JP2006244182A - 登下校管理装置及び登下校管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 端末が移動する軌跡を記録するときにその端末の位置を検索する負担を軽減すること。
【解決手段】 出発時刻を記録する監視時間テーブル15と、出発時刻を経過した後に学生端末5の位置を間欠的に検索する位置監視部69と、その位置の軌跡を記録する軌跡テーブル16と、通信回線網3を介して親端末6から軌跡を要求されたときに通信回線網3を介して親端末6にその軌跡を返信する軌跡提供部73とを備えている。登下校管理装置1は、出発時刻を経過した後にのみ学生端末5の位置を検索することにより負担が軽減される。さらに、親端末6を使用するユーザは、学生端末5の位置を頻繁に検索することなく、学生端末5を携帯するユーザが移動する軌跡を知ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 出発時刻を記録する監視時間テーブル15と、出発時刻を経過した後に学生端末5の位置を間欠的に検索する位置監視部69と、その位置の軌跡を記録する軌跡テーブル16と、通信回線網3を介して親端末6から軌跡を要求されたときに通信回線網3を介して親端末6にその軌跡を返信する軌跡提供部73とを備えている。登下校管理装置1は、出発時刻を経過した後にのみ学生端末5の位置を検索することにより負担が軽減される。さらに、親端末6を使用するユーザは、学生端末5の位置を頻繁に検索することなく、学生端末5を携帯するユーザが移動する軌跡を知ることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、登下校管理装置及び登下校管理方法に関し、特に、被捜索人の居場所を検索するときに利用される登下校管理装置及び登下校管理方法に関する。
児童または痴呆老人に例示される被捜索人の居場所を検索するシステムがが知られている。このようなシステムは、被捜索人が移動する軌跡を記録するときにその被捜索人の位置を検索する負担を軽減することが望まれている。
実用新案登録第3040319号公報には、保護者からの呼び出し時に被捜索人が一時的に正常であれば保護者と被捜索人(携帯者)との間で通話でき、危険状態にある場合は第三者に保護を呼びかけることができるよう構成した痴呆老人用携帯電話機が開示されている。その痴呆老人用携帯電話機は、公衆電話回線網に接続された無線基地局と無線通信を行う携帯電話機能を有する痴呆老人用携帯電話機において、着呼時に計時動作を行うタイマと、このタイマがタイムアップした際に、音声記憶部に記憶された音声データを読み出す音声読出制御部と、この音声読出制御部により読み出された音声データを音声信号に変換してスピーカに出力する音声信号変換部と、上記タイマのタイムアップ前に通話状態とする操作が行われた場合、タイマをリセットする通話制御部とを備えてなることを特徴としている。
特開2003−141590号公報には、欠席届データが届いていない欠席者の保護者への連絡を行うことで、学校の職員、このような手間を省くことができる出欠確認装置が開示されている。その出欠確認装置は、出欠確認データを受け付ける出欠確認データ受付手段と、欠席届データを受け付ける欠席届データ受付手段と、前記出欠確認データ受付手段で受付した出欠確認データと前記欠席届データ受付手段で受付した欠席届データに基づいて問い合せをすべき相手先の情報を出力する演算手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の課題は、端末が移動する軌跡を記録するときにその端末の位置を検索する負担を軽減する登下校管理装置及び登下校管理方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、端末を携帯するユーザを目的地に早く移動させる登下校管理装置及び登下校管理方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による登下校管理装置(1)は、出発時刻を記録する監視時間テーブル(15)と、出発時刻を経過した後に学生端末(5)の位置を間欠的に検索する位置監視部(69)と、その位置の軌跡を記録する軌跡テーブル(16)と、通信回線網(3)を介して親端末(6)から軌跡を要求されたときに通信回線網(3)を介して親端末(6)にその軌跡を返信する軌跡提供部(73)とを備えている。登下校管理装置(1)は、出発時刻を経過した後にのみ学生端末(5)の位置を検索することにより負担が軽減される。さらに、親端末(6)を使用するユーザは、学生端末(5)の位置を頻繁に検索することなく、学生端末(5)を携帯するユーザが移動する軌跡を知ることができる。
学生端末(5)は、学生端末(5)の位置を検索する機能を有している。位置監視部(69)は、通信回線網(3)を介して学生端末(5)と通信して位置を収集することが好ましい。
本発明による登下校管理装置(1)は、出発地と目的地とを記録する経路テーブル(13)と、出発時刻と出発地と目的地とに基づいて到着予定時刻を算出する到着予定時刻算出部(63、67)と、学生端末(5)が目的地に到着しない場合で到着予定時刻を経過したときに通信回線網(3)を介して終了メッセージを学生端末(5)に送信するメッセージ送信部(70)とを更に備えている。登下校管理装置(1)は、学生端末(5)を携帯するユーザが目的地になかなか到着しないときに、学生端末(5)を携帯するユーザに早く目的地に移動するように促すことができる。
本発明による登下校管理装置(1)は、終了メッセージの返信メッセージを収集する返信メッセージ収集部(71)と、終了メッセージを学生端末(5)に送信してから所定の時間内に返信メッセージが受信されないときに、通信回線網(3)を介して捜索依頼メッセージを親端末(6)に送信する捜索依頼メッセージ送信部(72)とを更に備えている。このような登下校管理装置(1)によれば、親端末(6)を使用するユーザは、学生端末(5)を使用するユーザが目的地になかなか到着しないで、返信することができない状況に陥ったことを速く知ることができる。
本発明による登下校管理装置(1)は、通信回線網(3)を介して学生端末(5)から出発時刻を収集する出発時刻収集部(62)を更に備えていることが好ましい。
本発明による登下校管理装置(1)は、通信回線網(3)を介して先生端末(7)から出欠を収集する出欠調査部(64)を更に備えている。位置監視部(69)は、出欠が出席を示すときに、学生端末(5)の位置を検索することを終了する。このとき、登下校管理装置(1)は、学生端末(5)の位置を検索する負担が軽減され、好ましい。
本発明による登下校管理装置(1)は、通信回線網(3)を介して親端末(6)から欠席届を収集する欠席届収集部(61)を更に備えている。位置監視部(69)は、その欠席届を受信するときに位置を検索しない。このとき、登下校管理装置(1)は、学生端末(5)の位置を検索する負担が軽減され、好ましい。
本発明による登下校管理装置(1)は、授業に割り当てられる時間を示す時間割を先生端末(7)から収集する時間割収集部(65)と、その時間割に基づいて出発時刻を算出する下校時刻算出部(66)とを更に備えていることが好ましい。
本発明による登下校管理装置(1)は、下校予定時刻を先生端末(7)から収集する時間割収集部(65)と、下校予定時刻に基づいて出発時刻を算出する下校時刻算出部(66)とを更に備えていることが好ましい。
本発明による登下校管理装置(1)は、通信回線網(3)を介して学生端末(5)から帰宅メッセージを収集する帰宅メッセージ収集部(68)を更に備えている。位置監視部(69)は、帰宅メッセージを受信したときに学生端末(5)の位置を検索することを終了する。このとき、登下校管理装置(1)は、学生端末(5)の位置を検索する負担が軽減され、好ましい。
本発明による登下校管理方法は、出発時刻を監視時間テーブル(15)に記録するステップ(A8、B4)と、出発時刻を経過した後に学生端末(5)の位置を間欠的に検索するステップ(A10、B5)と、位置の軌跡を軌跡テーブル(16)に記録するステップと、通信回線網(3)を介して親端末(6)から軌跡を要求されたときに通信回線網(3)を介して親端末(6)に軌跡を返信するステップとを備えている。このような登下校管理方法によれば、学生端末(5)の位置を間欠的に検索する登下校管理装置(1)は、出発時刻を経過した後にのみその位置を検索することにより負担が軽減される。さらに、親端末(6)を使用するユーザは、学生端末(5)の位置を頻繁に検索することなく、学生端末(5)を携帯するユーザが移動する軌跡を知ることができる。
学生端末(5)は、位置を検索する機能を有している。その位置は、通信回線網(3)を介して学生端末(5)と通信して収集されることが好ましい。
本発明による登下校管理方法は、出発地と目的地とを経路テーブル(13)に記録するステップと、出発時刻と出発地と目的地とに基づいて到着予定時刻を算出するステップ(A9、B4)と、学生端末(5)が目的地に到着しない場合で、到着予定時刻を経過したときに、通信回線網(3)を介して終了メッセージを学生端末(5)に送信するステップ(A17、B12)とを更に備えている。このような登下校管理方法によれば、学生端末(5)を携帯するユーザが目的地になかなか到着しないときに、学生端末(5)を携帯するユーザに早く目的地に移動するように促すことができる。
本発明による登下校管理方法は、終了メッセージの返信メッセージを収集するステップ(A18、B13)と、終了メッセージを学生端末(5)に送信してから所定の時間内に返信メッセージが受信されないときに、通信回線網(3)を介して捜索依頼メッセージを親端末(6)に送信するステップ(A19、B14)とを更に備えている。このような登下校管理方法によれば、親端末(6)を使用するユーザは、学生端末(5)を使用するユーザが目的地になかなか到着しないで、返信することができない状況に陥ったことを速く知ることができる。
本発明による登下校管理方法は、通信回線網(3)を介して学生端末(5)から出発時刻を収集するステップ(A6)を更に備えていることが好ましい。
本発明による登下校管理方法は、通信回線網(3)を介して先生端末(7)から出欠を収集するステップ(A3)を更に備えている。その位置は、出欠が出席を示すときに、検索されることが終了する。このとき、学生端末(5)の位置を検索する登下校管理装置(1)は、学生端末(5)の位置を検索する負担が軽減され、好ましい。
本発明による登下校管理方法は、通信回線網(3)を介して親端末(6)から欠席届を収集するステップ(A3)を更に備えている。その位置は、欠席届を受信するときに検索されない。このとき、学生端末(5)の位置を検索する登下校管理装置(1)は、学生端末(5)の位置を検索する負担が軽減され、好ましい。
本発明による登下校管理方法は、授業に割り当てられる時間を示す時間割を先生端末(7)から収集するステップ(B1)と、時間割に基づいて出発時刻を算出するステップ(B3)とを更に備えていることが好ましい。
本発明による登下校管理方法は、下校予定時刻を先生端末(7)から収集するステップ(B1)と、下校予定時刻に基づいて出発時刻を算出するステップ(B3)とを更に備えていることが好ましい。
本発明による登下校管理方法は、通信回線網(3)を介して学生端末(5)から帰宅メッセージを収集するステップ(B8)を更に備えている。その位置は、帰宅メッセージを受信したときに検索されることが終了する。このとき、学生端末(5)の位置を検索する登下校管理装置(1)は、学生端末(5)の位置を検索する負担が軽減され、好ましい。
本発明による登下校管理端末(5)は、許可端末を記録する連絡先テーブル(81)と、本登下校管理端末(5)の位置を検出する位置検出部(82)と、通信回線網(3)を介して位置要求端末(6、1)から位置を要求されたときに、通信回線網(3)を介して位置要求端末(6、1)に位置を返信する返信部(83)とを備えている。返信部(83)は、許可端末が位置要求端末を含まないときに、その位置要求端末に位置を返信しない。このとき、登下校管理端末(5)は、ユーザのプライバシーを守る点で好ましい。
本発明による登下校管理端末(5)は、緊急連絡部(84)を更に備えていることが好ましい。このとき、連絡先テーブル(81)は、緊急連絡先端末(6)を更に記録し、緊急連絡部(84)は、緊急ボタンが操作されたときに通信回線網(3)を介して緊急連絡先端末(6)に位置を連絡することが好ましい。
位置検出部(82)は、GPS衛星から発振される電波に基づいて本登下校管理端末(5)の位置を検出することが好ましい。または、位置検出部(82)は、通信回線網(3)に利用される複数の基地局から発振される電波に基づいて本登下校管理端末(5)の位置を検出することが好ましい。
連絡先テーブル(81)は、登下校管理装置(1)を更に記録している。このとき、返信部(83)は、通信回線網(3)を介して登下校管理装置(1)から終了メッセージを受信していないときに位置要求端末(6)に位置を返信しないことがプライバシーを守る点で好ましい。
本発明による登下校管理装置及び登下校管理方法は、端末が移動する軌跡を記録するときにその端末の位置を検索する負担を軽減することができる。
図面を参照して、本発明による登下校管理装置の実施の形態を記載する。その登下校管理装置1は、図1に示されているように、登下校管理システム2に適用されている。登下校管理システム2は、インターネット3を介して複数の情報処理装置(コンピュータ)が互いに双方向に情報を伝送することができるように接続されている。その複数の情報処理装置は、登下校管理装置1と学生端末5と親端末6と先生端末7とから形成されている。
登下校管理装置1は、ワークステーションに例示される情報処理装置であり、登下校管理システム2を管理する業者により使用される。学生端末5は、携帯電話機に例示される情報処理装置であり、登下校管理システム2により管理される児童により使用される。親端末6は、パーソナルコンピュータに例示される情報処理装置であり、その児童を保護する保護者により使用される。先生端末7は、パーソナルコンピュータに例示される情報処理装置であり、その児童が通学する学校または塾のクラスを担任する先生により使用される。学生端末5と親端末6と先生端末7とは、登下校管理システム2に複数が設けられることができる。
図2は、登下校管理装置1を示している。登下校管理装置1は、処理装置11とユーザデータベース12とから形成されている。処理装置11は、CPUを有する情報処理装置であり、図示されていないLANにより双方向に情報伝達可能に処理装置11に接続されている。処理装置11は、インストールされるコンピュータプログラムを実行することにより、主に、インターネット3を介して情報を収集したり、配信したりすることに使用される。ユーザデータベース12は、CPUを有する処理装置であり、主に、インターネット3を介して処理装置11により収集されたデータを整理・統合して記録するために使用される。登下校管理装置1は、処理装置11とユーザデータベース12とから形成されることにより、そのうちの1つが処理を継続している期間に他の1つを停止することができる。このような停止は、登下校管理装置1の保守点検・修理を容易にする。
なお、登下校管理装置1は、複数のCPUを有するときより保守点検・修理が困難になるが、CPUを1つだけ備え、処理装置11とユーザデータベース12とに兼用されることもできる。
図3は、ユーザデータベース12を示している。ユーザデータベース12は、通学路テーブル13と時間割テーブル14と監視時間テーブル15と軌跡テーブル16とを記録している。
図4は、通学路テーブル13を示している。通学路テーブル13は、学生ID21に親ID22と住所23と通学路24とクラス25とを対応付けている。学生ID21は、学生端末5を使用する児童を識別する情報であり、その児童の氏名と学生端末5のメールアドレス(電話番号)とその児童に割り当てられたユーザIDとパスワードとを示している。親ID22は、学生ID21により識別される児童を保護する保護者により使用される親端末6を識別する情報である。親ID22は、その親端末6のメールアドレスと電話番号とを示している。住所23は、学生ID21により識別される児童が居住する自宅の住所を示している。通学路24は、学生ID21により識別される児童が通学する学校の住所を示し、学生ID21により識別される児童が通学する通学路を示している。クラス25は、学生ID21により識別される児童が通学する学校のクラスを識別する情報を示している。
図5は、時間割テーブル14を示している。時間割テーブル14は、クラス31に時間割32と終了予定時刻33とを対応付けている。クラス31は、学生ID21により識別される児童が通学する学校のクラスを識別し、その学校の学校名とそのクラスを担任する先生により使用される先生端末7のメールアドレスとを示している。時間割32は、クラス31により識別されるクラスで毎週に実施される授業を各時間に割り当てる表を示している。終了予定時刻33は、クラス31により識別されるクラスで実施される各日に授業が終了すること予定される時刻を示している。
図6は、監視時間テーブル15を示している。監視時間テーブル15は、学生ID41に出欠42と出発時刻43と登校予定時刻44と下校時刻45と帰宅予定時刻46とを対応付けている。学生ID41は、学生端末5を使用する児童を識別する情報であり、学生ID21その児童の氏名と学生端末5のメールアドレス(電話番号)とその児童に割り当てられたユーザIDとパスワードとを示している。学生ID41により識別される児童が出席するか欠席するかを示している。出欠42は、さらに、学生ID41により識別される児童の保護者により作成される欠席届を示している。出発時刻43は、学生ID41により識別される児童が登校するために自宅を出発する時刻を示している。登校予定時刻44は、学生ID41により識別される児童が出発時刻43により示される時刻に自宅を出発するときに学校に到着することが予定される時刻を示している。下校時刻45は、学生ID41により識別される児童が学校を出発することが予定される時刻を示している。帰宅予定時刻46は、学生ID41により識別される児童が下校時刻45により示される時刻に学校を出発するときに自宅に到着することが予定される時刻を示している。
図7は、軌跡テーブル16を示している。軌跡テーブル16は、学生ID51に登校軌跡52と登校時刻53と下校軌跡54と帰宅時刻55とを記録している。学生ID51は、学生端末5を使用する児童を識別する情報であり、学生ID21その児童の氏名と学生端末5のメールアドレス(電話番号)とその児童に割り当てられたユーザIDとパスワードとを示している。登校軌跡52は、学生ID51により識別される児童が自宅から学校に登校するときに通った軌跡を示している。登校時刻53は、学生ID51により識別される児童が学校に到着した時刻を示している。下校軌跡54は、学生ID51により識別される児童が学校から自宅に下校するときに通った軌跡を示している。帰宅時刻55は、学生ID51により識別される児童が自宅に到着した時刻を示している。
図8は、処理装置11にインストールされるコンピュータプログラムを示している。そのコンピュータプログラムは、欠席届収集部61と出発時刻収集部62と登校時刻算出部63と出欠調査部64と時間割収集部65と下校時刻算出部66と到着時刻算出部67と帰宅メッセージ収集部68と位置監視部69とメッセージ送信部70と返信メッセージ収集部71と捜索依頼メッセージ送信部72と軌跡提供部73とから形成されている。
欠席届収集部61は、インターネット3を介して親端末6にアクセスされるときに、インターネット3を介して欠席届画面を親端末6に返信する。欠席届収集部61は、さらに、インターネット3を介してその欠席届画面に記入される欠席届を親端末6から受信したときに、その欠席届が示す情報を監視時間テーブル15に記載する。
出発時刻収集部62は、インターネット3を介して学生端末5にアクセスされるときに、インターネット3を介して学生端末画面を学生端末5に返信する。出発時刻収集部62は、さらに、インターネット3を介してその学生端末画面に記入される出発時刻を学生端末5から受信したときに、その出発時刻を監視時間テーブル15に記載する。
登校時刻算出部63は、通学路テーブル13に記録される通学路と出発時刻収集部62により収集された出発時刻とに基づいて児童が学校に登校する登校予定時刻を算出する。
出欠調査部64は、インターネット3を介して先生端末7にアクセスされるときに、インターネット3を介して先生端末画面を先生端末7に返信する。出欠調査部64は、さらに、インターネット3を介して児童が出席したことが記載される先生端末画面を受信したときに、その出席したことを登校軌跡テーブル16に記載する。
時間割収集部65は、インターネット3を介して先生端末7にアクセスされるときに、インターネット3を介して先生端末画面を先生端末7に返信する。時間割収集部65は、さらに、インターネット3を介して時間割または終了予定時刻が記載される先生端末画面を受信したときに、その時間割または終了予定時刻を時間割テーブル14に記載する。
下校時刻算出部66は、時間割収集部65により収集された時間割または終了予定時刻とに基づいて児童が学校から自宅に出発する下校時刻を算出する。
到着時刻算出部67は、通学路テーブル13に記録される通学路と下校時刻算出部66により算出された下校時刻とに基づいて児童が自宅に帰宅する帰宅予定時刻を算出する。
帰宅メッセージ収集部68は、インターネット3を介して学生端末5にアクセスされるときに、インターネット3を介して学生端末画面を学生端末5に返信する。帰宅メッセージ収集部68は、さらに、インターネット3を介してその学生端末画面に記入される帰宅時刻を学生端末5から受信したときに、その帰宅時刻を監視時間テーブル15に記載する。
位置監視部69は、出発時刻収集部62により収集された出発時刻から出欠調査部64によりその児童が出席したことが受信されるまで、生徒端末5に定期的に(要求メール)を送信して生徒端末5の位置を要求する。位置監視部69は、下校時刻算出部66により算出された下校時刻から帰宅メッセージ収集部68により収集される帰宅時刻まで、生徒端末5に定期的に(要求メール)を送信して生徒端末5の位置を要求する。位置監視部69は、さらに、生徒端末5から送信される位置を登校軌跡テーブル16に記載する。
メッセージ送信部70は、登校時刻算出部63により算出される登校予定時刻までに出欠調査部64により児童が出席したことを受信しないときに、生徒端末5に(登校と返信と)を促すメッセージを送信する。メッセージ送信部70は、さらに、到着時刻算出部67により算出される帰宅予定時刻までに帰宅メッセージ収集部68により帰宅時刻が受信されないときに、生徒端末5に(帰宅と返信と)を促すメッセージを送信する。
返信メッセージ収集部71は、インターネット3を介してメッセージ送信部70により配信されたメッセージの返信を学生端末5から収集する。
捜索依頼メッセージ送信部72は、メッセージ送信部70によりメッセージが送信されてから所定の時間経過後までに返信メッセージ収集部71により返信メッセージが受信されないときに、通学路テーブル11を参照して、その学生端末5に対応する親端末6に捜索を促す捜索依頼メッセージを送信する。
軌跡提供部73は、軌跡テーブル16に記載される学生端末5の軌跡を親端末6から要求されたときに、その軌跡を親端末6に返信する。
図9は、学生端末5にインストールされるソフトウェアを示している。そのソフトウェアは、連絡先テーブル81と位置検出部82と返信部83と緊急連絡部84とから形成されている。連絡先テーブル81は、複数種類の連絡先を示している。
位置検出部82は、GPSに利用されるGPS衛星から発信される電波に基づいて学生端末5の位置を算出する。なお、位置検出部82は、その電波に置換して、インターネット3に接続される携帯電話通信網に適用される無線基地局から発振される電波に基づいて学生端末5の位置を算出することもできる。
返信部83は、連絡先テーブル81を参照して、許可される端末からインターネット3を介して学生端末5の位置を要求されたときに、位置検索部82により算出された位置をその端末に自動的に返信する。
緊急連絡部84は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、連絡先テーブル81を参照して、緊急連絡先の携帯電話機と携帯電話回線網を介して通話するように発呼する。緊急連絡部84は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、さらに、インターネット3を介して位置検索部82により算出された位置をその緊急連絡先に送信する。
図10は、連絡先テーブル81を示している。連絡先テーブル81は、種類86に連絡先87を対応付けている。種類86は、連絡が必要である事象を示している。たとえば、種類86は、学生端末5の位置を要求されること、緊急連絡ボタンが押されること、終了メッセージが受信されることが例示される。連絡先87は、種類86により示される事象が発生したときに連絡する連絡先を示し、その連絡先のメールアドレスを示している。
たとえば、連絡先87は、種類86が学生端末5の位置を要求されることを示すときに、登下校管理装置1または親端末6を示している。このとき、返信部83は、インターネット3を介して登下校管理装置1または親端末6から学生端末5の位置を要求されたときに、位置検索部82により算出された位置をその登下校管理装置1または親端末6に自動的に返信する。
たとえば、連絡先87は、種類86が緊急連絡ボタンの押されることを示すときに、親端末6を示している。このとき、緊急連絡部84は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、携帯電話回線網を介して親端末6と通話するように発呼する。緊急連絡部84は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、さらに、インターネット3を介して位置検索部82により算出された位置を親端末6に送信する。
たとえば、連絡先87は、種類86が終了メッセージが受信されることを示すときに、登下校管理装置1を示している。このとき、返信部83は、インターネット3を介して登下校管理装置1から終了メッセージを受信した後で、かつ、インターネット3を介して親端末6から学生端末5の位置を要求されたときにのみ、位置検索部82により算出された位置をその親端末6に自動的に返信する。すなわち、返信部83は、インターネット3を介して登下校管理装置1から終了メッセージを受信しない場合で、インターネット3を介してある端末から学生端末5の位置を要求されたときに、位置検索部82により算出された位置をその端末に返信しない。このような動作によれば、その保護者は、学生端末5の位置を常時に検索することができないで、学生端末5を携帯する児童のプライバシーを守る点で好ましい。
図11は、欠席届収集部61により親端末6に送信される欠席届画面を示している。その欠席届画面91は、ユーザID記入欄92−1とパスワード記入欄92−2と欠席日付け記入欄92−3と欠席理由記入欄92−4とを備えている。ユーザID記入欄92−1は、学生端末5を使用する児童に割り当てられたユーザIDが記入される。パスワード記入欄92−2は、学生端末5を使用する児童に割り当てられたパスワードが記入される。欠席日付け記入欄92−3は、学生端末5を使用する児童が欠席する日付が記入される。欠席理由記入欄92−4は、学生端末5を使用する児童が欠席する理由が記入される。
図12は、出発時刻収集部62または帰宅メッセージ収集部68により学生端末5に送信される学生端末画面を示している。その学生端末画面94は、ユーザID記入欄95−1とパスワード記入欄95−2と出発時刻記入欄95−3と帰宅時刻記入欄95−4とを備えている。ユーザID記入欄95−1は、学生端末5を使用する児童に割り当てられたユーザIDが記入される。パスワード記入欄95−2は、学生端末5を使用する児童に割り当てられたパスワードが記入される。出発時刻記入欄95−3は、学生端末5を使用する児童が自宅を出発する出発時刻が記入される。帰宅時刻記入欄95−4は、学生端末5を使用する児童が自宅に帰宅する帰宅時刻が記入される。
図13は、出欠調査部64または時間割収集部65により先生端末7に送信される先生端末画面を示している。その先生端末画面97は、児童氏名記入欄98−1と出欠記入欄98−2と時間割記入欄98−3と終了予定時刻記入欄98−4とを備えている。児童氏名記入欄98−1は、学生端末5を使用する児童の氏名が記入される。出欠記入欄98−2は、学生端末5を使用する児童が出席したかどうかが記入される。時間割記入欄98−3は、学生端末5を使用する児童のクラスの時間割が記入される。終了予定時刻記入欄98−4は、学生端末5を使用する児童のクラスが終了する終了予定時刻が記入される。
本発明による登下校管理方法の実施の形態は、登下校管理システム2により実行され、登校時の動作と下校時の動作と児童が登下校する軌跡を公開する動作とを備えている。その登校時の動作は、児童の登校の監視を開始するときの動作と児童の登校の監視を終了するときの動作と児童が登校予定時刻に登校していないときの動作と緊急ボタンが操作されたときの動作とを備えている。
図14は、児童の登校の監視を開始するときの動作を示している。その児童の保護者は、その児童が欠席するときに(ステップA1、YES)、親端末6を用いて登下校管理装置1にアクセスして欠席届画面91を入手する。その保護者は、親端末6を用いて欠席届画面91のユーザID記入欄92−1にその児童のユーザIDを記入し、パスワード記入欄92−2にその児童のパスワードを記入する(ステップA2)。その保護者は、さらに、欠席日付け記入欄92−3にその児童が欠席する日付けを記入し、欠席理由記入欄92−4に欠席する理由を記入する(ステップA3)。親端末6は、欠席届画面91にこれらの情報が記入されると、その情報から形成される欠席届を登下校管理装置1に送信する。登下校管理装置1は、その欠席届を受信すると、監視時間テーブル15にその欠席届に記載されるユーザIDにより識別される児童が欠席することを記入する(ステップA4)。登下校管理装置1は、その欠席届を受信した日に、ユーザIDに対応する学生端末5の位置を検索しない。
その児童は、出席するときに(ステップA1、NO)、学生端末5を用いて登下校管理装置1にアクセスして学生端末画面94を入手する。その児童は、学生端末5を用いて学生端末画面94のユーザID記入欄95−1にその児童のユーザIDを記入し、パスワード記入欄95−2にその児童のパスワードを記入する(ステップA5)。その児童は、さらに、出発時刻記入欄95−3に自宅を出発する出発時刻を記入する(ステップA6)。学生端末6は、学生端末画面94にユーザIDとパスワードと出発時刻とが記入されると、その情報を登下校管理装置1に送信する。登下校管理装置1は、その情報を受信すると、監視時間テーブル15にそのユーザIDに対応付けてその出発時刻を記入する(ステップA8)。登下校管理装置1は、通学路テーブル13を参照して、そのユーザIDに対応する通学路とその出発時刻とに基づいて登校時刻を算出する(ステップA9)。登下校管理装置1は、さらに、その出発時刻を経過すると、そのユーザIDに対応する学生端末5と定期的に通信して学生端末5の位置を軌跡テーブル16に記録する(ステップA10)。
このような動作によれば、登下校管理装置1は、その児童が出席する場合で、かつ、出発時刻を経過した後のみに、その児童が携帯する学生端末5の位置を検索する。このため、登下校管理装置1は、不必要である時間に検索しないことにより、負担が軽減される。
図15は、その児童の登校の監視を終了するときの動作を示している。その児童が通学するクラスを担任する先生は、点呼してそのクラスの出欠を調査する(ステップA11)。その先生は、さらに、先生端末7を用いて登下校管理装置1にアクセスして先生端末画面97を入手する。その先生は、さらに、先生端末7を用いて登下校管理装置1にアクセスして先生端末画面97の児童氏名記入欄98−1に出席している児童の氏名を記入し、出欠記入欄98−2にその児童が出席していることを記入する(ステップA12)。先生端末7は、先生端末画面97に各児童が出席していることが記入されると、その情報を登下校管理装置1に送信する。登下校管理装置1は、その情報を受信すると、軌跡テーブル16にその児童のIDに対応付けてその登校時刻を記入する(ステップA13)。登下校管理装置1は、その情報を受信すると、さらに、その児童の学生端末5の位置を軌跡テーブル16に記録することを終了する。
このような動作によれば、登下校管理装置1は、その児童が登校するまでのみに、その児童が携帯する学生端末5の位置を検索する。このため、登下校管理装置1は、不必要である時間に検索しないことにより、負担が軽減される。
図16は、その児童が登校予定時刻に登校していないときの動作を示している。登下校管理装置1は、欠席届が提出されないで(ステップA14、NO)、かつ、出席しないで(ステップA15、NO)、かつ、到着予定時刻が経過したときに(ステップA16、YES)、その児童の学生端末5に終了メッセージを送信する。その終了メッセージは、速く学校に行くことを促すメッセージと、返信を促すメッセージとが記載されている。その学生端末5を携帯する児童は、その終了メッセージを受け取ると、学生端末5を用いて返信メッセージを登下校管理装置1に送信する。その返信メッセージは、その児童が登校予定時刻に登校していない理由を示している。
登下校管理装置1は、その終了メッセージを送信してから所定時間内にその返信メッセージを受信すると(ステップA18、YES)、その児童が出席したことが先生端末7から受信されるまで継続して学生端末5の位置を検索して記録する。
登下校管理装置1は、その終了メッセージを送信してから所定時間内にその返信メッセージを受信しないときに(ステップA18、NO)、その児童に対応する親端末6に捜索依頼メッセージを送信する(ステップA19)。その捜索依頼メッセージは、その児童が終了メッセージに返信しないことと、その児童を捜索することを促すこととが記載されている。その親端末6を携帯する保護者は、その捜索依頼メッセージを受け取ると、学生端末5を携帯する児童を探す。このとき、その保護者は、親端末6を用いて学生端末5と通信して学生端末5の位置を検索する(ステップA21)。その保護者は、学生端末5を携帯する児童を発見したときに、親端末6を用いて登下校管理装置1にその児童を発見したことを通知する。登下校管理装置1は、その児童が発見されたことを受信すると、その学生端末5の位置を軌跡テーブル16に記録することを終了する。
このような動作によれば、登下校管理装置1は、その児童がその返信メッセージを送信することができないときに、たとえば、その児童が事件に巻き込まれたときに、その児童が携帯する学生端末5の位置を登校予定時刻以降も検索する。このため、登下校管理装置1は、その事件の解決を速くすることができる。
図16は、さらに、緊急連絡ボタンが操作されたときの動作を示している。学生端末5を携帯する児童は、事件に巻き込まれそうになったときに、学生端末5の緊急連絡ボタンを押す。学生端末5は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、携帯電話回線網を介して親端末6と通話するように発呼する。学生端末5は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、さらに、インターネット3を介して位置検索部82により算出された位置を親端末6と登下校管理装置1とに送信する。
このような動作によれば、その児童は、事件に巻き込まれそうになったときに、その保護者に容易に連絡することができる。このため、このような動作によれば、その事件の解決を速くすることができる。
その下校時の動作は、児童の下校の監視を開始するときの動作と児童の下校の監視を終了するときの動作と児童が到着予定時刻に帰宅していないときの動作と緊急ボタンが操作されたときの動作とを備えている。
図17は、児童の下校の監視を開始するときの動作を示している。その動作では、まず、その児童が通学するクラスを担任する先生が先生端末7を用いて登下校管理装置1にアクセスして先生端末画面97を入手する。その先生は、先生端末7を用いて先生端末画面97の時間割記入欄98−3に担任するクラスの時間割を記入する(ステップB1)。先生端末7は、その時間割が記入されると、インターネット3を介してその時間割を登下校管理装置1に送信する。登下校管理装置1は、その時間割を受信すると、時間割テーブル14に記入する(ステップB2)。その先生は、さらに、その時間割により下校時刻が推測できないときに(たとえば、学校行事があるときに)、先生端末7を用いて先生端末画面97の終了予定時刻記入欄98−4に担任するクラスの終了予定時刻を記入する。先生端末7は、その終了予定時刻が記入されると、インターネット3を介してその終了予定時刻を登下校管理装置1に送信する。登下校管理装置1は、その終了予定時刻を受信すると、時間割テーブル14に記入する。
登下校管理装置1は、時間割テーブル14を参照して、時間割または終了予定時刻とに基づいてその児童が学校から自宅に出発する下校時刻を算出する(ステップB3)。登下校管理装置1は、その下校時刻と通学路テーブル13に記録される通学路とに基づいて児童が自宅に帰宅する帰宅予定時刻を算出する(ステップB4)。登下校管理装置1は、さらに、その下校時刻を経過すると、そのユーザIDに対応する学生端末5と定期的に通信して学生端末5の位置を軌跡テーブル16に記録する。登下校管理装置1は、さらに、その出発時刻を経過すると、そのユーザIDに対応する学生端末5と定期的に通信して学生端末5の位置を軌跡テーブル16に記録する(ステップB5)。
このような動作によれば、登下校管理装置1は、下校時刻を経過した後のみに、その児童が携帯する学生端末5の位置を検索する。このため、登下校管理装置1は、不必要である時間に検索しないことにより、負担が軽減される。
図18は、児童の下校の監視を終了するときの動作を示している。その動作では、まず、学生端末5を携帯する児童が下校する(ステップB6)。その児童は、自宅に帰宅すると(ステップB7)、学生端末5を用いて登下校管理装置1にアクセスして学生端末画面94を入手する。その児童は、学生端末5を用いて学生端末画面94のユーザID記入欄95−1にユーザIDを記入し、パスワード記入欄95−2にパスワードを記入し、帰宅時刻記入欄95−4にその児童が自宅に帰宅した帰宅時刻を記入する(ステップB8)。学生端末5は、学生端末画面94に帰宅時刻が記入されると、登下校管理装置1にその帰宅時刻を送信する。登下校管理装置1は、その帰宅時刻を受信すると、その帰宅時刻を軌跡テーブル16に記入し(ステップB9)、その児童の学生端末5の位置を軌跡テーブル16に記録することを終了する。
このような動作によれば、登下校管理装置1は、その児童が帰宅するまでのみに、その児童が携帯する学生端末5の位置を検索する。このため、登下校管理装置1は、不必要である時間に検索しないことにより、負担が軽減される。
図19は、児童が到着予定時刻に帰宅していないときの動作を示している。登下校管理装置1は、欠席届が提出されていないで、かつ、帰宅時刻が記録されていないで(ステップB10、NO)、かつ、到着予定時刻が経過したときに(ステップB11、YES)、その児童の学生端末5に終了メッセージを送信する。その終了メッセージは、速く帰宅することを促すメッセージと、返信を促すメッセージとを示している。その学生端末5を携帯する児童は、その終了メッセージを受け取ると、学生端末5を用いて返信メッセージを登下校管理装置1に送信する。その返信メッセージは、その児童が到着予定時刻に登校していない理由を示している。
登下校管理装置1は、その終了メッセージを送信してから所定時間内にその返信メッセージを受信すると(ステップB13、YES)、その児童が帰宅したことが学生端末5から受信されるまで継続して学生端末5の位置を検索して記録する。
登下校管理装置1は、その終了メッセージを送信してから所定時間内にその返信メッセージを受信しないときに(ステップB13、NO)、その児童に対応する親端末6に捜索依頼メッセージを送信する(ステップB14)。その捜索依頼メッセージは、その児童が終了メッセージに返信しないことと、その児童を捜索することを促すこととが記載されている。その親端末6を携帯する保護者は、その捜索依頼メッセージを受け取ると、学生端末5を携帯する児童を探す。このとき、その保護者は、親端末6を用いて学生端末5と通信して学生端末5の位置を検索する(ステップA21)。その保護者は、学生端末5を携帯する児童を発見したときに、親端末6を用いて登下校管理装置1にその児童を発見したことを通知する。登下校管理装置1は、その児童が発見されたことを受信すると、その学生端末5の位置を軌跡テーブル16に記録することを終了する。
このような動作によれば、登下校管理装置1は、その児童がその返信メッセージを送信することができないときに、たとえば、その児童が事件に巻き込まれたときに、その児童が携帯する学生端末5の位置を登校予定時刻以降も検索する。このため、登下校管理装置1は、その事件の解決を速くすることができる。
図19は、緊急ボタンが操作されたときの動作をさらに示している。学生端末5を携帯する児童は、事件に巻き込まれそうになったときに、学生端末5の緊急連絡ボタンを押す。学生端末5は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、携帯電話回線網を介して親端末6と通話するように発呼する。学生端末5は、緊急連絡ボタンが操作されたときに、さらに、インターネット3を介して位置検索部82により算出された位置を親端末6に送信する。
このような動作によれば、その児童は、事件に巻き込まれそうになったときに、その保護者に容易に連絡することができる。このため、このような動作によれば、その事件の解決を速くすることができる。
児童が登下校する軌跡を公開する動作では、まず、その児童の保護者は、その児童の登下校の軌跡を知りたいときに、、親端末6を用いて登下校管理装置1にその児童のユーザIDとパスワードとその日付けとと送信する。登下校管理装置1は、軌跡を親端末6から要求されたときに、軌跡テーブル16を参照して、そのユーザIDに対応する登校軌跡と下校軌跡とを親端末6に返信する。このとき、その児童の保護者は、親端末6を使用して、学生端末5の位置を頻繁に検索することなく、学生端末5を携帯する児童が移動する軌跡を容易に知ることができる。
1 :登下校管理装置
2 :登下校監視システム
3 :インターネット
5 :学生端末
6 :親端末
7 :先生端末
11:処理装置
12:ユーザデータベース
13:通学路テーブル
14:時間割テーブル
15:監視時間テーブル
16:軌跡テーブル
21:学生ID
22:親ID
23:住所
24:通学路
25:クラス
31:クラス
32:時間割
33:終了予定時刻
41:学生ID
42:出欠
43:出発時刻
44:登校予定時刻
45:下校時刻
46:帰宅予定時刻
51:学生ID
52:登校軌跡
53:登校時刻
54:下校時刻
55:帰宅時刻
61:欠席届収集部
62:出発時刻収集部
63:登校時刻算出部
64:出欠調査部
65:時間割収集部
66:下校時刻算出部
67:到着時刻算出部
68:帰宅メッセージ収集部
69:位置監視部
70:メッセージ送信部
71:返信メッセージ収集部
72:捜索依頼メッセージ送信部
73:軌跡提供部
81:連絡先テーブル
82:位置検出部
83:返信部
84:緊急連絡部
86:種類
87:連絡先
91:欠席届画面
92−1:ユーザID記入欄
92−2:パスワード記入欄
92−3:欠席日付け記入欄
92−4:欠席理由記入欄
94:学生端末画面
95−1:ユーザID記入欄
95−2:パスワード記入欄
95−3:出発時刻記入欄
95−4:帰宅時刻記入欄
97:先生端末画面
98−1:児童氏名記入欄
98−2:出欠記入欄
98−3:時間割記入欄
98−4:終了予定時刻記入欄
2 :登下校監視システム
3 :インターネット
5 :学生端末
6 :親端末
7 :先生端末
11:処理装置
12:ユーザデータベース
13:通学路テーブル
14:時間割テーブル
15:監視時間テーブル
16:軌跡テーブル
21:学生ID
22:親ID
23:住所
24:通学路
25:クラス
31:クラス
32:時間割
33:終了予定時刻
41:学生ID
42:出欠
43:出発時刻
44:登校予定時刻
45:下校時刻
46:帰宅予定時刻
51:学生ID
52:登校軌跡
53:登校時刻
54:下校時刻
55:帰宅時刻
61:欠席届収集部
62:出発時刻収集部
63:登校時刻算出部
64:出欠調査部
65:時間割収集部
66:下校時刻算出部
67:到着時刻算出部
68:帰宅メッセージ収集部
69:位置監視部
70:メッセージ送信部
71:返信メッセージ収集部
72:捜索依頼メッセージ送信部
73:軌跡提供部
81:連絡先テーブル
82:位置検出部
83:返信部
84:緊急連絡部
86:種類
87:連絡先
91:欠席届画面
92−1:ユーザID記入欄
92−2:パスワード記入欄
92−3:欠席日付け記入欄
92−4:欠席理由記入欄
94:学生端末画面
95−1:ユーザID記入欄
95−2:パスワード記入欄
95−3:出発時刻記入欄
95−4:帰宅時刻記入欄
97:先生端末画面
98−1:児童氏名記入欄
98−2:出欠記入欄
98−3:時間割記入欄
98−4:終了予定時刻記入欄
Claims (25)
- 出発時刻を記録する監視時間テーブルと、
前記出発時刻を経過した後に学生端末の位置を間欠的に検索する位置監視部と、
前記位置の軌跡を記録する軌跡テーブルと、
通信回線網を介して親端末から前記軌跡を要求されたときに前記通信回線網を介して前記親端末に前記軌跡を返信する軌跡提供部
とを具備する登下校管理装置。 - 請求項1において、
前記学生端末は、前記位置を検索する機能を有し、
前記位置監視部は、前記通信回線網を介して前記学生端末と通信して前記位置を収集する
登下校管理装置。 - 請求項2において、
出発地と目的地とを記録する経路テーブルと、
前記出発時刻と前記出発地と前記目的地とに基づいて到着予定時刻を算出する到着予定時刻算出部と、
前記学生端末が前記目的地に到着しない場合で、前記到着予定時刻を経過したときに、前記通信回線網を介して終了メッセージを前記学生端末に送信するメッセージ送信部
とを更に具備する登下校管理装置。 - 請求項3において、
前記終了メッセージの返信メッセージを収集する返信メッセージ収集部と、
前記終了メッセージを前記学生端末に送信してから所定の時間内に前記返信メッセージが受信されないときに、前記通信回線網を介して捜索依頼メッセージを前記親端末に送信する捜索依頼メッセージ送信部
とを更に具備する登下校管理装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して前記学生端末から前記出発時刻を収集する出発時刻収集部
を更に具備する登下校管理装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して先生端末から出欠を収集する出欠調査部を更に具備し、
前記位置監視部は、前記出欠が出席を示すときに、前記学生端末の位置を検索することを終了する
登下校管理装置。 - 請求項5または請求項6のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して親端末から欠席届を収集する欠席届収集部を更に具備し、
前記位置監視部は、前記欠席届を受信するときに前記位置を検索しない
登下校管理装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
授業に割り当てられる時間を示す時間割を先生端末から収集する時間割収集部と、
前記時間割に基づいて前記出発時刻を算出する下校時刻算出部
とを更に具備する登下校管理装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
下校予定時刻を先生端末から収集する時間割収集部と、
前記下校予定時刻に基づいて前記出発時刻を算出する下校時刻算出部
とを更に具備する登下校管理装置。 - 請求項1〜請求項9のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して前記学生端末から帰宅メッセージを収集する帰宅メッセージ収集部を更に具備し、
前記位置監視部は、前記帰宅メッセージを受信したときに前記学生端末の位置を検索することを終了する
登下校管理装置。 - 出発時刻を監視時間テーブルに記録するステップと、
前記出発時刻を経過した後に学生端末の位置を間欠的に検索するステップと、
前記位置の軌跡を軌跡テーブルに記録するステップと、
通信回線網を介して親端末から前記軌跡を要求されたときに前記通信回線網を介して前記親端末に前記軌跡を返信するステップ
とを具備する登下校管理方法。 - 請求項11において、
前記学生端末は、前記位置を検索する機能を有し、
前記位置は、前記通信回線網を介して前記学生端末と通信して収集される
登下校管理方法。 - 請求項12において、
出発地と目的地とを経路テーブルに記録するステップと、
前記出発時刻と前記出発地と前記目的地とに基づいて到着予定時刻を算出するステップと、
前記学生端末が前記目的地に到着しない場合で、前記到着予定時刻を経過したときに、前記通信回線網を介して終了メッセージを前記学生端末に送信するステップ
とを更に具備する登下校管理方法。 - 請求項13において、
前記終了メッセージの返信メッセージを収集するステップと、
前記終了メッセージを前記学生端末に送信してから所定の時間内に前記返信メッセージが受信されないときに、前記通信回線網を介して捜索依頼メッセージを前記親端末に送信するステップ
とを更に具備する登下校管理方法。 - 請求項11〜請求項14のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して前記学生端末から前記出発時刻を収集するステップ
を更に具備する登下校管理方法。 - 請求項11〜請求項15のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して先生端末から出欠を収集するステップを更に具備し、
前記位置は、前記出欠が出席を示すときに、検索されることが終了する
登下校管理方法。 - 請求項15または請求項16のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して親端末から欠席届を収集するステップを更に具備し、
前記位置は、前記欠席届を受信するときに検索されない
登下校管理方法。 - 請求項11〜請求項14のいずれかにおいて、
授業に割り当てられる時間を示す時間割を先生端末から収集するステップと、
前記時間割に基づいて前記出発時刻を算出するステップ
とを更に具備する登下校管理方法。 - 請求項11〜請求項14のいずれかにおいて、
下校予定時刻を先生端末から収集するステップと、
前記下校予定時刻に基づいて前記出発時刻を算出するステップ
とを更に具備する登下校管理方法。 - 請求項11〜請求項19のいずれかにおいて、
前記通信回線網を介して前記学生端末から帰宅メッセージを収集するステップを更に具備し、
前記位置は、前記帰宅メッセージを受信したときに検索されることが終了する
登下校管理方法。 - 許可端末を記録する連絡先テーブルと、
本登下校管理端末の位置を検出する位置検出部と、
通信回線網を介して位置要求端末から前記位置を要求されたときに、前記通信回線網を介して前記位置要求端末に前記位置を返信する返信部とを具備し、
前記返信部は、前記許可端末が前記位置要求端末を含まないときに、前記位置要求端末に前記位置を返信しない
登下校管理端末。 - 請求項21において、
緊急連絡部を更に具備し、
前記連絡先テーブルは、緊急連絡先端末を更に記録し、
前記緊急連絡部は、緊急ボタンが操作されたときに前記通信回線網を介して前記緊急連絡先端末に前記位置を連絡する
登下校管理端末。 - 請求項21または請求項22のいずれかにおいて、
前記位置検出部は、GPS衛星から発振される電波に基づいて本登下校管理端末の位置を検出する
登下校管理端末。 - 請求項21または請求項22のいずれかにおいて、
前記位置検出部は、前記通信回線網に利用される複数の基地局から発振される電波に基づいて本登下校管理端末の位置を検出する
登下校管理端末。 - 請求項21〜請求項24のいずれかにおいて、
前記連絡先テーブルは、登下校管理装置を更に記録し、
前記返信部は、前記通信回線網を介して前記登下校管理装置から終了メッセージを受信していないときに前記位置要求端末に前記位置を返信しない
登下校管理端末。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005059671A JP2006244182A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | 登下校管理装置及び登下校管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005059671A Pending JP2006244182A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | 登下校管理装置及び登下校管理方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2006244182A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008102751A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Secom Co Ltd | 登下校監視システム |
JP2008134715A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Hitachi Ltd | 情報処理システムおよび情報処理方法 |
JP2008171319A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 登下校時防犯システム |
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