JP2008145634A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の液晶セルをマザー基板に形成するが、TFT基板とカラーフィルタ基板を合わせる際、封着材が隣接する液晶セルにはみ出す。封着材のはみ出しを考慮して液晶セルを配置するので、マザー基板からの液晶セルの取得数が制限される。
【解決手段】液晶封入孔5を封着材3によって形成するが、TFT基板とカラーフィルタ基板を貼り合わせるさい、封着材3が隣接する液晶セルにはみ出さないように封入孔柱状スペーサ6を形成する。封着材3が隣接するセルにはみ出さないので、マザー基板内により多くの液晶セルを配置することが出来る。封入孔柱状スペーサ6は表示領域内のスペーサと同時に形成されるので製造コストの上昇は抑えられる。
【選択図】図5
【解決手段】液晶封入孔5を封着材3によって形成するが、TFT基板とカラーフィルタ基板を貼り合わせるさい、封着材3が隣接する液晶セルにはみ出さないように封入孔柱状スペーサ6を形成する。封着材3が隣接するセルにはみ出さないので、マザー基板内により多くの液晶セルを配置することが出来る。封入孔柱状スペーサ6は表示領域内のスペーサと同時に形成されるので製造コストの上昇は抑えられる。
【選択図】図5
Description
本発明は液晶表示装置に係り、マザー基板から多数の液晶セルを得ることができる構成に関する。
液晶表示装置では、製造コスト上の要請から、大きなガラス基板(マザー基板)に多数の液晶セルの基板を形成し、製造プロセスをマザー基板単位で行い、完成後、個々の液晶セルに切り離すということが一般化している。
液晶セルは画素電極や薄膜トランジスタ(TFT)等が形成されたTFT基板とカラーフィルタ等が形成された対向基板とで構成される。TFT基板は大きなTFTマザー基板に多数割り付けられ、TFTマザー基板毎に製造プロセスを経て、多数のTFT基板が同時に形成される。同様に、対向基板は大きな対向マザー基板に多数割り付けられ、対向マザー基板毎に製造プロセスを経て、多数の対向基板が同時に形成される。
TFTマザー基板と対向マザー基板とは別々に製造され、各々が完成したところで、両基板を組み合わせる。このとき、個々のTFT基板または対向基板毎に有機樹脂からなる封着材によって各セル部に封着部を形成し、この個々の封着材によってTFTマザー基板または対向マザー基板が貼り合わされる。TFTマザー基板と対向マザー基板が貼り合わされた後、個々の液晶セル毎に切り離される。
TFTマザー基板と対向マザー基板とを貼り合わせる前に、個々のTFT基板あるいは対向基板毎に封着材によって封着部が形成されるが、この封着部は個々の基板の周辺に形成される。TFTマザー基板を対向マザー基板と貼り合わせる際、両基板を圧着するが、このとき、封着材が横に広がる。封着材が横に広がると隣接する他の液晶セルに封着材がはみ出す危険がある。このようなはみ出しが起こると、TFTマザー基板と対向マザー基板とを貼り合わせた後、個々の液晶セルとして切り離す際に個々の液晶セルがうまく切り離すことが出来ないという問題が生ずる。したがって、従来はTFTマザー基板上のTFT基板は封着材のはみ出しを見込んで一定のスペースをもって配置されていた。したがって、TFTマザー基板からTFT基板を取り出すことができる数が制限されていた。
このような問題点を対策する従来技術として例えば、「特許文献1」があげられる。「特許文献1」では個々の基板に封着材をディスペンサによって塗布する際、封着材のシール形状を工夫することによって干渉を防止する技術が開示されている。他の従来技術としては「特許文献2」が上げられる。「特許文献2」では個々の基板を切り離す際の封着材の干渉は液晶注入孔付近であることに着目し、液晶注入孔はマザー基板を個々の液晶セルに切り離した後に形成するという技術が開示されている。
「特許文献1」では、封着材をコンピュータ制御によって正確に塗布する技術が開示されているが、封着材の干渉が特に問題となる液晶注入孔付近についは、隣接する液晶セルとの距離が小さいために、封着材がつぶれて隣接するセルと干渉を起こすという問題点は残る。したがって、隣接する液晶セルに対して封着材がはみ出すという問題を防ぐためには、隣接する液晶セルどおしを、距離をもって配置しなければならないという問題がある。そうするとマザー基板から取り出すことが出来る液晶セルの数が減る。「特許文献1」の実施例2にはディスペンサによる塗布の開始部と終端部にドット状の封着材を設ける開示があるが、このドット状の封着材もTFTマザー基板と対向マザー基板を貼り合わせる際、広がるために、本質的には同様な問題点を持っている。
「特許文献2」ではマザー基板から個々の液晶セルに切り離した後に液晶注入のための導入手段を設けるために、製造コストの上昇につながる。
「特許文献2」ではマザー基板から個々の液晶セルに切り離した後に液晶注入のための導入手段を設けるために、製造コストの上昇につながる。
本発明は液晶セルの周辺に形成された封着部の、特に他の液晶セルとの干渉が生じやすい液晶封入孔が形成される部分に封着材が他の液晶セルに流動するのを防止するストッパーを形成する。これによって、マザー基板内に液晶セルを近接して配置しても、マザー基板から各液晶セルに切断する時の不都合を回避することが出来る。具体的な手段は次の通りである。
(1)第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に挟持された液晶と、前記第1の基板と前記第2の基板とを貼り合わせるとともに第1の辺に液晶封入孔を有する封着材とを有する液晶表示装置であって、前記液晶封入孔が形成されている前記第1の辺では、前記第1の基板の端部と前記第2の基板の端部の位置が一致しており、前記液晶封入孔の入り口部分を構成する封着材の先端に接触する位置に配置された、前記封着材とは成分組成が異なる材料で形成された柱状部材を有することを特徴とする液晶表示装置。
(2)前記柱状部材は前記第1の基板と前記第2の基板の間隔を保持するスペーサとなっていることを特徴とする(1)に記載の表示装置。
(3)前記第1の基板は前記第1の辺に対向する第2の辺にフレキシブル配線基板と接続される端子を有し、前記第2の辺では前記第2の基板の端部は前記第1の基板の端部よりも後退していることを特徴とする(1)または(2)に記載の液晶表示装置。
(4)前記柱状部材は前記第2の基板に形成されていることを特徴とする(3)に記載の液晶表示装置。
(5)前記液晶封入孔は前記液晶表示装置の外側に向かうにつれて幅が広がっていることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(6)前記柱状部材は前記液晶の存在する部分に形成された、前記第1の基板と前記第2の基板の間隔を設定するスペーサと同じ材料で形成されていることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(7)前記液晶封入孔は封止材によって封止され、前記封止材は前記封着材に接していることを特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(8)封着材を介して貼り合わされた第1の基板と第2の基板との間に液晶を挟持する液晶表示装置の製造方法であって、前記第2の基板の表示領域内に、前記第1の基板と前記第2の基板との間の間隔を規定するスペーサを、前記第2の基板の端部に、柱状部材を、それぞれ同時に形成し、前記柱状部材が形成された付近に液晶封入孔を有するように、前記封着材を前記第2の基板の前記表示領域の外側に形成し、前記第1の基板と前記第2の基板とを前記封着材を介して貼り合わせる際に、前記封着材を前記柱状部材に接触させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
(9)前記液晶封入孔の入り口部分を構成する封着材の先端を、前記柱状部材に接触させることを特徴とする(8)に記載の液晶表示装置の製造方法。
(10)前記第1の基板は薄膜トランジスタを有し、前記第2の基板はカラーフィルタを有することを特徴とする(8)または(9)に記載の液晶表示装置の製造方法。
(11)前記第1の基板を第1のマザー基板に複数形成し、前記第2の基板を前記第2のマザー基板に複数形成し、前記第1のマザー基板と前記第2のマザー基板とを前記第1の基板と前記第2の基板とが対応するように貼り合わせたあと、前記第1の基板と前記第2の基板の対ごとに分離することを特徴とする(8)から(10)の何れかに記載の液晶表示装置の製造方法。
(12)前記第1のマザー基板上において、複数の前記第1の基板は、前記液晶封入口が配置される辺を介して互いに隣り合う前記第1の基板の分離箇所が一致するように隙間なく連続して配置されていることを特徴とする(11)に記載の液晶表示装置の製造方法。
(13)第1の基板が複数配置された第1のマザー基板と、第2の基板が複数配置された第2のマザー基板とが封着材を介して貼り合わされた液晶表示装置マザー基板であって、前記液晶表示装置マザー基板の端部に封止孔を有するように前記封着材が形成されており、前記第2の基板は、表示領域内に設けられ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の間隔を規定するスペーサと、前記封止孔の入り口部分を構成する封着材と接触する位置に設けられ、前記スペーサと同じ材料で形成された柱状部材とを有することを特徴とする液晶表示装置マザー基板。
(14)前記液晶表示装置マザー基板は、基板の厚さを薄くする研磨がされていることを特徴とする(13)に記載の液晶表示装置マザー基板。
本発明は以上のような手段をとることによって、液晶セルから封着材がはみ出すことを抑制できる。その結果、マザー基板からとりだすことができる液晶セルの数を増やすことが出来る。上記各手段毎の効果は次のとおりである。
手段(1)によれば、液晶封入孔に封着部材とは異なる材料から成る部材を予め形成しておくので、封入孔付近において、封着部材が隣接する液晶セルにはみ出すことを抑えることが出来る。したがって、隣接する液晶セル間に封着材のはみ出しを見込んだスペースを形成する必要が無いので、マザー基板あたりの液晶セルを取得できる数を増やすことが出来る。
手段(2)によれば、封入孔に形成する柱状部材はスペーサとしての役割を持っているので、液晶セルの間隔を均一に保持することができる。また、表示領域内のスペーサと同一プロセスによって形成できるという大きな利点も有する。
手段(3)および(4)によれば、マザー基板から液晶セルを切り出す際、封入孔に形成される柱状部材を同時に切断しても切断する部分は対向基板から切り離されることになるので、最終製品には影響を与えない。
手段(5)によれば、液晶の封入孔は外側に向かって幅が広くなるように形成されているので、封入孔を封止部材で封入することによる封止の信頼性を向上することができる。
手段(6)によれば、封入孔部に形成される柱状部材は表示領域内に形成されているTFT基板と対向基板の間隔を規定するスペーサと同一材料、同一プロセスによって形成できるので、コスト的に有利である。
手段(7)によれば、封入孔を封止する封止材は封着材と接するので、封止部の信頼性を向上することができる。
手段(8)、(9)、および(10)によれば、第2の基板に封入孔を有するように、封着材を塗布する際、予め封入孔付近に柱状部材を形成しておき、第2の基板と第1も基板を重ねあわせるさい、封着材が柱状部材に接すことによって封着材が隣接する液晶セルにはみ出すことを抑制するので、封着部の精度を向上させることが出来る。
手段(11)および手段(12)によれば、液晶セルから封着材が隣接する液晶セルにはみ出すのを抑制することができるので、マザー基板内に液晶セルを緩衝領域なしに連続して形成できるので、マザー基板あたりの液晶セルの取り出し数を増やすことが出来る。
手段(13)および手段(14)によれば、マザー基板の状態で第1の基板または第2の基板を研磨する際、マザー基板全体で無駄な領域を少なく出来る。すなわち、封止孔部においてマザー基板全体を封着する封着材が外側にはみ出るのを防止できるため、封着材のはみ出しを見込んでマザー基板にマージンを確保しておく必要が無くなる。すなわち、はみ出し部分を捨てる必要が無くなる。
実施例にしたがって、本発明の詳細な内容を開示する。
図1は本発明の第1の実施例による液晶セル10を示す概観図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。図1(a)において、画素電極11やTFT12等がマトリクス状に形成されているTFT基板1の上にカラーフィルタ等が形成されている対向基板2が封着材3を介して重ねて貼り付けられている。なお、カラーフィルタはTFT基板にとりつけられることもありうる。封着材3は有機樹脂で形成され、封着材3の幅sは0.7mm程度である。TFT基板1と対向基板2の間には数μmのギャップが形成されており、この部分に液晶9が充填されている。TFT基板1の上には端子部4や、図示されていない駆動用ICチップ等がとりつけられるので、対向基板2よりも大きく形成される。端子部4には外部から電源、信号等を供給するためのフレキシブル配線基板がとりつけられる。
図1(a)の端子部4と逆側には液晶9を封入するための封入孔5が形成されている。この封入孔5の部分は液晶セル10の切断面まで封着材3を形成する必要があるために、マザー基板における隣接する液晶セル10との間で、封着材3のはみ出しの問題が生じ易い。本発明は後で説明するように、この封入孔5の部分に柱状スペーサを形成して、封着材3が隣接するセルにはみ出すのを抑えている。封止孔5は有機樹脂で形成される封止材7によって封止されている。
図2は図1のA−A断面図である。TFT基板1の上には封着材3を介して対向基板2が設置されている。TFT基板1、対向基板2、封着材3で形成された空間に液晶9が充填されている。図2において、TFT基板1には画素電極11と画素電極11に加えられる信号を制御するためのTFT12が形成されている。画素電極11およびTFT12の上には液晶9を配向するための配向膜13が形成されている。TFT12と導通して走査線あるいはデータ信号線となるべき信号線が封着材3を貫通して端子部4まで延在している。
図3に示すように、対向基板2において、TFT基板1に形成された画素電極11に対応して、赤フィルタ21、緑フィルタ22、青フィルタ23が形成されてカラー画像を形成する。ただし、図2においては、図1のA−A断面なので、同じカラーフィルタである緑フィルタのみが見えている。各フィルタの間は遮光膜(BM24)で区画されている。画像のコントラスを向上させるためである。カラーフィルタおよびBM24を覆って対向電極25が形成されている。対向電極25と画素電極11の間の電圧によって液晶分子を動かすことにより、透過光あるいは反射光を制御して画像を形成する。対向電極25を覆って液晶9を配向させるための配向膜13が形成されている。なお、横電界駆動のいわゆるIPS方式の液晶表示装置では対向電極25はTFT基板側に形成されている。
封着材3は液晶9を封止するだけでなく、TFT基板1と対向基板2との間隔を設定する役割も持っている。このため、封着材3は有機樹脂の中に間隔を設定するためのグラスファイバ等のスペーサとなるべきものが分散されているものが用いられる。有機樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂が用いられる。封止材7は液晶9を液晶セル10内に封入したあと、これを封止するためのものである。
液晶セル10の外周は封着材3によって間隔が設定されるが、液晶セル10の表示領域内は別途表示領域内スペーサによってTFT基板1と対向基板2のスペースが設定される。本実施例では表示領域内柱状スペーサ8によってTFT基板1と対向基板2のスペースを設定している。柱状スペーサ8は対向基板2において、配向膜13が形成される前に形成される。柱状スペーサ8は次のようにして形成される。対向基板2の対向電極25の上に一般にはアクリルからなる有機樹脂を塗布する。塗布膜厚はTFT基板1と対向基板2とのスペースに対応する厚さに設定する。その後、フォトリソグラフィによって、必要部分に柱状に有機樹脂を残して表示領域内柱状スペーサ8とする。
図3は表示領域内柱状スペーサ8が設置される場所を示す平面図である。図3は対向基板2を内側から見た平面拡大図である。図3において、赤フィルタ21、緑フィルタ22、青フィルタ23およびこれらの間を充填するBM24が記載されているが、実際には各フィルタ等を覆って対向電極25、配向膜13が形成される。対向電極25の上に表示領域内柱状スペーサ8が形成される。
図3において、表示領域内柱状スペーサ8は緑フィルタ22と緑フィルタ22の間に形成されている。縦方向のフィルタとフィルタの間が表示領域内柱状スペーサ設置のためのスペースを最もとれるからである。この位置であれば、液晶セル10の光透過率を低下させずに済む。また、この位置であれば、表示領域内柱状スペーサ8がTFT基板1に形成されたTFT12と接触する機会も減らすことが出来る。図3においては、表示領域内柱状スペーサ8は緑フィルタ22と緑フィルタ22の間に形成されているが、他のフィルタの間でもよいことは言うまでもない。また、表示領域内柱状スペーサ8は各フィルタ毎に設置する必要はなく、表示領域内柱状スペーサ8を設置するピッチは表示領域でのTFT基板1と対向基板2のスペースを設定するのに必要な間隔でよい。
図4は図3のA−A断面図である。対向基板2は実際は下向きにセットされるが、図3が対向基板2を下から見た図なので、表示領域内柱状スペーサ8も上向きになっている。図4において、対向基板2上にBM24が形成され、その上にオーバーコート膜26、および対向電極25形成されている。対向電極上に表示領域内柱状スペーサ8が形成される。表示領域内柱状スペーサ8は対向電極25上での径φ1は30μmから40μm程度である。表示領域内柱状スペーサ8はフォトリソグラフィによって形成されるため、エッチングによるテーパが生ずる。このテーパによって、表示領域内柱状スペーサ8の上部の径φ2は10μmから20μm程度となり、表示領域内柱状スペーサ8の断面は台形に近いものとなる。表示領域内柱状スペーサ8の上部の径の小さい部分がTFT基板1に接することになる。
図5は図1の注入孔部付近を表すF部の詳細平面図である。図5に示すように、封入孔5の入り口部分を構成する封着材3の先端に接触する位置には封入孔柱状スペーサ6が配置されている。図5において、切断線101に沿って封入孔柱状スペーサ6が形成されている。逆に言えば、マザー基板から液晶セル10を切り出す際、封入孔柱状スペーサ6を一緒に切断している。封着材3はTFTマザー基板100と対向マザー基板200を重ね合わせる際広がるが、隣接するセルへの広がりは封入孔柱状スペーサ6によって阻止されている。このように、封着材3が封入孔柱状スペーサ6によって隣接する液晶セル10へ広がることを防止しているために、封着材3の端部とガラス切断線101の端部の距離eは0.1mmから0.15mm程度に抑えることが出来る。これは液晶セル10において封入孔5が形成されている辺以外の辺での封着材3の端部とガラス切断線101の端部の距離と同等である。これによって、本発明の構成では、マザー基板からより多くの液晶セル10を取ることが出来る。封入孔5が形成された後、液晶が封止され、その後、封止材7によって封止される。封止材7は封着材3と接触することによって液晶セル10内部が密閉される。
図5において、封入孔柱状スペーサ6の下に一部封着材3が入り込んだ形となっているが、これは図6のような構造となっているからである。図6は図5のA−A断面図である。図6において、対向基板2から封入孔柱状スペーサ6が下に向かって形成されている。封入孔柱状スペーサ6は表示領域内柱状スペーサ8と同じ高さに設定されているので、TFT基板1に接するように設計されている。しかし、製造のばらつき等によってTFT基板1との間にわずかな隙間dfが生ずることがある。このわずかな隙間に毛細管現象によって、封着材3がしみこむことによって、封入孔柱状スペーサ6とTFT基板1の間にも封着材3が存在することになる。しかし、毛細管現象によって入り込む封着材3の量はわずかであるので、封入孔柱状スペーサ6が封着材3が隣接するセルに広がることに対するストッパーとなることには変わりがない。
図7は封入孔柱状スペーサ6の形状を示す図である。図7(a)は平面図、図7(b)は側面図、図7(c)は他の側面図である。封入孔柱状スペーサ6は単独で形成されて設置されるものではなく、対向基板2にコートされた表示領域内柱状スペーサ8を形成するためのアクリル樹脂を現像またはエッチングすることによって形成される。したがって、図に示す封入孔柱状スペーサ6の下部baseは対向基板2に形成された膜に密着している。また、封入孔柱状スペーサ6を形成するための特別なプロセスは必要とせず、表示領域内柱状スペーサ8を形成するフォトリソグラフィプロセスによって同時に形成されるため、製造コストの上昇にはならない。ここで形成される封入孔柱状スペーサ6は封着材3とは異なる成分組成をもった材料である。いずれにせよ、封入孔柱状スペーサ6は封着材3が塗布されるときは、すでに固形物として存在している。
図7(a)において、封入孔柱状スペーサ6の横径xは例えば0.4mmである。封入孔柱状スペーサ6の一部はマザー基板から液晶セル10を切り出す際に同時に切断される。図7(a)の点線で示す部分は切断された部分である。切断される前の封入孔柱状スペーサ6の縦径y1は例えば、0.6mmである。切断後の封入孔柱状スペーサ6の縦径は0.4mmである。封入孔柱状スペーサ6の高さhはTFT基板1と対向基板2の間隔に等しい。また、図7の側面に形成されたテーパtは現像またはエッチングによって形成されたテーパである。
図1に示す液晶セル10は図8に示すように、多数の液晶セル10が形成された大きなマザー基板から切り出されたものである。TFTマザー基板100には多数の液晶セル10のTFT基板1が形成れる。一方対向マザー基板200には多数の液晶セル10の対向基板2が形成される。図8は別々に製作されたTFTマザー基板100と対向マザー基板200が各液晶セル10に形成された封着材3を介して重ねあわされた状態を示している。図8に示すマザー基板に形成されている切断線101で切断することによって、各液晶セル10が切り出される。なお、図8に示す封着材3は対向基板2の下に形成されているが、図が複雑になるのを避けるために実線で記載してある。
マザー基板から取り出せる液晶セル10が多いほどコスト的には有利である。また、マザー基板の大きさが同一であれば、各液晶セル10の間隔が小さいほど多くの液晶セル10を取り出すことが出来る。従来は特に液晶封入孔5の部分で封着材3が隣接する他の液晶セル10にはみ出すのを防止するために、この部分でスペースを必要としていた。本発明では先に説明したように、封入孔柱状スペーサ6を封入孔部分に設けることによって封着材3が隣接する他の液晶セル10にはみ出すのを防止している。このため、封着材3が隣接する基板にはみ出すことを前提とした余分なスペースを省略することが出来、マザー基板当たりの液晶セル10の数を増すことが出来る。
図9から図15に本液晶セル10を製作するためのプロセスを示す。実際は図8に示すように、TFTマザー基板100に多数のTFT基板1、あるいは、対向マザー基板200に多数の対向基板2が形成されるが、単純化するために、図9から図15では、2個のTFT基板1または対向基板2が連続して設置されているとして説明する。
図9はTFTマザー基板100と対向マザー基板200が別途形成されている状態を示している。図9においては、図示を省略しているが、TFT基板1には図2に示す画素電極、TFT、走査線、データ信号線、配向膜等がすでに形成されている状態である。また、対向基板2には、図示を省略しているが、図2におけるカラーフィルタ、BM、対向電極、配向膜、表示領域内柱状スペーサ等がすでに形成されている。図9において、対向マザー基板200には切断線付近に封入孔柱状スペーサ6が形成されている。この部分には液晶注入孔が形成されることになる。
図10において、対向マザー基板200には各液晶セル10に封着材3が設置される。封着材3で囲まれる部分は対向基板2の一方の端部では基板の端部よりも大きく後退している。後退している部分はあとで液晶セル10からは切り離されることになる。図10において、封着材3の塗布はディスペンサによるか印刷によって行なわれる。図10におけるTFT基板1は図9におけるTFT基板1と同じである。TFT基板1は図9の時点においてすでに完成しているからである。
図11は図10のA部拡大図であり、封入孔付近の詳細図である。図11において、封入孔部においては、封着材3は封止孔5が外側に広がるように塗布されている。封着材3の幅w1は例えば、0.2mm程度である。封着材3は封入孔柱状スペーサ6とは約0.1mm程度の間隔gをもって塗布される。TFTマザー基板100と対向マザー基板200とを貼り合わせるときに封着材3がつぶれて幅が広がることを考慮したものである。封着材塗布前に予め形成されている封入孔柱状スペーサ6は横径xは0.4mmで、縦径y1は、切断前であるので、0.6mmである。また、封入孔柱状スペーサ6の内側は、対向基板2の辺の法線に対して角度θをもって設置される。本実施例ではθは15度である。液晶封入孔5が外に向かって広がることができるようにするためである。
図12は対向マザー基板200に封着材3の塗布された状態と、対向マザー基板200がTFTマザー基板100と合わさった状態の変化を示す。図12(a)において、封着材3はディスペンサによって、幅w1が0.2mm、高さh1が20μmから30μm程度に対向マザー基板200に塗布される。その後対向マザー基板200とTFTマザー基板100とを貼り合わせると封着材3はつぶれて広がり、図12(b)にようになる。図12(b)において、封着材3の幅w2は0.7mm程度にひろがる。封着材3の厚さh2はTFT基板1と対向基板2の間隔にまで小さくなるが、数μm程度、例えば、3μmから6μmである。
図13はTFTマザー基板100と対向マザー基板200を貼り合わせた状態を示す。図13(a)は、貼り合わせた状態を対向マザー基板側から見た平面図である。封着材は対向マザー基板200の下側に形成されているが、わかりやすくするために実線で表示している。
図13(b)はこのときの封入孔付近の形状を示す。図13(b)において、封着材3はつぶれて広がるが、封入孔柱状スペーサ6がストッパーとなって、封入孔柱状スペーサ6より先に広がるのは阻止される。これによって、封着材3が隣接する液晶セル10に侵入することを防止することが出来る。封入孔柱状スペーサ6の封着材側が一部切り欠いた形となっているのは封着材3が隣接する液晶セル10に進入することを防止し易くするためである。
封入孔柱状スペーサ6は封入孔5に対して外側に広がるような形状となっている。これによって、対向マザー基板200とTFTマザー基板100が合わさったあとにおいても液晶封入孔5は外側に広がることが出来る。液晶封入孔5は外側に行くにしたがって広がるほうが、封止部の信頼性を上げることができるからである。封着材3の一部は封入孔柱状スペーサ6とTFT基板1との間に毛細管現象によって入りこむことは図6で説明した通りである。
図13(a)において、液晶セル切断線101と対向基板切断線102とが記載されている。液晶セル切断線101はマザー基板から液晶セル10を切り離すものである。この状態では対向基板2とTFT基板1は同じ大きさになっている。その後、対向基板切断線102で対向基板2の封着材3よりも外側を切り離すことになる。
図14はこの切断後の状態を示すものである。図14(a)において、対向基板2の一部が対向基板切断線102によって切り離されることによって、TFT基板1の一部が露出する。この部分に配線の端子部4および端子部に接続するフレキシブル配線基板、駆動用ICチップ等が設置される。図14(b)は液晶セル10の切断線101の状態を示す。切断線の設計値は101で示す線である。しかし、切断線101はバラつきが生じ易い。実際には設計値に対して0.2mm程度ばらつく。線1011は切断線が外側にばらついた場合である。この場合は隣接した液晶セル10との間には封着材3は残らないので問題は無い。線1012は切断線が内側にばらついた場合である。この場合も切断線にかかる封着材3の量は極めてわずかであり、切断後の各セルの分離には全く問題がない。101で切断されたとき、柱状スペーサ6の一部がとなりの液晶セルに残ってしまうが、柱状スペーサ6は対向基板2に形成されており、102で切断したとき除去されるので、最終製品には残らない。したがって、封入孔を介して隣接する2つのパネルの101による分離箇所が一致するように隙間なく連続して配置することが可能である。
図15はこのようにして形成された液晶セル10に液晶を封入した後、封止材7によって液晶封入孔5を封止している状態を示している。封止材7は有機樹脂が用いられる。封入孔5は内側に向かって孔が小さくなるような構成となっているために、封着材3と封止材7が接着し易い構成となっており、封止部の信頼性を増すことが出来る。なお、封止材7は封入孔柱状スペーサ6よりも封着材3との密着性が優れているために、図15(b)に示すように、封着材3と接触する構成とすることが望ましい。
図16は封入孔柱状スペーサ6の形状の他の例である。図16(a)に示すように、この場合の封入孔柱状スペーサ6の平面図は単純な台形である。図16(a)のように封入孔柱状スペーサ6が単純な形であっても、図16(b)に示すように、封着材3に対するストッパーとしての役割をもつことは出来る。この場合も封入孔柱状スペーサ6の封入孔内側は基板外側に向かって広がるような構成をするのが良い。封止材7を塗布した後の封止部の信頼性を向上させるためである。TFTマザー基板100と対向マザー基板200を貼り合わせた際、封着材3がつぶされて広がった場合、封着材3の一部が毛細管現象によって封入孔柱状スペーサ6とTFT基板1の間に入り込むことは図5と同じである。
図17は封入孔柱状スペーサ6の形状のさらに他の例である。図17(a)に示すように、この場合の封入孔柱状スペーサ6は台形の底部に円弧状の切り欠きを設けている。この切り欠き部によって封着材3が隣接する液晶セル10にはみ出るのをより効果的に阻止することが出来る。この場合も封入孔柱状スペーサ6の封入孔内側は基板外側に向かって広がるような構成となっている。他の例と同様、封止材7を塗布した後の封止部の信頼性を向上させるためである。TFTマザー基板100と対向マザー基板200を貼り合わせた際、封着材3がつぶされて広がった場合、封着材3の一部が毛細管現象によって封入孔柱状スペーサ6とTFT基板1の間に入り込むことは図5等と同じである。
図18は本発明の第2の実施例を示す。液晶セル10に対してはTFT基板1または対向基板2の板厚を小さくして表示装置全体の厚さを小さくしたいという要求がある。TFT基板1または対向基板2はガラスで出来ている。ガラス基板の厚さは規格化されており、0.5mm程度の厚さが一般的である。ガラス基板の厚さを変えるとガラス基板のコストが増大する。また、製造装置も規格化されたガラス基板の厚さに適応するようになっており、板厚が薄いガラス基板を使用すると製造自体が困難になる。
しかし、表示装置側からはTFT基板1または対向基板2の板厚が0.2mm程度のものを要求される場合がある。この要請に応えるための手段として液晶セル10を完成後ガラス基板を研磨によって薄くする方法がある。個々の液晶セル10に切り出したあとにTFT基板1または対向基板2を研磨することは能率が悪い。したがって、TFTマザー基板100と対向マザー基板200を貼り合わせた状態でTFTマザー基板100と対向マザー基板200の外側を研磨すれば、多数の液晶セル10を一度に研磨することができる。
対向マザー基板200とTFTマザー基板100を貼り合わせた状態では液晶セル10の封止孔5はまだ封止されていないため、研磨液等が封止孔5から液晶セル10内に進入する。そうすると液晶セル10は表示装置として使用できなくなる。これを避けるために、TFTマザー基板100と対向マザー基板200を貼り合わせるときに対向マザー基板200の周囲にマザー基板封着材203を形成する。そしてマザー基板封着材203の一部に封止孔を設け、マザー基板封止材207によって封止する。マザー基板封着材203とマザー基板封止材207の役割は、液晶セル10における封着部、および、封止部の役割とは逆に、外部から研磨液等をマザー基板の内部に入りこませないことである。
従来はマザー基板封止部において、封着材203が外側にはみ出すために、封止材207によって封止孔を塞ぐさい、ガラス基板の2辺を切断していた。すなわち、図18に示すj方向の基板の端部を切り落としていた。本実施例では図18に示すように、マザー基板の封止孔にも、封入孔柱状スペーサ6を形成するので、封入孔柱状スペーサ6がストッパーになって、マザー基板封着材203がマザー基板封止孔から外側に大きくはみ出ることが無くなる。したがって、あらかじめ封着材203が外側に向かう分のガラス基板の裕度を省くことができるので、マザー基板の利用効率を上げることが出来る。
図18において、マザー基板の対向する2辺に封止孔が形成されている。図18においては、封入孔柱状スペーサ6はサイズは異なる場合もあるが、形状は液晶セル10に形成されている封入孔柱状スペーサ6と同様である。封入孔柱状スペーサ6は液晶セル10の封入孔柱状スペーサ6と同様に表示領域内の柱状スペーサと同時にフォトリソグラフィによって製作することが出来る。したがって、一旦露光マスクができれば、製造コストの上昇は無い。また、封止材207を封止孔に形成することは従来と同様である。したがって、本実施例によれば、マザー基板を研磨することによって、全体の厚さが小さい液晶セル10を製作するさい、1枚のマザー基板からより多くの液晶セル10を得ることができる。
図19は図18のA−A断面図である。図19において、マザー基板封着材203が個々の液晶セル10の封着材3よりも幅広く形成されている。マザー基板封着材203の塗布長さは長いために、液晶セル部の封着材3よりも幅を広く形成している。図18におけるTFT基板1の外側1000および、対向基板2の外側2000の少なくとも一方が研磨面である。そして以上の説明のように、マザー基板を研磨する際は、マザー基板封着部203が外部からの研磨液の進入等を防止する。図19における一点鎖線が個々の液晶セル10の切断線101である。マザー基板を研磨後、切断線101に沿ってマザー基板を切断することによって個々の液晶セル10を形成する。
以上の説明は、主としてTFT基板と対向基板との間に電界を加えることによって液晶を駆動する、いわゆる縦電界方式の液晶表示装置について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、TFT基板と平行な方向の電界によって液晶を駆動する、いわゆるIPS方式の液晶表示装置についても適用できることはいうまでもない。
1…TFT基板、2…対向基板、 3…封着材、 4…端子部、 5…封入孔、 6…封入孔柱状スペーサ、 7…封止材、 8…表示領域内柱状スペーサ、 9…液晶、 10…液晶セル、 100…TFTマザー基板、 101…液晶セル切断線、 102…対向基板切断線、 200…対向マザー基板、 300…液晶セルマザー基板
Claims (14)
- 第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に挟持された液晶と、前記第1の基板と前記第2の基板とを貼りあわせるとともに第1の辺に液晶封入孔を有する封着材とを有する液晶表示装置であって、
前記液晶封入孔が形成されている前記第1の辺では、前記第1の基板の端部と前記第2の基板の端部の位置が一致しており、
前記液晶封入孔の入り口部分を構成する封着材の先端に接触する位置に配置された、前記封着材とは成分組成が異なる材料で形成された柱状部材を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記柱状部材は前記第1の基板と前記第2の基板の間隔を保持するスペーサとなっていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記第1の基板は前記第1の辺に対向する第2の辺にフレキシブル配線基板と接続される端子を有し、
前記第2の辺では前記第2の基板の端部は前記第1の基板の端部よりも後退していることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。 - 前記柱状部材は前記第2の基板に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶封入孔は前記液晶表示装置の外側に向かうにつれて幅が広がっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記柱状部材は前記液晶の存在する部分に形成された、前記第1の基板と前記第2の基板の間隔を設定するスペーサと同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記液晶封入孔は封止材によって封止され、前記封止材は前記封着材に接していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 封着材を介して貼り合わされた第1の基板と第2の基板との間に液晶を挟持する液晶表示装置の製造方法であって、
前記第2の基板の表示領域内に、前記第1の基板と前記第2の基板との間の間隔を規定するスペーサを、前記第2の基板の端部に、柱状部材を、それぞれ同時に形成し、
前記柱状部材が形成された付近に液晶封入孔を有するように、前記封着材を前記第2の基板の前記表示領域の外側に形成し、
前記第1の基板と前記第2の基板とを前記封着材を介して貼りあわせる際に、前記封着材を前記柱状部材に接触させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 前記液晶封入孔の入り口部分を構成する封着材の先端を、前記柱状部材に接触させることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の製造方法。
- 前記第1の基板は薄膜トランジスタを有し、前記第2の基板はカラーフィルタを有することを特徴とする請求項8または9に記載の液晶表示装置の製造方法。
- 前記第1の基板を第1のマザー基板に複数形成し、前記第2の基板を前記第2のマザー基板に複数形成し、前記第1のマザー基板と前記第2のマザー基板とを前記第1の基板と前記第2の基板とが対応するように貼りあわせたあと、前記第1の基板と前記第2の基板の対ごとに分離することを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の液晶表示装置の製造方法。
- 前記第1のマザー基板上において、複数の前記第1の基板は、前記液晶封入口が配置される辺を介して互いに隣り合う前記第1の基板の分離箇所が一致するように隙間なく連続して配置されていることを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の製造方法。
- 第1の基板が複数配置された第1のマザー基板と、第2の基板が複数配置された第2のマザー基板とが封着材を介して貼り合わされた液晶表示装置マザー基板であって、
前記液晶表示装置マザー基板の端部に封止孔を有するように前記封着材が形成されており、
前記第2の基板は、表示領域内に設けられ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の間隔を規定するスペーサと、前記封止孔の入り口部分を構成する封着材と接触する位置に設けられ、前記スペーサと同じ材料で形成された柱状部材とを有することを特徴とする液晶表示装置マザー基板。 - 前記液晶表示装置マザー基板は、基板の厚さを薄くする研磨がされていることを特徴とする請求項13に記載の液晶表示装置マザー基板。
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