JP2008147052A - 環形蛍光ランプ - Google Patents

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【課題】 口金内部の電極に接続されたリード線の絶縁性を確保することができランプ非発光部が目立たない構造の環形蛍光ランプを提供する。
【解決手段】 環形蛍光ランプは、対向端部19,20の間に空間部7を有する環形発光管1と、両対向端部19,20にそれぞれ同一方向に形成されリード線6を有する給電部としての枝管2と、リード線6にそれぞれ接続された口金リード端子9を有し両対向端部19,20の少なくとも前記同一方向と反対側の部位を除いた位置に給電部2を覆って設けられた口金8と、両対向端部19,20内にそれぞれ配置されリード線6にそれぞれ接続された電極4,5とを備える。さらに枝管2と口金リード端子9間のリード線6の空間部7側に絶縁性の隔壁12を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は環形蛍光ランプに係り、特に非発光部を目立たなくした環形蛍光ランプに関するものである。
近年、従来の発光管外径29mmの環形蛍光ランプに加え、省エネルギー、省資源に対応した発光管外径20mmの2重環形蛍光ランプや16mmの環形蛍光ランプが普及してきており、発光管表面の輝度も高くなっている。
発光管表面の輝度が高くなるに従って、口金構成部品による非発光部の暗さが目立ってくる。非発光部は口金構成部品の影響もあるが、発光管の電極が封止してある発光管端部の距離があるため、口金構成部品を透明の材料に変更しても、暗さは解決できない。さらに、発光管外径寸法が小さくなることにより、環形蛍光ランプはコンパクトで薄くなり、点灯器具も薄型で天井直付け構造が主流となっている。天井直付けの器具は白色のプラスチック材料でランプを覆う構造となっており、プラスチック材料を透してランプを見ると、口金部分の非発光部の暗さがはっきりと判り、環形蛍光ランプの円周の一部が欠けたシルエットとなるため、美観上改善の余地があった。
このような問題を解決すべく、ランプの非発光部が目立たない構造の環形蛍光ランプおよび照明器具については例えば特許文献1に記載されている。
特開2006−196322号公報
上述のような、ランプの非発光部が目立たない構造の環形蛍光ランプは、発光管端部の距離を短くし、口金構成部品が発光管の外径全周を覆う構造ではなく、発光管の外周の一部で口金を取り付ける構造である。このため、口金内部の電極に接続されたリード線が発光管端部間から露出し、絶縁性が損なわれる問題がある。また、発光管端部間に緩衝部材を設けなければ発光管端部間が安定保持されない問題がある。さらに、ランプの非発光部が目立たない構造の環形蛍光ランプは、ランプの構造上、口金取付けプロセスが従来の環形蛍光ランプと異なるため、円滑かつ確実なプロセスの遂行ができる口金構造が必要である。
従って本発明の目的は、口金内部の電極に接続されたリード線の絶縁性を確保することができ、ランプ非発光部が目立たない構造の環形蛍光ランプを提供することにある。また、発光管端部間を安定保持することができる環形蛍光ランプを提供することにある。さらに、口金取付けプロセスを円滑で確実に遂行することができる環形蛍光ランプを提供することにある。
上記目的は、対向端部の間に空間部を有する環形発光管と、前記両対向端部にそれぞれ同一方向に形成されリード線を有する給電部と、前記リード線にそれぞれ接続された口金リード端子を有し前記両対向端部の少なくとも前記同一方向と反対側の部位を除いた位置に前記給電部を覆って設けられた口金と、前記両対向端部内にそれぞれ配置され前記リード線にそれぞれ接続された電極とを備えた環形蛍光ランプであって、前記給電部と前記口金リード端子間のリード線の前記空間部側に絶縁性の隔壁を備えた環形蛍光ランプにより達成される。
ここで、前記隔壁の少なくとも一部は、前記空間部中に設けることができる。また、前記口金は前記口金リード端子を固定する口金リード端子植設部を備え、前記口金リード端子植設部が前記リード線を口金リード端子へ導入するためのリード線導入通路を有することができる。さらに、前記口金は複数の口金構成部材の組み合わせで構成され、前記口金構成部材の一つが前記隔壁を備えることができる。
また、本発明に係る照明器具は、前記環形蛍光ランプと、前記環形蛍光ランプを点灯するための点灯回路とを備えて構成される。
本発明によれば、口金内部の電極に接続されたリード線の絶縁性を確保することができランプ非発光部が目立たない構造の環形蛍光ランプを得ることができる。また、発光管端部間を安定保持することができる蛍光ランプを得ることができる。さらに、口金取付けプロセスを円滑で確実に遂行することができる口金構造を有する環形蛍光ランプを得ることができる。すなわち、本発明では、環形蛍光ランプにおいて、口金に隔壁を設けることにより口金外部からの異物接触による電気的絶縁性を確保することができ、また隔壁の少なくとも一部を空間部中に設けることにより発光管端部間の緩衝効果を得ることができ、さらにリード線を誘導する溝の構成や口金構成部品の分割により、円滑で確実な発光管への口金取付けプロセスを提供する口金構造を得ることができる。
以下、本発明に係る環形蛍光ランプの実施例を図面にしたがって説明する。図中に記載する参照符号は全て共通符号とする。図中の、参照符号1は発光管、2はリード線を有する給電部で電極を封止するための枝管、3はリード線を有する給電部で電極を封止するための折り曲げられた発光管端部、4、5は電極(フィラメント電極)、6はリード線、7は発光管の環円周が不連続となる空間部、8は口金、9は口金リード端子、10は口金構成部材(A)、11は口金リード端子植設部、12は隔壁(i)、13は口金構成部材(B)、14は溝、15は隔壁(ii)、16は口金構成部材(C)、17は口金構成部材(D)、18は口金構成部材(E)、19,20は空間部7を介して対向する環形発光管の対向端部である。
図1は本発明に係る環形蛍光ランプの発光管の一例を示す図で、(a)はリード線を有する枝管が同一方向に形成された環形発光管の平面図、(b)はその側面図である。図2は本発明に係る環形蛍光ランプの一例を示す図で、(a)はリード線を有する発光管端部が同一方向に折り曲げられた環形発光管の平面図、(b)はその側面図である。図1および図2に示すように、発光管1は環形に湾曲しており、電極を封止するための枝管2は発光管1の環円周外に形成され、または電極を封止するための発光管端部3は発光管1の環円周外へ折り曲げられ形成される。本実施例では、給電部としての枝管2または発光管端部3は発光管1の環平面に対して約90度に形成される。このようにして、電極を封止するための枝管2または発光管端部3は、発光管1の環円周上に存在していない構造とされる。一方、電極4および5は、枝管2または発光管端部3ではなく、口金の外側であって各枝管2または各発光管端部3に隣接した環形の発光管1内にそれぞれ配置される。すなわち、環形の発光管1は対向端部19,20間に空間部7を有し、給電部としての枝管2または発光管端部3は両対向端部19,20にそれぞれ同一方向に形成されておりリード線6を有する。電極4,5は両対向端部19,20内にそれぞれ配置されておりリード線6にそれぞれ接続されている。これにより、口金はランプ点灯中温度が高くなる電極近傍から距離を置くことができ、口金の材質が合成樹脂の場合でも、その変色や変形等の劣化を防止することができる。
図1及び図2に示した構造の環形蛍光ランプの発光管は以下の方法で製作した。まず、直管のガラス管の内面を洗浄し、乾燥させた後、公知の方法にて、保護膜、蛍光体を塗布乾燥させる。その後、保護膜、蛍光体層に含まれているバインダを公知の方法にて焼成する。焼成したガラス管の端部付近に付着している蛍光体を公知の方法にて拭き取り、予め公知の方法により作成しておいたリード線6に接続された電極4、5を発光管側面に封止し枝管2を構成する。またはリード線6に接続された電極4を端部3に封止し、電極4を封止した一方の端部3で電極が設けられている周辺部を加工し、約90度折り曲げる。電極5を封止した他方の端部3も同様に、同じ方向に約90度折り曲げる。その後、ガラス管全体を加熱し、枝管2または折り曲げた管端部3が環平面に対して約90度の方向に位置するように、環形形状に加工する。その際、両端部間、すなわち環円周が不連続となる空間部7の距離を本例では10mmにあわせる。その後、公知の方法にて、電極の活性化、ガラス管内排気、希ガス封入、水銀封入し、発光管1を作成する。
次に、発光管1に取付ける口金について説明する。以下の例は、リード線を有する枝管が同一方向に形成された環形発光管の場合であるが、リード線を有する発光管端部が同一方向に折り曲げられた環形発光管の場合も同様である。
図3は、本発明に係る環形蛍光ランプの一実施例を示す図で、(a)は口金取付け状態の一部切り欠き図、(b)は口金構成部材の分解斜視図、(c)は口金取付け後の斜視図、(d)は口金の植設部の拡大図である。本例において、発光管1に取付ける口金8は、口金リード端子9を具備した、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等のプラスチックからなる。口金8は少なくとも2つ以上に分割されて構成され、環形発光管の同一方向に形成された給電部を有する少なくとも2つ以上の枝管2を覆って取り付けられ、分割された口金部材同士を嵌合やネジ止めなどにより装着できる構造を有する。
分割された口金構成部材(A)10は枝管2を覆うように配置され、その表面には4本の口金ピンからなる口金リード端子9が植設されている。口金リード端子9には、図1に示す電極4、5を封止した枝管2から管外部に導出された給電部のリード線6がそれぞれ挿通され、各リード線が口金リード端子9の先端部に溶接やカシメにより接続される(接続状態は図示を省略)。
4本の口金ピンからなる口金リード端子9の植設部11は、発光管1の給電部のリード線6を口金リード端子9へ円滑かつ確実に導入するためのリード線導入通路としての溝14を有する。これにより、発光管1への口金8取付けプロセスにおいて、発光管1の給電部のリード線6を口金リード端子9に挿入開始後、給電部のリード線6を所定位置へ円滑で確実に誘導し、口金リード端子9の挿入作業を遂行できる。さらに、リード線6のゆるみを抑制できるため、リード線6同士の接触による電気短絡を防止できる。なお本例ではリード線導入通路として溝14を用いたが、これに限定されず、例えば溝14に代えて植設部11に設けた2つの凸部間をリード線導入通路として用いることもできる。
口金8は、発光管1と口金8の固定に使用するシリコーン接着剤の充填及び熱硬化作業を円滑かつ確実に遂行できるよう、分割された2つの口金構成部材10、13を備える。すなわち、発光管1に配置した、一方の口金構成部材(A)10と発光管1との間にシリコーン接着剤が充填され、充填部に直接熱風を吹き付けてシリコーン接着剤を熱硬化させる。その後、他方の口金構成部材(B)13を、発光管1に固定された上述の一方の口金構成部材(A)10と嵌合させて装着させる。
また口金8は、発光管1の給電部のリード線6や口金リード端子9と、発光管1の環円周が不連続となる空間部7の間に隔壁(i)12を介在させる構成を有する。隔壁(i)12は、リード線6の存在する口金内空間と、環円周が不連続となる空間部7から連通する口金外空間とを区画するものであり、これによりリード線6の絶縁性を確保することができる。この隔壁(i)12は、図示のように口金構成部材(B)13に形成されており、口金構成部材(A)10に口金構成部材(B)13を装着することにより、口金内空間と口金外空間とを区画する。すなわち、口金8は、リード線6にそれぞれ接続された口金リード端子9を有し、発光管1の両対向端部19,20に形成された枝管2と反対側の部位を少なくとも除いた位置に枝管2を覆って設けられる。隔壁12は枝管2と口金リード端子9間のリード線6の空間部7側に備えられる。隔壁12は本例のように口金構成部材の一つに備えることができるが、これに限定されず独立してまたは別の部材に備えることができる。
図4は、本発明に係る環形蛍光ランプの他の実施例を示す図で、(a)は口金取付け状態の一部切り欠き図、(b)は口金構成部材の分解斜視図である。本例において、発光管1に取付ける口金8は、口金リード端子9を具備した、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等のプラスチックからなる。口金8は少なくとも2つ以上に分割されて構成され、環形発光管の同一方向に形成された給電部を有する少なくとも2つ以上の枝管2を覆って取り付けられ、分割された口金部材同士を嵌合やネジ止めなどにより装着できる構造を有する。
分割された口金構成部材(A)10は枝管2を覆うように配置され、その表面には4本の口金ピンからなる口金リード端子9が植設されている。口金リード端子9には、図1に示す電極4、5を封止した枝管2から管外部に導出された給電部のリード線6がそれぞれ挿通され、各リード線が口金リード端子9の先端部に溶接やカシメにより接続される(接続状態は図示を省略)。
口金8は、4本の口金ピンからなる口金リード端子9の植設部11に実施例1と同様に発光管1の給電部のリード線6を口金リード端子9へ円滑かつ確実に導入するための溝14(図示せず)を有する。さらに口金8は、発光管1と口金8の固定に使用するシリコーン接着剤の充填及び熱硬化作業を円滑かつ確実に遂行できるよう、2つに分割されている。
また口金8は、環円周が不連続となる空間部7に隔壁(ii)15を介在させる構成を有する。隔壁(ii)15は、リード線6の存在する口金内空間と、環円周が不連続となる空間部7から連通する口金外空間とを区画するものであり、これによりリード線6の絶縁性を確保することができる。さらに両対向端部19,20間で緩衝効果が得られるため、取付け取外しなどの際に発生する外部からの両対向端部を近接させる方向への発光管破損に至る圧力を抑制することができる。この緩衝効果は、隔壁の少なくとも一部が空間部7中に設けられることにより得られる。
この隔壁(ii)15は、図示のように口金構成部材(C)16に形成されており、口金構成部材(A)10に口金構成部材(C)16を装着する。これにより、両発光管端部の緩衝効果が得られ、同時に口金内空間と口金外空間とが区画される。隔壁(ii)15は、より高い緩衝効果が得られるように口金を構成するプラスチック材料より衝撃吸収性がある材料で形成してもよい。
図5は、本発明に係る環形蛍光ランプの他の実施例を示す図で、口金構成部材の分解斜視図である。本例において、発光管1に取付ける口金8は、口金リード端子9を具備した、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等のプラスチックからなる。口金8は少なくとも2つ以上に分割されて構成され、環形発光管の同一方向に形成されたリード線6を有する少なくとも2つ以上の枝管2を覆って取り付けられ、分割された口金部材同士を嵌合やネジ止めなどにより装着できる構造を有する。
分割された口金構成部材(D)17は環円周が不連続となる空間部7に隔壁(ii)15を介在させる構成を有し枝管2を覆うように配置され、口金構成部材(E)18には、その表面に4本の口金ピンからなる口金リード端子9が植設されている。口金リード端子9には、図1に示す電極4、5を封止した枝管2から管外部に導出された給電部のリード線6がそれぞれ挿通され、各リード線が口金リード端子9の先端部に溶接やカシメにより接続される(接続状態は図示を省略)。
口金8は、4本の口金ピンからなる口金リード端子9の植設部11に実施例1と同様に発光管1の給電部のリード線6を口金リード端子9へ円滑かつ確実に導入するための溝14(図示せず)を有する。さらに口金8は、発光管1と口金6の固定に使用するシリコーン接着剤の充填及び熱硬化作業を円滑かつ確実に遂行できるよう、2つに分割されている。
なお今まで述べた実施例は、リード線6を有する枝管が同一方向に形成された環形発光管の場合に限定されず、給電部を有する発光管端部が同一方向に折り曲げられた環形発光管の場合にも適用することができる。
図6は本発明に係る環形蛍光ランプを備えた照明器具の一実施例を示す側面図である。本実施例では、天井直付けの照明器具を例にとって説明するが、これに限定されることはなく、吊下げ式照明器具やその他の照明器具でも適用可能である。本照明器具では、上述した実施例の環形蛍光ランプを用いている。図示のように、照明器具60は、環形蛍光ランプ61と、器具本体62と、環形蛍光ランプ61を点灯するための点灯回路63とを有する。環形蛍光ランプ61は口金8の口金リード端子により点灯回路63に接続される。また、環形蛍光ランプ61は複数の取付部材64により器具本体62に取り付けられ、樹脂製の透光性カバー65で覆われる。
本照明器具によれば、口金は環形発光管の上部に配置され下部に及んでいないので、従来口金部分で生じていた非発光部の暗さのない又は目立たない、ほぼ均一の明るさを有する環形蛍光ランプを備えた照明器具を提供することができる。
以上のように、本発明の環形蛍光ランプは、対向端部の間に空間部を有する環形発光管と、前記両対向端部にそれぞれ同一方向に形成されリード線を有する給電部と、前記リード線にそれぞれ接続された口金リード端子を有し前記両対向端部の少なくとも前記同一方向と反対側の部位を除いた位置に前記給電部を覆って設けられた口金と、前記両対向端部内にそれぞれ配置され前記リード線にそれぞれ接続された電極とを備えた環形蛍光ランプであって、前記給電部と前記口金リード端子間のリード線の前記空間部側に絶縁性の隔壁を備える。これにより、口金内部の電極に接続されたリード線の絶縁性を確保することができる。すなわち、隔壁は、給電部の存在する口金内空間と、環円周が不連続となる空間部7から連通する口金外空間とを区画するものであり、リード線の絶縁性を確保することができる。
また、隔壁の少なくとも一部は、発光管の環円周が不連続となる空間部に介在させることができ、これにより発光管の対向端部間を安定保持することができる。すなわち、この構成により、両発光管端部間の緩衝効果が得られるため、蛍光ランプの取付け取外しなどの際に発生する外部からの両対向端部を近接させる方向への発光管破損に至る圧力を抑制することができる。
さらに、口金リード端子の植設部は、発光管の給電部のリード線を口金リード端子へ円滑かつ確実に導入するための溝等のリード線導入通路を有するので、口金取付けプロセスを円滑で確実に遂行することができる。すなわち、この溝により、発光管への口金取付けプロセスにおいて、発光管の給電部のリード線を口金リード端子に挿入開始後、給電部のリード線を所定位置へ円滑で確実に誘導し、口金リード端子の挿入作業を遂行できる。さらに、リード線のゆるみを抑制できるため、リード線同士の接触による電気短絡を防止できる。
さらに口金は、少なくとも2つ以上に分割されて構成され、環形発光管の同一方向に形成された給電部としての両枝管または同一方向に折り曲げられた給電部としての両発光管端部を覆って取り付けられる構造を有し、発光管の両対向端部の少なくとも前記同一方向と反対側の部位を除いた位置に設けられる。
この構成により、分割された一部の口金構成部品を発光管に取付け後、発光管と口金構成部品の固定のためにシリコーン系の接着剤またはセメント系の接着剤を充填し、接着剤を熱硬化させるために熱風を吹き付け、接着剤硬化後、他の口金構成部品を嵌合やネジ止めなどにより取付けできる。なお、発光管の形状が口金構成部品と嵌合し十分に固定できる構造である場合は接着剤を使用しなくても構わない。
本発明は環形蛍光ランプに係り、特に非発光部を目立たなくした環形蛍光ランプに関するものであり、産業上の利用可能性がある。
本発明に係る環形蛍光ランプの発光管の一例を示す図で、(a)はリード線を有する枝管が同一方向に形成された環形発光管の平面図、(b)はその側面図である。 本発明に係る環形蛍光ランプの一例を示す図で、(a)はリード線を有する発光管端部が同一方向に折り曲げられた環形発光管の平面図、(b)はその側面図である。 本発明に係る環形蛍光ランプの一実施例を示す図で、(a)は口金取付け状態の一部切り欠き図、(b)は口金構成部材の分解斜視図、(c)は口金取付け後の斜視図、(d)は口金の植設部の拡大図である。 本発明に係る環形蛍光ランプの他の実施例を示す図で、(a)は口金取付け状態の一部切り欠き図、(b)は口金構成部材の分解斜視図である。 本発明に係る環形蛍光ランプの他の実施例を示す図で、口金構成部材の分解斜視図である。 本発明に係る環形蛍光ランプを備えた照明器具の一実施例を示す側面図である。
符号の説明
1 発光管
2 電極を封止するための枝管
3 電極を封止するための発光管端部
4、5 電極(フィラメント電極)
6 リード線
7 発光管の環円周が不連続となる空間部
8 口金
9 口金リード端子
10 口金構成部材(A)
11 口金リード端子植設部
12 隔壁(i)
13 口金構成部材(B)
14 溝
15 隔壁(ii)
16 口金構成部材(C)
17 口金構成部材(D)
18 口金構成部材(E)
19、20 発光管の対向端部

Claims (5)

  1. 対向端部の間に空間部を有する環形発光管と、前記両対向端部にそれぞれ同一方向に形成されリード線を有する給電部と、前記リード線にそれぞれ接続された口金リード端子を有し前記両対向端部の少なくとも前記同一方向と反対側の部位を除いた位置に前記給電部を覆って設けられた口金と、前記両対向端部内にそれぞれ配置され前記リード線にそれぞれ接続された電極とを備えた環形蛍光ランプであって、前記給電部と前記口金リード端子間のリード線の前記空間部側に絶縁性の隔壁を備えたことを特徴とする環形蛍光ランプ。
  2. 前記隔壁の少なくとも一部が、前記空間部中に設けられることを特徴とする請求項1に記載の環形蛍光ランプ。
  3. 前記口金が前記口金リード端子を固定する口金リード端子植設部を備え、前記口金リード端子植設部が前記リード線を口金リード端子へ導入するためのリード線導入通路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の環形蛍光ランプ。
  4. 前記口金が複数の口金構成部材の組み合わせで構成され、前記口金構成部材の一つが前記隔壁を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の環形蛍光ランプ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の環形蛍光ランプと、前記環形蛍光ランプを点灯するための点灯回路とを備えたことを特徴とする照明器具。
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