JP2001013388A - レンズ系光軸調整方法およびレンズ系光軸調整装置 - Google Patents

レンズ系光軸調整方法およびレンズ系光軸調整装置

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JP2001013388A
JP2001013388A JP11182707A JP18270799A JP2001013388A JP 2001013388 A JP2001013388 A JP 2001013388A JP 11182707 A JP11182707 A JP 11182707A JP 18270799 A JP18270799 A JP 18270799A JP 2001013388 A JP2001013388 A JP 2001013388A
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lens
lens system
optical
optical axis
chart
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Yozo Toho
容三 東方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ系の光軸調整を自動的に行なう。 【解決手段】 チャート24の2方向の直線パターンを
被調整レンズであるレンズF1 を含むレンズ系Fを経て
センサ5aの撮像面に結像させ、2組の直線状のチャー
ト像の照度分布からレンズF1 の偏心に起因するコマフ
レア量を算出し、偏心補正量を求めてXY微動ステージ
12を駆動し、レンズF1 を微動調整する。この微調工
程のまえに、レンズF1 をステップ移動させ、最大輝度
のデータ列から微調範囲を設定する粗調整の工程を設け
る。粗調整を行なうときは、反射ミラー4bによって光
路を分割し、コリメータレンズ4cを経て、第2のセン
サ5bにチャート像を結像させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ用レンズや
8ミリビデオカメラ用レンズ等の光学エレメントの組立
時に用いられるレンズ系光軸調整方法およびレンズ系光
軸調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、カメラ用レンズや8ミリビデ
オ用レンズ等の光学エレメントのコンパクト化の要求が
高まるとともに、非球面レンズが多用されるようになっ
ている。このようなレンズ系では、1枚のレンズに許容
される偏心量は数ミクロン以内であり、部品(鏡筒、レ
ンズ)の加工精度だけではこのような光学性能の保証は
不可能であるため、レンズ系の組立時に光軸調整が必要
となっている。
【0003】例えば4枚の単晶レンズを玉枠等に取付け
る際には、各単晶レンズの光軸を一致させる必要があ
り、特に、APSカメラレンズの場合は、各レンズの光
軸を偏心量2〜3ミクロンの範囲内で同軸上に一致させ
ることが要求される。
【0004】図17は一従来例によるレンズ系光軸調整
装置を示すもので、この装置においては、光源100の
下方に投影レンズ101と解像度チャート102を設置
し、チャート像は調整対象となるレンズ系Lによりコリ
メータレンズ103を経てCCDカメラ104上に結像
される。レンズ系Lは組立中であって、単晶レンズL 2
〜L4 はすでに玉枠Tに固定ずみであり、最上端の単晶
レンズL1 のみが固定していない状態にある。
【0005】チャート像がレンズ系Lを通過した際、単
晶レンズL2 〜L4 と単晶レンズL 1 の光軸が一致して
いればカメラモニタ上のチャート像は解像されて観察さ
れる。チャート像が解像されずに観察された場合は、チ
ャート像が解像されるように単晶レンズL1 をXY方向
に微動調整し、調整が完了すれば単晶レンズL1 を玉枠
Tに接着剤で固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の例によれば、チャート像を作業者が目視で観察しなが
らレンズの微動調整を行なうものであるため、解像の判
断には熟練を必要とし、量産性に欠ける。加えて、調整
結果も個人差があり、5ミクロン以下の目視による判断
は難しく、疲労等による判断間違いも生じるため、信頼
性に乏しかった。
【0007】また、各レンズの精度および組付誤差の積
み上げによって、偏心を補正するための調整しろを大き
く、例えば0.6mm程度までとらなくてはならない場
合もあり、このようなときは、調整範囲内の特定部分で
しかチャート像を観察できず、調整に時間がかかる。さ
らに、レンズを保持する鏡筒の部品精度等によってチャ
ート像の結像位置も大きく変動するため、作業効率が悪
いという未解決の課題もある。
【0008】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、レンズ系の偏心状態
を高速かつ高精度で検出し、レンズ系の光軸調整を自動
的に行なって、調整後のレンズをそのまま接着固定でき
る高性能なレンズ系光軸調整方法およびレンズ系光軸調
整装置を提供することを提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のレンズ系光軸調整装置は、被調整レンズ系
を光学系の光軸に対して垂直に2次元的に微動させる微
駆動ステージ手段と、前記光軸に垂直な2方向の直線パ
ターンを有するチャートと、前記チャートの前記2方向
の直線パターンを前記被調整レンズ系を経てセンサに投
影して2組の直線チャート像を得る投影光学系と、前記
2組の直線チャート像の照度分布を前記2方向にそれぞ
れ検出し、各照度分布からその最強照度点を中心とする
コマフレア量を算出する演算手段と、前記コマフレア量
から得られた偏心補正量に基づいて前記微駆動ステージ
手段を制御する制御手段と、前記投影光学系の光路を分
割する光路分割手段および第2のセンサを含む粗調整光
学系を有することを特徴とする。
【0010】本発明のレンズ系光軸調整方法は、光学系
の光路に被調整レンズ系を保持する工程と、前記光路に
2方向の直線パターンを有するチャートを配設し、前記
被調整レンズ系を経て前記2方向の直線パターンをセン
サに投影する工程と、投影された2組の直線チャート像
の照度分布を前記2方向にそれぞれ検出し、最強照度点
を中心とするコマフレア量を算出する工程と、算出され
たコマフレア量から得られた偏心補正量に基づいて前記
被調整レンズ系を微動調整する工程を有し、前記被調整
レンズ系を移動させて複数のポジションのそれぞれにお
ける各直線チャート像の最大照度値を第2のセンサを含
む粗調整光学系によって検出し、得られたデータに基づ
いて前記微動調整の範囲を定める粗調整を行なう工程が
付加されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】被調整レンズ系の光軸と鏡筒に固定された光学
系である固定レンズ系の光軸が不一致な偏心状態にある
と、投影光学系のセンサに投影される2組の直線チャー
ト像の少なくとも一方の照度分布が最強照度点を中心と
して左右に不均一となるため、この不均一をコマフレア
量として定量化し、これに基づいて偏心補正量を求めて
被調整レンズ系を微動調整する。
【0012】すなわち、最強照度点の両側の照度分布の
近似勾配の比をコマフレア量として算出するもので、予
め、レンズ系の偏心量とコマフレア量との関係を測定し
て参照データを用意しておき、被調整レンズ系のコマフ
レア量を参照データと比較することで補正偏心量を求め
て微駆動ステージ手段を駆動し、被調整レンズ系を移動
させて光軸調整を行なう。
【0013】2組の直線チャート像を解析する簡単な演
算であるため、高速かつ高精度で偏心補正量を算出し、
自動的にレンズ系の光軸調整を行なうことができる。こ
れによって、カメラ用レンズ等の光学系の高精度化と組
立コストの低減等に大きく貢献できる。
【0014】また、コマフレア量を用いて微動調整を行
なうまえに、被調整レンズ系を複数のポジションに移動
させ、各ポジションにおける直線チャート像の最大照度
値を粗調整光学系によって検出し、得られたデータか
ら、偏心量が最小となる位置を求めて、コマフレア量に
よる微動調整の範囲と定める粗調整の工程を設けること
で、調整作業全体に費す時間を短縮し、ひいてはコマフ
レア量に基づく光軸調整の精度を大幅に向上させること
ができる。
【0015】微動調整の範囲を定める粗調整の工程は、
投影光学系の光路に配設された反射ミラーやハーフミラ
ー等の光路分割手段と、コマフレア量を算出するための
投影光学系のコリメータレンズ等より光学倍率の低いコ
リメータレンズ等を含む粗調整光学系を用いて行なわれ
る。
【0016】光路分割手段として反射ミラーを用いた場
合は、粗調整の工程終了後に反射ミラーを退避させて、
光軸調整のための微調工程を開始する。
【0017】粗調整の工程によって得られたデータに基
づいて、チャートまたは第1のセンサを移動させ、投影
光学系の第1のセンサがチャート像を捕まえることがで
きるように位置調整を行なうことで、光軸調整作業の効
率を大幅に向上できる。
【0018】光路分割手段としてハーフミラーを用いた
場合は、反射ミラーのように粗調整後に光路から退避さ
せる必要がない。従って、光軸調整作業に要する時間を
さらに短縮し、生産性を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0020】図1は一実施の形態によるレンズ系光軸調
整装置を示すもので、これは、レンズF1 〜F4 からな
るレンズ系Fの鏡筒Kを支持する架台1と、その上方に
配設されたチャート投影ユニット2およびUV照射ユニ
ット3を有する。チャート投影ユニット2は、光源21
とその下方に配設された投影レンズ22とチャート24
を有し、チャート24は、フォーカス軸25を図示しな
いモータによって駆動することで、光源21から発生さ
れる照明光の光軸方向に移動可能となっており、必要に
応じてチャート像のフォーカスを調整する。
【0021】チャート投影ユニット2により投影された
チャート像は、レンズF1 〜F4 からなるレンズ系Fと
投影レンズ22とともに投影光学系を構成するコリメー
タレンズ4を経てセンサ5aの撮像面に結像される。
【0022】ここで、レンズF2 〜F4 はすでに光軸調
整を終えて鏡筒Kに固定された光学系である固定レンズ
系であり、レンズF1 が光軸調整される被調整レンズ系
であり、これは、1枚のレンズに限らず、複数のレンズ
によって構成されていてもよい。レンズF1 は、フィン
ガ11によって下向きに鏡筒Kに押えつけられており、
かつ、光軸(Z軸)に垂直なXY方向(2方向)に微駆
動ステージ手段であるXY微動ステージ12によって2
次元的に移動できるように、レンズF1 のコバを斜めの
角度を持って把持されている。なお、鏡筒Kは架台1に
固定保持されている。
【0023】レンズ系Fの下方にはコリメータレンズ4
aが設けられ、さらに下方に設けたセンサ5aの撮像面
にチャート像を結像する。センサ5aはCCDカメラあ
るいはラインセンサカメラ等の光電変換できるものを用
いる。カメラ制御部51はセンサ5aのための電源、ク
ロック等を有し、画像処理装置6に時系列に変換された
チャート像の信号を供給する。画像処理装置6は、時系
列信号に変換されたチャート像から後述するようにコマ
フレア量とコントラスト値の算出を行なう演算手段を有
する。
【0024】光路分割手段である反射ミラー4bは、後
述する粗調整の工程で、前記照明光を第1のコリメータ
レンズ4aより光学倍率の低い粗調整光学系を構成する
第2のコリメータレンズ4cに向かって折り曲げて、第
2のセンサ5bにチャート像を結像させるために用いら
れる。粗調整の工程が終了したら、矢印Rで示すように
反射ミラー4bを退避させる。
【0025】第1のセンサ5aは、制御装置13の出力
によってX方向、Y方向に駆動されるXYステージ10
上に配設される。
【0026】UV照射ユニット3は、光軸調整作業の終
了後に、光軸上からチャート投影ユニット2が待避する
と同時に、レンズF1 の真上に移動し、その外周部に接
着剤を塗布してUV光を照射する。このようにして接着
剤を硬化させ、レンズF1 を鏡筒Kに固定する。
【0027】XY微動ステージ12は、制御手段である
制御装置13の指示によってX微動軸、Y微動軸用のモ
ータを駆動してフィンガ11をXY方向に微動させ、光
軸調整を行なう。すなわち、制御装置13は、画像処理
装置6内の演算手段によって後述するように算出される
コマフレア量の原因である偏心量を解消するように、X
Y微動ステージ12を動かす。
【0028】この工程を繰返すことによりレンズF1
光軸をレンズF2 〜F4 の光軸に合致させたのち、前述
のように、UV照射ユニット3をレンズ系Fの真上に移
動し、接着剤の塗布、UV照射によってレンズF1 の接
着固定を行なう。
【0029】ところがレンズF1 の偏心量が、例えば1
00ミクロンを越えていると、後述するように画像処理
装置6のチャート像の鮮明度が不充分となり、コマフレ
ア量の算出値に大きな誤差を生じる。そこで、予めXY
微動ステージ12を所定のピッチでステップ移動させ、
各ステップ移動のポジションごとにチャート像の照度分
布を得てその最大照度値である最大輝度を検出して制御
装置13内の記憶手段である記憶回路に記憶させ、得ら
れたデータ列に基づいて、例えば100ミクロン以下の
偏心量になるまで後述するような粗調整を行なう。この
ときは、照明光の光路に反射ミラー4bを挿入し、第2
のコリメータレンズ4cを経て第2のセンサ5bにチャ
ート像を結像させて最大輝度を検出し、得られたデータ
を制御装置13の記憶回路に記憶させる。
【0030】図2は、図1の装置のチャート24を示す
平面図である。これは、センサ5a上に明るく投影され
る2方向の直線パターンであるチャートパターンPx
yを有し、残りの部分は光を透過しない部分である。
各チャートパターンPx ,P y は、コマフレア量を得る
ための長尺な第1の直線部分と、コントラスト値を得る
ための複数の短尺な第2の直線部分からなる。各チャー
トパターンPx ,Pyのサイズは被調整レンズ系の光学
性能によるが、カメラレンズの場合は、空間周波数で5
0本程度に相当する幅すなわち、短辺がそれぞれ10ミ
クロン程度、長辺は50ミクロン程度、特に長い部分は
150ミクロン程度である。
【0031】なお、チャート24のXY方向と、XY微
動ステージ12のXY移動方向と、センサ5aのXY方
向は、ほぼ一致するように装置各部を予め調整してお
く。
【0032】図3は、センサ5aに結像された2組の直
線チャート像であるチャート像P1,P2 を示す。これ
らをカメラ制御部51を介して画像処理装置6に取り込
み、その中でチャート像P1 の測定ポイントS1 ,S3
におけるY方向の照度分布を計算すると、図4の(a)
と図5の(a)に示すグラフが得られる。同様に、チャ
ート像P2 の測定ポイントS2 ,S4 におけるX方向の
照度分布を計算すると図4の(b)と図5の(b)に示
すグラフが得られる。これらの照度分布から次に述べる
コマフレア量とコントラスト値の計算を画像処理装置6
内の演算手段において行なう。
【0033】測定ポイントS1 の照度分布からはY方向
の光軸ずれ(偏心)によるコマフレア量が算出され、測
定ポイントS2 の照度分布からはX方向の光軸ずれ(偏
心)によるコマフレア量が算出される。
【0034】図6は、コマフレア量の算出方法を原理的
に説明するもので、図4の測定ポイントS1 における照
度分布から以下のような手順でY方向のコマフレア量を
算出する。まず、照度分布のなかから最強照度点である
最大輝度点Aを探し出す。次に、予め設定された方法、
例えば最大照度値×0.9を求めて、これをスライスレ
ベル大の値とする。次に、例えば最大照度値×0.2を
求めて、これをスライスレベル小の値とする。
【0035】次に、大小2つのスライスレベルを表わす
2本の直線B1 ,B2 と照度分布との交点C1 ,C2
3 ,C4 を探し出す。最大輝度点Aを境に、便宜上照
度分布を左右両側に分割し、左側の交点C1 ,C2 を結
ぶ直線D1 を定める。同様に、右側の交点C3 ,C4
結ぶ直線D2 を定める。次に、直線D1 および直線D 2
とスライスレベル小の直線B2 とがなす角度をθ1 ,θ
2 として、直線D1 ,D2 の勾配の比(tanθ1 /t
anθ2 )を計算し、この値Qy をY方向のコマフレア
量の数値とする。
【0036】測定ポイントS2 を用いて上記と同様の処
理を行なうことで、X方向のコマフレア量Qx を表わす
数値が得られる。
【0037】レンズ系FのレンズF1 〜F4 の光軸が一
致したとき、コマフレア量Qy ,Q x の値は1.0とな
る。
【0038】図7は、レンズの偏心量と照度分布の関係
を説明するもので、同図の(a)は偏心量+30ミクロ
ン、(b)は偏心量0ミクロン、(c)は偏心量−30
ミクロンであるときの各照度分布を示す。図7の(a)
ではθ1 <θ2 、(b)ではθ1 =θ2 、(c)ではθ
1 >θ2 となり、コマフレア量を表わす数値Q=(ta
nθ1 /tanθ2 )は、図7の(a)ではQ<1.
0、(b)ではQ=1.0、(c)ではQ>1.0とな
り、予め偏心量とコマフレア量を表わす数値Qの関係を
調べてプロットすると図8に示すグラフが得られる。コ
マフレア量を表わす数値Qが1.0より大きいか、小さ
いかによって光軸調整の方向が決まり、1.0にどれだ
け近い値かを判断して、偏心補正量を求めてXY微動ス
テージ12を駆動する。この作業を繰返して光軸調整の
完了を判断することにより、自動的に光軸調整を行なう
ことができる。
【0039】このような光軸調整を完了したうえで、前
述のようにUV照射ユニット3による接着剤の塗布とU
V光による硬化処理を行なうものであるが、レンズF1
自体がレンズ性能が良好でない欠陥品である場合には、
そのまま鏡筒Kに固定してしまうのは好ましくない。そ
こで、各チャート像P1 ,P2 の第2の測定ポイントS
3 ,S4 から得られる図5の(a),(b)に示す照度
分布を用いてコントラスト値Wを算出し、これによって
レンズ性能の評価を行なう。すなわち、コントラスト値
Wが所定の水準以下であるときは、レンズF1 が解像度
不足の不良品であると判定し、図示しない表示手段にレ
ンズ不良信号であるエラー信号を表示して、レンズF1
を接着固定することなく工程を終了する。
【0040】このようにして、不良品のレンズの組付け
を阻止することで、カメラ等最終製品の品質管理を効率
化し、生産性を向上させることができる。
【0041】コントラスト値Wは以下のように算出され
る。
【0042】図9に示すように、照度分布の最低照度値
aと最高照度値bを求めて、コントラスト値W=100
×(a−b)/(a+b)(パーセント)を算出する。
あるいは、図10に示すように、2つの最高照度値b
1 ,b2 を求めてその平均値をbとして、前記コントラ
スト値Wを算出する。
【0043】次に、コマフレア量による光軸調整のまえ
に行なう粗調整の工程を説明する。
【0044】前述のように、レンズF1 の偏心量が10
0ミクロン程度になると、チャート像の山の高さが、図
11の(a)と(c)に示すように低くなり、コマフレ
ア量を表わす正接の左右比の誤差が大きくなって正しい
値を検出できず、従ってレンズF1 の光軸調整が難しく
なり、さらに大きく偏心すると、チャート像そのものが
検出されなくなる。
【0045】図12は粗調整の範囲と微調整の範囲の関
係を表わす図である。この場合は、直径600ミクロン
の円形内の範囲が調整しろとして設けられているが、チ
ャート像からセンサで調整方向を高精度で検出できるの
は±50ミクロン程度の範囲である。そこで粗調整とし
て、反射ミラー4bと第2のコリメータレンズ4cによ
ってチャート像を第2のセンサ5bに結像させ、100
ミクロンピッチでレンズF1 をステップ移動させ、各ポ
ジションにおいて第2のセンサ5bの出力の有無を調べ
て最大輝度を記憶回路に記憶させ、100ミクロン以内
での微動調整の範囲を定めることが必要である。
【0046】図13および図14は一実施の形態による
光軸調整の工程を示すフローチャートである。まず、ス
テップ1で演算に用いるパラメータの初期化を行ない、
機構部を初期位置に設定し、被調整物であるレンズ系F
をセットし、フィンガ11でレンズF1 を下向きに鏡筒
Kに押し付けて把持し、XY微動ステージ12を動かし
てレンズF1 を調整しろのほぼ中央に位置決めする。
【0047】ステップ2においては、XY微動ステージ
12を図12のポジション1へ移動させ、ループが繰り
返すときはポジション2、ポジション3、ポジション4
・・・ポジション24と位置決めを繰り返す。ステップ
001ではチャート像を画像処理装置6に取り込み、画
像のなかの最大輝度を記憶回路にポジションナンバーと
対で記憶する。
【0048】ステップ002で、ポジション24まで終
了するか、あるいは最大輝度が予め定められた値より大
きいかのどちらかなら、ループを終了してステップ00
3へ進む。終了でなければステップ2へ戻る。
【0049】ステップ003において最大輝度エリヤを
計算する。
【0050】すなわち、ポジション24まで測定して、
最大輝度が一つのポジションで検出された場合は、その
ポジションを微調節の範囲とする。
【0051】ポジション24までスキャンしない間に最
大輝度が予め定められた値より大きいポジションがあっ
た場合は、そのときのポジションでの測定値から調整範
囲を決めることができるので、そのポジションを微調節
の範囲とする。
【0052】このようにして微調節の範囲を定めたら、
ステップ004で第1のセンサ5aを載せたXYステー
ジ10の移動量、すなわちチャート像を確実に捕えるた
めの位置補正量を算出する。予め図示しない基準チャー
トを用いて第1、第2のセンサ5a,5bの中心位置を
合わせておき、以下のようにXYステージ10の移動量
を算出する。
【0053】第2のセンサ5b上で結像したチャート像
の位置が、基準チャートを用いたチャート位置から(Δ
X、ΔY)だけずれていたとき、コリメータレンズ4c
とコリメータレンズ4aの焦点距離fc,faが既知で
あれば、XYステージ10の位置補正のための移動量
(X、Y)は、X=ΔX・fc /fa 、Y=ΔY・fc
/fa と求められる。
【0054】このようにして算出された移動量だけXY
ステージ10を移動し(ステップ005)、第1のセン
サ5aの中心位置にチャート像が結像するように位置補
正を行なう。
【0055】ステップ006で反射ミラー4bを退避さ
せたのち、ステップ3でチャート像を用いて前述した手
順によってコマフレア量を表わす値(tanθ1 /ta
nθ 2 )を画像処理装置6において計算する。得られた
値をQy とする。
【0056】ステップ4において、コマフレア量Qy
許容値以内かどうかを比較する。この許容値は装置固有
の値となるため予め測定しておく。すなわち、手動にて
モニタ等を用いて光軸合わせを行なったのち、X方向あ
るいはY方向にXY微動ステージ12を定量ずつ微動
し、コマフレア量を表わす値(tanθ1 /tan
θ2)を検出し、得られた値とステージ移動量をプロッ
トして図8に示すグラフを得る。このグラフから許容値
を定める。例えば、許容値の幅を±5ミクロンとするな
ら許容値はほぼ0.80<Qy <1.30、許容値の幅
を±2ミクロンとするなら、0.9<Qy <1.1と決
められる。
【0057】ステップ4でQy が許容値以内でなければ
y から偏心補正量を求めることができる。すなわち、
y =tanθ1 /tanθ2 であるから、Y方向の偏
心補正量は(1−Qy )のk倍となる。
【0058】kは装置固有の定数であり、予め測定して
おいた図8のグラフから決定することができる。すなわ
ち、図8のグラフを直線とみなしたときの傾きをkとし
て用いることができる。ステップ5で(1−Qy )のk
倍だけXY微動ステージ12のY軸を微動させてステッ
プ3へもどる。このとき、Y軸の移動量に応じて第1の
センサ5a上のチャート像の結像位置の移動量が計算で
きる。その算出値に基づいてXYステージ10を同時に
移動させ、常にセンサ5aの受光面からチャート像がず
れないように制御する。例えば、500mmのコリメー
タレンズおよび焦点距離35mm程度の被験レンズの光
軸調整では、10ミクロンの調整量に対してセンサ5a
の受光面のチャート像が0.3mm移動する。
【0059】ステップ4でQy が許容値以内ならステッ
プ6へ進み、ステップ7,ステップ8でチャート像を使
って上記と同様にX方向の偏心を調整する。
【0060】調整が終了してステップ9へ来ると、Y方
向のコマフレア量の測定を確認のために行なう。通常、
X方向の調整とY方向の調整はレンズの性質上干渉しな
いが、確認のためにY方向のコマフレア量の測定を行な
う。レンズF1 の製作誤差、組込み誤差等の原因でY方
向のコマフレア量が許容値以内でなければ、ステップ3
へもどり再調整を行なう。ステップ10でY方向のコマ
フレア量が許容値以内ならステップ130でX,Y方向
のコントラスト値Wを測定する。すなわち、ステップ1
0で画像処理装置6に入力した最後のチャート像から前
述の方法でコントラスト値Wを計算する。コントラスト
値Wが算出されたら、ステップ131で予め定められた
工程規格(例えばX,Y方向ともコントラスト値70パ
ーセント以上)を満たしているかを調べて、工程規格を
満たしていなければ、表示手段に不良の表示をして終了
する。工程規格を満たしていれば、ステップ11でチャ
ート投影ユニット2が光軸上から待避し、ステップ12
でUV照射ユニット3が光軸上に移動し、接着剤の塗
布、UV光の照射を行ないレンズF1 を接着固定する。
【0061】なお、フローチャート上では、3箇所の繰
り返しループが無限のループの如く表記されているが、
通常行なわれるループ回数制限のソフトウエアカウンタ
の使用については、特に表記していないが用いられてい
ることは言うまでもない。
【0062】本実施の形態によれば、2組の直線チャー
ト像のそれぞれの照度分布からX,Y方向のコマフレア
量を検出し、レンズ(レンズ系)の偏心を自動的に解消
して接着固定を行なうことができる。コマフレア量の検
出は、チャート像の照度分布に対して2つのスライスレ
ベルを設け、離散データの大小比較により交点を求め
て、最大輝度点を中心に左右2本の直線を設け、その正
接の比を求めるものであり、コマフレア量を短時間に定
量的に計測することができ、しかも計測誤差が少ないと
いう特筆すべき長所がある。
【0063】加えて、光軸調整終了後にチャート像のコ
ントラスト値を求めてレンズ性能の評価を行なうこと
で、偏心以外の原因で解像度の不足する性能不良なレン
ズの組付けを阻止することができる。
【0064】また、直交する2組のチャート像のそれぞ
れの照度分布からコマフレア量を検出して微調整するま
えに、大きな調整しろ内で最大照度値すなわち最大輝度
を用いて予め粗調整を行なうことで、レンズ系の光軸偏
心調整を精度良くしかも短時間で効率的に行なうことが
できる。
【0065】従って、レンズの単品加工精度をあげるこ
となく偏心に対してコマフレア敏感度の高いレンズ、例
えば両面非球面レンズを多用することが可能となり、よ
り一層コンパクトで高性能のレンズ系を実現できる。
【0066】本実施の形態においては、Y方向の測定・
調整とX方向の測定・調整を順番に行なっているが入力
したチャート像から同時に調整量を算出して同時にX方
向とY方向の微動調整を行なう方法を採用してもよい。
【0067】図15は一変形例を示す。ここでは第1の
センサ5aをXYステージに載せる替わりに、チャート
24をフォーカス軸25ごとXY方向に移動させるXY
ステージ20が設けられている。前述のフローチャート
において、ステップ003で最大輝度位置が得られた
後、ステップ004でXYステージ20の移動量X、Y
を以下のように計算する。
【0068】センサ5b上で(ΔX、ΔY)だけずれて
いたとき、コリメータレンズ4cとレンズF1 の焦点距
離fc 、f1 が既知であれば、X=ΔX・fc /f1
Y=ΔY・fc /f1 である。
【0069】図16は別の変形例を示す。これは反射ミ
ラーを用いる替わりにハーフミラー4dを用いて照明光
を粗調整用と微調整用に分割する。待避させなければな
らない反射ミラーを用いる場合に比べて、反射ミラーの
出し入れに要する時間を設ける必要がないから、短い時
間で光軸調整の全工程を終了できる。
【0070】なお、ハーフミラー4dを透過した光は、
ミラーによる収差の影響をうけてコマフレア量の測定値
に誤差がでる可能性があるため、ハーフミラー4dの反
射を用いた光路側に焦点距離の長いコリメータレンズ4
aを配置する。
【0071】面精度の高いハーフミラーで反射したチャ
ート像で最終的な微調整を行ない、ハーフミラーを通過
して結像したチャート像では粗調整を行なう。図16の
装置においては、チャートにXYステージを設けている
が、第1のセンサ側にXYステージを設けてもよいのは
言うまでもない。
【0072】退避させる必要のないハーフミラーを用い
ることにより、調整時間を全体的に大幅に短縮できる。
【0073】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0074】レンズ系(レンズ)の偏心状態を高速かつ
高精度で検出し、レンズ系の光軸調整を自動的に行なっ
て、調整後のレンズをそのまま接着固定できる。このよ
うなレンズ系光軸調整装置を用いることで、カメラレン
ズ等の光学エレメントの組立精度の向上と組立コストの
低減に大きく貢献できる。
【0075】加えて、光軸調整終了後にレンズ性能のチ
ェックを行ない、性能不良のレンズが誤って組付けられ
てしまうのを防ぐことで、前記光学製品の品質管理を効
率化し、生産性を向上できる。
【0076】また、コマフレア量による微調工程のまえ
に、被調整レンズ系をステップ移動させて各ポジション
で最大輝度を検出し、得られたデータから微調範囲を定
める粗調整を行なうことで、偏心範囲の大きなレンズ等
でもコマフレア量による微調整を実現できる。これによ
って、様々なレンズの光軸調整を効率よくしかも高精度
で行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態によるレンズ系光軸調整装置を示
す模式図である。
【図2】図1の装置のチャートのみを示す平面図であ
る。
【図3】センサ上に結像されたチャート像を示す図であ
る。
【図4】図3のチャート像の測定ポイントS1 と測定ポ
イントS2 における照度分布を示すグラフである。
【図5】測定ポイントS3 と測定ポイントS4 における
照度分布を示すグラフである。
【図6】チャート像の照度分布からコマフレア量を算出
する方法を説明する図である。
【図7】偏心量と照度分布の関係を示すグラフである。
【図8】偏心量とコマフレア量の関係を調べた参照デー
タを示すグラフである。
【図9】コントラスト値の算出方法を示す図である。
【図10】コントラスト値を算出する別の方法を示す図
である。
【図11】レンズの偏心量と照度分布の波形の関係を説
明する図である。
【図12】粗調整のポジションを説明する図である。
【図13】光軸調整工程の一部を示すフローチャートで
ある。
【図14】光軸調整工程の残りを示すフローチャートで
ある。
【図15】一変形例を示す模式図である。
【図16】別の変形例を示す模式図である。
【図17】一従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 架台 2 チャート投影ユニット 3 UV照射ユニット 4a,4c コリメータレンズ 4b 反射ミラー 4d ハーフミラー 5a,5b センサ 6 画像処理装置 10,20 XYステージ 11 フィンガ 12 XY微動ステージ 13 制御装置 21 光源 24 チャート 25 フォーカス軸 51 カメラ制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調整レンズ系を光学系の光軸に対して
    垂直に2次元的に微動させる微駆動ステージ手段と、前
    記光軸に垂直な2方向の直線パターンを有するチャート
    と、前記チャートの前記2方向の直線パターンを前記被
    調整レンズ系を経てセンサに投影して2組の直線チャー
    ト像を得る投影光学系と、前記2組の直線チャート像の
    照度分布を前記2方向にそれぞれ検出し、各照度分布か
    らその最強照度点を中心とするコマフレア量を算出する
    演算手段と、前記コマフレア量から得られた偏心補正量
    に基づいて前記微駆動ステージ手段を制御する制御手段
    と、前記投影光学系の光路を分割する光路分割手段およ
    び第2のセンサを含む粗調整光学系を有するレンズ系光
    軸調整装置。
  2. 【請求項2】 光路分割手段が、投影光学系の光路に対
    して進退自在に配設された反射ミラーを有することを特
    徴とする請求項1記載のレンズ系光軸調整装置。
  3. 【請求項3】 光路分割手段が、投影光学系の光路に配
    設されたハーフミラーを有することを特徴とする請求項
    1記載のレンズ系光軸調整装置。
  4. 【請求項4】 粗調整光学系の光学倍率が、投影光学系
    の光学倍率より低いことを特徴とする請求項1または2
    記載のレンズ系光軸調整装置。
  5. 【請求項5】 光学系の光路に被調整レンズ系を保持す
    る工程と、前記光路に2方向の直線パターンを有するチ
    ャートを配設し、前記被調整レンズ系を経て前記2方向
    の直線パターンをセンサに投影する工程と、投影された
    2組の直線チャート像の照度分布を前記2方向にそれぞ
    れ検出し、最強照度点を中心とするコマフレア量を算出
    する工程と、算出されたコマフレア量から得られた偏心
    補正量に基づいて前記被調整レンズ系を微動調整する工
    程を有し、前記被調整レンズ系を移動させて複数のポジ
    ションのそれぞれにおける各直線チャート像の最大照度
    値を第2のセンサを含む粗調整光学系によって検出し、
    得られたデータに基づいて前記微動調整の範囲を定める
    粗調整を行なう工程が付加されていることを特徴とする
    レンズ系光軸調整方法。
  6. 【請求項6】 粗調整のデータに基づいて、チャートま
    たは第1のセンサの位置を調節することを特徴とする請
    求項5記載のレンズ系光軸調整方法。
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