JP2008141975A - 低密度リポ蛋白中コレステロール測定方法およびその試薬 - Google Patents

低密度リポ蛋白中コレステロール測定方法およびその試薬 Download PDF

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木全  伸介
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Abstract

【課題】 本発明は、血清、血漿等の生体試料中の低密度リポ蛋白中コレステロール(LDL)の測定方法およびその試薬に関する。
【解決手段】 酵素反応による低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法において、第一反応で、コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質を含むpH7.6〜9.0の緩衝液中で、試料中の高密度リポ蛋白、超低密度リポ蛋白及びカイロミクロン中のコレステロールを優先的に消去した後、第二反応で、第一反応における上記両酵素の低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質を、反応液中に加えることを特徴とする方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、血清、血漿等の生体試料中の低密度リポ蛋白中コレステロール(LDL)の測定方法およびその試薬に関する。
血清中の脂質の主な成分は、コレステロール、中性脂肪、リン脂質等である。これら血清脂質はアポ蛋白と結合してリポ蛋白を形成し、血液中を循環している。このリポ蛋白は密度の差により高密度リポ蛋白(HDL)、LDL、超低密度リポ蛋白(VLDL)、カイロミクロン(CM)等に分類される。これらリポ蛋白のうち、HDLは組織に沈着した過剰なコレステロールを肝臓へ運搬する作用があり、抗動脈硬化作用がある。一方、LDLは肝臓から各組織へのコレステロールの主たる運搬体であり、LDLの増加は動脈硬化発生と密接な関係があると考えられている。このことから、LDL中のコレステロール(LDL−C)は、動脈硬化症、虚血性心疾患(冠動脈疾患)の危険因子と考えられ、LDL−Cの含有量を知ることは、これら疾患の診断、治療、および予防において重要である。
従来、LDL−Cの測定法としては、沈殿法、超遠心法及び電気泳動法、算出式による算出法等が知られている。これら従来法のうち、沈殿法、超遠心法及び電気泳動法は、沈殿・遠心分離処理、超遠心分離処理、電気泳動処理により、LDLとLDL以外のリポ蛋白とを分離する前処理工程が必要であるため、操作が煩雑であり、現在、臨床検査分野で広く普及している自動分析機だけで直接測定を実施することができないという問題点がある。また、フリーデワルド(Friedewald)の式で知られている総コレステロール値、HDL中のコレステロール(HDL−C)値及び中性脂肪値から算出する算出法も、中性脂肪高値試料を用いた場合には食事の影響等を受け、正確なLDL−C量を測定、算出することができないという問題点がある。
これに対し、これらの問題点を解消する方法としてLDL−Cを遠心分離等の前処理なく自動分析機で直接測定する方法が開発されてきている。ポリアニオンを含むリポ蛋白凝集剤を用いた方法として、特許2749009号には、LDLのみを凝集させる水溶性ポリマーの存在下でLDL−Cの凝集によって上昇する反応液濁度を測定する方法が開示されている。また、特許3107492号には、LDLを一旦凝集させた後LDL以外のリポ蛋白中のコレステロールを消去し、さらに凝集したLDLを解凝集させ、LDL−Cを酵素反応させてLDL−Cを測定する方法が開示されている。特許3256241号には、LDLのみを反応阻害する試薬の存在下でLDL以外のリポ蛋白コレステロールを消去した後に残存したLDL−Cを反応させ検出する、あるいはHDL以外のリポ蛋白コレステロールを凝集させてHDL−Cを反応消去した後にLDLのみに作用する酵素を用いてLDL−Cを測定する方法が開示されている。特開平10−311833、特開平11−30617にはLDL以外のリポ蛋白コレステロールの酵素反応を抑制するシクロデキストリン誘導体を用いる方法が開示されている。しかし、これらポリアニオンおよび2価金属イオンを含むリポ蛋白凝集剤を用いた方法は、凝集体の濁りの散乱光を吸光度として測定することから特異性、精密性が劣る。またポリアニオンおよび2価金属イオンを含むリポ蛋白凝集剤と自動分析機のアルカリ性のセル洗浄液との反応により沈殿物が生じることから、排液ラインがつまり自動分析機の故障もしくは他測定項目の正確性、精密性に悪影響をもたらす。
界面活性剤を用いた方法として、特許3058602号には、第一工程でHLB値が13〜15のポリアルキレンオキサイド誘導体等の界面活性剤を用いてLDL以外のリポ蛋白コレステロールを全て反応させた後に残存したLDL−Cを第二工程で別種の界面活性剤を用いて反応させ検出する方法が開示されている。しかし、ここで用いられる界面活性剤はHDL−Cにはよく作用するが、VLDL、CM中のコレステロールに対する作用は充分ではなく、2価金属イオンを大過剰存在させる必要があり、前述のごとく自動分析機のアルカリ性のセル洗浄液との反応により沈殿物が生じ、自動分析機への適用性に問題が生じる。特許3193634号には、血清に対しポリオキシエチレンアルキレンフェニルエーテル及びポリオキシエチレンアルキレントリベンジルフェニルエーテルから選ばれる界面活性剤、コレステロール測定用酵素試薬を添加し、HDL、VLDL、CM中コレステロールを優先的に反応させた後、その後の反応量を測定することでLDL−Cを測定する方法が開示されている。本法においても、VLDL、CM中のコレステロールに対する作用は充分ではなく、VLDL、CMに対する反応性を増強するためにポリアニオンおよび2価金属を必要とすることから、前述のごとく自動分析機のアルカリ性のセル洗浄液との反応により沈殿物が生じ、自動分析機への適用性に問題が生じる。特開平10−84997には両性界面活性剤とカルボキシル基またはスルホン酸基を有する脂肪族アミン類の存在下でLDL−Cを選択的に反応させ検出する方法が開示されている。また、特開平2000−60600には両性界面活性剤とポリアニオンの存在下でLDL−Cを選択的に反応させ検出する方法が開示されている。これらの方法は、第一反応におけるHDL、VLDL、CM等のLDL以外のリポ蛋白コレステロールに対する反応性を抑制を目的としたものである。
また、特開平10−80300には、LDLのみに作用する化学修飾酵素を用いてLDL−Cを選択的に反応させ検出する方法も開示されている。また、特開平11−9300には、生体試料と膵臓由来コレステロールエステラーゼとコレステロールオキシダーゼとを、アルブミンが測定系全体の0.01重量%以上及び胆汁酸又はその塩が存在する条件下で反応させ、その後微生物由来コレステロールエステラーゼを作用させ測定する方法が開示されている。この方法は、第一試薬と第二試薬に由来の異なるコレステロールエステラーゼを作用させることから、酵素使用量が多くなることになり経済性に問題がある。
このことから、本発明が解決しようとする課題は、遠心分離、電気泳動等の前処理の必要性がなく、種々の自動分析機に適用可能な、簡便性、特異性、精密性に優れたLDL−Cの分別測定法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、試料中の低密度リポ蛋白中のコレステロールを酵素反応で測定する手段において、第一反応でHDL、VLDL、CM中のリポ蛋白コレステロールに作用する、コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼ、これらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質を添加し、高密度リポ蛋白、超低密度リポ蛋白及びカイロミクロン中のコレステロールを優先的に消去した後、第二反応で第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質を加えることでLDL−Cを簡便に、特異性、精密性良く分別測定できることを見出した。また、本測定法ではポリアニオン等の公知のリポ蛋白凝集剤を用いる必要がなく、自動分析機への適用性が優れていることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は以下のような構成からなる。
(1)試料中の低密度リポ蛋白中のコレステロールを酵素反応で測定する手段において、第一反応でコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質をpH7.6〜9.0の緩衝液中にて作用させ、高密度リポ蛋白、超低密度リポ蛋白及びカイロミクロン中のコレステロールを優先的に消去した後、第二反応で第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質を加えることを特徴とする低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(2)コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質が、コール酸誘導体である(1)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(3)コール酸誘導体が、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)コラミドまたはN,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミドより選択される1種または複数である(2)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(4)コール酸誘導体の第一反応中の濃度が、0.01〜0.2%である(2)、(3)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(5)第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質が、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルより選択される1種または複数である(1)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(6)第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質が、ポリオキシプロピレン(2モル)ポリオキシエチレンデシルエーテルである(5)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(7)第一反応中に2価金属イオンを含有する(1)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(8)2価金属イオンが、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、マンガンイオン、ニッケルイオン、銅イオン、鉄イオンである(7)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(9)ポリアニオンを含有しない(1)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(10)ポリアニオンが、ヘパリン、リンタングステン酸、デキストラン流酸、硫酸化シクロデキストリン、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、硫酸化オリゴ糖、硫酸化ポリアクリルアミド、カルボキシメチル化ポリアクリルアミド、またはこれらの塩である(9)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
(11)試料中の低密度リポ蛋白中のコレステロールを酵素反応で測定する手段において、第一反応でコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質をpH7.6〜9.0の緩衝液中にて作用させ、高密度リポ蛋白、超低密度リポ蛋白及びカイロミクロン中のコレステロールを優先的に消去した後、第二反応で第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質を加えることを特徴とする低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(12)コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質が、コール酸誘導体である(11)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(13)コール酸誘導体が、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)コラミドまたはN,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミドより選択される1種または複数である(12)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(14)コール酸誘導体の第一反応中の濃度が、0.01〜0.2%である(12)、(13)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(15)第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質が、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルより選択される1種または複数である(11)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(16)第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質が、ポリオキシプロピレン(2モル)ポリオキシエチレンデシルエーテルである(11)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(17)少なくとも第一反応中に2価金属イオンを含有する(11)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(18)2価金属イオンが、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、マンガンイオン、ニッケルイオン、銅イオン、鉄イオンである(17)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(19)ポリアニオンを含有しない(11)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
(20)ポリアニオンが、ヘパリン、リンタングステン酸、デキストラン流酸、硫酸化シクロデキストリン、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、硫酸化オリゴ糖、硫酸化ポリアクリルアミド、カルボキシメチル化ポリアクリルアミド、またはこれらの塩である(19)の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
本発明により、遠心分離、電気泳動等の試料の前処理を行なう必要性がなく、種々の自動分析機に適用可能な、簡便性、特異性、精密性に優れたLDL−Cの分別測定法を提供することができる。
本発明において「阻害」とは、LDLを凝集させることなく、コレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼのLDLに対する反応性を低下させることを意味する。
本発明の一実施態様として、第一試薬に、コレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、カタラーゼ、色源体、コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質、2価金属イオン等を構成し、第二試薬に、ペルオキシダーゼ、カプラー、コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼのLDL−Cに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質等を構成するLDL−C測定試薬がある。
また、第一試薬に、コレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、色源体、コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質、2価金属イオン等を構成し、第二試薬に、カプラー、コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼのLDL−Cに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質等を構成するLDL−C測定試薬がある。
本発明で用いるコレステロールオキシダーゼ(コレステロールを酸化して過酸化水素を生成する能力を有する酵素)は、その起源は特に限定されないが、例えば、ノカルディア属、シュードモナス属等の微生物、牛膵臓等動物臓器に由来する物等を用いることができる。これらは市販のものを入手することが出来る。
本発明においては、HDL、VLDL、CM中のリポ蛋白コレステロールに対する反応性がLDL−Cに対するよりも良好な酵素を用いるのが好ましい。
また、これら酵素のHDL、VLDL、CM中のリポ蛋白コレステロールに対する反応性を向上させる目的でポリエチレングリコールを主成分とする基、単糖、水溶性のオリゴ糖残基、スルホプロピル基などで上記酵素を化学的に修飾したものが用いられる。
また、遺伝子操作によってこれらの遺伝子を取り、別の微生物に導入して発現させた酵素またはこれらを化学的に修飾した修飾体、あるいはこれらの遺伝子を改変して発現させた酵素またはこれらを化学的に修飾した修飾体等も好適に用いられる。
酵素の使用量下限は、第一試薬中で通常0.5U/mL、好ましくは1U/mLである。使用量上限は、10U/mL、好ましくは5U/mLである。
本発明に用いるコレステロールエステラーゼ(コレステロールエステルを加水分解する能力を有する酵素)は、その起源は特に限定されないが、例えば、キャンディダ属、シュードモナス属等の微生物、牛膵臓等動物臓器に由来する物等を用いることができる。これらは市販のものを入手することが出来る。
本発明においては、HDL、VLDL、CM中のリポ蛋白コレステロールに対する反応性がLDL−Cに対するよりも良好な酵素を用いるのが好ましい。
また、これら酵素のHDL、VLDL、CM中のリポ蛋白コレステロールに対する反応性を向上させる目的でポリエチレングリコールを主成分とする基、単糖、水溶性のオリゴ糖残基、スルホプロピル基などで上記酵素を化学的に修飾したものが用いられる。
また、遺伝子操作によってこれらの遺伝子を取り、別の微生物に導入して発現させた酵素またはこれらを化学的に修飾した修飾体、あるいはこれらの遺伝子を改変して発現させた酵素またはこれらを化学的に修飾した修飾体等も好適に用いられる。
酵素の使用量下限は、第一試薬中で通常0.01U/mL、好ましくは0.05U/mLである。使用量上限は、10U/mL、好ましくは5U/mLである。
本発明で用いる、コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質としては、HDL、VLDL、CM中のリポ蛋白コレステロールに対する反応性への影響が実質的になく、LDL−Cに対する反応性を低下させるものであれば特に限定はない。
このような物質として例えばコール酸誘導体がある。コール酸誘導体としては、特に限定されないが、好ましくは3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)コラミド、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミド、コール酸、デオキシコール酸およびその塩が適切であるが、少ない添加量でLDL−Cに対する反応性を低下させ得ることから、更に好ましくはN−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)コラミド、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミドおよびその塩が良い。また、これらのコール酸誘導体より選択される1種を用いてもよいし、または複数を組合わせて用いてもよい。これらの使用量としてはコール酸誘導体の総量として第一試薬中で通常0.001〜5%の範囲で用いられ得るが、好ましくは限界ミセル濃度(c.m.c)付近かそれ以下で使用するのがよい。これは、これらコール酸誘導体の本来ある界面活性剤としての作用が反って本発明の期待するコレステロールエステラーゼおよび/またはコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白に対する反応阻害効果を弱めることに起因する。
限界ミセル濃度の測定は電気伝導度、浸透圧、氷点降下、蒸気圧、粘度、密度、可溶化能、洗浄力、光散乱、色素の変化などの物理性質の急変点を測定することで測定が可能である。例えば、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸の限界ミセル濃度は、0.50%(w/v)であり、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸は0.51%(w/v)であり、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)コラミドは0.26%(w/v)であり、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミドは0.12%(w/v)であることが知られている。したがって、これらの好ましい使用量としては0.01〜0.6%である。また、その他のコール酸誘導体についても同じく限界ミセル濃度を知ることで使用量の最適化が可能である。
一方、ポリアニオン等の凝集剤等もLDL−Cに対する反応性を低下させるものであるが、自動分析機への適用性に悪影響を及ぼすことから、添加しないかまたは前述の自動分析機で用いられるアルカリ性洗剤との共存により濁りまたは沈殿が生じない程度に添加することができる。しかし、好ましくは添加しない方がよい。このようなポリアニオンとしては、ヘパリン、リンタングステン酸、デキストラン流酸、硫酸化シクロデキストリン、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、硫酸化オリゴ糖、硫酸化ポリアクリルアミド、カルボキシメチル化ポリアクリルアミド、またはこれらの塩が挙げられる。
これらの使用量としては、反応終濃度として0〜1%(w/v)、好ましくは0〜0.5%(w/v)である。
本発明で用いる2価金属イオンとしては、HDL−Cに対する反応性を向上させることを目的として、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、マンガンイオン、ニッケルイオン、銅イオン、鉄イオンが用いられるが、好ましくは、マグネシウムイオン、カルシウムイオンが好適である。また、これらの2価金属イオンは選択される1種を用いてもよいし、または複数を組合わせて用いてもよい。また、少なくとも第一試薬に添加されていればよい。これらの使用量は、自動分析機への適用性を考慮し、第一試薬中で通常0.0005〜0.2mol/L、好ましくは0.001〜0.1mol/L、更に好ましくは0.005〜0.05mol/Lである。
本発明のコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼのLDL−Cに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質とは、第一試薬中におけるLDL−Cに対する阻害を、当該物質を含む第二試薬の添加により軽減または消失が可能なものであれば特に限定されないが、好ましくはポリオキシプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルより選択される1種または複数を組合わせて用いられる。更に好ましくはポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル類より選択される1種または複数を組合わせて用いられる。ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル類としては、エマルゲンA60(HLB:12.8)、エマルゲンA90(HLB:14.5)、エマルゲンB66(HLB:13.2)等が挙げられる。ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル類としては、エマレックスDAPE0207(HLB:10)、エマレックスDAPE0210(HLB:11)、エマレックスDAPE0212(HLB:12)、エマレックスDAPE0215(HLB:13)、エマレックスDAPE0220(HLB:14)、エマレックスDAPE0220(HLB:15)等が挙げられる。これら界面活性剤のHLBは「新界面活性剤」、堀内博著、昭和61年、三共出版編で公知であるが、HLBの範囲として通常、10〜15であり、好ましくは10〜13、更に好ましくは10〜12である。これらの使用量は、自動分析機への適用性を考慮し、第ニ試薬中で通常0.005〜1%(w/v)、好ましくは0.01〜0.5%(w/v)、更に好ましくは0.05〜0.3%(w/v)である。
本発明で用いる色源体としては特に限定されないが、水素供与体、ロイコ体、テトラゾリウム塩などが挙げられる。
水素供与体としては、N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン、N−エチル−N−スルホプロピルアニリン、N−エチル−N−スルホプロピル−3,5−ジメトキシアニリン、N−スルホプロピル−3,5−ジメトキシアニリン、N−エチル−N−スルホプロピル−3,5−ジメチルアニリン、N−エチル−N−スルホプロピル−3−メチルアニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メトキシアニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)アニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメトキシアニリン、N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメトキシアニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメチルアニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メトキシアニリン、N−スルホプロピルアニリン、N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−2,5−ジメチルアニリン、N−エチル−N−(3−メチルフェニル)−N’−サクシニルエチレンジアミン、N−エチル−N−(3−メチルフェニル)−N’−アセチルエチレンジアミン等が挙げられる。また、これら水素供与体はカップラーと組合わせてして用いることができる。カプラーとしては4−アミノアンチピリン、MBTH、NCP等が挙げられる。
また、ロイコ体としては、4,4’−ベンジリデンビス(N,N−ジメチルアニリン)、4,4’−ビス[N−エチル−N−(3−スルホプロピルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル]メタン、1−(エチルアミノチオカルボニル)−2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−4,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)イミダゾール、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン、N−カルボキシメチルアミノカルボニル)−4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルアミン塩、10−(カルボキシメチルアミノカルボニル)−3,7−ビス(ジメチルアミノ)フェノチアジン塩等が挙げられる。
また、テトラゾリウム塩としては、2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム塩、2,5−ジフェニル−3−(1−ナフチル)−2H−テトラゾリウム塩、3,3’−[3,3’−ジメトキシ−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジイル]−ビス[2−(4−ニトロフェニル)−5−フェニル−2H−テトラゾリウム]塩、3,3’−[3,3’−ジメトキシ−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジイル]−ビス(2,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウム)塩、2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩、3,3’−(1,1’−ビフェニル−4,4’−ジイル)−ビス(2,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウム)塩、3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウム塩等が挙げられる。
色源体の使用量としては、溶解度を考慮して反応終濃度として0.01〜10mmol/Lが好ましい。
本発明では、さらにLDL−Cに対する特異性、精密性を損なわない範囲で、界面活性剤を共存させることができる。界面活性剤としては、非イオン界面活性剤または/および両性イオン界面活性剤が好適に用いられる。
本発明で用いる非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル類として例えばエマルゲン104P、エマルゲン105、エマルゲン106、エマルゲン108、エマルゲン109P、エマルゲン120、エマルゲン123P、エマルゲン147、エマルゲン130K、ノニオンK−204、ノニオンK−215、ノニオンK−220、ノニオンK−230、NIKKOL BL−2、NIKKOL BL−4.2、NIKKOL BL−9EX、NIKKOL BL−21、NIKKOL BL−25、ポリオキシエチレンセチルエーテル類として、エマルゲン210、エマルゲン220、NIKKOL BC−2、NIKKOL BC−5.5、NIKKOL BC−7、NIKKOL BC−10TX、NIKKOL BC−15TX、NIKKOL BC−20TX、NIKKOL BC−23、NIKKOL BC−25TX、NIKKOL BC−30TX、NIKKOL BC−40TX、ノニオンP−208、ノニオンP−210、ノニオンP−213、ポリオキシエチレンステアリルエーテル類として、エマルゲン306P、エマルゲン320P、NIKKOL BS−2、NIKKOL BS−4、NIKKOL BS−20、ノニオンS−206、ノニオンS−207、ノニオンS−215、ノニオンS−220、ポリオキシエチレンオレイルエーテル類としては、エマルゲン404、エマルゲン408、エマルゲン409P、エマルゲン420、エマルゲン430、NIKKOL BO−2、NIKKOL BO−7、NIKKOL BO−10TX、NIKKOL BO−20、NIKKOL BO−50、ノニオンE−206、ノニオンE−215、ノニオンE−230、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル類としては、NIKKOL BB−5、NIKKOL BB−10、NIKKOL BB−20、NIKKOL BB−30等が挙げられる。
また、ポリオキシエチレン2級アルキルエーテル類としては、エマルゲン707、NIKKOL BT−5、NIKKOL BT−7、NIKKOL BT−9、アデカトールSO−80、アデカトールSO−105、アデカトールSO−120、アデカトールSO−135、アデカトールSO−145、アデカトールSO−160、エマルゲン705、エマルゲン707、エマルゲン709等が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類としては、エマルゲン810、エマルゲン840S、エマルゲン909、エマルゲン910、エマルゲン930、エマルゲン950、トリトンX−100、トリトンX−114、NIKKOL NP−5、NIKKOL NP−7.5、NIKKOL NP−10、NIKKOL NP−15、NIKKOL NP−20、NIKKOL OP−10、NIKKOL OP−30、等が挙げられる。オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマー類としては、エマルゲンPP−150、エマルゲンPP−230、エマルゲンPP−250、エマルゲンPP−290、NIKKOL PBC−34、NIKKOL PBC−44、等が挙げられる。脂肪酸エステル類としては、レオドールTW−L120、レオドールTW−L106、レオドールTW−P120、レオドールTW−S120、レオドールTW−O120、レオドール460、エマノーン1112、エマノーン3115、エマノーン3170、エマノーン3299、エマノーン3130等が挙げられる。ポリオキシエチレンステロール類としては、NIKKOL BPS−10、NIKKOL BPS−20、NIKKOL BPS−30、NIKKOL BPSH−25、NIKKOL DHC−30等が挙げられる。その他には、n−オクチル−β−D−グルコシド、n−ドデシル−β−D−マルトシド、n−オクタノイル−N−メチルグルコアミド、n−ノナノイル−N−メチルグルコアミド、n−デカノイル−N−メチルグルコアミド、シュークロースモノカプレート、シュークロースモノラウレート、シュークロースモノコレート、ジギトニン等が挙げられる。
本発明で用いる両性イオン界面活性剤としては、例えばアルキルイミダゾリウムベタイン、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルアラニン、アルキルアミンオキサイド、これらの誘導体等が挙げられる。これらのアンヒトール20BS、アンヒトール24B、アンヒトール86B、アンヒトール20Z、等が挙げられる。
また、従来から用いられている緩衝液としては、トリス緩衝液、リン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、炭酸緩衝液、GOOD緩衝液などが挙げられる。一方、GOOD緩衝液にはN−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸(CHES)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノメタンスルホン酸(TES)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)、N−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPSO)、3−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕プロパンスルホン酸(EPPS)、2−ヒドロキシ−3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕プロパンスルホン酸(HEPPSO)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、2−ヒドロキシ−3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPSO)、ピペラジン−1,4−ビス(2−ヒドロキシ−3−プロパンスルホン酸)(POPSO)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、N−(2−アセトアミド)イミノニ酢酸(ADA)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(Bicine)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕グリシン(Tricine)、などが例示される。第一試薬における該緩衝液のpHはLDL−Cに対する反応性を低下させる目的で7.6〜9.0の範囲で調整される。さらには7.6〜8.5が好ましい。また、第二試薬は、第二試薬との混合したときのpHを考慮し、LDL−Cに対する反応性を向上させる目的で6.0〜7.5が好ましい。これらの使用量は、通常0.01〜0.2mol/L、好ましくは0.02〜0.1mol/Lである。
本発明において、防腐剤、塩類、酵素安定化剤、色源体安定化剤などを反応に影響を及ぼさない範囲で添加してもよい。防腐剤としては、アジ化物、キレート剤、抗生物質、抗菌剤などが挙げられる。キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸およびその塩等が挙げられる。抗生物質としては、ゲンタマイシン、カナマイシン、クロラムフェニコール等が挙げられる。抗菌剤としては、イミダゾリジニルウレア等が挙げられる。塩類としては塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アルミニウム等が挙げられる。酵素安定化剤としては、シュークロース、トレハロース、シクロデキストリン、グルコン酸塩、アミノ酸類等が挙げられる。色源体安定化剤としては、エチレンジアミン四酢酸およびその塩等のキレート剤、シクロデキストリン等が挙げられる。
本発明において、第一反応におけるHDL、VLDL及びCM中のコレステロールを優先的に消去する方法としては、コレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼの作用により生成した過酸化水素を、例えばカタラーゼ、またはペルオキシダーゼと前述の色源体、またはペルオキシダーゼと前述のカプラーを用いて消去することができるが、特に限定されない。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。なお、本発明は実施例により特に限定されるものではない。
(実施例1)
下記組成1〜4のLDL−C測定試薬を調製し下記測定条件で、試料としてヒト血清より精製したHDL、LDL、VLDL、CMを測定し、各測定値より各々のリポ蛋白中のコレステロール濃度を100%ととして相対%を求めた。また、比較例として下記組成5、6のLDL−C測定試薬を調製し実施例と同様の検討を行なった。尚、精製リポ蛋白画分の調製はHatch and Leesの方法の、3種の密度液を用い超遠心分離にて分離・分取した。
(試薬の調製)
下記組成1〜8のLDL−C測定試薬をそれぞれ調製した。
組成1
第一試薬
四ホウ酸ナトリウム−HCl 50mM pH8.3
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミド(同仁化学社製) 0.05%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−311) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH6.1
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル(エマレックスDAPE0207:日本エマルジョン社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
組成2
第一試薬
四ホウ酸ナトリウム−HCl 50mM pH8.3
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸(同仁化学社製) 0.2%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−311) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH6.1
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル(エマレックスDAPE0207:日本エマルジョン社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
組成3
第一試薬
四ホウ酸ナトリウム−HCl 50mM pH8.3
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)コラミド(同仁化学社製) 0.2%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−311) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH6.1
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル(エマレックスDAPE0207:日本エマルジョン社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
組成4
第一試薬
四ホウ酸ナトリウム−HCl 50mM pH8.3
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(同仁化学社製) 0.2%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−311) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH6.1
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル(エマレックスDAPE0207:日本エマルジョン社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
組成5
第一試薬
TAPS−NaOH 50mM pH7.8
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミド(同仁化学社製) 0.05%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−313) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH6.1
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル類(エマルゲンB66;花王社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
組成6
第一試薬
CHES−NaOH 50mM pH8.8
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミド(同仁化学社製) 0.05%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−311) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH6.1
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル(エマレックスDAPE0207:日本エマルジョン社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
組成7
第一試薬
PIPES−NaOH 50mM pH7.5
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
コール酸ナトリウム(同仁化学社製) 0.05%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−311) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH7.5
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル(エマレックスDAPE0207:日本エマルジョン社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
組成8
第一試薬
PIPES−NaOH 50mM pH7.5
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸(同仁化学社製) 0.2%
コレステロールエステラーゼ(東洋紡社製COE−311) 0.1U/mL
コレステロールオキシダーゼ(東洋紡社製COO−321) 3U/mL
カタラーゼ(ロッシュ社製 微生物由来) 100U/mL
4−アミノアンチピリン 0.1g/L
第二試薬
PIPES−NaOH 50mM pH7.5
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム塩 0.2mmol/L
塩化マグネシウム 10mmol/L
塩化カルシウム 0.1mmol/L
ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレンデシルエーテル(エマレックスDAPE0207:日本エマルジョン社製) 0.3%
ペルオキシダーゼ(東洋紡社製PEO−301) 8U/mL
N−エチル−N−スルホプロピル−3−メトキシアニリン(同仁化学社製) 0.4g/L
(測定法)
日立7170形自動分析機を用いた。試料2.4μLに第一試薬 180μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を90μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で600nm主波長、800nm副波長で吸光度を測定した。LDL−C濃度未知試料のLDL−C濃度の算出は、精製水および110mg/dL LDL−C標準血清の測定吸光度より算出して求めた。
Figure 2008141975
結果 表1に示す。実施例の組成1〜6はいずれもHDL、VLDL、CM中のコレステロールに対する非特異反応は5.0%以下であり、良好な特異性が確認された。一方、比較例の組成7、8はLDL−Cの回収率が不良であり、HDL、VLDL、CM中のコレステロールに対する非特異が大きい。この原因としては、LDL−Cが第一反応において大部分が消去され、一方、相対的にHDL、VLDL、CM中の未消去のコレステロール量の比率が高くなったものと考えられる。
(実施例2)
実施例1に示す組成1〜6のLDL−C測定試薬にて実施例1に示す測定条件で、試料として健常人血清20検体を測定した。また、比較例として下記組成7、8のLDL−C測定試薬を調製し実施例と同様の測定を行なった。各試薬における測定値は、当該検体の総コレステロール値(東洋紡社製 コレスカラー・リキッド使用)、HDL−C値(第一化学社製 分画剤試液により分画した試料を東洋紡社製 コレスカラー・リキッドで測定)及び中性脂肪値(東洋紡社製 リピドス・リキッド)を測定し、フリーデワルド(Friedewald)の計算式を用いて算出したLDL−C値を対照として相対%を求めた。
Figure 2008141975
Figure 2008141975
結果 表2に測定値を示し、表3に対照の測定値に対する相対%を示す。各組成の相対%は、実施例の組成1で92.3〜112.5%、組成2で85.0〜115.9%、組成3で92.6〜113.2%、組成4で89.8〜115.9%、組成5で85.0〜115.9%、組成6で95.7〜118.6%と良好であった。一方、比較例では、組成7で2.8〜100.7%、組成8で51.2〜205.4%と特異性に問題があった。
本発明の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法は、血中の低密度リポ蛋白中コレステロールを簡便に、特異性、精密性良く分別測定でき、ポリアニオン等の公知のリポ蛋白凝集剤を用いる必要がなく自動分析機への適用性が優れていることから、特に動脈硬化症等の臨床検査の分野においてより的確で迅速な診断を行なうことができる。

Claims (7)

  1. 試料中の低密度リポ蛋白中のコレステロールを酵素反応を利用して測定する手段において、第一反応でコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質を含むpH7.6〜9.0の緩衝液中で、試料中の高密度リポ蛋白、超低密度リポ蛋白及びカイロミクロン中のコレステロールを優先的に消去した後、第二反応で、第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質を反応液中に加えることを特徴とする低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
  2. コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質が、コール酸誘導体である請求項1項記載の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
  3. コール酸誘導体が3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)コラミドまたはN,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシコラミドより選択される1種または複数である請求項2項記載の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
  4. 第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質が、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルより選択される1種または複数である請求項1項記載の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
  5. 第一反応中に2価金属イオンを含有する請求項1項記載の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
  6. ポリアニオンを含有しない請求項1項記載の低密度リポ蛋白中コレステロールの測定方法
  7. 試料中の低密度リポ蛋白中のコレステロールを酵素反応を利用して測定する手段において、第一反応でコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼおよびこれらの低密度リポ蛋白に対する反応性を阻害する物質を含むpH7.6〜9.0の緩衝液中で、試料中の高密度リポ蛋白、超低密度リポ蛋白及びカイロミクロン中のコレステロールを優先的に消去した後、第二反応で、第一反応におけるコレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼの低密度リポ蛋白中のコレステロールに対する阻害作用を軽減または消失せしめる物質を反応液中に加えることを特徴とする低密度リポ蛋白中コレステロールの測定試薬
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