JP2008146814A - 半導体装置、半導体装置のデータ書き込み方法、及び半導体装置のデータ読み出し方法 - Google Patents

半導体装置、半導体装置のデータ書き込み方法、及び半導体装置のデータ読み出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリ素子に高い負荷を与えて化学反応を起こさせてデータの書き込みを行う半導体装置において、負荷をかけることによる回路素子およびメモリ素子にかかる負担を軽減し、各素子の劣化を防ぐことを課題とする。
【解決手段】メモリ部103において、直前のアドレスの記憶データが第1の負荷状態の場合には、前記入力データと同じデータを記憶データとして書き込み、直前のアドレスの記憶データが前記第1の負荷状態より高い電圧をかける第2の負荷状態の場合には、前記入力データを反転して記憶データとして書き込むよう制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は記憶装置を備えた半導体装置及びその駆動方法に関する。
半導体装置で広く使われている書き込み可能な記憶装置は、電源を切断することで保存していたデータが消える揮発性メモリや、電源を切断してもデータを維持する不揮発性メモリなどに分類できる。揮発性メモリとしてはCPU(Central Processing Unit)のメインメモリに使われているDRAM(Dynamic Random Access Memory)等が知られている。不揮発性メモリとしては、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、相変化メモリ、ヒューズメモリなどがある。
これらの記憶装置に「1」のデータ値を書き込む際には、メモリ素子に高い負荷を与えて化学反応を起こさせ、「1」のデータ値の記憶を行う。例えばメモリ素子に高い電圧や熱を加え、素子の電気特性等を変化させることで、データの記憶を行う方式が用いられる。
メモリ素子に熱を加えることによりデータ書き込みする場合には、熱を発生させるためにヒータ等を用いて加熱する方法等があるが、電流を多く流す必要がある。また、電圧を負荷することによりデータ書き込みする場合には、昇圧回路等を用いてメモリ素子に高電圧を与える必要がある。
よって、データを書き込む度に、高電圧を発生させる昇圧回路等を起動するため、電源回路や、スイッチング素子等の回路内の素子に負担がかかるという課題がある。また、メモリ素子自体の劣化の原因にもなる。
これらの課題を解決するために、書き込むべきアドレスのデータを構成するビットのうち、ビット0の数がビット1の数以上の場合はそのままデータ書き込みし、ビット0の数がビット1の数より少ない場合はデータを反転して書き込むことが提案されている(例えば、特許文献1)。この方法は、ビット1の書き込み数を少なくすることを目的としたものである。しかし、この方式では、反転の有無を示すパリティビットを1ビット増やす必要があり、十分な解決方法とはいえない。
近年、メモリの大容量化が進み、多くの情報をメモリに保存させることが出来るようになった一方で、メモリの中身を何らかの手段で書き換えることで不正利用されるという心配がなされている。
特開平5−298894号公報
本発明は、メモリ素子に高い負荷を与えてデータの書き込みを行う記憶装置を含む半導体装置において、負荷をかけることにより回路素子およびメモリ素子にかかる負担を軽減し、各素子の劣化を防ぐこと及びメモリ素子の記憶データを不正に書き換えることによる、データの不正利用を防ぐことを課題とする。
本発明の半導体装置は、メモリ素子のアドレスを指定するアドレス信号と、入力データとをメモリ部に出力するロジック部と、メモリセルアレイと書き込みデータ変換部とを有する前記メモリ部とを有し、前記メモリセルアレイは、第1の負荷状態又は前記第1の負荷状態より高い負荷をかけることで第2の負荷状態をとることにより2値のデータを書き込むメモリ素子を、アドレスごとに複数有し、前記書き込みデータ変換部は、前記ロジック部から出力された前記入力データを受けて、直前のアドレスの書き込み記憶データが前記第1の負荷状態の場合には、前記入力データと同じデータを書き込み記憶データとし、直前のアドレスの書き込み記憶データが前記第2の負荷状態の場合には、前記入力データを反転して書き込み記憶データとすることを特徴とする。
また本発明の半導体装置は、上記半導体装置の構成に加えて、前記メモリ部は、ビット線により前記メモリセルアレイと接続されるカラムデコーダと、ワード線により前記メモリセルアレイと接続されるローデコーダと、電源切り換え部を有し、前記電源切り換え部は、前記ロジック部から前記アドレス信号を、前記書き込みデータ変換部から前記書き込み記憶データを受けて、列アドレス信号と書き込み制御信号を前記カラムデコーダに出力し、行アドレス信号と前記書き込み制御信号を前記ローデコーダに出力することを特徴とする。
また本発明の半導体装置は、上記半導体装置の構成に加えて、前記メモリ部は、読み出しデータ変換部を有し、前記読み出しデータ変換部は、前記メモリ素子から読み出し記憶データを読み出し、前記読み出し記憶データが直前のアドレスで出力した読み出し記憶データと同じデータの場合には、前記第1の負荷状態の出力データを出力し、前記読み出し記憶データが直前のアドレスで出力した読み出し記憶データと異なる場合には、前記第2の負荷状態の出力データを出力することを特徴とする。
上記半導体装置において、データを書き込むためにメモリ素子にかける負荷は電圧印加または加熱が好適である。
本発明の半導体装置のデータ書き込み方法は、複数のメモリ素子に2値の入力データを書き込み記憶データとして順次書き込むデータ書き込み方法であって、直前のアドレスの書き込み記憶データが第1の負荷状態の場合には、前記入力データと同じデータを書き込み記憶データとして書き込み、前記直前のアドレスの書き込み記憶データが前記第1の負荷状態より高い電圧をかける第2の負荷状態の場合には、前記入力データを反転して書き込み記憶データとして書き込むことを特徴とする。
本発明の半導体装置のデータ読み出し方法は、第1の負荷状態又は前記第1の負荷状態より高い負荷をかける第2の負荷状態で2値のデータが書き込まれている複数のメモリ素子から2値の読み出し記憶データを順次読み出し、出力データとして出力するデータ読み出し方法であって、前記読み出し記憶データが直前のアドレスの読み出し記憶データと同じデータの場合には、前記第1の負荷状態の出力データを出力し、前記読み出し記憶データが直前のアドレスの読み出し記憶データと異なる場合には、前記第2の負荷状態の出力データを出力することを特徴とする。
本発明の半導体装置によると、例えば、高電圧を印加することによりメモリ素子に「1」を書き込む場合にあっては、入力データが「1」が連続して続くデータであれば、「1」の書き込みの数を減らすことができる。よって、「1」を書き込む際に必要な高電圧を発生させる回数が減り、電源回路にかかる負荷を減らすことが可能となる。その結果、メモリ書き込み時に、より安定した電源を供給できるようになる。
さらに、「1」を書き込む際に必要な高電圧による電流の流れる経路のスイッチング回数を抑えることができる。その結果、回路内の素子の負担を和らげることができ、メモリ駆動回路の安定動作および信頼性向上が実現できる。また、メモリ素子に高電圧を加えて値を書き込む回数を減らすことができるので、メモリ素子の劣化を抑え、メモリの信頼性を高めることが可能となる。
また本発明では書き込まれたデータを読み込む際にも、データが変化するときのみスイッチングを行うことで、データ読みだし時間を短縮することが可能となる。さらに、余分なスイッチングが行われないため、回路内の消費電力を削減することも可能である。そして、スイッチング回数が減ることにより回路の信頼性を高めることもできる。
また、本発明の半導体装置では、入力データを積分形式に変換して記憶データとしてメモリ素子に書き込むため、記憶データのあるアドレスのビットの値を不正に書き換えた場合、その記憶データを読み出して出力データに変換すると、不正に書き換えたアドレス以降のデータ値は書き換え前のデータ値と全く違ったものになる。この性質を利用して、データの書き換えによる不正利用を防ぐことができる。
また、半導体装置を使わなくなったときに、記憶された内容を不正に利用されないようにする場合、従来の形式であれば、多くのビットへの書き込みをしなければデータの中身は十分に破壊されなかったが、本発明の形式であれば、少数ビットへの書き込みで、メモリの内容を十分に破壊できる。
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更しうることは当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構成において、同じものを指し示す符号は異なる図面間において共通とする。
また、本発明において、接続されているとは電気的に接続されていることと同義である。したがって、間に別の素子などが配置されていてもよい。
(実施の形態1)
以下、本発明の半導体装置について図を用いて説明する。ここではメモリ素子については初期値が「0」の値を持ち(第1の負荷状態)、負荷として高電圧を与えることにより「1」が書き込まれる(第2の負荷状態)メモリ素子について説明する。
図1は本発明の記憶装置を含む半導体装置のブロック図である。図1においてロジック部101は、電源部102から電源を供給され、複数のメモリ素子をアドレスごとに有する記憶装置であるメモリ部103をコントロールする。具体的には、データの書き込みまたは読み出しの動作を指定する動作制御信号104と、その動作をすべきメモリ素子のアドレスを指定するアドレス信号105と、クロック信号106とをメモリ部103に出力する。動作がデータの書き込みの場合には、さらに書き込むべき入力データ107をメモリ部103に送る。
メモリ部103は、本発明の記憶装置の一例であり、ロジック部101からのアドレス信号105、動作制御信号104、クロック信号106、および入力データ107を受けて、指定されたアドレスのメモリ素子にデータの書き込みまたは読み出しの動作を行う。
データの書き込みの場合には、入力データ107を積分形式で記憶データに変換した後に、メモリ素子に記憶する。また、データの読み出しの場合には、読み出した記憶データを微分形式で出力データ108に変換した後に、ロジック部101に送る。
電源部102は、ロジック部101とメモリ部103の回路動作に必要な動作電圧109を供給する。また、メモリ部103からの昇圧回路制御信号110に応じて、動作電圧109よりも高い電圧である昇圧電圧111をメモリ部103に供給することができる。
この構成により、メモリ部103において、ロジック部101から指定されたアドレスのメモリ素子に、データの書き込み及び読み出しをすることができる。
次に、電源部102の内部構成について、図2を用いて説明する。図2は、電源部102の内部を示すブロック図である。ここで、電源部102は、ロジック部101やメモリ部103の動作に必要な電源を生成し供給するものである。電源部102は、電力を発生させる電源回路201と、電源回路201からの定電圧回路駆動用電圧202を受けて電圧振動の少ない電圧(例えば5V)を生成する定電圧回路203と、電源回路201からの昇圧回路駆動用電圧204を受けて、メモリ素子への「1」の書き込みに必要となる高電圧(例えば10V)を生成する昇圧回路205を有する。
定電圧回路203からの出力は、動作電圧109(例えば5V)としてロジック部101とメモリ部103に供給される。また、昇圧回路205は、メモリ部103でデータ「1」を書き込む際に動作し、メモリ部103からの昇圧回路制御信号110に応じて、動作電圧109よりも高い電圧である昇圧電圧111(例えば10V)をメモリ部103に供給する。
なお、電源部102は外部信号入力ポート206を持つ構成としても良く、電源として、バッテリーや外部の信号を必要とするときにこのポートを利用する。外部信号入力ポートに接続することができるものの例としては、無線通信回路の受信アンテナや、外部から無線によって充電が可能なバッテリーなどがあげられる。なお、外部から無線によって充電が可能なバッテリーとして、リチウム電池、リチウムポリマー電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニカド電池、有機ラジカル電池、鉛蓄電池、空気二次電池、ニッケル亜鉛電池、銀亜鉛電池または、コンデンサー等を用いることができる。
この構成により電源部102では、ロジック部101やメモリ部103の動作に必要な電源を生成し供給する。
次にメモリ部103の内部構成について図3を用いて説明する。図3は、メモリ部103の内部を示すブロック図である。メモリ部103は、メモリ部103の外部とのインターフェースとして機能するメモリコントローラ301、複数のメモリ素子をマトリックス状に有するメモリセルアレイ302、メモリセルアレイ302の列方向のデコーダであるカラムデコーダ303、および行方向のデコーダであるローデコーダ304を含む。
メモリコントローラ301は、ロジック部101や電源部102からの入出力をまとめて管理する。ロジック部101からは、データの書き込みまたは読み出しの動作を指定する動作制御信号104、その動作をすべきメモリ素子のアドレスを指定するアドレス信号105およびクロック信号106が入力される。データの書き込み動作の場合には、書き込むべき入力データ107も入力される。電源部102からは、動作電圧109が入力される。なお、メモリ素子に記憶データとして「1」を書き込む場合には、昇圧電圧111も入力される。
上記入力を受けてメモリコントローラ301は、カラムデコーダ303に動作をすべきメモリ素子の列のアドレスを示す列アドレス信号305と動作電圧109を出力し、ローデコーダ304に動作をすべきメモリ素子の行のアドレスを示す行アドレス信号306と動作電圧109を出力する。
データ書き込み動作の場合には、メモリコントローラ301において入力データ107を積分形式で記憶データに変換して、メモリセルアレイ302を構成するメモリ素子へ記憶データを書き込むために必要な電圧を書き込み制御信号307として両デコーダに出力する。なお、メモリ素子に書き込む記憶データが「1」の場合には、昇圧回路制御信号110を電源部102に出力する。
また、データ読み出し動作の場合は、メモリ素子から読み出された記憶データがカラムデコーダ303からメモリコントローラ301に入力され、メモリコントローラ301において微分形式で出力データ108に変換した後、ロジック部101に出力データ108を出力する。
列方向のデコーダであるカラムデコーダ303は、ビット線308により、メモリセルアレイ302と接続されている。ビット線308は、メモリセルアレイ302内のマトリックス状メモリ素子の列の数だけあり、メモリ素子の各列に接続されている。メモリコントローラ301からの列アドレス信号305に従い、動作をすべきメモリ素子の列のみに動作に必要な電圧を印加する。その他の列に対しては、電源を遮断して、メモリが誤動作しないように制御する。
カラムデコーダ303のビット線308は、メモリ読み出しの際にも用いられる。指定されたメモリ素子に記憶された記憶データが、例えば抵抗分割方式等によりカラムデコーダ303で読み出される。必要に応じて読み出されたデータはカラムデコーダ303内で信号増幅されて、例えばデータ「0」を示す0Vまたはデータ「1」を示す5Vに変換された後にメモリコントローラ301に読み出し記憶データ309として送信される。
行方向のデコーダであるローデコーダ304は、ワード線310により、メモリセルアレイ302に接続されている。ワード線310は、メモリセルアレイ302内のマトリックス状メモリ素子の行の数だけあり、メモリ素子の各行に接続されている。メモリコントローラ301からの行アドレス信号306に従い、動作をすべきメモリ素子の行のみに動作に必要な電圧を印加する。その他の行に対しては、電源を遮断して、メモリが誤動作しないように制御する。
メモリセルアレイ302は、例えば、選択トランジスタとメモリ素子とで構成される。メモリ素子はデータの記憶を行うためにデータを書き込む素子であり、マトリックス状に複数設けられている。選択トランジスタは各メモリ素子に設けられ、各メモリ素子は、選択トランジスタを介してビット線308でカラムデコーダ303と接続されており、同様に、選択トランジスタを介してワード線310でローデコーダ304と接続されている。選択トランジスタは、カラムデコーダ303およびローデコーダ304で指定されたビットのメモリ素子にのみ動作に必要な電圧がかかるよう機能する。
書き込み動作の場合には、指定されたメモリ素子に書き込み電圧が印加され、記憶データが記憶される。読み出し動作の場合には、例えば抵抗分割方式等で指定されたメモリ素子に記憶されたデータが読み出される。
このような構成により、メモリ部103は、メモリコントローラ301でロジック部101および電源部102からの入力を受けて、動作制御信号104が書き込み動作の場合には、入力データ107を積分形式で記憶データに変換して、書き込むべきメモリ素子の列アドレス信号305と書き込み制御信号307をカラムデコーダ303に出力するとともに、行アドレス信号306と書き込み制御信号307をローデコーダ304に出力する。カラムデコーダ303およびローデコーダ304により、メモリセルアレイ302の所定のアドレスのメモリ素子に記憶データが記憶される。
なお、本実施の形態では、マトリックス状に設けられたメモリ素子の各々に選択トランジスタが設けられたNOR型のメモリセルの構成について説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えばNAND型のメモリセルにも本発明を適用することができる。
また、本実施の形態で用いることのできるメモリ素子として例えば、有機メモリや、フローティングゲート型メモリ、MONOS型メモリ等のフラッシュメモリ等を用いることができる。ただし、これらに限定されるものではなく、データの書き込み時又は消去時に読み出し時より大きな負荷をかける必要があるメモリ素子であれば本発明を適用することができる。
ここで、記憶データが「1」の場合は、メモリコントローラ301から電源部102に昇圧回路制御信号110が出力され、それに応じて、電源部102から「1」の書き込みに必要な昇圧電圧111がメモリコントローラ301に入力され、書き込み制御信号307としてカラムデコーダ303およびローデコーダ304に出力される。
記憶データが「0」の場合は、書き込み制御信号307は、動作電圧109と同じ電圧または0Vとなり、データ書き込みを行わない。
動作制御信号104が読み出し動作の場合には、ロジック部101からのアドレス信号105をメモリコントローラ301で受けて、メモリコントローラ301から列アドレス信号305がカラムデコーダ303に出力されるとともに、行アドレス信号306がローデコーダ304に出力される。
メモリセルアレイ302において、カラムデコーダ303およびローデコーダ304で指定されたアドレスのメモリ素子から記憶データが読み出され、読み出し記憶データ309としてカラムデコーダ303からメモリコントローラ301に入力され、メモリコントローラ301で読み出し記憶データ309を微分形式で出力データ108に変換した後、ロジック部101に出力する。
次に、メモリコントローラ301について図4を用いて説明する。図4はメモリコントローラ301の内部を示すブロック図である。メモリコントローラ301は、データ書き込みの際に、入力データ107を書き込み記憶データ401に変換して出力する書き込みデータ変換部402と、書き込みデータ変換部402から書き込み記憶データ401を受けて、書き込み動作に必要な電圧である書き込み制御信号307とアドレス情報をカラムデコーダ303およびローデコーダ304に出力する電源切り替え部403と、データ読み出し動作の際に、読み出し記憶データ309を受けて出力データ108に変換して出力する読み出しデータ変換部404を有する。出力データ108を増幅するバッファ回路405を有する場合もある。
以下、入力データ107を積分形式で記憶データに変換するデータ書き込み動作を説明する。書き込み動作の場合、入力データ107がロジック部101から書き込みデータ変換部402に入力され、書き込みデータ変換部402では、直前のアドレスに書き込まれた記憶データが「0」の場合には、書き込み記憶データ401として入力データと同じデータを出力し、直前のアドレスに書き込まれた記憶データが「1」の場合には、書き込み記憶データ401として入力データを反転したデータを出力する。なお、ここでアドレスに書き込まれる記憶データの初期値は「0」とする。
具体例として、2値の4ビットのデータを書き込む場合の例を説明する。入力データ107が、「1111」の場合は、1ビット目は、アドレスに書き込まれる記憶データの初期値は「0」なので、書き込み記憶データ401は1ビット目の入力データの値と等しい「1」となる。2ビット目は、直前のアドレスの記憶データある1ビット目の記憶データは「1」なので、2ビット目の書き込み記憶データ401は2ビット目の入力データ107を反転した「0」となる。また、3ビット目は、2ビット目の記憶データは「0」なので、3ビット目の書き込み記憶データ401は3ビット目の入力データ107と等しい「1」となる。また、4ビット目の書き込み記憶データ401は「0」となる。結局、入力データ107が「1111」の場合、書き込み記憶データ401は「1010」となる。
電源切り替え部403では、上記のように得られた書き込み記憶データ401を書き込みデータ変換部402から受けて、ロジック部101からのアドレス信号105から、書き込むべきメモリ素子の列アドレス信号305と書き込み制御信号307をカラムデコーダ303に出力し、行アドレス信号306と書き込み制御信号307をローデコーダ304に出力する。書き込み記憶データ401が「1」の場合は、昇圧回路制御信号110を電源部102に出力し、「1」を書き込むための昇圧電圧111を受けてその電圧を書き込み制御信号307とする。書き込み記憶データ401が「0」の場合は、書き込み制御信号307を動作電圧109と同じ電圧または0Vとし、データ書き込みを行わない。
以下、読み出し記憶データ309を微分形式で出力データ108に変換するデータ読み出し動作を説明する。読み出し動作の場合、読み出すべきメモリ素子のアドレスがロジック部101から電源切り替え部403を介してカラムデコーダ303およびローデコーダ304に入力され、読み出すべきアドレスのメモリ素子に記憶されている読み出し記憶データ309が読み出され、カラムデコーダ303から読み出しデータ変換部404に入力される。
読み出しデータ変換部404では、読み出し記憶データ309が直前のアドレスの読み出し記憶データと同じデータの場合には、「0」を出力データ108とし、読み出し記憶データ309が直前のアドレスの読み出し記憶データと異なる場合には、「1」を出力データ108として出力する。なお、直前のアドレスの出力データの初期値は「0」とする。出力データ108をバッファ回路405で増幅して出力する場合もある。
具体例として、2値の4ビットのデータを読み出す場合の例を説明する。読み出された読み出し記憶データ309が、「1010」の場合、1ビット目は、1ビット目の読み出し記憶データ「1」と初期値「0」とを比較して異なるので、出力データ108は「1」となる。2ビット目は、2ビット目の読み出し記憶データ「0」と1ビット目の読み出し記憶データ「1」とを比較して異なるので、2ビット目の出力データ108は「1」となる。3ビット目は、3ビット目の読み出し記憶データ「1」と2ビット目の読み出し記憶データ「0」とを比較して異なるので、3ビット目の出力データ108は「1」となる。4ビット目は、4ビット目の読み出し記憶データ「0」と3ビット目の読み出し記憶データ「1」とを比較して異なるので、4ビット目の出力データ108は「1」となる。結局、読み出し記憶データ309が「1010」の場合、出力データ108は「1111」となる。
次にメモリコントローラ301内の書き込みデータ変換部402の機能を実現する回路構成の一例を説明する。図5は、書き込みデータ変換部402の回路構成の一例を示す図である。この回路は、論理積回路であるAND回路501およびフリップフロップ回路502を含む。
AND回路501は2つの入力ポート(A,B)と、1つの出力ポート(Y)を持ち、二つの入力ポートに入力された値がともに1の場合に1を出力ポートから出力し、その他の場合には0を出力ポートから出力する回路である。
フリップフロップ回路502は、クロック入力ポートであるCLKと、データ入力ポートであるDの2つの入力ポートを有し、出力ポートQおよび反転出力ポートQBの2つの出力ポートを有する。フリップフロップ回路は、クロック信号に同期してデータを格納するとともに、その格納したデータを出力する回路である。
書き込みデータ変換部402では、図5に示すとおり、AND回路501の入力ポートAに入力データ107が入力され、入力ポートBにクロック信号106が入力される。AND回路501の出力ポートYはフリップフロップ回路502のCLKポートに接続されている。フリップフロップ回路502のQBポートとDポートが接続されており、Qポートからの出力が、書き込みデータ変換部402からの出力となる。
このような回路構成では、AND回路501の入力ポートAに入力される入力データ107が1の場合にのみAND回路501の出力が1となり、フリップフロップ回路502のCLKポートに1が入力される。フリップフロップ回路502ではQBポートとDポートが接続されているので、Qポートからは、1つ前のタイミングで格納していたデータ(直前のアドレスの記憶データ)を反転したデータが出力される。AND回路501の入力ポートAに入力される入力データ107が0の場合には、AND回路501の出力が0となり、フリップフロップ回路502のCLKポートには0が入力されるので、Qポートからは1つ前のタイミングで格納していたデータ(直前のアドレスの記憶データ)がそのまま出力される。この動作により、入力データ107が書き込み記憶データ401に変換されて電源切り換え部403へ出力される。
次にメモリコントローラ301内の読み出しデータ変換部404の機能を実現する回路構成の一例を説明する。図6が読み出しデータ変換部404の回路構成の一例を示す図である。この回路は、排他的論理和回路であるXOR回路601およびフリップフロップ回路602を含む。
XOR回路601は2つの入力ポート(A,B)と、1つの出力ポート(Y)を持ち、二つの入力ポートに入力された値が等しいときに0を、値が異なるときに1を出力ポートから出力する回路である。
フリップフロップ回路602は、クロック入力ポートであるCLKと、データ入力ポートであるDの2つの入力ポートを有し、出力ポートQおよび反転出力ポートQBの2つの出力ポートを有する。フリップフロップ回路は、クロック信号に同期してデータを格納するとともに、その格納したデータを出力する回路である。
読み出しデータ変換部404では、図6に示すとおり、読み出し記憶データ309がXOR回路601のAポート、およびフリップフロップ回路602のDポートに入力される。クロック信号106がフリップフロップ回路602のCLKポートに入力される。フリップフロップ回路602の出力ポートQからの出力データが、XOR回路601のBポートに入力される。XOR回路601のYポートからの出力が、読み出しデータ変換部404の出力である出力データ108として出力される。
このような回路構成では、フリップフロップ回路602のDポートに入力された読み出し記憶データ309はクロック信号106と同期してフリップフロップ回路602に保持され、それと同時に、保持されていた一つ前のタイミングのデータである直前のアドレスの出力データがQポートから出力され、XOR回路601のBポートに入力される。XOR回路601のAポートには今回の読み出し記憶データ309が入力されるので、XOR回路601では、今回の読み出し記憶データ309と直前のアドレスの出力データが入力されることになり、両データが等しいときに0が、異なるときに1が出力ポートYから出力される。この動作により、読み出し記憶データ309が出力データ108に変換されてロジック部101へ出力される。
上記の例でわかるとおり、入力データが「1」が連続して続くデータの場合、本発明の半導体装置を使うことにより「1」の書き込みの数を減らすことができる。よって、「1」を書き込む際に必要な高電圧を発生させる回数が減り、電源回路にかかる負荷を減らすことが可能となる。その結果、メモリ素子へのデータ書き込み時に、より安定した電源を供給できるようになる。
さらに、「1」を書き込む際に必要な高電圧による電流の流れる経路のスイッチング回数を抑えることができる。その結果、回路内の素子の負担を和らげることができ、メモリ駆動回路の安定動作および信頼性向上が実現できる。また、メモリ素子に高電圧を加えて値を書き込む回数を減らすことができるので、メモリ素子の劣化を抑え、メモリの信頼性を高めることが可能となる。
また本発明では半導体に書き込まれたデータを読み込む際にも、データが変化するときのみスイッチングを行うことで、データ読みだし時間を短縮することが可能となる。さらに、余分なスイッチングが行われないため、回路内の消費電力を削減することも可能である。そして、スイッチング回数が減ることにより回路の信頼性を高めることもできる。
また、本発明の半導体装置では、入力データを積分形式に変換した記憶データとしてメモリ素子に書き込むため、記憶データの、あるアドレスのビットの値を不正に書き換えた場合、その記憶データを読み出して出力データに変換すると、不正に書き換えたアドレス以降のデータ値は書き換え前のデータ値と全く違ったものになる。この性質を利用して、データの書き換えによる不正利用を防ぐことができる。
また、半導体装置を使わなくなったときに、記憶された内容を不正に利用されないようにする場合、従来の形式であれば、多くのビットへの書き込みをしなければデータの中身は十分に破壊されなかったが、本発明の形式であれば、少数ビットの書き込みで、メモリの内容を十分に破壊できる。
なお、本実施の形態では、メモリ素子については初期値が「0」の値を持ち、負荷として電圧を与えることにより「1」が書き込まれるメモリ素子について説明したが、「0」と「1」は逆でも良い。
また、負荷として、電圧を与えるメモリ素子について説明したが、相変化メモリ等ではメモリ素子に加熱することによりデータ書き込みができ、その場合にも適用できる。負荷の種類によって、限定されるものではない。
本発明の半導体装置は、あらゆる書き込み可能な記憶装置に適用可能で、例えばDRAM、EEPROM、フラッシュメモリ、相変化メモリ、ヒューズメモリなどに適用可能である。
また本発明の半導体装置は、例えば、無線信号を利用して個体識別をするRFIDタグ(ICタグ、ICチップ、RF(Radio Frequency)タグ、無線タグ、電子タグとも呼ばれる)に適用可能であり、その他、半導体装置を含む電子機器である、液晶表示装置、EL表示装置、テレビジョン装置、携帯電話等のあらゆる電子機器に適用できる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1のロジック部101、電源部102及びメモリ部103の回路を形成することのできるトランジスタの構成について例示する。
図7は、絶縁表面を有する基板701に形成された薄膜トランジスタを示している。基板701はアルミノシリケートガラスなどのガラス基板、石英基板などが適用される。基板701の厚さは400μm〜700μmであるが、研磨して5μm〜100μmに薄片化しても良い。
基板701上には、窒化シリコン、酸化シリコンで第1絶縁層702が形成されていても良い。第1絶縁層702は薄膜トランジスタの特性を安定化させる効果がある。半導体層703は多結晶シリコンであることが好ましい。また、半導体層703は、ゲート電極705と重畳するチャネル形成領域において結晶粒界がキャリアのドリフトに影響しない実質的に単結晶のシリコン薄膜であっても良い。
また、他の構造として基板701をシリコン半導体で構成し、第1絶縁層702を酸化シリコンで形成したものを適用することができる。この場合、半導体層703は単結晶シリコンで形成することができる。すなわちSOI(Silicon on Insulator)基板を適用することができる。
ゲート電極705はゲート絶縁層704を介して半導体層703上に形成されている。ゲート電極705の両側にはサイドウオールが形成されていても良く、それによって半導体層703に低濃度ドレインが形成されていても良い。第2絶縁層706は酸化シリコン、酸窒化シリコンなどで形成されている。これは所謂層間絶縁層であり、第1配線707がこの層上に形成されている。第1配線707は半導体層703に形成されたソース領域及びドレイン領域とコンタクトを形成する。
さらに、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化シリコンなどで第3絶縁層708と第2配線709が形成されている。図7では、第1配線707と第2配線709を示すが、配線の積層数は回路構成に応じて適宜選択すれば良い。配線構造についても、コンタクトホールにタングステンを選択成長させて埋込プラグを形成しても良いし、ダマシンプロセスを使って銅配線を形成しても良い。
アンテナ層711は基板701に形成されている。アンテナ層711は印刷法やメッキ法を用いて銅や銀を用いて形成し低抵抗化を図ることが好ましい。アンテナ層711は、それ自身によってアンテナを形成しても良いし、別の基体に形成されるアンテナと接続するための接続端子としても良い。いずれにしても、第2配線709と短絡しないように、アンテナ層711の周囲には第4絶縁層710を設けておくことが好ましい。第4絶縁層710は表面を平坦化するためにスピンオングラスとも呼ばれ、塗布形成される酸化シリコンで形成することが好ましい。
実施の形態1のロジック部101、電源部102及びメモリ部103は、本実施の形態で示すトランジスタとアンテナ層及びそれと接続する配線によって実現することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1のロジック部101、電源部102及びメモリ部103の回路を形成することのできるトランジスタの構成について例示する。なお、実施の形態2と同じ機能を示す要素には同じ符号を用いている。
図8はMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタであり、半導体基板801に形成されている。半導体基板801として代表的には単結晶シリコン基板が適用される。半導体基板801の厚さは100μm〜300μmであるが、研磨して10μm〜100μmに薄片化しても良い。他の基体と組み合わることにより強度を保てるからである。
半導体基板801には素子分離絶縁層802が形成されている。素子分離絶縁層802は半導体基板801に窒化膜などのマスクを形成し、熱酸化して素子分離用の酸化膜を形成するLOCOS(Local Oxidation of Silicon)技術を使って形成することができる。また、STI(Shallow Trench Isolation)技術を使って、半導体基板801に溝を形成し、そこに絶縁膜を埋め込み、さらに平坦化することで素子分離絶縁層802を形成しても良い。STI技術を使うことで素子分離絶縁層802の側壁を急峻にすることができ、素子分離幅を縮小することができる。
半導体基板801にはnウエル803、pウエル804を形成し、所謂ダブルウエル構造としてnチャネル型トランジスタ及びpチャネル型トランジスタを形成することができる。又はシングルウエル構造としても良い。ゲート絶縁層704、ゲート電極705、第2絶縁層706、第1配線707、第3絶縁層708、第2配線709、アンテナ層711、第4絶縁層710は実施の形態2と同様である。
このように、MOSトランジスタによって集積回路を形成することで、RF帯(代表的には13.56MHz)からマイクロ波帯(2.45GHz)の通信信号を受信して動作する回路部を形成することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、本発明の半導体装置の一例である不揮発性半導体記憶装置を電子機器に応用した具体例を説明する。メモリを具備したあらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。例えば、本発明の半導体装置による不揮発性半導体記憶装置を適用した電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDVD(digital versatile disc)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それら電子機器の具体例を図9に示す。
図9(A)、(B)は、デジタルカメラを示している。図9(B)は、図9(A)の裏側を示す図である。このデジタルカメラは、筐体2111、表示部2112、レンズ2113、操作キー2114、シャッターボタン2115などを有する。また、取り出し可能な不揮発性のメモリ2116を備えており、当該デジタルカメラで撮影したデータをメモリ2116に記憶させておく構成となっている。本発明を用いて形成された不揮発性の半導体記憶装置は当該メモリ2116に適用することができる。
また、図9(C)は、携帯電話を示しており、携帯端末の1つの代表例である。この携帯電話は筐体2121、表示部2122、操作キー2123などを含む。また、携帯電話は、取り出し可能な不揮発性のメモリ2124を備えており、当該携帯電話の電話番号等のデータ、映像、音楽データ等をメモリ2124に記憶させ再生することができる。本発明を用いて形成された不揮発性の半導体記憶装置は当該メモリ2124に適用することができる。
また、図9(D)は、デジタルプレーヤーを示しており、オーディオ装置の1つの代表例である。図9(D)に示すデジタルプレーヤーは、本体2130、表示部2131、メモリ部2132、操作部2133、イヤホン2134等を含んでいる。なお、イヤホン2134の代わりにヘッドホンや無線式イヤホンを用いることができる。メモリ部2132は、本発明を用いて形成された不揮発性の半導体記憶装置を用いることができる。例えば、記録容量が20〜200ギガバイト(GB)のNAND型不揮発性メモリを用い、操作部2133を操作することにより、映像や音声(音楽)を記録、再生することができる。なお、表示部2131は黒色の背景に白色の文字を表示することで消費電力を抑えられる。これは携帯型のオーディオ装置において特に有効である。なお、メモリ部2132に設けられた不揮発性の半導体記憶装置は、取り出し可能な構成としてもよい。
また、図9(E)は、電子ブック(電子ペーパーともいう)を示している。この電子ブックは、本体2141、表示部2142、操作キー2143、メモリ部2144を含んでいる。またモデムが本体2141に内蔵されていてもよいし、無線で情報を送受信できる構成としてもよい。メモリ部2144は、本発明を用いて形成された不揮発性の半導体記憶装置を用いることができる。例えば、記録容量が20〜200ギガバイト(GB)のNAND型不揮発性メモリを用い、操作キー2143を操作することにより、映像や音声(音楽)を記録、再生することができる。なお、メモリ部2144に設けられた不揮発性の半導体記憶装置は、取り出し可能な構成としてもよい。
以上の様に、本発明を用いて形成された不揮発性の半導体記憶装置の適用範囲は極めて広く、メモリを有するものであればあらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。
第1の実施の形態における記憶装置を用いた半導体装置のブロック図。 第1の実施の形態における記憶装置に用いる電源部のブロック図。 第1の実施の形態における記憶装置に用いるメモリ部のブロック図。 第1の実施の形態における記憶装置のメモリコントローラのブロック図。 第1の実施の形態における記憶装置の書き込みデータ変換部の回路図。 第1の実施の形態における記憶装置の読み出しデータ変換部の回路図。 第2の実施の形態における薄膜トランジスタの断面図。 第3の実施の形態における薄膜トランジスタの断面図。 第4の実施の形態における電子機器を示す図。
符号の説明
101 ロジック部
102 電源部
103 メモリ部
104 動作制御信号
105 アドレス信号
106 クロック信号
107 入力データ
108 出力データ
109 動作電圧
110 昇圧回路制御信号
111 昇圧電圧

Claims (7)

  1. メモリ素子のアドレスを指定するアドレス信号と、入力データとをメモリ部に出力するロジック部と、
    メモリセルアレイと書き込みデータ変換部とを有する前記メモリ部とを有し、
    前記メモリセルアレイは、第1の負荷状態又は前記第1の負荷状態より高い負荷をかけることで第2の負荷状態をとることにより2値のデータを書き込むメモリ素子を、アドレスごとに複数有し、
    前記書き込みデータ変換部は、前記ロジック部から出力された前記入力データを受けて、直前のアドレスの書き込み記憶データが前記第1の負荷状態の場合には、前記入力データと同じデータを書き込み記憶データとし、直前のアドレスの書き込み記憶データが前記第2の負荷状態の場合には、前記入力データを反転して書き込み記憶データとする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記メモリ部は、ビット線により前記メモリセルアレイと接続されるカラムデコーダと、ワード線により前記メモリセルアレイと接続されるローデコーダと、電源切り換え部を有し、
    前記電源切り換え部は、前記ロジック部から前記アドレス信号を、前記書き込みデータ変換部から前記書き込み記憶データを受けて、列アドレス信号と書き込み制御信号を前記カラムデコーダに出力し、行アドレス信号と前記書き込み制御信号を前記ローデコーダに出力する半導体装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記メモリ部は、読み出しデータ変換部を有し、
    前記読み出しデータ変換部は、前記メモリ素子から読み出し記憶データを読み出し、前記読み出し記憶データが直前のアドレスで出力した読み出し記憶データと同じデータの場合には、前記第1の負荷状態の出力データを出力し、前記読み出し記憶データが直前のアドレスで出力した読み出し記憶データと異なる場合には、前記第2の負荷状態の出力データを出力する半導体装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    前記負荷が、前記メモリ素子に電圧を印加することである半導体装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    前記負荷が、前記メモリ素子を加熱することである半導体装置。
  6. 複数のメモリ素子に2値の入力データを書き込み記憶データとして順次書き込むデータ書き込み方法であって、直前のアドレスの書き込み記憶データが第1の負荷状態の場合には、前記入力データと同じデータを書き込み記憶データとして書き込み、前記直前のアドレスの書き込み記憶データが前記第1の負荷状態より高い電圧をかける第2の負荷状態の場合には、前記入力データを反転して書き込み記憶データとして書き込む半導体装置のデータ書き込み方法。
  7. 第1の負荷状態又は前記第1の負荷状態より高い負荷をかける第2の負荷状態で2値のデータが書き込まれている複数のメモリ素子から2値の読み出し記憶データを順次読み出し、出力データとして出力するデータ読み出し方法であって、前記読み出し記憶データが直前のアドレスの読み出し記憶データと同じデータの場合には、前記第1の負荷状態の出力データを出力し、前記読み出し記憶データが直前のアドレスの読み出し記憶データと異なる場合には、前記第2の負荷状態の出力データを出力する半導体装置のデータ読み出し方法。
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