもので
ある。
結合信号はそれぞれコンデンサC11,C21を通り、
ダイオードCR10,CR20でそれぞれ検波され直流
電圧に変換される。抵抗器R10,R11はダイオード
CR1Oに、抵抗器R20,R21はダイオードCR2
0に、それぞれ直流バイアスをかけるためのものであ
り、コンデンサC11,C21は直流電流が高周波増幅
器A10,A20に流れ込まないようにする為のもので
ある。
【0046】ダイオードCR1Oの検波出力は入力電圧
Viとなり、抵抗器R12を経てオペアンプIC10の
反転入力端子に入力される。また、ダイオードCR20
の検波出力は出力電圧Voとして抵抗器R22を経てオ
ペアンプIC10の非反転入力端子に入力される。抵抗
器R12,R22はオペアンプIC10の入力保護用と
して用いられる。
Viとなり、抵抗器R12を経てオペアンプIC10の
反転入力端子に入力される。また、ダイオードCR20
の検波出力は出力電圧Voとして抵抗器R22を経てオ
ペアンプIC10の非反転入力端子に入力される。抵抗
器R12,R22はオペアンプIC10の入力保護用と
して用いられる。
【0047】通常時は、高周波増幅器A1の利得分に相
当するだけ、VoがViより大きいので、オペアンプIC
10の出力は“Hi(High)”となり、トランジス
タQ40はON状態となり、発光ダイオードCR40は
点灯状態となる。一方、高周波増幅器A1が利得低下等
により故障した場合は、高周波増幅器A10の利得>高
周波増幅器A20の利得の関係となるため、Vo≦Viと
なり、オペアンプIC10の出力は“Lo(Low)”
となり、トランジスタQ40はOFF状態となり、発光
ダイオードCR40は消灯する。これにより、高周波増
幅器A1(上り回線増幅器6)の利得低下等の故障を検
知することができる。
当するだけ、VoがViより大きいので、オペアンプIC
10の出力は“Hi(High)”となり、トランジス
タQ40はON状態となり、発光ダイオードCR40は
点灯状態となる。一方、高周波増幅器A1が利得低下等
により故障した場合は、高周波増幅器A10の利得>高
周波増幅器A20の利得の関係となるため、Vo≦Viと
なり、オペアンプIC10の出力は“Lo(Low)”
となり、トランジスタQ40はOFF状態となり、発光
ダイオードCR40は消灯する。これにより、高周波増
幅器A1(上り回線増幅器6)の利得低下等の故障を検
知することができる。
【0048】また、可変抵抗器VR30により基準電圧
Vrefを通常運用時のVoに比べ大きい値に設定しておく
ことにより、外部からの不要波の影響又は高周波増幅器
A1の異常発振等によりVoがVrefの値を超えた時、オ
ペアンプIC20の出力は“Hi(High)”となり
トランジスタQ41がON状態となり、発光ダイオード
CR41は点灯し、外部からの不要波の影響若しくは異
常発振等の異常を検知できる。通常時は、Vo<Vrefの
ため、オペアンプIC20の出力は“Lo(Low)”
であり、トランジスタQ41もOFF状態で発光ダイオ
ードCR41は消灯している。尚、オペアンプIC1
0,IC20は、コンパレータを用いても同様な動作が
可能である。
Vrefを通常運用時のVoに比べ大きい値に設定しておく
ことにより、外部からの不要波の影響又は高周波増幅器
A1の異常発振等によりVoがVrefの値を超えた時、オ
ペアンプIC20の出力は“Hi(High)”となり
トランジスタQ41がON状態となり、発光ダイオード
CR41は点灯し、外部からの不要波の影響若しくは異
常発振等の異常を検知できる。通常時は、Vo<Vrefの
ため、オペアンプIC20の出力は“Lo(Low)”
であり、トランジスタQ41もOFF状態で発光ダイオ
ードCR41は消灯している。尚、オペアンプIC1
0,IC20は、コンパレータを用いても同様な動作が
可能である。
【0049】以上、二つの発光ダイオードCR40,C
R41により上り回線増幅器6(高周波増幅器A1)の
異常及び外部からの不要波に対する影響を検知すること
が可能である。特に、高周波増幅器A1の利得低下の異
常を発光ダイオードCR40の消灯で検知でき、外部か
らの不要波の影響又は高周波増幅器A1の異常発振を発
光ダイオードCR41の点灯で検知できる。また、高周
波増幅器A1の正常は、発光ダイオードCR40の点灯
で検知できるようになっている。
R41により上り回線増幅器6(高周波増幅器A1)の
異常及び外部からの不要波に対する影響を検知すること
が可能である。特に、高周波増幅器A1の利得低下の異
常を発光ダイオードCR40の消灯で検知でき、外部か
らの不要波の影響又は高周波増幅器A1の異常発振を発
光ダイオードCR41の点灯で検知できる。また、高周
波増幅器A1の正常は、発光ダイオードCR40の点灯
で検知できるようになっている。
【0050】その他の構成例として、それぞれの検波出
力をA/D変換してデジタル信号として取り扱えば、ソ
フトウェアにより故障検知だけではなく、利得モニタ等
も行うことができ、増幅器の状態を把握することにより
事前に故障を予測することも可能になる。例えば、上記
の検波出力をA/D変換したデジタル信号を上位監視系
等の外部モニタ装置に送信するようにし、当該モニタ装
置で受信したデジタル信号を常時モニタして、異常値に
は達していないが、正常値に比べて変化が見られる場合
に、故障の前兆と判断して、装置の早めの修理等の対応
が可能となるものである。具体的には、正常値が1V
で、異常値が2Vで設定されている場合に、モニタ装置
での常時モニタの結果、1.5Vとなった時は、故障の
前兆と判断し、事前に故障を予測するものである。
力をA/D変換してデジタル信号として取り扱えば、ソ
フトウェアにより故障検知だけではなく、利得モニタ等
も行うことができ、増幅器の状態を把握することにより
事前に故障を予測することも可能になる。例えば、上記
の検波出力をA/D変換したデジタル信号を上位監視系
等の外部モニタ装置に送信するようにし、当該モニタ装
置で受信したデジタル信号を常時モニタして、異常値に
は達していないが、正常値に比べて変化が見られる場合
に、故障の前兆と判断して、装置の早めの修理等の対応
が可能となるものである。具体的には、正常値が1V
で、異常値が2Vで設定されている場合に、モニタ装置
での常時モニタの結果、1.5Vとなった時は、故障の
前兆と判断し、事前に故障を予測するものである。
【0051】次に、上記その他の構成例を図3を用いて
説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る無線中継
増幅装置の特徴部分の別の例を示す構成ブロック図であ
る。図3に示す回路では、ダイオードCR10,CR2
0で検波された直流電圧を入力して処理を行う処理部2
0と、正常/異常を表示する表示部16″とから構成さ
れている。尚、直流電圧を検波するまでの回路は、図2
と同様である。
説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る無線中継
増幅装置の特徴部分の別の例を示す構成ブロック図であ
る。図3に示す回路では、ダイオードCR10,CR2
0で検波された直流電圧を入力して処理を行う処理部2
0と、正常/異常を表示する表示部16″とから構成さ
れている。尚、直流電圧を検波するまでの回路は、図2
と同様である。
【0052】処理部20は、入力される直流電圧Vi,
Voを各々アナログ信号からデジタル信号に変換するA
/D変換器21a,21bと、デジタル変換された信号
値を記憶するメモリ22a,22bと、外部から設定さ
れた基準電圧Vrefの値を記憶するメモリ22cと、Vi
の値、Voの値、Vrefの値を読み取り、比較処理を行っ
て正常/異常の表示指示を表示部16″に出力する処理
手段23とを有している。
Voを各々アナログ信号からデジタル信号に変換するA
/D変換器21a,21bと、デジタル変換された信号
値を記憶するメモリ22a,22bと、外部から設定さ
れた基準電圧Vrefの値を記憶するメモリ22cと、Vi
の値、Voの値、Vrefの値を読み取り、比較処理を行っ
て正常/異常の表示指示を表示部16″に出力する処理
手段23とを有している。
【0053】次に、処理手段23における処理を図4を
用いて説明する。図4は、処理手段23における処理を
示すフローチャート図である。処理手段23での処理
は、各メモリ22a,22b,22cからViの値、Vo
の値、Vrefの値を取得する(S1)。そして、Vref>
Voであるかどうかの判定を行う(S2)。Vref>Vo
であれば(Yesの場合)、次に、Vo>Viであるかど
うかの判定を行う(S3)。ここで、Vo>Viであれば
(Yesの場合)、上り回線増幅器6(高周波増幅器A
1)は正常と判定し、表示部16″に正常の表示を指示
する(S4)。
用いて説明する。図4は、処理手段23における処理を
示すフローチャート図である。処理手段23での処理
は、各メモリ22a,22b,22cからViの値、Vo
の値、Vrefの値を取得する(S1)。そして、Vref>
Voであるかどうかの判定を行う(S2)。Vref>Vo
であれば(Yesの場合)、次に、Vo>Viであるかど
うかの判定を行う(S3)。ここで、Vo>Viであれば
(Yesの場合)、上り回線増幅器6(高周波増幅器A
1)は正常と判定し、表示部16″に正常の表示を指示
する(S4)。
【0054】また、処理S3の判定で、Vo>Viでなけ
れば(Noの場合)、上り回線増幅器6(高周波増幅器
A1)は利得低下等であると判定し、表示部16″に上
り回線増幅器の利得低下の表示を指示する(S5)。
れば(Noの場合)、上り回線増幅器6(高周波増幅器
A1)は利得低下等であると判定し、表示部16″に上
り回線増幅器の利得低下の表示を指示する(S5)。
【0055】また、処理S2の判定で、Vref>Voでな
ければ(Noの場合)、上り回線増幅器6(高周波増幅
器A1)は外部からの不要波の影響を受けているか若し
くは異常発振となっていると判定し、表示部16″に上
り回線増幅器6(高周波増幅器A1)の異常発振等の表
示を指示する(S6)。
ければ(Noの場合)、上り回線増幅器6(高周波増幅
器A1)は外部からの不要波の影響を受けているか若し
くは異常発振となっていると判定し、表示部16″に上
り回線増幅器6(高周波増幅器A1)の異常発振等の表
示を指示する(S6)。
【0056】これら表示の指示が為されると、処理を終
了する。図4に示した一連の処理は、処理部20内に備
えるタイマ等により定期的に繰り返し為されるものであ
る。尚、上述の処理では、処理S2でVref>Voを判定
し、次に処理S3でVo>Viを判定しているが、処理S
3を処理S2の前に行うようにしても構わない。
了する。図4に示した一連の処理は、処理部20内に備
えるタイマ等により定期的に繰り返し為されるものであ
る。尚、上述の処理では、処理S2でVref>Voを判定
し、次に処理S3でVo>Viを判定しているが、処理S
3を処理S2の前に行うようにしても構わない。
【0057】また、図3に示した処理部20では、メモ
リ22a,22b,22cの3つのメモリを設けていた
が、1つのメモリにVi,Vo,Vrefを記憶するように
しても構わない。更に、処理部20では、ViとVoそれ
ぞれにA/D変換器21a,21bを対応付けて設けて
いるが、1つのA/D変換器を用い、そのA/D変換器
の前段にスイッチを設けて、ViとVoとを選択的に入力
してデジタル変換するようにしても構わない。
リ22a,22b,22cの3つのメモリを設けていた
が、1つのメモリにVi,Vo,Vrefを記憶するように
しても構わない。更に、処理部20では、ViとVoそれ
ぞれにA/D変換器21a,21bを対応付けて設けて
いるが、1つのA/D変換器を用い、そのA/D変換器
の前段にスイッチを設けて、ViとVoとを選択的に入力
してデジタル変換するようにしても構わない。
【0058】また、表示部16″での表示形態は、特定
のLEDを点滅させるようにしてもよいし、LCDを用
いて異常内容を詳細に表示させるようにしてもよい。
のLEDを点滅させるようにしてもよいし、LCDを用
いて異常内容を詳細に表示させるようにしてもよい。
【0059】本発明の実施の形態に係る無線中継増幅装
置によれば、上り回線増幅器6の前段と後段に高周波結
合器12a,12bと検波回路13a,13bを設け、
前段の入力電圧Viと後段の出力電圧Voと基準電圧Vre
fとを比較回路14で比較し、Vref>Vo>Viであれば
正常とし、Vo≦Viであれば上り回線増幅器6の利得低
下異常とし、Vref≦Voであれば外部からの不要波の影
響を受けているか、又は上り回線増幅器6の発振異常と
して検知しているので、上り回線増幅器6の異常状態を
的確に検知できる効果がある。
置によれば、上り回線増幅器6の前段と後段に高周波結
合器12a,12bと検波回路13a,13bを設け、
前段の入力電圧Viと後段の出力電圧Voと基準電圧Vre
fとを比較回路14で比較し、Vref>Vo>Viであれば
正常とし、Vo≦Viであれば上り回線増幅器6の利得低
下異常とし、Vref≦Voであれば外部からの不要波の影
響を受けているか、又は上り回線増幅器6の発振異常と
して検知しているので、上り回線増幅器6の異常状態を
的確に検知できる効果がある。
【0060】本発明の実施の形態に係る別の無線中継増
幅装置によれば、上り回線増幅器6の前段の入力電圧V
iと後段の出力電圧Voとをデジタル信号に変換し、処理
手段23にてVref,Vo,Viを比較して異常検知を行
うようにしているので、上り回線増幅器6の異常状態を
的確に検知できる効果がある。
幅装置によれば、上り回線増幅器6の前段の入力電圧V
iと後段の出力電圧Voとをデジタル信号に変換し、処理
手段23にてVref,Vo,Viを比較して異常検知を行
うようにしているので、上り回線増幅器6の異常状態を
的確に検知できる効果がある。
【0061】従って、本発明の実施の形態に係る無線中
継増幅装置では、上り回線増幅器6の故障検知を確実に
行うことができるため、保守サービスを迅速に行うこと
ができる効果がある。
継増幅装置では、上り回線増幅器6の故障検知を確実に
行うことができるため、保守サービスを迅速に行うこと
ができる効果がある。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、上り回線の信号を上り
回線増幅手段で増幅し、上り回線増幅手段に入力される
入力信号の電圧を入力電圧Viとして入力電圧検出手段
で検出し、上り回線増幅手段から出力される出力信号の
電圧を出力電圧Voとして出力電圧検出手段で検出し、
予め設定されている基準電圧Vref、入力電圧Vi、出力
電圧Voを処理手段で比較し、上り回線増幅手段の状態
を検知し、検知された状態を表示手段で表示する無線中
継増幅装置としているので、上り回線増幅手段の正常/
異常の状態を的確に検知できる効果がある。
回線増幅手段で増幅し、上り回線増幅手段に入力される
入力信号の電圧を入力電圧Viとして入力電圧検出手段
で検出し、上り回線増幅手段から出力される出力信号の
電圧を出力電圧Voとして出力電圧検出手段で検出し、
予め設定されている基準電圧Vref、入力電圧Vi、出力
電圧Voを処理手段で比較し、上り回線増幅手段の状態
を検知し、検知された状態を表示手段で表示する無線中
継増幅装置としているので、上り回線増幅手段の正常/
異常の状態を的確に検知できる効果がある。
【0063】本発明によれば、上記無線中継増幅装置に
おいて、入力電圧Vi、出力電圧Vo、基準電圧Vrefの
関係について、Vref>Vo>Viの場合、上り回線増幅
手段の状態を正常と検知し、Vo≦Viの場合、上り回線
増幅手段の状態を利得低下の異常と検知し、Vref≦Vo
の場合、上り回線増幅手段の状態を外部からの不要波の
影響若しくは発振異常と検知するようにしているので、
上り回線増幅手段の正常/異常の状態を的確に検知でき
る効果がある。
おいて、入力電圧Vi、出力電圧Vo、基準電圧Vrefの
関係について、Vref>Vo>Viの場合、上り回線増幅
手段の状態を正常と検知し、Vo≦Viの場合、上り回線
増幅手段の状態を利得低下の異常と検知し、Vref≦Vo
の場合、上り回線増幅手段の状態を外部からの不要波の
影響若しくは発振異常と検知するようにしているので、
上り回線増幅手段の正常/異常の状態を的確に検知でき
る効果がある。
【図1】本発明の実施の形態に係る無線中継増幅装置の
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る無線中継増幅装置の
特徴部分の回路図である。
特徴部分の回路図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る別の無線中継増幅装
置の特徴部分の構成ブロック図である。
置の特徴部分の構成ブロック図である。
【図4】処理手段23における処理を示すフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図5】従来の無線中継増幅装置の構成ブロック図であ
る。
る。
1…対基地局送受信アンテナ、 2…対移動局送受信ア
ンテナ、 3…対基地局共用器、 3a…下り回線入力
フィルタ、 3b…上り回線出力フィルタ、4…対移動
局共用器、 4a…下り回線出力フィルタ、 4b…上
り回線入力フィルタ、 5…下り回線増幅器、 6…上
り回線増幅器、 7…下り回線用の高周波結合器、 8
…検波回路、 9…比較回路、 10…基準電圧出力回
路、11…故障状態表示回路、 12,12a,12b
…上り回線用の高周波結合器、 13,13a,13b
…検波回路、 14,14′…比較回路、 15…基準
電圧出力回路、 16,16′…故障状態表示回路、
16″…表示部、 20…処理部、 21a,21b…
A/D変換器、 22a,22b,22c…メモリ、
23…処理手段、 A1,A10,A20…高周波増幅
器、 C10,C11,C20,C21…コンデンサ、
CR10,CR20…ダイオード、CR40,CR4
1…発光ダイオード、 IC10,IC20…オペアン
プ、Q40,Q41…トランジスタ、 R10,R1
1,R12,R20,R21,R22,R23,R3
0,R40,R41…抵抗器、 VR30…可変抵抗器
ンテナ、 3…対基地局共用器、 3a…下り回線入力
フィルタ、 3b…上り回線出力フィルタ、4…対移動
局共用器、 4a…下り回線出力フィルタ、 4b…上
り回線入力フィルタ、 5…下り回線増幅器、 6…上
り回線増幅器、 7…下り回線用の高周波結合器、 8
…検波回路、 9…比較回路、 10…基準電圧出力回
路、11…故障状態表示回路、 12,12a,12b
…上り回線用の高周波結合器、 13,13a,13b
…検波回路、 14,14′…比較回路、 15…基準
電圧出力回路、 16,16′…故障状態表示回路、
16″…表示部、 20…処理部、 21a,21b…
A/D変換器、 22a,22b,22c…メモリ、
23…処理手段、 A1,A10,A20…高周波増幅
器、 C10,C11,C20,C21…コンデンサ、
CR10,CR20…ダイオード、CR40,CR4
1…発光ダイオード、 IC10,IC20…オペアン
プ、Q40,Q41…トランジスタ、 R10,R1
1,R12,R20,R21,R22,R23,R3
0,R40,R41…抵抗器、 VR30…可変抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K042 AA06 CA02 CA15 CA19 DA32 EA03 FA21 GA02 HA01 JA01 5K067 AA26 BB04 EE06 FF18 FF23 LL14 5K072 AA25 BB13 BB25 BB27 CC31 DD11 DD16 GG14 GG22 GG27 GG36 HH03
Claims (6)
- 【請求項1】 上り回線の信号を増幅する上り回線増幅
手段に入力される入力電圧と、前記上り回線増幅手段か
ら出力される出力電圧とを検知し、予め設定されている
基準電圧と、前記入力電圧と、前記出力電圧とを比較
し、前記上り回線増幅手段の状態を検知することを特徴
とする無線中継増幅装置。 - 【請求項2】 上り回線の信号を増幅する上り回線増幅
手段と、前記上り回線増幅手段に入力される入力信号の
電圧を入力電圧として検出する入力電圧検出手段と、前
記上り回線増幅手段から出力される出力信号の電圧を出
力電圧として検出する出力電圧検出手段と、予め設定さ
れている基準電圧、前記入力電圧及び前記出力電圧を比
較し、前記上り回線増幅手段の状態を検知する処理手段
と、前記検知された状態を表示する表示手段とを有する
ことを特徴とする無線中継増幅装置。 - 【請求項3】 入力電圧をViとし、出力電圧をVoと
し、基準電圧をVrefとすると、Vref>Vo>Viの場
合、上り回線増幅手段の状態を正常と検知し、Vo≦Vi
の場合、前記上り回線増幅手段の状態を利得低下の異常
と検知し、Vref≦Voの場合、前記上り回線増幅手段の
状態を外部からの不要波の影響若しくは発振異常と検知
することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の無線
中継増幅装置。 - 【請求項4】 基地局と移動局との間での電波を増幅す
る無線中継増幅装置において、 前記移動局からの信号を受信して増幅し、前記基地局に
送信する上り回線で、 前記移動局からの受信信号を増幅する上り回線増幅器
と、 前記上り回線増幅器の前段に設けられ、前記上り回線増
幅器に入力される信号の結合出力を得る第1の高周波結
合器と、 前記上り回線増幅器の後段に設けられ、前記上り回線増
幅器から出力される信号の結合出力を得る第2の高周波
結合器と、 前記第1の高周波結合器からの結合出力から直流電圧を
検出して入力電圧Viとして出力する第1の検波回路
と、 前記第2の高周波結合器からの結合出力から直流電圧を
検出して出力電圧Voとして出力する第2の検波回路
と、 基準電圧Vrefを出力する基準電圧出力回路と、 前記第1の検波回路からの入力電圧Vi、前記第2の検
波回路からの出力電圧Vo、前記基準電圧出力回路から
の基準電圧Vrefを入力し、各電圧の関係が、Vref>V
o>Viの場合、上り回線増幅器の状態を正常と検知し、
Vo≦Viの場合、前記上り回線増幅器の状態を利得低下
の異常と検知し、Vref≦Voの場合、前記上り回線増幅
器の状態を外部からの不要波の影響若しくは発振異常と
検知する比較回路と、 前記比較回路で検知された前記上り回線増幅器の状態を
表示する表示回路とを有することを特徴とする無線中継
増幅装置。 - 【請求項5】 比較回路は、入力電圧Viを反転入力端
子に入力すると共に出力電圧Voを非反転入力端子に入
力する第1のICと、前記出力電圧Voを非反転入力端
子に入力すると共に基準電圧Vrefを反転入力端子に入
力する第2のICとを備え、 第1の高周波数結合器と第1の検波回路は、第1のコン
デンサ、第1の高周波増幅器、第2のコンデンサ、第1
のダイオードを直列に接続して成り、前記第1のコンデ
ンサの入力側を上り回線増幅器の入力側に接続すると共
に、前記第1のダイオードの出力側を前記第1のICの
反転入力端子に接続し、 第2の高周波結合器と第2の検波回路は、第3のコンデ
ンサ、第2の高周波増幅器、第4のコンデンサ、第2の
ダイオードを直列に接続して成り、前記第3のコンデン
サの入力側を前記上り回線増幅器の出力側に接続すると
共に、前記第2のダイオードの出力側を前記第1のIC
の非反転入力端子及び前記第2のICの非反転入力端子
に接続し、 表示回路は、前記第1のICの出力結果によりスイッチ
ングを行う第1のトランジスタと、前記第1のトランジ
スタのスイッチングにより点滅する第1の発光ダイオー
ドと、前記第2のICの出力結果によりスイッチングを
行う第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタの
スイッチングにより点滅する第2の発光ダイオードとを
備えることを特徴とする請求項4記載の無線中継増幅装
置。 - 【請求項6】 基地局と移動局との間での電波を増幅す
る無線中継増幅装置において、 前記移動局からの信号を受信して増幅し、前記基地局に
送信する上り回線で、 前記移動局からの受信信号を増幅する上り回線増幅器
と、 前記上り回線増幅器の前段に設けられ、前記上り回線増
幅器に入力される信号の結合出力を得る第1の高周波結
合器と、 前記上り回線増幅器の後段に設けられ、前記上り回線増
幅器から出力される信号の結合出力を得る第2の高周波
結合器と、 前記第1の高周波結合器からの結合出力から直流電圧を
検出して入力電圧Viとして出力する第1の検波回路
と、 前記第2の高周波結合器からの結合出力から直流電圧を
検出して出力電圧Voとして出力する第2の検波回路
と、 前記入力電圧Vi、前記出力電圧Vo、予め設定された基
準電圧Vrefから前記上り回線増幅器の状態を検知する
処理部と、 前記処理部で検知された前記上り回線増幅器の状態を表
示する表示部とを有し、 前記処理部が、前記入力電圧Viをデジタル値に変換す
る第1のA/D変換器と、前記出力電圧Voをデジタル
値に変換する第2のA/D変換器と、前記第1のA/D
変換器で変換された入力電圧Viのデジタル値、前記第
2のA/D変換器で変換された出力電圧Voのデジタル
値、前記予め設定された基準電圧Vrefのデジタル値を
記憶するメモリと、前記メモリから前記入力電圧Viの
デジタル値、前記出力電圧Voのデジタル値、前記基準
電圧Vrefのデジタル値を入力し、各電圧値の関係が、
Vrefのデジタル値>Voのデジタル値>Viのデジタル
値である場合、前記上り回線増幅器の状態を正常と検知
し、Voのデジタル値≦Viのデジタル値である場合、前
記上り回線増幅器の状態を利得低下の異常と検知し、V
refのデジタル値≦Voのデジタル値である場合、前記上
り回線増幅器の状態を外部からの不要波の影響若しくは
発振異常と検知する処理手段と、 前記処理手段で検知された前記上り回線増幅器の状態を
表示する表示部とを有することを特徴とする無線中継増
幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11067066A JP2000269873A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 無線中継増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11067066A JP2000269873A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 無線中継増幅装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000269873A true JP2000269873A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13334115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11067066A Pending JP2000269873A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 無線中継増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000269873A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526311A (ja) * | 2003-02-24 | 2006-11-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 中継器発振防止 |
US7990904B2 (en) | 2002-12-16 | 2011-08-02 | Qualcomm Incorporated | Wireless network repeater |
US8023885B2 (en) | 2004-05-13 | 2011-09-20 | Qualcomm Incorporated | Non-frequency translating repeater with downlink detection for uplink and downlink synchronization |
US8027642B2 (en) | 2004-04-06 | 2011-09-27 | Qualcomm Incorporated | Transmission canceller for wireless local area network |
US8059727B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-11-15 | Qualcomm Incorporated | Physical layer repeater configuration for increasing MIMO performance |
US8078100B2 (en) | 2002-10-15 | 2011-12-13 | Qualcomm Incorporated | Physical layer repeater with discrete time filter for all-digital detection and delay generation |
US8089913B2 (en) | 2002-10-24 | 2012-01-03 | Qualcomm Incorporated | Physical layer repeater with selective use of higher layer functions based on network operating conditions |
US8095067B2 (en) | 2004-06-03 | 2012-01-10 | Qualcomm Incorporated | Frequency translating repeater with low cost high performance local oscillator architecture |
US8122134B2 (en) | 2002-10-11 | 2012-02-21 | Qualcomm Incorporated | Reducing loop effects in a wireless local area network repeater |
US8498234B2 (en) | 2002-06-21 | 2013-07-30 | Qualcomm Incorporated | Wireless local area network repeater |
US8559379B2 (en) | 2006-09-21 | 2013-10-15 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for mitigating oscillation between repeaters |
US8774079B2 (en) | 2006-10-26 | 2014-07-08 | Qualcomm Incorporated | Repeater techniques for multiple input multiple output utilizing beam formers |
US8885688B2 (en) | 2002-10-01 | 2014-11-11 | Qualcomm Incorporated | Control message management in physical layer repeater |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP11067066A patent/JP2000269873A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8774079B2 (en) | 2006-10-26 | 2014-07-08 | Qualcomm Incorporated | Repeater techniques for multiple input multiple output utilizing beam formers |
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