JP2008139723A - プロジェクタ - Google Patents

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Tsutomu Yoshikawa
努 吉川
Tomohiko Sawanaka
智彦 澤中
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Abstract

【課題】ミラー面上での照度分布の偏りを小さくし、照度ムラの少ない画像を投影するDLP方式のプロジェクタを提供することである。
【解決手段】プロジェクタは、ランプと、入射光を面状の光にして出射するインテグレータ14と、インテグレータ14からの出射光を拡大するダブレットレンズ15と、ダブレットレンズ15からの出射光を反射するミラーとを有する光学エンジンを備え、インテグレータ14の出射面14aの中心から出射させた所定角の発散光31と、インテグレータ14の出射面14aの全面から出射させた平行光30とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、発散光31の断面積と平行光30の断面積との差が最小になる断面と、光軸と、の交点上にミラー16を配置する構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、DLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のプロジェクタに関する。
従来より、パソコンやビデオカメラ等からの画像データを基に、ランプから出射される光を用いて画像生成素子により画像を形成し、その画像をスクリーン等に投影させるプロジェクタが知られている。
この種のプロジェクタの一方式として、多数のミラー素子が縦横に規則的に配列され、各ミラー素子を個別に制御できるDMD(Digital Mirror Device)(登録商標)を用いて、画像をスクリーン上に投影するDLP方式がある。
このDLP方式のプロジェクタは、スクリーン上に投影する画像に基づいて、DMDの各ミラー素子を個別に、照明光をプロジェクションレンズに入射させる方向、又は入射させない方向、の2つの方向の何れかに駆動することで、画像をスクリーン上に投影する。
スクリーン上には、プロジェクションレンズに入射された照明光による画像が投影される。周知のように、DLP方式のプロジェクタでは、DMDにおけるミラー素子の総数がスクリーン上に投影される画像の画素数である。DMDのミラー素子は微小であり、例えば20mm×35mmのエリアであれば230万個配列することができる。したがって、ミラー素子の総数がより多いDMDを用いることで、光学系のサイズの大型化を抑え、より画素数の多い、高精細な画像をスクリーン上に投影できる。
また、DLP方式のプロジェクタでは、光源からプロジェクションレンズまでの光路に複数の光学部品、例えばカラーホイール、インテグレータ、レンズ、ミラー、DMDが配置されている。そして、光学部品の種類やその配置は、目的によって様々なものが提案されている。
例えば、特許文献1には、光源ランプから射出されフィールドレンズを通して入射した光束を、マイクロミラーの角度を変化させることにより画像情報に応じて光変調するDMDと、このDMDで変調された光束をフィールドレンズを通して拡大投写する投写光学系とを備え、光源ランプから投写光学系に至る照明光軸に対してフィールドレンズの姿勢を調整する姿勢調整機構を有したプロジェクタが開示されている。
また例えば、特許文献2には、光源と、この光源からの光線を集光して仮想的な2次光源を作る集光ミラーと、集光ミラーから射出する白色光から光の3原色を経時的に作り出すカラーフィルタと、カラーフィルタを通過した光線が入射するライトトンネルと、ライトトンネルを出た光線が通過するリレーレンズと、リレーレンズを通過した光線が入射する第1ミラーと、第1ミラーによる反射光が入射する第2ミラーと、基板上にマトリックス状に配列された複数の微小ミラーを備え、その複数の微小ミラーは、各々傾きを独立して変化させて反射光の出射角度を変化させることによりオン状態とオフ状態を作る、第2ミラーによる反射光が入射する反射表示素子と、複数の微小ミラーによるオン状態の反射光が入射し、この入射光を拡大して投影する投影レンズと、を有し、リレーレンズと、第1ミラー及び第2ミラーを投影レンズの光軸を挟んで反対側に配置する画像表示装置が開示されている。
また例えば、特許文献3には、光路変位素子たる円環プリズムにより光走査を行う光走査手段を備え、白色光源ランプ、レンズ、光をR、G、Bに分離するダイクロイックミラー、分離光R、G、Bを円環プリズムに投射する拡散整形用のロッド、円環プリズムを回転させる回転手段、投射レンズ、反射鏡、光変調素子、投射光学系とを具備する投影画像表示装置が開示されている。
特開2004−117931号公報 特開2006−23441号公報 特開2005−250232号公報
上記の特許文献1から特許文献3でも採用されているように、通常、DLP方式のプロジェクタにおいては、製品の寸法を小さくするため、ミラーを配置して光路を曲げている。ミラーは光軸に対して斜めに配置されるので、ミラー面上の照度分布には偏りが生じる。ミラー面上の照度分布の偏りは、そのままDMD面上の照度分布、ひいてはスクリーン上の照度分布に影響するので、できるだけミラー面上で均一な照度分布を得ることが望ましい。しかしながら、特許文献1から特許文献3には、ミラー面上での照度分布の偏りについては記載されていない。
本発明は、ミラー面上での照度分布の偏りを小さくし、照度ムラの少ない画像を投影するDLP方式のプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ランプと、入射光を面状の光にして出射するインテグレータと、該インテグレータからの出射光を拡大する1以上のレンズと、該レンズからの出射光を反射するミラーとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、前記インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の断面積と前記平行光の断面積との差が最小になる断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置することを特徴とする。
また本発明は、ランプと、入射光を面状の光にして出射するインテグレータと、該インテグレータからの出射光を拡大する1以上のレンズと、該レンズからの出射光を反射するミラーとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、前記インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の前記インテグレータの短辺方向の幅と前記平行光の前記インテグレータの短辺方向の幅とが一致する断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置することを特徴とする。
また本発明は、ランプと、入射光を面状の光にして出射するインテグレータと、該インテグレータからの出射光を拡大する1以上のレンズと、該レンズからの出射光を反射するミラーとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、前記インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の前記インテグレータの長辺方向の幅と前記平行光の前記インテグレータの長辺方向の幅とが一致する断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置することを特徴とする。
上記のプロジェクタにおいて、実際の製品でインテグレータから出射される光線の出射角に基づけば、前記所定角と前記ランプの出射光が収束する角度とが同じであることが望ましい。
また上記のプロジェクタにおいて、前記光学エンジンはさらに、前記ランプからの入射光を時分割でR、G、Bの光に分離するカラーホイールと、前記ミラーからの反射光を拡大するリレーレンズと、該リレーレンズからの出射光を画像光に変調する画像生成素子と、該画像生成素子からの画像光を投射するプロジェクションレンズとを備えている。
また、前記画像生成素子は、複数のミラー素子が縦横に規則的に配列され、各ミラー素子を個別に制御できるデジタルミラーデバイスを用いることが好ましい。
本発明を具体化すると、ランプと、入射光を時分割でR、G、Bの光に分離するカラーホイールと、該カラーホイールからの出射光を面状の光にして出射するロッド型のインテグレータと、該インテグレータからの出射光を拡大するダブレットレンズと、該ダブレットレンズからの出射光を反射するミラーと、該ミラーからの反射光を拡大するリレーレンズと、複数のミラー素子が縦横に規則的に配列され、各ミラー素子を個別に制御でき、前記リレーレンズからの出射光を画像光に変調するデジタルミラーデバイスと、該デジタルミラーデバイスからの画像光を投射するプロジェクションレンズとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、前記インテグレータの出射面の中心から、前記ランプの出射光が収束する角度で出射させた発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の断面積と前記平行光の断面積との差が最小になる断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置する構成となる。
本発明によれば、インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、発散光の断面積と平行光の断面積との差が最小になる断面と、光軸と、の交点上にミラーを配置することにより、ミラー面上での照度分布の偏りが最も小さくなり、画像生成素子上の照度分布、ひいてはスクリーン上の照度分布の偏りが最も小さくなり、照度ムラの少ない画像を投影することができる。
また本発明によれば、インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、発散光のインテグレータの短辺方向の幅と平行光のインテグレータの短辺方向の幅とが一致する断面と、光軸と、の交点上にミラーを配置することにより、ミラー面上でのインテグレータの短辺方向の照度分布の偏りが小さくなり、画像生成素子上のインテグレータの短辺方向の照度分布、ひいてはスクリーン上のインテグレータの短辺方向の照度分布の偏りが小さくなり、スクリーンのインテグレータの短辺方向の両端部において照度ムラの少ない画像を投影することができる。
また本発明によれば、インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、発散光のインテグレータの長辺方向の幅と平行光のインテグレータの長辺方向の幅とが一致する断面と、光軸と、の交点上にミラーを配置することにより、ミラー面上でのインテグレータの長辺方向の照度分布の偏りが小さくなり、画像生成素子上のインテグレータの長辺方向の照度分布、ひいてはスクリーン上のインテグレータの長辺方向の照度分布の偏りが小さくなり、スクリーンのインテグレータの長辺方向の両端部において照度ムラの少ない画像を投影することができる。
図1は、プロジェクタの外観を示す斜視図であり、図2は、図1のプロジェクタの光学エンジンの構成を示す一部破断した平面図である。プロジェクタ1は、パソコンやビデオカメラ等からの画像データを基に、ランプ2から出射される光を用いて画像生成素子3により画像を形成し、その画像をプロジェクションレンズ4を通してスクリーン等に投影させる装置である。図2において一点鎖線は光軸を示している。
プロジェクタ1は、ランプ2と、画像生成素子3及びプロジェクションレンズ4を含む画像投射光学系10とから構成される光学エンジン5を備える。光学エンジン5は筐体20で覆われている。
ランプ2は、楕円面形状のリフレクタと、その第1焦点に画像投射用の光を出射する光源とを有している。リフレクタとしては、放物面鏡や楕円面鏡などを用いることができる。光源としては、例えば白色光を出射するものが用いられ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどを用いることができる。
画像投射光学系10は、ランプ2からの光を用いて画像を形成し、その画像を投射するものであり、上述の画像生成素子3及びプロジェクションレンズ4に加え、カラーホイール12と、インテグレータ14と、ダブレットレンズ15と、ミラー16と、リレーレンズ17とを備えている。
画像生成素子3は、光を反射することにより画像を形成する素子であり、それによって入射光を画像光に変調する。画像生成素子3は回路基板18上に設けられている。この画像生成素子3としては、多数のミラー素子が縦横に規則的に配列され、各ミラー素子を個別に制御できるDMDを用いることが望ましい。
プロジェクションレンズ4は、画像生成素子3により反射された光、すなわち画像生成素子3からの画像光を投射するレンズ群であり、筐体20に設けられた開口21に臨む位置に配置されている。レンズ群とすることにより、RGBの各色光の色収差等に起因する投影画像の不鮮明さを防止している。
カラーホイール12は、インテグレータ14の前に設けられ、その回転方向にR、G、Bのフィルタが配列されてなる略円盤形状のものであり、回転軸11aを軸心として回転し、コリメータレンズ11からの出射光を時分割でR、G、Bの光に分離する。
インテグレータ14は、入射光を均一化し面状の光にして出射するものであり、ランプ2の第2焦点付近にその入射面が配置されている。インテグレータ14は、マイクロレンズアレイ13からの出射光を面状の光にして出射するロッド型とすることが好ましい。ロッドとしては、ガラスロッドなどの中実タイプのロッド、又は内面を鏡面とした中空タイプのロッドを採用できる。中実タイプのロッドによれば、ロッド内の内面反射における反射率をほぼ100%とすることができるので、中空タイプのものよりも光効率が良い。
ダブレットレンズ15は、インテグレータ14からの出射光を拡大する2枚のレンズからなる。なお、ダブレットレンズ15に代えて1枚のレンズや3枚以上のレンズ群を用いてもよい。ミラー16は、ダブレットレンズ15からの出射光を反射するものであり、光路を曲げることによって画像投射光学系10をコンパクトにしている。リレーレンズ17は、ミラー16からの反射光を拡大するレンズである。
ここで、ダブレットレンズ15及びリレーレンズ17を用いてインテグレータ14からの面状の出射光が画像生成素子3を覆う大きさに拡大されているので、どちらか一方のレンズをなくし、他方のレンズのみでその役割をはたすようにしてもよい。
次に、照度ムラを減少させるため、最適なミラー16の位置を算出する手法について説明する。これには、光線追跡によるシミュレーションを用いる。このシミュレーションにおいて、ここでは、インテグレータ14の出射面14aの中心から出射面14aに垂直な方向が光軸となるように、ランプ2の出射光が収束する角度で出射させた発散光と、インテグレータ14の出射面14aの全面から出射面14aに垂直な方向へ出射させた平行光とを用いる。インテグレータ14の出射面14aは横:縦=4:3の矩形とする。
図3は、インテグレータ14から平行光30を出射させた場合の、インテグレータ14及びダブレットレンズ15を図2の矢印A方向に見た正面図である。図3において、一点鎖線は光軸、破線は平行光30の上下方向の最外郭の光路を示している。
図3に示すように、平行光30はインテグレータ14の出射面14aの全面から出射させる。出射面14aから出射した平行光30はダブレットレンズ15に入射し、ダブレットレンズ15からの出射光は一旦収束してから発散する。
図4は、インテグレータ14から発散光31を出射させた場合の、インテグレータ14及びダブレットレンズ15を図2の矢印A方向に見た正面図である。図4において、一点鎖線は光軸、二点鎖線は発散光31の上下方向の最外郭の光路を示している。
図4に示すように、発散光31はインテグレータ14の出射面14aの中心から、ランプ2の出射光が収束する角度で出射させる。出射面14aから出射した発散光31はダブレットレンズ15に入射し、ダブレットレンズ15からの出射光はほぼ平行になる。なお、シミュレーションで用いる発散光31は所定角で出射させればよく、上記のランプ2の出射光が収束する角度のように、実際の製品でインテグレータ14から出射される光線の出射角に基づいて決めればよい。
図5は、図3と図4を重ねた図である。実際の製品におけるインテグレータ14からの出射光は、上記の平行光30から発散光31までの間の様々な角度の光線を含んでいるので、これら平行光30と発散光31が重なってできた光線が実際の製品に近い光線であるといえる。したがって、平行光30と発散光31の重なり具合に基づいてミラー16の最適な位置を算出することができる。
ミラー16の位置としては、上記の発散光31と平行光30とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、発散光31の断面積と平行光30の断面積との差が最小になる断面と、光軸と、の交点上に配置することが最適である。断面の例を図6〜図8に示す。図6は、図5のB−B線断面図、図7は、図5のC−C線断面図、図8は、図5のD−D線断面図である。
図6に示すように、ダブレットレンズ15に近いB−B線断面においては、平行光30の断面が発散光31の断面に覆われている。つまり、平行光30の断面積が発散光31の断面積よりも小さい。
また図7に示すように、B−B線よりもダブレットレンズ15から離れたC−C線断面においては、平行光30の断面と発散光31の断面とがほぼ重なっている。つまり、平行光30の断面積と発散光の断面積とがほぼ同じである。
また図8に示すように、C−C線よりもダブレットレンズ15から離れたD−D線断面においては、発散光31の断面が平行光30の断面に覆われている。つまり、発散光31の断面積が平行光30の断面積よりも小さい。
図6〜図8のそれぞれにおいて、発散光31の断面積と平行光30の断面積との差を算出すると、図7に示すC−C線断面でその差が最小になることがわかる。つまり、この位置が照度分布の偏りが最も小さい位置であるといえる。したがって、ミラー16は、C−C線断面と光軸との交点E上に配置するのが最適である。ここにミラー16を配置すれば、ミラー16面上での照度分布の偏りが最も小さくなり、画像生成素子3上の照度分布、ひいてはスクリーン上の照度分布の偏りが最も小さくなり、照度ムラの少ない画像を投影することができる。実際にミラー16を配置する際は、交点Eとミラー16面の中心とが重なるようにし、設置角度はミラー16以降の光学エンジン5の配置を考慮して決めればよい。
また、ミラー16の位置としては、上記の他にも、発散光31と平行光30とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、発散光31のインテグレータ14の短辺方向の幅(図5の上下方向)と平行光30のインテグレータ14の短辺方向の幅(図5の上下方向)とが一致する断面と、光軸と、の交点上に配置してもよい。図9に、その断面の例を示す。図9は、図5のF−F線断面図である。
図9に示すように、C−C線とD−D線との間のF−F線断面においては、平行光30の断面と発散光31の断面との上下方向の幅が一致している。つまり、この位置は上下方向の照度分布の偏りが小さくなる位置であるといえる。したがって、ミラー16は、F−F線断面と光軸との交点G上に配置すればよい。ここにミラー16を配置すれば、ミラー16面上での上下方向の照度分布の偏りが小さくなり、画像生成素子3上の上下方向の照度分布、ひいてはスクリーン上の上下方向の照度分布の偏りが小さくなり、スクリーンの上下方向の両端部において照度ムラの少ない画像を投影することができる。実際にミラー16を配置する際は、交点Gとミラー16面の中心とが重なるようにし、設置角度はミラー16以降の光学エンジン5の配置を考慮して決めればよい。
さらに、ミラー16の位置としては、上記の他にも、発散光31と平行光30とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、発散光31のインテグレータ14の長辺方向の幅(図5の紙面に垂直な方向)と平行光30のインテグレータ14の長辺方向の幅(図5の紙面に垂直な方向)とが一致する断面と、光軸と、の交点上に配置してもよい。図10に、その断面の例を示す。図10は、図5のH−H線断面図である。
図10に示すように、B−B線とC−C線との間のH−H線断面においては、平行光30の断面と発散光31の断面との左右方向(インテグレータ14の長辺方向)の幅が一致している。つまり、この位置は左右方向の照度分布の偏りが小さくなる位置であるといえる。したがって、ミラー16は、H−H線断面と光軸との交点I上に配置すればよい。ここにミラー16を配置すれば、ミラー16面上での左右方向の照度分布の偏りが小さくなり、画像生成素子3上の左右方向の照度分布、ひいてはスクリーン上の左右方向の照度分布の偏りが小さくなり、スクリーンの左右方向の両端部において照度ムラの少ない画像を投影することができる。実際にミラー16を配置する際は、交点Iとミラー16面の中心とが重なるようにし、設置角度はミラー16以降の光学エンジン5の配置を考慮して決めればよい。
本発明は、DLP方式のプロジェクタに利用することができる。
本発明のプロジェクタの外観を示す斜視図である。 図1のプロジェクタの光学エンジンの構成を示す一部破断した平面図である。 インテグレータから平行光を出射させた場合の、インテグレータ及びダブレットレンズを図2の矢印A方向に見た正面図である。 インテグレータから発散光を出射させた場合の、インテグレータ及びダブレットレンズを図2の矢印A方向に見た正面図である。 図3と図4を重ねた図である。 図5のB−B線断面図である。 図5のC−C線断面図である。 図5のD−D線断面図である。 図5のF−F線断面図である。 図5のH−H線断面図である。
符号の説明
1 プロジェクタ
2 ランプ
3 画像生成素子
4 プロジェクションレンズ
5 光学エンジン
12 カラーホイール
14 インテグレータ
15 ダブレットレンズ
16 ミラー
17 リレーレンズ

Claims (7)

  1. ランプと、
    入射光を時分割でR、G、Bの光に分離するカラーホイールと、
    該カラーホイールからの出射光を面状の光にして出射するロッド型のインテグレータと、
    該インテグレータからの出射光を拡大するダブレットレンズと、
    該ダブレットレンズからの出射光を反射するミラーと、
    該ミラーからの反射光を拡大するリレーレンズと、
    複数のミラー素子が縦横に規則的に配列され、各ミラー素子を個別に制御でき、前記リレーレンズからの出射光を画像光に変調するデジタルミラーデバイスと、
    該デジタルミラーデバイスからの画像光を投射するプロジェクションレンズとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、
    前記インテグレータの出射面の中心から、前記ランプの出射光が収束する角度で出射させた発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の断面積と前記平行光の断面積との差が最小になる断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置することを特徴とするプロジェクタ。
  2. ランプと、
    入射光を面状の光にして出射するインテグレータと、
    該インテグレータからの出射光を拡大する1以上のレンズと、
    該レンズからの出射光を反射するミラーとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、
    前記インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の断面積と前記平行光の断面積との差が最小になる断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置することを特徴とするプロジェクタ。
  3. ランプと、
    入射光を面状の光にして出射するインテグレータと、
    該インテグレータからの出射光を拡大する1以上のレンズと、
    該レンズからの出射光を反射するミラーとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、
    前記インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の前記インテグレータの短辺方向の幅と前記平行光の前記インテグレータの短辺方向の幅とが一致する断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置することを特徴とするプロジェクタ。
  4. ランプと、
    入射光を面状の光にして出射するインテグレータと、
    該インテグレータからの出射光を拡大する1以上のレンズと、
    該レンズからの出射光を反射するミラーとを有する光学エンジンを備えたプロジェクタにおいて、
    前記インテグレータの出射面の中心から出射させた所定角の発散光と、前記インテグレータの出射面の全面から出射させた平行光とを、光軸に垂直な同じ断面で比較した場合、前記発散光の前記インテグレータの長辺方向の幅と前記平行光の前記インテグレータの長辺方向の幅とが一致する断面と、光軸と、の交点上に前記ミラーを配置することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 前記所定角と前記ランプの出射光が収束する角度とが同じであることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のプロジェクタ。
  6. 前記光学エンジンはさらに、
    前記ランプからの入射光を時分割でR、G、Bの光に分離するカラーホイールと、
    前記ミラーからの反射光を拡大するリレーレンズと、
    該リレーレンズからの出射光を画像光に変調する画像生成素子と、
    該画像生成素子からの画像光を投射するプロジェクションレンズとを備えたことを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のプロジェクタ。
  7. 前記画像生成素子は、複数のミラー素子が縦横に規則的に配列され、各ミラー素子を個別に制御できるデジタルミラーデバイスであることを特徴とする請求項6記載のプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8885524B2 (en) 2008-12-09 2014-11-11 Huawei Device Co., Ltd. Method and apparatus for negotiating master station

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8885524B2 (en) 2008-12-09 2014-11-11 Huawei Device Co., Ltd. Method and apparatus for negotiating master station

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