JP2008145925A - 液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器、投射型表示装置 - Google Patents

液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器、投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ツイストネマチック配向液晶装置において、横電界によって生じる表示上の不具合を解消し、優れた表示特性を発揮する液晶装置を提供する。
【解決手段】TFTアレイ基板10に形成される配向膜40が、画素領域Xに形成される水平配向膜41と、周辺領域Yに形成される垂直配向膜42とからなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器、及び投射型表示装置に関するものである。
液晶装置を用いる電子機器としては、例えば液晶装置を用いて映像を大画面に表示する装置として液晶プロジェクタがある。液晶プロジェクタにおいては高輝度、高コントラストが要求されている。ツイストネマチック配向液晶装置は、高透過率を有しており、現在も液晶プロジェクタに用いられている。
このようなツイストネマチック配向液晶装置は、複数の画素電極が形成された基板と、共通電極が一面に形成された基板とによって、誘電異方性が正の液晶分子からなる液晶層が狭持された構成を有している。
そして、画素電極に電圧を印加して、画素電極と共通電極との間に形成される電界に沿って液晶分子を駆動することによって、光の透過と非透過とを制御している。
ところで、近年の液晶プロジェクタは、高開口率及び高精細化が進んでおり、これに伴って液晶装置の画素部間距離が狭くなってきている。隣合う画素電極の電位が異なる場合には、画素電極間に横電界が形成され、画素部間距離が狭くなると、この横電界が液晶層の配向に与える影響が大きくなり、表示上の不具合が生じる。具体的には、画素電極間に形成される横電界と画素電極を覆って形成される水平配向膜の配向規制方向が平行となっている場合に、上記横電界によって、液晶分子が本来のツイスト方向と逆方向にツイストするリバーツイストが画素電極上において発生し、単一の画素電極上の液晶分子の配列に乱れが生じ、白表示の画素部にディスクリネーションが発生する。
このような配向不良が発生すると、正常なツイストドメインとリバースツイストドメインとが対立することになる。すると、液晶層の正常配向部分と異常配向部分との間にディスクリネーション(線欠陥)が観察されて、表示不具合が発生してしまう虞があった。
このような課題を解決するため、下記の技術が開示されている。
TN(Twist Nematic)−TFT型液晶表示装置でこの現象を防止し、安定な配向を得る技術として、特許文献1,2には、相隣接する画素電極間の間隙に凸部が形成されてなる電気光学装置が開示されている。これにより、相隣接する画素電極間において印加電圧の極性が異なるものの間で発生する横電界によって、液晶の配向状態が乱れることを低減することができるとしている。
特開2002−40455号公報 特開2005−121805号公報
しかしながら、上記した特許文献1,2では、画素電極上の液晶の配向方向に垂直な方向に隣接する画素電極間に生じる横電界の影響による液晶の配向不良の低減は可能であるが、画素電極上の液晶の配向方向に沿う方向に隣接する画素電極間に生じる横電界は依然として存在し、この横電界の影響によるリバースツイストの発生防止効果は十分に解決されていない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ツイストネマチック配向液晶装置において、横電界によって生じる表示上の不具合を解消し、優れた表示特性を発揮することのできる液晶装置、該液晶装置の製造方法、液晶装置を備える電子機器、及び液晶装置を備える投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の液晶装置は、複数の画素電極を備えるとともに該画素電極を含む基板面に形成される第1配向膜を備える第1基板と、該第1基板に対向配置されるとともに基板面に形成される第2配向膜を備える第2基板と、上記第1の基板及び上記第2基板に狭持されるとともに誘電異方性が正の液晶分子からなる液晶層とを備えるツイストネマチック配向の液晶装置であって、上記第1配向膜が、上記画素電極上の領域に形成される水平配向膜と、上記画素電極間の領域であって上記水平配向膜の配向規制方向と平行に横電界が形成される領域に形成される垂直配向膜とからなることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明の液晶装置によれば、画素電極上の領域に形成される水平配向膜と、画素電極間の領域であって水平配向膜の配向規制方向と平行に横電界が形成される領域に形成される垂直配向膜とによって第1配向膜が形成されている。
このため、画素電極間の領域であって水平配向膜の配向規制方向と平行に横電界が形成される領域に位置する液晶分子は、垂直配向膜から基板面に対して垂直方向に配向規制力を受けるため、画素電極間に横電界形成された場合であっても、本来のプレチルト角方向と逆方向に回転されることはない。すなわち、画素電極間の領域であって水平配向膜の配向規制方向と平行に横電界が形成される領域に位置する液晶分子と画素電極上の液晶分子との配向方向が対立することがない。よって、画素電極上の液晶分子の動きが阻害されることがなく、画素領域内においてディスクリネーションが生じることはない。
なお、周辺領域Yの液晶分子51aが垂直配向膜42の配向規制力を受けることによって、垂直配向膜と水平配向膜との境界部分において液晶分子の配向方向が不連続となりディスクリネーションが生じることとなる。しかしながら、垂直配向膜と水平配向膜との境界部分は、透過型液晶装置の表示に寄与するものではないため、表示画像を劣化させることはない。
よって、本発明の液晶装置によれば、ツイストネマチック配向液晶装置において、横電界によって生じる表示上の不具合を解消し、優れた表示を行うことができる。
また、本発明の液晶装置においては、液晶分子が上記第1基板の基板面に垂直な場合のプレチルト角を90°とした場合に、上記水平配向膜によって配向規制される液晶分子のプレチルト角が45°より小さく設定され、上記垂直配向膜によって配向規制される液晶分子のプレチルト角が45°より大きく設定されているという構成を採用する。
このような構成を採用する場合であっても、水平配向膜と垂直配向膜との境界部分において横電界によるディスクリネーションが生じた場合であっても、それが表示画像に影響を与えることを抑制することができる。
次に、本発明の液晶装置の製造方法は、複数の画素電極を備えるとともに該画素電極を含む基板面に形成される第1配向膜を備える第1基板と、該第1基板に対向配置されるとともに基板面に形成される第2配向膜を備える第2基板と、上記第1の基板及び上記第2基板に狭持されるとともに誘電異方性が正の液晶分子からなる液晶層とを備えるツイストネマチック配向の液晶装置の製造方法であって、上記第1配向膜を形成する工程は、上記画素電極の周辺に垂直配向膜を形成する第1工程と、上記画素電極上に水平配向膜を形成する第2工程と、を有することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明の液晶装置の製造方法によれば、画素電極上の領域に形成される水平配向膜と、画素電極間の領域であって水平配向膜の配向規制方向と平行に横電界が形成される領域に形成される垂直配向膜とによって構成された第1配向膜を備える液晶装置が製造される。
このような液晶装置は、上述のように、横電界によって生じる表示上の不具合を解消することができる。
よって、本発明の液晶装置の製造方法によれば、において、横電界によって生じる表示上の不具合を解消し、優れた表示を行うことができるツイストネマチック配向液晶装置を製造することができる。
また、本発明の液晶装置の製造方法においては、上記第1工程が、液滴吐出法を用いて材料を吐出配置し、該吐出配置された材料を乾燥させることによって上記垂直配向膜が形成される工程であるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、任意の箇所すなわち画素電極の周辺の領域に容易に垂直配向膜を形成することが可能となる。
また、本発明の液晶装置の製造方法においては、上記第2工程が、上記第1工程において垂直配向膜が形成された基板上に材料をスピンコート法にて配置し、該配置された材料を乾燥させることによって水平配向膜が形成される工程であるという構成を採用する。
このような構成を採用した場合には、スピンコート法にて配置された水平配向膜の材料は既に配設されている垂直配向膜表面の表面自由エネルギーが小さいために垂直配向膜表面上に濡れることはなく、垂直配向膜間に配置される。このように配置された水平配向膜の材料を乾燥させることによって、容易に水平配向膜を形成することが可能となる。
次に、本発明の電子機器は、本発明の液晶装置を備えることを特徴とする。
本発明の液晶装置は、横電界によって生じる表示上の不具合を解消することができる液晶装置のため、このような液晶装置を備える電子機器は、優れた表示特性を発揮することができる。
次に、本発明の投射型表示装置は、本発明の液晶装置を備えることを特徴とする。
本発明の液晶装置は、横電界によって生じる表示上の不具合を解消することができる液晶装置のため、このような液晶装置を備える投射型表示装置は、優れた表示特性を発揮することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器、及び投射型表示装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材の認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
[液晶装置]
以下に示す本実施形態の液晶装置は、スイッチング素子としてTFT(Thin-Film Transistor)素子を用いたアクティブマトリクス型の透過型液晶装置である。
図1は本実施形態の透過型液晶装置の画像表示領域の等価回路図であり、マトリクス状に配置された複数の画素におけるスイッチング素子、信号線等を示している。
図2はデータ線、走査線、画素電極等が形成されたTFTアレイ基板の相隣接する複数の画素群の構造を示す平面図である。
図3は本実施形態の透過型液晶装置について素子領域の断面図であって、図2のA−A’線断面図である。
また、図4は本実施形態の透過型液晶装置について複数の画素領域を模式的に示す断面図である。
なお、図3及び図4においては、図示上側が光入射側、図示下側が視認側(観察者側)である場合について図示している。
本実施形態の透過型液晶装置において、図1に示すように、画像表示領域を構成するマトリクス状に配置された複数の画素には、画素電極9と当該画素電極9への通電制御を行うためのスイッチング素子であるTFT素子30がそれぞれ形成されており、画像信号が供給されるデータ線6aが当該TFT素子30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次に供給されるか、あるいは相隣接する複数のデータ線6aに対してグループ毎に供給される。
また、走査線3aがTFT素子30のゲートに電気的に接続されており、複数の走査線3aに対して走査信号G1、G2、…、Gmが所定のタイミングでパルス的に線順次で印加される。また、画素電極9はTFT素子30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT素子30を一定期間だけオンすることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイミングで書き込む。
画素電極9を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、後述する共通電極との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能にする。ここで、保持された画像信号がリークすることを防止するために、画素電極9と共通電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。
次に、図2に基づいて、本実施形態の透過型液晶装置の平面構造について説明する。図2に示すように、TFTアレイ基板上に、インジウム錫酸化物(以下、「ITO」と略す)等の透明導電性材料からなる矩形状の画素電極9(点線部9Aにより輪郭を示す)が複数、マトリクス状に設けられており、画素電極9の縦横の境界に各々沿ってデータ線6a、走査線3a及び容量線3bが設けられている。本実施形態において、各画素電極9及び各画素電極9を囲むように配設されたデータ線6a、走査線3a、容量線3b等が形成された領域が画素部であり、マトリクス状に配置された各画素部毎に表示を行うことが可能な構造になっている。
データ線6aは、TFT素子30を構成する例えばポリシリコン膜からなる半導体層1aのうち、後述のソース領域にコンタクトホール5を介して電気的に接続されており、画素電極9は、半導体層1aのうち、後述のドレイン領域にコンタクトホール8を介して電気的に接続されている。また、半導体層1aのうち、後述のチャネル領域(図中左上がりの斜線の領域)に対向するように走査線3aが配置されており、走査線3aはチャネル領域に対向する部分でゲート電極として機能する。
容量線3bは、走査線3aに沿って略直線状に伸びる本線部(すなわち、平面的に見て、走査線3aに沿って形成された第1領域)と、データ線6aと交差する箇所からデータ線6aに沿って前段側(図中上向き)に突出した突出部(すなわち、平面的に見て、データ線6aに沿って延設された第2領域)とを有する。そして、図2中、右上がりの斜線で示した領域には、複数の第1遮光膜11aが設けられている。
次に、図3及び図4に基づいて、本実施形態の透過型液晶装置の断面構造について説明する。なお、図4ではスイッチング素子等の一部の構成要素を図面の視認性を考慮して省略してある。
図3及び図4に示すように、本実施形態の透過型液晶装置においては、TFTアレイ基板10と、これに対向配置される対向基板20との間に液晶層50が挟持されている。液晶層50は、初期配向状態が水平配向を呈する誘電異方性が正の液晶分子からなるもので、当該透過型液晶装置は水平配向モードの表示装置である。
すなわち、本実施形態の透過型液晶装置では、誘電異方性が正の液晶分子からなる液晶層50が一対の基板10,20間に挟持されている。
TFTアレイ基板10は、石英等の透光性材料からなる基板本体10Aとその液晶層50側表面に形成された画素電極9、配向膜40を主体として構成されており、対向基板20はガラスや石英等の透光性材料からなる基板本体20Aとその液晶層50側表面に形成された共通電極21、配向膜60とを主体として構成されている。また、図3に示すように、TFTアレイ基板10において、基板本体10Aの液晶層50側表面には画素電極9が設けられ、各画素電極9に隣接する位置に、各画素電極9をスイッチング制御する画素スイッチング用TFT素子30が設けられている。
画素スイッチング用TFT素子30は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有しており、走査線3a、当該走査線3aからの電界によりチャネルが形成される半導体層1aのチャネル領域1a’、走査線3aと半導体層1aとを絶縁するゲート絶縁膜2、データ線6a、半導体層1aの低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1c、半導体層1aの高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領域1eを備えている。
また、上記走査線3a上、ゲート絶縁膜2上を含む基板本体10A上には、高濃度ソース領域1dへ通じるコンタクトホール5、及び高濃度ドレイン領域1eへ通じるコンタクトホール8が開孔した第2層間絶縁膜4が形成されている。つまり、データ線6aは、第2層間絶縁膜4を貫通するコンタクトホール5を介して高濃度ソース領域1dに電気的に接続されている。さらに、データ線6a上及び第2層間絶縁膜4上には、高濃度ドレイン領域1eへ通じるコンタクトホール8が開孔した第3層間絶縁膜7が形成されている。つまり、高濃度ドレイン領域1eは、第2層間絶縁膜4及び第3層間絶縁膜7を貫通するコンタクトホール8を介して画素電極9に電気的に接続されている。
また、本実施形態では、ゲート絶縁膜2を走査線3aに対向する位置から延設して誘電体膜として用い、半導体層1aを延設して第1蓄積容量電極1fとし、さらにこれらに対向する容量線3bの一部を第2蓄積容量電極とすることにより、蓄積容量70が構成されている。
TFTアレイ基板10の基板本体10Aの液晶層50側表面において、各画素スイッチング用TFT素子30が形成された領域には、TFTアレイ基板10を透過し、TFTアレイ基板10の図示下面(TFTアレイ基板10と空気との界面)で反射されて、液晶層50側に戻る戻り光が、少なくとも半導体層1aのチャネル領域1a’及び低濃度ソース、ドレイン領域1b、1cに入射することを防止するための第1遮光膜11aが設けられている。また、第1遮光膜11aと画素スイッチング用TFT素子30との間には、画素スイッチング用TFT素子30を構成する半導体層1aを第1遮光膜11aから電気的に絶縁するための第1層間絶縁膜12が形成されている。さらに、図2に示したように、TFTアレイ基板10に第1遮光膜11aを設けるのに加えて、コンタクトホール13を介して第1遮光膜11aは、前段あるいは後段の容量線3bに電気的に接続するように構成されている。
また、TFTアレイ基板10の液晶層50側には、画素電極9を含んで全面に配向膜40(第1配向膜)が形成されている。配向膜40は、電圧無印加時における液晶層50内の液晶分子の配向を制御するものである。
なお、画素電極9に電圧が印加された場合には、画素電極9上の液晶分子の配列が変化することによって表示が行われるが、画素電極9同士の間に位置する液晶分子は、表示に寄与しない。すなわち、液晶層50は、画素電極9上に位置し表示に寄与する画素領域Xと、表示に寄与しない画素領域Xの周辺領域Yとに区分けされている。つまり、液晶層50は、TFTアレイ基板10の基板面内において複数の画素領域Xに区分けされており、画素領域X同士の境界領域が周辺領域Yとされている。
そして、配向膜40は、画素電極上の領域が水平配向膜41とされ、他の領域が垂直配向膜42とされている。さらに詳細には、水平配向膜41は、画素領域Xに(画素電極9が形成された領域)に位置されており、垂直配向膜42は、非画素部である周辺領域Y(画素電極9が形成されていない領域)に位置されている。
水平配向膜41は、液晶層50の液晶分子をTFTアレイ基板10の基板面方向(基板面と平行な方向)に一様に配向するような配向規制力を有する膜であり、ポリイミドから構成されており、また、配向規制方向にラビング処理されている。一方、垂直配向膜42は、液晶層50の液晶分子をTFTアレイ基板10の基板面と垂直な方向に配向するような配向規制力を有する膜であり、基本骨格がポリイミドであり、その側鎖に長鎖アルキル基や剛直な平面構造を有する官能基が導入されたものから構成されている。
このような配向膜40により、画素領域Xの液晶分子が水平配向膜41に基づいてTFTアレイ基板10に対して略水平に一様に配向される一方、周辺領域Yの液晶分子が垂直配向膜42に基づいてTFTアレイ基板10に対して垂直に配向される。
なお、液晶分子がTFTアレイ基板10の基板面に垂直な場合のプレチルト角を90°とした場合に、水平配向膜41によって配向規制される液晶分子のプレチルト角が45°より小さく設定され、垂直配向膜42によって配向規制される液晶分子のプレチルト角が45°より大きく設定されていれば良い。
つまり、水平配向膜41は、液晶分子のプレチルト角を45°より小さく0°より大きくする機能を有していれば良く、また、垂直配向膜42は、液晶分子のプレチルト角を45°より大きく90°より小さくする機能を有していれば良い。
他方、対向基板20には、基板本体20Aの液晶層50側表面であって、データ線6a、走査線3a、画素スイッチング用TFT素子30の形成領域に対向する領域、すなわち各画素部の開口領域以外の領域に、入射光が画素スイッチング用TFT素子30の半導体層1aのチャネル領域1a’や低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1cに侵入することを防止するための第2遮光膜23が設けられている。
さらに、第2遮光膜23が形成された基板本体20Aの液晶層50側には、全面に渡って、ITO等からなる共通電極21が形成され、その液晶層50側には配向膜60(第2配向膜)が形成されている。
この配向膜60は、液晶層50の液晶分子をTFTアレイ基板10の基板面方向(基板面と平行な方向)に一様に配向するような配向規制力を有する膜であり、ポリイミドから構成されており、また、配向膜40の水平配向膜41の配向規制方向と直交する方向にラビング処理されている。
続いて、上述のように構成された本実施形態の透過型液晶装置の動作についてシミュレーションした結果について説明する。
図5は、本実施形態の透過型液晶装置において、配向膜40の配向規制方向に隣合う画素電極の一方9aに電圧を印加し、他方9bに電圧を印加しない場合における液晶分子の配列方向についてシミュレーションした結果を示すものである。また、図6は、配向膜40が水平配向膜のみからなる従来の透過型液晶装置において、同様に、配向膜40の配向規制方向に隣合う画素電極の一方9aに電圧を印加し、他方9bに電圧を印加しない場合における液晶分子の配列方向についてシミュレーションした結果を示すものである。
本シミュレーションのように、配向膜40の水平配向各41の配向規制方向に隣合う画素電極の一方9aに電圧を印加し、他方9bに電圧を印加しない場合には、画素電極9aと画素電極9bとに電位差が生じ、画素電極9aと画素電極9bとの間に横電界が形成される。
なお、誘電異方性が正の液晶分子からなる液晶層を用いている場合には、液晶分子は、電界の方向に沿って移動しようとする。つまり、周辺領域Yの液晶分子51aは、上記横電界が形成された場合には、横電界方向に沿って移動しようとする。
ここで、配向膜40が一様に水平配向膜である場合には、図6に示すように、周辺領域Yの液晶分子51aは、横電界に沿って移動することによって、画素電極近傍において本来のプレチルト角方向と逆方向に回転されるリバースチルトが発生する。この結果、周辺領域Yの液晶分子51aと画素領域Xの液晶分子51bとの配向方向が対立し、画素領域Xの液晶分子51bの動きが阻害され、画素領域X内においてディスクリネーションが生じる。
一方、本実施形態の透過型液晶装置においては、周辺領域Yに対応する箇所の配向膜40が垂直配向膜42とされている。このため、周辺領域Yに位置する液晶分子51aは、垂直配向膜42から垂直方向に配向規制力を受けるため、画素電極9aと画素電極9bとの間に電位差が生じ横電界形成された場合であっても、図5に示すように、周辺領域Yの液晶分子51aと画素領域Xの液晶分子51bとの配向方向が対立することがない。よって、画素領域Xの液晶分子51bの動きが阻害されることがなく、画素領域X内においてディスクリネーションが生じることはない。
なお、周辺領域Yの液晶分子51aが垂直配向膜42の配向規制力を受けることによって、垂直配向膜42と水平配向膜41との境界部分すなわち周辺領域Yと画素領域Xとの境界部分において液晶分子の配向方向が不連続となりディスクリネーションが生じることとなる。しかしながら、周辺領域Yと画素領域Xとの境界部分は、透過型液晶装置の表示に寄与するものではないため、表示画像を劣化させることはない。
したがって、本実施形態の透過型液晶装置によれば、横電界によって生じる表示上の不具合を解消し、優れた表示特性を発揮することができる。
次に、本実施形態の透過型液晶装置の製造方法について説明する。
まず、TFTアレイ基板10を作成する。
ここでは、ガラス等からなる透光性の基板10Aを用意し、これに第1遮光膜11a、第1層間絶縁膜12、半導体層1a、各種配線3a,3b,6a、絶縁膜4,7、画素電極9等を公知の方法で形成する。続いて、画素電極9を含む基板面に配向膜40を形成する。
具体的には、図7に示すような工程を経て配向膜40が形成される。なお、図7においては基板10Aと画素電極9との間に形成される絶縁膜7等の記載を省略してある。また、図7には基板10Aと基板20Aの双方を示しているが、各基板は別工程で作成されるもので、ここでは基板10Aに着目して説明する。
まず、図7(a)に示すように、画素電極9を形成した基板10Aを用意する。続いて、図7(b)に示すように、周辺領域Yに垂直配向膜42を形成する(第1工程)。具体的には、垂直配向膜42を構成する材料を所定の溶媒に溶解ないし分散させて液状組成物を作成し、これをインクジェット装置等の液滴吐出装置を用いた液滴吐出法により、画素電極9を含む基板上に吐出配置する。そして、吐出配置させた液状組成物を乾燥させて、目的の垂直配向膜42を得るものとしている。なお、本実施形態では垂直配向膜の形成材料として、ポリイミドを基本骨格とし、その側鎖に長鎖アルキル基や剛直な平面構造を有する官能基が導入されたものを用いている。
図8は、上記インクジェット装置IJの概略構成を示す斜視図である。図を示す図である。この図に示すように、インクジェット装置IJは、基台900と、基台900上に設けられ、基板Pを支持可能なステージ700と、ステージ700に支持されている基板P上に材料の滴を吐出する液滴吐出ヘッド100と、液滴吐出ヘッド100を移動するための駆動モータ200と、ステージ700を移動するための駆動モータ300と、インクジェット装置IJの動作を制御する制御装置CONTとを備えている。
液滴吐出ヘッド100は、複数の吐出ノズルを備えたマルチノズルタイプの液滴吐出ヘッドであり、長手方向とX軸方向とを一致させている。複数の吐出ノズルは、液滴吐出ヘッド100の下面にX軸方向に並んで一定間隔で設けられている。液滴吐出ヘッド100は、吐出ノズルより、ステージ700に支持されている基板Pに対して材料の滴を吐出する。
駆動モータ200は、液滴吐出ヘッド100を移動するためのものである。液滴吐出ヘッド100にはX軸方向駆動軸400が接続されており、駆動モータ200は、駆動軸400を回転することにより、液滴吐出ヘッド100をX軸方向に移動可能である。
駆動モータ300は、ステージ700を移動するためのものである。ステージ700にはY軸方向駆動軸500が接続されており、駆動モータ300は、駆動軸500を回転することにより、ステージ700をY軸方向に移動可能である。
制御装置CONTは、駆動モータ200,300を制御し、液滴吐出ヘッド100と基板Pを支持するステージ700とを相対的に移動しつつ、基板P上に滴を供給する。
また、本実施形態のインクジェット装置IJはクリーニング機構800を備えている。クリーニング機構800は、液滴吐出ヘッド100をクリーニングするものであり、不図示の駆動モータにより、Y軸方向に移動可能である。制御装置CONTは、クリーニング機構800と液滴吐出ヘッド100とを相対的に移動することによって、クリーニング機構800と液滴吐出ヘッド100とを近づけ、そのクリーニング機構800を用いて液滴吐出ヘッド100をクリーニングすることができる。
また、本実施形態のインクジェット装置IJは、基板Pを熱処理するためのヒータ1500を備えている。ヒータ1500は、例えば基板P上の機能液に含まれる溶媒の蒸発、乾燥を行うことができる。
図9はピエゾ方式による材料の吐出原理を説明するための図である。図9において、材料を収容する液体室210に隣接してピエゾ素子220が設置されている。液体室210には、材料を収容するタンクを含む供給系230を介して機能液が供給される。ピエゾ素子220は駆動回路240に接続されており、この駆動回路240を介してピエゾ素子220に電圧を印加し、ピエゾ素子220を変形させることにより、液体室210が変形し、ノズル250から材料が吐出される。この場合、印加電圧の値を変化させることにより、ピエゾ素子220の歪み量が制御される。また、印加電圧の周波数を変化させることにより、ピエゾ素子220の歪み速度が制御される。ピエゾ方式による液滴吐出は材料に熱を加えないため、材料の組成に影響を与えにくいという利点を有する。
図7に戻り、上述のように垂直配向膜42を形成した後は、次に、図7(c),(d)に示すように、画素電極9上に水平配向膜41を形成する(第2工程)。具体的には、配向膜40を構成する材料を所定の溶媒に溶解ないし分散させて液状組成物を作成し、これをスピンコート法等によって基板面全体に塗布する。この際、液状組成物は垂直配向膜42によって弾かれるため、図7(c)に示すように、垂直配向膜42の上面が露出した状態で液状組成物が塗布される。そして、塗布された吐出配置させた液状組成物を乾燥させる。なお、本実施形態では水平配向膜の形成材料としてポリイミドを用いている。
次に、図7(d)に示すようにラビング布58をローラに巻きつけたラビング処理装置により、ラビング処理を施す。
この結果、液晶分子を基板面方向に配向する水平配向膜41が形成される。
以上のような配向膜形成工程を経て、TFTアレイ基板10が作成される。
一方、上述したTFTアレイ基板10とは別に対向基板20も作成する。ここでも、基板20Aを用意した後、TFTアレイ基板10の作成と同様の方法を用いて、当該基板20A上に遮光膜23や共通電極21を形成するとともに、さらに共通電極21上に配向膜60を形成する。なお、配向膜60の配向規制方向は、水平配向膜41の配向規制方向と直交する方向とされている。このような構成は、ラビング方向を水平配向膜41の形成時と直角に異ならせることによって実現可能である。このようにして、対向基板20が得られる。
その後、TFTアレイ基板10と対向基板20とをシール剤を介して貼り合わせ、さらにシール剤に形成した液晶注入口から誘電異方性が正の液晶(ポジ型液晶材料)を注入して液晶パネルとする。また、パネル両側に偏光板をクロスニコル状態で貼り合せ、所定の配線を接続して、本実施形態の透過型液晶装置を製造するものとしている。
このような本実施形態の透過型液晶装置の製造方法によれば、横電界によって生じる表示上の不具合を解消し、優れた表示を行うことができるツイストネマチック配向液晶装置を製造することができる。
また、本実施形態の透過型液晶装置の製造方法においては、液滴吐出法を用いて垂直配向膜の形成材料を吐出配置し、該吐出配置された形成材料を乾燥させることによって垂直配向膜42を形成した。
したがって、任意の箇所すなわち周辺領域Yに容易に垂直配向膜42を形成することが可能となる。
また、本実施形態の液晶装置の製造方法においては、垂直配向膜42が形成された基板上に水平配向膜の形成材料をスピンコート法によって塗布し、この塗布された形成材料を乾燥させることによって水平配向膜41を形成した。
スピンコート法にて配置された水平配向膜の形成材料は垂直配向膜によって弾かれ、垂直配向膜間に配置される。したがって、画素領域Xに容易に水平配向膜を形成することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態として透過型液晶装置及びその製造方法を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、且つ当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、本実施形態では、TFT素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、TFD(Thin-Film Diode)素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置やパッシブマトリクス型液晶装置等にも適用可能である。
また、本実施形態では、透過型液晶装置についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射型や半透過反射型の液晶装置にも適用可能である。このように、本発明は、いかなる構造の液晶装置にも適用することができる。
[電子機器]
上記実施の形態の液晶装置を備えた電子機器の例について説明する。
図10(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図10(a)において、符号1500は携帯電話本体を示し、符号1501は上記実施形態の液晶装置を用いた液晶表示部を示している。
図10(b)は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図10(b)において、符号1600は情報処理装置、符号1601はキーボードなどの入力部、符号1603は情報処理装置本体、符号1602は上記実施形態の液晶装置を用いた液晶表示部を示している。
図10(c)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図10(c)において、符号1700は時計本体を示し、符号1701は上記実施形態の液晶装置を用いた液晶表示部を示している。
このように図10に示す電子機器は、表示部に上述の本発明の一例たる透過型液晶装置を適用したものであるので、横電界によって生じる表示上の不具合がなく、優れた表示特性を発揮することが可能なものとなる。
[投射型表示装置]
次に、上記実施形態の透過型液晶装置を光変調手段として備えた投射型表示装置(プロジェクタ)の構成について、図11を参照して説明する。図11は、上記実施形態の透過型液晶装置を光変調装置として用いた投射型表示装置の要部を示す概略構成図である。図11において、810は光源、813、814はダイクロイックミラー、815、816、817は反射ミラー、818は入射レンズ、819はリレーレンズ、820は出射レンズ、822、823、824は液晶光変調装置、825はクロスダイクロイックプリズム、826は投写レンズを示す。
光源810はメタルハライド等のランプ811とランプの光を反射するリフレクタ812とからなる。青色光、緑色光反射のダイクロイックミラー813は、光源810からの光束のうちの赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は反射ミラー817で反射されて、上述の本発明の一例たる透過型液晶装置を備えた赤色光用液晶光変調装置822に入射される。
一方、ダイクロイックミラー813で反射された色光のうち緑色光は緑色光反射のダイクロイックミラー814によって反射され、上述の本発明の一例たる透過型液晶装置を備えた緑色光用液晶光変調装置823に入射される。なお、青色光は第2のダイクロイックミラー814も透過する。青色光に対しては、光路長が緑色光、赤色光と異なるのを補償するために、入射レンズ818、リレーレンズ819、出射レンズ820を含むリレーレンズ系からなる導光手段821が設けられ、これを介して青色光が上述の本発明の一例たる透過型液晶装置を備えた青色光用液晶光変調装置824に入射される。
各光変調装置により変調された3つの色光はクロスダイクロイックプリズム825に入射する。このプリズムは4つの直角プリズムが貼り合わされ、その内面に赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投写光学系である投写レンズ826によってスクリーン827上に投写され、画像が拡大されて表示される。
上記構造を有する投射型表示装置は、上述の本発明の一例たる液晶装置を備えたものであるので、横電界によって生じる表示上の不具合がなく、優れた表示特性を発揮することが可能なものとなる。
本発明の一実施形態たる透過型液晶装置の等価回路図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置が備えるTFTアレイ基板の相隣接する複数の画素群の構造を示す平面図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置の素子構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置の画素領域の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置のシミュレーション結果を示す説明図である。 従来の透過型液晶装置のシミュレーション結果を示す説明図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置が備える配向膜の形成工程について示す説明図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置の製造方法に用いられるインクジェット装置の一例を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置の製造方法に用いられるインクジェット装置の一例を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置を備える電子機器のいくつかの例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態たる透過型液晶装置を備える投射型表示装置の例を示す模式図である。
符号の説明
10……TFTアレイ基板(基板)、20……対向基板(基板)、40……配向膜(第1配向膜)、41……水平配向膜、42……垂直配向膜、50……液晶層、60……配向膜(第2配向膜)、X……画素領域、Y……周辺領域

Claims (7)

  1. 複数の画素電極を備えるとともに該画素電極を含む基板面に形成される第1配向膜を備える第1基板と、
    該第1基板に対向配置されるとともに基板面に形成される第2配向膜を備える第2基板と、
    前記第1の基板及び前記第2基板に狭持されるとともに誘電異方性が正の液晶分子からなる液晶層と
    を備えるツイストネマチック配向の液晶装置であって、
    前記第1配向膜は、前記画素電極上の領域に形成される水平配向膜と、前記画素電極間の領域であって前記水平配向膜の配向規制方向と平行に横電界が形成される領域に形成される垂直配向膜とからなる
    ことを特徴とする液晶装置。
  2. 液晶分子が前記第1基板の基板面に垂直な場合のプレチルト角を90°とした場合に、
    前記水平配向膜によって配向規制される液晶分子のプレチルト角が45°より小さく設定され、
    前記垂直配向膜によって配向規制される液晶分子のプレチルト角が45°より大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶装置。
  3. 複数の画素電極を備えるとともに該画素電極を含む基板面に形成される第1配向膜を備える第1基板と、
    該第1基板に対向配置されるとともに基板面に形成される第2配向膜を備える第2基板と、
    前記第1の基板及び前記第2基板に狭持されるとともに誘電異方性が正の液晶分子からなる液晶層と
    を備えるツイストネマチック配向の液晶装置の製造方法であって、
    前記第1配向膜を形成する工程は、
    前記画素電極の周辺に垂直配向膜を形成する第1工程と、
    前記画素電極上に水平配向膜を形成する第2工程と、
    を有することを特徴とする液晶装置の製造方法。
  4. 前記第1工程は、液滴吐出法を用いて材料を吐出配置し、該吐出配置された材料を乾燥させることによって前記垂直配向膜が形成される工程であることを特徴とする請求項3記載の液晶装置の製造方法。
  5. 前記第2工程は、前記第1工程において垂直配向膜が形成された基板上に材料をスピンコート法にて配置し、該配置された材料を乾燥させることによって水平配向膜が形成される工程であることを特徴とする請求項3または4記載の液晶装置の製造方法。
  6. 請求項1〜5いずれかに記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1〜5いずれかに記載の液晶装置を備えることを特徴とする投射型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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