JP2008141309A - Avシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】映像表示・音声出力装置のハード構成などに変更を加えることなく、システム全体のハード、ソフトウェアのアップグレードなどが容易であり、システムの多機能化なども好適に図ることが可能なAVシステムを提供する。
【解決手段】浴室テレビなどの映像表示・音声出力装置1用のリモートコントローラ2は、通信手段25、メモリ、およびこのメモリに記憶されたプログラムに基づいて信号処理を実行する信号処理手段を備えており、この信号処理手段は、操作部22において所定の操作がなされたときには、通信手段25を介して情報供給部3に所定の信号を送出し、これに対応して情報供給部3から映像または音声の情報を含む信号が送信されてきたときは、その映像または音声が映像表示・音声出力装置1によって所定の態様で表示または出力されるように、前記信号または前記信号に処理を施した信号を映像表示・音声出力装置1に送信するように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】浴室テレビなどの映像表示・音声出力装置1用のリモートコントローラ2は、通信手段25、メモリ、およびこのメモリに記憶されたプログラムに基づいて信号処理を実行する信号処理手段を備えており、この信号処理手段は、操作部22において所定の操作がなされたときには、通信手段25を介して情報供給部3に所定の信号を送出し、これに対応して情報供給部3から映像または音声の情報を含む信号が送信されてきたときは、その映像または音声が映像表示・音声出力装置1によって所定の態様で表示または出力されるように、前記信号または前記信号に処理を施した信号を映像表示・音声出力装置1に送信するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、たとえば浴室に設置されたテレビ受像機を映像表示・音声出力装置として用いるような場合に好適なAVシステムに関する。
従来、AVシステムの一例としては、浴室にテレビ受像機を設置するとともに、このテレビ受像機を浴室外に設置されたDVDプレイヤなどの外部機器と通信接続したものがある(たとえば、特許文献1を参照)。このようなAVシステムによれば、浴室内においてテレビ番組を視聴したり、DVDプレイヤなどの外部機器を利用して再生された映像および音声を視聴することができるために、入浴を快適なものにすることができる。
このようなAVシステムは、テレビ番組や所定の外部機器から送信されてくる映像や音声を視聴できるだけではなく、それ以外の用途にも利用できるようにすれば、ユーザにとって便利であり、このようなことが要望される。また、近年においては、映像音声データを記憶するための記憶媒体や、記憶媒体から映像音声データを読み出すための装置としては、次々と新しいものが開発され、かつ販売されている実情にある。したがって、そのような新しい機器をAVシステムの構成機器として組み入れた場合、そのような機器から出力される映像および音声の情報がテレビ受像機によって適切に表示および出力できるようにすることも要望される。
しかしながら、従来のAVシステムは、前記したような要望に対して、必ずしも十分に応え得るものであるとはいえず、この点において改善の余地があった。従来においては、特許文献2に記載されているように、テレビ受像機に通信回路を具備させて、このテレビ受像機をインターネット接続可能としたものもある。ところが、同文献のシステムにおいては、テレビ受像機をインターネット用の情報端末として機能させるためのプログラムや通信回路などを、テレビ受像機自体に搭載させている。このため、たとえばインターネット環境が変化するなどして、インターネット機能に関連するハードウェアやソフトウェアのアップグレードなどを行なうには、テレビ受像機に手を加えて、テレビ受像機自体のハード構成やソフトウェアを変更しなければならない。これでは、テレビ受像機が浴室の壁面に埋設されているような場合に苦慮することとなり、この点において不便を生じる。
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、テレビ受像機などの映像表示・音声出力装置自体のハード構成やソフトウェアに変更を加えるようなことなく、システム全体のハードウェアやソフトウェアのアップグレードなどを容易に行なうことができるとともに、システムの多機能化なども好適に図ることが可能なAVシステムを提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供されるAVシステムは、浴室その他の所望箇所に設置される映像表示・音声出力装置と、操作部を有し、かつ前記映像表示・音声出力装置を遠隔操作するためのリモートコントローラと、映像音声データの記録媒体もしくは記憶装置から映像音声データを読み出す装置、および外部の広域通信網もしくは放送局から送信されてくる映像音声信号を受信する装置の少なくとも1つを有し、かつ前記映像表示・音声出力装置に対して映像音声データを供給するための情報供給部と、を備えている、AVシステムであって、前記リモートコントローラは、前記情報供給部および前記映像表示・音声出力装置のそれぞれとの間でデータ通信を行なうための通信手段、プログラム記憶用のメモリ、およびこのメモリに記憶されたプログラムに基づいて所定の信号処理を実行する信号処理手段を備えており、前記信号処理手段は、前記操作部において所定の操作がなされたときには、前記通信手段を介して前記情報供給部に所定の信号を送出し、かつこの信号の送出に対応して前記情報供給部から映像情報または音声情報を含む信号が送信されてきたときには、その映像または音声が前記映像表示・音声出力装置によって所定の態様で表示または出力されるように、前記信号または前記信号に処理を施した信号を前記映像表示・音声出力装置に送信するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、たとえば新しい映像音声データ機器が追加されたような場合において、この情報機器から出力される映像および音声信号が映像表示・音声出力装置に適合しないものであったとしても、その信号をリモートコントローラの信号処理手段によって処理し、映像表示・音声出力装置に適合させるといったことが可能となる。すなわち、AVシステムにおけるハードウェアやソフトウェアのバージョンアップや変更などがあった場合には、リモートコントローラのメモリに記憶されているプログラムを変更するなどしてそのような事態に好適に対処することができるのである。したがって、映像表示・音声出力装置のハード構成やソフトウェアを変更するといった必要はない。映像表示・音声出力装置が浴室の壁面に埋設されているなどして、そのハード構成などを容易に変更することが困難な場合に、本発明はより好適である。また、本発明によれば、リモートコントローラの操作部を操作することによって情報供給部から所望の映像および音声の情報を出力させ、かつこの情報をリモートコントローラの信号処理部によって所定の状態に処理して、この処理された映像または音声の情報を映像表示・音声出力装置によって表示または出力させることができる。したがって、情報供給部から供給されてくる映像や音声を単に表示、出力させること以上の情報表示や音声出力が可能となり、AVシステムの多機能化あるいは多用途化を好適に図ることもできる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記リモートコントローラのメモリには、ブラウザ機能を実現するためのソフトウェアが記憶されており、前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部を介してインターネット接続されたときには、インターネット上に配信されている映像または音声の情報が前記リモートコントローラから前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその映像表示または音声出力がなされるように構成されている。
このような構成によれば、映像表示・音声出力装置をインターネットのウェブ閲覧用の端末として利用することができる。このようなインターネットのウェブ閲覧機能は、前述した特許文献2とは異なり、リモートコントローラによる信号処理によってもたらされており、インターネット環境が変化しても映像表示・音声出力装置自体に変更を加える必要はない。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記リモートコントローラのメモリには、VoIP(Voice over Internet Protocol)機能を実現するためのソフトウェアが記憶されているとともに、前記リモートコントローラは、マイクをさらに備えており、前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部および前記外部の広域通信網を介してVoIPの回線接続がなされたときには、前記外部の広域通信網および前記情報供給部を介して送信されてくる音声信号が前記リモートコントローラを経由して前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその音声出力がなされるとともに、前記マイクに入力された音声の信号は、前記リモートコントローラから前記情報供給部を介して前記外部の広域通信網に送信されるように構成されている。
このような構成によれば、AVシステムにIP電話機能を具備させ、外部との通話が可能となる。この通話に際しては、映像表示・音声出力装置がIP電話の受話用スピーカとして用いられることとなり、合理的である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記リモートコントローラのメモリには、電子メール送受信機能を実現するためのソフトウェアが記憶されており、前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部を介してメールサーバに接続されたときには、受信メールの映像情報が前記リモートコントローラから前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその表示がなされるとともに、前記操作部において操作入力された情報は、前記情報供給部に送信可能とされている。
このような構成によれば、AVシステムを利用して電子メールの送受信を好適に行なうことができる。なお、本発明においては、前記操作部において操作入力された情報は、情報供給部に送信されることに加えて、映像表示・音声出力装置に送信されて表示されるようにすることもできる。また、この表示される情報としては、作成中または編集中のメール内容を含ませることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記リモートコントローラのメモリには、カラオケ機能を実現するためのソフトウェアが記憶されているとともに、前記リモートコントローラは、マイクをさらに備えており、前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部から映像音声データを受信したときには、その映像情報またはこれを処理した映像情報が前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその映像表示が行なわれるとともに、前記音声情報またはこれを処理した音声情報に前記マイクから入力された音声情報を加えた情報が前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってそれらの音声出力がなされるように構成されている。
このような構成によれば、AVシステムを利用してカラオケを楽しむことが可能となり、趣向性に富むものとなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記リモートコントローラは、前記情報供給部から送信されてきた映像音声信号の通信プロトコル、フォーマット、または解像度が前記映像表示・音声出力装置に不適合な場合に、この信号を前記映像表示・音声出力装置に適合する信号に処理してから前記映像表示・音声出力装置に送信するように構成されている。
このような構成によれば、情報供給部から出力される映像および音声信号の通信プロトコル、フォーマット、または解像度が映像表示・音声出力装置に適合しないものであっても、この信号をリモートコントローラによって修正処理し、映像表示・音声出力装置によって適切に表示または出力させることができる。したがって、たとえば通信プロトコルが不適合であるとの理由によって映像表示・音声出力装置が使用困難になるといった不具合もない。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明が適用されたAVシステムSの一実施形態を示している。本実施形態のAVシステムSは、浴室Bに設置されたテレビ受像機1、このテレビ受像機1の遠隔操作用のリモートコントローラ2、および浴室Bの外部において構成されている情報供給部3を備えている。テレビ受像機1は、スピーカSPを備えており、本発明でいう映像表示・音声出力装置の一例に相当する。
情報供給部3は、テレビ受像機1に対して映像および音声の情報を供給するための部分であり、たとえばデジタルTVチューナ30、DVDプレイヤ31、およびパーソナルコンピュータ32が、ハブ33に配線接続された構成を有している。これらの機器30〜32は、デジタルメディアサーバ(たとえばDLNAサーバ)を搭載している。ハブ33は、無線通信部34を備えている。また、このハブ33は、外部のインターネット通信網や電話回線網などの広域通信網NETに回線接続されている。
テレビ受像機1は、たとえば浴室Bの壁面に取付けられており、無線通信部10を備えている。また、このテレビ受像機1は、後述するように、リモートコントローラ2から無線送信されてくる映像音声データを取り込むためのデジタルメディアプレイヤ(たとえばDLNAクライアント)を搭載している。
リモートコントローラ2は、本来的には、テレビ受像機1の電源のオン・オフ、チャンネル変更、音声ボリュームの増減などを行なうためのものである。ただし、本実施形態においては、このリモートコントローラ2は、情報供給部3およびテレビ受像機1のそれぞれとデータ通信を実行し、情報供給部3への所定の制御コマンドなどを送信する機能、情報供給部3から送信されてくる映像音声データの信号をテレビ受像機1に送信する中継機能、その中継に際して前記信号を所定の信号に処理する機能、ハブ33を介して外部の広域通信網NETに回線接続する機能、およびその他後述する種々の機能を有している。このリモートコントローラ2は、デジタルメディアプレイヤ(たとえばDLNAクライアント)およびデジタルメディアサーバ(たとえばDLNAサーバ)を搭載している。
図2に示すように、リモートコントローラ2は、信号処理部20、メモリ21、複数の操作スイッチを含む操作部22、液晶パネルなどを用いて文字その他の画像表示が可能とされた表示部23、赤外線通信部24、無線通信部25、およびマイク26を有している。赤外線通信部24は、テレビ受像機1の赤外線受光部(図示略)に対して電源のオン・オフやその他の動作指令を赤外線の送出により行なう部分である。これに対し、無線通信部25は、情報供給部3の無線通信部34との間で双方向のワイヤレス通信を行なうとともに、テレビ受像機1の無線通信部10に対して所定のデータをワイヤレス送信するための部分である。無線通信部10,25は、双方向通信が可能であるが、これに代えて、無線通信部25から無線通信部10への一方向通信とすることもできる。
メモリ21には、ブラウザ、IP電話を実現するためのVoIPのプログラム、電子メール送受信プロトコルのプログラム、およびカラオケを実行するためのプログラムなどが記憶されている。図面においては、メモリ21が1つのメモリとして示されているが、このメモリ21を種類などが相違する複数のメモリを用いて構成することができることは勿論である。信号処理部20は、メモリ21に記憶されているプログラムや、操作部22におけるスイッチ操作に基づいて、後述するように、所定の信号処理を実行する。
次に、前記したAVシステムSの作用について説明する。
まず、浴室Bにおいてテレビ受像機1を利用して所望の映像および音声を視聴するには、情報供給部3の複数の機器30〜32のいずれかをオンとする。このような機器30〜32のオン動作は、たとえばユーザがリモートコントローラ2の操作部22を操作して、このリモートコントローラ2から所定の機器をオンにするための制御コマンドをワイヤレス出力させることによって実行させることが可能である。機器30〜32のいずれかがオンとされて、その機器から映像音声データが出力されると、その信号は無線通信部34からワイヤレス出力される。このようにしてワイヤレス出力された信号は、リモートコントローラ2の無線通信部25を経由して、テレビ受像機1の無線通信部10に送信される。
ただし、リモートコントローラ2の信号処理部20は、前記信号の中継を行なう際に、その信号がテレビ受像機1に適合するか否かを判断する。その判断の結果、前記信号がテレビ受像機1に適合すると判断するときには、前記信号はテレビ受像機1に対してそのまま転送される。一方、前記信号がテレビ受像機1に適合しないと判断したときには、信号処理部20は、前記信号をテレビ受像機1に適合する信号に処理する。前記信号が適合しない場合としては、通信プロトコル、映像データの圧縮方式などのフォーマット、および映像の解像度などの仕様がテレビ受像機1の仕様に合致しない場合が考えられるが、信号処理部20は、情報供給部3から受信した信号をテレビ受像機1の仕様に適合したものに処理してからテレビ受像機1に送信する。このことにより、テレビ受像機1においては、所定の映像表示および音声出力が適切になされる。
情報供給部3において、新たな機器が追加されたり、あるいは既存の機器の仕様がグレードアップされることに起因して、この情報供給部3からワイヤレス出力される映像音声信号がテレビ受像機1に適合しなくなる場合がある。このような場合には、前記信号を適正な信号に処理するためのプログラムをリモートコントローラ2のメモリ21に新たに追加し、または書き換えてから、このプログラムを利用した信号処理を実行させればよい。メモリ21に前記したようなプログラムを書き込む動作は、好ましくは、情報供給部3の無線通信部34から前記プログラムをリモートコントローラ2にワイヤレス送信させることにより実行可能とされている。この場合、前記プログラムは、広域通信網NET上に配信されているプログラムをダウンロードさせる手段、あるいはDVDなどを利用して提供されているプログラムをパーソナルコンピュータ32などを利用して読み出して無線通信部34からワイヤレス出力させるといった手段を用いることができる。また、前記手段に加え、または前記手段に代えて、たとえば前記プログラムが記憶されているメモリカードなどの記憶媒体をリモートコントローラ2に設けられたデータ読み取り部にセットすることによって、前記プログラムをメモリ21に記憶させるといった手段を採用することもできる。このようなプログラムの書き込みによるプログラムの追加、または変更については、後述する他のプログラムについても同様に適用することが可能である。
本実施形態のAVシステムSにおいては、情報供給部3から供給される映像音声データをテレビ受像機1で視聴できるだけではなく、次のようなことも実行可能である。
まず、メモリ21に記憶されているブラウザ機能を実現するためのソフトウェアを利用することにより、テレビ受像機1をインターネットのウェブ閲覧用の端末(表示・音声出力用端末)として利用することが可能である。より具体的には、リモートコントローラ2の操作部22において所定の操作がなされると、信号処理部20はブラウザを起動し、インターネット接続を要求する所定の信号を無線通信部25からワイヤレス出力させる。この信号は、無線通信部34を有するハブ33を経由して広域通信網NETに送出される。このような処理によってリモートコントローラ2がインターネット接続されると、その後はリモートコントローラ2の操作部22を適宜操作することにより、インターネット上に配信されている映像または音声の情報がリモートコントローラ2に選択的に取り込まれる。信号処理部20は、このような情報をテレビ受像機1の仕様に適合したデータ形式に変換してからテレビ受像機1に送信させる。このことにより、テレビ受像機1においては、インターネットのウェブの表示および音声出力が行なわれる。
VoIP機能を実現するためのソフトウェアを利用し、信号処理部20がVoIPに基づいたデータ処理を実行することにより、IP電話を実現することも可能である。より具体的には、操作部22において所定の操作がなされると、信号処理部20はIP電話の接続要求の信号を無線通信部25から送出させる。この信号は、やはり無線通信部34によって受信され、広域通信網NETに送出される。このような動作を経て、リモートコントローラ2が着呼先の通信端末と回線接続されると、その後はその通信先からの音声信号が無線通信部34を経由してリモートコントローラ2にワイヤレス伝送されてくる。この音声信号は、テレビ受像機1の仕様に適合したデータ形式に変換されてからテレビ受像機1に送信される。このことにより、通話相手の音声がテレビ受像機1のスピーカから出力される。また、リモートコントローラ2のマイク26に音声を入力すると、その音声信号は無線通信部25からワイヤレス出力され、ハブ33を経由して相手先に送信される。このようなことから、IP電話を利用した所望の通話を適切に実行することができる。また、リモートコントローラ2がIP電話の接続要求を受けたときには、所定の呼び出し信号をテレビ受像機1に送信してベル音その他の呼び出し音を発生させたり、あるいはリモートコントローラ2の表示部23にその旨を表示させることによって、前記した接続要求に対応する操作をユーザに促すことが可能である。
電子メール送受信機能するためのソフトウェアを利用して、電子メールの送受信を行なうことも可能である。より具体的には、操作部22において所定の操作がなされると、信号処理部20は、所定の手順信号を無線通信部25からワイヤレス出力させ、この信号がハブ33を介して広域通信網NETに送出される。このような動作を経て、リモートコントローラ2がメールサーバと接続され、電子メールを受信すると、信号処理部20はそのデータをテレビ受像機1の仕様に適合したデータ形式に変換してからテレビ受像機1に送信する。このことにより、電子メールの内容がテレビ受像機1において表示される。また、操作部22において文字入力などがなされると、その情報は所定形式のデータに変換されてからワイヤレス出力され、メールサーバに送出される。メールサーバは、外部の広域通信網NET上に接続されるものであってもよいし、あるいは情報供給部3のパーソナルコンピュータ32に備えられるものでもあってもよい。
カラオケ機能を実現するためのソフトウェアを利用して、カラオケを行なうことも可能である。より具体的には、操作部22に所定の操作がなされると、信号処理部20は、情報供給部3に対して所定のカラオケ用の映像データ、Midiデータ(伴奏音データ)、歌詞データ、およびタイミングデータをリモートコントローラ2に対して送信すべき旨の制御コマンドを無線通信部25からワイヤレス送信させる。これに対応して、情報供給部3からそれらのデータがワイヤレス送信されてくると、信号処理部20は、マイク26に入力された音声データとMidiシーケンサにより再生された伴奏音のデータとをミックスし、前記映像データとともにテレビ受像機1の仕様に適合したデータ形式に変換してからテレビ受像機1に送信する。このことにより、カラオケ用の映像と歌詞が表示されるとともに、伴奏音とユーザの声とがスピーカから出力される。
上記したように、このAVシステムSにおいては、情報供給部3にハードウェアやソフトウェアの追加や変更がなされても、リモートコントローラ2のメモリ21にそれに対応したプログラムを追加または書き換えることなどにより、好適に対処することが可能であり、テレビ受像機1のハード構成やソフトウェアに変更を加える必要はない。また、AVシステムSを利用して、インターネットのウェブ閲覧、IP電話、電子メールの送受信、およびカラオケなどを好適に行なえることとなり、その付加価値は非常に大きい。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係るAVシステムの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明でいう映像表示・音声出力装置は、テレビ受像機でなくてもよく、たとえばテレビチューナを具備しないディスプレイ装置と、このディスプレイ装置とは別体のスピーカとが組み合わされた構成とすることもできる。本発明は、映像表示・音声出力装置を浴室に設置したような場合に最適であるが、やはりこれに限定されず、映像表示・音声出力装置の設置場所は一切問うものではない。情報供給部は、DVDやCDなどの映像情報の記録媒体もしくはハードディスク装置などの記憶装置から映像情報を読み出す装置、および外部の広域通信網や放送局から送信されてくる映像信号を受信する装置などのうち、少なくとも1つを有していればよい。
S AVシステム
1 テレビ受像機(映像表示・音声出力装置)
2 リモートコントローラ
3 情報供給部
10 無線通信部
20 信号処理部(信号処理手段)
21 メモリ
25 無線通信部(通信手段)
34 無線通信部
1 テレビ受像機(映像表示・音声出力装置)
2 リモートコントローラ
3 情報供給部
10 無線通信部
20 信号処理部(信号処理手段)
21 メモリ
25 無線通信部(通信手段)
34 無線通信部
Claims (6)
- 浴室その他の所望箇所に設置される映像表示・音声出力装置と、
操作部を有し、かつ前記映像表示・音声出力装置を遠隔操作するためのリモートコントローラと、
映像音声データの記録媒体もしくは記憶装置から映像音声データを読み出す装置、および外部の広域通信網もしくは放送局から送信されてくる映像音声信号を受信する装置の少なくとも1つを有し、かつ前記映像表示・音声出力装置に対して映像音声データを供給するための情報供給部と、
を備えている、AVシステムであって、
前記リモートコントローラは、前記情報供給部および前記映像表示・音声出力装置のそれぞれとの間でデータ通信を行なうための通信手段、プログラム記憶用のメモリ、およびこのメモリに記憶されたプログラムに基づいて所定の信号処理を実行する信号処理手段を備えており、
前記信号処理手段は、前記操作部において所定の操作がなされたときには、前記通信手段を介して前記情報供給部に所定の信号を送出し、かつこの信号の送出に対応して前記情報供給部から映像情報または音声情報を含む信号が送信されてきたときには、その映像または音声が前記映像表示・音声出力装置によって所定の態様で表示または出力されるように、前記信号または前記信号に処理を施した信号を前記映像表示・音声出力装置に送信するように構成されていることを特徴とする、AVシステム。 - 前記リモートコントローラのメモリには、ブラウザ機能を実現するためのソフトウェアが記憶されており、
前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部を介してインターネット接続されたときには、インターネット上に配信されている映像または音声の情報が前記リモートコントローラから前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその映像表示または音声出力がなされるように構成されている、請求項1に記載のAVシステム。 - 前記リモートコントローラのメモリには、VoIP機能を実現するためのソフトウェアが記憶されているとともに、前記リモートコントローラは、マイクをさらに備えており、
前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部および前記外部の広域通信網を介してVoIPの回線接続がなされたときには、前記外部の広域通信網および前記情報供給部を介して送信されてくる音声信号が前記リモートコントローラを経由して前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその音声出力がなされるとともに、前記マイクに入力された音声の信号は、前記リモートコントローラから前記情報供給部を介して前記外部の広域通信網に送信されるように構成されている、請求項1または2に記載のAVシステム。 - 前記リモートコントローラのメモリには、電子メール送受信機能を実現するためのソフトウェアが記憶されており、
前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部を介してメールサーバに接続されたときには、受信メールの映像情報が前記リモートコントローラから前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその表示がなされるとともに、前記操作部において操作入力された情報は、前記情報供給部に送信可能とされている、請求項1ないし3のいずれかに記載のAVシステム。 - 前記リモートコントローラのメモリには、カラオケ機能を実現するためのソフトウェアが記憶されているとともに、前記リモートコントローラは、マイクをさらに備えており、
前記操作部において所定の操作がなされることにより、前記リモートコントローラが前記情報供給部から映像音声データを受信したときには、その映像情報またはこれを処理した映像情報が前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってその映像表示が行なわれるとともに、前記音声情報またはこれを処理した音声情報に前記マイクから入力された音声情報を加えた情報が前記映像表示・音声出力装置に送信されることによってそれらの音声出力がなされるように構成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載のAVシステム。 - 前記リモートコントローラは、前記情報供給部から送信されてきた映像音声信号の通信プロトコル、フォーマット、または解像度が前記映像表示・音声出力装置に不適合な場合に、この信号を前記映像表示・音声出力装置に適合する信号に処理してから前記映像表示・音声出力装置に送信するように構成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のAVシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006323320A JP2008141309A (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | Avシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006323320A JP2008141309A (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | Avシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008141309A true JP2008141309A (ja) | 2008-06-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2008141309A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105812936A (zh) * | 2014-12-30 | 2016-07-27 | Tcl集团股份有限公司 | 模块化电视升级方法和模块化电视机升级装置 |
-
2006
- 2006-11-30 JP JP2006323320A patent/JP2008141309A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105812936A (zh) * | 2014-12-30 | 2016-07-27 | Tcl集团股份有限公司 | 模块化电视升级方法和模块化电视机升级装置 |
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