JP2008137134A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】研磨レートを低下させずに、平坦性よくCMPできる製造方法を提供する。
【解決手段】第1の研磨工程(S1)では、研磨盤(2)に配された研磨パッド(1)を第1のコンディショナ(5A)でコンディショニングしながら、研磨キャリア(4)に保持された基板(3)を研磨パッド(1)に押し付けて研磨し、研磨パッド平坦化工程(S2)では、研磨パッド(1)の表面を平坦化し、第2の研磨工程(S3)では、研磨パッド平坦化工程(S2)で平坦化された研磨パッド(1)に基板(3)を押し付けて研磨する。
【選択図】図1
【解決手段】第1の研磨工程(S1)では、研磨盤(2)に配された研磨パッド(1)を第1のコンディショナ(5A)でコンディショニングしながら、研磨キャリア(4)に保持された基板(3)を研磨パッド(1)に押し付けて研磨し、研磨パッド平坦化工程(S2)では、研磨パッド(1)の表面を平坦化し、第2の研磨工程(S3)では、研磨パッド平坦化工程(S2)で平坦化された研磨パッド(1)に基板(3)を押し付けて研磨する。
【選択図】図1
Description
本発明は、CMP(Chemical Mechanical Polishing 、化学機械研磨)を用いた半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置に関するものである。
従来のCMP方法を説明する。
半導体素子の大容量化に伴い、素子の微細化及び高集積化配線の微細化、多層化が急速に進んでいる。多層化の際、ウェハ上に配線層や絶縁膜を積層すると表面が凹凸になる。この表面上にフォトリソグラフィ技術を利用してパターンマスクを形成していくと精度が劣化する。すなわち、素子の微細化により形成したい配線幅や間隔、ホール径などが小さくなるため、表面の凹凸によってパターンマスクの確度にばらつきが生じる。これにより、配線の断線によるオープン不良や配線層間の絶縁不良によるショートなどが懸念される。また、フォトリソグラフィ工程における露光時のフォーカスずれも問題にあげられる。このような問題に対処するため、形成層間の平坦化を目的としたCMP技術は不可欠である。すなわち、被平坦化処理層の凹凸部に加わるCMP用研磨パッド(研磨パッド)の圧力差により研磨レートの選択性を生じさせ、所定時間経過後には凹凸部をなだらかにし、平坦化に寄与する技術である。
半導体素子の大容量化に伴い、素子の微細化及び高集積化配線の微細化、多層化が急速に進んでいる。多層化の際、ウェハ上に配線層や絶縁膜を積層すると表面が凹凸になる。この表面上にフォトリソグラフィ技術を利用してパターンマスクを形成していくと精度が劣化する。すなわち、素子の微細化により形成したい配線幅や間隔、ホール径などが小さくなるため、表面の凹凸によってパターンマスクの確度にばらつきが生じる。これにより、配線の断線によるオープン不良や配線層間の絶縁不良によるショートなどが懸念される。また、フォトリソグラフィ工程における露光時のフォーカスずれも問題にあげられる。このような問題に対処するため、形成層間の平坦化を目的としたCMP技術は不可欠である。すなわち、被平坦化処理層の凹凸部に加わるCMP用研磨パッド(研磨パッド)の圧力差により研磨レートの選択性を生じさせ、所定時間経過後には凹凸部をなだらかにし、平坦化に寄与する技術である。
CMPプロセスでは、一般に発泡ポリウレタン製の研磨パッドを回転させ、研磨パッド表面にスラリー(研磨剤入り溶媒)を供給しながらウェハを研磨パッドに押し付ける。被平坦化処理層に対し、凸部には凹部に比べて大きな圧力がかかり、研磨レートは大きくなる。CMPプロセスでは、研磨パッドの状態がウェハ研磨加工能率やウェハ面内研磨量不均一性(凸部を選択的に研磨する性能)を左右する重要な要素であることが知られている。研磨パッドは、ウェハ研磨加工処理を続けていくと劣化し、ウェハ研磨加工能率を著しく低下させる。つまり、研磨パッドの過剰な平滑化によって、スラリーを保持する機能(スラリー溜り)が減少してしまう。これにより、スラリーが研磨パッド内に均一に広がらず、ウェハ面内研磨条件がばらついたり、ウェハ研磨除去の能率が極端に低下する原因となる。そこで、平滑化された研磨パッドの表面を初期の表面状態と同等にするため、砥粒(電着ダイヤモンド砥石など)でパッドコンディショニングが実施される。今日では常時あるいは定期的なパッドコンディショニングを行わないと、研磨パッドの表面状態が変化するため生産性の向上及び良品ウェハは到底得られないとされている。
特開2003−151934公報
上記のようなCMP技術によれば研磨パッドは、コンディショナによってコンディショニングがなされることにより、ミクロ的な単位面積当たりのパッド表面粗さは回復し、パッド表面のスラリー保持性が改善される。しかし、安定した研磨レートを得るために、研磨中にコンディショニングを続けると研磨パッドが過剰にコンディショニングされるため、埋め込み構造形成のCMP例えばSTI形成、Cu配線形成などに用いるCMPにおいては、STI分離部、Cu配線が過剰研磨による凹む現象(ディッシング)を発生させ、半導体基盤状の平坦性を悪化させてしまう。過剰なコンディショニングを避けるため、研磨前のみにコンディショニングする方法もあるが、これでは、研磨中の安定した研磨レートを確保するのが困難であり、これらの手法は得策ではない。
また、特許文献1によると安定したコンディショニングを行うため、CMP装置に研磨パッドのモニタリング機構を用いて、最適なコンディショニングを制御可能としているが、この特許文献1では、コンディショニング条件を変化させることで、研磨レートを一定に保つことを目的としており、研磨パッド表面を一定の表面粗さに保つことを特徴としている。しかしながら、これでは、研磨レートは一定に保つことができるが、研磨後の平坦性は確保できない。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたもので、研磨パッド及びコンディショナ(ドレッサ)が効率的に使用されると共に、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現する半導体装置の製造方法及び半導体製造装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために本発明者らは、パッドの表面粗さと埋め込み構造形成のCMP時に発生する凹みの関係に着目した。
課題を解決するための手段として、Cu−CMPを例として説明する。Cu配線形成は、層間絶縁膜にリソグラフィによりパターニングされた配線部をドライエッチングにより配線溝を形成し、スパッタによりバリアメタル、Cuシード層を形成し、めっきにより配線部にCuを埋め込む。その後、Cu−CMPにより余剰なCuを除去し、配線を形成する。この余剰なCuを除去しているときは、安定して高研磨レートを確保しなければならないため、研磨パッドに対して十分なコンディショニングが必要となる。
課題を解決するための手段として、Cu−CMPを例として説明する。Cu配線形成は、層間絶縁膜にリソグラフィによりパターニングされた配線部をドライエッチングにより配線溝を形成し、スパッタによりバリアメタル、Cuシード層を形成し、めっきにより配線部にCuを埋め込む。その後、Cu−CMPにより余剰なCuを除去し、配線を形成する。この余剰なCuを除去しているときは、安定して高研磨レートを確保しなければならないため、研磨パッドに対して十分なコンディショニングが必要となる。
十分なコンディショニングというのは、研磨パッド表面が一定以上の表面粗さを確保できている状態を示す。この状態で研磨を進行し、バリアメタルがでた時点でも同じ表面粗さの状態である研磨パッドで研磨を進行すると、解決すべき課題として説明したように配線上にディッシングによる大きな凹みが生じる。そこで、余剰なCuを研磨している時は、高研磨レートを確保するため、研磨パッドの表面粗さを一定以上に保ち、研磨によりバリアメタルに到達する直前で研磨パッドの状態を切り替えることで、安定した高研磨レートと高い平坦性を同一研磨基盤上で両立させることが可能となる。
以上のような着想に基づき、前記の目的を達成するため、本発明の半導体装置の製造方法は、研磨盤に配された研磨パッドを第1のコンディショナでコンディショニングしながら、研磨キャリアに保持された基板を前記研磨パッドに押し付けて研磨する第1の研磨工程と、前記研磨パッドの表面を平坦化する研磨パッド平坦化工程と、前記研磨パッド平坦化工程で平坦化された研磨パッドに前記基板を押し付けて研磨する第2の研磨工程とからなることを特徴とする。
なお、前記研磨パッドの表面を平坦化する研磨パッド平坦化工程は、研磨キャリアを使用して研磨パッド表面を平坦化するか、研磨パッド表面を別の平坦化に適した形状のコンディショナにより、平坦化する。
この構成によると、研磨レートを低下させずに、平坦性よくCMPすることができる。
以下、本発明の半導体装置の製造方法を具体的な各実施形態に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法、及び半導体製造装置について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法、及び半導体製造装置について、図面を参照して説明する。
CMP装置は、図2に示すように研磨パッド1が配された研磨盤2と、半導体ウェハ3を保持して半導体ウェハ3の表面を研磨パッド1に接触させる研磨キャリア4と、研磨パッド1の表面をドレスする砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ5Aと、研磨パッド1にスラリー(研磨剤入り溶媒)を供給するスラリー供給部6と、研磨パッド1の表面に高圧の超純水を供給する高圧超純水供給機構7とを有している。
研磨キャリア4とコンディショナ5Aは、研磨盤2の中心からそれぞれ位置をずらせて配置されている。また、研磨キャリア4とコンディショナ5Aは研磨盤2の径方向に矢印で示すように往復駆動するよう取り付けられている。
図3に研磨キャリア4の断面を示す。
研磨キャリア4は、ウェハ飛び出し抑制機構8によって半導体ウェハ3の外周の移動を規制しながら、研磨キャリア4の裏面と半導体ウェハ3との間に介装されたウェハ加圧機構9によって加圧されて半導体ウェハ3を研磨パッド1に押し付けている。
研磨キャリア4は、ウェハ飛び出し抑制機構8によって半導体ウェハ3の外周の移動を規制しながら、研磨キャリア4の裏面と半導体ウェハ3との間に介装されたウェハ加圧機構9によって加圧されて半導体ウェハ3を研磨パッド1に押し付けている。
図4(a)に示すように層間絶縁膜10とバリアメタル11の上に形成されているCu12のうちの余剰なCuを除去して図4(c)に示すように研磨するCu−CMP工程を、図1に示す工程で実施するよう構成されている。
ステップS1では、回転数60rpmで回転させた研磨パッド1にコンディショナ5A(径4.25インチ)を40Nの力で押し当てて研磨パッド1のコンディショニングを行いながら、研磨盤2を105rpm,研磨キャリア4を95rpmで回転させながら、スラリー供給部6から200ml/minの流量でスラリーを供給し、研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaで加圧しながら、図4(b)に示すようにCuをバリアメタル11上から100nm残した状態になるまで研磨を行う。
ステップS2では、図5のようにコンディショナ5Aとスラリー供給部6からのスラリーの供給を停止し、図6に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を0kPa(解除)、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaとし、ウェハ飛び出し抑制機構8のみに荷重をかけた状態で、研磨パッド1の表面が所望の平坦度になるように研磨盤2を105rpm、研磨キャリア4を95rpmで15秒間回転させる。
その後、ステップS3では、図7に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9に圧力17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8に圧力34.5kPaをかけ、研磨盤2を105rpm、研磨キャリア4を95rpm、スラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、コンディショニングを行わずに研磨パッド1で半導体ウェハ1の研磨を実施し、図4(c)に示すようにバリアメタル11が露出するまで研磨する。ステップS2での研磨パッド1の表面の状態の「所望の平坦度」とは、バリアメタル11が露出した時点で、図4(d)に示すように配線部にディッシング13が入らない程度にまで平坦化された状態である。
コンディショニングを行わずに研磨するステップS2,ステップS3では、研磨屑、残留スラリーが研磨パッド1上に蓄積することがあるため、場合によって研磨パッド1の表面に対して、高圧超純水供給機構7から研磨パッド1に高圧の超純水を供給する、または、高圧超純水供給機構7にかわってウエットエア供給機構を設けて研磨パッド1に高圧のウエットエアを供給しながら平坦化しても良い。
また、上記に示した荷重,回転数,時間等は、いずれも例示するものであり、これらに限定されることはない。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
(第2の実施形態)
図9は第2の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示す。
図2と図5および図7に示したCMP装置では、研磨パッド1の表面をドレスする砥粒が保持されたコンディショナ5Aだけが設けられていたが、この第2の実施形態では、砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ5Aと、砥粒をもたないコンディショナ5Bが設けられている点だけが第1の実施形態のCMP装置とは異なっている。
図9は第2の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示す。
図2と図5および図7に示したCMP装置では、研磨パッド1の表面をドレスする砥粒が保持されたコンディショナ5Aだけが設けられていたが、この第2の実施形態では、砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ5Aと、砥粒をもたないコンディショナ5Bが設けられている点だけが第1の実施形態のCMP装置とは異なっている。
図8は、図4(a)に示すように層間絶縁膜10とバリアメタル11の上に形成されているCuのうちの余剰なCuを除去して図4(c)に示すように研磨するCu−CMP工程を示している。
ステップS11では、図9に示すようにコンディショナ5A,5Bのうちの砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ5Aだけを用いて、コンディショナ5Aを力40N、回転数60rpmで研磨パッド1のコンディショニングを行いながら、研磨盤2を105rpmと研磨キャリア4を95rpmで回転させながら、スラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、図10に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaで加圧しながら、図4(b)に示すようにCuをバリアメタル11上から100nm残した状態になるまで半導体ウェハ3の研磨を行う。
次に、ステップS12では、図11に示すようにコンディショナ5A,5Bのうちの砥粒をもたないコンディショナ5Bだけを用いてコンディショナ5Bを力80N、回転数60rpmで研磨パッド1のコンディショニングを行いながら、研磨パッド1で半導体ウェハ3を研磨し、図4(c)に示すようにバリアメタル11が露出した時点で半導体ウェハ3の研磨を終了する。
なお、砥粒を持たないコンディショナを用いてコンディショニングしながら研磨するステップS12では、砥粒のないコンディショナでコンディショニングするため、研磨屑、残留スラリーが研磨パッド1上に蓄積することがあるため、場合によって研磨パッド1表面に対して、高圧超純水供給機構7から研磨パッド1に高圧の超純水を供給する、または、高圧超純水供給機構7にかわってウエットエア供給機構を設けて研磨パッド1に高圧のウエットエアを供給しながら平坦化しても良い。
また、上記に示した荷重,回転数,時間等は、いずれも例示するものであり、これらに限定されることはない。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
(第3の実施形態)
図13は第3の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示し、第2の実施形態の場合と同じように砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ5Aと、砥粒をもたないコンディショナ5Bが設けられており、研磨工程が第2の実施形態とは異なる。
図13は第3の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示し、第2の実施形態の場合と同じように砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ5Aと、砥粒をもたないコンディショナ5Bが設けられており、研磨工程が第2の実施形態とは異なる。
図12は、図4(a)に示すように層間絶縁膜10とバリアメタル11の上に形成されているCuのうちの余剰なCuを除去して図4(c)に示すように研磨するCu−CMP工程を示している。
ステップS21では、図13に示すようなCMP装置を用いて、砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ5Aを用いて力40N、回転数60rpmでコンディショニングを行いながら、研磨盤2を105rpmで回転させ、研磨キャリア4を95rpmで回転させながら、スラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、図14に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaで加圧しながら、図4(b)に示すようにCuをバリアメタル11上から100nm残した状態になるまで半導体ウェハ3の研磨を行う。
ステップS22では、図15のようにスラリー供給部6からのスラリーの供給を停止し、図16に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9とウェハ飛び出し抑制機構8の圧力をすべて止めるとともに、砥粒ありコンディショナ5Aを研磨パッド1上から退避させ、砥粒なしコンディショナ5Bを研磨パッド1上に設置する。そして、砥粒をもたないコンディショナ5Bを用いて力80N、回転数60rpmで研磨パッド1をコンディショニングし、研磨パッド1の表面が所望の平坦度になるように研磨盤2を105rpmで15秒回転させる。
その後のステップS23では、研磨キャリア4のウェハ加圧機構9に圧力17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8に圧力34.5kPaをかけ、研磨盤2を105rpm、研磨キャリア4を95rpm、図17に示すようにスラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、コンディショニングを行わずに研磨を実施し、図4(c)に示すようにバリアメタル11が露出するまで研磨する。ステップS22での研磨パッド1の表面の状態の「所望の平坦度」とは、バリアメタル11が露出した時点で、図4(d)に示すように配線部にディッシング13が入らない程度にまで平坦化された状態である。
また、ステップS22では、コンディショニングを実施しないため、研磨屑、残留スラリーが研磨パッド1上に蓄積することがあるため、場合によって研磨パッド1の表面に対して、高圧の超純水を供給する、または、高圧超純水供給機構7にかわってウエットエア供給機構を設けて高圧のウエットエアを供給しながら平坦化しても良い。
また、ステップS23においては、コンディショニングを実施しないとしているが、場合によっては、砥粒を持たないコンディショナ5Bでコンディショニングしながら研磨しても良い。
また、上記に示した荷重,回転数,時間等は、いずれも例示するものであり、これらに限定されることはない。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
(第4の実施形態)
図19と図20は第4の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示す。第1の実施形態のコンディショナ5は研磨パッド1の表面をドレスする砥粒が保持されたものであったが、この第4の実施形態で使用するコンディショナ5Cは、砥粒の突き出し量を可変させることが可能な構造のものを用いている。
図19と図20は第4の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示す。第1の実施形態のコンディショナ5は研磨パッド1の表面をドレスする砥粒が保持されたものであったが、この第4の実施形態で使用するコンディショナ5Cは、砥粒の突き出し量を可変させることが可能な構造のものを用いている。
具体的には、コンディショナ5Cは、図20(a)と要部の拡大を示す図20(b)に示すように、コンディショナ基盤14上には複数の開口部としてのシリンダー15が形成されており、このシリンダー15内に保持された砥粒(ダイヤモンド)16の突き出し量を、シリンダー15内部からの圧力供給により可変させることが可能な構造であり、シリンダー15の直径:Lと砥粒16の直径:Mが同じ直径であり、砥粒16が露出するシリンダー出口17の直径:Nが、L=M≧Nとなるように設計されている。
図18は、図4(a)に示すように層間絶縁膜10とバリアメタル11の上に形成されているCuのうちの余剰なCuを除去して図4(c)に示すように研磨するCu−CMP工程を示している。
ステップS31では、図19に示すようなCMP装置を用いて、コンディショナ5Cを用いてコンディショナ基盤14の力を40N、シリンダー15の力を53.4N、回転数60rpmで研磨パッド1のコンディショニングを行いながら、研磨盤2を105rpmで回転させ、研磨キャリア4を95rpmで回転させながら、スラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、図21に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaで加圧しながら半導体ウェハ3の研磨を行う。
Cuをバリアメタル上から100nm残した状態で研磨を継続しながら、ステップS32では、コンディショナ基盤14の力を80N、シリンダー15の力を0N(解除)とし砥粒16が突き出さないようにし、回転数60rpmでコンディショニングしながら半導体ウェハ3を研磨し、図4(c)に示すようにバリアメタル11が露出するまで研磨する。
また、ステップS32で砥粒を突き出させない状態でコンディショニングすると、研磨屑、残留スラリーが研磨パッド上に蓄積することがあるため、場合によって研磨パッド表面に対して、高圧超純水供給機構7から高圧の超純水を供給する、または、高圧超純水供給機構7にかわってウエットエア供給機構を設けて高圧のウエットエアを供給しながら研磨しても良い。
また、上記に示した荷重,回転数,時間等は、いずれも例示するものであり、これらに限定されることはない。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
(第5の実施形態)
図23は第5の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示し、第4の実施形態の場合と同じように砥粒の突き出し量を可変できるコンディショナ5Cを用いており、研磨工程が第4の実施形態とは異なる。
図23は第5の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示し、第4の実施形態の場合と同じように砥粒の突き出し量を可変できるコンディショナ5Cを用いており、研磨工程が第4の実施形態とは異なる。
図22は、図4(a)に示すように層間絶縁膜10とバリアメタル11の上に形成されているCuのうちの余剰なCuを除去して図4(c)に示すように研磨するCu−CMP工程を示している。
ステップS41では、図23に示すようなCMP装置を用いて、コンディショナ基盤14の力を40N、シリンダー15の力を53.4N、回転数60rpmで研磨パッド1のコンディショニングを行いながら、研磨盤2を105rpmで回転させ、研磨キャリア4を95rpmで回転させながら、スラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、図24に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaで加圧しながら、図4(b)に示すようにCuをバリアメタル11上から100nm残した状態になるまで半導体ウェハ3の研磨を行う。
Cuをバリアメタル上から100nm残した状態で研磨を停止した後、ステップS42では、図25のようにスラリー供給部6からのスラリーの供給を停止し、図26に示すように研磨キャリア4の荷重をすべて止め、コンディショナ基盤14の力を80N、シリンダー15の力を0N(解除)としコンディショナ5Cから砥粒16が突き出さないようにして回転数60rpmで研磨パッド1をコンディショニングし、研磨パッド1の表面が所望の平坦度になるように研磨盤2を105rpmで15秒回転させる。
その後のステップS43では、図27に示すように研磨キャリアのウェハ加圧機構9に圧力17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8に圧力34.5kPaをかけ、研磨盤2を105rpm、研磨キャリア4を95rpm、スラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、コンディショニングを行わずに半導体ウェハ3の研磨を実施し、図4(c)に示すようにバリアメタル11が露出するまで研磨する。
なお、ステップS42での研磨パッド1の表面の状態の「所望の平坦度」とは、バリアメタル11が露出した時点で、図4(d)に示すように配線部にディッシング13が入らない程度にまで平坦化された状態である。
また、ステップS43でコンディショニングを行わずに研磨する工程においては、コンディショニングを実施しないため、研磨屑、残留スラリーが研磨パッド1上に蓄積することがあるため、場合によって研磨パッド1の表面に対して、高圧超純水供給機構7から高圧の超純水を供給する、または、高圧超純水供給機構7にかわってウエットエア供給機構を設けて高圧のウエットエアを供給しながら平坦化しても良い。
また、本実施例においては、バリアメタル露出まで研磨する工程において、砥粒を突き出させないコンディショナでコンディショニングを実施しないとしているが、場合によってはコンディショニングしながら研磨しても良い。
また、上記に示した荷重,回転数,時間等は、いずれも例示するものであり、これらに限定されることはない。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
(第6の実施形態)
図29と図30は第6の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示す。
図29と図30は第6の実施形態の半導体装置の製造方法を実行するCMP装置を示す。
第5の実施形態のコンディショナ5Cはコンディショナ基盤14の全面の砥粒の突き出し量を可変させることが可能な構造のものを用いていたが、この第6の実施形態では、コンディショナ基盤14に部分的に砥粒の突き出し量を可変させることが可能な分割コンディショナ5Dを用いている。
具体的には、分割コンディショナ5Dは、図30に示すように、コンディショナ基盤14が同心円状に複数分割され、この例では外周側の基盤18Aには砥粒16としてのダイヤモンドを配し、内周側の基盤18Bには砥粒を配していない。更に、この分割された基盤18A,18Bは、それぞれ圧力をかけることによって高さを可変できるように構成されている。
図28は、図4(a)に示すように層間絶縁膜10とバリアメタル11の上に形成されているCuのうちの余剰なCuを除去して図4(c)に示すように研磨するCu−CMP工程を示している。
ステップS51では、図29に示すようなCMP装置を用いて、分割コンディショナ5Dの砥粒有りの基盤18Aの力を40N、砥粒なしの基盤18Bの力を0N(解除)、回転数60rpmでコンディショニングを行いながら、研磨盤2を105rpmで回転させ、研磨キャリア4を95rpmで回転させながら、スラリー供給管6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、図31に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaで加圧しながら、図4(b)に示すようにCuをバリアメタル11上から100nm残した状態になるまで半導体ウェハ3の研磨を行う。
Cuをバリアメタル上から100nm残した状態で研磨を継続しながら、ステップS52では、砥粒有りの基盤18Aの力を0N(解除)、砥粒なしの基盤18Bの力を80N、回転数60rpmでコンディショニングしながら半導体ウェハ3の研磨を実施し、図4(c)に示すようにバリアメタル11が露出した時点で研磨を終了する。
また、ステップS52において砥粒有りの基盤18Aの力を0N(解除)、砥粒なしの基盤18Bの力を80Nの状態でコンディショニングすると、研磨屑、残留スラリーが研磨パッド上に蓄積することがあるため、場合によって研磨パッド1の表面に対して、高圧超純水供給機構7から高圧の超純水を供給する、または、高圧超純水供給機構7にかわってウエットエア供給機構を設けて高圧のウエットエアを供給しながら研磨しても良い。
また、上記に示した荷重,回転数,時間等は、いずれも例示するものであり、これらに限定されることはない。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
(第7の実施形態)
この第7の実施形態では、コンディショナ基盤14に部分的に砥粒の突き出し量を可変させることが可能な分割コンディショナ5Dを有したCMP装置を用いている点は同じであるが、研磨工程が第6の実施形態とは異なる。
この第7の実施形態では、コンディショナ基盤14に部分的に砥粒の突き出し量を可変させることが可能な分割コンディショナ5Dを有したCMP装置を用いている点は同じであるが、研磨工程が第6の実施形態とは異なる。
図32は、図4(a)に示すように層間絶縁膜10とバリアメタル11の上に形成されているCuのうちの余剰なCuを除去して図4(c)に示すように研磨するCu−CMP工程を示している。
ステップS61では、図33に示すようなCMP装置を用いて、分割コンディショナ5Dの砥粒の基盤18Aの力を40N、砥粒なしの基盤18Bの力を0N(解除)、回転数60rpmでコンディショニングを行いながら、研磨盤2を105rpmで回転させ、研磨キャリア4を95rpmで回転させながら、スラリー供給管6から200ml/minの流量で研磨パッド1にスラリーを供給し、図34に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9の圧力を17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8の圧力を34.5kPaで加圧しながら研磨を行う。
Cuをバリアメタル上から100nm残した状態で研磨を停止した後、ステップS62では、図35のようにスラリー供給部6からのスラリーの供給を停止し、図36に示すように研磨キャリア4の荷重をすべて止め、コンディショナ基盤5Dの砥粒有りの基盤18Aの力を0N(解除)、砥粒なしの基盤18Bの力を80N、回転数60rpmでコンディショニングし、研磨パッド1表面が所望の平坦度になるように研磨盤2を105rpmで15秒回転させる。
その後、ステップS63では、図37に示すように研磨キャリア4のウェハ加圧機構9に圧力17.2kPa、ウェハ飛び出し抑制機構8に圧力34.5kPaをかけ、研磨盤2を105rpmで回転させ、研磨キャリア4を95rpmで回転させて、スラリー供給部6から200ml/minの流量で研磨盤2にスラリーを供給し、コンディショニングを行わずに研磨を実施し、バリアメタルが露出した時点で研磨を終了する。
なお、ステップS62での研磨パッド1の表面の状態の「所望の平坦度」とは、バリアメタル11が露出した時点で、図4(d)に示すように配線部にディッシング13が入らない程度にまで平坦化された状態である。
また、コンディショニングを行わずに研磨するステップS63では、コンディショニングを実施しないため、研磨屑、残留スラリーが研磨パッド1上に蓄積することがあるため、場合によって研磨パッド1表面に対して高圧超純水供給機構7から高圧の超純水を供給する、または、高圧超純水供給機構7にかわってウエットエア供給機構を設けて高圧のウエットエアを供給しながら平坦化しても良い。
また、本実施例においては、バリアメタル露出まで研磨する工程において、砥粒なし部加圧状態のコンディショナでコンディショニングを実施しないとしているが、場合によってはコンディショニングしながら研磨しても良い。
また、上記に示した荷重,回転数,時間等は、いずれも例示するものであり、これらに限定されることはない。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
この構成によると、研磨パッドを効率よくコンディショニングして、高平坦度構造の半導体装置を作成することが出来る。また、大きな装置構成の変更等は要しないため、容易に低コストで実現することができ、ウェハ研磨平坦化性能の向上でウェハ量産を実現することができる。
本発明の研磨方法を用いることで、高平坦度構造が要求されている超LSI半導体装置の製造に寄与できる。
1 研磨パッド
2 研磨盤
3 半導体ウェハ(基板)
4 研磨キャリア
5A 砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ
5B 砥粒をもたないコンディショナ
5C 砥粒の突き出し量を可変させることが可能なコンディショナ
5D 分割コンディショナ
6 スラリー供給部
7 高圧超純水供給機構
8 ウェハ飛び出し抑制機構
9 ウェハ加圧機構
10 層間絶縁膜
11 バリアメタル
12 Cu
14 コンディショナ基盤
15 シリンダー
16 砥粒(ダイヤモンド)
17 シリンダー出口
18A 外周側の基盤
18B 内周側の基盤
2 研磨盤
3 半導体ウェハ(基板)
4 研磨キャリア
5A 砥粒(ダイヤモンド)が保持されたコンディショナ
5B 砥粒をもたないコンディショナ
5C 砥粒の突き出し量を可変させることが可能なコンディショナ
5D 分割コンディショナ
6 スラリー供給部
7 高圧超純水供給機構
8 ウェハ飛び出し抑制機構
9 ウェハ加圧機構
10 層間絶縁膜
11 バリアメタル
12 Cu
14 コンディショナ基盤
15 シリンダー
16 砥粒(ダイヤモンド)
17 シリンダー出口
18A 外周側の基盤
18B 内周側の基盤
Claims (16)
- 研磨盤に配された研磨パッドを第1のコンディショナでコンディショニングしながら、研磨キャリアに保持された基板を前記研磨パッドに押し付けて研磨する第1の研磨工程と、
前記研磨パッドの表面を平坦化する研磨パッド平坦化工程と、
前記研磨パッド平坦化工程で平坦化された研磨パッドに前記基板を押し付けて研磨する第2の研磨工程と
からなることを特徴とする
半導体装置の製造方法。 - 前記研磨キャリアは、ウェハ加圧機構とウェハ飛び出し抑制機構からなり、前記研磨パッド平坦化工程において、前記研磨キャリアの前記ウェハ飛び出し抑制機構によって前記研磨パッドを平坦化することを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記研磨パッド平坦化工程において、砥粒を有しない第2のコンディショナによって前記研磨パッドを平坦化することを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1のコンディショナは表面の砥粒の突出量が調節でき、前記第1の研磨工程において、前記砥粒を前記第1のコンディショナの表面よりも突出させて研磨パッドをコンディショニングし、
前記研磨パッド平坦化工程において、前記砥粒を前記第1のコンディショナの表面から突出させることなく前記第1のコンディショナを前記研磨パッドに押し付けることを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1のコンディショナは、
砥粒を有する第1の領域と砥粒を有しない第2の領域からなり、前記第1の研磨工程において、前記第1のコンディショナの前記第1の領域を用いて研磨し、
前記研磨パッド平坦化工程において、前記第1のコンディショナの前記第2の領域を用いて平坦化することを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2の領域は前記第1の領域に囲まれていることを特徴とする
請求項5に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2の研磨工程は、前記研磨パッドの平坦化工程が開始後に、前記研磨パッドの平坦化工程の途中から開始されることを特徴とする
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2の研磨工程において、前記研磨パッドを高圧の超純水またはウエットエアで洗浄することを特徴とする
請求項1〜請求項7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 - 回転機構を備えた研磨パッドを有する研磨盤と、回転機構と加圧機構を備えた基板を保持する研磨キャリアと、回転機構と加圧機構を備えた砥粒を有する第1のコンディショナと、回転機構と加圧機構を備えた砥粒を有しない第2のコンディショナとからなることを特徴とする
半導体装置の製造装置。 - 回転機構を備えた研磨パッドを有する研磨盤と、回転機構と加圧機構を備えた基板を保持する研磨キャリアと、回転機構と加圧機構を備えた砥粒の突き出し量を調節できるコンディショナとからなることを特徴とする
半導体装置の製造装置。 - 前記コンディショナは複数の開口部を持ち、前記開口部に突き出し量が調節できるダイヤモンドを備えていることを特徴とする
請求項10に記載の半導体装置の製造装置。 - 回転機構を備えた研磨パッドを有する研磨盤と、回転機構と加圧機構を備えた基板を保持する研磨キャリアと、回転機構と加圧機構を備え、砥粒を有する第1の領域と砥粒を有しない第2の領域とを備えたコンディショナとからなることを特徴とする
半導体装置の製造装置。 - 前記コンディショナの前記第1の領域と前記第2の領域とはそれぞれ独立して加圧することを特徴とする
請求項12に記載の半導体装置の製造装置。 - 前記第1の領域が前記第2の領域に囲まれていることを特徴とする
請求項12または請求項13に記載の半導体装置の製造装置。 - 前記研磨パッドに研磨剤を供給する研磨剤供給機構をさらに備えていることを特徴とする
請求項9〜請求項14のいずれかに記載の半導体装置の製造装置。 - 前記研磨パッドを洗浄するための高圧超純水供給機構または前記研磨パッドを洗浄するためのウエットエア供給機構をさらに備えていることを特徴とする
請求項9〜請求項15のいずれかに記載の半導体装置の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006327675A JP2008137134A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006327675A JP2008137134A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008137134A true JP2008137134A (ja) | 2008-06-19 |
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ID=39599128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006327675A Pending JP2008137134A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 |
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JP (1) | JP2008137134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009059914A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
2006
- 2006-12-05 JP JP2006327675A patent/JP2008137134A/ja active Pending
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