JP2008136557A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技店の閉店時刻経過後における図柄表示手段による遊技図柄変動表示を禁止して、遊技者と遊技店とのトラブルを未然に防止し、閉店時刻経過後の諸作業を早期に開始できる、弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】特別図柄変動処理において、閉店時刻管理処理により閉店フラグが発生した場合(S30;Yes)、払出制御基板41と演出制御基板42に閉店を指示する旨の閉店コマンドが送信される(SA)。払出制御基板41が、閉店コマンドを受信したとき、発射制御基板45に発射動作を停止させ、演出制御基板42が、閉店コマンドを受信したとき、液晶ディスプレイ25に所定の閉店案内が表示される。
【選択図】図10

Description

本発明は、遊技店の閉店時刻経過後に図柄始動手段が遊技球を検出した場合でも図柄表示手段による遊技図柄変動表示を禁止するように構成した弾球遊技機に関するものである。
従来、弾球遊技機では、遊技盤に図柄始動口と特別入賞口と図柄表示器が設けられ、図柄始動口に遊技球が入球すると、図柄表示器に複数の図柄が変動表示され、変動後の複数の図柄が特定態様になった場合に大当り状態となり、通常は閉じている特別入賞口が所定の入賞条件下に開閉して、遊技者に有利な利益状態が発生する。
ところで、遊技店では予め閉店時刻が決まっており、その閉店時刻経過後は、掃除や釘調整などの次の営業日のための準備作業やパチンコ機の新台入れ替え作業などが行われる。そのため、遊技店では、その準備作業や新台入れ替え作業を開始するために閉店時刻を経過したら速やかに遊技を終了させて閉店したい。
一方、閉店時刻経過後に変動停止した遊技図柄が大当りや、閉店時刻間際に確率変動大当りになった場合に、遊技者は、閉店時刻経過後もその大当りや確率変動大当りによる利益状態が終了するまで遊技を継続し続ける。
他方、特許文献1には、遊技店の閉店時刻前に、始動入賞口に入賞した遊技球の入賞記憶数の全てを消化するのに要する時間や発射装置からの遊技球の発射の停止を遊技者に予告報知するように構成された遊技機について記載されている。具体的には、主制御手段に設けた算出手段により、入賞記憶数全消時間が算出され、その算出結果が報知手段により遊技者に報知される。また、算出手段により、入賞記憶数全消化時間と、現在時刻と閉店時刻との時刻差とが夫々算出され、その消化時間が時刻差より長い場合には、報知手段により遊技者に発射装置からの遊技球の発射を停止するよう報知される。
特開2003−260210号公報
しかし、閉店時刻間際に確変大当り状態になった場合には、その利益状態が終了するまでに閉店時刻が経過してから30分以上かかるので、遊技店としては、その利益状態が終了するのを待っていたのでは準備作業や新台入れ替え作業を早期に開始することができない。また、閉店時刻経過後、遊技店がその利益状態を伴う遊技の継続を強制的に中止させた場合、遊技者にとっては獲得できたはずの利益を放棄させられることにより、遊技者と遊技店とでトラブルが発生するおそれがある。
特許文献1の遊技機では、閉店時刻前に、遊技者に対して入賞記憶数全消化時間や遊技球の発射停止を指示する旨の予告報知されるが、閉店時刻経過後に大当りや、閉店間際に確率変動大当りになった場合、閉店時刻前に予告報知されたにもかかわらず、遊技者はその利益状態が終了するまで遊技を継続し続ける。
本発明の目的は、弾球遊技機に関し、遊技店の閉店時刻経過後における図柄表示手段による遊技図柄変動表示を禁止して、閉店時刻経過後の諸作業を早期に開始できること、遊技者と遊技店とのトラブルを未然に防止すること、などである。
請求項1の弾球遊技機は、図柄始動手段と、遊技機図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して図柄表示手段を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、主制御手段は、現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、計時手段で計時される現在時刻が所定の閉店時刻になった時に、演出制御手段に閉店を指示する閉店コマンドを出力すると共に、上記の閉店時刻経過後には図柄始動手段が遊技球を検出した場合にも遊技図柄変動開始コマンドの出力を停止する閉店制御手段とを備えたものである。
この弾球遊技機では、主制御手段において、計時手段により現在時刻がリアルタイムで計時され、その計時された現在時刻が所定の閉店時刻になった時、主制御手段から演出制御手段へ閉店コマンドが送信され、その閉店コマンドに基づいて、例えば、図柄表示手段に閉店時刻である旨の閉店案内が表示される。
閉店時刻経過後には、閉店制御手段により、図柄始動手段で遊技球が検出された場合にも遊技図柄変動開始コマンドの出力が停止される。つまり、閉店時刻経過後に、図柄始動手段で遊技球の入球が検出され、例えば、抽選判定手段により大当りや確変大当りと判定された場合でも、遊技図柄変動が開始されない。
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、計時手段で計時される現在時刻が所定の閉店時刻になった時に、主制御手段から払出し制御手段へ閉店コマンドが出力され、払出し制御手段は、閉店コマンドを受信したとき、発射制御手段に発射動作を停止させることを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項1又は2の発明において、演出制御手段は、閉店コマンドを受信したとき、図柄制御手段を介して図柄表示手段に所定の閉店案内を表示させることを特徴としている。
請求項4の弾球遊技機は、図柄始動手段と、遊技機図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して図柄表示手段を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、主制御手段は、現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、図柄始動手段が遊技球を検出したとき、抽選にて決定される変動パターンで遊技図柄を変動させる変動時間と、計時手段が計時した現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間を比較して、変動時間が残時間より長い場合に遊技図柄変動開始コマンドの出力を停止すると共に、計時手段で計時された現在時刻が閉店時刻になったと判定した時に、払出し制御手段と演出制御手段に閉店を指示する閉店コマンドを出力する閉店制御手段とを備えたものである。
この弾球遊技機では、図柄始動手段で遊技球が検出されたとき、閉店制御手段により、抽選にて決定された遊技図柄変動の変動時間が、現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長い場合には遊技図柄変動開始コマンドの出力が停止される。例えば、閉店時刻前に、図柄始動手段で遊技球の入球が検出され、抽選判定手段により大当りや確率変動大当りと判定された場合でも、その利益状態を発生させる為の図柄変動時間が残時間よりも長い場合には、大当りや確率変動大当りを判定した旨の制御コマンドが出力されない。
計時手段で計時された現在時刻が閉店時刻になったと判定されると、主制御手段から払出し制御手段と演出制御手段に閉店コマンドが出力され、その閉店コマンドに基づいて、例えば、図柄表示手段に閉店時刻である旨の閉店案内が表示される。
請求項5の弾球遊技機は、図柄始動手段と、遊技図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して演出表示を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、演出制御手段は、現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、抽選判定手段が確率変動大当りを判定した旨の遊技図柄変動開始コマンドを受信したとき、その図柄変動時間とその後の確率変動大当りの利益状態を消化するのに要する時間が、計時手段で計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長いか否か判定し、長いと判定した場合には、図柄制御手段を介して図柄表示手段に、図柄変動後の停止図柄として確率変動大当り用停止図柄に代えて通常大当り用停止図柄を表示させる停止図柄変更制御手段とを備えたものである。
この弾球遊技機では、演出制御手段が主制御手段から確率変動大当りを判定した旨の遊技図柄変動開始コマンドを受信したとき、停止図柄変動制御手段により、その図柄変動時間とその後の確率変動大当りによる利益状態を消化する時間が、計時手段により計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長いと判定されると、図柄変動後の停止図柄として確率変動大当り用停止図柄に代えて通常の大当り用停止図柄が表示される。
請求項6の弾球遊技機は、図柄始動手段と、遊技図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して演出表示を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、演出制御手段は、現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、計時手段で計時された現在時刻が所定の閉店時刻を経過後には、主制御手段から遊技図柄変動開始コマンドを受信した場合にも、図柄制御手段を介して図柄表示手段による遊技図柄変動を禁止すると共に、図柄制御手段を介して図柄表示手段に所定の閉店案内を表示させる図柄変動禁止制御手段とを備えたものである。
この弾球遊技機では、閉店時刻経過後に、演出制御手段が主制御手段から遊技図柄変動開始コマンドを受信した場合にも、図柄変動禁止制御手段により、図柄表示手段における遊技図柄変動表示が禁止され、図柄表示手段に所定の閉店案内が表示される。
請求項7の弾球遊技機は、請求項5又は6の発明において、演出制御手段は、計時手段で計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間が設定短時間になったとき、図柄制御手段を介して図柄表示手段に、所定の閉店予告表示を表示させる閉店予告表示制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、主制御手段は、計時手段と、現在時刻が所定の閉店時刻になった時に、演出制御手段に閉店コマンドを出力すると共に、閉店時刻経過後には図柄始動手段が遊技球を検出した場合にも遊技図柄変動開始コマンドの出力を停止する閉店制御手段とを備えたので、閉店時刻経過後、外れや当りを発生させる為の図柄変動表示を禁止し、閉店時刻経過後、遊技者が遊技を長時間続行することがないので、次の営業日のための準備作業や弾球遊技機の新台入れ替え作業を早期に開始することができる。また、演出制御手段に閉店コマンドを出力し、遊技者に閉店である旨が報知された場合、遊技者と遊技店とのトラブルを未然に防止できる。
請求項2の発明によれば、現在時刻が所定の閉店時刻になった時に、主制御手段から払出し制御手段へ閉店コマンドが出力され、払出し制御手段は、閉店コマンドを受信したとき、発射制御手段に発射動作を停止させるので、閉店時刻経過後、遊技を速やかに終了させることができる。
請求項3の発明によれば、演出制御手段は、閉店コマンドを受信したき、図柄表示手段に所定の閉店案内を表示させるので、遊技者に、閉店時刻になったことを認識させることができる。
請求項4の発明によれば、主制御手段は、計時手段と、図柄変動時間と現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間を比較して、図柄変動時間が残時間より長い場合に遊技図柄変動開始コマンドの出力を停止すると共に、現在時刻が閉店時刻になった時に、払出し制御手段と演出制御手段に閉店を指示する閉店コマンドを出力する閉店制御手段とを備えたので、請求項1と同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、演出制御手段は、計時手段と、抽選判定手段により確率変動大当りが判定され遊技図柄変動開始のコマンドを受信したとき、その図柄変動時間とその後の確率変動大当りの消化時間が、現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長いと判定された場合、図柄表示手段に、図柄変動後の停止図柄として確率変動大当り用停止図柄に代えて通常大当り用停止図柄を表示させる停止図柄変更制御手段とを備えたので、閉店時刻経過後、速やかに遊技を終了させることができる。
請求項6の発明によれば、演出制御手段は、計時手段と、現在時刻が所定の閉店時刻を経過後には、主制御手段から遊技図柄変動開始コマンドを受信した場合にも、図柄表示手段で遊技図柄変動表示の開始を禁止させると共に、所定の閉店案内を表示させる図柄変動開始禁止制御手段とを備えたので、閉店時刻経過後、大当りや確率変動大当りを発生させる為の図柄変動表示を禁止し、閉店時刻経過後、遊技者が遊技を長時間継続することがないので、次の営業日のための準備作業や弾球遊技機の新台入れ替え作業を早期に開始することができる。また、図柄表示手段で閉店案内が表示されることにより、遊技者と遊技店とのトラブルを未然に防止できる。
請求項7の発明によれば、演出制御手段は、現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間が設定短時間になったとき、図柄表示手段に、所定の閉店予告表示を表示させる閉店予告表示制御手段を備えたので、遊技者に、閉店時刻になったことを認識させることができる。
本実施例は、図柄始動手段と、遊技図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して演出表示を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ図柄制御手段と払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機に、本発明を適用した場合の一例である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機1は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機2をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と発射用の遊技球を貯留する球受け皿8の前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板7の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。
球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル13が設けられ、この操作パネル13には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部13aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ13bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ13cとが設けられている。
図4に示すように、遊技盤5にはほぼ環状のガイドレール14が設けられ、そのガイドレール14の内側に遊技領域5aが形成され、発射ハンドル10を回動操作して発射された遊技球は、このガイドレール14により遊技領域5aに導入される。
遊技領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ(LCD)25(図柄表示手段)と、4つの特別図柄変動保留ランプ26と、4つの普通図柄変動保留ランプ27と、図示略の多数の障害釘と、複数の普通入賞口20と、1つの特別図柄始動口21(図柄始動手段)と、特別図柄始動口21を大小変化させるように開閉する始動口開閉部材21aと、1対の普通図柄始動口22と、1つの大入賞口(特別入賞口)23と、大入賞口23を開閉する入賞口開閉部材23aと、球排出口24等が設けられている。
液晶ディスプレイ25は、特別図柄(遊技図柄)を変動表示するとともに背景画像や遊技店の閉店時刻などを演出表示する演出表示機能を有し、更に、3つの図柄からなる特別図柄を変動表示する特別図柄表示部28として機能するとともに、2つの図柄からなる普通図柄を変動表示する普通図柄表示部29として機能する。
遊技領域5aに発射された遊技球は、多数の障害釘に当たって方向を換えながら落下していき、普通入賞口20、特別図柄始動口21、普通図柄始動口22、大入賞口23の何れかに入賞するか、最下端まで落下して排出口24から排出される。普通入賞口20、特別図柄始動口21、大入賞口23の何れかに遊技球が入球した場合には、その入賞口20,21,23に応じて予め定めた数の遊技球が上皿8又は下皿9に払い出される。
特別図柄始動口21に入球した遊技球を検出した場合には、液晶ディスプレイ25において、特別図柄表示部28の複数(3つ)の特別図柄表示領域28a〜28cに複数の特別図柄が変動表示され、変動後の停止図柄が特定図柄態様(「444」、「777」等)になった場合、入賞口開閉部材23aにより大入賞口23が開閉されて、遊技者に有利な利益状態が発生する。ここで、特別図柄の変動中に特別図柄始動口21に遊技球が入球した場合には、その入球数が最大4個まで保留球として記憶され、その保留球に相当する数の特別図柄変動保留ランプ26が点灯される。そして、その保留数に相当する回数の特別図柄の変動が連続的に行われる。
利益状態が発生すると、所定の入賞規則(入賞条件)に基づいて、例えば、大入賞口23は最大で15ラウンド開閉され、大入賞口23の各開放は、その大入賞口23に遊技球が10個入球するか、その開放時から30秒経過するまで維持され、14ラウンドまでの各ラウンドにおいて、大入賞口23の開放中に遊技球が大入賞口23に入球してVゾーンを通過すると、次のラウンドの開閉が継続して行われる。
また、普通図柄始動口22に入球した遊技球を検出した場合には、液晶ディスプレイ25において、普通図柄表示部29の複数(2つ)の普通図柄表示領域29a,29bに複数の普通図柄が変動表示され、変動後の停止図柄が同一図柄となった場合、始動口開閉部材21aにより、特別図柄始動口21が所定回数開閉される。ここで、普通図柄の変動中に普通図柄始動口22に遊技球が入球した場合には、その入球数が最大で4個まで保留数として記憶され、その保留数に相当する数の普通図柄変動保留ランプ27が点灯される。そして、その保留数に相当する回数の普通図柄の変動が連続的に表示される。
次に、図2、図3に示すように、前枠4の裏側に裏機構板30が着脱自在に装着され、その上部側に、外部から遊技球が供給される賞球タンク31と、賞球タンク31から延びるタンクレール32が設けられている。タンクレール32に通路ユニット33が接続され、通路ユニット33の上流側部分に、上皿8又は下皿9に遊技球を払出す払出しモータを有する払出し機構34(払出し手段)が設けられている。裏機構板30の下側右部に、遊技球を発射する発射ソレノイド35aを有する発射機構35が設けられている。
図2、図3、図5に示すように、前枠4の裏側には、パチンコ機1を制御する各種制御手段(主制御手段、払出し制御手段、演出制御手段、液晶制御手段(図柄制御手段)、電源手段)が装備された基板として、主制御基板40、払出制御基板41、演出制御基板42、液晶制御基板(図柄制御基板)43、電源基板44が夫々所定位置に配設されている。これら制御基板40〜44は別体に構成されて電気的に接続され、少なくとも主制御基板40と払出制御基板41と演出制御基板42と液晶制御基板43には、CPUとROMとRAMからなるマイクロコンピュータと入出力インターフェースが夫々設けられている。
図5に示すように、主制御基板40には、普通入賞口SW群20a、特別図柄始動口SW21b、普通図柄始動口SW22a、大入賞口SW23b、特別図柄始動口21の開閉SOL21b、大入賞口23の開閉SOL23cが接続されている。主制御基板40の主制御手段は、これらSW20a、21b、22a、23bからのSW信号に基づいて、特別図柄始動口21の開閉SOL21b、大入賞口23の開閉SOL23bを直接的に制御すると共に、払出制御基板41の払出し制御手段と演出制御基板42の演出制御手段と液晶制御基板43の液晶制御手段に制御コマンドを出力し、これら制御基板41〜43の制御手段を介して他の制御機器を間接的に制御する。尚、SWはスイッチを意味し、SOLはソレノイドアクチュエータのことである。
普通入賞口20、特別図柄始動口21、普通図柄始動口22、大入賞口23への遊技球の入賞に応じた賞球を払出す為の払出機構34が設けられ、払出制御基板41の払出し制御手段は、主制御手段から受信した賞球に関する制御コマンドを入力し、払出機構34の払出モータ34aへ駆動制御信号を出力し、払出機構34の払出計数SW34bから検出信号を入力する。
遊技領域5aへ遊技球を発射する発射機構35が設けられ、遊技者が発射ハンドル10を握って発射SW45aをオンすると、発射制御基板45の発射制御手段を介して発射機構35の発射SOL35aへ駆動制御信号が出力される。ここで、発射機構35において、発射制御手段から発射制御許可信号が入力された場合にだけ、発射SOL35aへの駆動制御信号の出力が許可される。
演出制御基板42の演出制御手段は、主制御手段から遊技演出に関する制御コマンドを受信し、スピーカ46、装飾ランプ47、特別図柄変動保留ランプ26、普通図柄変動保留ランプ27、液晶制御手段を介して液晶ディスプレイ25へ駆動制御信号や制御信号を出力する。
液晶制御基板43の液晶制御手段は、主制御手段から演出制御手段を介して演出表示に関する制御コマンドや図柄変動パターンや停止図柄に関する図柄制御コマンドを受信し、液晶ディスプレイ25を有する液晶ディスプレイユニットへ駆動制御信号を出力する。尚、電源手段は、各制御基板40〜43の制御手段をはじめ、各被駆動部へ電力を供給する。
次に、パチンコ機1の主制御手段に予め格納した制御プログラムにより達成される種々の機能(手段)のうち主要なものは図6に示すとおりである。
図6に示すように、主制御手段には、各手段48〜55が構成されている。抽選手段48は、特別図柄始動口21に入賞したときに、抽選用カウンタを用いて複数の抽選用数値(乱数値)(例えば、0〜299)のうちから1つの数値を抽出し、保留数記憶手段49は、RAMのメモリを介してその抽出された抽選値を記憶する。保留数記憶手段49には、保留球に対する未判定の抽選値が最大で4個記憶され、特別図柄変動の開始時に、抽選値の判定処理が行われると、その特別図柄変動に対応する抽選値が保留数記憶手段49から消去される。
判定手段50は、保留数記憶手段49に記憶された未判定の抽選値を1個ずつ読出して、その抽選値が予め設定された大当り数値の場合に大当りと判定し、大当り数値以外の数値の場合に外れと判定する。尚、抽選手段48と判定手段50とが抽選判定手段に相当する。図柄決定手段51は、判定手段50の判定結果に応じて、特別図柄に関し、乱数抽選により、「大当り」のときには大当り用停止図柄を決定し、「外れ」のときには外れ用停止図柄を決定する。尚、普通図柄についても同様である。
変動パターン決定手段52は、液晶ディスプレイ25に表示する複数の特別図柄の変動パターンを乱数抽選により決定する手段であり、外れ用変動パターンテーブルと、大当り用変動パターンテーブルとを備えている。利益状態発生手段53は、判定手段50の判定結果を受けて、大当りの場合に、液晶ディスプレイ25に表示された変動停止後の複数の特別図柄が予め設定された特定態様になった場合に、前記のように、所定の入賞条件に基づいて大入賞口23を開閉するように、大入賞口開閉SOL23cを制御して、遊技者に有利な利益状態を発生させる。
コマンド送信手段54は、図柄決定手段51により決定された停止図柄コマンドや、変動パターン決定手段52により決定された変動パターンの指定コマンドを演出制御手段に逐次送信し、更に、演出制御手段を介して液晶制御手段に、最終的に停止させる図柄を指定した図柄指定コマンドや、停止コマンドを送信する。確率変動手段55は、判定手段50が利益状態の終了時から所定回数(例えば、4回)判定する迄の間、大当りと判定する抽選確率を通常確率よりも高確率に変動させる。
計時手段56(RTC:リアルタイムクロック)は、主制御手段に設けられた時計機能を有する手段であり、現在時刻をリアルタイムで計時する。この計時手段56は、主制御手段に搭載されたバックアップ機能により、電源断中であっても計時動作を行う。バックアップ復帰時には、電源断前に記憶された時刻が液晶ディスプレイ25に表示され、時刻のズレを早期に発見できる。
閉店制御手段57は、遊技店側で予め設定された開店時刻と、閉店予告時刻と、閉店時刻とを記憶し、計時手段56により計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間の算出や、計時手段56により計時された現在時刻が、所定の閉店時刻になったか否かを判定し、閉店時刻の時には、閉店コマンドを出力する。閉店時刻経過後には、特別図柄変動開始コマンドの出力を停止するよう制御する。
次に、主制御基板40の主制御手段が実行する、特別図柄管理処理、特別図柄始動口チェック処理、特別図柄保留記憶処理、特別図柄変動開始処理、特別図柄変動中処理、特別図柄変動終了処理、閉店時刻管理処理について、図7〜図13のフローチャートに基づいて説明する。尚、これら処理の制御プログラムは、主制御手段のROMに予め格納されている。
図7に示すように、特別図柄管理処理は、遊技中に、特別図柄始動口チェック処理により(S1)、特別図柄始動口21に遊技球が入球したか否か判定され、遊技球が特別図柄始動口21に入球した場合に、液晶ディスプレイ25において、特別図柄表示領域28a〜28cに複数の特別図柄が変動表示され、その変動後の複数の特別図柄が大当り図柄で停止した場合、大入賞口開閉SOL23cが作動して大入賞口23の入賞口開閉部材23aが開閉される(S2;Yes)。
一方、大入賞口23の入賞口開閉部材23aが作動しない場合(S2;No)、つまり、特別図柄が前記の大当り図柄で変動停止した以外の現在の特別図柄状態が判定される(S3)。特別図柄状態が変動待ち中の場合には特別図柄変動開始処理が行われ(S4)、特別図柄状態が変動中の場合には特別図柄変動中処理が実行され(S5)、特別図柄状態が変動確定中の場合には特別図柄変動中処理が実行される(S6)。ここで、特別図柄変動確定中とは、図柄変動表示が終了し、次の図柄変動表示を開始するまでの待機時間(例えば、0.8sec )における特別図柄状態をいう。特別図柄変動中とは、前記待機時間経過後次の図柄変動表示を開始する際の特別図柄状態をいう。
図8に示すように、特別図柄始動口チェック処理は、遊技領域5aに発射された遊技球が特別図柄始動口21に入球した場合(S10;Yes)、特別図柄変動保留記憶処理が実行され(S11)、その記憶処理による保留球数データのコマンドが演出制御手段に送信される(S12)。尚、S11とRAMのメモリが保留数記憶手段49に相当する。一方、特別図柄始動口21に遊技球が入球せず、既に記憶された保留数が1個消化された場合(S10;No)、その保留数を1個減算する旨の保留数消化制御コマンドが演出制御手段に送信される(S12)。
図9に示すように、特別図柄保留記憶処理は、特別図柄の変動中に特別図柄始動口21に遊技球が入球した場合に、その入球数が最大4個まで記憶され、その保留数が4個未満の場合(S20;No)、各保留球毎に抽選された大当り判定用抽選値(S21)、大当り図柄用抽選値(S22)、特別図柄変動パターン判定用抽選値が記憶される。保留数が4個以上の場合には記憶されず(S20;Yes)、リターンする。
図10に示すように、特別図柄変動開始処理は、後述する閉店時刻管理処理(図13参照)に基づいて閉店フラグが発生しているか否か判定され、閉店フラグが発生しておらず(S30;No)、記憶されている保留数が0の場合には(S31;Yes)、液晶ディスプレイ25による背景画像表示を指示するデモ制御コマンドが演出制御手段に送信される(S32)。保留数が記憶されている場合には(S31;No)、その記憶されている保留数を1個減算した数のコマンドが演出制御手段に送信される(S33)。
次に、記憶されている未判定の大当り判定用抽選値が1個ずつ読出され、その抽選値が予め設定された大当り数値か否か判定される(S34)。また、記憶されている未判定の大当り図柄用抽選値が当り図柄か否か判定され、その判定結果に基づいて変動停止後の停止図柄が作成される(S35)。状態以降準備が実行され(S36)、記憶されている未判定の特別図柄変動パターン判定用抽選値が判定され、その判定結果に基づいて複数の当り/外れ用変動パターンテーブルのうちから1つの図柄変動パターンが作成される(S37)。そして、図柄変動パターン指定コマンド(S38)と、図柄指定コマンド(S39)が、図柄変動毎に演出制御手段に送信される。
図11に示すように、特別図柄変動中処理は、変動中の特別図柄状態において、予め設定された変動時間を経過した場合、(S40;Yes)、演出制御手段に変動停止コマンドが送信され(S41)、変動中の特別図柄状態が変動確定中状態に設定される(S42)。所定の変動時間を経過していない場合には(S40;No)、特別図柄表示領域28a〜28cにおいて所定の変動時間が経過するまで図柄変動表示が行われる。
図12に示すように、特別図柄変動終了処理は、変動確定中の特別図柄状態において、待機時間が経過している場合(S50;Yes)、変動確定中の特別図柄状態が変動待ち中状態に設定される(S51)。このとき、変動確定中の特別図柄が大当り図柄の場合には(S52;Yes)、大入賞口23の入賞口開閉部材23aの作動が設定される(S53)。
次に、閉店時刻管理処理について説明する。
先ず、初期電源投入時又は各種制御基板40〜43のRAMを初期化する際、開店時刻と、閉店予告時刻と、閉店時刻と、現在時刻とが設定される。その後、営業開始又電源断後の遊技再開時に、図13に示す閉店時刻管理処理が実行される。開店時刻からリアルタイムで計時された現在時刻と所定の閉店時刻とが比較され(S60)、現在時刻が閉店時刻を経過しているか否か判定され、閉店時刻を経過し(S61;Yes)、遊技状態が大当りゲーム中でない場合には(S62;No)、閉店フラグが発生する(S63)。閉店時刻を経過していない場合には(S61;No)、閉店時刻管理処理が継続して実行される。図13のS60とS61の構成が、「閉店制御手段」に相当する。
ここで、前述した図10の特別図柄変動処理において、閉店時刻管理処理に基づいて閉店フラグが発生している場合(S30;Yes)、つまり、閉店時刻になった時に、払出制御手段と演出制御手段に閉店を指示する閉店コマンドが送信される(SA)。演出制御手段は、主制御手段から閉店コマンドを受信したとき、液晶ディスプレイ25に所定の閉店案内が表示させる(図22参照)。また、払出制御手段は、主制御手段から閉店コマンドを受信したとき、発射制御手段に発射動作を停止させる。
さらに、閉店時刻経過後において、特別図柄が変動待ち中の状態で、特別図柄始動口21に遊技球の入球が検出され、抽選により外れや大当り(通常の大当りや確率変動大当り)と抽選されて判定された場合でも、S30で閉店フラグが発生しているので、演出制御手段に特別図柄変動開始コマンドは送信されない。図10において、S30の閉店フラグが発生したことを条件に、SAの閉店コマンドを送信する構成が、「閉店制御手段」に相当する。
次に、以上説明したパチンコ機1の作用効果について説明する。
実施例1のパチンコ機1では、現在時刻が所定の閉店時刻になった時、主制御手段から演出制御手段と払出し制御手段へ閉店コマンドが送信される。演出制御手段は、主制御手段から閉店コマンドを受信し、液晶制御手段を介して液晶ディスプレイ25に閉店時刻である旨の閉店案内を表示させる。払出し制御手段は、主制御手段から閉店コマンドを受信すると、発射制御手段に発射動作を停止させる。
閉店時刻経過後に、特別図柄状態が変動待ち中に特別図柄始動口21で遊技球が検出された場合にも主制御手段からの特別図柄変動開始コマンドの出力が停止される。つまり、閉店時刻経過後には、外れや当りを発生させる為の図柄変動表示を禁止する。そのため、閉店時刻経過後、遊技者が遊技を長時間続行することがないので、次の営業日のための準備作業や弾球遊技機の新台入れ替え作業を早期に開始することができる。また、演出制御手段が主制御手段から閉店コマンドを受信し、遊技者に閉店である旨を報知するので、遊技者は、閉店時刻であることを認識でき、遊技者と遊技店とのトラブルを未然に防止できる。
ここで、実施例1を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕図10の特別図柄変動開始処理を図14に示す構成にしてもよい。図14において、S37の特別図柄変動パターン作成時に、抽選にて決定された特別図柄変動パターンの変動時間が、リアルタイムで計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長いと判定された場合(S97;Yes)、特別図柄変動開始コマンドの出力が停止され、払出し制御手段と演出制御手段に閉店を指示する閉店コマンドが送信される(S98)。図14のS97とS98の構成が、「閉店制御手段」に相当する。
即ち、閉店時刻前に、特別図柄始動口21に遊技球の入球が検出され、抽選により大当りや確率変動大当りが抽選されて判定された場合でも、特別図柄の変動時間が残時間よりも長いと判定された場合には、主制御手段は、大当りや確率変動大当りを判定した旨の特別図柄変動開始コマンドの出力を停止するので、閉店経過後、速やかに遊技を終了させることができる。
実施例2は、図15に示すように、演出制御基板42に計時手段58を設けた、パチンコ機1に関するものである。なお、その他の制御基板40、41、43については、実施例1と同様の構成であるので、その説明を省略する。
演出制御手段に予め格納した制御プログラムにより達成される機能(手段)のうちから主要なものは図16に示すとおりである。図16に示すように、演出制御手段には、各手段が58〜61が構成されている。
計時手段58(RTC:リアルタイムクロック)は、演出制御手段に設けられた時計機能を有する手段であり、現在時刻をリアルタイムで計時する。この計時手段58は、演出制御手段に搭載されたバックアップ機能により、電源断中であっても計時動作を行う。バックアップ復帰時には、電源断前に記憶された時刻が液晶ディスプレイ25に表示され、時刻のズレを早期に発見できる。
停止図柄変更制御手段59は、遊技店側で予め設定された所定の閉店時刻を記憶し、抽選により確率変動大当たりの場合、その図柄変動時間とその後の利益状態を消化するのに要する時間や、計時手段58で計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間を算出する。その確率変動大当りの利益消化時間が残時間よりも長いと判定した場合、液晶制御手段に特別図柄変動後の停止図柄として確率変動大当り用停止図柄指定コマンドの代わりに通常の大当り用停止図柄指定コマンドを出力するよう制御し、液晶ディスプレイ25に通常大当り図柄を表示させる。そして、その変動停止後の大当り中も通常大当りと同等の演出を実行させる。
閉店予告表示制御手段60は、所定の閉店時刻と、閉店予告時刻とを記憶し、計時手段58で計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間を算出し、その残時間が設定短時間になった否か判定し、設定短時間になったとき、液晶制御手段に所定の閉店予告コマンドを出力するよう制御し、液晶ディスプレイ25に開店予告表示をさせる。
図柄変動禁止制御手段61は、主制御手段から図柄変動開始コマンドを受信したときに、計時手段58で計時された現在時刻が所定の閉店時刻を経過している場合、図柄変動 パターン指定コマンドの出力を停止するよう制御する。
次に、演出制御基板42の演出制御手段が実行する、閉店時刻管理処理、特別図柄変動管理処理、特別図柄変動開始処理について、図17〜図19のフローチャートに基づいて説明する。尚、これらの処理の制御プログラムは、演出制御手段のROMに予め格納されている。
先ず、初期電源投入時又は各種制御基板40〜43のRAMを初期化する際、開店時刻と、閉店予告時刻と、閉店時刻と現在時刻が設定される。その後、営業開始又電源断後の 遊技再開時に、図17に示す閉店時刻管理処理が実行される。開店時刻からリアルタイムで計時された現在時刻と、所定の閉店時刻とが比較され(S70)、現在時刻が閉店時刻を経過しているか否か判定され、閉店時刻を経過し(S71;Yes)、遊技状態が大当りゲーム中でなく(S72;No)、図柄変動停止中状態の場合には(S73;Yes)、閉店フラグが発生する(S74)。閉店時刻が経過し、遊技状態が大当りゲーム中(S72;Yes)又は、図柄変動中(S73;No)の場合には、その大当りによる利益状態又は図柄変動動作が終了するまで遊技が継続される。
一方、閉店時刻を経過していない場合(S71;No)、閉店フラグが発生しておらず(S75)、閉店時刻前に、現在の遊技状態が特別遊技状態でない場合に(S76;No)、現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間が、閉店時刻の5分前のとき(S77;Yes)、液晶制御手段に予告表示制御コマンドが送信され、図20に示すように、液晶ディスプレイ25に閉店5分前の閉店予告案内を表示される。
現在の遊技状態が特別遊技状態の場合に(S76;Yes)、その残時間が閉店時刻の30分前のとき(S79;Yes)、液晶制御手段に予告表示制御コマンドが送信され、図21に示すように、液晶ディスプレイ25に閉店30分前の予告案内が表示される。閉店時刻の5分前になると、S77とS78の処理が行われる。
なお、S76の特別遊技状態とは、通常の遊技状態よりも遊技者に有利な状態である。例えば、抽選により大当りが抽選された場合、通常の大当りか確率変動大当りか判定され、確率変動大当りの場合に、利益状態の終了時から次回の大当り迄の間、大当り抽選確率を通常確率より高確率にした確率変動状態や、その確率変動中における特別図柄の変動時間を短縮する時短状態をいう。図17において、S77、S79現在時刻が閉店5分前もしくは、閉店30分前になることを条件として、S78、S80の構成が、「閉店予告表示制御手段」に相当する。
図18に示すように、特別図柄変動管理処理は、主制御手段から図柄変動開始コマンドを含む図柄変動パターン指定コマンドを受信した場合(S80;Yes)、閉店フラグが発生しているか否か判定され、閉店フラグが発生している場合には(S81;Yes)、液晶ディスプレイ25による特別図柄変動を禁止するため、図柄変動パターン指定コマンドの出力が停止され、液晶制御手段に閉店案内表示制御コマンドが送信され、図22に示すように、液晶ディスプレイ25に所定の閉店案内が表示される。
一方、閉店フラグが発生しておらず、閉店時刻前の場合には(S81;No)、特別図柄変動開始処理が実行される(S82)。図18において、S81の閉店フラグが発生していることを条件に、S83の構成が、「図柄変動禁止制御手段」に相当する。
図19に示すように、特別図柄変動開始処理は、閉店時刻前において、主制御手段から外れ用変動パターン指定コマンドを受信した場合(S90;No)、外れ用変動パターンに基づく図柄変動表示が設定される(S91)。当り用変動パターン指定コマンドを受信した場合(S90;Yes)、その変動パターンが確率変動大当り用変動パターンでない場合(S92;No)、通常の大当り用変動パターンに基づく図柄変動表示が設定される(S93)。
確率変動大当り用変動パターンコマンドを受信した場合(S92;Yes)、閉店間際(例えば、閉店時刻の3分前)でない場合(S94;No)、確率変動大当り用変動パターンに基づく図柄変動表示が設定される(S95)。閉店間際のとき(S94;Yes)、液晶ディスプレイ25で確率変動大当り用の図柄変動表示が開始されてから確率変動大当りによる利益状態を消化するのに要する時間が、現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長いと判定されると、確率変動大当り用変動表示パターンの代わりに、通常の大当り用変動表示パターンに基づく図柄変動表示が設定される。図19において、S94とS96の構成が、「停止図柄変更制御手段」に相当する。
次に、以上説明した実施例2のパチンコ機1の作用効果について説明する。
演出制御手段において、閉店時刻経過後に、主制御手段から特別図柄変動開始コマンドを受信した場合にも、液晶ディスプレイ25における特別図柄変動表示を禁止して、液晶ディスプレイ25に所定の閉店案内が表示される。
現在時刻が閉店時刻間際の場合、演出制御手段が主制御手段から確率変動大当りを判定した旨の制御コマンドを受信したとき、その確率変動大当りによる利益状態を消化する時間が、現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長いと判定されると、図柄変動後の停止図柄として確率変動大当り用停止図柄に代えて通常の大当り用停止図柄が液晶ディスプレイ25に表示される。
そのため、閉店時刻経過後、遊技者が遊技を長時間継続することがないので、次の営業日のための準備作業や弾球遊技機の新台入れ替え作業を早期に開始することができる。
本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、スロットマシン等に本発明を適用可能である。
パチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の側面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 実施例1のパチンコ機の制御系ブロック図である。 主制御手段の機能ブロック図である。 主制御基板で実行される特別図柄管理処理のフローチャートである。 特別図柄始動口チェック処理のフローチャートである。 特別図柄保留記憶処理のフローチャートである。 特別図柄変動開始処理のフローチャートである。 特別図柄変動中処理のフローチャートである。 特別図柄変動終了処理のフローチャートである。 閉店時刻管理処理のフローチャートである。 特別図柄変動開始処理の変更形態のフローチャートである。 実施例2のパチンコ機の制御系ブロック図である。 演出制御手段の機能ブロック図である。 演出制御基板で実行される閉店時刻管理処理のフローチャートである。 特別図柄変動管理処理のフローチャートである。 特別図柄変動開始処理のフローチャートである。 液晶ディスプレイで表示される閉店予告案内を示す図である。(閉店5分前)。 液晶ディスプレイで表示される閉店予告案内を示す図である(閉店30分前)。 液晶ディスプレイで表示される閉店案内を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ機
21 図柄始動手段
25 図柄表示手段
40 主制御基板
41 払出し制御基板
42 演出制御基板
43 図柄制御基板
45 発射制御基板
46 スピーカ
47 ランプ類
48 抽選手段
49 判定手段
56、58 計時手段
57 閉店制御手段
59 停止図柄変更制御手段
60 閉店予告表示制御手段
61 図柄変動禁止制御手段

Claims (7)

  1. 図柄始動手段と、遊技図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して図柄表示手段を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、
    前記主制御手段は、
    現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、
    前記計時手段で計時される現在時刻が所定の閉店時刻になった時に、演出制御手段に閉店を指示する閉店コマンドを出力すると共に、上記の閉店時刻経過後には図柄始動手段が遊技球を検出した場合にも遊技図柄変動開始コマンドの出力を停止する閉店制御手段と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記計時手段で計時される現在時刻が所定の閉店時刻になった時に、主制御手段から払出し制御手段へ前記閉店コマンドが出力され、前記払出し制御手段は、閉店コマンドを受信したとき、発射制御手段に発射動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記演出制御手段は、閉店コマンドを受信したとき、図柄制御手段を介して図柄表示手段に所定の閉店案内を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 図柄始動手段と、遊技図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して図柄表示手段を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、
    前記主制御手段は、
    現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、
    前記図柄始動手段が遊技球を検出したとき、抽選にて決定される変動パターンで遊技図柄を変動させる変動時間と、計時手段が計時した現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間を比較して、上記変動時間が残時間より長い場合に遊技図柄変動開始コマンドの出力を停止すると共に、前記計時手段で計時された現在時刻が閉店時刻になったと判定した時に、払出し制御手段と演出制御手段に閉店を指示する閉店コマンドを出力する閉店制御手段と、
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 図柄始動手段と、遊技図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して演出表示を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、
    前記演出制御手段は、
    現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、
    前記抽選判定手段が確率変動大当りを判定した旨の遊技図柄変動開始コマンドを受信したとき、その図柄変動時間とその後の確率変動大当りの利益状態を消化するのに要する時間が、前記計時手段で計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間よりも長いか否か判定し、長いと判定した場合には、図柄制御手段を介して図柄表示手段に、図柄変動後の停止図柄として確率変動大当り用停止図柄に代えて通常大当り用停止図柄を表示させる停止図柄変更制御手段と、
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  6. 図柄始動手段と、遊技図柄と演出表示を表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段を制御する図柄制御手段と、遊技球を払出す為の払出し手段及び払出し制御手段と、図柄制御手段を介して演出表示を制御可能で且つランプ類とスピーカを制御する演出制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出した際に当りか外れかを抽選し判定する抽選判定手段を含み且つ払出し制御手段と演出制御手段に制御コマンドを出力する主制御手段とを有する弾球遊技機において、
    前記演出制御手段は、
    現在時刻をリアルタイムで計時する計時手段と、
    前記計時手段で計時された現在時刻が所定の閉店時刻を経過後には、主制御手段から遊技図柄変動開始コマンドを受信した場合にも、図柄制御手段を介して図柄表示手段による遊技図柄変動を禁止すると共に、図柄制御手段を介して図柄表示手段に所定の閉店案内を表示させる図柄変動禁止制御手段とを備えた、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  7. 前記演出制御手段は、前記計時手段で計時された現在時刻から所定の閉店時刻までの残時間が設定短時間になったとき、図柄制御手段を介して図柄表示手段に、所定の閉店予告表示を表示させる閉店予告表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の弾球遊技機。
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