JP2008142353A - 撮影装置およびテーブル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体を適正に支持し、その被検体の撮影を効率的に実施する。
【解決手段】撮影テーブル部4によってクレードル401が撮影空間29へ向かって移動され、撮影空間29に収容される際に、その収容されるクレードルよりもクレードル支持面F23が鉛直方向Vにて下方になるようにサポートテーブル部5を構成する。事前に被検体の重量を測定し、それに見合った位置になる様、サポートテーブル部5の位置を鉛直方向に制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影装置およびテーブル装置に関する。特に、被検体が載置面に載置されるクレードルを含み、その被検体についてスキャンが実施される撮影空間に対してクレードルを移動することによって、そのクレードルを撮影空間に収容させる撮影テーブル部と、その撮影テーブル部においてクレードルが移動する方向にて、撮影空間を介するように配置されており、その撮影テーブル部において撮影空間に移動され収容された前記クレードルを、クレードル支持面にて支持するサポートテーブル部とを有する撮影装置およびテーブル装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置などの撮影装置は、撮影空間に収容した被検体についてスキャンを実施することで、その被検体についてローデータを取得し、そのローデータ(raw data)に基づいて、被検体の画像を生成する。このような撮影装置は、医療分野、産業分野などのさまざまな分野において利用されている。
たとえば、X線CT装置は、X線管とX線検出器とが円柱状に貫通した撮影空間を挟むように配置されている走査ガントリを有しており、その走査ガントリの撮影空間へ、人体を被検体として支持するクレードルを、撮影テーブル部が移動する。たとえば、そのクレードルを支持する支持ローラーを駆動モータが回転駆動させることによって、摩擦力を生じさせ、その被検体が載置されているクレードルを、水平面において被検体の体軸方向に沿うように移動させる。そして、走査ガントリは、その撮影空間においてクレードルが支持する被検体にて撮影する撮影領域の周囲から、X線管にX線を被検体へ照射させ、その被検体の撮影領域を透過したX線をX線検出器に検出させるスキャンを実施し、ローデータを取得する。そして、その取得されたローデータに基づいて、被検体の撮影領域におけるスライス面について断層画像を画像再構成する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−061464号公報
X線CT装置を用いて被検体の撮影領域を撮影する際において、その被検体が大きな重量である場合には、被検体の体軸方向に沿うように延在しているクレードルが撮影テーブル部から突き出るために、被検体の重量によって鉛直方向に撓んで変形する。このため、鉛直方向におけるクレードルの位置が基準位置と異なってしまう場合があるため、撮影した断層画像の画像品質が低下するなどの不具合が発生する場合がある。
また、クレードルを支持するローラーを回転駆動させることによって、摩擦力により、その被検体が載置されているクレードルを移動させる摩擦ローラー駆動方式においては、クレードルが変形することによって、駆動させるための摩擦力が十分に得られず、安定して、クレードルを移動させることが困難な場合がある。
このため、このような不具合を解消するために、その撮影テーブル部において撮影空間に移動され収容されたクレードルを、水平なクレードル支持面にて支持するサポートテーブル部が、撮影テーブル部においてクレードルが移動する移動方向にて撮影空間を介するように配置することが提案されている。
しかしながら、上記のように、サポートテーブル部を用いる場合においては、撮影テーブル部によってクレードルが撮影空間へ向かって移動され、その撮影空間に収容された際に、そのクレードルが撓んで変形して、サポートテーブル部のクレードル支持面に支持されずに、そのサポートテーブル部の側面などに接触する場合がある。このため、被検体を適正に支持し、その被検体の撮影を効率的に実施することが困難な場合があった。
したがって、本発明は、被検体を適正に支持し、撮影を効率的に実施することが容易な撮影装置およびテーブル装置を提供する。
本発明の撮影装置は、撮影空間において収容された被検体についてスキャンを実施することによって、前記被検体について得られたローデータに基づいて、前記被検体の画像を生成する撮影装置であって、前記被検体が載置面に載置されるクレードルを含み、当該クレードルを前記撮影空間に対して移動することによって、当該クレードルを前記撮影空間に収容させる撮影テーブル部と、前記撮影テーブル部において前記クレードルが移動する方向にて、前記撮影空間を介するように配置されており、前記撮影テーブル部において撮影空間に移動され収容された前記クレードルを、クレードル支持面にて支持するサポートテーブル部とを有し、前記サポートテーブル部は、前記撮影テーブル部によって前記クレードルが前記撮影空間へ向かって移動され、前記撮影空間に収容される際に、当該収容されるクレードルよりも前記クレードル支持面が鉛直方向にて下方になるように構成されている。
好適には、前記サポートテーブル部は、前記クレードル支持面を含み、前記クレードルが移動する方向に沿って移動するサポートキャリッジと、前記サポートキャリッジを支持するキャリッジ支持面が、前記クレードルが移動する方向に沿って延在するように形成されているキャリッジ支持部とを有する。
好適には、前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとを連結させる連結部を有し、前記サポートキャリッジは、前記連結部によって前記クレードルが連結された状態で、前記キャリッジ支持面に沿って移動するように形成されている。
好適には、前記連結部は、第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する第1方向において、前記第1方向へ移動する前記クレードルの先端部分に配置されており、前記サポートキャリッジは、前記第1の磁極と反対な磁極である第2の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記クレードルが前記第1方向へ移動されることによって、前記連結部の前記第1の磁極と、前記サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとが連結される。
好適には、前記サポートテーブル部は、前記クレードルが前記撮影空間から離れる第2方向に移動する際において、前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動する移動範囲を規定するように、当該第2方向へ移動するサポートキャリッジを停止させるストッパを含む。
好適には、前記ストッパは、前記第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動されることによって、当該ストッパの第1の磁極と、当該サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記ストッパと前記サポートキャリッジとが連結される。
好適には、前記サポートキャリッジは、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する方向において、当該移動するクレードルの先端が接触する面を含む。
好適には、前記サポートテーブル部は、前記クレードル支持面を前記クレードルに対して鉛直方向に移動する鉛直移動部を含み、前記鉛直移動部は、前記被検体の重量に基づいて前記クレードル支持面の位置を調整する。
好適には、前記スキャンを実施するスキャン部を有し、前記スキャン部は、前記撮影空間において前記被検体に放射線を照射する照射部と、前記照射部から照射され、前記被検体を透過した前記放射線を検出し前記ローデータを生成する検出部とを含む。
好適には、前記照射部は、前記放射線としてX線を照射する。
また、本発明のテーブル装置は、被検体が載置面に載置されるクレードルを含み、前記被検体についてスキャンが実施される撮影空間に対して当該クレードルを移動することによって、当該クレードルを前記撮影空間に収容させる撮影テーブル部と、前記撮影テーブル部において前記クレードルが移動する方向にて、前記撮影空間を介するように配置されており、前記撮影テーブル部において撮影空間に移動され収容された前記クレードルを、クレードル支持面にて支持するサポートテーブル部とを有し、前記サポートテーブル部は、前記撮影テーブル部によって前記クレードルが前記撮影空間へ向かって移動され、前記撮影空間に収容される際に、当該収容されるクレードルよりも、前記クレードル支持面が鉛直方向にて下方になるように構成されている。
好適には、前記サポートテーブル部は、前記クレードル支持面を含み、前記クレードルが移動する方向に沿って移動するサポートキャリッジと、前記サポートキャリッジを支持するキャリッジ支持面が、前記クレードルが移動する方向に沿って延在するように形成されているキャリッジ支持部とを有する。
好適には、前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとを連結させる連結部を有し、前記サポートキャリッジは、前記連結部によって前記クレードルが連結された状態で、前記キャリッジ支持面に沿って移動するように形成されている。
好適には、前記連結部は、第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する第1方向において、前記第1方向へ移動する前記クレードルの先端部分に配置されており、前記サポートキャリッジは、前記第1の磁極と反対な磁極である第2の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記クレードルが前記第1方向へ移動されることによって、前記連結部の前記第1の磁極と、前記サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとが連結される。
好適には、前記サポートテーブル部は、前記クレードルが前記撮影空間から離れる第2方向に移動する際において、前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動する移動範囲を規定するように、当該第2方向へ移動するサポートキャリッジを停止させるストッパを含む。
好適には、前記ストッパは、前記第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動されることによって、当該ストッパの第1の磁極と、当該サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記ストッパと前記サポートキャリッジとが連結される。
好適には、前記サポートキャリッジは、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する方向において、当該移動するクレードルの先端が接触する面を含む。
好適には、前記サポートテーブル部は、前記クレードル支持面を前記クレードルに対して鉛直方向に移動する鉛直移動部を含み、前記鉛直移動部は、前記被検体の重量に基づいて前記クレードル支持面の位置を調整する。
本発明によれば、被検体を適正に支持し、撮影を効率的に実施することが容易な撮影装置およびテーブル装置を提供することができる。
本発明にかかる実施形態の一例について説明する。
(装置構成)
図1は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1についての全体構成を示すブロック図であり、図2は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1の要部を示す構成図である。
図1に示すように、X線CT装置1は、走査ガントリ2と、操作コンソール3と、撮影テーブル部4と、サポートテーブル部5とを有し、被検体の撮影領域についての投影データをローデータとして取得し、その投影データに基づいて、被検体の撮影領域について画像を再構成する。
走査ガントリ2について説明する。
走査ガントリ2は、操作コンソール3からの制御信号CTL30aに基づいて、撮影空間29に移動された被検体の撮影領域について、X線でのスキャンを実施し、その撮影領域の投影データを、ローデータとして得る。走査ガントリ2は、図1に示すように、X線管20とX線管移動部21とコリメータ22とX線検出器23とデータ収集部24とX線コントローラ25とコリメータコントローラ26と回転部27とガントリコントローラ28とを有する。走査ガントリ2においては、図2に示すように、被検体が収容される撮影空間29を挟むように、X線管20とX線検出器23とが配置されている。そして、コリメータ22が、X線管20から撮影空間29に収容された被検体の撮影領域へ照射されるX線を成形するように、X線管20とX線検出器23との間に配置されている。そして、走査ガントリ2は、被検体の体軸方向zを中心にして、X線管20とコリメータ22とX線検出器23とを、被検体の周囲で旋回させながら、X線管20がX線を照射し、被検体の撮影領域を透過するX線をX線検出器23が検出して投影データを生成する。走査ガントリ2の各部について、順次、説明する。
X線管20は、たとえば、回転陽極型であり、X線を照射する。X線管20は、図2に示すように、X線コントローラ25からの制御信号CTL251に基づいて、所定強度のX線を照射する。X線管20から放射されたX線は、コリメータ22によって、たとえば、コーン状に成形されて、撮影空間29に収容された被検体の撮影領域へ照射される。その後、その被検体の撮影領域を透過したX線がX線検出器23によって検出される。ここでは、X線管20は、被検体の周囲のビュー方向から、X線を被検体に照射するために、被検体の体軸方向zを中心に回転部27によって被検体の周囲を回転移動する。つまり、X線管20は、撮影テーブル部4が被検体を撮影空間29へ移動する水平方向に沿った軸を中心にして、被検体の周囲を旋回する。
X線管移動部21は、図2に示すように、X線コントローラ25からの制御信号CTL252に基づいて、X線管20の放射中心を、走査ガントリ2における撮影空間29内の被検体の体軸方向zに移動させる。
コリメータ22は、図2に示すように、X線管20とX線検出器23との間に配置されている。コリメータ22は、たとえば、X線が透過しない遮蔽板を含み、チャネル方向iと列方向jとにそれぞれ2枚ずつ、その遮蔽板が設けられている。コリメータ22は、コリメータコントローラ26からの制御信号CTL261に基づいて、各方向に設けられた2枚の遮蔽板を独立して移動させて、X線管20から照射されたX線をそれぞれの方向において遮ってコーン状に成形し、X線の照射範囲を調整する。つまり、コリメータ22は、X線管20から照射されたX線が通過する開口の大きさを可変することにより、X線の照射範囲を調整する。
X線検出器23は、撮影空間29において被検体の撮影領域を透過したX線を検出し、被検体の撮影領域についての投影データを生成する。ここでは、X線検出器23は、X線管20と共に、回転部27によって被検体の周囲を回転し、その被検体の周囲からX線管20により照射され、被検体の撮影領域を透過したX線を順次検出して投影データを生成する。
図2に示すように、X線検出器23は、複数の検出素子23aからなる。X線検出器23は、たとえば、撮影空間29に収容された被検体の周囲をX線管20が回転部27により回転する回転方向に沿ったチャネル方向iと、X線管20が回転部27によって回転する際に中心軸となる回転軸方向に沿った列方向jとに、検出素子23aがアレイ状に2次元的に配列されている。たとえば、X線検出器23は、検出素子23aがチャネル方向iに1000個程度配列され、列方向jに32から64個程度、配列されている。また、X線検出器23は、2次元的に配列された複数の検出素子23aによって、円筒な凹面状に湾曲した面を形成している。
X線検出器23を構成する検出素子23aは、たとえば、固体検出器であり、X線を光に変換するシンチレータ(図示なし)と、シンチレータが変換した光を電荷に変換するフォトダイオード(図示なし)とを有する。なお、検出素子23aは、たとえば、カドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体検出素子、あるいはキセノン(Xe)ガスを利用した電離箱型の検出素子でも良い。
データ収集部24は、X線検出器23からの投影データを収集するために設けられている。データ収集部24は、X線検出器23のそれぞれの検出素子23aがX線を検出することで生成した投影データを収集し、操作コンソール3に出力する。図2に示すように、データ収集部24は、選択・加算切換回路(MUX,ADD)241とアナログ−デジタル変換器(ADC)242とを有する。選択・加算切換回路241は、X線検出器23の検出素子23aによる投影データを、中央処理装置30からの制御信号CTL303に応じて選択し、あるいは組み合わせを変えて足し合わせ、その結果をアナログ−デジタル変換器242に出力する。アナログ−デジタル変換器242は、選択・加算切換回路241において選択あるいは任意の組み合わせで足し合わされた投影データをアナログ信号からデジタル信号に変換して中央処理装置30に出力する。
X線コントローラ25は、図2に示すように、中央処理装置30からの制御信号CTL301に応じて、X線管20に制御信号CTL251を出力し、X線の照射を制御する。X線コントローラ25は、たとえば、X線管20の管電流や照射時間などを制御する。また、X線コントローラ25は、中央処理装置30による制御信号CTL301に応じて、X線管移動部221に対し制御信号CTL252を出力し、X線管20の放射中心を体軸方向zに移動するように制御する。
コリメータコントローラ26は、図2に示すように、中央処理装置30からの制御信号CTL302に応じてコリメータ22に制御信号CTL261を出力し、X線管20から被検体へ照射されたX線を成形するように、コリメータ22を制御する。
回転部27は、図1に示すように、円筒形状であり、中心部分に被検体を収容する撮影空間29が形成されている。回転部27は、ガントリコントローラ28からの制御信号CTL28に応じて、たとえば、モーター(図示なし)を駆動し、撮影空間29内における被検体の体軸方向zを中心にして被検体の周囲を回転する。回転部27は、X線管20とX線管移動部21とコリメータ22とX線検出器23とデータ収集部24とX線コントローラ25とコリメータコントローラ26とが搭載されており、各部を支持している。そして、回転部27は、スリップリング(図示なし)を介して、各部に電力を供給する。また、回転部27は、各部を被検体の周囲に回転移動させ、撮影空間29に搬入される被検体と各部との位置関係を回転方向にて相対的に変化させる。
ガントリコントローラ28は、図1および図2に示すように、操作コンソール3の中央処理装置30による制御信号CTL304に基づいて、回転部27に制御信号CTL28を出力し、回転部27が回転するように制御する。
操作コンソール3について説明する。
操作コンソール3は、図1に示すように、中央処理装置30と、入力装置31と、表示装置32と、記憶装置33とを有する。各部について、順次、説明する。
操作コンソール3における中央処理装置30は、オペレータにより入力装置31に入力される指令に基づいて、種々のデータ処理を実施する。中央処理装置30は、コンピュータと、このコンピュータを種々の手段として機能させるプログラムを記憶しているメモリとによって構成されており、図1に示すように、制御部301と、画像再構成部302とを有する。
中央処理装置30の制御部301は、被検体についてスキャンを実施するスキャン条件に基づいて、X線を被検体の撮影領域に照射し、その被検体の撮影領域を透過するX線を検出して投影データを収集するように、各部を制御して走査を行う。具体的には、制御部301は、スキャン条件に基づいて制御信号CTL30aを各部に出力し、スキャンを実行させる。たとえば、制御部301は、撮影テーブル部4に制御信号CTL30bを出力し、撮影テーブル部4に被検体を撮影空間29の内部と外部との間で移動させる。また、制御部301は、ガントリコントローラ28に制御信号CTL304を出力して、走査ガントリ2の回転部27を回転させる。また、制御部301は、X線管20からX線の照射するように、制御信号CTL301をX線コントローラ25に出力する。そして、制御部301は、制御信号CTL302をコリメータコントローラ26に出力し、コリメータ22を制御してX線を成形する。また、制御部42は、制御信号CTL303をデータ収集部24に出力し、X線検出器23の検出素子23aが得る投影データを収集するように制御する。
中央処理装置30の画像再構成部302は、走査ガントリ2が取得した投影データに基づいて、被検体の断層面の画像を再構成する。画像再構成部302は、たとえば、ヘリカルスキャンによる複数のビュー方向からの投影データに対して、感度補正、ビームハードニング補正などの前処理を実施後、フィルタ処理逆投影法によって再構成を行い、被検体のスライス面についての断層画像を再構成して生成する。
入力装置31は、たとえば、キーボードやマウスなどにより構成されている。入力装置31は、オペレータの入力操作に基づいて、スキャンパラメータや被検体情報などの各種情報や指令を中央処理装置30に入力する。たとえば、スキャン条件を設定する際においては、入力装置31は、そのスキャンパラメータとして、スキャン開始位置、スキャン終了位置、スキャンピッチ、X線ビーム幅、管電流値、スライス厚についてのデータをオペレータからの指令に基づいて入力する。
表示装置32は、たとえば、CRTを含み、中央処理装置30からの指令に基づき、表示面に画像を表示する。たとえば、表示装置32は、オペレータによって入力装置31に操作データが入力される入力項目についての画像を、表示画面に複数表示する。また、たとえば、表示装置32は、画像再構成部302によって生成された断層画像を、表示画面に表示する。
操作コンソール3の記憶装置33は、メモリにより構成されており、各種データを記憶している。記憶装置33は、その記憶されたデータが必要に応じて中央処理装置30によってアクセスされる。
撮影テーブル部4とサポートテーブル部5とについて説明する。
図3は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1の走査ガントリ2と撮影テーブル部4とサポートテーブル部5とを示す側面図であり、水平面xzにおいて載置される被検体の体軸方向zに直交する方向xを視線としている。また、図4は、本発明にかかる実施形態において、撮影テーブル部4の要部についての側面図であり、水平面xzにおいて載置される被検体の体軸方向zを視線としている。
撮影テーブル部4は、図3に示すように、クレードル401と、クレードル移動部402と、連結部403とを有する。
撮影テーブル部4の各部について説明する。
クレードル401は、図3と図4とに示すように、載置面F11を有するテーブルであり、被検体の体軸方向zが水平方向Hに沿うように、被検体を載置面F11で支持する。ここでは、載置面F11は、被検体として、たとえば、人体を横たえて載置できるように、水平方向Hに沿って延在している。また、クレードル401は、クレードル移動部402によって支持されている。そして、クレードル401は、載置面F11に載置された被検体の体軸方向zに沿った水平方向Hと、水平面xzに対して垂直な方向yに沿った鉛直方向Vとのそれぞれに、クレードル移動部402によって移動され、走査ガントリ2における撮影空間29の内部側と外部側との間で移動する。
本実施形態においては、クレードル401は、被検体の体軸方向zが水平方向Hに対応するように載置された後に、クレードル移動部402によって体軸方向zに移動されることによって、クレードル移動部402から突き出て撮影空間29に収容される。詳細については後述するが、ここでは、クレードル401は、クレードル移動部402のキャリッジ部421に固定されており、キャリッジ部421と共に水平方向Hにスライドして、走査ガントリ2の撮影空間29の一方の側から先端部が内部へ移動する。そして、クレードル401は、その撮影空間29の他方の側から、先端部が外部へ移動し、サポートテーブル部5によって支持される。
クレードル移動部402は、クレードル401を支持し、その支持しているクレードル401を撮影空間29に移動する。このクレードル移動部402は、図3と図4とに示すように、キャリッジ部421と、ガイドレール部422と、ガイドレール支持部423と、クレードル水平駆動部424と、クレードル鉛直駆動部425とを有しており、中央処理装置30から出力された制御信号CTL30bに基づいて、クレードル水平駆動部424と、クレードル鉛直駆動部425とが制御されて、クレードル401を移動させる。
クレードル移動部402においてキャリッジ部421は、図3と図4とに示すように、車輪と、その車輪により支持される台とを含む台車であって、クレードル401を支持し、撮影空間29にスライドさせるように、ガイドレール部422に支持されている。キャリッジ部421は、クレードル401が撮影空間29に収容された際に、走査ガントリ2においてスキャンの実施の際に照射するX線の照射経路に重複しないように、図3に示すように、クレードル401において撮影空間29から遠い位置の端部側にて、そのクレードル401を固定し支持している。そして、キャリッジ部421は、図3に示すように、ガイドレール部422が延在する体軸方向zに沿った水平方向Hにスライドすることによって、クレードル401を撮影空間29に移動させて収容させる。
クレードル移動部402おいてガイドレール部422は、図3と図4とに示すように、ガイドレール支持部423に設けられ、クレードル401がスライドする水平方向Hに延在するように形成されている。ガイドレール部422は、キャリッジ部421を支持し、キャリッジ部421に固定されたクレードル401をスライド可能にしている。
クレードル移動部402においてガイドレール支持部423は、図3と図4とに示すように、ガイドレール部422を支持するように構成されている。ガイドレール支持部423は、たとえば、一対の構造体からなり、その一対の構造体が対面する面にそれぞれガイドレール部422が配置され支持している。また、ガイドレール支持部423は、その一対の構造体が対面する間に、ガイドレール部422に支持されるキャリッジ部421を挟み込むように構成されている。
クレードル移動部402においてクレードル水平駆動部424は、図3に示すように、クレードル401を支持し、水平方向Hにスライドして移動させるように構成されている。クレードル水平駆動部424は、たとえば、摩擦ローラー駆動方式の駆動機構を備えている。具体的には、クレードル水平駆動部424は、駆動モータ(図示なし)によって駆動するローラーがクレードル401を支持するようにクレードル401に接触されており、そのローラーとクレードル401との間の摩擦力によってクレードル401へ駆動力が伝達されて、クレードル401が水平方向Hに移動する。つまり、クレードル水平駆動部424は、クレードル401を、水平方向Hにおいて撮影空間29へ向かう第1方向H1と、撮影空間29から離れる第2方向H2とのそれぞれに移動する。
クレードル移動部402においてクレードル鉛直駆動部425は、図3に示すように、キャリッジ部421によって支持されたクレードル401を鉛直方向Vに移動する。クレードル鉛直駆動部425は、たとえば、平行リンク方式の駆動機構(図示なし)を備えており、たとえば、平行リンク(図示なし)を油圧アクチュレータ(図示なし)で駆動することにより、クレードル401を鉛直方向Vに移動する。つまり、クレードル鉛直駆動部425は、上下方向にクレードル401を移動する。
連結部403は、撮影テーブル部4において撮影空間29に移動され収容されたクレードル401と、後述のサポートテーブル部5においてクレードル401を支持するサポートキャリッジ501とを互いに連結させる。本実施形態においては、連結部403は、たとえば、N極である磁性体を含むように形成されており、図3に示すように、クレードル401が撮影空間29へ向かうように移動する第1方向H1において、クレードル401の先端になる部分に配置されている。なお、詳細については後述するが、サポートキャリッジ501がN極と反対な磁極であるS極である磁性体を含むように形成されているために、クレードル401が第1方向H1へ移動されることによって、連結部403のN極と、サポートキャリッジのS極とが結合されるために、連結部403は、撮影空間29に移動され収容されたクレードル401と、そのクレードル401を支持するサポートキャリッジ501とを連結する。
一方、サポートテーブル部5は、図3に示すように、サポートキャリッジ501と、サポートキャリッジ支持部502と、ストッパ503と、サポートテーブル鉛直移動部504とを有しており、撮影テーブル部4においてクレードル401が撮影空間29へ向かうように移動する第1方向H1にて、撮影空間29を介するように配置されている。そして、撮影テーブル部4において撮影空間29に移動され収容されたクレードル401を、クレードル支持面F21にて支持する。本実施形態においては、図3に示すように、サポートテーブル部5は、撮影テーブル部4によってクレードル401が撮影空間29へ向かって移動され、その撮影空間29に収容される際に、その収容されるクレードル401にて載置面F11に対して反対になる裏面F12よりも、クレードル支持面F21が鉛直方向Vにて下方になるように形成されている。
サポートテーブル部5の各部について説明する。
サポートキャリッジ501は、図3に示すように、車輪と、その車輪に支持される台とを含む台車であり、サポートキャリッジ支持部502のキャリッジ支持面F23によって支持されている。そして、サポートキャリッジ501は、クレードル401が撮影空間29に移動され収容された後に、その収容されたクレードル401を支持するように、水平面xzに沿ったクレードル支持面F21を含む。
ここでは、図3に示すように、このクレードル支持面F21は、上記のように、撮影テーブル部4によってクレードル401が撮影空間29へ向かって移動され、その撮影空間29に収容される際には、その収容されるクレードル401よりも、クレードル支持面F21が鉛直方向Vにて下方になるように形成されている。たとえば、撮影空間29へ移動される前におけるクレードル401の裏面F12と、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21との鉛直方向VにおけるクリアランスCが、たとえば、2mm程度になるように構成されている。
詳細については後述するが、本実施形態においては、サポートキャリッジ501は、サポートテーブル鉛直移動部504によってクレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置が調整される。前述したようにクレードル401が水平方向Hにスライドして撮影空間29の一方の側から先端部が内部へ移動し、その撮影空間29の他方の側から、その先端部が外部へ移動する際においては、クレードル401が被検体の重量によって撓んで鉛直方向Vの下方へ変形するが、この場合であっても、サポートキャリッジ501は、そのクレードル401の裏面F12がクレードル支持面F21よりも上方に位置するように調整されるために、移動しているクレードル401がサポートテーブル部5に接触せずに移動できるため、クレードル支持面F21でクレードル401を適正に支持することができる。
また、この他に、本実施形態においては、図3に示すように、サポートキャリッジ501は、クレードル401が撮影空間29へ向かうように移動する第1方向H1において、その移動するクレードル401の先端が接触するように、鉛直方向Vに延在する鉛直面F22を含んでいる。このため、クレードル401が水平方向Hに沿って移動することによって、その鉛直面F22に接触するために、サポートキャリッジ501がクレードル401と共に水平方向Hに沿って移動する。詳細については後述するが、ここでは、サポートキャリッジ501は、連結部403によってクレードル401が連結された状態で、サポートキャリッジ支持部502のキャリッジ支持面F23に沿って移動する。
また、本実施形態においては、サポートキャリッジ501は、N極と反対な磁極であるS極である磁性体を含むように形成されている。このため、サポートキャリッジ501は、クレードル401が第1方向H1へ移動されて撮影空間29に収容された際には、連結部403のN極と、サポートキャリッジ501のS極とが磁力によって結合するために、撮影空間29に移動され収容されたクレードル401に連結される。
サポートキャリッジ支持部502は、図3に示すように、サポートキャリッジ501を支持する構造体であって、サポートテーブル鉛直移動部504によって支持されている。ここでは、サポートキャリッジ501を支持するキャリッジ支持面F23が、水平面xzにおいてクレードル401が移動される水平方向Hに沿って延在するように形成されており、そのキャリッジ支持面F23でサポートキャリッジ501を支持する。そして、そのキャリッジ支持面F23においては、その支持したサポートキャリッジ501が水平方向Hに沿って移動する。
ストッパ503は、図3に示すように、サポートキャリッジ支持部502のキャリッジ支持面F23に沿って水平方向Hに移動するサポートキャリッジ504を、停止させる板状な構造体であり、サポートキャリッジ支持部502にて撮影テーブル部4に近い側の側面において、鉛直方向Vの上方へ突き出るように配置されている。詳細については後述するが、ストッパ503は、クレードル401が撮影空間29から離れる第2方向H2に移動する際に、連結部403によってクレードル401が連結されたサポートキャリッジ501が第2方向H2へ移動する移動範囲を規定するように、その第2方向H2へ移動するサポートキャリッジ501を停止させる。ここでは、ストッパ503は、サポートキャリッジ支持部502から鉛直方向Vの上方へ突き出た部分が、第2方向H2へ移動するサポートキャリッジ501に接触して、その移動を停止させる。
また、本実施形態においては、ストッパ503は、N極である磁性体を含むように形成されている。このため、ストッパ503は、連結部403によってクレードル401が連結されたサポートキャリッジ501が第2方向H2へ移動された際には、そのストッパ503のN極と、そのサポートキャリッジのS極とが結合されるために、磁力によってサポートキャリッジ501に連結される。
サポートテーブル鉛直移動部504は、図3に示すように、サポートキャリッジ支持部502を支持しており、そのサポートキャリッジ支持部502を鉛直方向Vに移動することによって、サポートキャリッジ支持部502が支持しているサポートキャリッジ501のクレードル支持面F21を、鉛直方向Vにおいて移動する。サポートテーブル鉛直移動部504は、たとえば、平行リンク方式の駆動機構(図示なし)を備えており、たとえば、平行リンク(図示なし)を油圧アクチュレータ(図示なし)で駆動することにより、クレードル支持面F21の位置を鉛直方向Vにて移動する。つまり、サポートテーブル鉛直移動部504は、上下方向にクレードル支持面F21の位置を移動する。
詳細については後述するが、本実施形態においては、撮影テーブル部4によってクレードル401が撮影空間29へ向かって移動され、その撮影空間29に収容される前には、サポートテーブル鉛直移動部504は、クレードル401に載置された被検体の重量に基づいて、鉛直方向Vにおけるクレードル支持面F21の位置を調整する。ここでは、クレードル401に載置される被検体の重量データと、その重量データにおいて、水平方向Hに移動されたクレードル401がサポートテーブル部5に接触せずに撮影空間29に移動され、その移動されたクレードル401をクレードル支持面F21が支持するように実測されたクレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置データとを、ルックアップテーブルとして互いに関連付けて記憶装置33が記憶しており、オペレータによって入力装置31に入力された被検体の重量データに対応する位置データを、そのルックアップテーブルから中央処理装置30が抽出し、その抽出した位置データに対応するように、制御部301がサポートテーブル鉛直移動部504を制御する。これにより、その撮影空間29に収容されるクレードル401にて載置面F11に対して反対になる裏面F12よりも、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21が鉛直方向Vにて下方になるように調整される。
(動作)
本実施形態のX線CT装置1を用いて、被検体を撮影する際の動作について説明する。
図5は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1を用いて、被検体について撮影を実施する動作を示すフロー図である。
まず、図5に示すように、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21の位置を調整する(S11)。
ここでは、サポートキャリッジ支持部502をサポートテーブル鉛直移動部504が鉛直方向Vに移動することによって、サポートキャリッジ支持部502が支持しているサポートキャリッジ501のクレードル支持面F21を、鉛直方向Vにおいて移動する。
本実施形態においては、まず、たとえば、重量測定器を用いて被検体の重量を測定し、その測定された重量データをオペレータが入力装置31に入力する。そして、上述したように、クレードル401に載置される被検体の重量データと、その重量データにおいて、水平方向Hに移動されたクレードル401がサポートテーブル部5に接触せずに撮影空間29に移動され、その移動されたクレードル401をクレードル支持面F21が支持するように実測されたクレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置データとを関連付けて記憶装置33が記憶しているルックアップテーブルを用いて、入力装置31に入力された被検体の重量データに対応する位置データを中央処理装置30が抽出する。そして、その抽出した位置データに対応するように、制御部301がサポートテーブル鉛直移動部504を制御する。これにより、サポートテーブル鉛直移動部504が、その撮影空間29に収容されるクレードル401の裏面F12よりも、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21が鉛直方向Vにて下方になるように高さを調整する。
つぎに、図5に示すように、クレードル401を撮影空間29の内部へ移動する(S21)。
ここでは、まず、被検体をクレードル401の載置面F11に載置した後に、そのクレードル401をクレードル移動部402が撮影空間29の外部から内部へ移動する。たとえば、オペレータにより入力装置31に入力された指令によって、中央処理装置30から制御信号CTL30bが出力され、その出力された制御信号CTL30bに基づいて、クレードル移動部402のクレードル水平駆動部424とクレードル鉛直駆動部425とがクレードル401を撮影空間29へ移動させる。
本実施形態においては、図3に示すように、クレードル401が固定されたキャリッジ部421をクレードル水平駆動部424が水平方向Hにおいて撮影空間29へ向かう第1方向H1にスライドさせて、走査ガントリ2の撮影空間29の一方の側から先端部を内部へ移動させる。そして、さらに、その撮影空間29の他方の側から、クレードル401の先端部が外部へ移動して突き出るように第1方向H1にスライドさせて、サポートテーブル部5にクレードル401を支持させる。ここでは、クレードル401に載置されている被検体において撮影される撮影領域が、撮影空間29に収容されるように、クレードル401を移動する。すなわち、クレードルホームポジションからスキャンポジションまでクレードル401を移動する。
図6は、本発明にかかる実施形態において、クレードル401をクレードル移動部402から撮影空間29へ向かうように第1方向H1へ移動した際におけるX線CT装置1の要部を、拡大して示す側面図であり、水平面xzにおいてクレードル401に載置される被検体の体軸方向zに直交する方向xを視線としている。図6において、図6(a)は、第1方向H1に移動されているクレードル401の先端部が撮影空間29の他方の側から外部へ突き出るように移動され、サポートテーブル部5のサポートキャリッジ501に接触したときの様子を示している。また、図6(b)は、図6(a)に次いで、クレードル401の先端部が、さらに外部へ突き出るように移動され、サポートテーブル部5のサポートキャリッジ501が移動された様子を示している。
図6(a)に示すように、サポートテーブル部5においては、サポートキャリッジ501が、撮影テーブル部4に近い側の端部にて、ストッパ503に磁力で吸着されて連結されている。そして、撮影空間29の他方の側から、クレードル401の先端部が撮影空間29の外部へ移動し突き出た状態になった際には、サポートテーブル部5のサポートキャリッジ501にクレードル401が接触する。具体的には、図6(a)に示すように、サポートキャリッジ501において鉛直方向Vの上方へ延在する鉛直面F22に、第1方向H1に移動するクレードル401の先端部が接触する。そして、これと共に、クレードル401が被検体の重量によって撓んで鉛直方向Vの下方へ変形するため、クレードル401の先端部分における裏面F12が、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21に接触し、クレードル401がクレードル支持面F21で支持される。
ここでは、クレードル401の先端部に設けられた連結部403がN極の磁性体を含み、サポートキャリッジ501がS極である磁性体を含んでいるため、その連結部403のN極と、サポートキャリッジ501のS極とが磁力によって結合し、撮影空間29に移動され収容されたクレードル401とサポートキャリッジ501とが連結された状態になる。
そして、さらに、クレードル401が第1方向H1へ移動された際には、図6(b)に示すように、そのクレードル401に連結されたサポートキャリッジ501が、第1方向H1に沿って移動する。
ここでは、上述したように、サポートキャリッジ501がS極である磁性体を含み、ストッパ503がN極である磁性体を含んでいるため、サポートキャリッジ501のS極と、ストッパ503のN極とが磁力によって結合して、サポートキャリッジ501とストッパ503とが水平方向Hにおいて連結された連結状態にあったが、クレードル401が第1方向H1へ移動されることによって、図6(b)に示すように、サポートキャリッジ501のS極とストッパ503のN極との磁力よりも大きな力が第1方向H1へ加わり、サポートキャリッジ501とストッパ503とが連結状態から分離状態へ移行する。このため、図6(b)に示すように、そのストッパ503から分離されたサポートキャリッジ501が、その連結されているクレードル401と共に第1方向H1に沿って移動する。そして、クレードル401に載置されている被検体において撮影される撮影領域が、撮影空間29に収容されたときに、第1方向H1への移動が完了される。
換言すると、本ステップにおいては、クレードル401がスキャン位置の側へ移動するに従い、クレードル401の先端でサポートキャリッジ501が押されて、そのサポートキャリッジ501は、図6にて左側へ向かう第1方向H1に移動する。ここでは、クレードルとサポートキャリッジ501との間には、クリアランスCが設けられているので、撮影空間29に収容されるように移動されている際には、クレードル401の先端がサポートキャリッジ501のクレードル支持面F21に接触しない。しかし、クレードル401がスキャン位置に移動された際には、被検体の重量によって撓みが生じ、クレードル401の先端が、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21に接触し、クレードル401は両端部が支持された形になる。なお、仮に、クレードル401のたわみが小さく、クレードル401がサポートキャリッジ501に乗らない場合には、サポートキャリッジ501はクレードル401の先端に設けられた磁性体からなる連結部403に吸着されるので、そのサポートキャリッジは、磁力によって、クレードルに追従して移動される。
つぎに、図5に示すように、クレードル401に載置された被検体の撮影領域についてスキャンを実施する(S31)。
ここでは、走査ガントリ2が撮影空間29に移動された被検体の撮影領域についてX線を用いてスキャンを実施し、その撮影領域の投影データをローデータとして得る。
たとえば、ヘリカルスキャン方式にて走査ガントリ2が被検体の撮影領域をスキャンして、投影データを得る。このようにヘリカルスキャン方式にてスキャンが実施される際にクレードル41が水平方向Hに移動される場合においても、クレードル41がサポートキャリッジ501によって支持されて、スキャンが実施される。
そして、走査ガントリ2が取得した投影データに基づいて、画像再構成部302が被検体のスライス面についての断層画像を生成する。具体的には、画像再構成部302は、その取得した投影データに対して、感度補正、ビームハードニング補正などの前処理を実施後、フィルタ処理逆投影法によって再構成を行い、被検体のスライス面についての断層画像を再構成して生成する。
その後、画像再構成部302によって生成された断層画像を表示装置32が表示画面に表示する。
つぎに、図5に示すように、クレードル401を撮影空間29の外部へ移動する(S41)。
ここでは、載置面F11に被検体が載置されたクレードル401を、クレードル移動部402が撮影空間29の内部から外部へ移動する。たとえば、オペレータにより入力装置31に入力された指令によって、中央処理装置30から制御信号CTL30bが出力され、その出力された制御信号CTL30bに基づいて、クレードル移動部402のクレードル水平駆動部424とクレードル鉛直駆動部425とがクレードル401を撮影空間29から移動させる。
図7は、本発明にかかる実施形態において、クレードル401をサポートテーブル部5の側から撮影空間29へ向かうように第2方向H2へ移動した際におけるX線CT装置1の要部を示す側面図であり、水平面xzにおいてクレードル401に載置される被検体の体軸方向zに直交する方向xを視線としている。
載置面F11に被検体が載置されたクレードル401を、クレードル移動部402が第2方向H2へ移動した際には、図7に示すように、クレードル401に連結されたサポートキャリッジ501が、第2方向H2に沿って移動する。そして、その第2方向H2へ移動されているサポートキャリッジ501が、ストッパ503によって停止される。
具体的には、上述したように、ストッパ503が、サポートキャリッジ支持部502にて撮影テーブル部4に近い側の側面において、鉛直方向Vの上方へ突き出るように配置されているために、そのサポートキャリッジ支持部502から鉛直方向Vの上方へ突き出た部分が、第2方向H2へ移動するサポートキャリッジ501に接触して、その移動を停止させる。
ここでは、クレードル401の先端部に設けられた連結部403と、サポートキャリッジ501とが、連結部403のN極と、サポートキャリッジ501のS極との磁力によって結合して連結状態になっていたが、クレードル401が第2方向H2へ移動されることによって、図7に示すように、連結部403のN極と、サポートキャリッジ501のS極との磁力よりも大きな力が第2方向H2へ加わり、連結部403とサポートキャリッジ501との連結状態から分離状態へ移行する。そして、連結部403がサポートキャリッジ501から分離されたクレードル401が、撮影空間29の外部へ位置するように、第2方向H2に沿って移動する。そして、この際には、サポートキャリッジ501のS極と、ストッパ503のN極とが磁力によって結合して、サポートキャリッジ501とストッパ503とが水平方向Hにおいて連結された連結状態になる。
この後、クレードル401から被検体をおろして、被検体についての撮影を完了する。
以上のように、本実施形態においては、サポートテーブル部5は、撮影テーブル部4によってクレードル401が撮影空間29へ向かって移動されて撮影空間29に収容される際に、その収容されるクレードルにて被検体が載置される載置面F11に対して反対側の裏面F12よりも、クレードル支持面F23が鉛直方向Vにて下方になるように構成されている。このため、本実施形態は、クレードル401が水平方向Hにスライドして撮影空間29の一方の側から先端部が内部へ移動し、その撮影空間29の他方の側から、その先端部が外部へ移動する際に、クレードル401が被検体の重量によって撓んで鉛直方向Vの下方へ変形する場合であっても、サポートキャリッジ501が、クレードル支持面F21でクレードル401を適正に支持することができる。具体的には、クレードル401が撮影空間29へ向かって移動され、その撮影空間29に収容された際に、そのクレードル401が撓んで変形して、サポートテーブル部5のクレードル支持面F21に支持されずに、そのサポートテーブル部5の側面などに接触することを防止できる。したがって、本実施形態は、被検体を適正に支持し、その被検体の撮影を効率的に実施することが容易にできる。
また、本実施形態においては、サポートテーブル部5は、クレードルが移動する水平方向Hに沿って移動するサポートキャリッジ501に、上記のクレードル支持面F23が形成されており、そのサポートキャリッジ501を支持するキャリッジ支持面F23が、クレードルが移動する水平方向Hに沿って延在するようにキャリッジ支持部502が形成されている。また、本実施形態においては、撮影空間29に移動され収容されたクレードル401と、そのクレードルを支持するサポートキャリッジ501とを連結部403が連結させるように構成されている。そして、サポートキャリッジ501は、その連結部403によってクレードル401が連結された状態で、キャリッジ支持面F23に沿って移動するように形成されている。ここでは、連結部403は、N極の磁性体を含むように形成されており、クレードル401において、撮影空間29へ向かって移動する第1方向H1における先端部分に配置されており、サポートキャリッジ501は、N極と反対な磁極であるS極の磁性体を含むように形成されている。このため、クレードル401が第1方向H1へ移動されることによって、連結部403のN極と、サポートキャリッジ501のS極とが結合することにより、撮影空間29に移動され収容されたクレードル401と、そのクレードル401を支持するサポートキャリッジ501とが連結される。したがって、本実施形態は、クレードル401が撮影空間29に収容された後においても、そのクレードル401をサポートキャリッジ501が支持するために、その被検体の撮影を効率的に実施することが容易にできる。
また、本実施形態においては、サポートテーブル部5は、クレードル401が撮影空間29から離れる第2方向H2に移動する際において、連結部403によってクレードル401が連結されたサポートキャリッジ501が第2方向H2へ移動する移動範囲を規定するように、その第2方向H2へ移動するサポートキャリッジ501をストッパ503が停止させるように構成されている。ここでは、ストッパ503は、N極の磁性体を含むように形成されており、連結部403によってクレードル401が連結されたサポートキャリッジ501が第2方向H2へ移動されることによって、そのストッパのN極と、サポートキャリッジ501のS極とが結合することにより、ストッパ503とサポートキャリッジ501とが連結される。したがって、本実施形態は、撮影空間29に収容されたクレードル401を撮影空間29の外部へ移動する際において、サポートキャリッジ501をサポートキャリッジ支持部502の所定位置になるようにすることができるために、その被検体の撮影を効率的に実施することが容易にできる。
また、本実施形態においては、サポートキャリッジ501は、クレードル401が撮影空間29へ向かうように移動する第1方向H1において、その移動するクレードル401の先端が接触する鉛直面F22を含むように構成されている。このため、本実施形態は、クレードル401が第1方向H1に移動することによって、サポートキャリッジ501の鉛直面F22がそのクレードル401によって押される。よって、本実施形態は、クレードル401をサポートキャリッジ501が適正に支持できるため、被検体を適正に支持し、その被検体の撮影を効率的に実施することが容易にできる。
また、本実施形態においては、サポートテーブル部5は、クレードル支持面F21を鉛直方向Vにおいて移動するサポートテーブル鉛直移動部504を含み、このサポートテーブル鉛直移動部504は、被検体の重量に基づいてクレードル支持面F21の位置を調整する。このため、本実施形態は、被検体の重量に応じて、クレードル401の裏面F12と、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21との鉛直方向VにおけるクリアランスCを適正にすることが可能になるため、被検体を適正に支持し、その被検体の撮影を効率的に実施することが容易にできる。
すなわち、本実施形態は、被検体を支持するクレードル401を移動する撮影テーブル部4と、その移動されたクレードル401をクレードル支持面F21で支持するサポートキャリッジ501を含むサポートテーブル部5とが、走査ガントリ2の撮影空間29を挟むように配置されている。そして、サポートテーブル部5は、一部もしくは全体が磁性材料で形成されたサポートキャリッジ501を、クレードル401が支持した被検体の体軸方向zへ摺動可能に支持する。そして、さらに、サポートテーブル部5における走査ガントリ2の側の端と、撮影テーブル部4におけるクレードル401の先端とに、磁石を配置する。そして、サポートテーブル部5は、撮影テーブル部4に対して、事前にプリセットされた高さ分、クレードル支持面F21が低くなるように構成する。このため、クレードル支持面F21の高さ制御を厳密に行なわなくても、クレードルがサポートテーブル部5に着脱する際にクレードル401が揺れること(上下動)などが生じにくいため、被検体にとって快適であり、不安を与えることを防止できる。また、摩擦駆動方式にてクレードル401を移動させる際には、その駆動ローラーに垂直抗力が作用するため、摩擦不足にならないので、安定して摩擦駆動を行なうことが可能となる。したがって、本実施形態は、被検体を適正に支持し、その被検体の撮影を効率的に実施することが容易にできる。
なお、上記の実施形態において、X線CT装置1は、本発明の撮影装置である。また、上記の実施形態において、走査ガントリ2は、本発明のスキャン部である。また、上記の実施形態において、撮影テーブル部4は、本発明の撮影テーブル部である。また、上記の実施形態において、サポートテーブル部5は、本発明のサポートテーブル部である。また、上記の実施形態において、X線管20は、本発明の照射部である。また、上記の実施形態において、X線検出器23は、本発明の検出部である。また、上記の実施形態において、撮影空間29は、本発明の撮影空間である。また、上記の実施形態において、クレードル401は、本発明のクレードルである。また、上記の実施形態において、サポートキャリッジ501は、本発明のサポートキャリッジである。また、上記の実施形態において、キャリッジ支持部502は、本発明のキャリッジ支持部である。また、上記の実施形態において、連結部403は、本発明の連結部である。また、上記の実施形態において、ストッパ503は、本発明のストッパである。また、上記の実施形態において、サポートテーブル鉛直移動部504は、本発明の鉛直移動部である。また、上記の実施形態において、載置面F11は、本発明の載置面である。また、上記の実施形態において、クレードル支持面F21は、本発明のクレードル支持面である。また、上記の実施形態において、鉛直面F22は、本発明の鉛直面である。また、上記の実施形態において、キャリッジ支持面F23は、本発明のキャリッジ支持面である。
また、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態においては、走査ガントリ2がX線を用いて被検体についてスキャンを実施するX線CT装置の場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、ガンマ線等の放射線を用いる撮影装置に適用しても良い。つまり、PETCT、NUCCT等のデュアルモダリティ(Dual Modality)として、組み合わせた医療用画像診断装置に適用しても良い。また、走査ガントリ2が被検体からの磁気共鳴信号をローデータとして取得し、その磁気共鳴信号に基づいて、被検体の画像を生成するMRイメージング(Magnetic Resonance Imaging)装置などの撮影装置に適用してもよい。
また、上記の実施形態においては、サポートキャリッジ501は、サポートテーブル鉛直移動部504によってクレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置が調整されるように構成されているが、これに限定されない。たとえば、クレードル401がサポートテーブル部5に接触せずに撮影空間29へ移動できるように、クレードル401に載置される被検体の最大重量にて実測されたクレードル401の下方への撓み量に基づいて、サポートキャリッジ501のクレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置を予め調整し、その位置でクレードル支持面F21の高さを固定させてもよい。すなわち、クレードル401上に最大重量の被検体が乗って、先端がサポートキャリッジ501に届いたときの撓み分、クレードル401よりも低い高さに調整してもよい。この場合には、サポートテーブル鉛直移動部504のように、鉛直方向Vに駆動させる鉛直移動部を設ける必要がなくなるため、コストダウンを容易にすることができる。
また、上記の実施形態においては、クレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置を調整する際に、まず、重量測定器を用いて被検体の重量を測定し、その測定された重量データをオペレータが入力装置31に入力した後に、その入力された被検体の重量データに基づいて中央処理装置30の制御部301がクレードル401に対するクレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置を調整する場合について説明しているが、これに限定されない。たとえば、撮影テーブル部4に重量計測器を設置し、撮影テーブル部4のクレードル401に被検体が載置された状態で、重量計測器が被検体の重量を計測して計測データを出力した後に、その出力された計測データを用いて、中央処理装置30が、クレードル401に対するクレードル支持面F21の鉛直方向Vにおける位置を自動的に調整するようにサポートテーブル鉛直移動部504を制御してもよい。
また、上記の実施形態においては、入力された被検体の重量データに対応する位置データを中央処理装置30がルックアップテーブルから抽出し、その抽出した位置データに対応するように、制御部301がサポートテーブル鉛直移動部504を制御する場合について、説明したが、これに限定されない。たとえば、クレードル鉛直駆動部425を制御し、クレードル401を鉛直方向Vにおいて移動することによって、クレードル401よりもクレードル支持面F21が鉛直方向Vにて下方になるように調製するように構成してもよい。この場合には、クレードル鉛直駆動部425が、本発明の鉛直移動部に相当する。
また、上記の実施形態においては、サポートキャリッジ501にクレードル支持面F21を形成する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、複数の回転ローラーをクレードル401が移動される水平方向Hに並べることによって、クレードル支持面F21を形成してもよい。また、サポートキャリッジとローラの併用でもよい。
また、上記の実施形態においては、S極とN極との一対の磁極からなる磁石による磁力によって、クレードル401とサポートキャリッジ501とを連結すると共に、サポートキャリッジ501とストッパ503とを連結させる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、着脱自在な締結部材を用いて、各部を連結させてもよい。
図1は、本発明にかかる実施形態1において、X線CT装置についての全体構成を示すブロック図である。 図2は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置の要部を示す構成図である。 図3は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1の走査ガントリ2と撮影テーブル部4とサポートテーブル部5とを示す側面図である。 図4は、本発明にかかる実施形態において、撮影テーブル部4の要部についての側面図であり、水平面xzにおいて載置される被検体の体軸方向zを視線としている。 図5は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1を用いて、被検体について撮影を実施する動作を示すフロー図である。 図6は、本発明にかかる実施形態において、クレードル401をクレードル移動部402から撮影空間29へ向かうように第1方向H1へ移動した際におけるX線CT装置1の要部を、拡大して示す側面図である。 図7は、本発明にかかる実施形態において、クレードル401をサポートテーブル部5の側から撮影空間29へ向かうように第2方向H2へ移動した際におけるX線CT装置1の要部を、拡大して示す側面図である。
符号の説明
1…X線CT装置(撮影装置)、
2…走査ガントリ(スキャン部)、
3…操作コンソール、
4…撮影テーブル部(撮影テーブル部)、
5…サポートテーブル部(サポートテーブル部)、
20…X線管(照射部)、
21…X線管移動部、
22…コリメータ、
23…X線検出器(検出部)、
23a…検出素子、
24…データ収集部、
241…選択・加算切換回路、
242…アナログ−デジタル変換器、
25…X線コントローラ、
26…コリメータコントローラ、
27…回転部、
28…ガントリコントローラ、
29…撮影空間(撮影空間)、
30…中央処理装置、
31…入力装置、
32…表示装置、
33…記憶装置、
301…制御部、
302…画像再構成部、
401…クレードル(クレードル)、
402…クレードル移動部、
501…サポートキャリッジ(サポートキャリッジ)、
502…キャリッジ支持部(キャリッジ支持部)、
403…連結部(連結部)、
503…ストッパ(ストッパ)、
504…サポートテーブル鉛直移動部(鉛直移動部)、
F11…載置面(載置面)、
F12…裏面(裏面)、
F21…クレードル支持面(クレードル支持面)、
F22…鉛直面(鉛直面)、
F23…キャリッジ支持面(キャリッジ支持面)

Claims (18)

  1. 撮影空間において収容された被検体についてスキャンを実施することによって、前記被検体について得られたローデータに基づいて、前記被検体の画像を生成する撮影装置であって、
    前記被検体が載置面に載置されるクレードルを含み、当該クレードルを前記撮影空間に対して移動することによって、当該クレードルを前記撮影空間に収容させる撮影テーブル部と、
    前記撮影テーブル部において前記クレードルが移動する方向にて、前記撮影空間を介するように配置されており、前記撮影テーブル部において撮影空間に移動され収容された前記クレードルを、クレードル支持面にて支持するサポートテーブル部と
    を有し、
    前記サポートテーブル部は、前記撮影テーブル部によって前記クレードルが前記撮影空間へ向かって移動され、前記撮影空間に収容される際に、当該収容されるクレードルよりも前記クレードル支持面が鉛直方向にて下方になるように構成されている、
    撮影装置。
  2. 前記サポートテーブル部は、
    前記クレードル支持面を含み、前記クレードルが移動する方向に沿って移動するサポートキャリッジと、
    前記サポートキャリッジを支持するキャリッジ支持面が、前記クレードルが移動する方向に沿って延在するように形成されているキャリッジ支持部と
    を有する、
    請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとを連結させる連結部
    を有し、
    前記サポートキャリッジは、前記連結部によって前記クレードルが連結された状態で、前記キャリッジ支持面に沿って移動するように形成されている、
    請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記連結部は、第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する第1方向において、前記第1方向へ移動する前記クレードルの先端部分に配置されており、
    前記サポートキャリッジは、前記第1の磁極と反対な磁極である第2の磁極である磁性体を含むように形成されており、
    前記クレードルが前記第1方向へ移動されることによって、前記連結部の前記第1の磁極と、前記サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとが連結される、
    請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記サポートテーブル部は、
    前記クレードルが前記撮影空間から離れる第2方向に移動する際において、前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動する移動範囲を規定するように、当該第2方向へ移動するサポートキャリッジを停止させるストッパ
    を含む、
    請求項4に記載の撮影装置。
  6. 前記ストッパは、前記第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、
    前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動されることによって、当該ストッパの第1の磁極と、当該サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記ストッパと前記サポートキャリッジとが連結される、
    請求項5に記載の撮影装置。
  7. 前記サポートキャリッジは、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する方向において、当該移動するクレードルの先端が接触する面を含む、
    請求項2から6のいずれかに記載の撮影装置。
  8. 前記サポートテーブル部は、
    前記クレードル支持面を前記クレードルに対して鉛直方向に移動する鉛直移動部
    を含み、
    前記鉛直移動部は、前記被検体の重量に基づいて前記クレードル支持面の位置を調整する、
    請求項1から7のいずれかに記載の撮影装置。
  9. 前記スキャンを実施するスキャン部
    を有し、
    前記スキャン部は、
    前記撮影空間において前記被検体に放射線を照射する照射部と、
    前記照射部から照射され、前記被検体を透過した前記放射線を検出し前記ローデータを生成する検出部と
    を含む、
    請求項1から8のいずれかに記載の撮影装置。
  10. 前記照射部は、前記放射線としてX線を照射する
    請求項9に記載の撮影装置。
  11. 被検体が載置面に載置されるクレードルを含み、前記被検体についてスキャンが実施される撮影空間に対して当該クレードルを移動することによって、当該クレードルを前記撮影空間に収容させる撮影テーブル部と、
    前記撮影テーブル部において前記クレードルが移動する方向にて、前記撮影空間を介するように配置されており、前記撮影テーブル部において撮影空間に移動され収容された前記クレードルを、クレードル支持面にて支持するサポートテーブル部と
    を有し、
    前記サポートテーブル部は、前記撮影テーブル部によって前記クレードルが前記撮影空間へ向かって移動され、前記撮影空間に収容される際に、当該収容されるクレードルよりも、前記クレードル支持面が鉛直方向にて下方になるように構成されている、
    テーブル装置。
  12. 前記サポートテーブル部は、
    前記クレードル支持面を含み、前記クレードルが移動する方向に沿って移動するサポートキャリッジと、
    前記サポートキャリッジを支持するキャリッジ支持面が、前記クレードルが移動する方向に沿って延在するように形成されているキャリッジ支持部と
    を有する、
    請求項11に記載のテーブル装置。
  13. 前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとを連結させる連結部
    を有し、
    前記サポートキャリッジは、前記連結部によって前記クレードルが連結された状態で、前記キャリッジ支持面に沿って移動するように形成されている、
    請求項12に記載のテーブル装置。
  14. 前記連結部は、第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する第1方向において、前記第1方向へ移動する前記クレードルの先端部分に配置されており、
    前記サポートキャリッジは、前記第1の磁極と反対な磁極である第2の磁極である磁性体を含むように形成されており、
    前記クレードルが前記第1方向へ移動されることによって、前記連結部の前記第1の磁極と、前記サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記撮影空間に移動され収容されたクレードルと、当該クレードルを支持するサポートキャリッジとが連結される、
    請求項13に記載のテーブル装置。
  15. 前記サポートテーブル部は、
    前記クレードルが前記撮影空間から離れる第2方向に移動する際において、前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動する移動範囲を規定するように、当該第2方向へ移動するサポートキャリッジを停止させるストッパ
    を含む、
    請求項14に記載のテーブル装置。
  16. 前記ストッパは、前記第1の磁極である磁性体を含むように形成されており、
    前記連結部によって前記クレードルが連結された前記サポートキャリッジが前記第2方向へ移動されることによって、当該ストッパの第1の磁極と、当該サポートキャリッジの前記第2の磁極とが結合することにより、前記ストッパと前記サポートキャリッジとが連結される、
    請求項15に記載のテーブル装置。
  17. 前記サポートキャリッジは、前記クレードルが前記撮影空間へ向かうように移動する方向において、当該移動するクレードルの先端が接触する面を含む、
    請求項12から16のいずれかに記載のテーブル装置。
  18. 前記サポートテーブル部は、
    前記クレードル支持面を前記クレードルに対して鉛直方向に移動する鉛直移動部
    を含み、
    前記鉛直移動部は、前記被検体の重量に基づいて前記クレードル支持面の位置を調整する、
    請求項11から17のいずれかに記載のテーブル装置。
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