JP2008139563A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成、及び低コストで、運転状態毎のヒータの過昇温閾値に合わせて定着用ヒータの温度を制御する画像形成装置を提供する。
【解決手段】コンパレータ38、フリップフロップ42、反転回路44、トランジスタTr、及びリレー22よって、定着用ヒータ12の温度に応じた電圧Vが、ファンに印加された、運転状態に応じて異なる電圧Vfanに応じた基準電圧Vrefより大きくなったとき、すなわち、定着用ヒータ12の温度に応じた電圧Vが示す定着用ヒータ12の温度が、各運転状態に応じて異なる電圧Vfanに応じた基準電圧Vrefが示す過昇温閾値(各運転状態毎の基準温度)より大きくなったときに定着用ヒータ12に供給される電圧を遮断する。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像形成装置に係り、特に、内部の温度を制御する機能を備えた画像形成装置に関する。
従来、CPU等から構成される制御装置により、記録媒体上のトナー像を加熱定着する定着用ヒータの温度が所定の温度を超えないように、定着用ヒータへの電力供給を制御すると共に定着用ヒータの温度に対応した電圧値と、複数の回路の中から1つを選択することにより得られた基準の温度(過温昇閾値)に対応した基準電圧値とを比較して、定着用ヒータの温度に対応した電圧値が、基準電圧値より小さくなった場合、すなわち、何らかの異常で、定着用ヒータの温度が、過温昇閾値を超えた場合には、定着用ヒータと定着用ヒータに電力を供給している電源との間に配置されているリレーをオフして、定着用ヒータの温度上昇を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、定着用ヒータへ電力の供給を行うリレーをオフする際に、判断基準として用いられる過昇温閾値は、各運転状態(プリントモード/待機モード/スリープモード)により異なるため、特許文献1に記載の技術では、運転状態毎に異なる定着用ヒータの過昇温閾値に合わせた基準電圧値を得るために、運転状態毎に、複数の回路の中から適切な回路を選択することになる。
特開平10−333481号公報
しかしながら、このような複数の回路を備える構成では、回路数が多くなるので、複雑となり、また、コストが高くなる、という問題がある。
本発明は、上記問題点を解消するために成されたもので、簡易な構成、及び低コストで、運転状態毎のヒータの過昇温閾値に合わせて定着用ヒータの温度を制御する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、供給された電圧に応じて発熱し、記録媒体上のトナー像を加熱定着する加熱定着手段と、前記加熱定着手段の温度に応じた電圧を出力する電圧出力手段と、前記電圧出力手段から出力された電圧に基づいて、前記加熱定着手段に供給する電圧を制御する電圧制御手段と、装置内部の温度上昇を抑制するために送風するファンに、運転状態に応じて異なる電圧を印加する印加手段と、前記電圧出力手段から出力された電圧が、前記印加手段によりファンに印加された電圧に応じた基準電圧より大きくなったときに、前記加熱定着手段に供給される電圧を遮断する遮断手段と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の発明によれば、遮断手段が、加熱定着手段の温度に応じた電圧が、ファンに印加された、運転状態に応じて異なる電圧に応じた基準電圧より大きくなったとき、すなわち、加熱定着手段の温度に応じた電圧が示す加熱定着手段の温度が、各運転状態に応じて異なる電圧に応じた基準電圧が示す、各運転状態における加熱定着手段の過昇温閾値(各運転状態毎の基準温度)より大きくなったときに加熱定着手段に供給される電圧を遮断するので、基準電圧を選択するための複数の回路を設けることなく、簡易な構成、及び低コストで、運転状態毎の過昇温閾値に合わせてヒータの温度を制御することが可能となる。
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、遮断手段によって、加熱定着手段の温度に応じた電圧が、ファンに印加された、運転状態に応じて異なる電圧に応じた基準電圧より大きくなったときに加熱定着手段に供給される電圧を遮断するので、基準電圧を選択するための複数の回路を設けることなく、簡易な構成、及び低コストで、運転状態毎の過昇温閾値に合わせて定着用ヒータの温度を制御することができる、という効果が得られる。
本発明の画像形成装置の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置10は、給紙部(図示せず)、画像形成部(図示せず)、及び画像定着部50を備えている。
給紙部には、記録媒体として記録紙が収容され、収容された記録紙は、画像形成部へ供給される。
画像形成部には、感光体ドラムを備えた現像モジュールと、レーザビームを用いたROS(Raster Optical Scanner)等の露光手段とが設けられており、帯電器等を用いて感光体ドラムの表面を均一に帯電させた後に、画像データに応じてレーザビームを走査して露光することにより、感光体ドラム上に静電潜像を形成し、感光体ドラムにトナーを供給し、トナー現像を行う。これにより、感光体ドラム上には画像データに応じたトナー像が形成される。
なお、カラー画像を形成するときには、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラック)の各色の現像モジュールを用いる。また、画像形成装置10では、画像データに対してRIP処理を施すことによりY、M、C、Kの各色成分のデータ(ラスタデータ)を生成し、それぞれのラスタデータを用いて感光体ドラムを走査露光することにより、Y、M、C、Kの各色のトナー像を形成する。
感光体ドラムに形成されたトナー像は、直接又は中間転写ベルト等の中間転写体を介して、給紙部から供給された記録紙に転写される。このとき、Y、M、C、Kの各色のトナー像を重畳して記録紙に転写することにより、記録紙にフルカラーのトナー像が転写される。
画像定着部50は、定着ローラ(図示せず)によりトナー像が転写された記録紙を加圧しながら、以下で説明する定着用ヒータ12により加熱することにより、トナー粒子を溶融させて記録紙に定着させる。これにより、記録紙には画像データに応じた画像が形成される。
画像形成装置10には、外部端末34に接続され、外部端末34から入力される画像データに対する画像処理及び記録紙への画像形成処理を制御するコントローラ26、メインスイッチ14がオンされることにより、電源16から供給される電圧VACの交流を所定の電圧V1、V2等の直流に変換して出力する装置電源部18、及びグランドに接地された抵抗Rに接続されると共に、装置電源部18の電圧V2の直流を出力する出力端子に接続されたサーミスタ24が設けられている。
コントローラ26には、装置電源部18の電圧V1の直流を出力する出力端子に接続されたファンドライブ20、駆動装置30及びトライアック32に接続された装置制御部28が接続されている。
ファンドライブ20には、ファンドライブ20により印加されたファン駆動電圧Vfanに応じて、画像形成装置10内部に対して送風を行い、画像形成装置10内部の温度上昇を抑制するファン36、及びグランドに接地された抵抗Rが抵抗Rを介して接続されている。
抵抗Rと抵抗Rとの接続箇所Pには、コンパレータ38の反転入力端子が接続されている。なお、接続箇所Pの電圧は、定着用ヒータ12への電圧の供給の制御を行っているリレーをオフする際に、判断基準として用いられる過昇温閾値に対応した基準電圧Vrefとして用いられる。この基準電圧Vrefの大きさは、ファンドライブ20によりファン36に印加されるファン駆動電圧Vfanを抵抗Rと抵抗Rとによって分圧された値(Vref=Vfan・R/(R+R))になる。
また、サーミスタ24の抵抗Rと抵抗Rとの接続箇所Pには、コンパレータ38の非反転入力端子、及び装置制御部28が接続されている。接続箇所Pの電圧Vの大きさは、装置電源部18から出力された電圧V2の直流を抵抗Rと抵抗Rとによって分圧された値(V=V・R/(R+R))になる。
基準電圧Vrefと電圧Vとの比較結果を示す信号を出力するコンパレータ38の出力端子は、R端子がリセット信号部40と接続されたフリップフロップ42のS端子に接続されている。なお、コンパレータ38の出力端子は、プルアップ抵抗Rを介して、装置電源部18の電圧V2の直流を出力する出力端子に接続されている。
フリップフロップ42は、エミッタがグランドに接地されたトランジスタTr、装置電源部18の電圧V2の直流を出力する出力端子に接続された抵抗R、及び抵抗Rに直列に接続され、かつ、グランドに接地された抵抗Rを含んで構成された反転回路44に接続されている。フリップフロップ42のQ端子は、トランジスタTrのベースに接続されている。トランジスタTrのコレクタには、エミッタがグランドに接地されたトランジスタTrのベース、並びに抵抗R及び抵抗Rの接続点が接続されている。
トランジスタTrのコレクタは、リレー22を介して、装置電源部18の電圧V2の直流を出力する出力端子に接続されている。
画像形成装置10には、メインスイッチ14がオンされることにより、電源16から電圧VACの交流が、装置電源部18、及びリレー22を介して定着用ヒータ12に供給される。装置電源部18は、ファンドライブ20、リレー22、及び駆動装置30等に供給する電圧V1の直流と、サーミスタ24、プルアップ抵抗R、抵抗R、コントローラ26、及び装置制御部28等に供給する電圧V2の直流とを出力する。
装置制御部28は、CPU(中央演算処理装置)、定着用ヒータ12の温度制御のために定着用ヒータ12への電力の供給を制御する温度制御処理ルーチンのプログラム、及び駆動装置30等の制御を行う制御処理ルーチンのプログラム等を記憶したROM、並びにデータを一時記憶するためのRAM等を含んで構成されている。
装置制御部28は、定着用ヒータ12の温度が所定範囲内の適切な温度となるように、駆動電源部18から出力された電圧V2の直流をサーミスタ24の抵抗R、及び抵抗Rによって分圧することにより得られる電圧Vに基づいて、トライアック32のオン/オフを制御することによって、定着用ヒータ12への電力の供給を制御する。これによって、定着用ヒータ12は、所定温度の範囲内となるように制御される。また、装置制御部28は、記録紙の搬送用、感光体ドラムの回転駆動用、レーザビームの走査用等の各種の駆動源となる駆動モータ等のアクチュエータ、除電器、帯電器等に用いる高電圧を発生するHVPS、レーザビーム等、記録紙の搬送、画像形成等に用いる多数の駆動装置30の動作を直接又は間接的に制御する。更に、画像形成装置10には、各種のセンサ(図示せず)が設けられており、これらのセンサが、コントローラ26、及び装置制御部28に接続されており、装置制御部28は、これらのセンサの検出結果とコントローラ26から入力される制御信号に基づいて駆動装置30の動作を制御する。これによって、画像形成装置10では、画像データに応じた画像を記録紙に形成する。
コントローラ26は、CPU、以下で説明する運転状態切替処理ルーチンのプログラム、画像処理や記録紙への画像形成処理を行う処理ルーチンのプログラム等を記憶したROM、並びにデータを一時記憶するためのRAM等を含んで構成されている。
コントローラ26は、外部端末34から入力される画像データに対する画像処理、及び記録紙への画像形成処理を制御する。すなわち、コントローラ26は、外部端末34から画像データが入力されて印刷処理の実行が指示されることにより、画像データに対する画像処理、及びRIP処理を行うと共に、RIP処理した画像データ(ラスタデータ)に基づいた画像形成処理を行うように画像形成部、及び給紙部を制御する。また、コントローラ26のCPUは、以下で説明する運転状態切替処理を行う。
図2は、コントローラ26のCPUが行う運転状態切替処理ルーチンを示すフローチャートである。なお、運転状態切替処理ルーチンは、メインスイッチ14がオンされて、コントローラ26に電圧V2の直流が供給されることにより開始される。
まず、ステップ100では、印刷を実行中であるか否かを判定し、肯定判定がされた場合には、ステップ102で、モードをプリントモードに設定する。これにより、種々の駆動装置30にプリントモードに応じた電力を供給する制御を行うように装置制御部28に対する指示が出力される。
次のステップ104では、プリントモード時において、ファン36に印加する電圧Vを、ファン36を駆動させるために印加するファン駆動電圧Vfanとして、ファン36に印加するように、ファンドライブ20に指示を出力し、ステップ100へ戻る。
一方、ステップ100で、否定判定がされた場合には、ステップ106で、前回の印刷が終了した時刻から所定時間が経過したか否かを判定する。
ステップ106で、否定判定がされたときには、ステップ100へ進み、肯定判定がされたときには、ステップ108で、待機モードになってから、所定時間経過したか否かを判定し、肯定判定がされた場合には、ステップ110で、モードをスリープモードに設定する。これにより、種々の駆動装置30にスリープモードに応じた電力を供給する制御を行うための指示を装置制御部28に出力し、ステップ112で、スリープモード時にファンに印加する電圧Vslをファン駆動電圧Vfanとして、ファン36に印加するように、ファンドライブ20に対して指示を出力する。ステップ108で、否定判定がされた場合には、ステップ114で種々の駆動装置30に待機モードに応じた電力を供給するように指示を装置制御部28に出力し、ステップ116で、待機モード時にファンに印加する電圧Vstを、ファン駆動電圧Vfanとして、ファン36に印加するように、ファンドライブ20に対して指示を出力し、ステップ100へ進む。
なお、本実施形態において、電圧V、電圧Vsl、電圧Vstの大小関係は、電圧V>電圧Vst>電圧Vslである。
ファンドライブ20は、メインスイッチ14がオンされると、装置電源部18から電圧V1の直流の供給を受け、コントローラ26からの指示に基づいて、ファン36に、指示されたファン駆動電圧Vfanを印加する。
ここで、コンパレータ38の非反転入力端子に入力される基準電圧Vrefは、(Vref=Vfan・R/(R+R))であり、ファン駆動電圧Vfanが運転状態毎に異なるため、基準電圧Vrefも運転状態毎に異なる。すなわち、画像形成装置10の運転状態がプリントモードである場合には、基準電圧Vrefは、Vref=V・R/(R+R)で表され、画像形成装置10の運転状態が待機モードである場合には、基準電圧Vrefは、Vref=Vst・R/(R+R)で表される。
なお、基準電圧Vrefは、運転状態毎の過昇温閾値を示しており、各運転状態において、基準電圧Vrefが示す定着用ヒータ12の過昇温閾値が各々適切な値となるように、抵抗R、及び抵抗Rの抵抗値、若しくは運転状態毎のファン36に印加されるファン駆動電圧Vfanを調整する。
サーミスタ24の抵抗Rは、検出する温度が高くなれば、その抵抗値が下がる負特性を有するため、検出する定着用ヒータ12の温度が高くなれば、電圧Vは、大きくなる。このように、電圧Vは、定着用ヒータ12の温度を示すものである。
図3は、電圧Vと、定着用ヒータ12の温度との関係を表す図である。同図に示されるように、待機モード時の定着用ヒータ12の温度Tは、装置制御部28による定着用ヒータ12の温度制御処理が正常に行われている場合には、Tl1<T<Tu1の範囲内にある。このとき、電圧Vは、VTl1<V<VTu1の範囲内となる。また、同図に示されるように、プリントモード時の定着用ヒータ12の温度Tは、装置制御部28による定着用ヒータ12の温度制御処理が正常に行われている場合には、Tl2<T<Tu2の範囲内にある。このとき、電圧Vは、VTl2<V<VTu2の範囲内となる。
また、同図に示されるように、待機モード時に、装置制御部28による定着用ヒータ12の温度制御が正常に行われず、定着用ヒータ12の温度が上昇し、電圧V=Vst・R/(R+R)となったときに、ヒータ12の温度は、待機モード時の過温昇閾値Th1に達する。また、プリントモード時に、装置制御部28による定着用ヒータ12の温度制御が正常に行われず、定着用ヒータ12の温度が上昇し、電圧V=Vp・R/(R+R)となったときに、ヒータ12の温度は、プリントモード時の過温昇閾値Th2に達する。
コンパレータ38は、基準電圧Vrefと、電圧Vとを比較し、基準電圧Vref>電圧Vの場合には、フリップフロップ40のS端子へ入力する信号を”L”にし、基準電圧Vref<電圧Vの場合には、フリップフロップ40のS端子へ入力する信号を”H”にする。
フリップフロップ40のR端子には、メインスイッチ14がオンされた所定時間後、リセット信号部40から”H”の信号が入力されて、リセットされる(イニシャルリセット)。そして、フリップフロップ40は、Q端子から信号”L”を出力する。また、フリップフロップ40は、S端子へ入力される信号が”H”になった場合に、Q端子から信号”H”を出力する。
反転回路44は、トランジスタTrのベースへ出力する信号の状態を、フリップフロップ40のQ端子から出力された信号の状態を反転させた状態にする。
トランジスタTrのベースへ入力される信号が”H”の場合には、トランジスタTrがオンするので、リレー22のコイルに電流が流れ、リレー接点がオンするので、定着用ヒータ12に電源16から電圧VACの交流が供給される。一方、リレー22のコイルに電流が流れない場合には、コイルが磁界を発生せず、リレー22の接点がオフとなり、定着用ヒータ12に電源16からの電圧VACの交流の供給が遮断される。
以上のことから、基準電圧Vref>電圧Vの場合、すなわち、電圧Vが示す定着用ヒータ12の温度が、各運転状態に応じて異なる基準電圧Vrefが示す過昇温閾値より小さい場合には、リレー22をオンさせて、定着用ヒータ12に電圧VACの交流が供給され、トライアック32のオン/オフに応じて、定着用ヒータ12の温度が所定温度の範囲内に制御される。一方、基準電圧Vref<電圧Vの場合、すなわち、電圧Vが示す定着用ヒータ12の温度が、各運転状態に応じて異なる基準電圧Vrefが示す過昇温閾値より大きくなった場合には、リレー22をオフさせて、定着用ヒータ12への電圧VACの交流の供給が遮断される。
図4は、本実施形態における画像形成装置10の動作を示すタイムチャートである。
同図に示されるように、時刻tのとき、メインスイッチ14がオンされると、画像形成装置10に電源16からの電圧VACの交流が供給される。このとき、画像形成装置10の運転状態は、コントローラ26のCPUが行う運転状態切替処理により、待機モードとなる。なお、同図に示されるように、メインスイッチ14がオンされてから、ファンドライブ20によりファン36へ、待機モードに応じたファン駆動電圧Vfanが印加される(ファン駆動電圧=”LOW(Vst)”)まではタイムラグがある。
時刻tから所定時間後の時刻tでは、リセット信号部40からR端子へ”H”の信号が入力されて(FF入力R=”H”)、リセットされ、フリップフロップ40のQ端子から出力する信号が”L”となる(FF出力Q=”L”)。このとき、反転回路44により”L”を反転した”H”の信号がトランジスタTrのベースに入力され(Vk電位=”H”)、トランジスタTrがオンすることにより、リレー22のスイッチがオンされ(リレー=”ON”)、定着用ヒータ12に電源16から交流が供給されてヒータ12が発熱する。
時刻tで、コンパレータ38が基準電圧Vrefと電圧Vとの比較を開始し、比較結果に基づいてフリップフロップ42のS端子へ入力する信号の状態を設定する。ここで、Vref>Vであれば、定着用ヒータ12の温度が、待機モード時における過温昇閾値を超えていないので、コンパレータ38は、フリップフロップ42のS端子へ入力する信号を”L”とする(CMP出力=”L”)。そのため、フリップフロップ42のQ端子から出力される信号は”L”のままである(FF出力Q=”L”)。
時刻tで、外部端末34から画像データが入力されて印刷処理の実行が指示されることにより、コントローラ26のCPUが行う運転状態切替処理によって運転状態がプリントモードになり、ファンドライブ20によりファン36へ、プリントモードに応じたファン駆動電圧Vfanが印加される(ファン駆動電圧=”HI(Vp)”)。このとき、同図に示されるように、過温昇閾値は、Th2となる。
印刷処理が終了し、時刻tで、コントローラ26のCPUが行う運転状態切替処理により運転状態が待機モードになると、再び、ファンドライブ20によりファン36へ、待機モードに応じたファン駆動電圧Vfanが印加される(ファン駆動電圧=”LOW(Vst)”)
時刻tで、装置制御部28が故障して異常が発生した場合、例えば、装置制御部28のCPUが暴走した場合、装置制御部28による定着用ヒータ12の温度制御が正常に行われず、その後、定着用ヒータ12の温度が上昇する。
そして、時刻tで、定着用ヒータ12の温度が、待機モード時の過温昇閾値Th1を超えると、基準電圧Vref<電圧Vとなるので、コンパレータ38は、フリップフロップ42のS端子へ入力する信号を”H”とする(CMP出力=”H”)。これにより、フリップフロップ42のQ端子から出力される信号は”H”となる(FF出力Q=”H”)。このとき、反転回路44により”H”を反転した”L”の信号がトランジスタTrのベースに入力され(Vk電位=”L”)、トランジスタTrがオフされるので、リレー22のスイッチがオフされ(リレー=”OFF”)、定着用ヒータ12に電源16から交流の供給が遮断されることにより、定着用ヒータ12の発熱が停止し、定着用ヒータ12の温度上昇が抑制される。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置10によれば、コンパレータ38、フリップフロップ42、反転回路44、トランジスタTr、及びリレー22よって、定着用ヒータ12の温度に応じた電圧Vが、ファンに印加された、運転状態に応じて異なる電圧Vfanに応じた基準電圧Vrefより大きくなったとき、すなわち、定着用ヒータ12の温度に応じた電圧Vが示す定着用ヒータ12の温度が、各運転状態に応じて異なる電圧Vfanに応じた基準電圧Vrefが示す過昇温閾値(各運転状態毎の基準温度)より大きくなったときに定着用ヒータ12に供給される電圧を遮断するので、基準電圧Vrefを選択するための複数の回路を設けることなく、簡易な構成、及び低コストで、運転状態毎の過昇温閾値に合わせて定着用ヒータ12の温度を制御することができる、という効果が得られる。
また、本実施形態の画像形成装置10によれば、装置制御部28と、コントローラ26とが、互いに異なるCPUを備える構成であるので、すなわち、異なる処理装置に装置制御部28とコントローラ26とを設けているので、装置制御部28のCPUが故障した場合であっても、コントローラ26は、ファン36に運転状態に応じて異なるファン駆動電圧Vfanを印加するように、ファンドライブ20に指示することができる。その結果、装置制御部28のCPUが故障した場合であっても、過温昇閾値を示す基準電圧Vrefは、運転状態に応じた適切なものになる。従って、本実施形態の画像形成装置10によれば、装置制御部28のCPUが故障した場合であっても、運転状態毎の過昇温閾値に合わせて定着用ヒータ12の温度を制御することできる、という効果が得られる。
本発明の実施の形態を示す概略図である。 上記実施の形態におけるコントローラのCPUが行う運転状態切替処理ルーチンを示すフローチャートである。 電圧Vと、定着用ヒータの温度との関係を表す図である。 上記実施の形態における画像形成装置の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
12 定着用ヒータ
14 メインスイッチ
16 電源
18 装置電源部
20 ファンドライブ
22 リレー
24 サーミスタ
26 コントローラ
28 装置制御部
32 トライアック
36 ファン
38 コンパレータ
42 フリップフロップ
44 反転回路
50 画像定着部

Claims (1)

  1. 供給された電圧に応じて発熱し、記録媒体上のトナー像を加熱定着する加熱定着手段と、
    前記加熱定着手段の温度に応じた電圧を出力する電圧出力手段と、
    前記電圧出力手段から出力された電圧に基づいて、前記加熱定着手段に供給する電圧を制御する電圧制御手段と、
    装置内部の温度上昇を抑制するために送風するファンに、運転状態に応じて異なる電圧を印加する印加手段と、
    前記電圧出力手段から出力された電圧が、前記印加手段によりファンに印加された電圧に応じた基準電圧より大きくなったときに、前記加熱定着手段に供給される電圧を遮断する遮断手段と、
    を含む画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019128562A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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