JP2008146290A - 制御マップ最適化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御対象の特性に依拠せず制御マップの最適化を行うことが可能な汎用的な制御マップ最適化装置を提供する。
【解決手段】制御マップ最適化装置1は、入力された引数x、yに対応する格子点(xi,yj)に設定された制御パラメータPi,jまたは引数x、yに対応するマップ位置(xE,yE)の近傍の格子点に設定された制御パラメータPi,jから補間により算出した制御パラメータPEを出力する制御マップMと、制御パラメータが取るべき値に関する情報Qと出力された制御パラメータPEとに基づいて制御マップMの制御パラメータPi,jの最適化を行う最適化手段3とを備え、最適化手段3は、最急降下法により情報Qと制御パラメータPEとから作成された単峰性関数の誤差関数Errorに基づいて制御マップMにおけるマップ位置(xE,yE)の近傍の格子点に設定された制御パラメータPi,jの値を更新し、この更新処理を繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御マップ最適化装置に係り、特に、制御対象の制御に係る制御マップの最適化を行う制御マップ最適化装置に関する。
制御対象の制御に用いられる制御パラメータは個々に決定される場合も多いが、単数または複数の引数を入力とする制御マップにより算出される場合もある。そして、制御マップを最適化することによりそれに基づいて制御パラメータの最適値を自動的に決定することが可能となる。
従来、制御マップの最適化は、実験やシミュレーション等を通じて開発者や作業者が経験や勘を頼りに手動でチューニングしながら行われるのが一般的であった。しかし、手動によるチューニングでは、必ずしも最適な制御マップが得られる保証はなく、また、チューニングを行うための工数が膨大となり時間や手間がかかるという問題もあった。
このような問題を解消するための装置や方法として、例えば車両のエンジン制御について、エンジンの最大トルクを引き出すことができる点火時期がノッキングの発生する点火時期の近傍にあることから、エンジンの燃焼室内の燃焼に伴って変化する燃焼物理量から熱発生率の変化状況を演算し、この熱発生率の変化状況に基づいてノッキング寸前の状態を検知し、その際の運転条件を燃焼制御マップのパラメータとして用いる燃焼制御マップの作成方法が開示されている(特許文献1参照)。
また、エンジンを一定回転数に保持している場合に、同じスロットル開度でも、スロットルバルブを開方向に操作する場合と閉方向に操作する場合とで出力されるトルクが異なることから、異なるエンジン回転数で開方向および閉方向のトルク曲線をそれぞれ求め、各トルク曲線に基づいて制御マップを作成する方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平2−221662号公報 特開2000−321175号公報
しかしながら、これらの制御マップの作成装置や作成方法は、それぞれエンジンの燃焼状況やスロットルバルブ等の制御対象の特性に依拠した装置や方法であり、他の制御対象にも応用可能とは言えず、必ずしも汎用的な手法とは言えない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、制御対象の特性に依拠せず制御マップの最適化を行うことが可能な汎用的な制御マップ最適化装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、第1の発明は、
制御マップ最適化装置は、
入力された引数に対して、対応する格子点に設定された制御パラメータ、または前記引数に対応する格子点がない場合には前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータから補間により算出した制御パラメータを出力する制御マップと、
制御パラメータが取るべき値に関する情報と前記制御マップから出力された制御パラメータとに基づいて前記制御マップの格子点に設定される制御パラメータの値の最適化を行う最適化手段とを備え、
前記最適化手段は、前記情報と前記出力された制御パラメータとに基づいて単峰性関数である誤差関数を作成し、最急降下法により前記誤差関数に基づいて前記制御マップにおける前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータの値を更新し、この更新処理を繰り返すことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明の制御マップ最適化装置において、前記単峰性関数である誤差関数は、前記情報に基づいて決定される数値と前記制御マップから出力された制御パラメータとの二次関数であることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明の制御マップ最適化装置において、前記最適化手段は、前記情報を表す数値と前記制御マップから出力された制御パラメータとの差に応じて前記制御マップの格子点に設定された制御パラメータの値を更新することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明の制御マップ最適化装置において、前記最適化手段は、前記制御マップの格子点に設定された制御パラメータの更新量が前記情報を表す数値と前記制御マップから出力された制御パラメータとの差に比例する量となるように前記制御マップの格子点に設定された制御パラメータの値を更新することを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の制御マップ最適化装置において、前記情報は、前記制御マップから出力された制御パラメータに従って行われた試行の結果に基づいて決定される数値であることを特徴とする。
第6の発明は、第1から第4のいずれかの発明の制御マップ最適化装置において、前記情報は、前記制御マップにおける前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータを増加させるべきという指標または減少させるべきという指標であり、前記最適化手段は、前記指標に基づいて所定の数値を決定して前記誤差関数を作成することを特徴とする。
第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明の制御マップ最適化装置において、前記最適化手段は、前記制御マップに入力される前記引数の個数をnとした場合、前記制御マップにおける前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点である前記引数の周囲の2個の格子点に設定された制御パラメータを更新することを特徴とする。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明の制御マップ最適化装置において、前記最適化手段は、前記更新処理を、前記制御パラメータの値を更新するごとに行う代わりに、制御動作中は前記制御パラメータの値を更新せずに前記制御パラメータの値の更新量を蓄積して制御動作終了後に一括して前記制御パラメータの値を更新することを特徴とする。
第9の発明は、第1から第7のいずれかの発明の制御マップ最適化装置において、前記最適化手段は、前記更新処理を、前記繰り返しの初期においては、前記制御パラメータの値を更新するごとに行い、前記繰り返しの後期においては、制御動作中は前記制御パラメータの値を更新せずに前記制御パラメータの値の更新量を蓄積して制御動作終了後に一括して前記制御パラメータの値を更新することを特徴とする。
第1の発明によれば、最適化手段で、制御パラメータが取るべき値に関する情報と制御マップから実際に出力された制御パラメータとに基づいて単峰性関数である誤差関数を作成し、最急降下法により誤差関数に基づいて制御マップにおける引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータの値を順次更新し、この更新処理を繰り返すことで制御マップを最適化する。
このように、誤差関数を単峰性関数とし、それに対して最急降下法を適用することで、局所解に陥ることなく最適解を的確に算出することが可能となり、制御マップの最適化を的確に行うことが可能となるとともに、この手法であれば、いかなる制御対象の制御内容に対してもそれを的確に制御する制御マップを獲得することが可能となり、制御マップ最適化装置を、制御対象の特性に依拠せずに制御マップの最適化を行うことが可能な汎用的な装置とすることが可能となる。
第2の発明によれば、前記第1の発明の効果に加え、誤差関数として用いる単峰性関数を二次関数とすることで、誤差関数を非常に簡単に構成することが可能となるとともに、誤差関数の演算を容易に行うことが可能となり、処理速度の向上を図ることが可能となる。
第3の発明によれば、前記各発明の効果に加え、前記制御マップの格子点に設定された制御パラメータの値の更新を、制御パラメータが取るべき値に関する情報を表す数値と制御マップから出力された制御パラメータとの差に応じて行うことで、制御パラメータの更新量の演算が容易となるとともに、差の正負により制御パラメータの増減の方向性を最適化手段に確実に認識させることが可能となり、制御マップの最適化をより的確に行うことが可能となる。
第4の発明によれば、第3の発明において、制御パラメータの値の更新を、制御パラメータが取るべき値に関する情報を表す数値と制御マップから出力された制御パラメータとの差に比例して行うことで、前記第3の発明の効果がより的確に発揮される。
第5の発明によれば、前記各発明の効果に加え、制御パラメータが取るべき値に関する情報を、制御マップから出力された制御パラメータに従って行われた試行の結果に基づいて決定される数値とすることで、試行の結果が確実に制御パラメータの最適化にフィードバックされ、制御マップの最適化をより的確に行うことが可能となる。
第6の発明によれば、前記各発明の効果に加え、制御パラメータが取るべき値に関する情報を制御マップの制御パラメータを増加または減少させるべきという指標とすることで、最適化手段に制御パラメータの増減を的確に指示するだけで制御パラメータが確実に増減されるため、前記情報を表す数値を精緻に決定する必要がなくなり、制御マップの最適化をより容易に行うことが可能となり、制御マップ最適化装置の構成をより簡単にすることが可能となる。
第7の発明によれば、前記各発明の効果に加え、制御マップに入力されるn次元の引数に対応するマップ位置の周囲の2個の格子点に設定された制御パラメータを更新するため、マップ位置周囲の格子点に設定されたパラメータを確実に更新できるとともに、1回の更新処理でマップ位置周囲の格子点に設定された制御パラメータのみを更新するため、更新処理にかかる時間を短縮し、装置全体の処理時間の短縮を図ることが可能となる。
第8の発明によれば、制御マップ最適化手段における更新処理を、制御パラメータの値を更新するごとに逐次行うように構成することも可能であり、制御動作中は前記制御パラメータの値を更新せずに制御パラメータの値の更新量を蓄積して制御動作終了後に一括して制御パラメータの値を更新するように構成することも可能である。
前記各発明の効果に加え、制御パラメータの値を逐次更新する場合には最適化における最適解への収束性をより向上させることが可能となり、制御パラメータの値を一括して更新する場合には引数等にいわゆるノイズが含まれる場合にもそのノイズによる影響を受け難くなり制御マップ最適化装置における最適化の対ノイズ性を向上させることが可能となる。
第9の発明によれば、更新処理の繰り返しの初期段階においては制御パラメータの値を逐次更新し、繰り返しの後期段階においては一連の制御動作終了後に一括して更新するように構成することで、前記各発明の効果に加え、繰り返しの初期における逐次更新で最適化における最適解への収束性を高めつつ、繰り返しの後期における一括更新で最適化の対ノイズ性を向上させることが可能となる。
以下、本発明に係る制御マップ最適化装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る制御マップ最適化装置の構成を説明するブロック図である。制御マップ最適化装置1は、図示しないCPUやROM、RAM、入出力インターフェース等がバスに接続された汎用コンピュータで構成されている。制御マップ最適化装置1は、最適化が行われる制御マップMが記憶されるメモリ2と、制御マップMの最適化を行う最適化手段3とを備えている。
制御マップは、通常、制御対象S側の図示しない制御コンピュータのメモリ等に記憶されている。図1の制御マップ最適化装置1では、制御対象Sの制御マップと同一の制御マップMをメモリ2に記憶し、その制御マップMを最適化した後に制御対象Sの制御コンピュータのメモリ等に記憶されている制御マップに上書きして移行させる場合が想定されているが、制御対象Sの制御コンピュータのメモリ等に記憶されている制御マップ自体を最適化の対象としてもよい。
制御マップには、単数または複数の引数が入力され、単数または複数の制御パラメータが出力される。本実施形態では、制御マップMが2個の引数x、yを入力して1個の制御パラメータPEを出力するいわゆる3次元の制御マップである場合について説明する。なお、引数の個数や出力される制御パラメータの個数、制御マップの次元数はこれに限定されない。
本実施形態では、上記のように引数が2個であるから、例えば引数xを縦軸にとり、引数yを横軸にとると、制御マップMは図2に示すように平面状に表される。また、制御マップM上の引数x、yがそれぞれ離散的な特定値xi、yjをとる位置にはそれぞれ1つの制御パラメータがそれぞれ設定されている。
以下、制御マップM上のこれらの位置を格子点といい、格子点(xi,yj)のように表す。なお、図2および後述する図3では、引数x、yの特定値xi、yjがそれぞれ等間隔に設定され、格子点(xi,yj)が碁盤状に並ぶ場合が示されているが、引数の特定値の設定すなわち格子点の設定のしかたはこれに限定されない。
制御マップMを、各格子点(xi,yj)に設定された制御パラメータPi,jを含めて表現すると、図3に示すように3次元的に表すことができる。
制御マップMは、引数が入力されると、入力された引数x、yに対応する格子点(xE,yE)がマップ上に存在する場合には、対応する格子点(xE,yE)に設定された制御パラメータPEを出力する。
また、制御マップMは、入力された引数xE、yEに対応する格子点がマップ上に存在しない場合には、図4に示すように引数x、yに対応するマップ位置(xE,yE)の周囲の4つの格子点(xA,yA)、(xB,yB)、(xC,yC)、(xD,yD)に設定された各制御パラメータPA、PB、PC、PDから線形補間により制御パラメータPEを算出して出力するようになっている。
なお、本実施形態では引数の個数が2であるため、入力された引数に対応する格子点がマップ上に存在しない場合には引数に対応するマップ位置の周囲の4つ(=2個)の格子点に設定された各制御パラメータから線形補間により制御パラメータPEを算出するが、引数の個数がnの場合には、引数に対応するマップ位置の周囲の2個の格子点に設定された各制御パラメータから線形補間により制御パラメータが算出される。
最適化手段3には、図1に示すように、制御マップMから出力された制御パラメータPEとともに、制御パラメータが取るべき値に関する情報Qが入力されるようになっている。
最適化手段3は、出力された制御パラメータPEと情報Qが入力されると、それらに基づいて単峰性関数である誤差関数を作成し、最急降下法により前記誤差関数に基づいて前記制御マップMにおける引数x、yに対応するマップ位置(xE,yE)の近傍の格子点に設定される制御パラメータの値を更新する。そして、この更新処理を繰り返すことで制御マップMの各格子点の制御パラメータを最適化するようになっている。
制御パラメータが取るべき値に関する情報Qは、種々の形態とすることが可能であるが、本実施形態では、引数が制御マップMに入力された際に制御マップMから出力される制御パラメータPEがとるべき理想値が情報Qとして入力されるようになっている。
また、本実施形態では、最適化手段3は、制御マップMの制御パラメータの更新処理を引数x、yが入力されるごとに行うようになっており、また、一連の制御動作が終了しても制御マップMが最適化されていなければ制御動作およびその間の制御パラメータの更新を繰り返して制御マップMを最適化するようになっている。なお、制御対象Sの実際の制御は必ずしも行われる必要はなく、制御マップ最適化装置1の内部でのシミュレーションだけで制御マップMの最適化を行うように構成することも可能である。
以下、図5に示す更新処理のフローチャートに基づいて、具体的に最適化手段3における制御パラメータの更新処理について説明する。
まず、制御マップ最適化装置1に引数x、yが入力されると、メモリ2中の制御マップMが参照され、前記の算出法に従って制御パラメータPEが算出されて制御マップMから出力されるようになっている(ステップS1)。本実施形態では、出力された制御パラメータPEは制御対象Sに入力され、制御パラメータPEに従って制御が行われる。
また、制御マップMから出力された制御パラメータPEは、同時に最適化手段3に送信される。最適化手段3では、制御マップMから送信されてきた制御パラメータPEと、前述した制御パラメータが取るべき値に関する情報Qすなわち本実施形態では制御マップMから出力されるべき制御パラメータPEの理想値Qに基づいて、制御マップMの各格子点に設定された制御パラメータの更新量を算出するようになっている(ステップS2)。
最適化手段3は、制御マップMに入力される引数の個数をnとした場合に制御マップMにおける引数に対応するマップ位置の近傍の格子点である引数の周囲の2個の格子点に設定された制御パラメータを更新するようになっており、本実施形態では、引数の個数nが2であることから、図4に示したように、入力された引数x、yに対応するマップ位置(xE,yE)の周囲の4つの格子点(xA,yA)、(xB,yB)、(xC,yC)、(xD,yD)に設定された各制御パラメータPA、PB、PC、PDが更新されるようになっている。
最適化手段3は、制御パラメータの更新量算出においては、まず、情報Qとしての制御パラメータPEの理想値Qと制御マップMから出力された制御パラメータPEとに基づいて単峰性関数である誤差関数Errorを作成する。本実施形態では、単峰性関数として二次関数を用い、誤差関数Errorを下記(1)式のように作成するようになっている。
Error=(Q−PE/2 …(1)
ここで、誤差関数を単峰性関数とする理由は、誤差関数を多数の極大値や極小値をとる多峰性関数として最急降下法を適用すると必ずしも最適解ではない局所解に収束してしまう可能性が残るが、誤差関数を単峰性関数とすればこのような問題が生じないからである。
続いて、最適化手段3は、前記(1)式で表される誤差関数に最急降下法を適用して、図6に示すように、各格子点(xA,yA)、(xB,yB)、(xC,yC)、(xD,yD)に設定された各制御パラメータPA、PB、PC、PDの更新量ΔPA、ΔPB、ΔPC、ΔPDを下記(2)〜(5)式に従って算出するようになっている。
Figure 2008146290
前記(2)〜(5)式に示されるように、本実施形態では、最適化手段3は、前記情報Qを表す数値である制御パラメータPEの理想値Qと制御マップMから出力された制御パラメータPEとの差に応じて制御マップMの格子点(xA,yA)、(xB,yB)、(xC,yC)、(xD,yD)に設定された制御パラメータの値PA、PB、PC、PDが更新され、特に、更新量ΔPA、ΔPB、ΔPC、ΔPDが理想値Qと制御パラメータPEとの差に比例する量となるように更新される。
最適化手段3は、続いて、算出した更新量ΔPA、ΔPB、ΔPC、ΔPDを用いて、メモリ2に記憶された制御マップMの各格子点(xA,yA)、(xB,yB)、(xC,yC)、(xD,yD)に設定された制御パラメータの値PA、PB、PC、PDを、それぞれPA+ΔPA、PB+ΔPB、PC+ΔPC、PD+ΔPDに更新し、それらの値を新たに制御パラメータの値PA、PB、PC、PDとして上書き保存して設定するようになっている。
続いて、本実施形態では、最適化手段3は、制御対象Sからの情報に基づき一連の制御動作が終了したか否かを判断し(図5のステップS4)、制御動作が終了していなければ(ステップS4:NO)、その制御動作中に前記制御マップMの制御パラメータの更新処理を繰り返す(ステップS1〜S3)。
また、最適化手段3は、一連の制御動作が終了したと判断すると(ステップS4:YES)、終了条件を満たすか否かを判断するようになっている(ステップS5)。
終了条件は、制御マップMに求められる各制御パラメータの精度や最適化に要する時間等の観点から適宜決定される。例えば、
1)制御マップMの各格子点(xi,yj)に設定された制御パラメータPi,jの更新量ΔPi,jの絶対値が予め設定された所定の閾値を超えることがなくなった
2)制御マップMに基づく制御対象Sの制御の結果と理想的な制御の結果との誤差が所定の範囲以内となった
3)制御マップMの制御パラメータPi,jの更新回数が予め設定された回数に達した
4)制御マップMの制御パラメータPi,jの更新に要した時間が予め設定された時間に達した
等の終了条件が設定され得る。
最適化手段3は、終了条件が満たされていないと判断すると(ステップS5:NO)、新たな一連の制御動作を要求し、前記終了条件が満たされるまで制御マップMの制御パラメータの更新処理を繰り返す(ステップS1〜S4)。
また、最適化手段3は、終了条件が満たされたと判断すると(ステップS5:YES)、制御パラメータPi,jの値が更新され最適化された制御マップMを出力し、制御対象Sの制御コンピュータのメモリ等に記憶されている制御マップに上書きして移行させるようになっている。
本実施形態に係る制御マップ最適化装置1の作用については、前記構成で述べたとおりであり、説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係る制御マップ最適化装置1によれば、最適化手段3で、制御パラメータが取るべき値に関する情報Q(本実施形態においては制御パラメータPEがとるべき理想値Q)と、制御マップMから実際に出力された制御パラメータPEとに基づいて単峰性関数である誤差関数Errorを作成し、最急降下法により誤差関数Errorに基づいて制御マップMにおける引数x、yに対応するマップ位置(xE,yE)の近傍の格子点(xA,yA)、(xB,yB)、(xC,yC)、(xD,yD)に設定された制御パラメータの値PA、PB、PC、PDを順次更新し、この更新処理を繰り返すことで制御マップMを最適化する。
このように、誤差関数を単峰性関数とし、それに対して最急降下法を適用することで、局所解に陥ることなく最適解を的確に算出することが可能となり、制御マップMの最適化を的確に行うことが可能となるとともに、この手法であれば、いかなる制御対象Sの制御内容に対してもそれを的確に制御する制御マップMを獲得することが可能となり、制御マップ最適化装置1を、制御対象Sの特性に依拠せずに制御マップMの最適化を行うことが可能な汎用的な装置とすることが可能となる。
なお、本実施形態では、制御パラメータが取るべき値に関する情報Qを、引数が制御マップMに入力された際に制御マップMから出力される制御パラメータPEがとるべき理想値Qとする場合について説明したが、これに限定されない。前記情報Qは、例えば、制御マップMにおける引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータを増加させるべき、或いは減少させるべきという指標であってもよい。
具体的には、引数x、yが制御マップMに入力され制御パラメータPEが出力された場合、最適化手段3に対して、前記情報Qとして、例えば制御パラメータPEをより増減させるべきと判断される場合には指標「+」または「−」が入力されるように構成し、最適化手段3では、前記指標に基づいて例えば所定値を制御パラメータPEに加算または減算して前記(1)〜(5)式における理想値Qとするように構成することが可能である。指標「+」、「−」に応じて制御パラメータPEを所定倍するように構成してもよい。
このように構成しても、制御マップMの制御パラメータPi,jを適切に最適化することが可能であり、本実施形態に係る制御マップ最適化装置1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、最適化手段3において、制御マップMの制御パラメータPi,jの更新処理を引数x、yが入力されるごとに逐次行う場合について説明したが、この他にも、例えば一連の制御動作中は制御パラメータの値Pi,jを更新せずに制御パラメータの値の更新量ΔPi,jを蓄積しておき、制御動作終了後に一括して制御パラメータの値Pi,jを更新するように構成することも可能である。
この場合、更新処理のフローは図7に示すフローチャートに従って行われる。具体的には、前記実施形態と同様に、引数x、yの入力に応じて制御マップMから制御パラメータPEが出力され(ステップS6)、制御マップMの各格子点(xA,yA)、(xB,yB)、(xC,yC)、(xD,yD)に設定された制御パラメータPA、PB、PC、PDの更新量ΔPA、ΔPB、ΔPC、ΔPDが前記(1)〜(5)式に従って算出される(ステップS7)。その際、一連の制御動作が終了するまで制御パラメータの更新は行われず(ステップS8:NO)、更新量が繰り返し算出され、その都度メモリ2に記憶されて蓄積される(ステップS7)。
最適化手段3は、制御対象Sからの情報に基づき一連の制御動作が終了したと判断すると(ステップS8:YES)、制御マップMの各制御パラメータPi,jにつきメモリ2に蓄積されたその制御パラメータPi,jの全更新量ΔPi,jを加算して更新処理の回数で除することで更新量ΔPi,jを平均化し(ステップS9)、元の制御パラメータの値Pi,jに更新量ΔPi,jの平均値を加算して制御パラメータPi,jを一括して更新する(ステップS10)。そして、最適化手段3は、終了条件が満たされるまで新たな一連の制御動作を要求し(ステップS11:NO)、前記終了条件が満たされるまで制御マップMの制御パラメータの更新処理を繰り返す(ステップS6〜S10)。
また、最適化手段3は、終了条件が満たされたと判断すると(ステップS11:YES)、制御パラメータPi,jの値が更新され最適化された制御マップMを出力し、制御対象Sの制御コンピュータのメモリ等に記憶されている制御マップに上書きして移行させる。
このように構成しても、制御マップMの制御パラメータPi,jを適切に最適化することが可能であり、本実施形態に係る制御マップ最適化装置1と同様の効果を得ることができる。また、更新量を平均化することで、引数等にいわゆるノイズが含まれる場合にもそのノイズによる影響を受け難くなり、制御マップ最適化装置における最適化の対ノイズ性を向上させることが可能となる。
さらに、前記更新処理の繰り返しの初期段階においては、制御パラメータの値を逐次更新し、繰り返しの後期段階においては、一連の制御動作終了後に一括して更新するように構成することも可能である。この場合、繰り返しの初期における逐次更新で最適化における最適解への収束性を高めつつ、繰り返しの後期における一括更新で最適化の対ノイズ性を向上させることが可能となる。
[第2の実施の形態]
本発明に係る第2の実施形態では、前記第1の実施形態の制御マップ最適化装置を用いて、制御対象Sを自動車等の車両Sとし、目標加速度と現在の速度とを引数としてブレーキ・アクセルの操作量に関する制御パラメータを出力する制御マップの最適化を行う制御マップ最適化装置について説明する。試行は、例えばドラム式テスターに実車両を載置して行われる。
なお、本実施形態に係る制御マップ最適化装置の各部材や手段のうち、前記第1の実施形態に係る制御マップ最適化装置1の部材や手段と同一の機能を有する部材や手段については同一の符号を付して説明する。
本実施形態に係る制御マップ最適化装置10は、図8に示すように、第1の実施形態と同様に、制御マップMが記憶されるメモリ2と、制御マップMの最適化を行う最適化手段3とを備えるほか、目標加速度算出手段11、推定速度算出手段12、理想出力算出手段13を備えている。また、制御対象Sである車両Sは車速センサSvを備えている。
制御マップ最適化装置10には、目標速度Vgが入力されるようになっている。目標速度Vgは、制御マップMの最適化のために人為的に作成されるものである。なお、制御マップ最適化装置10により最適化された制御マップMが制御対象Sである車両Sに移行されて実装された後は、目標速度Vgはアクセルペダルの開度情報やブレーキペダルのON/OFF情報等に基づいて車両SのECU(Electric Control Unit)で作成され、ECU内に形成された目標加速度算出手段11を介して目標加速度agに変換されて制御マップMに入力されるようになるものである。
また、制御マップ最適化装置10には、車両Sに実装されている車速センサSvから車両Sの車速Vが入力されるようになっている。
目標加速度算出手段11には、目標速度Vgと車速Vとが入力されるようになっており、目標加速度算出手段11は、目標速度Vgと車速Vとから車両Sがとるべき目標加速度agを算出して出力するようになっている。
制御マップMは、引数x、yとしてこの目標加速度agと車速センサSvから送信されてくる車速Vとをとるようになっており、引数ag、Vが入力されると、車両Sの図示しないアクセルペダルの開度調整およびブレーキペダルのON/OFF制御を自動的に行うためのブレーキ・アクセル制御パラメータPEを出力するようになっている。
ブレーキ・アクセル制御パラメータPEは、制御対象Sである車両Sと最適化手段3に入力されるようになっている。
また、車速センサSvから送信されてくる車両Sの車速Vは、推定速度算出手段12に入力されるようになっている。推定速度算出手段12は、現在から一定期間前までに車速センサSvから送信されてきた車速Vのデータを時系列的に記憶しており、それらのデータの推移から次の処理タイミング等の現在から一定期間後における車両Sの車速Vを推定し、その推定値である推定速度Vestを算出して理想出力算出手段13に送信するようになっている。
理想出力算出手段13には、この推定速度Vestと前述した目標速度Vgとが入力されるようになっており、理想出力算出手段13は、目標速度Vgと推定速度Vestとの差分から第1の実施形態で述べた制御パラメータが取るべき値に関する情報Qを決定するようになっている。
本実施形態では、理想出力算出手段13は、目標速度Vgと推定速度Vestとの差分を定数倍した数値を情報Qaとして出力するようになっている。すなわち、目標速度Vgが推定速度Vestより大きければ差分は正の値となり情報Qaも正の値となる。また、目標速度Vgが推定速度Vestよりも小さければ差分は負の値となり情報Qaも負の値となる。
そして、最適化手段3では、この情報Qaと前述したブレーキ・アクセル制御パラメータPEとを加算した値が第1の実施形態で述べた制御パラメータが取るべき値に関する情報Qとされるようになっている。最適化手段3の構成や作用は第1の実施形態と同様であり説明を省略するが、このように情報Qは
Q=PE+Qa …(6)
であるから、前記(2)〜(5)式の右辺の(Q−PE)にそのままQaが代入されて演算が行われるようになっている。
以上のように、本実施形態に係る制御マップ最適化装置10によっても、前記第1の実施形態に係る制御マップ最適化装置1とまったく同様の効果を得ることができる。すなわち、誤差関数を単峰性関数とし、それに対して最急降下法を適用することで、局所解に陥ることなく最適解を的確に算出することが可能となり、制御マップMの最適化を的確に行うことが可能となるとともに、この手法であれば、いかなる制御対象Sの制御内容に対してもそれを的確に制御する制御マップMを獲得することが可能となり、制御マップ最適化装置10を、制御対象Sの特性に依拠せずに制御マップMの最適化を行うことが可能な汎用的な装置とすることが可能となる。
ここで、本実施形態に係る制御マップ最適化装置10を用い、例えば図9に示すような時間に応じて変化する目標速度Vgを入力して制御マップMの最適化を行った結果、図10のグラフに実線で示すように、車両Sの車速Vを目標速度Vgにほぼ一致するように制御することが可能となった。
この場合、制御マップMの最適化は前述した一括方式(図7参照)で行った。すなわち、図9に示した20秒間の試行の間に蓄積された制御パラメータPi,jの更新量ΔPi,jを用いて試行が終わるごとに一括して制御パラメータPi,jを更新する方法で例えば試行を所定回数繰り返して行って最適化を行った。
図10に破線で示す結果は、制御マップ最適化装置10による最適化と同じ時間、すなわち20秒の所定回数倍の時間をかけて手動で制御マップMの調整を行った場合の結果である。このように手動で調整した場合、達成される車速Vは目標速度Vgに近い形にはなるが、全体的に加速や減速のタイミングが時間的に前寄りにずれている。それに比べて本実施形態に係る制御マップ最適化装置10による最適化では、同じ時間でより良好な結果が得られていることが分かる。
また、図11は、この制御マップ最適化装置10による最適化において、20秒の試行の間に前記(1)式に従って算出された誤差関数Errorの和を各試行ごとに時系列的にプロットしたものである。このように、本実施形態に係る制御マップ最適化装置10によれば、試行回数を重ねるごとに誤差関数Errorの和が急速に減少し、最適解に向けて急速に収束することが分かる。
なお、本実施形態では、制御パラメータが取るべき値に関する情報Qを、試行の結果である車速Vに基づいて、数値として決定する場合について説明したが、第1の実施形態と同様にこれに限定されない。例えば、制御マップMにおける引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータを増加させるべき、或いは減少させるべきという指標を試行の結果に基づいて決定し、この指標を前記情報Qとしてもよい。
第1の実施形態に係る制御マップ最適化装置の構成を示すブロック図である。 2次元的に表された制御マップの一例を示す図である。 3次元的に表された図2の制御マップを示す図である。 引数に対応するマップ位置の周囲の格子点に設定された制御パラメータによる線形補間を説明する図である。 最適化手段における制御パラメータの更新処理の手順を示すフローチャートである。 格子点に設定された制御パラメータの更新量を説明する図である。 最適化手段において一括して制御パラメータを更新する場合の更新処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る制御マップ最適化装置の構成を示すブロック図である。 図8の制御マップ最適化装置に入力される目標速度の一例を示すグラフである。 図9の目標速度に基づいて最適化された制御マップによる制御の結果を示すグラフである。 図10の最適化の際の誤差関数の和を試行ごとにプロットしたグラフである。
符号の説明
1、10 制御マップ最適化装置
3 最適化手段
Error 誤差関数
M 制御マップ
n 引数の個数
E 出力される制御パラメータ
i,j 制御パラメータ
ΔPi,j 更新量
Q 制御パラメータが取るべき値に関する情報(理想値)
x、y 引数
(xi,yj) 格子点
(xE,yE) マップ位置

Claims (9)

  1. 入力された引数に対して、対応する格子点に設定された制御パラメータ、または前記引数に対応する格子点がない場合には前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータから補間により算出した制御パラメータを出力する制御マップと、
    制御パラメータが取るべき値に関する情報と前記制御マップから出力された制御パラメータとに基づいて前記制御マップの格子点に設定される制御パラメータの値の最適化を行う最適化手段とを備え、
    前記最適化手段は、前記情報と前記出力された制御パラメータとに基づいて単峰性関数である誤差関数を作成し、最急降下法により前記誤差関数に基づいて前記制御マップにおける前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータの値を更新し、この更新処理を繰り返すことを特徴とする制御マップ最適化装置。
  2. 前記単峰性関数である誤差関数は、前記情報に基づいて決定される数値と前記制御マップから出力された制御パラメータとの二次関数であることを特徴とする請求項1に記載の制御マップ最適化装置。
  3. 前記最適化手段は、前記情報を表す数値と前記制御マップから出力された制御パラメータとの差に応じて前記制御マップの格子点に設定された制御パラメータの値を更新することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御マップ最適化装置。
  4. 前記最適化手段は、前記制御マップの格子点に設定された制御パラメータの更新量が前記情報を表す数値と前記制御マップから出力された制御パラメータとの差に比例する量となるように前記制御マップの格子点に設定された制御パラメータの値を更新することを特徴とする請求項3に記載の制御マップ最適化装置。
  5. 前記情報は、前記制御マップから出力された制御パラメータに従って行われた試行の結果に基づいて決定される数値であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の制御マップ最適化装置。
  6. 前記情報は、前記制御マップにおける前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点に設定された制御パラメータを増加させるべきという指標または減少させるべきという指標であり、
    前記最適化手段は、前記指標に基づいて所定の数値を決定して前記誤差関数を作成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の制御マップ最適化装置。
  7. 前記最適化手段は、前記制御マップに入力される前記引数の個数をnとした場合、前記制御マップにおける前記引数に対応するマップ位置の近傍の格子点である前記引数の周囲の2個の格子点に設定された制御パラメータを更新することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の制御マップ最適化装置。
  8. 前記最適化手段は、前記更新処理を、前記制御パラメータの値を更新するごとに行う代わりに、制御動作中は前記制御パラメータの値を更新せずに前記制御パラメータの値の更新量を蓄積して制御動作終了後に一括して前記制御パラメータの値を更新することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の制御マップ最適化装置。
  9. 前記最適化手段は、前記更新処理を、前記繰り返しの初期においては、前記制御パラメータの値を更新するごとに行い、前記繰り返しの後期においては、制御動作中は前記制御パラメータの値を更新せずに前記制御パラメータの値の更新量を蓄積して制御動作終了後に一括して前記制御パラメータの値を更新することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の制御マップ最適化装置。
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