JP2008144423A - 消音壁 - Google Patents

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Shoichi Takeda
唱一 竹田
Yukito Ohigata
大日方幸人
Takeshi Arai
剛 荒井
Sukenori Nakamura
祐紀 中村
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Abstract

【課題】 本発明の課題は、効率よく音波を捕捉すること、及び捕捉した音波を外部に戻りにくくすることで、音波の減衰を促進する消音壁を提供することにある。
【解決手段】 騒音源Sに向けて開口した本体ケーシング1の開口部1aに、騒音源Sからの音波Wを一方向に反射する第1の反射板3と、第1の反射板3で反射した音波Wを本体ケーシング1の内部に向けて反射する第2の反射板4とを備え、本体ケーシング1の内部に吸音部材2を備えた消音室1bを形成し、第1の反射板3に入射する音波Wを第2の反射板4を介して消音室1bに導入するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、騒音源を遮蔽する構造体に用いられ、騒音源からの音波の減衰を図る消音壁に関する。
走行車両や工事現場等から発生する騒音を防ぐための消音・防音構造体として、吸音材を内装した樹脂板や金属板からなるパネル体を道路や鉄道の周囲に設置し、壁の一方側で発生する騒音が他方側へ伝わりにくくした消音壁が知られている。例えば、特許文献1では、表面に多数の透孔を開口し、この透孔から入射した音波を吸音材(グラスウール等)で減衰させている。このような消音壁では、表面板における透孔の開口率によって音の捕捉量が制限されてしまう。しかも、透孔から入射した音波は吸音材を支持する壁板で反射し、外部に放射されるため捕捉性も悪い。すなわち、表面板における透孔の開口率を50%とすると、吸音材に作用する音波は騒音全体の50%にとどまり、それ以外は表面板で反射して外部に放射されることになる。しかも、吸音材に作用した音波であっても、吸音材を支持する壁板(ここでは中間板)で反射し、透孔から外部に放射されることになり、総合的な吸音性は低いと言わざるを得ない。
特開平11−323845号公報
本発明が解決しようとする課題は、効率よく音波を捕捉すること、及び捕捉した音波を外部に戻りにくくすることで、音波の減衰を促進する消音壁を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するため、騒音源に向けて開口した本体ケーシングの開口部に、騒音源からの音波を一方向に反射する第1の反射板と、第1の反射板で反射した音波を本体ケーシング内に向けて反射する第2の反射板とを備え、本体ケーシングの内部に吸音部材を備えた消音室を形成し、第1の反射板に入射する音波を第2の反射板を介して消音室に導入するようにしたものである。
第1の反射板と第2の反射板とを上下に対向させて設置し、第1の反射板の本体ケーシングの開口部側先端と第2の反射板の本体ケーシングの開口部側先端とで騒音音波導入口を構成するとともに、第1の反射板の本体ケーシングの消音室側先端と第2の反射板の本体ケーシング消音室側先端とで反射音波入射口を構成し、反射音波入射口を前記騒音音波導入口よりも小さくしたものである。
本発明によれば、騒音源からの音波は、本体ケーシングの開口部に設けた第1の反射板と第2の反射板により本体ケーシング内の消音室に捕捉される。このとき、第1の反射面の表面積に相当する範囲で音波が捕捉されるため、効率が良い。また、騒音音源から音波を取り込む騒音音波入射口よりも、消音室に騒音音波を導入する反射音波入射口を小さくしているので、消音室に捕捉された音波は、外部に放射されにくくなり、消音室内で確実に減衰させることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例1について説明する。図1は実施例1の消音壁を示す外観図、図2は内部断面図である。
1は本体ケーシングで、金属材料の板状部材を箱状に組み立てて構成され、前面に開口部1aを形成し、内部に吸音材2を備えた消音室1bを形成している。3は第1の反射板で、本体ケーシング1の開口部1aから消音室1bに向かって上向きに傾斜した状態で、本体ケーシング1の側壁間に取り付けられている。4は第2の反射板で、第1の反射板3よりも上方に、本体ケーシング1の開口部1aから消音室1bに向かってほぼ水平の状態で、本体ケーシング1の側壁間に取り付けられている。
各反射板の取り付け状態により、第1の反射板3の開口部側端部3aと第2の反射板4の開口部側端部4aとの間には、騒音音波入射口5が形成され、第1の反射板3の消音室側端部3bと第2の反射板4の消音室側端部4bとの間には、反射音波入射口6が形成される。すなわち、第1の反射板3と第2の反射板4によって、騒音源からの音波を消音室1bに入射する音波導入路が形成されることになる。音波導入路における反射音波入射口6の開口寸法は、騒音音波入射口5の開口寸法に比べて小さく設定してある。これは、音波を消音室に入射しやすくするとともに、一旦消音室1bに入射した音波を消音室内から外部に戻りにくくするためである。
第1の反射板3は、焦点F1を有する放物面7を備え、入射してくる音波を焦点F1に収束反射するものである。第2の反射板4は、2つの焦点F2,F3を有する楕円面8を備え、一方の焦点F2を通過する音波を他方の焦点F3に収束反射するものである。これら各反射板は、第1の反射板3の焦点F1と第2の反射板4の一方の焦点F2とを合致させ、第2の反射板4の他方の焦点F3を反射音波入射口6に合わせる位置関係で配置されている。そして、図1に示すように、各反射板3・4を1組とする反射体を、本体ケーシング1の開口部1aに多段状に配置することで、本実施例1の消音壁は構成されるのである。
さて、このように構成する本実施例1の動作・作用について、図3を用いて説明する。
この消音壁は、騒音源Sと遮音したい領域との間に、本体ケーシング1の開口部1aを騒音源Sに向けた状態で設置される。騒音源Sからの音波Wは、騒音音波入射口7から入射して第1の反射板3の放物面7において焦点F1に向けて収束反射する。第1の反射板3における放物面7の焦点F1と第2の反射板4における楕円面8の一方の焦点F2は同じ位置にあるから、第1の反射板3の放物面7で反射した音波は、第2の反射板4の楕円面8に入射した後、楕円面8の他方の焦点F3に向けて収束反射する。第2反射板4における楕円面8の焦点F3は、反射音波入射口6に合わせてあるので、第2反射板4における楕円面8で反射した音波は、反射音波入射口6から消音室1b内に入射されることになる。
消音室1bに入射した音波は、消音室内で乱反射を繰り返すことによって互いに位相が反転した反射波同士が出合ってエネルギーを打ち消し合ったり、あるいは吸音材2の作用で音波の持つエネルギーが低減される結果、音波のエネルギーが大幅に減少して消音効果が得られる。このとき、反射音波入射口6の開口寸法は、騒音音波入射口5の開口寸法に比べて小さく設定してあるため、音圧エネルギーを高めた状態で消音室内に騒音音波が導入され、吸音材2に勢いよく作用されるとともに、消音室1bから外部に戻る音波が低減され、消音室内で十分にエネルギー消費を促進させることができる。
尚、実施例1では第1の反射板に放物面を備え、第2の反射板に楕円面を備えた形態で説明したが、これらは特に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において様々な実施態様が考えられる。例えば、第1の反射板に楕円面を備え、第2の反射板に放物面を備えた形態でも当然良く、第1及び第2の反射板ともに楕円面を備えたものでもよい。また、反射板の形状として、真正な楕円面・放物面ではなく、多角状に近似した円弧を形成したり平板を組み合わせたりして金属板の加工を簡略化することも考えられるが、この場合においても、やや焦点への集束性に劣るものの、十分な消音性能を得ることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例2について説明する。図4は実施例2の消音壁を示す内部断面図である。尚、実施例2の消音壁は、上記実施例1と比べて、各反射板の形状及び位置関係が異なっているため、全体構成の説明は省略し、反射板の構成についてのみ以下に説明していく。
10は第1の反射板で、本体ケーシングの開口部1aを基端10aとして、この基端10aから下向きの楕円面11を形成している。12は第2の反射板で、本体ケーシングの開口部1aを基端12aとして、この基端12aから上向きの楕円面13を形成している。そして、これら各反射板10,12は、第1の反射板10の基端10aと第2の反射板12の基端12aとで所定間隔の騒音音波入射口14を形成し、第1の反射板10の終端10bと第2の反射板12の終端12bとで所定間隔の反射音波入射口15を形成するように取り付けられる。また、第1の反射板10は、その第1焦点F4を騒音音波入射口14における第2の反射板12の基端12a近傍に設定し、第2焦点F5を第1焦点F4から斜め下方向の騒音音波S側に設定している。第2の反射板12は、その第1焦点F6と第2焦点F7を第1反射板10の終端10bを挟むように設定している。
さて、このように構成する本実施例1の動作・作用について、図5を用いて説明する。
騒音源Sからの音波Wは、騒音音波入射口14から入射して第1の反射板10の楕円面11において第2の反射板12に向けて反射する。このとき、楕円面11を外方に延長した仮想線L1と楕円面11の焦点F4,F5を結ぶ仮想線L2とで囲まれるエリアAから入り込んでくる音波は、第1反射板10の楕円面11で反射して、第2の反射板12の焦点F7と第2の反射板12の基端12aとの開口d1から第2の反射板12の楕円面13に入射し、それ以外は第1反射板10の楕円面11で外部に反射する。第2の反射板12の楕円面13に入射した音波は、楕円面13で反射して、第2の反射板12の焦点F6と第2の反射板12の終端12cとの開口d2から消音室1b内に入射されることになる。
消音室1bに入射した音波は、消音室内で乱反射を繰り返すことによって互いに位相が反転した反射波同士が出合ってエネルギーを打ち消し合ったり、あるいは吸音材2の作用で音波の持つエネルギーが低減される結果、音波のエネルギーが大幅に減少して消音効果が得られる。このとき、上記実施例1と同様に、反射音波入射口14の開口寸法を騒音音波入射口15の開口寸法に比べて小さく設定することで、音圧エネルギーを高めた状態で消音室内に騒音音波が導入され、吸音材2に勢いよく作用されるとともに、消音室1bから外部に戻る音波が低減され、消音室内で十分にエネルギー消費を促進させることができる。
尚、反射板の形状として、真正な楕円面ではなく、多角状に近似した円弧を形成したり平板を組み合わせたりして金属板の加工を簡略化することも考えられる。この場合においても反射効率にやや低下が見られるものの、十分な消音性能を得ることができる。
実施例1の消音壁を示す外観図である。 実施例1の消音壁を示す内部断面図である。 実施例1の動作・作用を示す説明断面図である。 実施例2の消音壁を示す内部断面図である。 実施例2の動作・作用を示す説明断面図である。
符号の説明
1 本体ケーシング
1a 開口部
1b 消音室
2 吸音材
3 第1の反射板
3a 開口部側端部
3b 消音室側端部
4 第2の反射板
4a 開口部側端部
4b 消音室側端部
5 騒音音波入射口
6 反射音波入射口
7 放物面
8 楕円面
F1〜F3 焦点
S 騒音源
W 音波

Claims (2)

  1. 騒音源に向けて開口した本体ケーシングの開口部に、騒音源からの音波を一方向に反射する第1の反射板と、該第1の反射板で反射した音波を前記本体ケーシング内部に向けて反射する第2の反射板とを備え、
    前記本体ケーシングの内部に吸音部材を備えた消音室を形成し、前記第1の反射板に入射する音波を第2の反射板を介して前記消音室に導入することを特徴とする消音壁。
  2. 前記第1の反射板と第2の反射板とを上下に対向させて設置し、第1の反射板の本体ケーシングの開口部側先端と第2の反射板の本体ケーシングの開口部側先端とで騒音音波導入口を構成するとともに、第1の反射板の本体ケーシングの消音室側先端と第2の反射板の本体ケーシング消音室側先端とで反射音波入射口を構成し、該反射音波入射口を前記騒音音波導入口よりも小さくしたことを特徴とする上記請求項1記載の消音壁。
JP2006331129A 2006-12-07 2006-12-07 消音壁 Pending JP2008144423A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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AT515580A1 (de) * 2014-02-18 2015-10-15 Friedrich Ing Mag Blaha Schallabsorber mit tieferem Frequenzbereich
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