JP2008147429A - レーザアニール装置及びレーザアニール方法 - Google Patents

レーザアニール装置及びレーザアニール方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008147429A
JP2008147429A JP2006333023A JP2006333023A JP2008147429A JP 2008147429 A JP2008147429 A JP 2008147429A JP 2006333023 A JP2006333023 A JP 2006333023A JP 2006333023 A JP2006333023 A JP 2006333023A JP 2008147429 A JP2008147429 A JP 2008147429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
semiconductor film
masks
film according
laser annealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006333023A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Hamada
史郎 浜田
Yukiaki Murakami
幸明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2006333023A priority Critical patent/JP2008147429A/ja
Publication of JP2008147429A publication Critical patent/JP2008147429A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】
固体レーザ発振器を用い、アニール領域を接続して広い面積を均一に多結晶化する。
【解決手段】
固体レーザ光源から出射するレーザビームを複数本の均等なレーザビームに分割し、複数本のレーザビームの各々を均等な長尺状開口を有する複数のマスクの対応する1つに照射し、aーSi膜上の所定ピッチで配列された複数の加工位置に、それぞれAFを行って、複数のマスクの結像をそれぞれ照射し、aーSi膜を溶融させ、冷却期間に溶融したaーSi膜をラテラル結晶成長させ、aーSi膜上で、複数のマスクの結像を短尺方向に1つのラテラル結晶成長幅未満移動して、ラテラル成長を繰り返し、ラテラル結晶をストライプ状に伸張させ、aーSi膜上で、複数のマスクの結像位置をマスクの長尺方向にずらし、前回成長したストライプ状ラテラル結晶に端部を重ねて、ストライプ状アニールを繰り返し、ストライプ状ラテラル結晶の幅を増加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザアニール装置とレーザアニール方法に関し、特にアモルファスシリコン(Si)膜やグレインサイズの小さい多結晶Si膜等の半導体膜を結晶化できる、レーザアニール装置とレーザアニール方法に関する。
液晶表示装置などにおいて、ガラス基板上に形成したアモルファスSi膜にレーザ光を照射して多結晶化することが行なわれている。アモルファスSi中の電子の移動度は高々1cm/Vsであるが、例えばエキシマレーザで結晶化した多結晶Si中の電子の移動度は100cm/Vs〜200cm/Vs程度にも達すると言われている。多結晶Si膜中の電荷担体の移動度は、多結晶中のグレインの大きさに依存する。グレインサイズの小さな多結晶Si膜にレーザアニールを行い、グレインサイズを大きくすると、電荷担体の移動度を向上できる。以下、制限的意味なく、アモルファスSi膜のレーザアニールを主に説明する。
パルス発振エキシマレーザの出力は、例えば300W程度ある。エキシマレーザの出力光を、表示装置の寸法に合わせて、例えば長さ32cm〜37cm、幅0.2mm〜0.4mm程度の長尺ビームに整形し、アモルファスSi膜上に照射する。エキシマレーザ光を照射されたアモルファスSi膜は溶融し、結晶化する。この時、長尺ビームの幅方向両側から結晶化が進み、2つのラテラル成長結晶領域が生じる。ラテラル成長結晶領域が重なり合うように、パルスレーザ光を次々に照射し、ビーム短尺方向に走査する。ラテラル成長のためにはレーザビームの縁部の強度変化が急峻であることが好ましい。ビーム強度の変化が緩やかであると、微結晶が発生してラテラル成長を阻害する。ビーム強度の変化(減少)するスロープ部は、マスクの利用などにより幅方向では十分狭くできるが、長尺方向端部では100μm程度ある。このため、長尺方向端部の結晶性は劣る。長尺方向の寸法を表示装置の寸法に合わせ、長尺方向の接続部分を液晶表示装置の表示部分に利用しないようにしている。
図4A−4Eを参照して、エキシマレーザを用いたアモルファスSi膜のアニール処理の例を説明する。図4Aに示すように、断面形状を長尺形状にした300Hzのパルス発振エキシマレーザビームELを矩形長尺形状の開口を有するマスク51で整形する。矩形の代わりに、対向2辺の開口を用いてもよい。図4Bに示すように長さ365mmの長さ方向プロファイル52l、図4Cに示すように幅200μmの幅方向プロファイル52wを得る。図4Dに示すように、このように整形したエキシマレーザビームをアモルファスシリコン膜53に照射し、照射領域54のアモルファスSi膜を溶融する。レーザアニールはガラス基板を過度に加熱することなく行なえる。
図4Eに示すように、溶融したSi膜が縁部及び下部から結晶化する。レーザビームの縁部の強度変化を急峻にし、強度が低下するスロープ部の幅を狭くすると、幅方向両側からラテラル結晶56が成長する。幅方向中央部葉、ラテラル結晶の成長前に下部からの冷却により微結晶57が成長する。幅方向縁部も側面からの冷却で微結晶55となる。長尺方向端部はスロープ部の幅が100μm程度有り、微結晶58が生じる。このようなアニール処理は長尺方向端部を重ねて複数回アニール処理を行なっても、接続部の結晶品質は劣るものとなる。
ところで、エキシマレーザは大出力が可能であるが、安定性が悪く、メインテナンスに手間がかかる。YAG等のレーザダイオード(LD)励起の固体レーザは、エキシマレーザと比べて、安定な動作が可能で、メインテナンスが楽である。2倍高調波発振(SHG)の固体レーザを用いて、アモルファスSiを結晶化できることが知られている。しかし、固体レーザの出力は、エキシマレーザと比べて小さい。例えば、3KHz発振のパルス発振固体レーザの出力は、70W(25mJ/パルス)程度である。4KHz発振で出力200Wのレーザもあるが、パルス当たりエネルギは50mJである。長尺レーザビームの寸法は、短尺方向(幅方向)で10μm以下、長尺方向(長さ方向)は長ければ長いほどよい。
エキシマレーザ同様のレーザ処理を行なうために、複数台の固体レーザ発振器を用い、出力光を重ね合わせることが考えられる。
特開2005−294493号は、Nd:YAG,Nd:YVO等の固体レーザを複数台(例えば30台)用い、出力光を重ね合わせてエキシマレーザ並みの出力とし、長尺レーザビームを形成することを提案する。固体レーザビームを重ね合わせると干渉が避けがたいので、高速偏向を行なって干渉縞を移動させる。各レーザ発振器の出力、照射位置のエネルギ密度をモニタし、照射位置で所定エネルギ密度を実現するようにバリアブルアッテネータ、励起用LDを制御し、寿命の来たレーザ発振器は取り外し、他のレーザ発振器によって一定強度を保つように制御しつつ交換を行ない、交換後は元の状態に戻す。ビームエッジ部のスティープネス(スロープ部)は、結像光学系により5μm以内にする。スティープネスは、できる限り小さい方がよい旨も開示する。スティープネスを小さくするため、アパーチャを結像光学系で結像する形式とし、結像光学系の開口数NAを大きくする。
アモルファスSi膜はガラス基板全面上に形成されるが、多結晶Si膜として利用されるのは、その極一部のみである。多結晶Si膜に変換して利用しようとする領域のみをアニール処理する提案もある。
特開2003−332235号は、複数の連続発振レーザから出射するレーザビームをそれぞれ複数のサブビームに分割し、非晶質半導体の選択された部分に照射して結晶化することを提案する。レーザビーム間の広がりの差はビームエキスパンダを用いて補正する。
特開2005−294493号公報 特開2003−332235号公報
エキシマレーザ同様のレーザ処理を行なうために複数台の固体レーザ発振器を用い、出力光を重ね合わせる方法は、実用化のためには種々の問題がある。1台の固体レーザ発振器を用い、広い面積を均等に結晶化することが望まれる。
固体レーザの出力光は精々幅10μm、長さ100mm〜150mm程度の長尺ビームしか作れない。長さ100mm〜150mmでは、表示面内で走査領域を接続する必要がある。
接続した結晶化Si膜の結晶性を確保するためには、長尺方向端部のスロープ部の幅を2μm(以下)とし、走査領域をオーバラップさせることが望まれる。長尺100mm、スロープ部の幅2μmの対物レンズは現在存在しない。露光装置レベルの対物レンズで、10mm長、スロープ幅2μmである。しかもこのクラスのレンズは、極めて高価で、重量も30Kg程度ある。レーザアニール装置に適用するには問題が大きい。
本発明の目的は、固体レーザ発振器を用い、アモルファスSi等の半導体膜上のアニール領域を接続して広い面積を均一に多結晶化できるレーザアニール方法ないしレーザアニール装置を提供することである。
本発明の1観点によれば、
(a)固体レーザ光源から出射する第1のレーザビームを複数本の均等な第2のレーザビームに分割する工程と、
(b)前記複数本の第2のレーザビームの各々を均等な長尺状開口を有する複数のマスクの対応する1つに照射する工程と、
(c)加工対象物である半導体膜上の所定ピッチで配列された複数の加工位置に、それぞれ自動焦点合わせを行って、前記第2のレーザビームによる前記複数のマスクの結像をそれぞれ照射し、半導体膜を溶融させ、続く冷却期間に前記溶融した半導体膜をラテラル結晶成長させる工程と、
(d)前記半導体膜上で、前記複数のマスクの結像を短尺方向に1つのラテラル結晶成長幅未満移動して、工程(c)を繰り返し、ラテラル結晶をストライプ状に伸張させる工程と、
(e)前記半導体膜上で、前記複数のマスクの結像位置をマスクの長尺方向にずらし、前回成長したストライプ状ラテラル結晶に端部を重ねて、工程(c)、(d)を繰り返し、ストライプ状ラテラル結晶の幅を増加する工程と、
を含む半導体膜のレーザアニール方法
が提供される。
本発明の他の観点によれば、
第1のレーザビームを出射するレーザ光源と、
前記第1のレーザビームを複数の第2のレーザビームに分割する分波光学系と、
各第2のレーザビームを均等な長尺形状に整形する開口を有する複数のマスクと、
前記マスクの結像をそれぞれ加工対象物である半導体膜上に所定ピッチで形成する複数の結像光学系であって、それぞれ自動焦点合わせ機構を備え、前記開口を通過した複数の各第2のレーザビームを半導体膜上に照射し、半導体膜を長尺状に溶融させる複数の結像光学系と、
加工対象物を載置し、X方向、Y方向に移動できるステージと、
前記レーザ光源からの出射光と前記ステージとの相対的関係を制御し、前記第2のレーザビームによる前記複数のマスクの結像をそれぞれ照射し、半導体膜を溶融、冷却によりラテラル結晶成長させ、半導体膜上で、前記複数のマスクの結像を短尺方向に1つのラテラル結晶成長幅未満移動して、照射を繰り返し、ラテラル結晶をストライプ状に伸張させ、半導体膜上で、前記複数のマスクの結像位置をマスクの長尺方向にずらし、前回成長したストライプ状ラテラル結晶に端部を重ねて、照射を繰り返し、ストライプ状ラテラル結晶の幅を増加する制御装置と、
を有する半導体膜用レーザアニール装置
が提供される。
長尺ビームの長尺方向端部のスロープ部の幅を約2μm以下にできるので、アニ−ル領域を接続して、広い面積を均一に結晶化できる。1つの第2のレーザビームの像を小さくすることにより小型軽量の結像レンズを利用できる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
固体レーザSLは、レーザダイオード励起のNd:YAG,Nd:YVO等の2次高調波(2ω)、波長527nm〜532nmの第1のレーザビームLBを発振する。第1のレーザビームLBはミラーM1で方向を変え、バリアブルアッテネータVA、イコライザEQを通って均一なエネルギ密度を有するレーザビームになる。パワーメータPMは、ミラーM1を移動させ、個体レーザSLから出射するレーザビームの出力をモニタできる。部分反射ミラーPM1,PM2,…、ミラーMiはレーザビームLBを均等な複数の第2のレーザビームLB1、LB2、...LBiに分波する。添字1〜iは、各第2のレーザビームを指定する。添字なしで表記するときは、まとめたものを意味する。部分反射ミラーは、誘電体多層膜で形成できる。最初の部分ミラーPM1を全反射ミラーとし、その下の光学系を省略してもよい。最後のミラーPMiも部分反射ミラーとしてもよい。分波光学系は公知の他の構成としてもよい。
複数の第2のレーザビームのそれぞれの光軸上に、バリアブルアッテネータva,コンデンサレンズCL,マスクM,結像組レンズの前段レンズFLf、結像組レンズの最終段レンズFLmが配置される。マスクMは長尺状矩形開口を有する。結像組レンズの最終段レンズFLmには、光軸方向に駆動する自動焦点合わせ機構AFが結合されている。各第2のレーザビームに対する、バリアブルアッテネータva,コンデンサレンズCL,マスクM,結像組レンズの前段レンズFLf、結像組レンズの最終段レンズFLm、自動焦点合わせ機構AFは、均等なものである。最終段レンズFLmを通ったレーザビームLBは、基板SUB上に形成したアモルファスSi膜上に均一なピッチで配置された加工領域を照射する。基板SUBは、ステージSTG上に載置されている。照射領域の走査は制御装置CTLによって制御される。
各照射領域はマスクMの像を結像し、その寸法は長さ約1mm、幅約200μmの長尺形状である。照射領域のピッチは例えば約50mmである。光源の固体レーザは1台に限られない。図に示すように任意の数の固体レーザを並列に配置し、それぞれに図1Aに示す光学系を備えることができる。レーザビームの合波は行なわないので、干渉などの問題は生じない。
図1Bは、自動焦点合わせ機構AFの構成例を示す。ガラス基板SUBは、矢印の方行に走査される。ガラス基板表面は、約20μm程度の緩やかな凹凸は避けがたい。レーザビームの照射位置より走査方向前方にハイトセンサHSが配置され、基板表面の高さを検出する。ハイトセンサの検出信号は、レンズ駆動機DRに送られ、基板表面の高さに応じて結像組レンズの最終段レンズFLmを光軸方向に駆動し、レーザビームを基板SUBの表面に焦点合わせする。
長さ1mm程度の像を結像する結像レンズとしては、顕微鏡用の対物レンズを用いることができ、スロープ部の幅は約2μm以下にできる。また、重量も100g程度とでき、ステッパ用のレンズの重量約30kgよりはるかに小さい。自動焦点合わせのため、結像レンズの少なくとも最終段を駆動する際、軽量であることは高速制御を可能にする。
このクラスのレンズは例えば20万円程度で購入でき、例え20個用いても、10mm程度の像をスロープ部の幅(解像度)2μmで結像できるステッパ用レンズの価格4000万円よりはるかに安価である。
制御装置CTLは、ラテラル成長結晶を接続して、任意の面積を均一にアニールする制御を行なう。エキシマレーザが、32cm〜37cmの長さの長尺ビームを照射するのに対し、本実施例では長さ1mmの長尺ビームを複数同時に照射する。ラテラル結晶を幅方向に伸張する点は図4A−4Eに示した従来技術と同様である。なお、アモルファスSi膜の多結晶化と同様に、グレインサイズの小さい多結晶シリコン膜をレーザアニールしてグレインサイズの大きい多結晶シリコン膜を形成することもできる。例えば、エキシマレーザアニールでグレインサイズ1μm程度以下の多結晶化を行なった後、さらにレーザアニールしてグレインサイズを大きくする。
図2Aは、基板上のレーザビーム照射の方法を概略的に示す。複数の第2のレーザビームを照射し、長尺形状の幅方向に走査することにより、複数のストライプ状領域SC1をアニールする。パルスレーザの場合は、図4Eに示すラテラル成長領域56の幅未満をステップとして、順次走査し、ストライプ状の領域を多結晶化する。連続発振レーザの場合は、長尺ビームを連続的に幅方向に走査する。次に基板を相対的に長尺ビームの長さ未満、長さ方向に移動させ、同様のアニールを繰り返して、隣の複数のストライプ状領域SC2をアニールする。
図2Bは、各ストライプ領域をアニールするレーザビームの重なりプロファイルを示す。横軸は位置を、縦軸はレーザビームの強度を示す。長さ1mmのレーザビームを端部で重ねて照射することで、広い面積を均一にアニールする。
図2Cは隣り合う照射領域のレーザビームの重なりプロファイルをより詳細に示す。縦軸、横軸は図2Bと同様である。レーザビームの長尺方向端部のスロープ部は約2μm以下であり、均一強度を有する部分を数μm重ねてレーザビームの照射を行なう。基板を次々に長尺ビームの長尺方向に移動させ、ストライプ状領域のアニールを繰り返す。やがて、照射領域が隣のレーザビームが既にアニールした領域に達する。単位領域U11内のアモルファスSi膜、多結晶Si膜等の半導体膜は全てアニールされ、未処理の半導体膜はなくなる。
図2Dに示すように、単位領域U11のアニールをおえたら、基板を大きく移動し、隣の単位領域U12、またはU21のアニールを行なう。このようにして広い面積も均一にアニール処理できる。
図3A−3Dは自動焦点合わせにおけるレンズ駆動機構の例を示す。
図3Aは、圧電(ピエゾ)駆動装置PZによって、最終段レンズを駆動する例を示す。圧電材料は、例えばPZTであり、複数層を積層したものが使える。ハイトセンサからの検出信号に応じた電圧が圧電駆動装置PZに供給され、その長さを伸縮する。
図3Bは、ボイスコイルを用いる例である。永久磁石PMの作る磁場内に最終段レンズに結合されたコイルLが配置され、ハイトセンサからの検出信号に応じた電流が供給され、位置を上下させる。
図3Cは、モータで楔を駆動する場合を示す。楔の移動により最終段レンズの保持部材が上下する。
図3Dは、ガス圧を利用した例を示す。最終段レンズの周囲から窒素ガスなどのガスを噴き出し、周囲で回収する。ガス圧に応じて最終段レンズの位置が上下する。ハイトセンサを用いなくても、基板と最終段レンズとの間の距離は一定に保たれる。但し、最適ガス圧の決定時等にハイトセンサを使って調整することはよい。
以上、実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限られない。例えば種々の変更、置換、改良、組み合わせなどが可能なことは当業者に自明であろう。
図1A,1Bは、本発明の実施例によるレーザアニール装置の構成を概略的に示すブロック図、および自動焦点合わせ機構の構成を概略的に示す側面図である。 図2A−2Dは、本発明の実施例によるレーザアニール方法を概略的に示す平面図、及びレーザ強度のプロファイルを概略的に示すグラフである。 図3A−3Dは、自動焦点合わせ機構の例を示す概略側面図である。 図4A−4Eは、エキシマレーザを用いたアモルファスシリコン膜のアニールを示す斜視図、グラフ、平面図である。
符号の説明
SL 固体レーザ、
LB レーザビーム、
VA,va バリアブルアッテネータ、
EQ イコライザ、
PM 部分反射鏡、
CL コンデンサレンズ、
M マスク、
FL 結像組レンズ、
FLf (結像組レンズの)前段レンズ、
FLm (結像組レンズの)最終段レンズ、
AF 自動焦点合わせ機構、
SUB 基板、
HS ハイトセンサ、
DR 駆動機

Claims (20)

  1. (a)固体レーザ光源から出射する第1のレーザビームを複数本の均等な第2のレーザビームに分割する工程と、
    (b)前記複数本の第2のレーザビームの各々を均等な長尺状開口を有する複数のマスクの対応する1つに照射する工程と、
    (c)加工対象物である半導体膜上の所定ピッチで配列された複数の加工位置に、それぞれ自動焦点合わせを行って、前記第2のレーザビームによる前記複数のマスクの結像をそれぞれ照射し、半導体膜を溶融させ、続く冷却期間に前記溶融した半導体膜をラテラル結晶成長させる工程と、
    (d)前記半導体膜上で、前記複数のマスクの結像を短尺方向に走査して、工程(c)を繰り返し、ラテラル結晶をストライプ状に伸張させる工程と、
    (e)前記半導体膜上で、前記複数のマスクの結像位置をマスクの長尺方向にずらし、前回成長したストライプ状ラテラル結晶に端部を重ねて、工程(c)、(d)を繰り返し、ストライプ状ラテラル結晶の幅を増加する工程と、
    を含む半導体膜のレーザアニール方法。
  2. 前記工程(c)は、前記マスクの結像の長尺方向でビーム強度が減少するスロープ部の幅が約2μm以下である請求項1記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  3. 前記工程(c)は、前記マスクの結像の長尺方向でビーム強度が一定の部分の長さが約1mm以下である請求項1または2記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  4. 前記工程(c)は、前記マスクの結像の短尺方向長さが約3μm〜10μmであり、前記工程(d)は、前記複数のマスクの結像を1つのラテラル結晶成長幅未満づつ移動する請求項1〜3のいずれか1項記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  5. 前記工程(c)は、各第2のレーザビームに対してそれぞれ結像組レンズを用い、組レンズの最終段レンズを光軸方向に移動して自動焦点合わせを行なう請求項1〜4のいずれか1項記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  6. 前記工程(c)は、各第2のレーザビームに対してそれぞれハイトセンサを用い、ハイトセンサの出力で自動焦点合わせを制御する請求項5記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  7. 前記工程(c)は、結像レンズと被加工面との間にガスを噴出して行ない、ガスの圧力に応じて自動焦点合わせを行なう請求項1〜5のいずれか1項記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  8. 前記工程(a)の複数の第2のレーザビームの本数は10本以上である請求項1〜7のいずれか1項記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  9. 前記工程(a)の第1のレーザビームは複数本のレーザビームである請求項8記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  10. (f)前記工程(e)で幅を増加したストライプ状ラテラル結晶が互いに連続した後、前記半導体膜上で、前記複数のマスクの結像位置をマスクの長尺方向に沿って、未処理領域上に、ずらし、前回成長したラテラル結晶に端部を重ねて、工程(c)、(d)、(e)を繰り返す工程、
    をさらに含む請求項1〜9のいずれか1項記載の半導体膜のレーザアニール方法。
  11. 第1のレーザビームを出射するレーザ光源と、
    前記第1のレーザビームを複数の第2のレーザビームに分割する分波光学系と、
    各第2のレーザビームを均等な長尺形状に整形する開口を有する複数のマスクと、
    前記マスクの結像をそれぞれ加工対象物である半導体膜上に所定ピッチで形成する複数の結像光学系であって、それぞれ自動焦点合わせ機構を備え、前記開口を通過した複数の各第2のレーザビームを半導体膜上に照射し、半導体膜を長尺状に溶融させる複数の結像光学系と、
    加工対象物を載置し、X方向、Y方向に移動できるステージと、
    前記レーザ光源からの出射光と前記ステージとの相対的関係を制御し、前記第2のレーザビームによる前記複数のマスクの結像をそれぞれ照射し、半導体膜を溶融、冷却によりラテラル結晶成長させ、半導体膜上で、前記複数のマスクの結像を短尺方向に1つのラテラル結晶成長幅未満移動して、照射を繰り返し、ラテラル結晶をストライプ状に伸張させ、半導体膜上で、前記複数のマスクの結像位置をマスクの長尺方向にずらし、前回成長したストライプ状ラテラル結晶に端部を重ねて、照射を繰り返し、ストライプ状ラテラル結晶の幅を増加する制御装置と、
    を有する半導体膜用レーザアニール装置。
  12. 前記複数の結像光学系のそれぞれが長さ約1mmの像を端部のビーム強度が減少するスロープ部の幅を約2μm以下で結像できる請求項11記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  13. 前記マスク、結像光学系は、長尺方向長さ約1mm以下、短尺方向幅約3μm〜10μmの結像を、半導体膜上に形成できる請求項11または12記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  14. 前記複数の結像光学系のそれぞれが組レンズを含み、前記自動焦点合わせ機構は、前記各組レンズの最終段レンズを光軸方向に移動する請求項11〜13のいずれか1項記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  15. 前記結像光学系は、各第2のレーザビームに対してハイトセンサを備え、ハイトセンサの出力によって前記自動焦点合わせ機構を制御する請求項14記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  16. 前記結像光学系のそれぞれは、結像レンズと加工対象面との間にガスを噴出し、圧力で焦点合わせを行なう請求項11〜14のいずれか1項記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  17. 前記複数の第2のレーザビームの本数は10本以上である請求項11〜16のいずれか1項記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  18. 前記レーザ光源は、複数の第1のレーザビームを出射する請求項11〜17のいずれか1項記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  19. 前記レーザ光源は、レーザダイオード励起の固体レーザの高次波を出力する請求項11〜18のいずれか1項記載の半導体膜用レーザアニール装置。
  20. 前記レーザ光源は、波長527nm〜532nmの範囲のレーザ光を出射する請求項19記載の半導体膜用レーザアニール装置。
JP2006333023A 2006-12-11 2006-12-11 レーザアニール装置及びレーザアニール方法 Pending JP2008147429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006333023A JP2008147429A (ja) 2006-12-11 2006-12-11 レーザアニール装置及びレーザアニール方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006333023A JP2008147429A (ja) 2006-12-11 2006-12-11 レーザアニール装置及びレーザアニール方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008147429A true JP2008147429A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39607262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006333023A Pending JP2008147429A (ja) 2006-12-11 2006-12-11 レーザアニール装置及びレーザアニール方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008147429A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120109496A (ko) * 2009-11-05 2012-10-08 브이 테크놀로지 씨오. 엘티디 저온 폴리실리콘막의 형성 장치 및 방법
CN105957023A (zh) * 2016-04-19 2016-09-21 南京工程学院 一种基于色度空间变换的激光线条纹图像增强和去噪方法
US11352698B2 (en) 2019-04-25 2022-06-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Atomic layer deposition apparatus and methods of fabricating semiconductor devices using the same

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102311A (ja) * 1990-08-22 1992-04-03 Sony Corp 半導体薄膜の結晶化方法
JPH06291038A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Ricoh Co Ltd 半導体材料製造装置
JPH11186163A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜形成方法および薄膜形成装置
JP2003124136A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Hitachi Ltd レーザアニール方法およびレーザアニール装置並びにtft基板
JP2003332235A (ja) * 2002-05-17 2003-11-21 Fujitsu Ltd 半導体結晶化方法及び装置
JP2005294493A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toshiba Corp レーザプロセスおよびレーザアニール装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102311A (ja) * 1990-08-22 1992-04-03 Sony Corp 半導体薄膜の結晶化方法
JPH06291038A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Ricoh Co Ltd 半導体材料製造装置
JPH11186163A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜形成方法および薄膜形成装置
JP2003124136A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Hitachi Ltd レーザアニール方法およびレーザアニール装置並びにtft基板
JP2003332235A (ja) * 2002-05-17 2003-11-21 Fujitsu Ltd 半導体結晶化方法及び装置
JP2005294493A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toshiba Corp レーザプロセスおよびレーザアニール装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120109496A (ko) * 2009-11-05 2012-10-08 브이 테크놀로지 씨오. 엘티디 저온 폴리실리콘막의 형성 장치 및 방법
KR101645770B1 (ko) * 2009-11-05 2016-08-12 브이 테크놀로지 씨오. 엘티디 저온 폴리실리콘막의 형성 장치 및 방법
CN105957023A (zh) * 2016-04-19 2016-09-21 南京工程学院 一种基于色度空间变换的激光线条纹图像增强和去噪方法
CN105957023B (zh) * 2016-04-19 2018-11-23 南京工程学院 一种基于色度空间变换的激光线条纹图像增强和去噪方法
US11352698B2 (en) 2019-04-25 2022-06-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Atomic layer deposition apparatus and methods of fabricating semiconductor devices using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3860444B2 (ja) シリコン結晶化方法とレーザアニール装置
EP1063049B1 (en) Apparatus with an optical system for laser heat treatment and method for producing semiconductor devices by using the same
US9245757B2 (en) Laser annealing treatment apparatus and laser annealing treatment method
WO2002086954A1 (en) Method and system for providing a single-scan, continuous motion sequential lateral solidification
KR20060046751A (ko) 반도체 박막 결정화 장치 및 반도체 박막 결정화 방법
KR20080045205A (ko) 고주파 레이저를 사용하는 박막의 균일한 후속적 측면고상화를 위한 시스템 및 방법
JP4092414B2 (ja) レーザアニール方法
US20070264806A1 (en) Mask for sequential lateral solidification and method of performing sequential lateral solidification using the same
JP2008147429A (ja) レーザアニール装置及びレーザアニール方法
TWI521607B (zh) 結晶質半導體的製造方法以及雷射退火裝置
JP5366023B2 (ja) レーザアニール方法及び装置
KR20060044508A (ko) 반도체 디바이스, 그 제조 방법 및 제조 장치
JP2006013050A (ja) レーザビーム投影マスク及びそれを用いたレーザ加工方法、レーザ加工装置
JP5030130B2 (ja) 薄膜材料の結晶化装置
WO2020158464A1 (ja) レーザアニール方法およびレーザアニール装置
JP2006210789A (ja) 半導体結晶薄膜の製造方法およびその製造装置ならびにフォトマスクならびに半導体素子
KR100814821B1 (ko) 실리콘 박막의 결정화 장치 및 방법
US7679029B2 (en) Systems and methods to shape laser light as a line beam for interaction with a substrate having surface variations
JP2007221062A (ja) 半導体デバイスの製造方法および製造装置
JP2006086447A (ja) 半導体薄膜の製造方法および半導体薄膜の製造装置
JP2020098895A (ja) レーザアニール方法およびレーザアニール装置
JP2009032814A (ja) レーザ光照射装置および結晶成長方法
KR20210122783A (ko) 레이저 어닐링 방법, 레이저 어닐링 장치 및 결정화 실리콘막 기판
JP2020537357A (ja) スポットビーム及びラインビーム結晶化のためのシステムおよび方法
JP2008218493A (ja) 半導体膜の製造方法および半導体膜製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130326