JP2008134715A - 情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管理対象者の行動、および連携した関係者の活動を一括して管理することのできる情報処理システムを提供する。
【解決手段】受信した管理対象者の個人情報を、当該管理対象者を一意に識別する識別情報と対応させて個人情報データベース210に記憶する入会処理部110と、管理対象者が参加するか否かの情報を受信して、参加登録データベース250に登録する参加登録処理部130と、管理対象者が携帯し、当該管理対象者を一意に識別する識別情報を記憶するタグ400から識別情報を読取るタグ読取り処理部301と、読取った前記識別情報を、当該管理対象者の出席情報として参加登録データベース250に登録する出欠処理部140と、帰宅する管理対象者の最適ルートを検索して、地域の防犯のためにパトロールを行うパトロール員、および当該管理対象者に前記検索したルートを通知する帰宅ルート検索部153を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
昨今の事件の多発を背景として、地域社会から行政に対して早急かつ効果的な対応が求められている。特に事件による児童の被害は増加傾向にあり、学校内や登下校時の安全確保は、極めて重大な課題となっている。そのため、保護者、学校、自治体、警察など、地域ぐるみで連携した防犯対策の必要性が高まっている。
2006年5月に文部科学省および厚生労働省から、全児童が放課後を安全に過ごせる居場所づくりの推進として「放課後子どもプラン」が発表されている。それに伴い、2007年度以降から、学童保育と地域子ども教室との一体化およびそれらの連携によって、全国約23,000の小学校区において、放課後の児童の居場所をつくる施策が開始される。
これらの状況を踏まえ、現在、IC(Integrated Circuit)タグなどのIT(Information Technology)技術を活用した児童の出欠管理や、児童の登下校情報を保護者へメールするサービス、ボランティアの運用サービスなどが広がりつつある。
特許文献1は、ボランティアサービスなどの一つのサービス依頼に対して、依頼者の条件とサービス提供者の条件とをコーディネータがマッチングさせて、適切な一人のサービス提供者を紹介する技術が開示されている。
また、特許文献2は、WWW(World Wide Web)ブラウザを利用し、一つのサービスを複数のサービス提供者(グループ)に依頼する技術が開示されている。
特開2002−203132号公報 特開2005−258984号公報
しかしながら、児童が放課後に過ごす場所や、その居場所において開催されるイベントで児童を指導する指導者の活動スケジュール、児童の帰宅時刻、児童の帰宅ルートなどは、学校の担任教師やコーディネータなどの手作業によって、それぞれが別々に管理されていた。そのため、非効率な作業が多く、また、連絡ミスなどにより不要な作業が発生することもあった。
特許文献1では、複数のサービス依頼に対する複数の提供者を一度にマッチングする手段はないため、複数のイベントをまとめて企画して、それにマッチングする複数の提供者を決める必要がある場合には、マッチング作業が煩雑になるという課題がある。
特許文献2では、複数のサービス依頼を同時に処理する手段はない。また、グループ内メンバの資格などの付加要件を考慮して様々なサービス(イベント)への人員配置を一括して設定する手段もない。
つまり、前記した技術はいずれも、児童の放課後の行動や、それに伴う地域社会の住民の連携活動を一括して管理できるものではなかった。
そこで、本発明は、管理対象者の行動や、関係者の活動を一括して管理することで、事務処理の負担を軽減し、管理対象者の安全を確保することのできる情報処理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するためになされた本発明に係る情報管理システムは、受信した個人情報を記憶させる入会処理部と、サービスに参加するか否かの情報を登録する参加登録処理部と、前記管理対象者が携帯する記憶媒体から取得した識別情報を当該管理対象者の出席情報として登録する出欠処理部と、帰宅する前記管理対象者の帰宅のための最適ルートを検索して、当該管理対象者、および地域の防犯のためにパトロールを行うパトロール員に前記検索したルートを通知する帰宅ルート検索部とを備えることを特徴とする。
なお、本発明のその他の態様については、後記する実施の形態において説明する。
本発明に係る情報処理システムおよび情報処理方法によれば、管理対象者の行動や、関係者の活動を一括して管理することで、事務処理の負担を軽減し、管理対象者の安全を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」とする)について図面を参照しながら説明する。なお、同じ要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、管理対象者としての児童が、放課後や春・夏・冬休みなどに、学童保育、放課後子ども教室、地域子ども教室などで「児童見守りサービス(以下、単に「サービス」と適宜記載)」を受ける場合を例として説明する。児童見守りサービスを行う施設(以下、「施設」と適宜記載)では、勉強会、野球などのイベントが開催され、児童は希望に応じてそのイベントに参加することができる。児童が施設から帰宅する際には、自宅から保護者などが迎えに来る場合と、帰宅時刻の同じ児童が帰宅ルート毎に集団で帰宅する場合とがある。
まず、図1を用いて本発明の実施形態の児童見守りサービス支援システム(情報処理システム)Sの概要を説明する。図1は、本実施形態における児童見守りサービス支援システムの構成を示す図である。
本実施形態における児童見守りサービス支援システムSは、管理対象者である児童に携帯させる児童端末(端末)500および児童の名札などに貼付されたICタグ400、このICタグ400に記憶される児童ID(識別情報)を読み取る機能を持つリーダ(識別情報取得部)300、児童の保護者が操作する保護者端末600、児童見守りサービス支援システムSの運用を行うコーディネータが操作するコーディネータ端末700、イベントの指導員が操作する指導員端末800、防犯の為に地域のパトロールを行うパトロール員が操作するパトロール員端末900、情報の格納や各種処理を行うサーバ1、それらを情報送受信可能に接続するネットワーク9から主に構成される。
ICタグ400は、小学校に通う児童が身につける名札などに貼付され、児童を一意に識別する識別情報としての児童IDが格納される記憶媒体である。
児童端末500は、サーバ1からの通知を無線通信で受信可能な携帯電話などの端末であり、児童が携帯する。
保護者端末600は、一般的なコンピュータであり、児童の保護者が、児童見守りサービスへの児童の入会登録や、イベントへの参加の申込などを行うために操作する。
コーディネータ端末700は、一般的なコンピュータであり、コーディネータが、児童見守りサービス支援システムSを運用する際に操作する。
指導員端末800は、一般的なコンピュータであり、児童見守りサービスを行う施設で開催されるイベントにおいて児童を指導監督する指導員がスケジュールの可否情報をサーバ1に送信する際などに操作する。なお、指導員は、地域によっては、保育士、教師OBなどが行う場合もある。
パトロール員端末900は、一般的なコンピュータや携帯端末などであり、児童帰宅時に帰宅ルート周辺の防犯パトロールを行うパトロール員が、サーバ1からのパトロール要請などの通知を受信するために操作する。なお、パトロール員は、地域によっては、例えば警官OBや地域住民などが行う場合もある。
サーバ1は、ネットワーク9を介して入力された情報を格納したり、各種処理を行なって情報を送信したりする機能を持つ。
図2は、本実施形態における児童見守りサービス支援システムの処理概要を示すシーケンス図である。
まず、保護者端末600は、保護者による児童見守りサービスへの入会手続のための操作に従って、入会登録要求をサーバ1に送信し、サーバ1は入会登録処理(A)を行う。この入会登録処理(A)の詳細な説明は、図10を用いて後記する。
コーディネータ端末700は、コーディネータによる、児童見守りサービスを行う施設で開催されるイベントを登録するための操作に従って、イベント登録要求をサーバ1に送信する。これにより、サーバ1でイベント登録処理(B)が行われる。その際には、イベント毎に配置する指導員が選択されるので、その情報に基づいた指導依頼を指導員端末800に通知する。このイベント登録処理(B)の詳細な説明は、図12を用いて後記する。
保護者端末600は、保護者による児童見守りサービスへの児童の参加(出席)登録手続のための操作に従って、参加登録要求をサーバ1に送信する。これにより、サーバ1では参加登録処理(C)が行われる。この参加登録処理(C)の詳細な説明は、図15を用いて後記する。
また、保護者端末600は、保護者による、参加登録情報修正のための操作に従って、情報変更要求をサーバ1に送信する。これにより、サーバ1では情報変更処理(D)が行われる。この情報変更処理(D)の詳細な説明は、図17を用いて後記する。
児童見守りサービスを行う施設に設置されるリーダ300は、児童が施設に到着した際にリーダ300にかざす名札から、名札に貼付されるICタグ400の児童IDを取得し、サーバ1に出席登録要求として送信する。これにより、サーバ1は出席登録処理(E)を行う。この出席登録処理(E)の詳細な説明は、図20を用いて後記する。
サーバ1は、児童の帰宅予定時刻の所定時間前(例えば、15分前)になると、帰宅準備処理(F)を行うことによって、児童の携帯する児童端末500にアラートを通知する。これにより、児童は帰宅時刻を忘れることなく帰宅準備を始めることができる。
また、サーバ1は、下校時の帰宅グループのメンバに欠員が出た場合などに、当該グループのメンバの帰宅ルート検索処理を行う。ここで、通常とは異なる帰宅ルートを検索した場合には、児童端末500および保護者端末600に帰宅ルート変更を通知する。また、必要に応じてパトロール員端末900に引率又はパトロール要請を送信する。この帰宅準備処理(F)の詳細な説明は図23を用い、帰宅ルート検索処理の詳細な説明は図25を用いて後記する。
また、リーダ300は、施設から児童が帰宅する際に出席時と同様にリーダ300に自身の名札をかざすことによって、ICタグ400の児童IDを読み取り、サーバ1に帰宅登録要求として送信する。これにより、サーバ1は帰宅登録処理(G)を行う。この帰宅登録処理(G)の詳細な説明は、図27を用いて後記する。
以下、サーバ1の各機能および各処理の流れを詳細に説明する。
図3は、本実施形態におけるサーバの機能ブロックと、サーバにネットワークを介して接続される各端末の構成を示す図である。
サーバ1は、処理部100、および記憶部200を備える。処理部100は、記憶部200に記憶される図示しない児童見守りサービス支援プログラムが、処理部100であるCPU(Central Processing Unit)上に展開されることで実現される。
処理部100は、入会処理部110、イベント登録処理部120、参加登録処理部130、出欠処理部140、帰宅準備処理部150、通信処理部160を含んで構成される。
入会処理部110は、入会登録情報登録部111およびID生成部112を含んで構成される。入会登録情報登録部111は、保護者端末600から入力された児童の入会登録情報を、記憶部200の個人情報データベース(以下、「DB」と記載)210に登録する。ID生成部112は、入会登録情報である各児童の情報を識別するための識別情報である児童IDを生成して、受信した入会登録情報と対応させて個人情報DB210に記憶する。
イベント登録処理部120は、イベント登録部121および指導員配置部122を含んで構成される。イベント登録部121は、コーディネータ端末700から入力されたイベントの情報をイベントDB220に登録する。指導員配置部122は、コーディネータ端末700から入力されたイベントの情報に適合する指導員を検出し、コーディネータ端末700に出力する。
参加登録処理部130は、参加登録部131、出席簿編集部132、確認メール配信部133、カレンダー生成部134、情報変更部135を含んで構成される。参加登録部131は、保護者端末600から入力された児童のサービスへの参加予定情報やイベントへの参加予定情報を、児童ID毎に記憶部200の参加登録DB250に登録する。出席簿編集部132は、参加登録DB250に児童の到着時刻(予定)を登録する。確認メール配信部133は、保護者端末600へ参加登録情報の確認メールを送信する。カレンダー生成部134は、参加登録DB250の情報からカレンダー形式のファイルを生成して保護者端末600へ送信する。情報変更部135は、保護者端末600から入力された参加変更情報に基づいて参加登録DB250を更新する。
出欠処理部140は、出席登録部141、帰宅時刻登録部142、到着時刻登録部143、到着アラート送信指示部144、帰宅登録部145を含んで構成される。出席登録部141は、参加登録DB250の情報を用いて、リーダ300からの出席登録要求に含まれる児童IDに該当する児童が当日参加予定か否かを判別する。帰宅時刻登録部142は、コーディネータ端末700から入力された帰宅時刻(予定)の情報を、参加登録DB250に登録する。到着時刻登録部143は、出席登録要求を受信した時刻の情報を、到着時刻(実績)として参加登録DB250に登録する。到着アラート送信指示部144は、到着予定時刻になっても到着しない児童の児童端末500に、アラートを送信する。帰宅登録部145は、リーダ300からの帰宅登録要求を受信した時刻情報を、参加登録DB250に帰宅時刻(実績)として登録する。
帰宅準備処理部150は、帰宅アラート送信指示部151、帰宅時刻別一覧表示部152、および帰宅ルート検索部153を含んで構成される。帰宅アラート送信指示部151は、帰宅時刻の所定時間前に、児童端末500にアラートを通知する。帰宅時刻別一覧表示部152は、コーディネータ端末700に帰宅時刻毎の児童の情報を表示する。帰宅ルート検索部153は、児童の帰宅ルートを検索する。
通信処理部160は、受信部161、配信受付処理部162および送信部163を含んで構成される。受信部161は、ネットワーク9から受信した情報を、処理部100の各処理部110〜150に出力する。配信受付処理部162は、処理部100の各処理部110〜150から出力されてきたアラートやメールの配信指示を受け付け、送信部163に指示する。送信部163は、配信受付処理部162からの指示により、記憶部200の情報を参照して、該当の端末にメールまたはアラートを送信する。以降、この説明を適宜省略する。
記憶部200は、不揮発性の記憶媒体であり、児童の個人情報が記憶される個人情報DB210、児童見守りサービスを行う施設で開催されるイベントの情報が記憶されるイベントDB220、イベントで利用する施設の情報が記憶される施設DB230、指導員の個人情報などが記憶される指導員DB240、児童の参加情報などが記憶される参加登録DB250、パトロール員の個人情報などが記憶されるパトロール員DB260、一般的な地理情報システム(GIS:Geographic Information System)である地図DB270を含んで構成される。
図4は、記憶部の個人情報DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。個人情報DB210は、児童の個人情報が格納される。
(a)に示す児童情報マスタテーブル2101は、児童を一意に識別する児童ID、児童名、児童の通う小学校、児童の所属する学年、学級、保護者がWeb上でログインする際のパスワード(PW)の項目を備える。
(b)に示す保護者情報マスタテーブル2102は、児童ID、児童の保護者名、児童の住所、電話番号、緊急連絡先1(名称、電話番号)、緊急連絡先2(名称、電話番号)の項目を備える。
(c)に示すメール配信情報マスタテーブル2103は、児童ID、アラートやメール送信先となる児童端末500の児童メールアドレス、保護者端末600の保護者メールアドレスの項目を備える。
(d)に示す特記事項情報マスタテーブル2104は、児童ID、児童名、特記事項の項目を備える。
(e)に示す児童宅情報マスタテーブル2105は、児童ID、住所、児童の住所から一義的に決定される通学基本ルートの項目を備える。
なお、図4の(a)〜(e)に示した各マスタテーブル2101〜2105は、児童IDでリンクされている。
図5は、記憶部のイベントDB内に格納されるテーブルの例を示す図である。イベントDB220は、児童見守りサービスを行う施設で開催されるイベントの情報が格納される。
(a)に示すイベント基本情報マスタテーブル2201は、イベントを一意に識別するイベントID、イベント名、イベント参加費用(費用)、イベントの開催曜日を識別する開催ID、イベントの開始時刻、終了時刻、イベントで利用する施設を一意に識別する施設ID、イベントの指導員に必要な要件を識別する要件IDの項目を備える。
(b)に示す開催日マスタテーブル2202は、開催ID、開催曜日の項目を備える。
(c)に示すイベントスケジュールテーブル2203は、イベントID、スケジュールの項目を備え、日付毎のイベント有無を示す情報を記憶する。
なお、図5の(a)、(b)に示した各テーブル2201,2202は、開催IDでリンクされている。
また、図5の(a)、(c)に示した各テーブル2201,2203は、イベントIDでリンクされている。
図6は、記憶部の施設DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。施設DB230は、イベントで利用する施設の情報が格納される。
(a)に示す施設基本情報マスタテーブル2301は、施設を一意に識別する施設ID、施設名、利用最大人数、備品の項目を備える。
(b)に示す他団体施設利用マスタテーブル2302は、団体を一意に識別する団体ID、団体名、施設ID、開催IDの項目を備える。
なお、図5の(a)に示したイベント基本情報マスタテーブル2201と、図6の(a)に示した施設基本情報マスタテーブル2301とは、施設IDでリンクされている。
図7は、記憶部の指導員DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。指導員DB240は、指導員の個人情報などが格納される。
(a)に示す指導員要件マスタテーブル2401は、職業、資格、属性などの要件を一意に識別する要件ID、要件の項目を備える。
(b)に示す指導員マスタテーブル2402は、指導員を一意に識別する指導員ID、指導員がWeb上でログインする際のパスワード(PW)、指導員の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、指導員の保有する要件(要件ID)、指導可能日時としての日時ID(日時マスタテーブル2403参照)毎の可否(可能日時)、指導可能頻度としての頻度ID(頻度マスタテーブル2404参照)の項目を備える。
(c)に示す日時マスタテーブル2403は、日時ID、曜日と時間帯を示す日時の項目を備える。
(d)に示す頻度マスタテーブル2404は、頻度ID、ひと月の活動頻度の項目を備える。
(e)に示す指導員スケジュールテーブル2405は、指導員ID、スケジュールの項目を備え、日付毎に指導(活動)有無を示すスケジュール情報を記憶する。
(f)に示す指導員配置テーブル2406は、日付、イベントID、指導員ID、指導員へ指導依頼済みか否かを示す情報(依頼)、指導依頼に対する回答の有無および内容を示す情報(回答)、指導員の出欠の有無を示す情報(出欠)の項目を備える。
なお、図5(a)に示すイベント基本情報マスタテーブル2201と、図7(a)に示す指導員要件マスタテーブル2401とは、要件IDでリンクされている。
また、図7(a)〜(f)に示す各テーブルは、指導員ID、要件ID、日時ID、頻度IDなどでリンクされている。
図8は、記憶部の参加登録DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。参加登録DB250は、児童の参加(出席)有無などの情報が格納される。
(a)に示す出席簿テーブル2501は、日付毎の児童の児童見守りサービスへの参加の有無などの情報が記憶され、日付、児童ID、児童名、参加予定、参加するイベント(イベントID)、児童の到着時刻(予定)、到着時刻(実績)、児童の帰宅時刻(予定)、帰宅時刻(実績)、保護者による迎えの有無の項目を備える。
(b)に示す授業終了時刻マスタテーブル2502は、各学年別、曜日別の時間割の情報に基づく、授業終了の時刻が登録される。
図8の(a)に示す出席簿テーブル2501は、図4(a)と児童IDでリンクされ、図5(a)とイベントIDでリンクされている。
図9は、記憶部のパトロール員DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。パトロール員DB260は、パトロール員の個人情報などが格納される。
(a)に示すパトロール員マスタテーブル2601は、パトロール員を一意に識別するパトロール員ID、パトロール員がWeb上でログインする際のパスワード(PW)、パトロール員の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、パトロール可能な地区範囲を示すエリアID、パトロール可能日時としての日時ID(日時マスタテーブル2403参照)毎の可否(可能日時)、パトロール可能な頻度としての頻度ID(頻度マスタテーブル2404参照)の項目を備える。
(b)に示すエリアマスタテーブル2602は、エリアID、パトロールする地区範囲を示すエリアの項目を備える。
(c)に示すパトロール員スケジュールテーブル2603は、パトロール員ID、スケジュールの項目を備え、日付毎にパトロール(活動)有無を示すスケジュール情報を記憶する。
図9の(a)に示すパトロール員マスタテーブル2601は、(b)エリアマスタテーブル2602とエリアIDでリンクされ、図7の(c)に示す日時マスタテーブル2403と日時IDでリンクされ、図7の(d)に示す頻度マスタテーブル2404と頻度IDでリンクされている。
また、図9の(c)に示すパトロール員スケジュールテーブル2603は、(a)のパトロール員マスタテーブル2601とリンクされている。
これらのDBの詳細な内容およびDBを用いた処理の説明は、図10〜図27において後記する。
図3に戻って、児童の名札などに貼付されるICタグ400は、児童を識別する識別情報としての児童IDを記憶する記憶部401を備える。
リーダ300は、タグ情報取得部301と通信処理部302とを備え、ICタグ400の記憶部401に記憶された児童IDをタグ情報取得部301が取得し、通信処理部302がネットワーク9を介してサーバ1に送信する。
続いて、サーバ1で実行される各処理(図2のA〜G)を、順を追って詳細に説明する。
A.入会登録処理
まず、保護者は、保護者端末600を用いて、児童の児童見守りサービス入会手続を行う。図10は、サーバの入会登録処理を示すフローチャートである。図10に沿って、適宜図1〜図4を参照しながら説明する。
保護者の操作により、保護者端末600から送信された入会登録要求を受信(S100)したら、サーバ1の入会処理部110の入会登録情報登録部111は、Webブラウザなどを用いて、保護者端末600に入会登録画面を表示させる(S101)。
図11は、入会登録処理時に保護者端末600に表示される画面の一例である。保護者は、図11(a)に示すように、児童名、児童の通う小学校、児童の所属する学年と学級、保護者名、住所、電話番号、緊急連絡先、児童メールアドレス、保護者メールアドレス、Webログイン用パスワード、特記事項などを入力し、画面右下の「確定」ボタンを押下する。これにより、保護者端末600によって入力された入会登録情報が、サーバ1に送信される。
サーバ1は、入会登録情報を受信する(S102)。サーバ1の入会登録情報登録部111は、受信した入会登録情報を確認し、受信情報に問題があるか否かを判別する(S103)。ここでの入会登録情報の確認の一例としては、例えば、教育委員会から取得した学区内在住の児童情報が記載された名簿などの審査用データを予め記憶部200に格納しておき、その審査用データと受信情報との照合を行うことが考えられる。これにより、受信した入会登録情報は、本サービスを利用可能な条件を満たしているか否かを判別する。
判別の結果、受信情報に問題があった場合には(S103→No)、ステップS102の処理に戻る。ここで、問題の内容を保護者端末600の画面上に表示させてもよい。
一方、受信情報に問題が無かった場合には(S103→Yes)、サーバ1のID生成部112は、児童を一意に識別するための児童IDを生成する。そして、ステップS104で生成した児童IDに対応付けて、ステップS102で受信した入会登録情報を記憶部200の個人情報DB210に登録する(S105)。これにより、サーバ1の個人情報DB210に、児童の情報および児童IDが登録される。
図4(a)〜(e)は、児童の個人情報および児童IDが記憶された一例を示している。なお、児童宅情報マスタテーブル2105(図4(e))の通学基本ルートについては、児童宅の住所から一義的に決定されるものとする。
続いて、サーバ1は、保護者端末600に登録完了画面を表示させて(S106)、処理を終了する。
図11(b)は、保護者端末600に表示される登録完了画面の一例である。登録された個人情報に加えて、ステップS104で生成された児童IDが符号1101で示すように表示されている。なお、本実施形態では、図4における児童IDと、保護者によるWebログイン用のIDは同一とし、以降、保護者は保護者端末600から児童IDとパスワードを入力することで、サーバ1にログインし、本システムの機能(児童見守りサービス)を利用可能とする。
保護者が「終了」ボタンを押下すると、登録完了画面が閉じる。
この処理の後で、個人情報DB210に登録された児童IDを記憶したICタグ400が貼付された名札が、児童に配布される。児童は、以降、この名札を身に付けるなどして、本サービスを利用する。
B.イベント登録処理
コーディネータは、コーディネータ端末700を用いて、児童見守りサービスを行う施設などで実施されるイベントの登録手続を行う。図12は、サーバのイベント登録処理を示すフローチャートである。図12に沿って、適宜図1〜図7を参照しながら説明する。なお、ここでは、翌月である6月のイベントを登録する場合を想定して説明する。
コーディネータの操作により、コーディネータ端末700から送信されたイベント登録要求を受信(S200)したら、サーバ1のイベント登録部121は、Webブラウザなどを用いて、コーディネータ端末700にイベント登録画面を表示させる(S201)。
図13は、イベント登録処理時にコーディネータ端末に表示される画面の一例である。図13(a)では、例として6月のカレンダーが表示され、開催するイベントが日付毎に複数選択可能となっている。例えば、6月1日の「イベント1」としては、右側のプルダウンボタンを押下すると、教室遊び、なわとび、・・・がプルダウンメニューで選択可能となっている。ここで、選択可能に表示するイベントの候補は、イベントDB220のイベント基本情報マスタテーブル2201の開催IDを参照して、その日に開催可能なイベントを抽出して表示する。
また、イベント基本情報マスタテーブル2201とリンクされる施設DB230の施設基本情報マスタテーブル2301や、他団体施設利用マスタテーブル2302などを参照することで、その日に利用可能な施設で開催するイベントを検出して、表示させてもよい。また、外部の施設予約システムなどと連携することで、施設予約システムの予約情報を取得し、施設が利用可能かどうかを判別して表示させることも考えられる。さらに、外部の天気情報システムなどと連携することで、天気予報によりグラウンドが使用不可と判断される場合には、当該イベントを選択項目として表示させないこととしてもよい。
これによれば、他システムとの情報の共有化が図れ、事務作業を軽減し、施設を効率的に共同利用することが可能となる。
コーディネータが日毎に開催するイベントを入力し、画面右下の「指導員配置」ボタンを押下する。それにより、コーディネータ端末700において入力したイベント情報(日毎に選択されたイベントのイベントID)がサーバ1に送信される。
サーバ1はイベント情報を受信し(S202)、イベント登録部121は、受信したイベント情報を、イベントDB220のイベントスケジュールテーブル2203に記憶する。
そして、指導員配置部122は、イベント毎に配置する指導員を検索する(S203)。
ここで、指導員の検索方法としては、イベント基本情報マスタテーブル2201の要件IDと指導員マスタテーブル2402の要件IDとを照合して要件に適合する指導員を抽出し、さらに、イベント基本情報マスタテーブル2201の開催IDと指導員マスタテーブル2402の可能日時および頻度IDを参照して設定される。その条件としては、指導員の活動機会をなるべく均等にする為に、指導員マスタテーブル2402の検索開始レコードをランダムに変更する方法や、あるいは、活動の多かった指導員については(活動実績は、指導員配置テーブル2406の出欠を参照して算出)、翌月は活動回数を下げる方法を取ることとしてもよい。
また、指導員の検索方法の別の例として、各指導員の活動意欲を加味した方法をとることも考えられる。図14は、図12のステップS203で指導員を検索する際に、各指導員の意欲を検索条件に加味して行う場合の処理を示すフローチャートである。ステップS2031は、図12のS202の後に実施され、ステップS2032→Noで図12のステップS204の処理に続く。
まず、指導員配置部122は、頻度条件「f07」のメンバから指導員を検索する(S2031)。つまり、指導員マスタテーブル2402の頻度ID「f07」である指導員について、要件や可能日時を参照して、各イベントの指導員を検索する。頻度ID「f07」の指導員は、頻度マスタテーブル2404によれば、「何回でもよい」というように、活動意欲の高い指導員である。
頻度ID「f07」の指導員だけで検索した結果、指導員が未定のイベントが存在する場合には(S2032→Yes)、指導員配置部122は、未定のイベントについて、頻度条件「f0n」(n=6,5,4,…1)のメンバから指導員を検索する(S2033)。つまり、頻度ID「f06」、「f05」、・・・「f01」というように、順に検索して指導員を検索する。
これによれば、指導員の活動意欲に応じて活動回数を設定するので、活動意欲の高い指導員を優先的に設定することができる。よって、活動意欲が高いにもかかわらず活動の場が少ないために活動意欲が低下してしまうことを防ぐことができる。
図12に戻って、指導員配置部122は、コーディネータ端末700に指導員配置リスト画面を表示させる(S204)。
図13(b)は、コーディネータ端末700に表示される指導員配置リスト画面の一例である。図13(b)では、図13(a)でコーディネータが入力したイベントと、各イベントの右側に備えられた枠にステップS203で検索した指導員IDが表示される。なお、指導員IDの代わりに、指導員の氏名が表示されてもよい。
コーディネータは、コーディネータ端末700に表示された指導員配置リスト画面(図13(b))を確認したら、必要に応じて適宜指導員の修正を行い、画面右下の「依頼メール」ボタンを押下する。それにより、コーディネータ端末700において入力した指導員配置情報とメール配信指示がサーバ1に送信される。なお、コーディネータによる指導員の修正は、指導員マスタテーブル2402の要件IDおよび可能日時の情報に基づき、当日当該イベントで活動可能な指導員をプルダウンメニューなどで表示することで、コーディネータに選択させることとしてもよい。
サーバ1は、メール配信指示と指導員配置情報を受信する(S205)。
そして、指導員配置部122は、受信した指導員配置情報を、指導員DB240の指導員スケジュールテーブル2405に記憶する。ここで、活動(指導)の場合は「1」が入力され、それ以外の場合は「0」が入力される。また、「1」の代わりに、当該指導員が指導するイベントのイベントIDが入力されることとしてもよい。
サーバ1の指導員配置部122は、指導員スケジュールテーブル2405を用いて各指導員の活動頻度を算出する。そして、前記算出した指導員毎の活動頻度と、指導員マスタテーブル2402に記憶される各指導員の頻度条件(頻度ID)とを比較し、活動日数が頻度条件を超えていないか判別する(S206)。この処理によって、コーディネータの修正で、各指導員の活動頻度が頻度条件を超えていないかを判別する。頻度条件を超える活動日数の指導員が存在した場合(S206→No)、指導員配置部122は、当該指導員が設定されている当該日付のイベントについて、候補となる他の指導員を検索し(S207)、ステップS204に戻って、コーディネータ端末700に指導員配置リストを表示する。このとき、コーディネータ端末700に、指導員を再設定する必要があることを示すメッセージを表示し、指導員配置リスト画面の、当該日付の指導員の枠を強調表示させるなどしてもよい。これにより、コーディネータは頻度条件を超える活動日数となっていた指導員が変更されたことを確認し、必要に応じて別の指導員に変更することができる。
なお、図7の指導員要件マスタテーブル2401において、中学生、高校生、高齢者は、正規の指導員としてではなく、補助的人材として位置づけることも考えられる。つまり、各イベントのメイン指導員として要件「010」〜「060」の指導員を設定後、中学生、高校生、高齢者などのメンバを可能日時条件で設定するようにする。そして、活動実績が一定レベルを超えたらメイン指導員として配置できるように要件IDを変更することとしてもよい。これにより、より多彩な地域人材を活用することができる。
図12に戻って、ステップS206で頻度条件を越える活動日数の指導員が存在しなかった場合(S206→Yes)、指導員配置部122は、指導員マスタテーブル2402のメールアドレスの情報を参照して、指導員端末800へ、指導依頼する日付およびイベントの情報を記載した指導依頼メールを送信する(S208)。同時に、指導員配置部122は、指導員配置テーブル2406に日付、イベントID、指導員ID、依頼「OK」の情報を記憶する。
指導員は、指導員端末800を用いて受信した指導依頼メールを確認し、日付毎イベント毎の指導の可否を示す指導可否メールをサーバ1に送信する。
サーバ1が指導員端末800から指導依頼メールに対する指導可否メールを受信(S209)したら、指導員配置部122は、各日毎のイベントの指導が可か否かを判別する(S210)。指導可でなかった場合(S210→No)、指導員配置部122は、指導員配置テーブル2406の当該日付、当該イベントID、当該指導員IDの「回答」の項目に「NG」を登録してから、ステップS207の処理を行う。つまり、当該指導員が設定されていた当該日付のイベントについて、候補となる他の指導員を検索する。
一方、指導可であった場合(S210→Yes)、指導員配置部122は、指導員配置テーブル2406の当該日付、当該イベントID、当該指導員IDの「回答」の項目に「OK」を登録することで更新(S211)して、処理を終了する。
これにより、サーバ1のイベントDB220に、イベントの情報と指導員の配置情報が登録される。なお、このイベント登録処理は、翌月の予定を入力するだけでなく、適宜変更可能としてもよい。例えば、イベントへの参加状況や天気などにより、イベントの開催に変更がある場合には、イベント登録の処理と同様に変更を行い、その変更に伴う指導員配置の変更を行う。
なお、ステップS208、S209の他の方法として、指導員端末800に、Webブラウザなどを用いて指導員スケジュールテーブル2405の情報をカレンダー形式で表示させ、指導員は日付毎の可否を、Webブラウザを介して入力することとしてもよい。入力された可否情報は、指導員DB240の指導員配置テーブル2406の「回答」の項目に「OK」又は「NG」などで記憶される。これにより、各指導員の回答状況をコーディネータが確認することも可能である。
指導員配置テーブル2406の出欠の項目については、例えば指導員IDの情報を記憶するICタグが貼付されたカードなどを指導員に配布し、指導員が出勤(活動)時にカードをリーダ300にかざす。それによりリーダ300が取得した指導員IDを、サーバ1で指導員配置テーブル2406の出欠の項目に記憶することで、指導員の出勤管理を行うことが可能である。
C.参加登録処理
続いて、保護者は、保護者端末600を用いて、児童見守りサービスへの児童の参加登録手続を行う。図15は、サーバの参加登録処理を示すフローチャートである。図15に沿って、適宜図1〜図8を参照しながら説明する。なお、ここでは、翌月である6月のイベントに参加登録する場合を想定して説明する。
本処理の前に、保護者は、児童IDおよびWebログイン用パスワードを送信することで、保護者端末600を用いてサーバ1にログイン済みであるものとする。
保護者の操作により、保護者端末600から送信された参加登録要求を受信(S300)したら、サーバ1の参加登録部131は、保護者端末600のWebブラウザなどを用いて参加申込画面を表示させる(S301)。
図16は、参加登録処理時に保護者端末に表示される画面の一例である。図16(a)において、6月のカレンダーが表示されており、参加申込情報として、日付毎に、「参加予定」、「イベント」、「帰宅時刻」、「迎え」の項目がそれぞれプルダウンメニューで選択可能となっている。各項目について説明すると、「参加予定」は児童見守りサービスへの参加予定の有無を設定する。「イベント」は、児童が児童見守りサービスに出席する場合に参加するイベントを設定する。ここでは、イベントスケジュールテーブル2203を参照し、開催されるイベントが日付毎に候補として表示される。「帰宅時刻」は児童の帰宅予定時刻を設定する。例えば、イベントの終了時刻が18:00であっても、習い事などの都合で17:00に帰宅させたい場合などに適宜指定する。「迎え」は保護者による児童迎えが有るか否かを設定する。つまり、保護者迎えが有る場合には、児童は児童グループでの集団下校はしないことになる。
保護者は、保護者端末600を用いて、参加申込情報を日付毎に設定する。
図16(a)の参加申込画面において、「参加費」ボタンを押下すると、符号1601で示すように、現時点でのイベント参加費が表示されるようにしてもよい。具体的には、「参加費」ボタンが押下されると、保護者端末600は、児童の参加するイベントの情報(イベント登録情報)をサーバ1に送信する。そして、サーバ1は、受信したイベント登録情報と、イベント基本情報マスタテーブル2201に記憶されている費用の情報とを用いて、イベント参加費を算出し、保護者端末600に送信する。これにより、符号1601で示すように、保護者端末600の参加申込画面に、サーバ1で算出されたイベント参加費が表示される。
これにより保護者は、イベント参加費を確認しながら、児童のイベント参加を設定することができる。
保護者は、参加申込画面の入力が完了したら、画面右下の「申込」ボタンを押下する。これにより、保護者端末600において入力した参加予定情報、イベントID、帰宅予定時刻、迎えの有無などの参加申込情報がサーバ1に送信される。
サーバ1は、参加申込情報を受信する(S302)。サーバ1の参加登録部131は、受信した参加申込情報を確認し、問題があるか否かを判別する(S303)。ここで問題がある場合とは、例えば、不正な帰宅時刻などが設定されている場合などであるが、予め参加申込情報入力の時点で不正な情報は設定できないようにしておいてもよい。その場合、ステップS303の処理は不要となる。
ステップS303の判別の結果、受信情報に問題が無かった場合には(S303→Yes)、ステップS304の処理に進む。一方、問題があった場合には(S303→No)、ステップS302の処理に戻る。ここで、問題の内容を保護者端末600の画面上に表示させてもよい。
ステップS304で、参加登録部131は、ステップS302で受信した参加登録情報を、参加登録DB250の出席簿テーブル2501に登録する。
そして、参加登録部131は、出席簿テーブル2501の情報を用いて、保護者端末600に登録完了画面を表示させる(S305)。このとき、イベント参加費の月合計を、出席簿テーブル2501およびイベント基本情報マスタテーブル2201を用いて算出し、表示する。図16(b)は、保護者端末600に表示される登録完了画面の一例である。符号1602に示すように、イベント参加費の合計が表示されている。なお、保護者が「終了」ボタンを押下すると、登録完了画面が閉じる。
続いて、ステップS306で、サーバ1の出席簿編集部132は、出席簿テーブル2501の到着時刻(予定)を登録して、処理を終了する。具体的には、出席簿編集部132は、児童情報マスタテーブル2101の当該児童の学年の情報から、授業終了時刻マスタテーブル2502を参照して授業終了時刻を取得し、到着時刻(予定)を登録する。例えば、児童ID「0101」の生徒は、個人情報DB210の児童情報マスタテーブル2101によれば学年「1」であり、出席簿テーブル2501の日付「060601」は「木曜日」であることから、授業終了時刻マスタテーブル2502より「15:00」を到着時刻(予定)として取得し、登録する。なお、到着時刻(予定)の設定には、施設までの移動時間などを授業終了時刻に適宜加えた上で登録してもよい。
これにより、出席簿テーブル2501に、日付毎、児童ID毎の、参加登録情報および到着時刻(予定)の情報が登録される。
図5(a)の出席簿テーブル2501は、情報が登録された状態を示しており、出席簿テーブル2501の1レコード目に記憶された情報は、図16(a)の「6月1日」の情報に相当する。
D.情報変更処理
続いて、保護者が、保護者端末600を用いて、既に登録した児童の参加登録情報を変更する情報変更手続について説明する。図17は、サーバの情報変更処理を示すフローチャートである。図17に沿って、適宜図1〜図8を参照しながら説明する。なお、本処理の前に、保護者は、児童IDおよびWebログイン用パスワードを送信することで、保護者端末600を用いてサーバ1にログイン済みであるものとする。
保護者の操作により、保護者端末600から送信された情報変更要求を受信(S400)したら、サーバ1の情報変更部135は、保護者端末600のWebブラウザなどを用いて情報変更画面を表示させる(S401)。
図18は、情報変更処理時に保護者端末に表示される画面の一例である。図18(a)において、参加登録情報として登録された、当該児童の出席簿テーブル2501の情報が表示されている。
ここで、保護者が保護者端末600を用いて必要に応じて各項目の変更を行い、画面右下の「確定」ボタンを押下する。これにより、保護者端末600において情報変更を行った参加変更情報がサーバ1に送信される。このとき、変更された情報のみ送信してもよいし、ひと月分の参加予定情報、イベントID、帰宅予定時刻、迎えの有無の情報を送信することとしてもよい。
ここでは、例として「2006/6/6(火)[出欠(○)/イベント(勉強会)/帰宅時刻(18:00)/迎え(○)]」の情報を、「2006/6/6(火)[出欠(不参加)/イベント(−)/帰宅時刻(−)/迎え(−)]」に変更するものとして説明する。
サーバ1は、参加変更情報を受信する(S402)。サーバ1の情報変更部135は、受信した参加変更情報を確認し、問題があるか否かを判別する(S403)。このステップS403の処理は、参加登録処理におけるステップS303(図15参照)の処理と同様である。
参加変更情報の内容確認の結果、受信情報に問題が無かった場合には(S403→Yes)、ステップS404の処理に進む。一方、問題があった場合には(S403→No)、ステップS402の処理に戻る。ここで、問題の内容を保護者端末600の画面上に表示させてもよい。
ステップS404で、情報変更部135は、ステップS402で受信した参加変更情報に基づいて、参加登録DB250の出席簿テーブル2501を更新する(S404)。
そして、情報変更部135は、更新した出席簿テーブル2501の情報を用いて、保護者端末600に変更完了画面(図18(b)参照)を表示させる(S405)。
続いて、ステップS406で、サーバ1の出席簿編集部132は、出席簿テーブル2501において、変更された日付について、参加「○」で到着時刻(予定)が未登録であった場合には、前記したステップS306の処理と同様に取得して、登録する。
情報変更部135は、コーディネータ端末700と児童端末500に参加登録情報の変更があったことを通知(S407)して、処理を終了する。さらに、必要に応じて保護者端末600に通知してもよい。なお、コーディネータ端末700のメールアドレスの情報は、図示しないDBに記憶されているものとする。
ここで、ステップS407の通知の際に変更内容を通知してもよい。例えば、「ID[0101]の[日立花子]さんの参加登録情報に変更がありました。2006/6/6(火)[出欠(○)/イベント(勉強会)/帰宅時刻(18:00)/迎え(○)]は、[出欠(×)/イベント(−)/帰宅時刻(−)/迎え(−)]に変更されました」というメールを送信することも考えられる。
これによれば、コーディネータおよび児童も、変更があったことを迅速に把握でき、情報の共有化が図れる。
図18(b)で、保護者が「変更」ボタンを押下した場合には、保護者端末600からサーバ1に再度情報変更要求が送信される(S400に戻る)。また、「終了」ボタンを押下した場合には、変更完了画面が閉じる。
以上説明した情報変更処理によれば、登録した参加登録情報を、保護者が簡易に変更することができる。これは、例えば児童が体調不良などにより、翌日の小学校を欠席し、そのまま児童見守りサービスも欠席する場合など、緊急の連絡にも対応可能である。また、変更したことをコーディネータおよび児童に通知するので、迅速に情報を把握することができる。
なお、情報変更手続を、児童の通う小学校の学級担任が行えるようにしてもよい。その場合には、小学校に設置される、ネットワーク9に接続可能な一般的なコンピュータを用いて、学級担任が当該児童の情報変更を行う。これによれば、保護者が情報変更を忘れた場合でも、学級担任とコーディネータとの情報の連携をスムーズに行うことができる。
前記説明した参加登録処理および情報変更処理において、以下のサービスを行うことも可能である。
例えば、参加登録情報確認サービスとして、サーバ1は、例えば毎週金曜などに、翌週1週間分の参加登録情報を確認用として保護者端末600に通知してもよい。具体的には、サーバ1の確認メール配信部133は、参加登録DB250の出席簿テーブル2501から当該児童の翌週一週間分の情報を抽出して、個人情報DB210のメール配信情報マスタテーブル2103の保護者メールアドレス宛に送信する。また、児童メールアドレスに対して同様の情報を送信することも考えられる。これによれば、保護者および児童は、最新の参加登録情報を毎週確認することができる。さらに、保護者端末600に送信するメールに、参加登録情報の情報変更画面を表示するサイトのURL(Uniform Resource Locator)を記載してもよい。保護者は必要に応じて、当該URLから児童IDとWebログイン用パスワードでログインして参加登録情報を変更する。これにより、保護者は簡易に情報の修正を行うことができる。
また、参加登録情報を、デスクトップに表示するカレンダー形式で保護者へ提供することも考えられる。
具体的には、サーバ1のカレンダー生成部134が、出席簿テーブル2501の当該児童の情報を抽出し、カレンダー形式に変換して、保護者端末600へ送信する。保護者端末600では、受信したファイルを開いて壁紙として設定することで、デスクトップに参加登録情報が表示される。図19は、保護者端末のデスクトップ上に表示されたカレンダー形式の参加登録情報を示す図である。これによれば、児童の参加予定を保護者は簡易に把握可能である。ここで、カレンダーファイルはメール配信情報マスタテーブル2103の保護者メールアドレスの情報を用いてメールで送信されてもよいし、Webブラウザを介して適宜ダウンロード可能としてもよい。
E.出席登録処理
児童は、小学校などの授業終了後、児童見守りサービスを行う施設に到着したら、出席登録手続を行う。図20は、サーバの出席登録処理を示すフローチャートである。図20に沿って、適宜図1〜図8を参照しながら説明する。なお、児童は名札(ICタグ400が貼付されている)を身につけて小学校に通うものとする。
児童が施設に到着して自身の名札をリーダ300にかざすことで、ICタグ400の記憶部401に記憶される児童IDが、リーダ300のタグ情報取得部301に取得される。そして、リーダ300が取得した児童IDの情報は、リーダ300の通信処理部302からサーバ1に出席登録要求として送信される。サーバ1はこの出席登録要求を受信する(S500)。
続いて、サーバ1の出欠処理部140の出席登録部141は、参加登録DB250の出席簿テーブル2501を参照して、参加登録があるかどうか、つまり、当該児童IDの児童が本日参加予定となっているか否かを判別する(S501)。例えば、「2006/6/1」に、出席登録要求として児童ID「0101」の情報を受信した場合には、出席登録部141は、参加登録DB250の出席簿テーブル2501を参照して、児童ID「0101」の「日立花子」は、参加「○」となっているので、参加予定であると判別する。参加予定となっていた場合には(S501→Yes)、ステップS505の処理に進む。
一方、参加予定となっていなかった場合には(S501→No)、出席登録部141は、コーディネータ端末700に参加登録画面を表示させる(S502)。
図21は、出席登録処理において、参加予定となっていない児童IDを受信した場合に、出席登録部がコーディネータ端末に表示させる画面の一例を示す図である。ここでは、児童ID「0102」の「東西梅子」が、児童見守りサービスに2006/6/1は参加予定としていない(つまり、図8(a)の出席簿テーブル2501において、参加「×」で登録済み)にもかかわらず、当該児童が施設に来て名札をリーダ300にかざした場合を説明する。
図21(a)によれば、符号2101に示すように、児童ID「0102」の「東西梅子」のレコードが強調表示されており、当該レコードの参加予定項目が「×」と示されている。この参加予定項目には、図5(a)の出席簿テーブル2501の参加項目の情報が示される。
コーディネータは、児童に確認したり、必要に応じて保護者に確認するなどして、参加登録を行う。なお、図21(a)の「保護者情報表示」ボタンを押下すると、個人情報DB210の保護者情報マスタテーブル2102を参照して、当該児童IDの保護者情報が表示される。これにより、コーディネータは、表示された電話番号に電話して、当該児童の参加可否を確認することができる。
当該児童を参加させる場合には、コーディネータは、コーディネータ端末700を用いて図21(a)の「参加登録」ボタンを押下する。これにより、不参加者参加要求がサーバ1に送信され、サーバ1の出席登録部141はこの不参加者参加要求を受信して、出席簿テーブル2501の参加予定に「○」を登録する(S503)。
続いて、サーバ1の出席登録部141は、図21(b)に示すイベント参加の登録が可能なイベント参加登録画面を表示する。
コーディネータは、当該児童がイベントに参加する場合には、参加するイベントをプルダウンメニューから選択し、「登録」ボタンを押下する。これにより、コーディネータ端末700からイベント参加登録要求がサーバ1へ送信される。サーバ1の出席登録部141は、イベント参加登録要求を受信して、イベント参加登録要求に設定されたイベントIDを出席簿テーブル2501のイベントIDに登録する(S504)。ここで、出席登録部141は、当該児童が本サービスに参加することと、必要に応じて参加イベントの情報を保護者端末600に通知してもよい。
これにより、不参加となっていた児童が当日になって参加することになった場合でも、対応可能である。
続いて、サーバ1の帰宅時刻登録部142は、出席簿テーブル2501において、当該児童IDの帰宅時刻(予定)が登録済みか否かを判別する(S505)。登録済みであった場合には(S505→Yes)、ステップS509の処理に進む。
一方、登録済みでなかった場合には(S505→No)、帰宅時刻登録部142は、コーディネータ端末700に帰宅時刻受付画面を表示させる(S506)。
図22は、出席登録処理において、帰宅時刻(予定)が登録済みで無かった場合に、帰宅時刻登録部がコーディネータ端末に表示させる画面の一例を示す図である。図22(a)では、児童ID「0101」の「日立花子」の帰宅時刻(予定)が登録されていないことが示され、帰宅時刻が選択可能となっている。
コーディネータは、児童と相談の上、帰宅時刻を選択する。ここでは、「18:00」を選択して、「登録」ボタンを押下すると、コーディネータ端末700からサーバ1に、帰宅時刻(予定)情報が送信される。サーバ1の帰宅時刻登録部142は、帰宅時刻(予定)情報を受信したら(S507)、出席簿テーブル2501の帰宅時刻(予定)に登録する(S508)。
到着時刻登録部143は、ステップS500で出席登録要求を受信した時刻を、出席簿テーブル2501の到着時刻(実績)に登録して(S509)、コーディネータ端末700に出欠管理画面を表示し(S510)、処理を終了する。
図22(b)は、コーディネータ端末700に表示される出欠管理画面の一例を示す図である。ここでは、符号2201および符号2202で示すように、ID(児童ID)「0101」の「日立花子」において、到着時刻(実績)に「14:50」、帰宅時刻(予定)に「18:00」が登録されている。
図22(b)の出欠管理画面において、コーディネータが「学年別」ボタンを押下すると、出欠管理画面で表示される児童が、学年別に表示される。また、コーディネータが「終了」ボタンを押下すると、出欠管理画面が閉じる。
なお、児童が名札を忘れた場合には、コーディネータが予備のICタグ400をリーダ300にかざすことによって、当該児童の到着時刻(実績)の情報を適宜入力可能としてもよい。
また、ステップS506において、帰宅時刻受付画面をコーディネータ端末700に表示させて、コーディネータに入力させることとしたが、これに限らず、例えば5年生以上などの高学年に限っては、リーダ300に接続された一般的なコンピュータのキーボードやタッチパネルなどから、児童自身が帰宅時刻(予定)を入力することで、当該コンピュータからサーバ1へ帰宅時刻(予定)情報を送信してもよい。
また、この出席登録処理において、到着予定時刻が到来しても児童が出席登録手続を行っていない場合に、当該の児童の携帯する児童端末500に対してアラートを送信することもできる。
具体的には、到着アラート送信指示部144が、出席簿テーブル2501を参照して、参加予定「○」で、かつ、現在時刻が出席簿テーブル2501の到着時刻(予定)を過ぎているにもかかわらず、到着時刻(実績)が未登録である児童IDを検出し、当該児童IDの児童メールアドレスに対し、例えば「開始時刻が過ぎています!」などのメッセージを送信してもよい。
それによれば、児童が児童見守りサービスを行う施設に行くことをうっかり忘れていた場合でも、注意喚起することができる。
F.帰宅準備処理(帰宅ルート検索処理)
通常、児童見守りサービスを行う施設から児童が帰宅する場合は、同じ帰宅ルートに所属するグループ毎に集まって帰宅する。しかしながら、保護者迎えが有る場合や、習い事などで途中で帰宅する場合など、全員が同じ時刻に帰宅できないことがある。通常の帰宅ルートでグループ全員が帰宅できない場合(例えば少人数で帰宅する場合や、低学年だけで帰宅する場合)には、防犯のために、帰宅ルートの変更などを検討する必要がある。
以下、帰宅準備処理について詳細に説明する。
図23は、サーバの帰宅準備処理を示すフローチャートである。図23に沿って、適宜図1〜図8を参照しながら説明する。
サーバ1の帰宅準備処理部150の帰宅アラート送信指示部151は、出席簿テーブル2501を参照して、帰宅時刻(予定)の所定時間前(例えば、15分前)に、児童端末500へアラートを通知する(S601)。この所定時間は、コーディネータが適宜設定可能としてもよい。
具体的には、帰宅アラート送信指示部151が、現在時刻が「17:45」のときに、帰宅時刻(予定)「18:00」となっている児童IDを検出し、当該児童IDのメールアドレスに対し、例えば「帰宅時刻15分前」などのメッセージを送信する。児童は、児童端末500が受信したメッセージを開封して内容を確認する。
帰宅時刻別一覧表示部152は、出席簿テーブル2501を参照して、コーディネータ端末700の画面上に、帰宅時刻別一覧画面を表示させる(S602)。図24は、帰宅準備処理において、コーディネータ端末に表示される画面の一例と、児童への通知を示す図である。
図24(a)では、帰宅時刻が「18:00」である児童の一覧が表示されている。なお、帰宅時刻はプルダウンメニューで選択可能となっており、コーディネータは適宜指定して表示を変更することができる。
ここで、ステップS601で送信したアラートを、児童が確認したという情報(例えば、メールの開封通知など)をサーバ1が受信することで、アラートに気づかない児童に対して、再度アラートを通知してもよい。図24(a)の表によれば、アラートに気づかない児童は太枠で強調表示されている。これは、例えば、児童端末500からのメール開封確認などの情報をサーバ1が受信し、児童が確認したか否かを判別することで実現可能である。
太枠で強調表示された、アラートに気づかない児童には、再度アラートを送信してもよい。その場合には、コーディネータが、コーディネータ端末700を用いて、当該児童を選択し「通知」ボタンを押下することにより、サーバ1は児童端末500に対してアラートを送信する。
なお、図24(b)では、児童の持つ児童端末500が、警告音と共に、受信したメッセージを音声で児童に通知している様子が示されている。
これによれば、従来はコーディネータおよび指導員が、帰宅時刻毎に、児童一人一人に声をかけて帰宅を促してしていた手間を、大幅に削減することができる。
続いて、帰宅ルート検索部153は、帰宅ルートの検索が必要か否かを判別する(S603)。帰宅ルートの検索が必要か否かの判別条件は、例えば以下のとおりである。
個人情報DB210の児童宅情報マスタテーブル2105において、通学基本ルートの同じ児童(以下、「グループ」と記載)全員が、以下の条件を満たす場合に、帰宅ルートの検索は必要ないと判別(S603→No)され、処理が終了する。
・出席簿テーブル2501の到着時刻(実績)に情報あり
・出席簿テーブル2501の帰宅時刻(予定)が一致
・迎えが「×」
つまり、前記条件を満たす場合とは、通常のグループのメンバ全員で帰宅するということであり、この場合、児童は、通常帰宅ルートで帰宅することとなる。
一方、上記条件が1つ以上満たされなかった場合には(S603→Yes)、帰宅ルート検索処理を行って(S604)から、終了する。以下、帰宅ルート検索処理を詳細に説明する。
<帰宅ルート検索処理>
図25は、サーバの帰宅ルート検索処理を示すフローチャートである。図25に沿って、適宜図1〜図9を参照しながら説明する。
なお、パトロール員は、前記したように、児童の帰宅時間帯にあわせてパトロールを行い、必要に応じて、施設から児童宅までの引率なども行うものとする。
図23のステップS603の処理に続き、サーバ1の帰宅準備処理部150の帰宅ルート検索部153は、コーディネータ端末700に、帰宅予定時刻別の児童宅地図と通学基本ルートを表示させる(S6040)。なお、地図の表示には地理情報システム(GIS)などの地図DB270を参照し、児童宅の情報は個人情報DB210を参照する。
図26は、帰宅ルート検索処理において、コーディネータ端末に表示される画面の一例を示す図である。図26(a)は、「18:00」に帰宅する児童の通学基本ルートを表示しており、これによれば、Aルート(通学基本ルート「A」)とBルート(通学基本ルート「B」)とが視覚的に把握可能となっている。そして、出席簿テーブル2501から取得した、児童の住所を示す住宅マーク内には、児童ID、欠席者であれば「欠」、迎え有りであれば「迎」と表示される。また、各住宅マークにカーソルを当てることで、児童の氏名や学年などの情報が表示されるようにしてもよい。なお、図24(a)の「下校ルート」ボタンを押下した場合にも、図26(a)の画面を表示する。
コーディネータが、図26(a)の画面で「最適ルート検索」ボタンを押下することで、コーディネータ端末700からサーバ1へ最適ルート検索要求が送信され、サーバ1はこれを受信する(S6041)。
帰宅ルート検索部153は、各通学基本ルートのグループにおいて、高学年児童不在の通学基本ルート(グループ)が存在するか否かを判別する(S6042)。なお、本実施形態では例として、5年生以上の児童を高学年とし、2年生以下の児童を低学年とする。
全ての通学基本ルートに高学年児童が含まれる場合には(S6042→No)、帰宅ルート検索部153は、各グループの児童に低学年の児童を含むか否かを判別する(S6043)。低学年の児童を含まない場合には(S6043→No)、児童は通常どおりの通学基本ルートで帰宅することとなり、帰宅ルート検索部153は処理を終了する。
一方、ステップS6043で、低学年の児童が含まれているグループが存在した場合には(S6043→Yes)、帰宅ルート検索部153は、当該グループについて、最適ルートを検索する(S6044)。具体的には、低学年児童が最後に一人とならないように、出発地(小学校や施設)から最も離れている高学年児童宅を最終目的地と設定し、最短距離となるルートを検索する。なお、この場合、可能な限り他の通学基本ルートに同行させるようにしてもよい。
図26(b)は、帰宅ルート検索部153が、検索を行った結果決定された最適ルートをコーディネータ端末700に表示させた画面の一例である。ここでは、図26(a)に示す通学基本ルートB(Bルート)で帰宅するグループが、欠席や迎えなどによってメンバが減少したため、ルートの検索を行い、最短距離となるルートに変更したことが示されている。
帰宅ルート検索部153は、ステップS6044で検索を行った結果決定された最適ルートを、個人情報DB210を参照して、児童端末500および保護者端末600にメールなどで通知する(S6045)。
帰宅ルート検索部153は、ルートの変更に伴い、パトロール員のパトロールエリアも最適ルートに合わせて変更する。パトロール員のパトロールエリアの変更は、パトロール員DB260のパトロール員マスタテーブル2601、エリアマスタテーブル2602、およびパトロール員スケジュールテーブル2603を参照して決定する。
そして、パトロール員DB260を参照して、パトロール員端末900に「通学ルート変更」と「パトロールエリア変更依頼」をメールにて通知し(S6046)、処理を終了する。
一方、ステップS6042で、通学基本ルートに高学年児童が含まれていないグループが存在した場合(S6042→Yes)、帰宅ルート検索部153は、当該グループ以外の通学基本ルートのグループのメンバに、高学年児童が含まれているか否かを判別する(S6047)。高学年児童が含まれていた場合には(S6047→Yes)、帰宅ルート検索部153は、高学年児童の含まれる通学基本ルートの中で、最も近い距離のルートのメンバに、当該グループの児童を追加して(S6048)、ステップS6044以降の処理を実施する。
一方、ステップS6047で、他の通学基本ルートのグループにも、高学年児童が含まれていない場合には(S6047→No)、帰宅ルート検索部153は、パトロール員DB260を参照して、引率可能なパトロール員が存在するか否かを判別する(S6049)。具体的には、パトロール員DB260のパトロール員マスタテーブル2601の対応エリア、可能日時、頻度IDと、パトロール員スケジュールテーブル2603を検索して、引率可能なパトロール員を検出する。引率可能なパトロール員が存在した場合には(S6049→Yes)、当該パトロール員に、パトロール員DB260を参照して引率依頼を通知し(S6050)、処理を終了する。この場合、パトロール員端末900にメールを送信してもよいし、緊急を要する場合には、コーディネータが電話などで通知してもよい。
一方、ステップS6049で、引率可能なパトロール員が存在しない場合には(S6049→No)、帰宅ルート検索部153は、パトロール員DB260を参照してパトロール員にパトロール強化依頼をメールなどで通知し(S6051)、処理を終了する。これにより、パトロール員は、当該ルート周辺のパトロールを通常よりも強化する。また、当日活動予定でないが活動可能なパトロール員へ通知して、パトロール員を増やしてもよい。さらに、地元の警察などに連絡して、防犯体制をさらに強化させることも考えられる。
また、児童の移動時間を、児童の歩く早さと距離から算出して予測し、帰宅ルート付近のパトロール員や「子ども110番の家」の住民などに対し、例えば「18時30分に○○バス停付近にパトロール願う」などのメッセージを通知してもよい。それにより、児童の帰宅時の安全性をさらに強化することができる。
なお、本実施形態では、ステップS6045のように、帰宅ルートに変更が発生した時にのみ、パトロール員端末900に通知することとして説明したが、これに限らず、パトロール員の希望により、通常のパトロールの際にも、パトロール員スケジュールテーブル2603を参照して、当日パトロールの活動を行うこととなっているパトロール員端末900にその都度通知することとしてもよい。
また、帰宅ルートの数をコーディネータが設定した上で、最適ルート検索処理を行ってもよいし、当日のパトロール員の活動状況などを加味した上で帰宅ルートの数を増減させてもよい。
この帰宅ルート検索は、児童見守りサービスからの帰宅の際だけでなく、通常の学校授業が終了した際の集団下校時などにも適用することができる。また、前記した帰宅ルート検索は、外部の不審者関連システムと連携可能にして、不審者発生時には、不審者が発生した場所および近辺を通らないようなルートを検索してもよい。
G.帰宅登録処理
児童は、帰宅時刻(予定)になったら、帰宅登録手続を行って帰宅する。帰宅登録手続は、具体的には、前記した出席登録手続と同様に、児童が自身の名札をリーダ300にかざすことで行われる。図27は、サーバの帰宅登録処理を示すフローチャートである。図27に沿って、適宜図1〜図3、図8を参照しながら説明する。
児童が名札をリーダ300にかざすことにより、ICタグ400の記憶部401に記憶される児童IDが、リーダ300のタグ情報取得部301に取得され、取得した児童IDの情報が、リーダ300の通信処理部302からサーバ1に帰宅登録要求として送信される。これにより、サーバ1は帰宅登録要求を受信する(S700)。
なお、サーバ1がリーダ300から受信した児童IDが、帰宅登録要求か出席登録要求かの判別は、例えば、サーバ1の出欠処理部140が出席簿テーブル2501の当該児童IDの到着時刻(実績)を参照することで判別してもよい。また、別の方法として、ICタグ400に出席フラグを設け、かつ、リーダ300に、ICタグ400への書き込み機能を持たせることとしてもよい。具体的には、リーダ300は、ICタグ400から出席フラグ「オフ」の情報を取得した場合には、これから行うのは出席登録要求であると判別し、サーバ1へは児童IDと共に出席フラグ「オン」の情報を送信する(出席登録要求)。そして、ICタグ400の出席フラグに「オン」を書き込む。
一方、ICタグ400から出席フラグ「オン」の情報を取得した場合には、これから行うのは帰宅登録要求であると判別し、サーバ1へは児童IDと共に出席フラグ「オフ」の情報を送信する(帰宅登録要求)。そして、ICタグ400の出席フラグに「オフ」を書き込む。これにより、サーバ1は、リーダ300から受信した情報が出席登録要求か、帰宅登録要求かを判別可能となる。
サーバ1の帰宅登録部145は、出席簿テーブル2501において、受信した児童IDの帰宅時刻(実績)に、ステップS700で帰宅登録要求を受信した時刻を登録する(S701)。
これによれば、児童の帰宅時刻(実績)が記憶されるので、もし児童の帰宅が遅くなった場合でも、施設を何時に出発したかを把握することができる。
以上説明した児童見守りサービス支援システムSによれば、入会登録処理(A)において、児童見守りサービスへの入会手続を行う。イベント登録処理(B)において、児童見守りサービスを行う施設で開催されるイベントを登録する。参加登録処理(C)において、児童見守りサービスへの日毎の児童の参加(出席)登録手続を行う。情報変更処理(D)において、参加登録の情報を修正する。出席登録処理(E)において、児童の出席情報を登録する。帰宅準備処理(F)において、児童の帰宅準備を促し、また、必要に応じて帰宅ルートを変更し、児童や関係者に通知する。帰宅登録処理(G)において、児童の帰宅情報を登録する。
これにより、管理対象者である児童の行動や、関係者の活動を一括して管理することで、事務処理の負担を軽減し、帰宅時における児童の安全を確保することができる。
なお、児童見守りサービス支援システムSにおいて、保護者、コーディネータ、指導員が用いる端末は、一般的なコンピュータを例として説明したが、これに限らず、携帯端末を用いてもよい。それによれば、迅速な情報の伝達が可能となるので、柔軟な防犯体制をとることが容易となる。
また、図3に示すサーバ1で実行される処理部100および記憶部200を、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の実施形態に係る情報処理システムが実現されるものとしてもよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、コーディネータが操作するコーディネータ端末700は1台に限らず、複数台設置し、それぞれのコーディネータ端末700からコーディネータが必要に応じて利用できるようにしてもよい。また、コーディネータが指導員の役割を担うことも考えられ、その場合にはコーディネータ端末700と指導員端末800は同一のコンピュータで実現可能である。
また、本実施形態では、監視対象者として小学校に通う児童を例として説明したが、これに限らず、保育園や幼稚園に通う子どもや、中学生、高校生にも適用可能である。
本実施形態における児童見守りサービス支援システムの構成を示す図である。 本実施形態における児童見守りサービス支援システムの処理概要を示すシーケンス図である。 本実施形態におけるサーバの機能ブロックと、サーバにネットワークを介して接続される各端末の構成を示す図である。 記憶部の個人情報DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。 記憶部のイベントDB内に格納されるテーブルの例を示す図である。 記憶部の施設DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。 記憶部の指導員DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。 記憶部の参加登録DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。 記憶部のパトロール員DB内に格納されるテーブルの例を示す図である。 サーバの入会登録処理を示すフローチャートである 入会登録処理時に保護者端末600に表示される画面の一例である。 サーバのイベント登録処理を示すフローチャートである。 イベント登録処理時にコーディネータ端末に表示される画面の一例である。 各指導員の意欲を検索条件に加味して行う場合の処理を示すフローチャートである。 サーバの参加登録処理を示すフローチャートである。 参加登録処理時に保護者端末に表示される画面の一例である。 サーバの情報変更処理を示すフローチャートである。 情報変更処理時に保護者端末に表示される画面の一例である。 保護者端末のデスクトップ上に表示されたカレンダー形式の参加登録情報を示す図である。 サーバの出席登録処理を示すフローチャートである。 出席登録処理において、参加予定となっていない児童IDを受信した場合に、出席登録部がコーディネータ端末に表示させる画面の一例を示す図である。 出席登録処理において、帰宅時刻(予定)が登録済みで無かった場合に、帰宅時刻登録部がコーディネータ端末に表示させる画面の一例を示す図である。 サーバの帰宅準備処理を示すフローチャートである。 帰宅準備処理において、コーディネータ端末に表示される画面の一例と、児童への通知を示す図である。 サーバの帰宅ルート検索処理を示すフローチャートである。 帰宅ルート検索処理において、コーディネータ端末に表示される画面の一例を示す図である。 サーバの帰宅登録処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 サーバ
100 処理部
110 入会処理部
120 イベント登録処理部
130 参加登録処理部
140 出欠処理部
150 帰宅準備処理部
160 通信処理部
200 記憶部
210 個人情報DB
220 イベントDB
230 施設DB
240 指導員DB
250 参加登録DB
260 パトロール員DB
270 地図DB
300 リーダ
301 タグ情報取得部
302 通信処理部
400 ICタグ
401 記憶部
500 児童端末
600 保護者端末
700 コーディネータ端末
800 指導員端末
9 ネットワーク
900 パトロール員端末
S 児童見守りサービス支援システム(情報処理システム)

Claims (10)

  1. 受信した管理対象者の帰宅ルートおよび前記管理対象者が携帯する端末のアドレスの情報を少なくとも含む個人情報を、前記管理対象者を一意に識別する識別情報と対応させて個人情報データベースに登録する入会処理部と、
    前記識別情報に対応する管理対象者の所定のサービスへの参加予定情報を受信して、当該識別情報と対応させて参加登録データベースに登録する参加登録処理部と、
    前記管理対象者が携帯し当該管理対象者の識別情報を記憶する記憶媒体から、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部が取得した識別情報を受信し、前記参加予定情報と照合して、当該管理対象者の前記サービスへの出席情報として前記参加登録データベースに登録する出欠処理部と、
    前記個人情報データベースの帰宅ルートが同じ識別情報のグループ毎に、前記参加登録データベースを参照し、帰宅ルート検索処理を必要とする条件が満たされた場合に、所定のルート検索条件に基づいて前記帰宅ルート検索処理を実行し、実行結果である最適帰宅ルートを、当該グループに所属する管理対象者の携帯する端末のアドレスへ通知し、
    地域の防犯のためにパトロールを行うパトロール員の、パトロール可能エリア、活動可能日、活動可能頻度、および前記パトロール員の使用するパトロール員端末のアドレスの情報を少なくとも含むパトロール員データベースを参照することで、前記パトロール可能エリア、活動可能日および活動可能頻度の情報と、前記最適帰宅ルートとに基づいて、パトロールを行うパトロール員を選択し、パトロール員の使用するパトロール員端末のアドレスへ前記最適帰宅ルートを通知する帰宅準備処理部
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記管理対象者とは、児童であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記個人情報は、児童の所属する学年の情報をさらに含み、
    前記所定のルート検索条件とは、
    出発地から最も離れている高学年児童宅を最終目的地とした最短距離
    であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記帰宅ルート検索処理を必要とする条件とは、前記個人情報データベースの帰宅ルートが同じ識別情報のグループ毎に、前記参加登録データベースについて下記(1)〜(3)のうち少なくとも1つが満たされなかった場合であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
    (1)グループ内の全識別情報に出席情報が登録されている
    (2)グループ内の全識別情報の参加予定情報に含まれる帰宅予定時刻が同じ
    (3)グループ内の全識別情報の参加予定情報に含まれる迎えの有無の情報が無し
  5. 前記参加登録処理部は、
    前記参加登録データベースの前記参加予定情報に含まれる帰宅予定時刻の所定時間前に、前記管理対象者の携帯する端末のアドレスへアラートを通知する帰宅アラート送信指示部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記サービスで開催されるイベント毎に、前記イベントで指導を行う指導員に必要な要件の情報を少なくとも含むイベントデータベースと、
    指導員毎に、活動可能日、活動可能頻度、保有する要件、前記指導員が使用する指導員端末のアドレスの情報を少なくとも含む指導員データベースとを備え、
    前記イベントの開催予定情報を受信したとき、前記開催予定情報に含まれる開催日時と、前記指導員データベースから取得した活動可能日および活動可能頻度との照合を行い、指導員の保有する要件と、前記イベントデータベースから取得した当該イベントで指導を行う指導員に必要な要件との照合を行うことで、前記イベントで指導を行う指導員を選択し、前記選択された指導員の使用する指導員端末のアドレスへ指導依頼を通知するイベント登録処理部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記参加登録データベースは、前記管理対象者の前記イベントへの参加予定情報をさらに含み、
    前記参加登録処理部は、
    受信した前記管理対象者の前記イベントへの参加予定情報を前記識別情報と対応させて前記参加登録データベースに登録する機能
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記イベント登録処理部は、
    ネットワーク経由で通信可能に接続される施設予約システムに格納されている情報を取得することで、前記イベントを行う施設として情報を共有すること
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記帰宅準備処理部は、
    ネットワーク経由で不審者関連情報を取得することで、前記不審者関連情報を前記所定のルート検索条件に加えて、前記帰宅ルート検索処理を実行すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. サーバと、管理対象者が携帯する端末と、地域の防犯の為にパトロールを行うパトロール員が使用するパトロール員端末とを少なくとも含んで構成され、ネットワークを介して通信される情報処理システムに用いられる前記サーバの情報処理方法であって、
    受信した管理対象者の帰宅ルートおよび前記管理対象者が携帯する端末のアドレスの情報を少なくとも含む個人情報を、前記管理対象者を一意に識別する識別情報と対応させて個人情報データベースに登録し、
    前記識別情報に対応する管理対象者の所定のサービスへの参加予定情報を受信して、当該識別情報と対応させて参加登録データベースに登録し、
    前記管理対象者が携帯し当該管理対象者の識別情報を記憶する記憶媒体から、前記識別情報を取得し、
    前記取得した識別情報を受信し、前記参加予定情報と照合して、当該管理対象者の前記サービスへの出席情報として前記参加登録データベースに登録し、
    前記個人情報データベースの帰宅ルートが同じ識別情報のグループ毎に、前記参加登録データベースを参照し、帰宅ルート検索処理を必要とする条件が満たされた場合に、所定のルート検索条件に基づいて前記帰宅ルート検索処理を実行し、実行結果である最適帰宅ルートを、当該グループに所属する管理対象者の携帯する端末のアドレスへ通知し、
    地域の防犯のためにパトロールを行うパトロール員の、パトロール可能エリア、活動可能日、活動可能頻度、および前記パトロール員が使用するパトロール員端末のアドレスの情報を少なくとも含むパトロール員データベースを参照することで、前記パトロール可能エリア、活動可能日および活動可能頻度の情報と、前記最適帰宅ルートとに基づいて、パトロールを行うパトロール員を選択し、パトロール員の使用するパトロール員端末のアドレスへ前記最適帰宅ルートを通知する
    ことを特徴とする情報処理方法。
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