JP2008139190A - コイルばねの寸法測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スケーリング作業を不要化し、小型化を図るコイルばねの寸法測定装置を実現する。
【解決手段】 測定手段8を、測定光源11,コリメータレンズ12,第1反射ミラー14,第2反射ミラー15,結像レンズ16,ラインCCD17の光学系要素で構成する。寸法測定装置本体10の第1反射ミラー14と第2反射ミラー15との間に測定用凹部18を設ける。測定用凹部18にコイルばね5を収容配置する。測定光源11からの測定光は、コリメータレンズ12を透過して第1反射ミラー14で反射した後、コイルばね5を照射する。コイルばね5の陰影像が第2反射ミラー15に入射し、その方向を変更して反射する。反射した測定光は、結像レンズ16を透過するとき拡大する。拡大した陰影像をラインCCD17に投影し、検出したビット値をmm数値に自動変換してPC4に表示する。ラインCCD17の代わりに二次元CCD21でもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイリングマシンで製作されたコイルばねの自由長を始め、コイルばねの外径やピッチ等の寸法を測定するための寸法測定装置に関する。
従来、コイルばねの寸法測定装置として、スクリーン上に投影されたコイルばねの光線像をCCD(Charge Coupled Deviceの略称)カメラで撮像して検出し、検出した値を基準値と比較して良否の判定を行う構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−110208号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載される技術は、コイルばねをCCDカメラで画像として撮影し、この撮像の画素数を長さの数値単位であるmmに変換するスケーリング(換算作業)を手作業で行わなければならない煩わしいものであり、また撮影時の倍率によりその測定値を実際の数値に変換するという手間を要するものであった。
さらに、CCDカメラと測定対象のコイルばねとの距離が測定の都度微妙に異なるためにピントが合いにくく、しかも、CCDカメラの設置位置がずれた場合にはその都度調整が必要であり、正確な測定が困難となる。また、CCDカメラでは、バックライトを使用する必要があるが、バックライトの設置スペースを確保することが困難でもあった。さらに、測定対象のコイルばねが極細線で形成されていたり短小ばねのような場合には、CCDカメラを用いた測定が困難であり、特にCCDカメラの外径とレンズの外径との差が大きい場合には測定が困難であるという問題がある。
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、コイリングマシンで製作されたコイルばねの自由長を精度よく簡便に測定したり、コイルばねの外径、ピッチ等も測定することのできるコイルばねの寸法測定装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ばね製造装置で製作されたコイルばねの基端側を、前記ばね製造装置で保持して前記コイルばねの自由長を測定するための寸法測定装置であって、該寸法測定装置本体内で測定光を放射する測定光源と、該測定光源からの測定光を平行に透過させるコリメータレンズと、該コリメータレンズを透過した測定光を反射する第1反射ミラーと、該第1反射ミラーで反射した測定光を反射する第2反射ミラーと、該第2反射ミラーで反射した測定光を集光して透過させる結像レンズと、該結像レンズを透過した測定光を結像として投影する画素CCDとにより測定手段を構成し、前記寸法測定装置本体の前記第1反射ミラーと第2反射ミラーとの間を窪ませて、この窪み部分を前記コイルばねの先端側を収容する測定用凹部となし、前記第1反射ミラーから前記第2反射ミラーに投射される前記測定光を、前記測定用凹部に位置させた前記コイルばねの先端側に照射することを特徴としている。
画素CCDとして、ラインCCDまたは二次元CCDが適当であり、コリメータレンズと第1反射ミラーとの間の前記測定光の光路に、シリンドリカルレンズを配設することが好ましい。測定光源には、半導体レーザーやLED(Light Emitting Diodeの略称)を用いるとよい。
寸法測定装置で測定されるコイルばねは、基端面を基準点として基端側をばね製造装置で保持され、先端側を寸法測定装置の測定用凹部に収容配置される。寸法測定装置には、演算処理を行う制御手段と表示手段であるパソコンとが接続され、制御手段には測定対象であるコイルばねの基準長さが予め設定される。
測定光源から放射された測定光は、コリメータレンズにより平行な光路となり、この光路上に所定角度で傾斜配置した第1反射ミラーにより第2反射ミラーへ向けて反射される。第1反射ミラーで反射された測定光は、測定用凹部内のコイルばねの先端側を照射した後、光路上に所定角度で傾斜配置した第2反射ミラーにより結像レンズへ向けて反射される。第2反射ミラーで反射された測定光は、結像レンズを集光されながら透過した後、ラインCCDまたは二次元CCDの画素CCDに投影され、コイルばねに遮られた測定光の一部が陰影像として画素CCDに結像する。
画素CCD上に投影されたコイルばねの陰影像は、0ビットの方向から走査スキャンして第1暗点(first dark point)の位置をコイルばねの先端位置(自由端位置)とし、その先端位置までの長さを測定ビット数に応じた長さ表示で得られる。この測定ビット数に応じた長さ表示は、例えば、ラインCCDに5000ビット,5mmのものを使用して、最低測定単位の1ビットを0,001mmに設定することにより、コイルばねの自由長が測定ビット数に応じたミリメートルで測定され、これをそのままパソコンのモニタ画面に表示する。また、CCDカメラを用いた従来装置では、測定精度がせいぜい1/100mm程度であったが、本願発明では、ラインCCDに5000ビット,5mmのものを使用することにより、最小表示単位1/1000mmという従来の10倍という高精度な計測が可能となる。
ラインCCDでは、コイルばねの自由長だけの測定となるが、二次元CCDでは二次元の測定、すなわちコイルばねの自由長だけでなく、コイルばねの外径やピッチも測定が可能となる。二次元CCDは、例えばPSD(Position Sensitive Detectorの略称)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductorの略称),エリアCCD等である。
本発明のコイルばねの寸法測定装置よれば、画素CCDの測定ビット数をコイルばねの自由長としてそのまま簡便に表示することができので、CCDカメラを用いた従来装置のような撮像した画素数に基づいてビット数値を長さ単位に人手でスケーリングするという作業を不要にできる。また、画素CCDを用いることにより、測定精度を格段に向上できる。
また、測定精度が向上するので、極細線や極短小のコイルばねでも容易に測定が可能となり、さらに、CCDカメラを利用した従来装置のように、CCDカメラの設置位置のずれによる修正を行う手間を不要できる。また、第1,第2反射ミラーの傾斜配置とこれらの間に設定される測定用凹部との構成により、寸法測定装置の全体をコンパクト化でき、しかも配置スペースに余裕ができるので設計の自由度が向上する。
さらに本発明は、CCDカメラを用いた従来装置のようにバックライトを設ける必要がないことから、寸法測定装置のコンパクト化と設計の自由度の向上が図れる。
また、コリメータレンズと第1反射ミラーとの間の測定光の光路に、シリンドリカルレンズを配設することにより、コイルばねの照射面における照度を上げることができ、その結果、ラインCCDに明暗の明瞭な陰影像を投影でき、測定精度を格段に向上できる効果を奏する。
また、画素CCDに二次元CCDを用いることより、二次元の測定、すなわち、コイルばねの自由長だけでなく、外径やピッチも測定が可能となる。したがって、これら測定結果をばね製造装置にフィードバックすれば、自由長制御や外径制御,ピッチ制御をより正確でかつ簡単に行え、精度の一層高いコイルばねの製作が可能となる。
以下、本発明を実施した最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示すもので、コイルばねの寸法測定装置1は、ばね製造装置2に近接して配設されている。寸法測定装置1には制御部3が接続され、該制御部3によって寸法測定装置1を制御する制御信号を授受するようになっている。
制御部3は、パーソナルコンピュータ4(以下、PC4と略記する)に接続されており、PC4との間で各種の制御データの入出力が行われ、制御部3を介して寸法測定装置1に内蔵した後述の測定手段8をコントロールするようにしており、同時にPC4は、ばね製造装置2に対してフィードバック用の制御信号を出力したり、ばね製造装置2との間で入出力信号を授受するようにしている。
寸法測定装置1の近傍には、ダンパ6を備えた選別器7が配設されており、ばね製造装置2で製作されたコイルばね5が、寸法測定装置1で良品と判定された場合にはOK側に選別され、同じく寸法測定装置1で不良品と判定された場合にはNG側に選別される。
前記ばね製造装置2は、ピッチ成型部2aおよびコイル外径成型部2bとを有しており、図示しないコイルフィーダから送り出されてくる線材Wが前記ピッチ成型部2aおよびコイル外径成型部2bにより所定ピッチと所定外径形状のコイルばね5に成型される。成型されたコイルばね5は、それが図示しないカッターで切断される前に、寸法測定装置1でコイルばね5の自由長が測定されるとともに良否が判定され、測定を終えたコイルばね5は前記カッターで切断されて選別器7へ落下し、良否に応じたダンパー6の動きに応じて自動選別が行われる。
寸法測定装置本体10の内部には、コイルばね5を自由長を測定するための光学系要素からなる測定手段8が内蔵されている。この測定手段8は、測定光を放射する測定光源11と、該測定光源11からの測定光を透過させるコリメータレンズ12と、該コリメータレンズ12後方の光路上に配設されるシリンドリカルレンズ13と、該シリンドリカルレンズ13を透過した測定光を反射する平面鏡でなる第1反射ミラー14と、該第1反射ミラー14からの反射測定光を反射する平面鏡でなる第2反射ミラー15と、該第2反射ミラー15で反射した測定光を集光して透過させる結像レンズ16と、該第2反射ミラー16を透過した測定光を結像して投影させるラインCCD17の光学系要素から構成されている。
前記測定光源11は、例えば、半導体レーザー(LD)や放射ダイオード(LED)などにより形成され、コリメータレンズ12は測定光源11から放射された測定光を円状の平行光にする機能を有し、シリンドリカルレンズ13は平行光となった測定光を線状の平行光としてコイルばね5を照射する機能を有する。
第1反射ミラー14は、光路に対して例えば45度の傾斜角で配設される。第2反射ミラー15は、第1反射ミラー14と共働してハの字状をなす45度の傾斜角で配設され、第2反射ミラー15の反射測定光を寸法測定装置本体10内部側へ向かわせる。
寸法測定装置本体10は、第1反射ミラーと第2反射ミラーとの間を窪ませてこの窪み部分を測定用凹部18となしており、該測定用凹部18を第1反射ミラー14から第2反射ミラー15へ向けて反射された測定光が透過するようになっている。測定用凹部18には、中心軸Yを光路に対して直交させたコイルばね5の先端側が収容配置されており、第1反射ミラー14で反射された測定光によってコイルばね5が照射され、その陰影像が結像レンズ16に透過される。
第1反射ミラー14で反射した測定光は、測定用凹部18にセッティングされたコイルばね5を照射し、その陰影像が第2反射ミラー15に入射される。これにより、測定光源11から照射された測定光がラインCCD17に至るまでの光路は、第1反射ミラー14と第2反射ミラー15の介在により、コの字状の形態をなす。
測定用凹部18の両側壁には、例えば透明ガラスなどを用いた透明部材20が装着され、寸法測定装置本体10内部を外部から完全密閉する。これにより、測定光は透過するが、外部の塵埃が侵入するのを阻止し、前記測定手段8の光学系要素をクリーンな状態に保持する。
結像レンズ16は、コイルばね5の陰影像を拡大してラインCCD17に結像する。ラインCCD17はコイルばね5の陰影像を結像する本発明の画素CCDであり、例えば、ビット数値で0ビットから5000ビットまでの範囲を測定可能とする測定機能を備える。これにより、1ビットを最小表示単位として0,001mmに対応し、測定されたビット値データに基づいて自動的にmm値に換算する演算処理プログラムが前記制御部3に設定される。こうして、ラインCCD17上には、結像レンズ16で拡大された陰影像が投影されるので、解像度が高められた陰影像が結像される。
前記制御部3は、測定手段8を制御するが、具体的には、ラインCCD17で検出されたコイルばね5の陰影像検知信号は制御部3でAD変換され、前記した演算処理プログラムによりビット値からmm数値に変換され、その変換測定値がPC4のモニタ画面に表示される。
この表示は次のようにして実行される。すなわち、ラインCCD17上に投影される陰影像の位置を、ラインCCD17上で0ビットの方向から走査スキャンして前記第1暗点の位置をコイルばね5の先端位置とし、測定ビット数に応じた長さmm数値で表示される。モニタ画面への表示に際しては、同一のコイルばね5ついて複数回の測定が行われ、制御部3のCPUにて平均値を算出し、それを測定値とする。
制御部3は、測定光源11を駆動するドライバ機能やPC4に対する通信機能,クロック制御機能,コイルばね5の測定値と基準値とを比較する比較判断機能とを有している。
制御部3は、コイルばね5の生産において、コイルばね5の切断終了後にセルフチェックを実行する機能を有する。これは、測定時間から所定時間経過後に、再度ラインCCD17を走査スキャンして、コイルばね5が測定用凹部18に無い状態、すなわち、セッティングしない状態で5000ビット全ての範囲に亘ってコイルばね5の陰影像が無い状態を確認する。
また、異常が生じた場合には、PC4にエラー表示を行って警告を告知し、これを受けて、PC4とばね製造装置2との間に入出力信号によりばね製造装置2の運転を停止させる処理を実行する。
測定光源11から放射された測定光は、測定用凹部18の前後で第1,第2反射ミラー14,15によってほぼコ字状に屈折して向きを変え、また測定用凹部18ではセッティングされたコイルばね5を照射して、該コイルばね5の所定長Lの部分の陰影像がラインCCD17に拡大して投影される。ラインCCDの陰影像は、制御部3の演算処理プログラムにより測定値ビット数に応じて変換されたmm数値によってPC3に表示され、換言すると、ラインCCD17で測定された寸法がそのままPC4に表示される。
このように、本実施例では、ラインCCD17上の陰影像をビット数からmm数値に直接に演算処理プログラムにより数値換算するので、従来装置のようなスクリーン上に投影された陰影像をCCDカメラで撮像する間接に測定するタイプの技術とは異なり、測定精度が従来装置に比べて格段に向上できる。
したがって、極細線や極短小のコイルばねでもコイルばね5の種類や形態に関係なく、自由長が精度内にあるかどうかを容易に判別でき、かつ、精度良く測定を行うことができる。また、従来装置のように画素数からmm数値に換算する面倒なスケーリング作業を不要にでき、CCDカメラの設置位置のずれによる修正を行う手間をも不要にできる。
また、2枚の第1,第2反射ミラー14,15を傾斜配置し、これら第1,第2反射ミラー14,15の間に測定用凹部18を配設したことにより、ラインCCD17が寸法測定装置本体10の内部に位置するため、寸法測定装置1の全体をコンパクトにすることができ、これによって配置スペースに余裕ができるので設計の自由度が向上する。
なお、2枚の反射ミラー14,15を用いない場合には、図2に示すように、コリメータレンズ12とシリンドリカルレンズ13と結像レンズ16とが測定用凹部18を挟むように位置することとなる。この結果、寸法測定装置本体10は、測定用凹部18の軸線と交差方向に大きく寸法をとることになり、また結像レンズ16は、測定光の透過に不要な片側部分が、ばね製造装置側(図2の上側)へ突出し、さらに結像レンズ16の後ろ側に位置するラインCCD17もばね製造装置側へ大きく突出するため、寸法測定装置1をコンパクト化することが困難となる。
これに対して、図1に示す本実施例では、測定用凹部18の両側に2枚の反射ミラー14,15を対向させて光路をコの字状に屈折させることにより、コリメータレンズ12とシリンドリカルレンズ13,結像レンズ16,ラインCCD17を寸法測定装置本体10内部のスペース的に余裕ある場所に設置することが可能となる。
すなわち、図2のように、寸法測定装置1の測定光源11からラインCCD17までの殆どの部品を横方向へ並べて、寸法測定装置本体10の横寸法を著しく増大させ、結像レンズ16とラインCCD17とをばね製造装置側へいたずらに張り出す構成よりは、本実施例のように、2枚の反射ミラー14,15を対向させて光路をコの字状に屈折させることにより、寸法測定装置本体10の全体をコンパクトにすることができる。
また、一つの測定対象となるコイルばね5に対して複数回の測定を行なうことで、正確な表示と平均値の表示が得られ、また、前記測定手段8を外部から遮断した構成としたので、測定手段8の光学系要素が外部の塵埃付着するのを回避でき、外部環境が受けることの少ない正確な表示を実現でき、さらに、セルフチェックによる測定値の信頼性にも有利となる。
測定用凹部18に測定対象となるコイルばね5を収容して自由長を測定する場合、この測定用凹部18の奥部にコイルばねを深く進入させる長さに応じて、ラインCCD17に投影される陰影像を任意に設定できるので、それだけコイルばね5の測定に自由度が増し、使い勝手の良いコイルばねの寸法測定装置1を得ることができる。
また、コリメータレンズ12と第1反射ミラー14との間の測定光の光路に、シリンドリカルレンズ13を配設したので、コイルばね5の照射面における照度を上げることができ、ラインCCD17に明暗の明瞭な陰影像を投影でき、測定精度を格段に向上できる。
上述の第1実施例では、コイルばね5の陰影像を投影させる画素CCDとしてラインCCD17を用いたが、本発明は図3に示す変形例も可能である。
図3は、前記第1実施例をアレンジした第2実施例のイメージ図で、第2実施例の基本構成は第1実施例とほぼ同じであるが、画素CCDとして二次元CCD21を採用した点で第1実施例と異なる。すなわち、二次元CCD21は、ラインCCDを複数個並列に並べた構造でよく、したがってPSDやCMOSエリアCCD等を用いた態様でもよい。
本実施例では、二次元CCD21によりコイルばね5の陰影像22が二次元イメージで投影され、投影されたコイルばね5の自由長,外径,ピッチ等のビット値データが制御部3の演算処理プログラムによりmm数値に換算され、その結果がPC4に表示される。
このように、第2実施例によれば、多項目の測定結果をばね製造装置に同時にフィードバックすることが可能となり、自由長制御,外径制御,ピッチ制御をより正確かつ簡単に行なえ、寸法精度のよいコイルばね5を安定して製作することができるできる。
なお、前記第1,第2実施例では、コリメータレンズと第1反射ミラーとの間の測定光の光路に、シリンドリカルレンズを配設するが、このシリンドリカルレンズを省略し、コリメータレンズによる円状のコリメータ光をコイルばねに照射する構成としてもよい。
本発明の第1実施例を示すコイルばねの寸法測定装置を含むシステムの全体構成を示すブロック図である。 第1実施例の第1反射ミラーと第2反射ミラーを省略した測定手段を示す説明図である。 本発明の第1実施例を示すコイルばねの陰影像を示したイメージ図である。
符号の説明
1…コイルばねの寸法測定装置
2…ばね製造装置
3…制御部
4…パソコン
5…コイルばね
8…測定手段
10…寸法測定装置本体
11…測定光源
12…コリメータレンズ
13…シリンドリカルレンズ
14…第1反射ミラー
15…第2反射ミラー
16…結像レンズ
17…ラインCCD(本発明の画素CCD)
18…測定用凹部
20…透明部材
21…二次元CCD(本発明の画素CCD)
22…コイルばね5の陰影像
L…陰影像
M…使用頻度の少ないスケール部分
Y…コイルばね5の中心軸
W…線材

Claims (3)

  1. ばね製造装置で製作されたコイルばねの基端側を、前記ばね製造装置で保持して前記コイルばねの自由長を測定するための寸法測定装置であって、
    該寸法測定装置本体内で測定光を放射する測定光源と、
    該測定光源からの測定光を平行に透過させるコリメータレンズと、
    該コリメータレンズを透過した測定光を反射する第1反射ミラーと、
    該第1反射ミラーで反射した測定光を反射する第2反射ミラーと、
    該第2反射ミラーで反射した測定光を集光して透過させる結像レンズと、
    該結像レンズを透過した測定光を結像として投影する画素CCDとにより測定手段を構成し、
    前記寸法測定装置本体の前記第1反射ミラーと第2反射ミラーとの間を窪ませて、この窪み部分を前記コイルばねの先端側を収容する測定用凹部となし、
    前記第1反射ミラーから前記第2反射ミラーに投射される前記測定光を、前記測定用凹部に位置させた前記コイルばねの先端側に照射する
    ことを特徴とするコイルばねの寸法測定装置。
  2. 前記画素CCDが、ラインCCDまたは二次元CCDである
    ことを特徴とする請求項1に記載のコイルばねの寸法測定装置。
  3. 前記コリメータレンズと前記第1反射ミラーとの間の前記測定光の光路に、シリンドリカルレンズを配設した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコイルばねの寸法測定装置。
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