JP2008137448A - 車両及び車両の停止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発進時の加速性能を充分に得ることが可能な車両を提供する。
【解決手段】車両を安定的に停止させておくための補助輪を具備させ、走行時には補助輪を格納しておき、車両の停止が検出された場合に、補助輪を接地することで車両は三点支持による安定的な停止状態とする。一方、車両の進行方向前後に移動可能なバランサを配置し、車両停止が検出された場合に、バランサを予め設計されたバランサ基準位置よりも前方に移動することで、車両本体重心を駆動輪よりも前方に移動させて、発進時の加速に備えておく。補助輪で安定的に支持されて車両停止している状態において、既に車両本体重心が補助輪よりも前方に位置させてあるため、発進時には補助輪を格納することで直ちに必要な加速状態に移行することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に係り、倒立車両、例えば互いに対抗配置された2つの駆動輪を有する横置き二輪車両の停止時の制御に関する。
倒立振り子の姿勢制御を利用した車両(以下、単に倒立車両という)について、種々の提案がされている。
例えば、特許文献1では、現在、同軸2輪車などに代表される姿勢制御を行う車両において、トルク制御で車両を動作させるとともに、バランサを用いて姿勢制御を行う車両が提案されている。
また、特許文献2では、車両の停車またはシステムエラーに基づきスタンドを接地させる技術が提案され、特許文献3では、乗車、降車、障害物に応じて、補助輪を接地させる技術について提案されている。
特開2004−129435 特開2004−243845 特開2004−74814
これら従来の姿勢制御を行う車両において停止状態から発進時の加速をする場合、姿勢を前方に倒したり、バランサを前方に移動したりすることで重心を前方に移動した後に、重心位置に応じたトルクにより加速、発進することになる。
発進時には、姿勢制御を行いつつ加速をしていくため、転倒しない範囲でのトルクしか与えられず、加速に必要な位置まで傾斜させたりバランサを移動するための時間が必要となり、発進時の加速性能を充分に得ることができないという問題点がある。
そこで、本発明は、発進時の加速性能を充分に得ることが可能な車両を提供することを目的とする。
(1)請求項1に記載した発明では、一軸上に配置された駆動輪と、搭乗部と、前記駆動輪の出力を制御することで、走行制御と前記搭乗部の前後方向の姿勢制御を行う走行制御手段と、前記駆動輪に対して車両の前後方向に移動可能に配置されたバランサと、前記駆動輪よりも前方での接地状態と非接地状態の選択が可能に配設された支持部材と、車両の停止を検出する停止検出手段と、前記車両の停止が検出された場合に、前記支持部材を接地させると共に、前記バランサを前方に移動させる制御手段と、を車両に具備させて前記目的を達成する。
(2)請求項2に記載した発明では、請求項1に記載の車両において、前記駆動輪よりも後方での接地状態と非接地状態の選択が可能に配設された後方支持部材と、発進方向を選択する発進方向選択手段を備え、後方の発進が選択された場合、前記制御手段は、前記支持部材に加えて、又は前記支持部材に代えて前記後方支持部材を接地させると共に、前記バランサを後方に移動させる、ことを特徴とする。
(3)請求項3に記載した発明では、請求項1又は請求項2に記載の車両において、前記走行制御手段は、前記バランサを姿勢制御に使用する、ことを特徴とする。
(4)請求項4に記載した発明では、請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の車両において、発進時の加速度の履歴を記憶する発進履歴データ記憶手段を備え、前記制御手段は、バランサの移動量を前記発進履歴データに基づいて決定する、ことを特徴とする。
(5)請求項5に記載した発明では、一軸上に配置された駆動輪の出力を制御することで、走行制御と前記搭乗部の前後方向の姿勢制御を行う車両の停止方法であって、車両の停止を検出するステップと、前記車両の停止が検出された場合に、支持部材を前記駆動輪よりも前方で接地させるステップと、前記車両の停止が検出された場合に、バランサを前方に移動させるステップと、により車両を停止させる。
本発明によれば、車両の停止が検出された場合に、支持部材を接地させると共に、バランサを前方に移動させるので、安定した停止状態を得ることができると共に、発進時に備えて予め重心位置を前方に移動させているので、発進時の加速性能を充分に得ることができる。
以下、本発明の車両における好適な実施の形態について、図1から図3を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の車両では、車両を安定的に停止させておくための補助輪(支持部材として機能)を具備させる。補助輪は、補助輪伸縮機構により伸縮することで、接地及び格納されるようになっている。
通常の走行時には補助輪を格納しておき、車両の停止が検出された場合に、補助輪を接地することで車両は三点支持による安定的な停止状態となる。また、車両停止時において倒立車両の姿勢制御をする必要がなくなるため、無用なエネルギー消費を抑えることができる。
一方、車両の進行方向前後に移動可能なバランサを配置する。このバランサは、車両走行時における姿勢制御(出力トルクによる制御に加えて、車両本体重心移動による制御)にも使用されるが、車両停止時の加速準備に使用される。
すなわち、車両停止が検出された場合に、バランサを予め設計されたバランサ基準位置よりも前方に移動することで、車両本体重心を駆動輪よりも前方に移動させて、発進時の加速に備えておく。
バランサの移動については補助輪が接地した後に行うが、補助輪の設定前から徐々にバランサを前方に移動するようにしてもよい。
このように、補助輪で安定的に支持されて車両停止している状態において、既に車両本体重心が補助輪よりも前方に位置させてあるため、発進時には補助輪を格納することで直ちに必要な加速状態に移行することができる。
なお、バランサ基準位置は、車両本体(バランサを含み、駆動部(駆動輪と駆動モータ)を除く)の重心を通る鉛直線が駆動輪の駆動軸上を通る状態でのバランサの位置をいう。
(2)実施形態の詳細
本実施形態の車両は、倒立振り子車両により構成されており、搭乗部の姿勢を感知し、その姿勢に応じて、駆動輪の駆動方向で前後方向のバランスを保持するように姿勢制御を行いながら走行するものである。
前後方向のバランスは、搭乗者が要求する加速度に応じて、駆動輪の出力トルクの制御と、バランサの移動による車体重心位置の制御により行われる。
なお、本実施形態における姿勢制御の方法としては、例えば、米国特許第6,302,230号明細書、特開昭63−35082号公報、特開2004−129435公報、特開2004−276727公報で開示された各種制御方法も使用可能である。
図1は、本実施形態における車両の外観構成を例示したものである。
図1に示されるように、車両は、同軸上に配置された2つの駆動輪11a、11bを備えている。
両駆動輪11a、11bは、それぞれ駆動モータ12a、12bで駆動されるようになっている。
以下、両駆動輪11aと11bを指す場合、両駆動モータ12aと12bを指す場合には、それぞれ符号a、bを付けずに駆動輪11、駆動モータ12という。他の要素も同様とする。
車両は車両本体と駆動部とから構成されている。
車両本体は、荷物や乗員等の重量体が搭乗する搭乗部13(シート部)と、搭乗部13が固定される本体フレーム70を備えている。
駆動部は、駆動輪11と駆動モータ12を備えている。駆動部は、車両の進行方向前後方向に移動可能な状態で、後述する移動機構を介して本体フレーム70に配設されている。
搭乗部13は、運転者が座る座面部131、背もたれ部132、及びヘッドレスト133で構成されている。
搭乗部13の右脇には入力装置30が配置されている。入力装置30には、運転者が運転操作、すなわち車両の加速、減速、旋回、その場回転、停止、制動等の指示を行う為のジョイスティック31が配置されている。
本実施形態における入力装置30は、座面部131に固定されているが、有線又は無線で接続されたリモコンにより構成するようにしてもよい。また、肘掛けを設けその上部に入力装置30を配置するようにしてもよい。
また、本実施形態の車両には、入力装置30が配置されているが、予め決められた走行指令データに従って自動走行する車両の場合には、入力装置30に代えて走行指令データ取得部が配設される。走行指令データ取得部は、例えば、半導体メモリ等の各種記憶媒体から走行指令データを読み取る読み取り手段で構成し、または/及び、無線通信により外部から走行指令データを取得する通信制御手段で構成するようにしてもよい。
このように予め決められた走行指令データに従って自動走行する場合には、走行指令データから車両の停止を検出するようにしてもよい。
なお、本実施形態の車両では、搭乗部13に人が搭乗して運転する車両には限定されず、荷物だけを乗せて外部からのリモコン操作等により走行や停止をさせる場合、荷物だけを乗せて走行指令データに従って走行や停止をさせる場合、更には何も搭乗していない状態で走行や停止をすることも可能である。
本体フレーム70には、搭乗部13の下側に、図示しない制御ユニットが配置されている。なお、制御ユニットは搭乗部13の座面部131の裏側に固定されるように構成してもよく、入力装置30と同一箇所、又は入力装置30と反対側(図1では運転者の左手側)に配置するようにしてもよい。
また、制御ユニット及び駆動モータ12の電源としてのバッテリ(図示しない)も、制御ユニットと同様に本体フレーム70に固定されているが、搭乗部13の座面部131の裏側に固定されるように構成してもよい。
本体フレーム70は、搭乗部13が配置される上部フレームと、下方に延在する左右の支持部材71a、71bを備えている。支持部材71a、71bには、駆動モータ12a、12bが固定されている。
本体フレーム70の上部フレームには、バランサ161を車両の前後方向に移動させる移動機構として機能するリニアガイド装置162が配設されている。
リニアガイド装置162は、案内レール、スライダ、及び転動体を備えており、案内レールが本体フレーム70に固定され、スライダがバランサ161に接続されている。
案内レールには、その左右側面部に2本の軌道溝が長手方向に沿って直線状に形成されている。
スライダはその幅方向に沿う断面がコ字状に形成されており、その相対向する二つの内側側面部には、2本の軌道溝が、案内レールの軌道溝と各々対向して形成されている。
転動体は前述した軌道溝間に組み込まれて、案内レールとスライダとの相対的直線運動に伴って軌道溝を転動するようになっている。
なお、スライダには、スライダの軌道溝の両端をつなぐ戻し通路が形成されており、転動体は軌道溝と戻し通路を循環運動するようになっている。
リニアガイド装置162には、リニアガイド装置162の動きを締結あるいはフリーにするブレーキ(クラッチ)が配設されている。
このブレーキにより、案内レールとスライダとの相対的位置を固定、解除することで、バランサ基準位置に対するバランサ161の移動と、固定が行われる。
バランサ161の移動のための駆動力は、例えば、リニアモータによる電磁力が使用される。
なお、バランサ161を前後に移動させる機構としては、リニアガイド装置に代えて、バランサモータと、該バランサモータによって軸周りに回転駆動されるネジ軸とで構成するようにしてもよい。
この場合、ネジ軸に沿ってスライド自在に配設されているバランサ161の一部をネジ軸に螺号することで、バランサモータの駆動によりバランサ161を前後に移動させる。
本体フレーム70の下部には、車両を停止する際のスタンドとして機能する支持部材63が配設されている。支持部材63は、本実施形態において、車両前方に配置されており、車両停止時において補助輪631を接地させることにより、両駆動輪11a、11bの三点で車両を安定的に停止させることができる。
支持部材63は、補助輪631と、本体フレーム70に固定され、補助輪を収納する収納本体632と、補助輪631の位置を変化させるための補助輪伸縮機構(アーム)633を備えている。
補助輪631は、補助輪伸縮機構633を伸縮することで接地、非接地の制御が行われるようになっている。補助輪伸縮機構633は、例えば油圧制御や電磁制御等により伸縮するように構成される。
なお、補助制動車輪の出し入れは、伸縮に限らず、回転アームのように出し入れしても良い。また、支持部材63は、車両の制動用に使用するようにしてもよい。
図2は、制御ユニットの構成を表したものである。
制御ユニットは、車両の走行と姿勢制御、支持部材63とバランサ161を使用した車両の停止と発進制御等の各種制御を行うECU(電子制御装置)20を備えている。
ECU20は、ROM、RAMを備えたコンピュータシステムで構成されており、車両の走行制御、姿勢制御、及び本実施形態における車両の停止と発進制御等の各種制御を行うためのプログラム及びデータを備えている。
ECU20は、不揮発性のメモリ(記憶手段)を備えており、車両停車状態において搭乗者が要求した目標加速度の値が運転履歴データとして保存されるようになっている。
ECU20には、バランサコントローラ16、入力装置30、障害物検出センサ50、補助輪伸縮機構633、駆動モータ12を制御するモータコントローラ61、姿勢センサユニット40、車速センサ41、バッテリ等のその他の装置が電気的に接続されている。
バッテリは、駆動モータ12、モータコントローラ61、バランサアクチュエータ163、補助輪伸縮機構633、ECU20等に電力を供給するようになっている。
バランサコントローラ16には、バランサ161を前後に移動させるバランサアクチュエータ163と、バランサ位置検出センサ164が接続されている。
バランサアクチュエータ163はリニアモータ等を含むリニアガイド装置162で構成される。
バランサ位置検出センサ164は、リニアガイド装置162の案内レールに配設されたエンコーダで構成され、バランサ基準位置に対するバランサ161の現在の位置を検出する。
入力装置30は、図1に示したようにジョイスティック31を備えており、搭乗者によるこのジョイスティック31の操作に基づいて、目標加速度等の車両走行目標値をECU20に供給するようになっている。
ジョイスティック31は直立した状態をニュートラル位置とし、前後方向に傾斜させることで前後進を指示し、左右に傾斜させることで左右方向の旋回を指示するようになっている。傾斜角度に応じて、要求速度、旋回曲率が大きくなる。
障害物検出センサ50は、前方車両等の車両前方に存在する障害物の検出を行うセンサである。
障害物センサ50は、超音波センサ、ミリ波センサ、レーザレーダ等から構成され、障害物を検出可能なセンサが使用される。
これら各センサに代えて、又は加えて、撮像カメラを用い、撮像した画像に対する画像認識を行うことで前方車両等の障害物を検出するようにしてもよい。
補助輪伸縮機構633は、ECU20から供給される、車両を停止する際の停止信号に基づいて補助輪631を接地させ、発進する際の発進信号に基づいて補助輪を格納(非接地状態)させる。
姿勢センサユニット40は、角速度センサ、加速度センサを含み、車両姿勢の検出を行う。
車速センサ41は、車速を検出する。本実施形態では、検出した車速が0km/hの場合に車両停止と判断される。なお、所定の閾値p(=3km/h)以下で、かつ入力装置30からの加速要求がゼロ(ニュートラル状態)である場合にも車両停止と判断するようにしてもよい。
つぎに、このように構成された車両の停止及び発信処理の動作について説明する。
図3は、車両の停止・発信処理について表したフローチャートである。
ECU20は、搭乗者によって入力装置30から入力される運転指令値に従って走行制御を行い(ステップ101)、車速が0km/hとなったか否か、すなわち、車両が停止したか否かを監視している(ステップ102)。
車速がゼロでない場合には(ステップ102;N)、車両が走行中なのでECU20は、メインルーチンにリターンし走行制御を継続させる。
一方、車速がゼロの場合(ステップ102;Y)、ECU20は、補助輪伸縮機構633に停止信号を供給し、補助輪伸縮機構633は停止信号に基づき補助輪631を出すことで接地させる(ステップ103)。
これにより車両は補助輪631と駆動輪11a、11bの三点支持による安定的な停止状態となり、ECU20による姿勢制御が解除される。
つぎに、ECU20は、障害物検出センサ50による障害物を検出し(ステップ1049、その検出値により車両の前方に他車両等の障害物が存在するか否かを判断する(ステップ105)。
障害物が存在しないと判断した場合(ステップ105;Y)、ECU20は、運転履歴データを取得し(ステップ106)、運転履歴データの平均値に応じた位置にバランサ161を移動する(ステップ107)。
ここで、運転履歴データの平均値は、車両の所定時間の加速度の値(運転履歴データ)の平均値であり、最新のデータから過去所定回数n(例えば、20回)回分の平均値が使用される。
そして、ECU20は、過去n回の加速度の平均加速度aに対応するバランサ61のバランサ位置をバランサコントローラ16に供給し、バランサコントローラ16は供給されたバランサ位置にバランサアクチュエータ163によりバランサ161を移動する。
なお、バランサ位置は、平均加速度aで発進、加速するために必要な車両本体重心の位置が存在し、その位置に車両本体重心位置を移動させるバランサの位置であり、計算や位置決定テーブルに従って決定される。
平均加速度aが大きいほどバランサ位置は前方になる。
このように補助輪631を接地した状態でバランサ161をバランサ基準位置よりも前方に移動させることで、車両本体重心が補助輪631と駆動輪11a、11bの三点内に存在することになり、姿勢制御の不要な安定した停車と、その後の発進及び加速に備えることができる。
一方、車両前方に他の車両等の障害物が存在する場合(ステップ105;N)には、ECU20は、発進時の加速によって障害物との衝突を避けるために、バランサ161を前方移動に移動させることなく、ステップ108に移行する。
車両が停止した状態でECU20は、入力装置30から操作入力があったか否かを監視する(ステップ108)。
操作入力があると(ステップ108;Y)、ECU20は、発進信号を補助輪伸縮機構633に供給し、補助輪伸縮機構633は発進信号に基づき補助輪631を格納することで非接地状態とし(ステップ109)、車両本体重心が前方に移動した状態と、操作入力による要求加速度に対応した加速での発進を行う。
そしてECU20は、発進の際の車両の所定時間の加速度を検出し、その値を運転履歴データとして記録し、メインルーチンにリターンする。
以上、本発明の車両における1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、本実施形態では、車両の停止後の発進は前方への発進を前提としているが、車庫等に車両をしまった後バックしながら走行を開始する場合も存在する。このような場合のために、バランサ基準位置よりも後で接地し収納可能な後方補助輪と、後方発進を選択する後方発進スイッチを配置するようにしてもよい。
そして、後方発進スイッチが選択された場合には、後方補助輪と駆動輪11a、11bによる三点支持により停車(又は、前方の補助輪を含めた四点支持により停車)し、バランサ161を後方発進に備えて、バランサ基準位置よりも後方に移動させる。
この場合においても、過去の後方発進の運転履歴データ(加速度のデータ)の平均値に応じた位置にバランサ161を移動するようにしてもよい。
また、説明した実施形態では、運転履歴データに基づいてバランサ161の位置を決定する場合について説明したが、停止時の障害物との距離に応じて、最大加速する為のバランサ移動マップを記憶しておき、そのマップに基づき制御するようにしてもよい。
また、別途天候を判断するセンサを備え、運転履歴データを各天候別に分けて記憶し、発進時には天候に応じて運転履歴データからの平均値をとるようにしてもよい。
本実施形態における車両の外観構成図である。 制御ユニットの構成図である。 車両停止・発進処理の動作について表したフローチャートである。
符号の説明
11 駆動輪
12 駆動モータ
13 搭乗部
16 バランサコントローラ
20 ECU
30 入力装置
40 姿勢センサユニット
41 車速センサ
161 バランサ
631 補助輪

Claims (5)

  1. 一軸上に配置された駆動輪と、
    搭乗部と、
    前記駆動輪の出力を制御することで、走行制御と前記搭乗部の前後方向の姿勢制御を行う走行制御手段と、
    前記駆動輪に対して車両の前後方向に移動可能に配置されたバランサと、
    前記駆動輪よりも前方での接地状態と非接地状態の選択が可能に配設された支持部材と、
    車両の停止を検出する停止検出手段と、
    前記車両の停止が検出された場合に、前記支持部材を接地させると共に、前記バランサを前方に移動させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする車両。
  2. 前記駆動輪よりも後方での接地状態と非接地状態の選択が可能に配設された後方支持部材と、
    発進方向を選択する発進方向選択手段を備え、
    後方の発進が選択された場合、前記制御手段は、前記支持部材に加えて、又は前記支持部材に代えて前記後方支持部材を接地させると共に、前記バランサを後方に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記走行制御手段は、前記バランサを姿勢制御に使用する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両。
  4. 発進時の加速度の履歴を記憶する発進履歴データ記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記バランサの移動量を前記発進履歴データに基づいて決定する、
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の車両。
  5. 一軸上に配置された駆動輪の出力を制御することで、走行制御と前記搭乗部の前後方向の姿勢制御を行う車両の停止方法であって、
    車両の停止を検出するステップと、
    前記車両の停止が検出された場合に、支持部材を前記駆動輪よりも前方で接地させるステップと、
    前記車両の停止が検出された場合に、バランサを前方に移動させるステップと、
    により車両を停止させることを特徴とする車両の停止方法。
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