JP2008143645A - メインロープ異常検出装置およびそれを備えたエレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一端にかごが連結されたメインロープ16が掛け渡された駆動綱車の間近に配設され、メインロープ16の異常発生時に、メインロープ16の外周面から突出する突出部16bにより押圧されて初期位置から変位される円筒部43および検出片44からなる検出用部材と、検出用部材の変位を検出して検出信号を送信する第1の検出用磁石41および磁気検出スイッチ46aからなる変位検出手段と、を備え、検出用部材はメインロープ16の進行方向に拘わらず、突出部16bに押圧されて初期位置から変位可能に構成されている。
【選択図】図5
Description
また、メインロープ異常検出装置を備え、メインロープの異常の誤検出を防止可能なエレベータ装置を得ることを目的とする。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るメインロープ異常検出装置を備えたエレベータ装置を示す模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るメインロープ異常検出装置を示す側面図であり、図1のA部部分拡大図である。図3はこの発明の実施の形態1に係るメインロープ異常検出装置を示す正面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るメインロープ異常検出装置を示す上面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るメインロープ異常検出装置備えたエレベータ装置において、破断されたストランドがメインロープ異常検出装置の配設箇所を通過している状態を示す側面図、図6はこの発明の実施の形態1に係るメインロープ異常検出装置を備えたエレベータ装置の動作フロー図である。
また、巻上電動機7は、回転トルクを発生させるモータ部8とモータ部8を覆う筐体9を有している。そして、巻上電動機7は、モータ部8の回転トルクを、巻上機5の駆動綱車6に伝達可能に配設されている。
また図示しないが、かご4のかご室4aには、スピーカなどの報知手段がエレベータ制御盤11に接続され、エレベータ制御盤から任意の報知を行うことができるようになっている。例えば、緊急時に最寄階に停止させたかご4のかご室4aにいる利用者に「エレベータを点検するので降車をお願いします」などの報知を行うことができる。
メインロープ16の異常を引き起こす要因の一つであるストランド16aの破断は、駆動綱車6と、メインロープ16のストランド16aそれぞれとの間の摩擦による磨耗劣化が大きな要因となる。
従って、メインロープ異常検出装置25Aは、駆動綱車6におけるメインロープ16の出口(出入り口)の上方間近で、かつ、吊りあいおもり15側(反かご側)のメインロープ16の部位に隣接して配設されるのが好ましい。
メインロープ異常検出装置25Aは、図2〜図4に示されるように、支持部材31、回動部40、磁気検出スイッチ46aおよび固定側位置保持磁石45aを有している。
支持部材31は、底板32a、一対の側板33a、33bおよび軸棒34aを有している。
このとき、軸棒34aの軸方向は、メインロープ16の進行方向に直交し、かつ水平にして配設されている。
第1の検出用磁石41は、フェライト磁石を用いているが、ゴム磁石など他の磁石を用いてもよい。また、錘42aも、第1の検出用磁石と同様の磁石が用いられている。ここで、円筒部43と検出片44とをあわせたものを検出用部材とする。
円筒部43は軸棒34aと略同じ長さを有し、軸棒34aに遊嵌状態に装着されている。これにより、円筒部43は軸棒34aの軸周りに回動自在となっている。
また、検出片44の先端(他方の長辺側の縁部)には、半円状の3つの検出用溝44aがメインロープ16のそれぞれの外形形状およびメインロープ16間の間隔に対応させて形成されている。そして、検出片44の検出用溝44aに、メインロープ16外周が、検出用溝44aから所定のギャップ(隙間)をあけて嵌合している。
そして、支持棒47は、その一端側が円筒部43の一端側の外周面に固着されて、円筒部43から鉛直下方に突出されている。さらに、支持棒47の他端には第1の検出用磁石41が固定されている。
さらに、作動片48は、その一端側が円筒部43の他端側の外周面に固着されている。
このとき、作動片48は、円筒部43の鉛直下方に突出され、支持棒47および作動片48が円筒部43の両端で対向配置されている。また、作動片48の他端には、錘42aが固定されている。
上記のように構成された回動部40は、軸棒34aの軸周りに回動自在となる。
これにより、検出片44が、メインロープ16の突出部16b(後述)から押圧されない場合、検出片44を含む回動部40の全体が、所定の位置(初期位置)に安定して保持される。回動部40の初期位置は、後述のメインロープ異常検出装置25Aの動作説明において、検出片44が、ストランド16aの突出部16bに押圧されて変位する前の位置であり、ここでは、検出片44の円筒部43からの延設方向が、メインロープ16の進行方向に対して垂直に配置されたときが回動部40の初期位置となる。
ここで、第1の検出用磁石41および磁気検出スイッチ46aをあわせたものを変位検出手段とする。
磁気検出スイッチ46aは、磁気が検出されている場合は、非検出信号を送信し、磁気が検出されていない場合は、検出信号を送信するようになっている。
また、詳細には図示しないが、上記のように構成されたメインロープ異常検出装置25Aは、底板32aの裏面に突設された柱部材49を筐体9に固定するなどして配設されている。
図5に示されるように、メインロープ16のストランド16aが破断されると、破断されたストランド16aの先端は、メインロープ16の外周面に対して突出し、突出部16bが形成される。そして、ストランド16aが破断された部位が検出片44の配設箇所を通過する時は、メインロープ16の進行方向に拘わらず、突出部16bが検出片44の検出用溝44aを押圧するので、回動部40が軸棒34aの軸周りに回動される。
また、ストランド16aの突出部16bが検出片44の配設箇所を通過した後には、所定の距離だけ上方に回動された錘42aおよび第1の検出用磁石41は、ストランド16aによる検出片44への押圧力がなくなるので、それぞれの自重により下方に回動し、検出片44が、図2に示される初期位置に自動復帰する。また、錘42aは、固定側位置保持磁石45aに吸引され、検出片44はストランド16aの突出部16bに押圧されていないときには、安定して初期位置に保持される。
なお、図6中、ステップ101〜ステップ108を便宜上S101〜S108と記す。
なお、初期状態として、かご4は昇降路1内を正常に昇降運転されているものとする。
ステップ101でCPU12が、検出信号を受信していない(非検出信号を受信している)と判定した場合、検出信号を受信するまでステップ101を繰り返す。
ステップ103でCPU12が、検出信号を受信したと判断した場合、かご4を最寄階へ停車させて、報知手段を用いて「エレベータを点検するので降車をお願いします」などの報知をかご室4a内の利用者に対して行い、利用者をかご室4a外へ案内し(ステップ104)、ステップ105へ進む。
また、ステップ105の診断運転で、CPU12が、検出信号を受信していないと判断した場合、CPU12は、ストランド16aは破断されていないと判断し、RAM13に記憶したかご4の位置Hをリセットし(ステップ108)、ステップ101に戻る
また、錘42aが、検出片44が初期位置にあるときに円筒部43の鉛直下方に延設される作動片48の先端に取り付けられている。従って、検出片44が突出部16bに押圧されて初期位置から回動されても、突出部16bが検出片44の配設箇所を通過したときには、検出片44を初期位置に自動復帰させることができる。
図7はこの発明の実施の形態2に係るメインロープ異常検出装置を示す斜視図、図8はこの発明の実施の形態2に係るメインロープ異常検出装置を示す側面図、図9はこの発明の実施の形態2に係るメインロープ異常検出装置を示す上面図、図10はこの発明の実施の形態2に係るメインロープ異常検出装置の検出ローラが破断されたストランドに押圧された状態を示す側面図、図11は図10のB部拡大側面図である。
図7〜図11において、メインロープ異常検出装置25Bは、一対の支持部材51a、検出用部材としての検出ローラ57a、軸棒34bおよび変位検出手段としての変位検出用エンコーダ59を有している。
支持部材51aのそれぞれは、断面の外形が概略台形の扁平筒状体の基部52、基部52と同じ厚さを有する円筒状の軸支持部53、ばね54および装置回動軸棒55で構成されている。
そして、基部52の上底52a側に軸支持部53が、その開口向きを基部52の開口向きに一致させて固着されている。
また、詳細には図示しないが、基部52は、台座60の裏面に突設された、柱部材61を上述した巻上電動機7の筐体9に固定するなどして配設されている。
また、ばね54が、基部52の断面台形の下底52bと、上底52aと下底52bを接続する傾斜辺52cとで形成される一方の角部に配設されている。また、下底52bの上記一方の角部側には、切り欠きが窓(図示せず)形成され、台座60が露出されている。
そして、ばね54は、弾性を有する一本の金属線などでV字状に形成され、V字の頂点には、金属線の中間部を巻回することにより、所定の直径を有する円部54aが形成されている。
また、V字の一辺が傾斜辺52cに沿って配置され、他辺が下底52bの切り欠き窓から露出された台座60に固着されている。このとき、ばね54の弾性力が傾斜辺52cおよび台座60を押圧する向きに働いている。
さらに軸棒34bの両端は、軸支持部53のそれぞれに挿通され、軸支持部53に回動自在に支持されている。
そして、検出ローラ57aおよび軸棒34bは、軸棒34bの軸周りに回転される。
検出ローラ57aの材料としては、化学架橋剤で架橋した独立気泡ポリエチレンフォーム(サンペルカ)を用いることができる。
また、検出ローラ57aの外周面には、検出用溝58aが、メインロープ16のそれぞれの外形形状およびメインロープ16間の間隔に対応させて形成されている。
また、メインロープ16が、検出ローラ57aの検出用溝58aに嵌合されている。
メインロープ16のストランド16aが破断すると、図10に示されるように、破断されたストランド16aの先端がメインロープ16の外周面に対して突出し、突出部16bが形成される。そして、ストランド16aが破断された部位が、検出ローラ57aの配設箇所を通過する時は、メインロープ16の進行方向にかかわらず、突出部16bが、検出ローラ57aの外周面の検出用溝58aを押圧しつつ進行するので、検出ローラ57aが回転される。
なお、検出ローラ57aの材料に用いたサンペルカは軽量であり、慣性力が大きくならず、突出部16bが検出ローラ57aの配設場所を通過後には、軸支持部53と軸棒34bとのわずかな摩擦力により、すぐに検出ローラ57aの回転は停止する。
詳細には図示しないが、変位検出用エンコーダ59は、エレベータ制御盤11と電気的に接続されており、検出信号または非検出信号は、エレベータ制御盤11にて受信される。
これにより、検出ローラ57aがストランド16aの端部によって損傷を受けることが防止されると同時に、ストランド16aが検出ローラ57aの配設位置を通過した後には、メインロープ異常検出装置25Bが元の位置に自動的に戻される。
すなわち、この実施の形態2では、変位検出用エンコーダ59は、検出ローラ57aの回転を検出したときに検出信号を送信し、エレベータ制御盤11では検出信号が受信されたと判断する。
また、メインロープ異常検出装置25Bの検出ローラ57aは、ストランド16aが破断するなどして、メインロープ16の外周面から突出されたときに、メインロープ16の進行方向に拘わらず、破断されたストランド16aの部位に押されて回動されるので、変位検出用エンコーダ59は検出信号を送信する。従って、エレベータ制御盤11では、検出ローラ57aが回動したことを検出信号の受信に対応させることにより認知できるようになっている。
従って、メインロープ16の進行方向にかかわらず、ストランド16aの破断などのメインロープ16の異常を検出することができる。
図12はこの発明の実施の形態3に係るメインロープ異常検出装置を示す側面図、図13はこの発明の実施の形態3に係るメインロープ異常検出装置を示す正面図である。
なお、上記実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図12および図13において、メインロープ異常検出装置25Cは、支持部材51b、磁気検出スイッチ46b,46c、第2の検出用磁石62、錘42b、固定側位置保持磁石45bおよび検出用部材としての検出ローラ57bを有している。
底板32bは矩形平板状に形成され、側板33c,33dが、底板32bの両短辺から垂直に突設され、対向している。そして、軸棒34cが、両側板33c,33dの上部間に固着されている。
検出ローラ57bの外周面における軸方向の中間部には、概略矩形平板状の錘42bが嵌設されている。なお、錘42bは、フェライト磁石やゴム磁石などを用いている。
このとき、錘42bの表面は、検出ローラ57bの表面に露出されている。また、検出ローラ57bが所定の位置(初期位置)にあるときに、錘42bは、検出ローラ57bの軸心の鉛直方向の下方に位置する外周面の一部に嵌着されている。なお、検出ローラ57bの初期位置は、後述のメインロープ異常検出装置25Cの動作説明において、ストランド16aの突出部に押圧されて変位する前の位置である。
そして、検出ローラ57bは、その軸心を水平にして、外周面がメインロープ16から所定のギャップ(隙間)おいた位置にくるように配置されている。
また、メインロープ16が、検出ローラ57bの検出用溝58bから所定ギャップをあけて検出用溝58bに嵌合されている。
そして、固定側位置保持磁石45bが、錘42bを磁気吸引し、検出ローラ57bが、初期位置に安定して保持されるようになっている。
また、第2の検出用磁石62は、検出ローラ57bが初期位置にあるときに、検出ローラ57bの軸心を含む鉛直面に対称に配設され、その両端の高さ位置は軸心の高さ位置より低くなっている。また、第2の検出用磁石62の表面は、検出ローラ57bの一端面から露出されている。
そして、検出ローラ57bが、所定の距離だけ一方の方向に回動されると、第2の検出用磁石62の端部のいずれか一方が磁気検出スイッチ46b,46cのいずれか一方に接近するので、磁気検出スイッチ46b,46cのいずれか一方で磁気が検出される。また、検出ローラ57bが他方の方向に回動したときには、磁気検出スイッチ46b,46cのいずれか他方で磁気が検出される。
ここで、第2の検出用磁石62および磁気検出スイッチ46b,46cをあわせたものを変位検出手段とする。
詳細には図示しないが、磁気検出スイッチ46b,46cは、エレベータ制御盤11と電気的に接続されており、検出信号または非検出信号は、エレベータ制御盤11にて受信される。
また、詳細には図示しないが、上記のように構成されたメインロープ異常検出装置25Cは、底板32bの裏面に突設された柱部材63を上述した巻上電動機7の筐体9に固定するなどして配設されている。
メインロープ16のストランド16aが破断すると、メインロープ異常検出装置25Aおよび25Bでの動作説明で述べたのと同様に、破断されたストランド16aの先端がメインロープ16の外周面に対して突出し、突出部(図示せず)が形成される。
このとき、メインロープ16がいずれの方向に進行しても検出ローラ57bは回動される。
また、メインロープ16の突出部が検出ローラ57bの配設箇所を通過した後には、所定の距離だけ上方に回動された錘42bおよび第2の検出用磁石は、突出部による検出ローラ57bへの押圧力がなくなるので、それぞれの自重により下方に回動し、検出ローラ57bは、初期位置に自動復帰する。さらに、錘42bと固定側位置保持磁石45bとの引力により、検出ローラ57bがストランド16aの突出部に押圧されていないときには、安定して初期位置に保持される。
ばね54、装置回動軸棒55および回転軸支持部56を配設して、検出ローラ57bを回転軸支持部56の軸周りに回転可能に配設してもよい。
Claims (11)
- 一端にかごが連結されたメインロープが掛け渡された駆動綱車の間近に配設され、上記メインロープの異常発生時に、上記メインロープの外周面から突出する突出部により押圧されて初期位置から変位される検出用部材と、
上記検出用部材の変位を検出して検出信号を送信する変位検出手段と、を備えるメインロープ異常検出装置において、
上記検出用部材は上記メインロープの進行方向に拘わらず、上記突出部に押圧されて上記初期位置から変位可能に構成されていることを特徴とするメインロープ異常検出装置。 - 上記検出用部材は、上記メインロープから所定距離離間して、軸方向を該メインロープの進行方向に直交させ、かつ水平にして、回動自在に配設された回転軸と、一端を上記回転軸に固着されて該回転軸の径方向に延設され、その延設方向が上記メインロープと直交する初期位置で、先端が上記メインロープと所定の隙間を有するように構成された検出片と、を備え、
上記変位検出手段は、上記検出片の変位による上記回転軸の回動に連動して変位するように配設された第1の検出用磁石と、上記第1の検出用磁石の変位量に応じて上記第1の検出用磁石からの磁気の検出の有無が切り替わるように配設され、上記磁気の検出の有無のいずれか一方に対応させて上記検出信号を送信する磁気検出スイッチとで構成されることを特徴とする請求項1記載のメインロープ異常検出装置。 - 検出用溝が上記検出片の先端に上記メインロープの外周に嵌合可能に形成されていることを特徴とする請求項2記載のメインロープ異常検出装置。
- 一端を上記回転軸に固着されて、上記検出片が初期位置に配置されたときに鉛直下方に延設される作動片と、
上記作動片の先端に固着されて、上記検出片を初期位置に復帰させる錘と、を備え
ていることを特徴とする請求項2または請求項3記載のメインロープ異常検出装置。 - 上記錘は、磁石であり、
固定側位置保持磁石が、上記磁石を磁気吸引し、上記作動片を上記回転軸から鉛直下方に位置させるように配設されていることを特徴とする請求項4記載のメインロープ異常検出装置。 - 上記検出用部材は円柱に形成されて、その軸心を水平に、かつ外周面を上記メインロープから所定のギャップをあけて、上記軸心周りに回転自在に配設された検出ローラであり、
上記変位検出手段は、上記検出ローラの上記軸心周りの回転を検出可能に配設され、上記検出ローラが回転したときに上記検出信号を送信する変位検出用エンコーダであることを特徴とする請求項1記載のメインロープ異常検出装置。 - 上記検出用部材は円柱に形成されて、その軸を水平にかつ上記メインロープの進行方向に平行に、かつ外周面を上記メインロープから所定のギャップをあけた位置に上記軸周りに回動自在に配設された検出ローラであり、
上記変位検出手段は、検出ローラの一端面の一部に配設された第2の検出用磁石と、上記第2の検出用磁石が上記検出ローラの回転に連動して所定の角度回転したときに、上記第2の検出用磁石からの磁気の検出の有無が切り替わるように配設されて、上記磁気の検出の有無のいずれか一方に対応させて上記検出信号を送信する磁気検出スイッチとで構成されることを特徴とする請求項1記載のメインロープ異常検出装置。 - 上記検出ローラが初期位置に配置されているときに、上記検出ローラの軸心の鉛直方向の下方に位置する外周面の一部に固着され、上記検出ローラを初期位置に復帰させる錘を備えていることを特徴とする請求項7記載のメインロープ異常検出装置。
- 上記錘は磁石であり、
固定側位置保持磁石が、上記磁石を磁気吸引し、上記検出ローラを初期位置に位置させるように配設されていることを特徴とする請求項8記載のメインロープ異常検出装置。 - 上記検出用部材が、上記メインロープが掛け渡された駆動綱車の反かご側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のメインロープ異常検出装置。
- 一端にかごが連結されたメインロープが掛け渡された駆動綱車の間近に配設され、上記メインロープの異常発生時に、上記メインロープの外周面から突出する突出部により押圧されて初期位置から変位される検出用部材および上記検出用部材の変位を検出して検出信号を送信する変位検出手段と、
上記検出信号に応じて上記かごの昇降を制御するエレベータ制御盤と、
を備えるエレベータ装置において、
上記エレベータ制御盤は、検出信号を受信すると、受信時のかごの位置を記憶して上記かごの昇降運転を続け、上記かごが記憶した上記かごの位置を再度通過したときに、上記検出信号を再度受信した場合、記憶した上記かごの位置を通過するように上記かごを昇降させる診断運転を行い、上記診断運転において上記変位検出手段から上記検出信号を受信した場合にメインロープの異常と判定することを特徴とするエレベータ装置。
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