JP2008135499A - 基板処理装置、基板処理システム及び最適化方法 - Google Patents

基板処理装置、基板処理システム及び最適化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シーケンス制御の効率化を図る。
【解決手段】シーケンス制御部からの処理開始指令(ステップ501)を受信すると、駆動コマンド起動部は、擬似モードが設定されている場合には、擬似処理ユニットに対し、処理開始指令を送り、擬似モードが設定されていない場合には、基板処理ユニットに対し、処理開始指令を送る。擬似処理ユニットでは、シミュレーションデータに含まれる推定処理時間(基板処理ユニットの推定処理時間)待機した後、実行結果データを取得し、これらを、処理完了通知として、駆動コマンド起動部を介して、シーケンス制御部に返す。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板処理装置、基板処理システム及び最適化方法に係り、さらに詳しくは、複数の基板処理ユニットの協調動作により複数の基板をユニット間で逐次搬送しつつ、それぞれの基板処理ユニットにおいて基板処理を行う基板処理装置と、該基板処理装置を備える基板処理システムと、前記基板処理装置及び前記基板処理システムを用いる最適化方法とに関する。
従来より、リソグラフィ工程において、基板にパターンを転写する露光装置は、レジスト塗布装置からレジストが塗布された基板を搬入し、その基板に対し、温度調整、プリアライメント、アライメント、露光などの処理をこの順に行った後、すべての処理が終了した基板を搬出する。搬出された基板は、例えば、現像装置に送られて現像される。この露光装置では、上記各処理を個別に行う処理ユニットが、ウエハの搬送経路上に、上記処理順に配置されている。露光装置には複数の基板が続けて搬入されており、搬送経路上の各処理ユニットにおいて個々の基板に対し上記各処理がパイプライン的に実施されることにより、スループットの向上が図られている。
このような複数の基板処理ユニットを用いた一連の基板処理のパイプライン処理において高スループットを実現するためには、露光装置内の各処理ユニット間の処理シーケンスが効率的なものである必要がある。しかしながら、デバイスの設計情報などや、そのときのシステムの状態に応じて、各基板処理に要する処理時間は伸縮するので、これまで最適であった処理シーケンスが最適でなくなる場合もある。現在の処理シーケンスが最適であるか否かは、一連の基板処理を実際に行って確認する必要があった。特に、露光装置とコータ・デベロッパに跨るウエハの搬送シーケンスまで考慮すると、効率的な搬送シーケンスが実現されているか否かを判断するためには、露光装置とコータ・デベロッパとを実際に接続し、稼動させて確認する必要があった。
本発明は、第1の観点からすると、複数の基板処理ユニットの協調動作により複数の基板をユニット間で逐次搬送しつつ、それぞれの基板処理ユニットにおいて基板処理を行う基板処理装置であって、前記複数の基板処理ユニットの少なくとも一部のユニットの代わりに擬似的な基板処理を行う擬似処理ユニットと;前記基板処理において、前記基板処理ユニット及び前記擬似処理ユニットのいずれを用いるかを選択するための選択情報を入力可能なインターフェイスと;前記インターフェイスを介して入力された選択情報に従って、前記基板処理ユニット及び前記擬似処理ユニットのいずれかを選択する選択装置と;前記選択されたユニットを用いて、前記協調動作を制御する制御装置と;前記協調動作の動作結果に関する情報を取得する取得装置と;を備える基板処理装置である。
これによれば、複数の基板処理ユニットの協調動作を行うのに、少なくとも一部の基板処理ユニットを、擬似処理ユニットに代替できるようになる。この結果、実際の基板処理を行うことなく、基板処理ユニットの協調動作の動作結果に関する情報を取得することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る基板処理システムの構成が概略的に示されている。
図1に示されるように、基板処理システム1000は、露光装置100と、コータ・デベロッパ(以下、「C/D」とする)110と、コンピュータサーバ(以下、「サーバ」と略述する)120とを備えている。露光装置100と、C/D110と、サーバ120とは、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク130を介して接続されており、互いにデータ通信が可能となっている。
露光装置100及びC/D110では、それぞれ、実際に基板処理が行われる基板処理ブロックと、その基板処理を制御する制御系が設けられた制御系ブロックとに分割されている。露光装置100の基板処理ブロックには、9つの基板処理ユニット11〜19が設けられている。基板処理ユニットは、各種基板処理の実行単位である。各基板処理ユニットには、それぞれウエハを1枚だけ搬入可能であり、搬入されたウエハに対してそれぞれの基板処理が行われる。基板処理ブロック内の矢印は、ウエハの搬送経路を表している。
基板処理ユニット11(IN)は、露光装置100のウエハの搬入口に設けられたウエハの搬入インターフェイスを含んでいる。この搬入インターフェイスを介して、C/D110のウエハの搬出インターフェイスである基板処理ユニット51(搬送系)から受け渡されたウエハが搬入される。
基板処理ユニット12(PAT)は、ウエハを保持して搬送するローダロボットを含んでいる。このローダロボットにより、基板処理ユニット11、13、17、18、19の間のウエハの受け渡しが実現される。
基板処理ユニット13(PA)は、基板処理ユニット12から受け渡されたウエハを、基板処理ユニット14に受け渡すための搬送装置を含んでいる。この搬送装置により、基板処理ユニット12から基板処理ユニット14へのウエハの受け渡しが実現される。
基板処理ユニット14(LDS)は、受け渡されたウエハに対してプリアライメントを行うプリアライメント装置を含んでいる。なお、このプリアライメント装置については、例えば特開2005−044882号公報に開示されているので、詳細な説明を省略する。
基板処理ユニット15(Std)は露光ユニットである。基板処理ユニット15には、ウエハを保持するためのウエハステージが設けられており、このウエハステージに、基板処理ユニット14でラフに位置合わせされたウエハがロードされる。基板処理ユニット15は、ウエハステージ上に保持されたウエハとデバイスパターンとの精査なアライメントを行った後、ウエハの被露光面上にデバイスパターンを転写する露光処理を行う。
基板処理ユニット16(Unloader)は、基板処理ユニット15で露光処理が終了したウエハをそのウエハステージ上からアンロードする搬送装置を含んでいる。この搬送装置は、アンロードされたウエハを、基板処理ユニット17に受け渡す。
基板処理ユニット17(Unload Robot)は、基板処理ユニット16から受け渡されたウエハを、基板処理ユニット12に受け渡す搬送装置である。この搬送装置により、基板処理ユニット16から基板処理ユニット12へのウエハの受け渡しが実現される。
基板処理ユニット18(OUT)は、C/D110の基板処理ユニット61(C/D110側のウエハの搬入インターフェイス)に、ウエハを受け渡すための搬出インターフェイスを含んでいる。この搬出インターフェイスを介して、基板処理ユニット12から受け渡されたウエハがC/D110に搬出される。
基板処理ユニット19(CP)は、保持するウエハに対する温度調整を行うクールプレートを備えている。このクールプレートに載置されたウエハは、これにより温度調整される。
露光装置100の制御系ブロックに設けられた主制御装置20は、基板処理ブロックの各基板処理ユニット11〜19の基板処理と、基板処理ユニットの連携動作とを統括制御する。図2には、主制御装置20の制御系のブロック図が示されている。図2に示されるように、主制御装置20は、A1、A2、A3の3つの階層に階層化されている。最上位の階層A1に設けられた上位制御系200は、その下位層A2の各種制御系の上位装置であり、主制御装置20全体を統括制御している。
階層A2には、上位制御系200の指示の下で、露光装置100の各種機能を制御する制御系が設けられている。例えば、露光装置100のマンマシンインターフェイスを統括制御するマンマシンコントローラや、基板処理ユニット11〜19の連携動作等を行うシーケンス制御部300などがこの階層の主な制御系としてあげられる。図2では、階層A2の制御部のうち、シーケンス制御部300及び駆動コマンド起動部301が示されている。
駆動コマンド起動部301は、シーケンス制御部300を介して、基板処理ユニット11〜19との仲介を行う。より具体的には、駆動コマンド起動部301は、シーケンス制御部300からの基板処理ユニットの処理開始指令を入力し、その指令信号に従って、基板処理ユニット11〜19に対する駆動コマンドを起動して、その駆動コマンドを該当する基板処理ユニットに送る。各基板処理ユニットは、この駆動コマンドを受けたときに基板処理を開始し、基板処理が完了すると、駆動コマンド起動部301に処理の完了を通知する。さらに、駆動コマンド起動部301は、基板処理ユニット11〜19からの処理完了通知を受信すると、処理完了をそのままシーケンス制御部300に通知する。
このように、基板処理ユニット11〜19は、主制御装置20のシーケンス制御部300の制御の下でウエハの搬送動作を連携して行う。各基板処理ユニット11〜19は、駆動コマンド起動部301を介して、シーケンス制御部300からの処理開始指令を受けて、基板処理を開始し、その基板処理が完了した場合には、駆動コマンド起動部301を介して、シーケンス制御部300に処理完了を通知する。
次に、シーケンス制御部300の制御の下で行われる各基板処理ユニットの基本的な協調動作について説明する。C/D110においてウエハのレジスト塗布等の前処理が完了すると、C/D110の基板処理ユニット51には、露光準備が完了したウエハが載置される。基板処理ユニット51へのウエハの載置が完了すると、C/D110の主制御装置50は、露光装置100の主制御装置20に対し、露光準備OKの旨の情報を送信する。シーケンス制御部300は、C/D110の主制御装置50から、露光準備OKの旨の情報を受け取ると、ウエハを搬入するように、基板処理ユニット11への処理開始を、駆動コマンド起動部301を介して指示する。すると、基板処理ユニット11は、C/D110の基板処理ユニット51からウエハを受け取る。基板処理ユニット11は、処理完了を、駆動コマンド起動部301を介して、シーケンス制御部300に通知する。
次に、シーケンス制御部300は、駆動コマンド起動部301を介して、基板処理ユニット12に対し、処理開始を指令する。基板処理ユニット12は、基板処理ユニット11からウエハを受け取ると、処理完了を、駆動コマンド起動部301を介して、シーケンス制御部300に通知する。続いて、同様なシーケンス制御部300の制御の下、ウエハは、基板処理ユニット12から基板処理ユニット19に受け渡され、基板処理ユニット19でウエハの温度調整が行われる。
基板処理ユニット19は、ウエハの温度が安定すると、駆動コマンド起動部301を介して、シーケンス制御部300に処理完了を通知する。シーケンス制御部300は、駆動コマンド起動部301を介して、基板処理ユニット12に対し、ウエハを基板処理ユニット13に受け渡すように指示する。これにより、ウエハは、基板処理ユニット13に受け渡される。受け渡し終了後、基板処理ユニット13は、駆動コマンド起動部301を介して、処理完了をシーケンス制御部300に通知する。
さらに、シーケンス制御部300は、駆動コマンド起動部301を介して、ウエハを基板処理ユニット14に受け渡すように指示する。これにより、ウエハは、基板処理ユニット14に受け渡される。基板処理ユニット14では、プリアライメントが行われる。プリアライメント終了後、基板処理ユニット14は、処理完了を、シーケンス制御部300に通知する。
続いて、シーケンス制御部300は、駆動コマンド起動部301を介して、基板処理ユニット15にウエハを引き取るように指示する。この指示により、基板処理ユニット15は、ウエハをウエハステージにロードし、ロードされたウエハに対して、露光処理を行う。露光処理が完了すると、基板処理ユニット15は、処理終了を、駆動コマンド起動部301を介してシーケンス制御部300に通知する。
次に、シーケンス制御部300は、駆動コマンド起動部301を介して、基板処理ユニット16にウエハをアンロードするように指示する。これにより、ウエハは、基板処理ユニット16に受け渡される。受け渡し後、基板処理ユニット16は、駆動コマンド起動部301を介して、シーケンス制御部300に処理終了を通知する。
続いて、シーケンス制御部300は、駆動コマンド起動部301を介して、基板処理ユニット17にウエハを受け取るように指示する。これにより、ウエハは基板処理ユニット17に受け渡される。この後、同様にして、ウエハは、基板処理ユニット17→12→18と受け渡され、C/D110のウエハ搬入のインターフェイスである基板処理ユニット61に搬送される。
以上述べたように、シーケンス制御部300の制御の下、ウエハは、例えば、基板処理ユニット11→12→19→12→13→14→15→16→17→12→18と搬送され、個々の基板処理ユニットにおいて、必要な基板処理が実行される。
実際には、露光装置100では、C/D110から、複数のウエハが、逐次搬入されるようになる。例えば、1枚目のウエハが、基板処理ユニット11から基板処理ユニット12に受け渡されると、2枚目のウエハの基板処理ユニット11への搬入が可能となる。ここで、C/D110の主制御装置50からの露光準備OKの指令が送信されると、露光装置100の主制御装置20(シーケンス制御部300)は、基板処理ユニット11に対し、C/D110の基板処理ユニット51から、ウエハを引き取るように指示する。その後、露光装置100では、1枚目のウエハが、基板処理ユニット19→12→13→…と搬送されたそれぞれのユニットで基板処理が行われるのを追うようにして、2枚目のウエハが基板処理ユニット12→19→12→13→…と搬送されたそれぞれのユニットで基板処理が行われるようになる。同様に、3枚目、4枚目のウエハに対しても、連続して、基板処理が行われるようになる。
このようなパイプライン処理が行われるようになると、露光装置100の各基板処理ユニット11〜19において、ウエハがそれぞれ1枚ずつ保持されるような状況が生ずる。このような状況では、シーケンス制御部300におけるウエハの搬送手順を効率的なものにする必要がある。
図2に示されるように、主制御装置20では、階層A3において、擬似処理ユニット11’〜19’が設けられている。この擬似処理ユニット11’〜19’は、それぞれ基板処理ユニット11〜19の代わりに、駆動コマンド起動部301を介したシーケンス制御部300からの指令に従って、擬似的に動作するソフトウエアプログラムである。例えば、擬似処理ユニット11’は、基板処理ユニット11の代わりに、シーケンス制御部300の指令に従って擬似的に動作する。
実際に、擬似処理ユニット11’〜19’が動作するか、基板処理ユニット11〜19が動作するかは、シーケンス制御部300は感知しない。基板処理ユニットと擬似処理ユニットとの切り替えは、駆動コマンド起動部301によって行われる。駆動コマンド起動部301は、ハードウエアスイッチ25の設定に基づいて、シーケンス制御部300からの指令により、どちらを起動させるかを選択し、選択したユニットの方に駆動コマンドを発信する。このようにすれば、擬似処理ユニットが動作したとしても、シーケンス制御部300からは、あたかも、基板処理ユニットが動作したかのようにみえるようになる。
ハードウエアスイッチ25は、動作するユニットを、基板処理ユニットか擬似処理ユニットかのいずれを用いるかを選択するための選択情報を入力するためのインターフェイスである。擬似処理ユニット11’〜19’は個別に選択可能である。このハードウエアスイッチ25は、オペレータによって設定される。
記憶装置303には、擬似処理ユニット11’〜19’が動作する際に参照するシミュレーションデータが格納されている。シミュレーションデータに含まれる情報には、例えば、図1のPC120において算出された、基板処理ユニット11〜19の推定処理時間などがある。なお、記憶装置303としては、例えば、ハードディスクなどを用いることができる。
図3には、露光装置100の主制御装置20において、シーケンス制御部300が、基板処理ユニット又は擬似処理ユニットを動作させるときのフローチャートが示されている。図3に示されるように、シーケンス制御部300、駆動コマンド起動部301、基板処理ユニット、擬似処理ユニットは、開始待ち状態となっている。
シーケンス制御部300のシーケンスプログラムにおいて、基板処理ユニットを動作させる必要が生じた場合、シーケンス制御部300は、その基板処理ユニットの処理開始指令を駆動コマンド起動部301に送信する(ステップ501)。処理開始指令を受けると、駆動コマンド起動部301は、ステップ503に進んで、擬似モードが設定されているか否かをハードウエアスイッチ25の設定状態に基づいて、判断する。
ここで、ハードウエアスイッチ25において基板処理ユニットが選択されていた場合には、駆動コマンド起動部301は、基板処理ユニットに対して、駆動コマンドを送信する(ステップ505)。駆動コマンドを受けた基板処理ユニットは、その基板処理を行い(ステップ507)、その処理が終了した場合には、処理完了通知を、駆動コマンド起動部301に返す(ステップ509)。
一方、擬似処理ユニットが選択された場合には、駆動コマンド起動部301は、擬似処理ユニットに対して、駆動コマンドを送信する(ステップ505’)。駆動コマンドを受けた擬似処理ユニットは、シミュレーションデータを記憶装置303から取得する(ステップ601)。
図4には、記憶装置303に格納されているシミュレーションデータの一例が示されている。図4に示されるように、シミュレーションデータは、基板処理ユニットごとにまとめられている。各基板処理ユニットに対応するシミュレーションデータでは、駆動コマンド起動部301から送られてくるコマンドごとに、そのコマンドの番号、そのコマンドを実行したときの実行に要する時間(推定処理時間)、実行結果データがそれぞれ対応付けられて格納されている。図4では、擬似処理ユニット11’〜19’に対応して、それぞれn1個、n2個、…、n9個のシミュレーションデータが格納されている。このステップ601では、駆動コマンドに対応するシミュレーションデータを読み出す。
記憶装置303に格納されたシミュレーションデータは、予め、PC120において作成され、PC120から通信ネットワーク130を介して記憶装置303に格納されたものである。PC120では、事前に、例えば、基板の設計情報の1つである露光レシピなどに基づいて基板処理ユニットでの所定の基板処理の推定処理時間を算出し、実行結果データと合わせて、シミュレーションデータを作成する。
図5には、そのときの実行時間の算出方法の一例が示されている。図5に示されるように、基板処理ユニットにおける基板処理は、基板の搬入、加工、搬出に分けることができる。ユニットによっては、基板の加工を行わない場合もある。基板の搬入時間、搬出時間は、ほぼ一定であるため、一定値を用いることができるが、加工時間については、ウエハ上に形成するデバイスによって異なる。そこで、PC120では、図5に示されるように、露光レシピ等のデバイスの設計情報(プロセス情報)に基づいて、ウエハ加工時間を推定し、基板の搬入時間と、搬出時間と、推定加工時間とを加算して、推定処理時間を算出する。この推定処理時間が実行時間としてシミュレーションデータに書き込まれるようになる。
擬似処理ユニットは、読み取った実行時間だけ待機する(ステップ603)。そして、実行時間経過後、実行結果データを取得する(ステップ605)。その後、擬似処理ユニットは、駆動コマンド起動部301に処理完了通知を返す(ステップ509’)。この処理完了通知には、ステップ605において取得された実行結果データも含まれている。基板処理ユニット又は擬似処理ユニットからの処理完了通知を受信すると、駆動コマンド起動部301は、そのままシーケンス制御部300に処理完了通知を返す(ステップ511)。
C/D110は、ウエハに対し、レジスト塗布処理や、現像処理などを行う装置であり、露光装置100とインライン接続されている。ここで、インライン接続とは、装置間及び各装置内の処理ユニット間を、ロボットアームやスライダ等のウエハWを自動搬送するための搬送装置を介して接続することを意味する。このインライン接続により、露光装置100とC/D110との間でのウエハWの受け渡し時間を格段に短くすることができる。前述したように、露光装置100とのウエハ搬出入のインターフェイスが、基板処理ユニット51、61である。
主制御装置20のシーケンス制御部300には、基板処理ユニット11〜19の協調動作の動作結果のログデータが記録される。そのログデータは、記憶装置303に格納される。記憶装置303に格納されたログデータは、通信ネットワーク130を介してPC120が取得可能である。PC120には、そのログデータを評価するための評価アプリケーションがインストールされている。
以上述べたように、擬似処理ユニット11’〜19’を、露光装置100の主制御装置20内に組み込むことにより、露光装置100の様々な調整が可能となる。以下では、その調整項目について幾つか説明する。
<露光装置100のシーケンス制御の最適化>
上記擬似処理ユニットを用いると、少なくとも一部の基板処理ユニットについては実際に基板処理を行わずに、シーケンス制御部300による基板処理ユニットの協調動作が可能となる。例えば、基板処理ユニット11〜19の代わりに擬似処理ユニット11’〜19’が選択されるように、ハードウエアスイッチ25を設定した状態で、シーケンス制御部300の制御の下で、基板処理ユニット11〜19の代わりに、擬似処理ユニット11’〜19’の協調動作が実行され、その処理ログデータが記憶装置303に格納される。なお、一部、擬似処理ユニットでなく、実際の基板処理ユニットを用いて協調動作を行う場合には、基板処理ユニットについては、ウエハを搬入することなく、空運転をさせることになる。
PC120では、通信ネットワーク130を介して取得したログデータを、評価アプリケーションにより評価し、主制御装置20のシーケンス制御部300の処理シーケンス等を最適化を行うことが可能となっている。PC120では、最適化された処理シーケンスに従って、シーケンス制御部300として動作する実行プログラムを作成可能であり、作成された実行プログラムは、露光装置100の主制御装置20にインストールされ、シーケンス制御部300として動作する。このように、擬似処理ユニットを用いた、擬似的な協調動作を実行すれば、実際に基板処理を行うことなく、露光装置100の基板処理ユニットのシーケンス制御の最適化が可能となる。
<露光装置100の基板処理の最適化>
上記処理シーケンスを最適化するとともに、又はこの最適化に代えて、露光装置100の各基板処理ユニットにおける基板処理を最適化することもできる。上記処理シーケンスの最適化をこれ以上行っても、全体の処理時間が短縮化されない場合には、処理が行われていない空白の時間を利用して、さらに高精度な基板処理が可能となるように、基板処理を調整することが可能である。露光処理を行う基板処理ユニット15において、ステップ・アンド・スキャン方式による露光動作が行われる場合には、そのスキャン速度を低くして、より高精度な露光を行うように調整することが可能である。このような最適化に関する情報も、上記ログデータに基づいて、PC120によって求められた後、通信ネットワーク130を介して、露光装置100に設定される。
<C/D110と露光装置100との連携動作の最適化>
C/D110と露光装置100に跨るウエハの搬送動作の最適化を行うことも可能である。C/D110の主制御装置50は、レジスト塗布処理終了後に、ウエハを基板処理ユニット51に置き、露光装置100の主制御装置20に対し、露光準備OKを送信する。その後、露光装置100は、基板処理ユニット11により、そのウエハを引き取る。一方、露光装置100の主制御装置20は、一連の基板処理が完了したウエハが、基板処理ユニット18に置かれると、C/D110の主制御装置50に対して露光完了通知を送信する。主制御装置50は、基板処理ユニット61が空き状態になると、露光装置100の基板処理ユニット18からウエハを引き取る。このように、インライン接続された露光装置100とC/D110とは、ウエハの搬送シーケンスについて相互依存している。したがって、基板処理システム1000全体のスループットを考慮すると、露光装置100と、C/D110とに跨って、ウエハの搬送シーケンスの最適化を行うのが望ましいのである。
例えば、ハードウエアスイッチ25を擬似処理ユニット11’〜19’を選択した状態とすれば、露光装置100の基板処理ユニット11〜19を実際に動作させなくても、露光装置100とC/D110とに跨るウエハの搬送動作(C/D110のウエハの搬送系では、ウエハを実際に搬送しない空運転となる)を行うことが可能となり、C/D110において、その搬送シーケンスのログデータを記録しておけば、PC120において、そのログデータに基づいて、C/D110内のウエハ搬送シーケンスの最適化を図ることが可能となる。
また、これ以上、露光装置100の処理シーケンスを最適化しても、ウエハ1枚1枚に対する処理時間が短縮化されず、C/D110内の処理済みウエハ(レジストが塗布された未露光のウエハ)が待ち状態となる場合には、その待ち時間を利用して、さらに高精度な基板処理が可能となるように、C/D110内の基板処理を調整することも可能である。このような最適化に関する情報も、上記ログデータに基づいて、PC120によって求められた後、通信ネットワーク130を介して、C/D110に設定される。
<露光装置100のエラー処理の検証>
さらに、上記擬似処理ユニットを用いて、装置異常(すなわち装置エラー)を擬似的に発生させて、そのエラーに対応するエラー処理を検証することが可能となる。この場合には、特定の基板処理ユニットに対応する擬似処理ユニットのシミュレーションデータの実行結果データに、エラー情報を書き込んでおく。すると、その擬似処理ユニットを動作させた後、エラー情報が含まれる実行結果データは、シーケンス制御部300に処理完了通知とともに送られるようになる。この場合、シーケンス制御部300は、その擬似処理ユニットに対応する基板処理ユニットにエラーが発生したものと判断して、そのエラーに対応するエラー処理を実行するようになる。このように、擬似処理ユニットを用いれば、エラー状態を確実に発生させ、シーケンス制御部300にエラー処理を行わせることができるようになるので、エラー処理の検証を行うのが容易になる。
このエラー処理の検証についても、露光装置100とC/D110とを実際にインライン接続したままで実行可能である。露光装置100で発生したエラー情報については、その主制御装置20からC/D110の主制御装置50に送られ、C/D110側でも、そのエラー情報に対応するエラー処理が実行されるようになる。したがって、露光装置100内に擬似処理ユニットを備え、その擬似処理ユニットによってエラー処理を確実に発生させるようにすれば、そのエラー情報に対応するC/D110のエラー処理の検証も容易に行える。
なお、露光装置100及びC/D110のエラー処理を行った後、そのエラー要因が取り除かれた後に、装置状態を正常な状態に復帰させる復帰処理を行う場合もある。擬似処理ユニットにより、確実にエラー情報を発生させることができるようになれば、エラー処理のみならず、復帰処理の検証も容易となる。
このように、露光装置100の基板処理ユニットのエラーを、擬似的に確実に発生できるようにすれば、その後の主制御装置20のシーケンス制御部300又は上位制御系200におけるエラー処理や、その後の復帰処理などの検証が容易となる。
なお、C/D110の主制御装置50内にも、主制御装置20と同様に、C/D110の基板処理ユニットに対応する擬似処理ユニットを設けるようにしてもよい。
図6には、露光装置100とC/D110とのウエハ搬送シーケンスの最適化を行うシステムの論理的な構成が示されている。露光装置100とC/D110との間のウエハの受け渡しは、主制御装置20と主制御装置50とが互いに連携することによって実現される。そして、主制御装置20のシーケンス制御部300のウエハ搬送シーケンスのログデータは、記憶装置303に格納される。さらに、主制御装置50のウエハ搬送シーケンスのログデータは、主制御装置50内の記憶装置315に格納される。PC120では、記憶装置303に格納されたログデータと、記憶装置315に格納されたログデータとを取得して、ウエハ搬送シーケンスを評価し、ウエハの搬送シーケンス全体を最適化する。最適化されたウエハ搬送シーケンスは、主制御装置20と、主制御装置50とに送られる。主制御装置20のシーケンス制御部300と、主制御装置50のシーケンス制御部315とは、そのシーケンスに従って、ウエハの搬送を行うようになる。すなわち、露光装置100内の擬似処理ユニットと、C/D110内の擬似処理ユニットとの協調動作により、露光装置100とC/D110とに跨るウエハ搬送に関する擬似的な連携動作が可能となり、実際の基板処理を行うことなく、基板処理システム1000全体のウエハ搬送シーケンスの最適化が可能となる。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、露光装置100又はC/D110において、複数の基板処理ユニット11〜19の協調動作を行うのに、少なくとも一部の基板処理ユニットを、擬似処理ユニットに代替できるようになる。この結果、実際の基板処理を行うことなく、基板処理ユニット11〜19の協調動作の動作結果のログデータを取得することが可能となる。このログデータは、基板処理システム1000のスループットを向上させるのに有用な情報である。したがって、このログデータを取得できれば、一連の基板処理のスループットを向上させることができるようになる。
本実施形態によれば、擬似処理ユニット11’〜19’の処理は、基板処理ユニット11〜19の処理内容に応じて調整可能となっている。すなわち、記憶装置303には、基板処理ユニット11〜19の処理内容を示すシミュレーションデータが格納されており、擬似処理ユニットは、記憶装置303からシミュレーションデータを取得し、そのシミュレーションデータに従って、基板処理を行う。このシミュレーションデータは、PC120によって、対応する基板処理ユニットの処理内容に基づいて作成されたものである。したがって、擬似処理ユニットの処理内容は、対応する基板処理ユニットの処理内容に応じたものとなる。
シミュレーションデータは、基板処理ユニットにおける基板処理の処理内容に関する情報として、推定処理時間や実行結果データを含んでいる。シーケンス制御部300から確認することができる擬似処理ユニットのふるまいは、この2つであるためである。
擬似処理ユニットは、基板処理ユニットの代わりにシーケンス制御部300からの処理開始指令を受けて動作する。そして、擬似処理ユニットは、シーケンス制御部300から処理開始指令が出されたときに時間測定を開始し、推定処理時間が経過した後に、シーケンス制御部300に対して、実行結果データとともに処理完了通知を返すように動作する。このようにすれば、シーケンス制御部から見ると、擬似処理ユニットが動作していても、見かけ上、基板処理ユニットが動作しているように見えるからである。
また、本実施形態によれば、露光装置100では、C/D110との間でウエハの受け渡しが可能な状態で、擬似処理ユニットを用いた擬似的な協調動作が可能である。このようにすれば、擬似処理ユニットを用いて、C/D110と露光装置100とを含む、全体的なウエハの搬送シーケンスの最適化が可能となる。この結果、基板処理システム100全体のウエハの搬送時間が短くなり、デバイスの生産効率が向上する。
また、本実施形態に係る基板処理システム1000では、PC120を用いれば、擬似的な協調動作の実行により得られた基板処理ユニットの協調動作の動作結果のログデータに基づいて、協調動作を評価することが可能である。そして、PC120を用いれば、評価結果に基づいて、シーケンス制御部300による協調動作の処理シーケンス及び各ユニットの処理内容の少なくとも一方を最適化することが可能となる。
PC120は、通信ネットワーク130により送られた、露光装置100又はC/D110の一方の協調動作の動作結果のログデータに基づいて、基板処理システム1000のウエハの搬送動作を評価し、その評価結果に基づいて他方の処理装置(C/D110又は露光装置)の処理内容を最適化することも可能である。
なお、本実施形態では、露光装置100において擬似処理ユニットを設けたが、C/D110においても同様の擬似処理ユニットを設けるようにしてもよい。この場合、PC120では、露光装置100の協調動作の動作結果のログデータと、C/D110の協調動作の動作結果のログデータとに基づいて、相互間のウエハの搬送シーケンスを評価し、その評価結果に基づいて、実際の基板処理を行うことなく、露光装置100、C/D110に跨る連携動作を最適化することも可能である。
また、本実施形態によれば、露光装置100、C/D110に跨る連携動作によるウエハの搬送シーケンスのみならず、各装置の基板処理ユニットで発生した異常に対応する異常処理と、異常後の復帰動作処理とを最適化することも可能である。
以上述べたような擬似処理ユニットを用いた各種最適化により、基板処理システム1000におけるデバイスの生産効率が著しく向上する。
なお、上記実施形態では、ハードウエアスイッチ25の設定により、基板処理ユニットと擬似処理ユニットとを選択したが、これらの選択情報は、予めPC120から記憶装置303に書き込んでおくようにしてもよい。この場合には、駆動コマンド起動部301は、ハードウエアスイッチ25でなく、この記憶装置303に書き込まれた選択情報を参照して、ユニットを切り替えることになる。また、露光装置100のマンマシンインターフェイスを介して、オペレータが設定可能であってもよい。
また、上記実施形態では、シミュレーションデータを、PC120から記憶装置303へダウンロードするものとしたが、露光装置100の通信インターフェイスを介して主制御装置20と接続されたハードディスクや不揮発性メモリからダウンロードするようにしてもよい。また、そのダウンロードのタイミングは、装置起動時であってもよいし、オペレータの指示による任意のタイミングであってもよい。また、露光装置の記憶装置303のシミュレーションデータは、露光装置303のマンマシンインターフェイスを介して書き込むようにしてもよいし、主制御装置20上で動作するソフトウエアプログラムに組み込まれていてもよい。
また、本発明は、半導体製造工程に限らず、液晶表示素子などを含むディスプレイの製造工程にも適用可能である。また、デバイスパターンをガラスプレート上に転写する工程、薄膜磁気ヘッドの製造工程、及び撮像素子(CCDなど)、マイクロマシン、有機EL、DNAチップなどの製造工程の他、すべてのデバイス製造工程における線幅管理に本発明を適用することができるのは勿論である。
以上説明したように、本発明の基板処理装置、基板処理システム及び最適化方法は、デバイスを生産するのに適している。
本発明の一実施形態に係るデバイス製造処理システムの概略構成を示すブロック図である。 主制御装置20の内部構成を示すブロック図である。 主制御装置20のシーケンス制御部による基板処理ユニット及び擬似処理ユニットの処理のフローチャートである。 シミュレーションデータの一例を示す図である。 推定処理時間の算出方法の一例を示す図である。 基板処理システムの全体のウエハ搬送シーケンスの最適化を示す図である。
符号の説明
11〜19…基板処理ユニット、11’〜19’…擬似処理ユニット、20,50…主制御装置、25…ハードウエアスイッチ、100…露光装置、110…コータ・デベロッパ、120…パーソナルコンピュータ(PC)、200…上位制御系、300…シーケンス制御部、301、310…駆動コマンド制御部、303、315…記憶装置、1000…基板処理システム。

Claims (13)

  1. 複数の基板処理ユニットの協調動作により複数の基板をユニット間で逐次搬送しつつ、それぞれの基板処理ユニットにおいて基板処理を行う基板処理装置であって、
    前記複数の基板処理ユニットの少なくとも一部のユニットの代わりに擬似的な基板処理を行う擬似処理ユニットと;
    前記基板処理において、前記基板処理ユニット及び前記擬似処理ユニットのいずれを用いるかを選択するための選択情報を入力可能なインターフェイスと;
    前記インターフェイスを介して入力された選択情報に従って、前記基板処理ユニット及び前記擬似処理ユニットのいずれかを選択する選択装置と;
    前記選択されたユニットを用いて、前記協調動作を制御する制御装置と;
    前記協調動作の動作結果に関する情報を取得する取得装置と;を備える基板処理装置。
  2. 前記擬似処理ユニットの処理内容を、
    対応する基板処理ユニットの処理内容に関する情報に応じて調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記対応する基板処理ユニットの処理内容に関する情報は、
    前記基板処理ユニットにおける基板の処理条件に基づいて算出された情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記基板処理ユニットにおける基板の処理条件に基づいて算出された情報は、
    前記基板処理ユニットの基板処理に要する推定処理時間を含むことを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記擬似処理ユニットは、
    前記制御装置からの動作開始指令が入力されたときに時間測定を開始し、前記基板処理ユニットの推定処理時間が経過した後に、前記制御装置に動作終了通知を返すように動作するユニットであることを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記制御装置は、
    他の基板処理装置との間で前記基板の受け渡しが可能な状態で、前記擬似処理ユニットを用いた前記協調動作を制御可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記協調動作の動作結果に関する情報に基づいて、前記協調動作を評価する評価装置と;
    前記評価結果に基づいて、前記制御装置による協調動作の制御手順及び基板の処理内容の少なくとも一方を最適化する最適化装置と;をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の少なくとも1つの基板処理装置と;
    前記基板処理装置と通信ネットワークを介して接続され、かつ、当該通信ネットワークにより送られた、前記基板処理装置内の基板処理ユニットの協調動作の動作結果に関する情報に基づいて前記協調動作を評価し、その評価結果に基づいて前記協調動作の制御手順及び基板の処理内容を最適化する情報処理装置と;を備える基板処理システム。
  9. 前記情報処理装置と通信ネットワークを介して接続され、かつ、前記基板処理装置との間で基板の搬送を行う他の基板処理装置をさらに備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通信ネットワークにより送られた、一方の基板処理装置の協調動作の動作結果に関する情報に基づいて、当該協調動作を評価し、その評価結果に基づいて他方の基板処理装置の処理内容を最適化することを特徴とする請求項8に記載の基板処理システム。
  10. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、相互間で基板の搬送を行う複数の基板処理装置と;
    前記各基板処理装置と通信ネットワークを介して接続され、かつ、当該通信ネットワークにより送られた、前記各基板処理装置の協調動作の動作結果に関する情報に基づいて、前記相互間の前記基板の搬送動作を評価し、その評価結果に基づいて、前記複数の基板処理装置に跨る連携動作を最適化する情報処理装置と;を備える基板処理システム。
  11. 前記複数の基板処理装置に跨る連携動作は、
    前記基板処理装置における基板の搬送処理と、異常処理と、異常発生後の復帰動作処理とを含むことを特徴とする請求項10に記載の基板処理システム。
  12. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置を用いて、基板処理及び基板の搬送動作の少なくとも一方を最適化する最適化方法。
  13. 請求項8〜11のいずれか一項に記載の基板処理システムを用いて、基板処理及び基板の搬送動作の少なくとも一方を最適化する最適化方法。
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