JP2008147430A - 静電吸着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2個以上の被吸着物を重ねた状態で静電チャック装置に吸着させる静電吸着方法、および被吸着物のうち、静電チャック装置側の被吸着物を吸着させたままで、他の被吸着物を離脱させる静電吸着方法を提供する。
【解決手段】静電チャック装置10の第1の電極34および第2の電極35に電圧を印加して、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42を重ねた状態で静電チャック装置10に静電吸着させた後、第1の電極34および第2の電極35の電位差を大きくすることによって、静電チャック装置10側の第1の被吸着物41を吸着させたままで、第2の被吸着物42を静電チャック装置10から離脱させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、双極型の静電チャック装置を用いた被吸着物の静電吸着方法に関する。
静電チャック装置は、内部に設けた電極に電圧を印加することよって被吸着物を静電吸着させる装置である。
静電チャック装置としては、単極型および双極型の2種類の静電チャック装置が知られている。単極型の静電チャック装置は、1つの電極と1つの被吸着物との間に電位差を生じさせることにより被吸着物を吸着する。双極型の静電チャック装置は、2つの電極にそれぞれ極性の異なる電圧を印加し、2つの電極間に電位差を生じさせることにより1つの被吸着物を吸着する(例えば、特許文献1)。
しかし、2個以上の被吸着物を重ねた状態で静電チャック装置に吸着させる方法、および該被吸着物のうち、静電チャック装置側の被吸着物を吸着させたままで、他の被吸着物を離脱させる方法は、いままで知られていない。
特開2004−235563号公報
よって、本発明の目的は、2個以上の被吸着物を重ねた状態で静電チャック装置に吸着させる静電吸着方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、静電チャック装置に吸着させた2個以上の被吸着物のうち、静電チャック装置側の被吸着物を吸着させたままで、他の被吸着物を離脱させる静電吸着方法を提供することにある。
本発明の静電吸着方法は、2つ以上の電極を有する静電チャック装置の各電極に電圧を印加して、n個(nは2以上の整数である。)の被吸着物を重ねた状態で前記静電チャック装置に静電吸着させることを特徴とする。
前記被吸着物は、前記静電チャック装置に直接吸着される第1の被吸着物と、該第1の被吸着物を介して前記静電チャック装置に吸着される第2の被吸着物とからなり、前記第1の被吸着物は、絶縁体であり、前記第2の被吸着物は、導電体であることが好ましい。
本発明の静電吸着方法においては、前記電極間の電位差を大きくすることによって、前記静電チャック装置に近いi個(iは1以上n−1以下の整数である。)の被吸着物を吸着させたままで、他の被吸着物を前記静電チャック装置から離脱させてもよい。
前記電極が、第1の電極と第2の電極とからなり、前記第2の電極の面積を前記第1の電極の面積よりも大きくし、第1の電極と第2の電極との電位差を大きくする際には、前記第1の電極の電圧を変化させることなく、前記第2の電極の電圧を変化させることが好ましい。
前記電極が、第1の電極と第2の電極とからなり、前記第2の電極の面積を前記第1の電極の面積よりも大きくし、第1の電極と第2の電極との電位差を大きくする際には、前記第2の電極の電圧を変化させることなく、前記第1の電極の電圧を変化させることが好ましい。
本発明の静電吸着方法によれば、2個以上の被吸着物を重ねた状態で静電チャック装置に吸着させることができる。
また、本発明の静電吸着方法によれば、静電チャック装置に吸着させた2個以上の被吸着物のうち、静電チャック装置側の被吸着物を吸着させたままで、他の被吸着物を離脱させることができる。
<静電チャック装置>
図1は、本発明における静電チャック装置の一例を示す断面図である。静電チャック装置10は、基板20と、該基板20に接着剤層21を介して接着される電極シート30とを具備する。
(電極シート)
電極シート30は、一対の絶縁性有機フィルム31、32が、絶縁性接着剤層33を介して貼着され、絶縁性接着剤層33内に第1の電極34および第2の電極35が交互に配設されたものである。絶縁性有機フィルム32の露出面が、被吸着物を吸着する吸着面となる。
図2は、電極シート30の正面図である。第1の電極34および第2の電極35は、櫛歯状電極であり、これら櫛歯状電極が所定間隔をあけて互いに接触することなく噛み合った状態で同一平面上に配設されている。また、第1の電極34および第2の電極35は、それぞれ、櫛歯状電極から延びるリード線の先端に形成された端子36、37を有する。
なお、第1の電極34および第2の電極35は、図1に示すように、絶縁性有機フィルム31に接して形成されていてもよく、図3に示すように、絶縁性有機フィルム31、32から離間するように形成されていてもよく、図4に示すように、絶縁性有機フィルム32に接して形成されていてもよい。
絶縁性有機フィルム31、32の材料としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等。)、ポリオレフィン(ポリエチレン等。)、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミド、トリアセチルセルロース、シリコーンゴム等が挙げられ、絶縁性に優れる点から、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリイミド、シリコーンゴム、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォンが好ましく、ポリイミドが特に好ましい。
ポリイミドフィルムの市販品としては、東レ・デュポン社製の商品名カプトン、宇部興産社製の商品名ユーピレックス、カネカ社製の商品名アピカル等が挙げられる。
絶縁性有機フィルム31、32の厚さは、20〜150μmが好ましく、25〜75μmがより好ましい。被吸着物を吸着する側の絶縁性有機フィルム32の厚さが20μm未満では、表面の傷によって絶縁性が低下するおそれがある。絶縁性有機フィルム32の厚さが150μmを超えると、充分な静電吸着力が得られないおそれがある。
絶縁性接着剤層33の絶縁性接着剤としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、スチレン系ブロック共重合体、アミン化合物、ビスマレイミド化合物等から選択される1種以上の樹脂を主成分とする接着剤が挙げられる。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノール型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、グリシジルエーテル型、グリシジルエステル型、グリシジルアミン型、トリヒドロキシフェニルメタン型、テトラグリシジルフェノールアルカン型、ナフタレン型、ジグリシジルジフェニルメタン型、ジグリシジルビフェニル型等の2官能以上のエポキシ樹脂等が挙げられ、ビスフェノール型エポキシ樹脂が好ましく、ビスフェノールA型エポキシ樹脂が特に好ましい。
エポキシ樹脂を主成分とする接着剤は、必要に応じて、イミダゾール類、第3アミン類、フェノール類、ジシアンジアミド類、芳香族ジアミン類、有機過酸化物等の硬化剤、硬化促進剤を含んでいてもよい。
フェノール樹脂としては、アルキルフェノール樹脂、p−フェニルフェノール樹脂、ビスフェノールA型フェノール樹脂等のノボラックフェノール樹脂、レゾールフェノール樹脂、ポリフェニルパラフェノール樹脂等が挙げられる。
スチレン系ブロック共重合体としては、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)等が挙げられる。
第1の電極34および第2の電極35としては、銅、アルミニウム、金、銀、白金、クロム、ニッケル、タングステン、これらの合金等の金属薄膜をパターニングしたものが好ましい。金属薄膜としては、蒸着、メッキ、スパッタリング等により成膜されたもの、導電性ペーストを塗布乾燥して成膜されたもの、銅箔等の金属箔等が挙げられる。
第1の電極34および第2の電極35の厚さは、1〜50μmが好ましく、3〜25μmがより好ましい。電極の厚さが1μm未満では、均一な膜を形成しにくいため安定した製造が困難になる上、外部の電源装置からの配線をはんだ等により接合する場合には、接合部の強度が不充分になるおそれがある。電極の厚さが50μmを超えると、吸着面に現れる凹凸が顕著になることにより、被吸着物と接する部分の平面度が損なわれやすく、結果として静電チャック装置10と被吸着物との吸着面における密着性が減少し、吸着力の低下や不安定さを引き起こすおそれがある。また、第1の電極34と第2の電極35との間の電気絶縁を行うべき絶縁性接着剤層33の埋まり込みが不充分になって、絶縁破壊を起こすおそれがある。電極の厚さが25μm以下であれば、第1の電極34と第2の電極35との間の電気絶縁を行うべき絶縁性接着剤層33の埋まり込みが充分に行えるため、静電チャック装置10の絶縁耐久性が向上する。
第1の電極34および第2の電極35の幅は、0.05〜10mmが好ましい。電極の幅が0.05mm未満では、静電吸着に充分な電界強度を発現できないおそれがある。電極の幅が10mmを超えると、双極型静電チャック装置の特徴であるグラディエント力を発現するための電界強弱の繰り返し間隔が大きくなりすぎて充分な吸着力を発現できないおそれがある。
第1の電極34と第2の電極35との間隔は、2mm以下が好ましい。電極の間隔が2mmを超えると、電極間に充分な静電力が発現せず、吸着力が不充分となるおそれがある。
(基板)
基板20としては、アルミニウム基板、ステンレス基板、セラミック基板等が挙げられる。
接着剤層21の接着剤としては、絶縁性接着剤層33の接着剤と同様のものが挙げられる。
<吸着方法>
以下、静電チャック装置10を用いた本発明の静電吸着方法を説明する。
まず、図5に示すように、アースに接続された台50の上に、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42を、第1の被吸着物41が上側となるように重ねて配置する。ついで、第1の被吸着物41上に、電極シート30側を下に向けて静電チャック装置10を移動させ、第1の被吸着物41の表面に電極シート30側を接触させる(ステップA)。
なお、第1の被吸着物41と第2の被吸着物42とは、ずれていてもよい。
第1の電極34および第2の電極35に電圧を印加して(好ましくは、極性の同じ電圧を印加して)、図6に示すように、第1の被吸着物41を静電チャック装置10に吸着させると同時に、該第1の被吸着物41を介して第2の被吸着物42を静電チャック装置10に吸着させ、静電チャック装置10を上方に移動させる(ステップB)。
ついで、プラズマ等によるドライエッチング処理等の所定の処理を行った後、第1の電極34と第2の電極35と間の電位差を大きくして、図7に示すように、第1の被吸着物41を吸着させたままで、第2の被吸着物42のみを静電チャック装置10から離脱させる(ステップC)。
静電チャック装置10に吸着されたままの第1の被吸着物41は、静電チャック装置10ごと次の工程へと搬送される。また、該工程において、第1の電極34と第2の電極35と間の電位差を小さくして(元に戻して)、別の第2の被吸着物を第1の被吸着物41を介して静電チャック装置10に吸着させてもよい。
本発明において、「導電体」は、静電吸着を行う環境下における電気伝導率がおおむね10S/cm以上である被吸着物を指し、「絶縁体」は、静電吸着を行う環境下における電気伝導率がおおむね10−6S/cm以下である被吸着物を指す。
2種類の被吸着物のうち、一方の電気伝導率がおおむね10−6S/cm以上10S/cm以下である、いわゆる「半導体」である場合、他方の被吸着物が導電体であれば、半導体を絶縁体として取り扱い、他方の被吸着物が絶縁体であれば、半導体を導電体として取り扱うことができる。
第1の被吸着物41としては、絶縁体または半導体が好ましい。具体的には、各種のガラス、セラミックス、樹脂等の板状物またはフィルム状物;単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、化合物半導体(ガリウム砒素等。)等の半導体材料の板状物;これらを組み合わせて板状に成形した複合体等が挙げられる。
第1の被吸着物41の表面または内部には、透明電極、有機半導体材料(ペンタセン等。)、微細な電気回路(TFT等。)カラーフィルタ、各種光学制御膜(反射防止膜等。)等の各種構成部材が部分的または全体に形成されていてもよい。
第2の被吸着物42としては、導電体または半導体が好ましい。具体的には、各種金属、各種導電性樹脂、グラファイトカーボン等の板状物;単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、化合物半導体(ガリウム砒素等。)等の半導体材料の板状物;絶縁体の板状物の表面に導電体または半導体の薄膜を形成した複合体等が挙げられる。導電体または半導体の薄膜を形成する方法としては、例えば、蒸着、スパッタリング、溶射、塗布、印刷、貼り合わせ等が挙げられる。
第2の被吸着物42の具体例としては、第1の被吸着物41の表面を加工または保護するための、導電体または半導体からなるマスク等が挙げられる。該マスクには、加工のための貫通孔、ハンドリング等のための突起や凹凸等の微細な加工が施されていてもよい。第2の被吸着物42として、表面に酸化膜層を有する金属板、例えば、アルマイト層を有するアルミニウム板を用いることもできる。
ステップAにおいて、第1の電極34および第2の電極35に印加する電圧は、0である。ステップAにおいては、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42とも、静電チャック装置10には吸着されない。
ステップBにおいて、第1の電極34および第2の電極35に印加する電圧は、第1の被吸着物41が正に帯電しやすい場合は負の電圧とし、第1の被吸着物41が負に帯電しやすい場合は正の電圧とすると、静電吸着しやすい。例えば、第1の被吸着物41がガラス板の場合、ガラスは正に帯電しやすいため、第1の電極34および第2の電極35に負の電圧を印加すると、効果的に静電吸着できる。
印加する電圧の大きさは、静電チャック装置10の仕様、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42の質量、形状に応じて適宜設定する必要がある。すなわち、電極から第1の被吸着物41の吸着面までの距離は、静電チャック装置10によって異なる。また、電極から第2の被吸着物42までの距離は、第1の被吸着物41の厚さも関わってくる。通常、該距離が長くなるほど、静電吸着に必要な電圧の絶対値を高くする必要があり、例えば、絶縁性有機フィルム31が厚さ50μmのポリイミドであって、第1の被吸着物41が厚さ0.7mmのガラス板であり、第2の被吸着物42が厚さ0.3mmのステンレス板であって、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42の面積が同じであって、吸着面の全面が静電チャック装置10からはみ出さないように重ねて吸着する場合、第1の電極34および第2の電極35に印加する電圧は、−2.0kV〜−10.0kVが好ましく、−2.0kV〜−6.0kVがより好ましい。印加する電圧が該範囲であれば、吸着面を鉛直下方に向けても、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42を落下させることなく把持できる。電圧の絶対値を10.0kVより大きくすると、静電チャック装置を構成する各種絶縁材料によって電気絶縁を保つことが困難になる。
ステップBにおいて、第1の電極34と第2の電極35との間の電位差を小さくする(第1の電極34および第2の電極35に印加する電圧をほぼ同じにする)ことによって、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42が静電チャック装置10に吸着される。該電位差は、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42の材料、厚さ等によって決まり、一概には規定できない。前記ガラス板、ステンレス板、静電チャック装置の組み合わせ例の場合、該電位差は、0〜1.0kVが好ましく、0がより好ましい。
電位差は、第1の電極34の電圧と、第2の電極35の電圧との差の絶対値とする。
ステップCにおいて、第1の電極34と第2の電極35との間の電位差を、ステップBにおける電位差よりも大きくすることによって、第1の被吸着物41が吸着されたままで、第2の被吸着物42のみが静電チャック装置10から離脱される。該電位差は、第1の被吸着物41および第2の被吸着物42の材料、厚さ等によって決まり、一概には規定できない。前記ガラス板、ステンレス板、静電チャック装置の組み合わせ例の場合、該電位差は、2.0kV以上が好ましく、2.5kV以上がより好ましい。
第1の電極34と第2の電極35との間の電位差を大きくする方法としては、下記方法が挙げられる。
(a)第1の電極34および第2の電極35のうち、一方の電圧を変化させずに、他方の電圧を下げる方法。
(b)第1の電極34および第2の電極35のうち、一方の電圧を変化させずに、他方の電圧を上げる方法。
(c)第1の電極34および第2の電極35のうち、一方の電圧を上げ、他方の電圧を下げる方法。
該方法のうち、第1の電極34および第2の電極35に印加する電圧が正の電圧の場合は、確実に第1の被吸着物41を吸着させたままで、第2の被吸着物42のみを静電チャック装置10から離脱させることができる点から、(b)の方法が好ましい。
また、(a)、(b)の方法の場合、2種類の被吸着物の電気伝導率の差が比較的大きいときは、第1の電極34および第2の電極35の面積が異なる静電チャック装置10を用い、面積の大きい方の電極に印加する電圧を変化させることにより、第1の電極34および第2の電極35の面積が同じ静電チャック装置10を用いた場合に比べ、少ない電圧の変化量で、第2の被吸着物42のみを離脱させることができる。一方、2種類の被吸着物の電気伝導率の差が比較的小さいときは、第1の電極34および第2の電極35の面積が異なる静電チャック装置10を用い、面積の小さい方の電極に印加する電圧を変化させることにより、第1の電極34および第2の電極35の面積が同じ静電チャック装置10を用いた場合に比べ、電圧の変化量を大きくしなければならなくなる分、第2の被吸着物42のみを離脱させるための微調整が容易となる。第1の電極34および第2の電極35の面積が同じ静電チャック装置10を用いるか、第1の電極34および第2の電極35の面積が異なる静電チャック装置10を用いるか、面積が異なる場合は、いずれの電極に印加する電圧を変化させるかは、第1の被吸着物41、第2の被吸着物42の組み合わせに応じて、本発明の実施者が制御しやすいように適宜選択すればよい。
以上説明した本発明の静電吸着方法にあっては、第1の電極34および第2の電極35に極性の同じ電圧を印加しているため、第1の被吸着物41を静電チャック装置10に吸着させると同時に、該第1の被吸着物41を介して第2の被吸着物42を静電チャック装置10に吸着させることができる。
また、第1の電極34および第2の電極35が静電チャック装置10に吸着された状態で、第1の電極34と第2の電極35と間の電位差を大きくすれば、第1の被吸着物41を吸着させたままで、第2の被吸着物42のみを静電チャック装置10から離脱させることができる。
なお、本発明における静電チャック装置は、図示例の静電チャック装置10に限定はされず、電極を3つ以上有する静電チャック装置であってもよい。電極がp個(pは2以上の整数である。)の場合、電極を2つのグループ[q個のグループと、(p−q)個のグループ](qは1以上(p−1)以下の整数である。)に分け、前記(a)、(b)または(c)の方法に準じて実施すればよい。
また、静電チャック装置に吸着させる被吸着物は、2個に限定はされず、3個以上であってもよい。
n個(nは2以上の整数である。)の被吸着物を吸着させた場合、電極間の電位差を大きくすることによって、静電チャック装置に近いi個(iは1以上n−1以下の整数である。)の被吸着物を吸着させたままで、他の被吸着物を静電チャック装置から離脱させることができる。nの数は、電極に印加する電圧を調整することにより、変化させることができ、iの数は、電極間の電位差を調整することにより変化させることができる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
静電チャック装置としては、図1および図2に示す構成を有する双極型の静電チャック装置(1)、(2)、および単極型の静電チャック装置(3)を用意した。
静電チャック装置(1):電極シートの大きさ:150mm×150mm、第1の電極および第2の電極の幅:1.5mm、第1の電極と第2の電極との間隔:1.5mm、基板:アルミニウム基板、絶縁性有機フィルム:ポリイミドフィルム。
静電チャック装置(2):電極シートの大きさ:150mm×150mm、第1の電極の幅:1.0mm、第2の電極の幅:2.0mm、第1の電極と第2の電極との間隔:1.5mm、第2の電極の面積は第1の電極の面積の2倍、基板:アルミニウム基板、絶縁性有機フィルム:ポリイミドフィルム。
静電チャック装置(3):電極シートの大きさ:150mm×150mm、電極の大きさ:148mm×148mm、基板:アルミニウム基板、絶縁性有機フィルム:ポリイミドフィルム。
被吸着物としては、2種類の被吸着物を用意した。
ガラス板(第1の被吸着物、絶縁体):大きさ:120mm×120mm、厚さ:0.7mmのパイレックス(登録商標)ガラス板。
ステンレス板(第2の被吸着物、導電体):大きさ:130mm×130mm、厚さ:0.3mmのステンレス板。
〔実施例1〕
アース接続した水平な実験台にステンレス板を配置し、ステンレス板の上にガラス板を重ねた。
(i)ガラス板の上に、電極シート側を下に向けて静電チャック装置(1)を移動させ、ガラス板の表面に電極シート側を電極に電圧を印加しない状態で接触させた。
(ii)第1の電極および第2の電極に同時に−4.0kVの電圧を印加して静かに静電チャック装置(1)を上方へ移動したところ、ガラス板およびステンレス板が静電チャック装置(1)に吸着されたことを確認した。そのまま3分間保持した。
(iii)第1の電極の電圧を−4.0kVに保持したまま、第2の電極の電圧を+1.0kV/秒の速さで正の方向に変化させていった。
(iv)第2の電極の電圧が−0.5kVとなったところで、ステンレス板のみが静電チャック装置(1)から離脱、落下し、ガラス板は静電チャック装置(1)に吸着されたままであった。
Figure 2008147430
〔実施例2〕
アース接続した水平な実験台にステンレス板を配置し、ステンレス板の上にガラス板を重ねた。
(i)ガラス板の上に、電極シート側を下に向けて静電チャック装置(1)を移動させ、ガラス板の表面に電極シート側を電極に電圧を印加しない状態で接触させた。
(ii)第1の電極に−4.3kVの電圧および第2の電極に−3.7kVの電圧を同時に印加して静かに静電チャック装置(1)を上方へ移動したところ、ガラス板およびステンレス板が静電チャック装置(1)に吸着されたことを確認した。そのまま3分間保持した。
(iii)第1の電極の電圧を−4.3kVに保持したまま、第2の電極の電圧を+1.0kV/秒の速さで正の方向に変化させていった。
(iv)第2の電極の電圧が−0.7kVとなったところで、ステンレス板のみが静電チャック装置(1)から離脱、落下し、ガラス板は静電チャック装置(1)に吸着されたままであった。
Figure 2008147430
〔実施例3〕
アース接続した水平な実験台にステンレス板を配置し、ステンレス板の上にガラス板を重ねた。
(i)ガラス板の上に、電極シート側を下に向けて静電チャック装置(2)を移動させ、ガラス板の表面に電極シート側を電極に電圧を印加しない状態で接触させた。
(ii)第1の電極および第2の電極に同時に−4.0kVの電圧を印加して静かに静電チャック装置(2)を上方へ移動したところ、ガラス板およびステンレス板が静電チャック装置(2)に吸着されたことを確認した。そのまま3分間保持した。
(iii)第1の電極の電圧を−4.0kVに保持したまま、第2の電極の電圧を+1.0kV/秒の速さで正の方向に変化させていった。
(iv)第2の電極の電圧が−1.3kVとなったところで、ステンレス板のみが静電チャック装置(2)から離脱、落下し、ガラス板は静電チャック装置(2)に吸着されたままであった。
以上の操作をさらに2回繰り返したところ、全く同じ結果が得られ、再現性があることが確認された。
Figure 2008147430
〔実施例4〕
アース接続した水平な実験台にステンレス板を配置し、ステンレス板の上にガラス板を重ねた。
(i)ガラス板の上に、電極シート側を下に向けて静電チャック装置(2)を移動させ、ガラス板の表面に電極シート側を電極に電圧を印加しない状態で接触させた。
(ii)第1の電極および第2の電極に同時に−4.0kVの電圧を印加して静かに静電チャック装置(2)を上方へ移動したところ、ガラス板およびステンレス板が静電チャック装置(2)に吸着されたことを確認した。そのまま3分間保持した。
(iii)第2の電極の電圧を−4.0kVに保持したまま、第1の電極の電圧を+1.0kV/秒の速さで正の方向に変化させていった。
(iv)第1の電極の電圧が−0.2kVとなったところで、ステンレス板のみが静電チャック装置(2)から離脱、落下し、ガラス板は静電チャック装置(2)に吸着されたままであった。
Figure 2008147430
〔比較例1〕
アース接続した水平な実験台にステンレス板を配置し、ステンレス板の上にガラス板を重ねた。
(i)ガラス板の上に、電極シート側を下に向けて静電チャック装置(3)を移動させ、ガラス板の表面に電極シート側を電極に電圧を印加しない状態で接触させた。
(ii)電極に−4.0kVの電圧を印加して静かに静電チャック装置(3)を上方へ移動したところ、ガラス板およびステンレス板が静電チャック装置(3)に吸着されたことを確認した。そのまま3分間保持した。
(iii)電極の電圧を+1.0kV/秒の速さで正の方向に変化させていった。
(iv)電極の電圧が−1.3kVとなったところで、ガラス板およびステンレス板が静電チャック装置(3)から離脱、落下した。
Figure 2008147430
本発明の静電吸着方法によれば、フラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板等の第1の被吸着物の表面を金属マスク等の第2の被吸着物で覆って各種の加工を行う際に、該第2の被吸着物を確実に固定できるとともに、加工が終了した後に第2の被吸着物のみを容易に離脱させて第1の被吸着物を次の工程へ移行させることができ、フラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板等の生産効率を向上できる。
本発明における静電チャック装置の一例を示す断面図である。 電極シートの一例を示す正面図である。 本発明における静電チャック装置の他の例を示す断面図である。 本発明における静電チャック装置の他の例を示す断面図である。 台の上に第1の被吸着物および第2の被吸着物を重ねて配置した様子を示す断面図である。 静電チャック装置に第1の被吸着物および第2の被吸着物を吸着させた様子を示す断面図である。 静電チャック装置から第2の被吸着物のみを離脱させた様子を示す断面図である。
符号の説明
10 静電チャック装置
34 第1の電極
35 第2の電極
41 第1の被吸着物
42 第2の被吸着物

Claims (5)

  1. 2つ以上の電極を有する静電チャック装置の各電極に電圧を印加して、n個(nは2以上の整数である。)の被吸着物を重ねた状態で前記静電チャック装置に吸着させる、静電吸着方法。
  2. 前記被吸着物が、前記静電チャック装置に直接吸着される第1の被吸着物と、該第1の被吸着物を介して前記静電チャック装置に吸着される第2の被吸着物とからなり、
    前記第1の被吸着物が、絶縁体であり、
    前記第2の被吸着物が、導電体である、請求項1に記載の静電吸着方法。
  3. 前記電極間の電位差を大きくすることによって、前記静電チャック装置に近いi個(iは1以上n−1以下の整数である。)の被吸着物を吸着させたままで、他の被吸着物を前記静電チャック装置から離脱させる、請求項1または2に記載の静電吸着方法。
  4. 前記電極が、第1の電極と第2の電極とからなり、
    前記第2の電極の面積を前記第1の電極の面積よりも大きくし、
    前記第1の電極の電圧を変化させることなく、前記第2の電極の電圧を変化させる、請求項3に記載の静電吸着方法。
  5. 前記電極が、第1の電極と第2の電極とからなり、
    前記第2の電極の面積を前記第1の電極の面積よりも大きくし、
    前記第2の電極の電圧を変化させることなく、前記第1の電極の電圧を変化させる、請求項3に記載の静電吸着方法。
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