JP2008147528A - 圧電バイモルフ素子の製造方法及び圧電バイモルフ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅を狭くしても製造が容易で電極間の短絡不良も発生することがない圧電バイモルフ素子の製造方法及び圧電バイモルフ素子の提供。
【解決手段】複数の長方形の圧電素子が電極を介して積層された片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子を製造する方法であって、分極時に第1の電位の電圧が印加される電極の第1の露出端子を圧電素子の第1の長辺の側面に露出し、分極時に第2の電位の電圧が印加される電極の第2の露出端子を前記圧電素子の第2の長辺の側面に露出し、分極時に第3の電位の電圧が印加される電極の第3の露出端子を圧電素子の第2の長辺の側面に第2の露出端子とはずれた位置に露出するように複数の圧電素子を積層する工程と、第1〜第3の露出電極を介して各電極にそれぞれ第1〜第3の電位の電圧を印加して各圧電素子を分極する工程とを具備する。
【選択図】 図19

Description

本発明は、例えばデジタルカメラの手振れ機構におけるレンズの移動に使われる圧電バイモルフ素子の製造方法及び圧電バイモルフ素子に関する。
圧電バイモルフ素子において、より大きな変位を得るために、圧電素子を多層に積層する技術は、片持ち梁タイプも含めて既に公知である(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−37762号公報(請求項1、図1)
圧電バイモルフ素子を一体焼結で製造する場合には、分極時には3つの電極を引き出し、それぞれに別個の電位差の電圧を印加し、駆動時にはそのうち2つの電極と残りの1つの電極との間に駆動信号を印加すればよい。
このような一体焼結型で片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子の場合は、3つの引き出し電極を圧電バイモルフ素子の固定部の一端に沿って列設することが考えられる。しかし、例えば圧電バイモルフ素子の幅が2mm以下になるとこのような引き出し電極を列設することは製造上の観点からも難しく、しかも引き出し電極間で短絡不良を発生する可能性が高い。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、幅を狭くしても製造が容易で電極間の短絡不良も発生することがない圧電バイモルフ素子の製造方法及び圧電バイモルフ素子を提供することにある。
本発明に係る圧電バイモルフ素子の製造方法は、複数の長方形の圧電素子が電極を介して積層された片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子を製造する方法であって、分極時に第1の電位の電圧が印加される電極の第1の露出端子を圧電素子の第1の長辺の側面に露出し、分極時に第2の電位の電圧が印加される電極の第2の露出端子を前記圧電素子の第2の長辺の側面に露出し、分極時に第3の電位の電圧が印加される電極の第3の露出端子を圧電素子の第2の長辺の側面に第2の露出端子とはずれた位置に露出するように複数の圧電素子を積層する工程と、第1〜第3の露出電極を介して各電極にそれぞれ第1〜第3の電位の電圧を印加して各圧電素子を分極する工程とを具備する。
本発明では、第1の露出端子を圧電素子の第1の長辺の側面に露出させ、第2及び第3の露出端子をそれぞれがずれた位置となるように第2の長辺の側面に露出させているので、圧電バイモルフ素子の幅を狭くしても圧電バイモルフ素子の端部には電極が設けられておらず、従って製造が容易で電極間の短絡不良も発生することがない。
本発明では、複数の第1の露出端子、複数の第2の露出端子及びの前記第3の露出端子をそれぞれ第1〜第3の導通電極を形成して導通する工程を更に備え、分極を、第1〜第3の導通電極を介して行うようにしてもよい。
分極のためにそれぞれの露出端子に接続する必要がなく、しかも駆動時には第2及び第3の導通電極と第1の導通電極との間に駆動信号を印加すればよい。
本発明では、第1〜第3の露出端子は、片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子における固定部側の領域に設けられているようにしてもよい。
これにより、回転運動可能な自由領域をより長くとることができる。自由領域に第1〜第3の露出端子が設けられていると、この領域の回転運動を規制することになるからである。
本発明では、圧電素子の長辺が隣接するように電極が形成された複数の圧電素子が列設された積層構造体を形成する工程と、積層構造体における圧電素子の長辺側を分断する工程とを更に具備するようにしてもよい。
外形加工によって電極を露出させて導通電極(外部電極)と電気的に接続させる必要があるが、この場合には素子の長手方向は電極を露出させる必要がないので、特に寸法精度上の制約がない限り長手方向を加工しなくてもよくなる。
本発明では、積層構造体における少なくとも分断される部位において、積層された各圧電素子の第1〜第3の露出端子から延在する引き出し部位が、隣接する圧電素子における他の層の引き出し部位とオーバーラップしているようにしてもよい。
焼成後の積層構造体を所定の精度で加工し、そのときに各電極(露出端子)が露出している必要がある。例えば、電極の印刷ずれやその他の要因により幅加工によってこの露出端子は露出せず、つまり電極の引き出しができない。このようにならないように、引き出し電極は、砥石加工によって確実に露出させるような寸法設定にする必要がある。その一方で、積層構造体のサイズに対する素子数を増やすためにはできるだけ切り幅の狭い砥石で加工することが望ましい。そこで、隣接する圧電素子における他の層の引き出し部位とオーバーラップさせることで、幅加工によって確実に電極を露出させることができる。
本発明に係る圧電バイモルフ素子は、複数の長方形の圧電素子がそれぞれ第1〜第3の電極を介して積層された片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子であって、圧電素子の第1の長辺の側面に露出し、駆動時に第1の電位の電圧が印加される第1の電極の第1の露出端子と、圧電素子の第2の長辺の側面に露出し、駆動時に第2の電位の電圧が印加される第2の電極の第2の露出端子と、圧電素子の第2の長辺の側面に第2の露出端子とはずれた位置に露出し、駆動時に第2の電位の電圧が印加される第3の電極の第3の露出端子とを具備する。
これにより、製造が容易で電極間の短絡不良も発生することがない圧電バイモルフ素子を提供できる。
本発明では、第1の露出端子、複数の第2の露出端子及び複数の第3の露出端子をそれぞれ導通する第1〜第3の導通電極を更に具備するようにしてもよい。
これにより、分極のためにそれぞれの露出端子に接続する必要がなく、しかも駆動時には第2及び第3の導通電極と第1の導通電極との間に駆動信号を印加すればよい。
本発明では、圧電素子のうち第1の露出端子、第2の露出端子又は複数の第3の露出端子が形成されていない位置にオーバーラップ電極が形成され、オーバーラップ電極はそれぞれ前記第1〜第3の導通電極に接続されているようにしてもよい。
これにより、引き出し部位をオーバーラップさせることでオーバーラップ電極を露出させ、この露出したオーバーラップ電極により露出端子の密着強度を上げることが可能となる。
本発明では、第1〜第3の露出端子は、片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子における固定部側の領域に設けられているようにしてもよい。
これにより、回転運動可能な自由領域をより長くとることができる。
以上のように、本発明によれば、幅を狭くしても製造が容易で電極間の短絡不良も発生することはない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[撮像装置]
図1は本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの概略的構成を示す図である。
図1に示すように、このデジタルカメラ100は、プリズム111やレンズ112等から構成される光学係110と、CCDなどの撮像素子120と、レンズ112の手振れを補正するための手振れ補正機構200とを有する。
手振れ補正機構200は、光学系の光軸をZ軸とし、レンズ112をX方向に移動するための第1の圧電バイモルフアクチュエータ210と、レンズ112をY方向に移動するための第2の圧電バイモルフアクチュエータ220とを有する。手振れ補正機構200は、例えば、コリオリ力を検出する振動子等を用いた角速度センサにより手振れを検出してその手振れを打ち消すようにレンズ112をX方向及びY方向に移動するものである。なお、角速度センサに関しては例えば特開2005−227110号公報に詳しく記載されている。
既に説明したとおり、例えば手振れの周波数は1Hz〜2Hz程度であり、つまり極めて低周波であり、ほぼDC成分に近い。圧電バイモルフアクチュエータ210、220は、電圧駆動タイプであるから、DCに対しては素子間の抵抗が大きく、消費電力は小さい。よって、手振れ補正のためのレンズ112の移動に圧電バイモルフアクチュエータ210、220を用いることによって消費電力を極力抑えて手振れ補正を実行することができる。また、圧電バイモルフアクチュエータ210、220によるストロークは後述するように500μm程度と非常に小さいが、手振れ補正の量はこれに合致する程度よいことから、実用性が極めて高い。更に、後述する圧電素子の多層構造を採用することで、ストロークをより大きく取ることが可能である。
[圧電バイモルフアクチュエータ]
図2は第1の圧電バイモルフアクチュエータ210及び第2の圧電バイモルフアクチュエータ220の概略的な構成を示す図である。
図2に示すように、図中上下方向に変移可能な片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子211と、圧電バイモルフ素子211の先端部212に取付けられ、軸(例えば丸ピン)213が係合し、図中水平方向に長径Lの長孔214を有する軸連結部材215とを有する。軸213は、移動の対象となる対象物216に取付けられている。
軸連結部材215では、軸連結部材215が長径DLの長孔214を有するので、圧電バイモルフ素子211の先端部212の曲線運動を直線運動に変換することができる。すなわち、第1の圧電バイモルフアクチュエータ210及び第2の圧電バイモルフアクチュエータ220は、対象物216を直線的に移動させることができる。
圧電バイモルフ素子211は、台座217に固定された変形しない固定部218と、上記の曲線運動をするように変形する変形部219とを有する。この圧電バイモルフ素子211の構造及びその製造方法の一例については、後に詳述する。
軸連結部材215は、例えばモールド成形等による樹脂成形部品での製造される。軸連結部材215は、PC(ポリカーボネート)、ABS(アクリロニトリル ・ブタジエン・スチレン )等汎用的に用いられている材料を用いればよい。その他、金属材料を用いても勿論構わない。
図3及び図4は圧電バイモルフ素子211と軸連結部材215との接続構造を示した図である。
図3及び図4に示すように、軸連結部材215は、圧電バイモルフ素子211の先端部212を裏面を除く、表面及び両側面を覆う連結部215bを有する。連結部215bと圧電バイモルフ素子211の先端部212とは、例えば瞬間接着剤などによって接着してもよい。
図5及び図6は圧電バイモルフ素子211と軸連結部材215との接続構造の他の例を示した図である。
図5及び図6に示すように、軸連結部材215は、圧電バイモルフ素子211の先端部212を一側面を除く、表裏両面及び他側面を覆う連結部215cを有する。上記と同様に、連結部215cと圧電バイモルフ素子211の先端部212とは、例えば瞬間接着剤などによって接着してもよい。
図7は対象物216の軸213と軸連結部材215の長孔214との関係を模式的に表した図である。
図7に示すように、軸213は任意の公差を有するφDの円とすると、変位対象物216の直線運動方向Y方向についてφD=Dとなる。軸213を構成する一般的な金属ピンの場合の外径公差は数μm程度である。このφDの軸213と軸連結部材215の長孔214はDよりも大きい必要があり、これをDaとする。第1の圧電バイモルフアクチュエータ210や第2の圧電バイモルフアクチュエータ220と対象物216との間に回転自由度を持たせるためには軸213の最大径D(max)に対して軸213の最小径Da(min)はDa(min)=D(max)+mとなる必要がある。このmが最小クリアランスとなる。例えば、軸213の公差幅を5μm、孔公差を10μmとすると、軸213と長孔214のクリアランスは m+5+10=m+15μm となり、m=5μmとすると、クリアランスは5μm〜20μm となる。
クリアランスを大きくすることにより軸回転での摩擦抵抗が減るがその一方で「ガタ」が増えることになるので、クリアランスは軸回転摩擦を考慮した上でできるだけ小さくすることが望ましく、例えばmは0μm〜10μm程度にすればよい。一方、変位対象物216の移動方向と直交した向きで圧電バイモルフ素子211の長手方向であるX軸方向に対しては、軸213の外径はY軸方向と同様にDであり、それに対して長孔214はDLとなる。X軸方向のクリアランスをmLとすると、DL=D+mL となる。このmLは、図8に示すように、圧電バイモルフ素子211の先端部212のX軸方向の突き出し差mXに対してmL>mX となっている必要があり、公差やバラツキを考慮すると、DL=D(max)+mX(max)となっていれば良いことになる。また、実際の第1の圧電バイモルフアクチュエータ210や第2の圧電バイモルフアクチュエータ220の組み込み精度バラツキなども考慮しDLを大きくすることも可能である。DLを大きくすることによる変位性能劣化は原理的にない。
これら対象物216の軸213と軸連結部材215の長孔214との間の軸連結の部分については、一般的に用いられているシリコングリスなどを塗り、摩擦量を低減することが有効である。
図9及び図10は軸連結の部分にグリスが充填されやすい構造を示した図である。
図9及び図10に示すように、この構造は、軸連結部材215の長孔214と平行する一側面側より長孔214に貫通するグリス充填孔221を設けたものである。グリス充填孔221には、グリス222が充填されている。このグリス222が軸213と軸連結部材215の長孔214との間の軸連結の部分に供給され、これらの間での潤滑性が高められるようになっている。
以上のような構成の第1の圧電バイモルフアクチュエータ210及び第2の圧電バイモルフアクチュエータ220をもちいることで、非常に簡単な構造でしかもスムーズに片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子211の回転運動を直線運動に変換することができる。
[手振れ補正機構(移動装置)]
図11は手振れ補正機構200の構成を示す斜視図、図12は図11に示す手振れ補正機構200の側面図である。
図11及び図12に示すように、デジタルカメラ100内の手振れ補正機構200が配置される所定の部位には、X方向に軸方向を有する軸101の両端を保持するための軸保持部材102、103、同様にX方向に軸方向を有する軸104の両端を保持するための軸保持部材105、106とが配置されている。軸101と軸104との間には、手振れ補正機構200が配置されている。
手振れ補正機構200は、第1の保持部材230と、第2の保持部材250とを有する。
第1の保持部材230は、軸101に対してX方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材231、232をY方向の一方側に有し、軸104に対してX方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材233、234とをY方向の他方側に有する。第1の保持部材230は、Y方向に軸方向を有する軸235をX方向の一方側に有し、Y方向に軸方向を有する軸236をX方向の他方側に有し、軸235の両端を保持するための軸保持部材237、238をX方向の一方側に有し、軸236の両端を保持するための軸保持部材239、240をX方向の他方側に有する。
第2の保持部材250は、レンズ112を保持するレンズ保持部251を有する。第2の保持部材250は、軸235に対してY方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材252、253をX方向の一方側に有し、軸236に対してY方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材254、255とをX方向の他方側に有する。第2の保持部材250は、X方向に軸方向を有する軸256をY方向の一方側に有し、軸256の両端を保持するための軸保持部材257、258をY方向の一方側に有する。
第1の圧電バイモルフアクチュエータ210の軸連結部材215の長孔214は、Y方向に移動可能に軸235に係合する。第2の圧電バイモルフアクチュエータ220の軸連結部材215の長孔214は、X方向に移動可能に軸256に係合する。
例えば、第1の圧電バイモルフアクチュエータ210及び第2の圧電バイモルフアクチュエータ220の圧電バイモルフ素子211の幅は2.4mmであり、その変形部219の長さ(自由長)は20mmであり、変形部の延長部分を含んだ圧電バイモルフ素子211の長さは28mmである。ここでは、軸連結部材215に0.8mm×1.5mmの長孔214(R0.4mm)が設けられており、この長孔214にφ0.8mmの軸213が係合されている。
図13は第1及び第2の圧電バイモルフアクチュエータ210、220の駆動周波数とレンズの変位量との関係を示したグラフ、図14は駆動電圧とレンズの変位量との関係を示したグラフである。
第1及び第2の圧電バイモルフアクチュエータ210、220単体での先端部の変位量は、手振れ補正の現実の作動周波数である1Hz前後において約550μmであったが、直線運動のみに自由度を持たせたときには約500μmの直線変位を確保できており、約10%の変位減少に留まっている。なお、図13のグラフにて横軸は変位周波数であり、周波数が高くなるほど変位量が減少しているが、これは変位対象物の慣性重量(約0.5g)によるものである。また、図14に示すように、駆動電圧とレンズの変位量とはほぼ線形的な関係にあり、ここでは18Vで上記の500μm程度の直線変位を確保できる。
(手振れ補正機構(移動装置)の他の例)
図15は手振れ補正機構300の構成を示す斜視図である。
図15に示すように、手振れ補正機構300は、デジタルカメラ100内の所定の部位の軸101と軸104との間に配置されている。
手振れ補正機構300は、第1の保持部材330と、第2の保持部材350とを有する。
第1の保持部材330は、軸101に対してX方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材331、332をY方向の一方側に有し、軸104に対してX方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材333、334とをY方向の他方側に有する。第1の保持部材330は、Y方向に軸方向を有する軸335をX方向の一方側に有し、Y方向に軸方向を有する軸336をX方向の他方側に有し、軸335の両端を保持するための軸保持部材337、338をX方向の一方側に有し、軸336の両端を保持するための軸保持部材339、340をX方向の他方側に有する。
第2の保持部材350は、レンズ112を保持するレンズ保持部351を有する。第2の保持部材350は、軸335に対してY方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材352、353をX方向の一方側に有し、軸336に対してY方向に移動可能に係合する2つの軸連結部材354、355とをX方向の他方側に有する。第2の保持部材350は、X方向に軸方向を有する軸356をY方向の一方側に有し、軸356の両端を保持するための軸保持部材357、358をY方向の一方側に有する。
第1の圧電バイモルフアクチュエータ310は、第1の圧電バイモルフアクチュエータ210及び第2の圧電バイモルフアクチュエータ220とは連結部材の構成が異なる。第1の圧電バイモルフアクチュエータ310は、第1の保持部材330のX軸方向の他方側に連結されている。
図16は第1の圧電バイモルフアクチュエータ310と第1の保持部材330と連結部分を示す図である。
図16に示すように、第1の圧電バイモルフアクチュエータ310の先端に取付けられた伸縮連結部材311はZ方向(上下方向に)に実質的に伸縮可能となるようにU字上の断面構造(U字の開放部がX方向を向いている。)を有する。これにより、第1の圧電バイモルフアクチュエータ310の回転運動がX方向への直線運動に変換される。
第2の圧電バイモルフアクチュエータ320は、既に説明した第2の圧電バイモルフアクチュエータ220と同様の構成を有する。すなわち、第2の圧電バイモルフアクチュエータ320の軸連結部材215の長孔214は、X方向に移動可能に軸356に係合する。
なお、第1の圧電バイモルフアクチュエータ310の先端に取付けられた伸縮連結部材を別の構成としても勿論構わない。
例えば、図17に示すように、伸縮連結部材340の先端にX方向に対して薄い板構造の薄板部341を有し、薄板部341を介して第1の圧電バイモルフアクチュエータ310の先端と第1の保持部材330とを連結してZ方向(上下方向に)に実質的に伸縮可能となるように構成してもよい。
また、図18に示すように、伸縮連結部材350の先端にZ方向に対して薄い板構造の薄板部351を有し、薄板部351を介して第1の圧電バイモルフアクチュエータ310の先端と第1の保持部材330とを連結してZ方向(上下方向に)に実質的に伸縮可能となるように構成してもよい。
[圧電バイモルフ素子の構造]
図19はこの実施形態に係る圧電バイモルフ素子211の構成を示す斜視図、図20は図19に示す圧電バイモルフ素子221の平面図、図21は図19に示す圧電バイモルフ素子221の左側面図、図22は図19に示す圧電バイモルフ素子221の右側面図である。また、図23は図19に示す圧電バイモルフ素子221を層毎に分解した概念図である。
これらの図に示すように、この圧電バイモルフ素子211は、上部に4層の圧電素子501〜504、下部に4層の圧電素子505〜508の合計4層の圧電素子501〜508を積層した構造となっている。
図23に示すように、最上層の圧電素子501の表面には、外部電極509が形成され、最下層の圧電素子508の裏面には、外部電極510が形成されている。圧電素子501と圧電素子502との間には、第1の内部電極511が形成されている。圧電素子502と圧電素子503との間には、第2の内部電極512が形成されている。圧電素子503と圧電素子504との間には、第1の内部電極513が形成されている。圧電素子504と圧電素子505との間には、第2の内部電極514が形成されている。圧電素子505と圧電素子506との間には、第3の内部電極515が形成されている。圧電素子506と圧電素子507との間には、第2の内部電極516が形成されている。圧電素子507と圧電素子508との間には、第3の内部電極517が形成されている。
図19及び図20に示すように、圧電素子501の表面には、圧電素子501の表面の一端部の一側面側の領域に外部電極509よりも幅狭の引き出し電極518が形成されている。引き出し電極518は、一端が外部電極509に接続されて圧電素子501の端部に向けて延在すると共に、L字状に曲がって他端が一側面側に導出している。なお、最下層の圧電素子508の裏面にも、同様に外部電極510に接続された引き出し電極518が形成されている。
第1の内部電極511、513には、図24に示すように、他側面側に向けて延在すると共に他側面まで導出した引き出し電極(露出端子)519、520が接続されている。第2の内部電極512、514、516には、図25に示すように、一側面側に向けて延在すると共に一側面まで導出した引き出し電極(露出端子)521、522、523が接続されている。第3の内部電極515、517には、図26に示すように、他側面側に向けて延在すると共に他側面まで導出した引き出し電極(露出端子)524、525が接続されている。引き出し電極519と引き出し電極520とは平面的にオーバーラップする位置に導出され、引き出し電極524と引き出し電極525とは同様に平面的にオーバーラップする位置に導出されている。引き出し電極519及び引き出し電極520と引き出し電極524及び引き出し電極525とは、平面的にオーバーラップしないように、例えば0.4mm程度の間隔を有するようにされている。
図21に示すように、他側面(左側面)まで導出した引き出し電極519、520は、圧電バイモルフ素子211の側面に帯状に形成された外部電極526により接続さている。同様に、引き出し電極(露出端子)524、525も外部電極527により接続されている。図22に示すように、引き出し電極521、522、523も外部電極528により接続されている。図19及び図20に示すように、外部電極526、527、528は、最上層の圧電素子501の表面及び最下層の圧電素子508の裏面にも及ぶように形成されている。なお、図27〜図29は外部電極526、527、528が形成される以前の圧電バイモルフ素子211を示している。
ここで、各引き出し電極519〜525の幅、引き出し電極519〜525間距離を各々0.4mmとし、また圧電バイモルフ素子211の端部からの距離も同じく0.4mmとすると、3つの引き出し電極519〜525を形成するために必要な寸法は
0.4×3(電極数)+0.4×2(電極間距離)+0.4×2(素子端子数)=2.8mm
となる。
従って、図30に示すように、圧電バイモルフ素子211の幅方向に3つの引き出し電極519〜525を形成するためには圧電バイモルフ素子211の幅は2.8mm以上が必要となる。一方、図20に示すような電極配置にすると、圧電バイモルフ素子211の幅方向に引き出し電極圧電バイモルフ素子211は並ばず、2電極519、520、524、525側の必要寸法は2mmとなり、圧電バイモルフ素子211の幅の制約を受けずにすむ。図20より、素子の固定部長を2mmとすると、圧電バイモルフ素子211の変位有効長は20mmとなる。
[圧電バイモルフ素子の製造方法]
図31は圧電バイモルフ素子の一般的な製造方法を示す工程フローである。
材料が混合された(ステップ401)圧電粉末に所定の仮焼処理を行い(ステップ402)、その後粉砕して微粒子化する(ステップ403)。
この微粒子と所定の有機溶剤若しくは水溶性溶媒とバインダを混合してスラリを作成する(ステップ404)。このスラリーをシート成型装置により所定の厚さのシート(グリーンシート)を作成する(ステップ405)。このグリーンシートに内部電極ペーストをスクリーン印刷などにより印刷する(ステップ406)。積層圧電素子の内部電極材は例えば銀や銀とパラジウムの合金、プラチナなどである。
内部電極を印刷したシートを所定の位置精度で重ねて積層し(ステップ407、408)、熱プレスにより積層シートを作る(ステップ409)。この積層シートを所定のサイズに分断して基板形状とし(ステップ410)、高温の炉で積層体に含まれる有機分を熱分解する(脱脂:ステップ411)。有機分が無くなった基板を所定の雰囲気で調整された高温炉にて焼結処理を行い積層体を焼結体にする(ステップ412)。
焼結した素子はしかるべき外形加工を行い(ステップ413)、素子表面に外部電極を形成する(ステップ414)。一般的には、銀ペーストをスクリーン印刷によりしかるべき場所に塗布した後に熱処理により銀電極を形成する。その後、所定の電圧を印加して分極処理を行う(ステップ415)。
この実施形態では、ステップ407、408、409において、図24〜図26に示したように、3種類の内部電極511〜517を積層していく。このときの積層方向の電極は図23のようにする。
このように3種類の内部電極511〜517を積層していくと、焼成後幅加工後(ステップ412及び413の後)に図27〜図29に示すように、各3つの引き出し電極519〜525が圧電バイモルフ素子211の側面に露出する。図28に示すように、圧電バイモルフ素子211の左側面には引き出し電極519、520、524、525が圧電バイモルフ素子211長手方向にオフセットした状態で露出し、図29に示すように、圧電バイモルフ素子211の右側面には引き出し電極521、522、523が露出する。この圧電バイモルフ素子211に外部電極526、527、528を形成する(ステップ414)と、図19〜図22に示した構造となる。
そして、図32に示すように、引き出し電極524、525よりも引き出し電極521、522、523が+Vの電位差を有し、引き出し電極521、522、523よりも引き出し電極519、520が+Vの電位差を有するように電圧を印加して分極を行う(ステップ415)と、圧電バイモルフ素子211は、図33に示すように、のように分極される。図33に示したように分極された圧電バイモルフ素子211に対して、図34に示すようにに、引き出し電極521、522、523と引き出し電極524、525及び引き出し電極519、520との間に電圧Vをかけることにより、圧電バイモルフ素子211上部と圧電バイモルフ素子211下部の伸縮が逆になり圧電バイモルフとして作用することになる。
以上の説明からわかるように、圧電バイモルフ素子211の幅方向に電極引き出し面を設けており、上記のステップ413の工程において圧電バイモルフ素子211の幅方向はダイヤモンド砥石などにより適宜の寸法精度、面形状となるように加工する必要があり、外形加工によって内部電極511〜517を露出させて外部電極526、527、528と電気的に接続させる必要があるが、圧電バイモルフ素子211の長手方向は電極を露出させる必要がないので、特に寸法精度上の制約が無い限り長手方向を加工しなくてもよい。
なお、分極時と駆動時では電圧の印加方法が異なっていたが、更に図35及び図36に示すよう、圧電素子の数が偶数のときと奇数のときとでは電圧の印加方法が異なることになる。図36は圧電素子の数が偶数のときで素子の左側が分極時の配線を示し、右側が駆動時の配線を示している。また、図37は圧電素子の数が奇数のときで素子の左側が分極時の配線を示し、右側が駆動時の配線を示している。なお、図35及び図36において、Aは電極を示し、Bは圧電素子を示している。
また、工程の効率を高めるために、圧電バイモルフ素子211を個々に焼成するのではなく、上記のステップ410に示したように適宜の数量を並べこれを一体として基板化して焼成することが望まれる。この場合、圧電バイモルフ素子211間の寸法は、焼成収縮率や、外形加工時の砥石幅などを考慮して設計する必要がある。この寸法算出については、焼成時の収縮率などを考慮する必要があるが、例えば図37に示すように、焼成後の基板(積層構造体)600を所定の精度で加工し、そのときに各引き出し電極519〜525が露出している必要がある。しかし、例えば内部電極511〜517の印刷ずれやその他の要因により図38のような位置にあると、幅加工によって引き出し電極519〜525は露出せず、つまり電極の引き出しができない。このため、引き出し電極519〜525は、砥石加工によって確実に露出させるような寸法設定にする必要がある。その一方で、基板(積層構造体)600のサイズに対する圧電バイモルフ素子211の取り出し数を増やすためには、できるだけ切り幅Rの狭い砥石で加工することが望ましく、切り幅Rとしては0.5mm以下で行うことが可能である。幅加工によって確実に引き出し電極519〜525を露出させるためには、図39に示すように、隣り合う圧電バイモルフ素子211に引き出し電極519〜525をオーバーラップさせる。図39は、特に引き出し部分を抽出した断面図である。図39に示すように、隣り合う圧電バイモルフ素子211に引き出し電極519〜525がオーバーラップするようにしておくと、これを幅加工すると図40に示すようにオーバーラップ電極601も露出する。本来電気的に取り出す必要が有るのは太いラインの引き出し電極519〜525であるが、図41に示すようにオーバーラップして露出したオーバーラップ電極601は外部電極526、527、528の密着強度を高める効果が期待できる。これはセラミック面よりも電極材に対して外部電極526、527、528の密着強度が高いことによる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、圧電バイモルフアクチュエータは、撮像装置のオートフォーカスのために用いていもよい。
また、上記の移動装置は、レンズの移動だけでなく、様々な用途に活用することができる。
本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの概略的構成を示す図である。 第1の圧電バイモルフアクチュエータ及び第2の圧電バイモルフアクチュエータの概略的な構成を示す図である。 圧電バイモルフ素子と軸連結部材の接続構造を示した断面図である。 図3に示した圧電バイモルフ素子と軸連結部材の接続構造の平面図である。 圧電バイモルフ素子と軸連結部材の接続構造の他の例を示した断面図である。 図5に示した圧電バイモルフ素子と軸連結部材の接続構造の平面図である。 対象物の軸と軸連結部材の長孔との関係を模式的に表した図である。 圧電バイモルフ素子の先端部の変位量を示した図である。 軸連結の部分にグリスが充填されやすい構造を示した平面図である。 軸連結の部分にグリスが充填されやすい構造を示した側面図である。 手振れ補正機構の構成を示す斜視図である。 図11に示した手振れ補正機構の構成を示す側面図である。 第1及び第2の圧電バイモルフアクチュエータの駆動周波数とレンズの変位量との関係を示したグラフである。 第1及び第2の圧電バイモルフアクチュエータの駆動電圧とレンズの変位量との関係を示したグラフである。 手振れ補正機構の他の例の構成を示す斜視図である。 図15に示した第1の圧電バイモルフアクチュエータと第1の保持部材と連結部分を示す図である。 図15に示した第1の圧電バイモルフアクチュエータと第1の保持部材と連結部分の他の例を示す図である。 図15に示した第1の圧電バイモルフアクチュエータと第1の保持部材と連結部分の更に別の例を示す図である。 圧電バイモルフ素子の構成を示す斜視図である。 図19に示す圧電バイモルフ素子の平面図である。 図19に示す圧電バイモルフ素子の左側面図である。 図19に示す圧電バイモルフ素子の右側面図である。 図19に示す圧電バイモルフ素子を層毎に分解した概念図である。 第1の内部電極の平面図である。 第2の内部電極の平面図である。 第3の内部電極の平面図である。 外部電極が形成される以前の圧電バイモルフ素子の構成を示す斜視図である。 図27に示す圧電バイモルフ素子の左側面図である。 図27に示す圧電バイモルフ素子の右側面図である。 圧電バイモルフ素子の幅方向に3つの引き出し電極を形成した例を示す平面図である。 圧電バイモルフ素子の一般的な製造方法を示す工程フローである。 圧電バイモルフ素子の分極時の配線を示した図である。 圧電バイモルフ素子の分極状態を示した概念的な図である。 圧電バイモルフ素子の駆動時の配線を示した図である。 圧電素子の積層数が偶数のときの分極時及び駆動時の配線を示した図である。 圧電素子の積層数が奇数のときの分極時及び駆動時の配線を示した図である。 焼成後の基板(積層構造体)の加工方法を説明するための図である。 焼成後の基板(積層構造体)の加工方法(不具合ありの場合)を説明するための図である。 隣り合う圧電バイモルフ素子に引き出し電極をオーバーラップさせることを説明するために引き出し部分を抽出した断面図である。 オーバーラップ電極が露出した状態の圧電バイモルフ素子の斜視図である。 オーバーラップ電極に外部電極を被せた状態の圧電バイモルフ素子の斜視図である。
符号の説明
100 デジタルカメラ
101、104、213、235、236、256 軸
112 レンズ
120 撮像素子
200 手振れ補正機構
210 第1の圧電バイモルフアクチュエータ
211 圧電バイモルフ素子
214 長孔
215、231〜234、237〜240、252〜255、257、258 軸連結部材
216 対象物
220 第2の圧電バイモルフアクチュエータ
230 第1の保持部材
250 第2の保持部材
251 レンズ保持部
501〜508 圧電素子5
509、510、526〜528 外部電極
511〜517 内部電極
518〜525 引き出し電極
601 オーバーラップ電極

Claims (9)

  1. 複数の長方形の圧電素子が電極を介して積層された片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子を製造する方法であって、
    分極時に第1の電位の電圧が印加される電極の第1の露出端子を前記圧電素子の第1の長辺の側面に露出し、分極時に第2の電位の電圧が印加される電極の第2の露出端子を前記圧電素子の第2の長辺の側面に露出し、分極時に第3の電位の電圧が印加される電極の第3の露出端子を前記圧電素子の第2の長辺の側面に前記第2の露出端子とはずれた位置に露出するように前記複数の圧電素子を積層する工程と、
    前記第1〜第3の露出電極を介して前記各電極にそれぞれ前記第1〜第3の電位の電圧を印加して前記各圧電素子を分極する工程と
    を具備することを特徴とする圧電バイモルフ素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の圧電バイモルフ素子の製造方法であって、
    複数の前記第1の露出端子、複数の前記第2の露出端子及び複数の前記第3の露出端子をそれぞれ第1〜第3の導通電極を形成して導通する工程を更に備え、
    前記分極を、前記第1〜前記第3の導通電極を介して行うことを特徴とする圧電バイモルフ素子の製造方法。
  3. 請求項1に記載の圧電バイモルフ素子の製造方法であって、
    前記第1〜前記第3の露出端子は、片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子における固定部側の領域に設けられていることを特徴とする圧電バイモルフ素子の製造方法。
  4. 請求項1に記載の圧電バイモルフ素子の製造方法であって、
    前記圧電素子の長辺が隣接するように前記電極が形成された複数の圧電素子が列設された積層構造体を形成する工程と、
    前記積層構造体における前記圧電素子の長辺側を分断する工程と
    を更に具備することを特徴とする圧電バイモルフ素子の製造方法。
  5. 請求項4に記載の圧電バイモルフ素子の製造方法であって、
    前記積層構造体における少なくとも前記分断される部位において、前記積層された各圧電素子の第1〜第3の露出端子から延在する引き出し部位が、隣接する圧電素子における他の層の引き出し部位とオーバーラップしていることを特徴とする圧電バイモルフ素子の製造方法。
  6. 複数の長方形の圧電素子がそれぞれ第1〜第3の電極を介して積層された片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子であって、
    前記圧電素子の第1の長辺の側面に露出し、駆動時に第1の電位の電圧が印加される第1の電極の第1の露出端子と、
    前記圧電素子の第2の長辺の側面に露出し、駆動時に第2の電位の電圧が印加される第2の電極の第2の露出端子と、
    前記圧電素子の第2の長辺の側面に前記第2の露出端子とはずれた位置に露出し、駆動時に第2の電位の電圧が印加される第3の電極の第3の露出端子と
    を具備することを特徴とする圧電バイモルフ素子。
  7. 請求項6に記載の圧電バイモルフ素子であって、
    前記第1の露出端子、複数の前記第2の露出端子及び複数の前記第3の露出端子をそれぞれ導通する第1〜第3の導通電極を更に具備することを特徴とする圧電バイモルフ素子。
  8. 請求項7に記載の圧電バイモルフ素子であって、
    前記圧電素子のうち前記第1の露出端子、前記第2の露出端子又は複数の前記第3の露出端子が形成されていない位置にオーバーラップ電極が形成され、前記オーバーラップ電極はそれぞれ前記第1〜第3の導通電極に接続されていることを特徴とする圧電バイモルフ素子。
  9. 請求項6に記載の圧電バイモルフ素子であって、
    前記第1〜前記第3の露出端子は、片持ち梁タイプの圧電バイモルフ素子における固定部側の領域に設けられていることを特徴とする圧電バイモルフ素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200045923A (ko) * 2018-10-23 2020-05-06 (주)와이솔 적층형 압전 소자

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