JP2008139780A - 加熱定着装置及びそれを配する画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接触式排紙温度検知の温度検知手段の検知精度アップ。
【解決手段】 第1の発明は、記録材の加熱定着ニップ通過後の非印字面側に配置され、記録材と接触する集熱板と、集熱板の裏側に設置される温度検出手段により、定着装置から排出される記録材の温度を検出する接触式温度検知部材を配する定着装置において、温度検知部材が記録材と接触する集熱板と、前記集熱板の裏側に設置される温度検出センサから構成されかつ、記録材の当接時に接触式温度検知部材が回転可能であり、かつ回転中心が鉛直方向の弾性力を受け、かつ回転する前記接触式温度検知部材の重量で、回転中心から集熱板側より回転中心から逆側の部材の方が重いことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、感光ドラム等に静電潜像を形成し、現像し、トナー像をシートに転写・定着する複写機、プリンタ、ファクシミリなどに用いられる加熱定着装置、およびそれを有する画像形成装置に関するものである。
図12に従来の代表的な画像形成装置の概略断面図を示す。この画像形成装置は給紙トレイ1、シート積載台2、給紙ローラ3からなるシート給送装置を備えている。給紙トレイ1内のシート積載台2に積載された記録材Pは、給紙ローラ3により最上位の記録材から一枚ずつピックアップされ、搬送ローラ4、搬送コロ5によってレジスト部へと送られる。記録材はレジストローラ6とレジストコロ7からなるレジスト部で搬送方向を揃えられた後、画像形成部へと給送される。画像形成部は、感光ドラム8と、感光ドラムを帯電させる帯電器、感光ドラム上の潜像をトナーで現像する現像器、感光ドラム上の残留トナーを除去し、収容するクリーナー等をトナーカートリッジ9としてユニット化して構成されている。レーザスキャナユニット10は、多面体ミラー11、多面体ミラー回転用モータ、レーザユニット等がユニット化されて構成されている。レーザスキャナユニット10から画像情報に基づくレーザ光Lが照射され、感光ドラム8上に露光し、潜像が電子写真方式で形成される。この潜像は現像手段により現像剤としてのトナーにより現像され、この現像されたトナー像は転写ローラ12により、感光ドラム8上から搬送される記録材に転写される。トナー像の転写を終えた記録材は加熱ユニット13と加圧ローラ14からなる定着手段18に搬送され、ここで転写されたトナー像が加熱定着される。その後シートは中間排紙ローラ15、排紙ローラ16等からなる排紙ユニットにより排紙トレイ17に排紙される。加熱ユニットと加圧ローラなどからなる定着手段18には、記録材の温度を検知することによって定着制御にフィードバックするため、記録材温度検出のいくつかの方法が提案されている。
図13は接触型センサを用いて温度検出を行う従来の加熱定着装置の一例である。この加熱定着装置では、定着ニップ下流側にサーミスタなどの温度センサ20を設置し、それと対向する位置にゴムローラなどの対向部材19を設置し、記録材を挟み込んで記録材の温度を測定している。図14は非接触式センサを用いて温度検出を行う従来の加熱定着装置の一例である。この加熱定着装置では、定着ニップ下流側に赤外線センサなどの非接触式センサ21が設置されており、記録材の印字面の温度を非接触で測定している。図15は、非接触センサを用い、印字面裏側の温度検出を行っている。ここで、上述の加熱定着後の転写材温度検出には、以下のような問題があった。
まず、温度センサにローラなどの対向部材を接触させ、記録材をはさんで温度検出する方法では、温度センサの対向部材は記録材と常に接触しているため、記録材の熱を対向部材に奪 われてしまい、正確に記録材の温度を検出することができなくなることがあった。次に、非接触式センサを用いた温度検出の場合は、記録材を加熱定着する時には、記録材に含有する水分も同時に加熱されるため、転写材表面から水蒸気が発生する。この水蒸気により非接触式センサの表面が曇ってしまうために、正確に転写材の温度を検出することができなくなる場合があった。
そこで、図16は、接触式温度検知部材23を単独で用い、印字面裏側の温度検出を行う一例である。図中、定着装置18は、近年、省エネ、クイックスタートの観点から注目を浴びている、オンデマンド定着装置である。図17に示すように、接触式温度検知部材23は、矢印L方向に搬送されるニップ排出後の記録定着材Pと接触することで、支点Aを中心に回転稼働し、記録材との接触面に集熱板24と図示しない温度検出センサから記録材の裏面温度の検出をしている。図7は、接触式温度検知部材23を記録材との非接触面から見た斜視図である。図において、接触式温度検知部材23の記録材通過部には、熱容量の小さいアルミニウムやステンレスなどの厚み0.1mm程度の薄板でできた集熱板24がアウトサート成型などにより接触式温度検知部材23と一体的に構成されている。集熱板24の裏面には、サーミスタなどの応答性の高い温度検出センサ25が接着等の方法で貼り付けられている。加熱定着装置から画像定着後の記録材Pが搬送されると、接触式温度検知部材23は回動し、コイルバネ27などの付勢手段により加熱定着装置から排出される記録材の非印字面側に接触する。この時、裏面に設置された温度検出センサ25に熱を伝導して記録材の温度を検出する。このとき接触式温度検知部材は、少なくとも、図示しない排紙センサ近傍に配置しており、排紙センサが稼動した時、すなわち排紙センサが記録材有りを検知した時に記録材と集熱板が接触する位置の真下に取り付けられており、集熱板内での温度勾配の影響を最小限にすることにより、記録材の温度検出の精度を高めている。また、記録材との摺動部に金属部材を使うことにより、摺動部の磨耗を防止し、接触式センサの耐久性を向上させることができる。また、サーミスタの温度情報は記録材の先端部に比べ、後端部の方が上昇する傾向にあるので、記録材の位置情報と同期させることでより確実に記録材温度を検知することが可能になる。
このように、記録材の有無を検知する排紙センサ近傍に集熱板とサーミスタなどの温度検出センサを設けることにより、記録材の位置情報と温度情報を精度よく同期させることが可能になり、サーミスタから出力される温度情報が記録材のどの位置における情報かを精度よく検知することが可能になる。サーミスタは、温度により抵抗値を変化させる素子であり、サーミスタチップの電極にデュメット線26を焼き付けた状態でガラスに封入されており、更に2本の電極28に溶接され、図示しない制御回路部に接続されており、サーミスタで検出した温度情報を伝えている。
接触式センサ先端部について更に詳細に説明すると、接触式センサ23先端部には熱容量の小さい材質でできた集熱板24が、熱伝導率の低いプラスチック部材30と一体的に構成されている。ここで、集熱板の裏面は接触式センサとの接合部を除いて空洞29になっており、集熱部近傍の熱容量を小さくするとともに、集熱板と排紙センサを離して設置することで、断熱され、温度検出センサ25に集まる熱を逃がさないようすることができ、温度検出センサの応答性を高めることが可能になる。図11は、接触式温度検知部材23を、記録材の接触面からみた斜視図である。
例えば、15℃、10%[RH]の低温、低湿環境で、図13の接触式センサを配した、オンデマンド定着装置を有する画像形成装置(50ppm./プロセススピード:90π=282.7[mm/sec])において、表1に示す9種の転写材を用い、一定定着温調で排紙温度を測定したところ、定着性が厳しい、光沢紙、ラフ紙B、ラフ紙C(厚紙)厚紙、4種の記録材では、表9に示すように排紙温度が、その他の記録材に比べ低く測定された。
Figure 2008139780
前述の測定は、画像形成装置に、電源投入時、装置が冷えている(Coldスタート/定着温調220℃)と連続プリント後、装置が温まっている(Hotスタート/定着温度210℃)の2つの状態で、記録材1ページの後半で、10ポイントの測定を行いその平均値を1枚の紙の測定値とし、記録材10枚の平均値(トータル100ポイント×2の平均)を測定値とした。この結果、排紙温度70℃を閾値にして光沢紙、ラフ紙B、ラフ紙C(厚紙)厚紙4種とそれ以外の転写材で判別が可能となった。そこで、上記4種と判定した場合、連続プリントが20枚以上続く場合、紙間を延長することで、スループットを下げ、50ppm.→40ppm.とすることで、光沢紙、ラフ紙B、ラフ紙C(厚紙)厚紙4種の転写材に十分な熱量が与えられ、定着性を確保することが可能となった。
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開2003-043852号公報 特開2001-109316号公報
しかしながら、従来例で説明した、接触式の記録材排紙温度を検知する機構を配する、加熱定着装置を使用したところ、記録材の排紙温度検知により、ラフ紙と普通紙の判別は可能であったが、以下のような問題があった。
即ち、坪量の大きな厚紙で、紙裏温度を測定すると、記録材裏面温度のサンプリングが、正常に作動しない場合があり、誤検知する場合があった。上記現象は、腰の強い厚紙の場合集熱板の端面と片当たりしてしまい、正常な測定が出来ず、誤検知となるのである。(以下本現象を片当たりと称する。)ここで、記録材の排紙状態は図14に示すように定着後の速やかな排紙を行うため、排紙ローラ40/排紙コロ41から成る排紙部が記録材のたるみが無いよう引っ張り気味に排出しており、記録材の種類によらず一定範囲内の軌跡を持って排出されている。そこで、記録材と集熱板の当接圧を上げ記録材前面で当接できるよう、コイルバネ27の当接圧を上げたところ、厚紙の片当たりは改善したが、腰の弱い薄紙で集熱板突入時、薄紙先端で、引っ掛かりジャムが発生してしまった。即ち厚紙で、片当たり現象が発生し、当接圧を上げると薄紙で、引っ掛かりジャムが発生することになる。また上記現象を回避するため、サンプリング中に大きく測定値が外れた場合、その数値を無視して、サンプル枚数を増やすことで対応すると、記録材の検知に時間がかかることで、記録材に応じた定着制御の実行が遅れる場合があった。このため、ラフ紙を多数枚プリントするユーザにとって、定着制御の切り替え(スループットダウン)が、早急に入らない為、定着不良画像が多数発生する場合があった。
本発明の目的は、接触式排紙温度検知手段を配する定着装置を有する画像形成装置において、厚紙の片当たり及び薄紙の引っ掛かりジャムを防止して、記録材の排紙温度検知の精度を上げると共に、記録材の種類によらず、安定した定着制御を実行し、高品位な定着画像を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る第1の発明は、加熱定着ニップ下流の排紙ローラ非印字面側に配置され、記録材と接触する集熱板と、集熱板の裏側に設置される温度検出手段により、加熱定着ニップから排出される記録材の裏面温度を検出する接触式温度検知部材を配する定着装置において、記録材の当接時に接触式温度検知部材が回転可能であり、前記温度検知部材が記録材と接触する集熱板と、前記集熱板の裏側に設置される温度検出センサから構成されかつ、記録材の当接時に接触式温度検知部材が回転可能であり、かつ回転中心が鉛直方向の弾性力を受け、かつ回転する前記接触式温度検知部材の重量で、回転中心から集熱板側より回転中心から逆側の部材の方が重いことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る第2の発明は、第1の発明に加え、定着ニップ下流に配置する、記録材の有無を検知する排紙センサレバー上に集熱板と温度検知センサを設けることを特徴とする。
また、接触式温度検知部材は、少なくとも、定着後の記録材と接触する集熱板のみが金属などの熱容量の小さい部材で構成され、それ以外の部分はプラスチック及び複数の弾性部材で構成されることを特徴とする。
(作用)
第1の発明によれば、プリント開始時、接触式温度検知部材は、構成要素である、集熱板、温度検知素子、プラスチック部材、デュメット線等の重量から軸受け部の弾性体に下向きの力を与えかつ略鉛直方向に停止している。このとき接触式温度検地部材の可動部の重心は略回転中心上にある 。次に記録材が集熱板に当接した場合、記録材の当接圧と接触式温度検地部材可動部の回転モーメントが前記可動部にあるコイルバネの力とつり合うポイントまで回転を開始すると同時に、排紙温度検知も実行される。ここで、回転中心から集熱板と逆側の重量を大きく設定してあるため、回転時に可動部の重心は回転中心から、集熱板と逆側に移動していく。そのため軸受け部の弾性体にかかる加圧力は小さくなり、弾性体が変位が戻ることで、集熱板を押し上げ、記録材と集熱板の密着性がアップし厚紙の片当たりを防止して、排紙温度検知の精度が向上する。また、本構成では、コイルバネの加圧力アップを実施しておらず、薄紙の突入時の引っかかりジャムを防止できるのは言うまでもない。
以上により常に安定した排紙温度検知が可能となり、検知精度アップにより、検知時間の短縮化及び記録材によらず高品位な定着画像の提供が可能となる。
第2の発明によれば、記録材の有無を、記録材の位置情報と排紙温度情報を精度よく同期させることができ、より確実に記録材排紙温度を検知することが可能になる。
また集熱板を金属等熱容量の小さい材質にすることで、温度検知の応答が上がり、熱伝導率の低いプラスチック部材と一体で使用することで、熱のロスもなく効率的な温度検知が可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、接触式排紙温度検知手段を配する定着装置を有する画像形成装置において、記録材によらず、排紙温度検知精度がアップすることで、記録材検知時間の短縮を実現することが可能となる。加えて、安定した定着制御を実行し、高品位な定着画像を提供できる。
(実施例1)
図1および図2は本発明の接触式温度検知部材を配する加熱定着装置の概略断面図である。図2は、記録材通紙中の加熱定着装置の概略断面図である。画像形成装置における用紙の給紙搬送および画像形成のプロセス及び接触式温度検知部材による記録材裏面温度検知の手法に関しては、従来例と同様であるので省略する。本実施例では、薄膜フィルムを介して用紙を加熱するフィルム加熱方式の加熱定着装置(オンデマンド定着装置)に適用した場合について説明するが、本発明はオンデマンド定着装置に限定されず、所定の温度に維持された加熱ローラと、弾性体層を介して加熱ローラに圧接する加圧ローラとによって用紙を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ方式などの画像定着方式に適用することも可能である。
記録材は感光ドラム・転写ローラなどからなる画像形成部にてトナー画像を現像・転写されたあと、加熱定着部へと送られる。記録材の先端は定着入口ガイド35により、定着フィルム37をはさんで加熱体36と加圧ローラ38とで形成される圧接ニップ部Nへと導かれる。
37は加熱用回転体としての、薄肉の可撓性のエンドレスベルト状の定着フィルムであり、表層には離型層を形成してある。このエンドレスベルト状の定着フィルムは半円弧状のフィルムガイド部材39に対して周長に余裕を持たせた形で外嵌している。定着フィルム37は熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、肉厚を総厚100μm以下、好ましくは60μm以下20μm以上としポリイミド、PEEK等の耐熱樹脂フィルムまたはNi電鋳フィルム、ステンレスシームレスフィルム等の金属フィルムを使用する。金属フィルムの場合は熱伝導性が良好なためその厚みは150μm以下で十分実用可能となる。
38は加圧用回転体としての加圧ローラであり、鉄、アルミ等の芯金の上にシリコーンゴム層を有し、更にその上に離型層としてPFAチューブ層を有する。
定着フィルム37は加圧ローラ38の回転駆動により、少なくとも画像定着実行時は矢示の時計方向に加熱体(加熱用ヒータ)面に密着して該加熱体面を摺動しながら所定の周速度、即ち不図示の画像形成部側から搬送されてくる未定着トナー画像Tを担持した転写材Pの搬送速度と略同一周速度でシワなく回転駆動される。
加熱体36は例えばセラミックヒータであり、電力供給により発熱する発熱源としての通電発熱体(抵抗発熱体)を含み、該通電発熱体の発熱により昇温する。この加熱体は基板にアルミナ(Al2O3)または窒化アルミニウム(AlN)を用い、基板上に銀・パラジウムからなる抵抗体を厚膜印刷し所望の抵抗値を有する発熱体パターンを形成する。更に発熱体上に保護層・定着フィルムとの摺動層としてのガラス層を形成する。発熱体形成面の裏側には温度検知素子であるサーミスタを接着固定しヒータ温度をモニターし、そのモニター温度情報を制御回路部に入力する。制御回路部はヒータ温度(定着ニップ部温度)を所定温度に維持するためにACドライバを制御してAC電源から加熱体の発熱体への通電量を制御する。
通電発熱体に対する電力供給により加熱体が加熱され、また定着フィルムが回転駆動されている状態において、加圧ローラの弾性層の変形によって生じる弾性力により該加熱体との間に形成された圧接ニップ部N(定着ニップ部)に転写材Pが導入されることで、前期記録材Pが定着フィルムに密着して定着フィルムと一緒に重なった状態で定着ニップ部Nを通過していく。この記録材Pの定着ニップ部通過過程で加熱体から定着フィルムを介して記録材Pに熱エネルギーが付与されて転写材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着される。その後、記録材Pは定着ニップ部Nを通過し、定着フィルムから分離して、FU排紙ローラ40、FU排紙コロ41により機外排紙部へ排出される。
ここで本実施例では、従来例と同様に接触式温度検知部材は、少なくとも、図示しない排紙センサ近傍に配置しており、排紙センサが回動した時、すなわち排紙センサが記録材有りを検知した時に記録材と集熱板が稼動する配置になっている。図3は接触式温度検知部材23の斜視図、図4は、上面図、図5は、接触式温度検知部材23の断面図である。図4において、接触式温度検知部材23の軸中心の移動範囲は、規制部材31の内面直径Xの範囲内で移動することになる。
上記構成において、接触式温度検知部材23の記録材通紙時の挙動を説明する。まず、図1において、接触式温度検知部材23の停止時は、コイルバネ33には集熱板24及び温度検知センサ25、コイルバネ27、デュメット線26、円筒状プラスチック部材30及び、軸受け32、おもり44の加重がかかり、鉛直下方に変位して、停止している。(バネ長をSとする。)この時接触式温度検知部材23の回転に寄与する部材の重心は鉛直上向きに静止していることから、略回転中心A上にあることになる。次にプリント開始後記録材が定着ニップを通過後、集熱板24に当接後は、記録材の当接圧により、図中Aを中心に回転が開始される。この時、図2に示すように、接触式温度検知部材23は、コイルバネ27の加圧力及び23の回転モーメントが記録材からの当接圧と釣り合うポイントまで回転することになる。前記状態で記録材裏面温度検知が実行される状態になるが、この時接触式温度検知部材23は、図6に示すように、おもり44が集熱板24と中心Aの反対側に設置してあり、接触式温度検知部材部材の重心はおもり側に移動することになる。よって、軸受け部にかかる加圧は軽くなり、初期に変位していたコイルバネ33への加圧も軽くなり、33が戻ることで(バネ長P>S)、週熱板24を鉛直上方(矢印P1)に押し上げ、集熱板と記録材の密着性がアップし、排紙温度検知の精度アップが可能となる。記録材通過後は、コイルバネ27の力で接触式温度検知部材は、図1の状態に戻り、停止する。おもり45は、過剰に重くすると戻る際にコイルバネ27のバネ加を強くする必要があり、薄紙突入時に、引っ掛かりジャムが発生する可能性があり、図2に示す状態で僅かに重心が集熱板24と逆側に移る程度で十分である。そのため、金属部材等を使用するより、プラスチック部材30の形状で重量差をつける程度で十分である。
従来例のように接触式温度検知部材の回転中心が固定されている場合、記録材が集熱板から逃げた場合、接触式温度検知部材の稼働範囲は固定されており、追従することは出来なかった。しかしながら、本実施例では、回転中心を移動自在とし、回転中心に鉛直方向に弾性力を加えること回転時に接触式温度検知部材の重心が集熱板と逆方向とすることで、排紙温度検知時に集熱板を記録材側に変位させることが可能となり、集熱板の片当たりによる厚紙の検知不良や、薄紙の当接圧不足による検知不良を防止し、精度の良い記録材裏面温度検知が可能となる。
さらに付け加えると、接触式温度検知部材23の重量、コイルバネ27、33のバネ圧、軸受けの内面直径X、等は装置の速度、定着装置の大きさ等を考慮すると様々な組み合わせが考えられるが、図示していない排紙センサの近傍に配置され、排紙センサと同期したタイミングで稼動する構成とすることが重要である。
(実施例2)
実施例1の構成で、排紙温度検知の精度がアップすることで検知時間の短縮及び、記録材判別によるラフ紙の定着性アップによる高品位な定着画像の提供が可能となった。しかしながら、実施例1では、接触式温度検知部材を排紙センサの近傍に配置し排紙センサと同期したタイミングで排紙温度検知を実行していた。このため、定着ニップ下流に複数の部材を配することとなり組み立て性、装置の小型化において、不具合であった。また記録材の製造ばらつき等考慮すると、厚み、表面性の差から、排紙センサの位置情報と、排紙温度情報を完璧にリンクすることはできなかった。そこで、以下に実施例2を示す。
図8および図9は実施例2の接触式温度検知部材を配する加熱定着装置の概略断面図である。図8は、停止時、図9は、記録材通紙時である。図8において、排紙センサ45部材上に接触式温度検知部材23を設けている。46はフォトインタラプタであり、記録材が定着ニップを通過する前は実施例1と同じ状態になっている。図9に示す、記録材通紙時において、接触式温度検知部材23の機能は、実施例1と同じであり、説明を省略する。排紙センサ45は、記録材の定着ニップからの排出時、45が回転することで、フォトインタラプタ46の赤外線光を遮断し、通紙後は、排紙センサ45が戻ることで、フォトインタラプタの赤外線光を遮断しない位置に来る。図10は、接触式温度検知部材の上面図である。
以上構成により、実施例1同様、回転中心に鉛直方向に弾性力を加えること回転時に接触式温度検知部材の重心が集熱板と逆方向とすることで、排紙温度検知時に集熱板を記録材側に変位させることが可能となり、精度の高い記録材裏面温度検知が可能になると共に記録材の有無を、記録材の位置情報と排紙温度情報を精度よく同期させることができ、より確実に記録材排紙温度を検知することが可能になる。
更に付け加えると、排紙センサ45ーが記録材により回動した時、すなわち排紙センサレバーが記録材有りを検知した時に集熱板24と記録材が摺動する位置の真下に温度検出センサ25を配置し、集熱板内での温度勾配の影響を最小限にすることにより、記録材の温度検出の精度を高めることができる。
実施例1のオンデマンド加熱定着装置の構成図。 実施例1の通紙時におけるオンデマンド加熱定着装置の構成図。 実施例1の接触式温度検知部材の斜視図。 実施例1の接触式温度検知部材の上面図。 実施例1の接触式温度検知部材の断面図。 実施例1の接触式温度検知部材回転時の断面図。 従来例の接触式温度検知部材の非接触面から見た斜視図。 実施例2のオンデマンド加熱定着装置の構成図。 実施例2の通紙時におけるオンデマンド加熱定着装置の構成図。 実施例2の接触式温度検知部材の上面図。 従来例の接触式温度検知部材の接触面から見た斜視図。 従来例の画像形成装置の構成図。 従来例の接触式温度検知部材を用いたオンデマンド加熱定着装置の構成図。 従来例の非接触式温度検知部材を用いたオンデマン加熱定着装置の構成図。 従来例の非接触式温度検知部材を用いたオンデマン加熱定着装置の構成図。 従来例の接触式温度検知部材を用いたオンデマンド定着装置の構成図。 従来例の接触式温度検知部材の記録材との接触図。
符号の説明
1 休止トレイ
2 シート積載台
3 給紙ローラ
4 搬送ローラ
5 搬送コロ
6 レジストローラ
7 レジストコロ
8 感光ドラム
9 トナーカートリッジ
10 レーザスキャナーユニット
11多面体ミラー
12 転写ローラ、
13 加熱ユニット
14 加圧ローラ
15 中間排紙ローラ
16 排紙ローラ
17 廃止トレイ
18 定着装置
19 対向部材
20〜22 温度検知センサ
23 接触式温度検知部材
24 集熱板
25 温度検知センサ
26 デュメット線
27 コイルバネ
28 電極
29 空洞
30 プラスチック部材
31 軸受け
32 軸受け
33 コイルバネ
34 支持部材
35 定着入り口ガイド
36 加熱体(ヒータ)
37 定着フィルム
38 加圧ローラ
39 フィルムガイド部材
40 FU排紙ローラ
41 FU排紙コロ
42 定着排紙ガイド
43 逃げ部分
44 おもり
45 排紙センサ
46 フォトインタラプタ

Claims (3)

  1. 記録材を供給する給紙部と、記録材に電子写真方式で画像を形成する画像形成部と、記録材上に形成された未定着画像を少なくとも印字面側に配設された加熱手段および非印字面側に配設された加圧手段との間で形成される定着ニップで定着させる定着装置を配する画像形成装置が、記録材の加熱定着ニップ通過後の非印字面側に接触式で記録材の温度検知部材を配する構成において、前記温度検知部材が記録材と接触する集熱板と、前記集熱板の裏側に設置される温度検出センサから構成されかつ、記録材の当接時に接触式温度検知部材が回転可能であり、かつ回転中心が鉛直方向の弾性力を受け、かつ回転する前記接触式温度検知部材の重量で、回転中心から集熱板側より回転中心から逆側の部材の方が重いことを特徴とする、温度検知部材及びそれを配する加熱定着装置及び画像形成装置。
  2. 加熱定着ニップ通過後の非印字面側に配置され、記録材の非印字面に当接することにより記録材の有無を検知する排紙センサレバーと、前記排紙センサレバーの記録材通過面に記録材の温度検出部材が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の温度検知部材及びそれを配する加熱定着装置及び画像形成装置。
  3. 温度検知部材は、少なくとも、定着後の記録材と摺動する集熱板のみが熱容量の小さい部材で構成され、それ以外の部分はプラスチックで構成されていることを特徴とする請求項1〜2記載の温度検知部材。
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