JP2006065749A - 出退管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 塾、学校、会社等へ通う管理対象者の出退状況を、管理対象者の識別情報(ID)を記憶したIDタグ(ICカード等)を介して自動で管理する際に、管理対象者のスケジュール(例えば、時間割等)に基づいて、管理対象者が通常のスケジュール以外で出退した場合に、管理対象者の出退状況を連絡先に通知できるようにする。
【解決手段】 タグリーダ12が生徒のIDタグ2に記憶された識別情報(ID)を読み込み、その読み込んだ識別情報(ID)に記憶された出退時刻が管理用コンピュータ30に予め記憶された各生徒毎の出退予定時刻を挟んで設定された許容時間内でないときに、通知用コンピュータ32を介して、保護者等に対して、その生徒が予対外の行動をしている旨を通知し、前述の許容時間内であるときは、何も通知しない。それにより、保護者には、生徒が予定外の行動をしたときだけ通知がなされ、保護者の管理上の負担が減る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、塾、学校、会社、病院、といった各種施設に通う関係者(生徒、学生、教師、社員、医者、看護士等)の出退状況を管理するための出退管理システムに関する。
従来より、塾、学校、会社、病院等において、これらの施設に通う関係者(生徒、学生、教師、社員、医者、看護士等)が登校又は出勤したときや、下校又は帰社したときに、保護者や配偶者等にその旨を自動で通知することにより、保護者や配偶者等が関係者の所在若しくは行動を把握できるようにすることが提案されている。
つまり、この提案のシステムでは、学生等に個人の識別情報を記憶したICカードを持たせ、学生等が通う施設の出入り口には、学生等が所持するICカードから識別情報を読み取るカードリーダを配置することにより、学生等の施設への出退状況を自動で検知できるようにし、しかも、その出退状況を検知した際には、その時刻を記録することで出退履歴を残すと共に、保護者等の予め設定された連絡先に学生等が登校又は下校(或いは出勤或いは帰社)した旨を通知するようにしている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2004−46458
しかしながら、上記提案のシステムでは、学生等の出退時にその旨を表すメールが毎回保護者等に配信されるため、それらをすべて確認するのは、保護者等にとって負担が大きいという問題があった。
例えば、学生等が数名いる家庭では、その学生等の人数分の倍(出席時と退席時の2回分)のメールが毎日保護者に配信されることになり、それをすべて確認するのは保護者にとって、煩わしく、負担が大きいものであった。
また、学生等が通常の予定通りの行動をしているにも拘わらず、多くのメールが配信されると、保護者側にも管理に対する所謂慣れが生じて、管理が甘くなるという問題もあった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、塾、学校、会社等へ通う管理対象者の出退状況を、管理対象者の識別情報(ID)を記憶したIDタグ(ICカード等)を介して自動で管理する際に、管理対象者のスケジュール(例えば、時間割等)に基づいて、管理対象者がスケジュール通りに出席又は退席していないことを通知することを目的としている。
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、複数の管理対象者が各々所持し且つ各管理対象者の識別情報が記憶されたIDタグを介して、各管理対象者の管理対象施設への出退記録を管理する出退管理システムであって、各管理対象者毎に施設への出退予定時刻を記憶するための出退予定記憶手段と、各管理対象者が施設へ出席したか、或いは、退席したかを示す出退情報を各管理対象者毎に記憶するための出退情報記憶手段と、施設の出入り口に配置され、IDタグから管理対象者の識別情報を読み取るタグリーダと、タグリーダにて読み取られた識別情報に基づき、その識別情報に対応した特定の管理対象者の施設への出退情報を出退情報記憶手段に登録する出退情報登録手段と、出退予定記憶手段に記憶された出退予定時刻を挟む所定の許容時間内に、出退情報が出退情報登録手段を介して出退情報記憶手段に登録されたか否かを、前記各管理対象者毎に判断する予定行動判定手段と、その予定行動判定手段で、出退情報が許容時間内に登録されていないと判定された管理対象者に対しては、予め設定された連絡先に、その管理対象者が予定外の行動をしている旨を通知し、出退情報が許容時間内に登録されていると判定された管理対象者に対しては、その管理対象者が予定通りの行動をしている旨を通知しない出退予定外行動通知手段と、を備えたことを特徴としている。
このように構成された本発明の出退管理システムにおいては、管理対象施設の出入り口に配置されたタグリーダにて、管理対象者が所持するIDタグから管理対象者の識別情報が読み取られると、出退情報記憶手段が、その出退情報を記録する。そして、予定行動判定手段が、その出退情報が出退予定記憶手段に記憶された特定の管理対象者毎の出退予定時刻を挟んで設定された所定の許容時間内に記録されたか否かを判定する。そして、出退情報が所定の許容時間内に登録されていなければ、出退予定外行動通知手段は、その管理対象者が予定外の行動をしている旨を、その管理対象者に対して予め設定された連絡先に通知し、逆に、出退時刻が所定の許容時間内に登録されていれば、出退予定外行動通知手段は、その管理対象者が予定の行動をしている旨を通知しない。
このため、本発明の出退管理システムによれば、各管理対象者毎に、出退予定時刻(例えば、時間割、スケジュール等)や出退状況を通知すべき連絡先(保護者や配偶者等の電話番号やメールアドレス等)を予め設定しておけば、各管理対象者が予定通りに登校又は下校、若しくは、出勤又は帰社しているときには連絡先には何も通知されず、管理対象者が予定通りに登校又は下校、若しくは、出勤又は帰社していないときには、その管理対象者が予定通りの行動をしていない旨が連絡先に自動で通知されて、連絡先に居る保護者や配偶者は、管理対象者が予定通りの行動をしていないことを確認することができる。
よって、本発明の出退管理システムによれば、管理対象者の出退時刻が予定外の時だけ、保護者等に通知がなされるため、上述した従来システムに比べて保護者等への通知が減り、保護者等の管理上の負担を減らすことができる。また、通知がなされるということは、管理対象者が予定の行動をしていないこと(換言すれば、管理対象者に何等かの問題が発生していること)を示しており、保護者等は、通知があった時点で、学校や塾など異に連絡するなど管理対象者の安全を確保するための行動を執ることが可能となる。
また、従来システムでは、管理対象者が予定の行動をしている場合でも通知がされる結果、通知の数が多くなるが、本発明の出退管理システムによれば、通知の数が少なくなる。従って、保護者に所謂慣れが生じて、管理対象者が予定外の行動をしていること(換言すれば、管理対象者に何等かの異常が発生していること)を見逃してしまう、といったことも無くすことができる。
ところで、各管理対象者の出退予定は、例えば学校や塾の時間割のように学校や先生、或いは、生徒の都合等によって変更されることが多い、そこで、請求項2に記載のように、出退予定記憶手段に記憶された各管理対象者毎の出退予定時刻を、外部操作によって手動で書き換えるための出退予定書換手段を設けるようにするとよい。
このようにすると、管理対象者の病気や、管理対象者の通勤・通学途中に発生した交通障害等で、管理対象者が急に予定通り出退ができなくなるような状況が発生した場合でも、管理対象者やその保護者が別途適切な方法(例えば電話等)により学校等に連絡をすれば、管理者(学校や塾などの先生等)は、本システムにより出退予定の書換ができ、その結果、保護者等には適切な通知が行われることとなり、保護者等に不安を与えることが無くなる。また、学校等の管理者側の都合により予定が変更(例えば、時間割の変更)された場合でも、出退予定を書換えることで、適切な通知を行うことができる。
さらに、管理対象者がIDタグを忘れたり、紛失したりして、予定通り出退しているにも拘わらず、出退時刻記録手段に出退時間が記録できないという場合が発生することもある。そこで、請求項3に記載のように、出退情報登録手段に登録される各管理対象者の出退情報を、外部操作によって手動で書き換えるための出退情報書換手段を設けるようにするとよい。
このようにすると、管理対象者がIDタグを忘れたり、紛失したりした場合でも、管理者が、その管理対象者の出退を確認したうえで、出退情報を書き換えれば、管理対象者が予定通り出退したにも拘わらず予定外の行動をしている旨の通知がなされることがなくなり、保護者等に心配を掛けなくて済むようになる。
ところで、学校や塾において、管理対象者(生徒等)の出退席管理を行うためのデータとして、各生徒毎の出退時刻が出退履歴として残っていると都合がよい。そこで、請求項4に記載のように、出退情報登録手段は、各管理対象者の出退情報を出退情報記憶手段に登録する度に、その各管理対象者の出退時刻を出退情報記憶手段に出退履歴として格納していくようにするとよい。
このようにすると、各管理対象者毎に出退情報記憶手段に格納された出退時刻の履歴から、各管理対象者の出退時刻の傾向を把握することができ、管理者や保護者は、それらを出退席管理や教育的指導のためのデータとして活用することができる。
さらに、管理用のデータとして、各管理対象者の出退時刻だけでなく、出退予定外行動の通知がなされた時刻が履歴として残っていると、問題が発生した場合などに都合がよい。そこで、請求項5に記載のように、出退情報登録手段は、出退予定外行動通知手段による出退予定外行動の通知がなされたときに、その通知がなされた時刻を出退情報記憶手段に通知履歴として格納するようにするとよい。
このようにすると、各管理対象者の出退予定外行動の通知をした時間が、通知履歴として残るため、管理者や保護者は、その通知履歴を利用して、より適切な管理対象者の管理を行うことができる。また、問題が発生した場合などに、その通知履歴を問題解決のためのデータ、或いは、証拠として利用することができて都合がよい。
ところで、当該出退管理システムでは、管理対象者が許容時間外(許容時間よりも早い時間、又は遅い時間)に出席すると、管理対象者が予定外の行動をしているとみなされ、保護者に対して予定外行動をしている旨の通知がなされる。ところが、実際には、管理対象者が特に問題とならない些細な理由で出席予定時刻の許容時間よりも前に出席したり、出席予定時刻の許容時間から遅く出席したりする場合もある。そこで、請求項6に記載のように、許容時間外に出席した管理対象者の出退情報が出退情報登録手段を介して出退情報記憶手段に登録されたときに、管理対象者に対して予め設定された連絡先に、その管理対象者が出席した旨を通知する出席通知手段を設けるようにするとよい。
このようにすると、管理対象者が許容時間外に出席した場合には、予定外行動をしている旨の通知がなされるが、その場合でも、管理対象者が出席した旨が、学校や塾に出席した旨が保護者に通知されるので、保護者に与える不安を解消することができる。
ところが、請求項6に記載のようにした場合であっても、管理対象者が出席予定許容時間よりも早く出席すると、出席通知手段により管理対象者が出席した旨が通知された後に、重ねて出席予定許容時間経過後に予定外行動の通知がなされしまうため、保護者が混乱することも考えられる。それを回避するため請求項7に記載のように、出席通知手段により前記管理対象者が出席した旨を通知した後に、出退予定時刻のうち出席予定時刻に対する許容時間内での出退予定外行動通知手段による出退予定外行動の通知を禁止する出席後通知禁止手段を設けるようにするとよい。
このようにすると、管理対象者が許容時間よりも早い時刻に出席した場合には、出席した旨が実際に出席した時刻だけに保護者に通知され、予定外の行動をしている旨の通知はなされなくなる(つまり、二重通知がされなくなる)ので、保護者が混乱するようなことはなくなる。
そして、請求項8に記載のように、出退情報登録手段は、出席通知手段による出席通知がなされたときに、出席通知がなされた時刻を出退情報記憶手段に通知履歴として格納するようにするとよい。
このようにすると、各管理対象者の出席を通知した時間が、通知履歴として残るため、管理者や保護者は、その通知履歴を利用して、より適切な管理対象者の管理を行うことができる。また、問題が発生した場合などに、その通知履歴を問題解決のためのデータ、或いは、証拠として利用することができて都合がよい。
ところで、出席のときと同様に、当該出退管理システムでは、管理対象者が許容時間外(許容時間よりも早い時間、又は遅い時間)に退席すると、管理対象者が予定外の行動をしているとみなされ、保護者に対して予定外行動をしている旨の通知がなされる。ところが、実際には、管理対象者が特に問題とならない些細な理由で退席予定時刻の許容時間よりも前に退席したり、退席予定時刻の許容時間から遅く退席したりする場合もある。そこで、請求項9に記載のように、許容時間外に退席した管理対象者の出退情報が出退情報登録手段を介して出退情報記憶手段に登録されたときに、管理対象者に対して予め設定された連絡先に、その管理対象者が退席した旨を通知する退席通知手段を設けるようにするとよい。
このようにすると、管理対象者が許容時間外に退席した場合には、予定外行動をしている旨の通知がなされるが、その場合でも、退席した旨が学校や塾に出席した旨が保護者に通知されるので、保護者に与える不安を解消することができる。
ところが、請求項9に記載のようにした場合であっても、管理対象者が退席予定許容時間よりも早く退席すると、退席通知手段により管理対象者が退席した旨が通知された後に、重ねて退席予定許容時間経過後に予定外行動の通知がなされしまうため、保護者が混乱することも考えられる。それを回避するため、請求項10に記載のように、退席通知手段により管理対象者が退席した旨を通知した後に、出退予定時刻のうち退席予定時刻に対する許容時間内での出退予定外行動通知手段による出退予定外行動の通知を禁止する退席後通知禁止手段を設けるようにするとよい。
このようにすると、管理対象者が許容時間よりも早い時刻に退席した場合には、退席した旨が実際に退席した時刻だけに保護者に通知され、予定外の行動をしている旨の通知はなされなくなる(つまり、二重通知がされなくなる)ので、保護者が混乱するようなことはなくなる。
そして、請求項11に記載のように、出退情報登録手段は、退席通知手段による退席通知がなされたときに、退席通知がなされた時刻を出退情報記憶手段に通知履歴として格納するようにするとよい。
このようにすると、各管理対象者の退席を通知した時間が、通知履歴として残るため、管理者や保護者は、その通知履歴を利用して、より適切な管理対象者の管理を行うことができる。また、問題が発生した場合などに、その通知履歴を問題解決のためのデータ、或いは、証拠として利用することができて都合がよい。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施形態の出退管理システム全体の構成を表す概略構成図である。
図1に示す如く、本実施形態の出退管理システムは、塾若しくは学校である管理対象施設10に通う生徒の出退管理を行うためのものであり、その管理対象施設10の出入り口或いは各教室毎に設けられるタグリーダ12を備える。
このタグリーダ12は、管理対象施設10に通う生徒が所持するIDタグ2から、IDタグ2内に記憶された生徒の識別情報を読み取るためのものであり、本実施形態では、数十cm離れたIDタグ2から識別情報を非接触に読み取ることのできるものが使用されている。
なお、IDタグ2には、タグリーダ12側で非接触で情報を読み取ることができるように、タグリーダ12からの無線による送信電力により起動して識別情報を無線送信する機能を有するRFIDタグが用いられている。
そして、このタグリーダ12は、通信端末14を介して広域ネットワーク(本実施形態ではインターネット3)に接続されており、通信端末14は、タグリーダ12がIDタグ2から読み取った識別情報を、インターネット3を介して、インターネット3に接続された管理センタ20内の管理用コンピュータ30に送信するように構成されている。
また、管理対象施設10には、こうしたタグリーダ12や通信端末14とは別に、先生が生徒の出退状況を確認したり変更したりするためのパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンともいう)からなる管理端末16も備えられている。
なお、生徒の出退状況は、全て管理センタ20側で管理されており、この管理端末16は、操作者(つまり先生)によるキーボードやマウスの操作に従い、管理センタ20側の管理用コンピュータ30からインターネット3を介して出退管理のための各種情報を取得する。
一方、管理センタ20には、管理対象施設10に通う生徒の個人情報が登録された個人情報データベース(個人情報DB)22と、同じく生徒の出退状況を管理するための出退情報が登録された出退情報データベース(出退情報DB)24と、生徒の出退状況を保護者や親族等に通知するのに必要な通知情報が登録された通知情報データベース(通知情報DB)26と、管理対象施設10の通信端末14から送信されてきた識別情報(ID)や管理端末16から送信されてきた指令に従い、これら各DB22,24,26からの情報を読み出し、情報の書き込み、若しくは書き換えを行う管理用コンピュータ30と、生徒の保護者や親族に対して出退状況を始めとする各種情報を通知するための通知用コンピュータ32と、が備えられている。
そして、通知用コンピュータ32は、管理用コンピュータ30から入力される送信データに従い、連絡先が電子メールアドレスであれば、インターネット3を利用した電子メール送信によって、保護者等が所有する携帯電話6a、PDA等の携帯情報端末6b、パソコン等のインターネット端末6cに情報を送信する。
また、連絡先がファクシミリ装置の電話番号であれば、複数のモデム34の一つを介してその電話番号に電話を掛けることで、公衆電話回線4上の特定のファクシミリ装置8aを呼び出し、その後ファクシミリデータを送信することで、連絡先として登録されたファクシミリ装置8aに、ファクシミリ画像にて情報を送信する。
また更に、連絡先が普通電話の電話番号であれば、複数のモデム34の一つを介してその電話番号に電話を掛けることで、公衆電話回線4上の特定の電話装置8bを呼び出し、その電話装置8bから受呼信号が送信されてくると、音声データを送信することで、連絡先として登録された電話装置8bに音声にて情報を送信する。
次に、図2は、個人情報DB22、出退情報DB24、通知情報DB26にそれぞれ登録された生徒の個人情報、出退情報、及び通知情報を表している。
図2(a)に示す如く、生徒の個人情報は、その生徒の識別情報(ID:生徒が所持するIDタグ2と同じもの)、生徒の名前、学年、クラス、連絡先(メールアドレス、ファクシミリ番号、電話番号等)、及び、時間割等から構成されており、その登録番号順に、個人情報DB22に登録されている。
なお、時間割は、塾や学校で、各生徒が通常受講する授業やクラブ活動の時間を示す基本時間割と基本時間割からの変更分が入っている時間割変更分とから構成されており、また、連絡先は、生徒一人当たりに3個まで登録できるようにされている。
また、図2(b)に示す如く、出退情報は、生徒の個人情報の登録番号に関連づけて各生徒毎に出退情報DB24に登録されるものであり、タグリーダ12の識別情報の読み取り状態に応じて更新される生徒の最新の出退状態を表す出退フラグ、生徒の過去の出退状況を格納した出退履歴、及び、生徒の保護者に対する通知の履歴を格納した通知履歴等から構成されている。なお、出退フラグは、先生がその生徒の出退席を確認した際に管理端末16を操作して手動で入力(セット/リセット)することができるようになっている。
一方、通知情報は、通知用コンピュータ32を介して、メール、ファクシミリ、音声等で保護者等に通知する文を表す情報であり、図2(c)に示す如く、通知情報DB26には、生徒の出退状況に応じて通知する通知情報として、生徒が予め許容時間を持たせた出席予定時刻に内に出席しなかった時に通知する出席時予定外行動通知情報、生徒が予め許容時間を持たせた退席予定時刻に内に退席しなかった時に通知する退席時予定外行動通知情報、生徒が出席予定時刻の許容時間よりも前に出席した時に通知する許容時間前出席通知情報、生徒が出席予定時刻の許容時間よりも後に出席した時に通知する許容時間後出席通知情報、生徒が退席予定時刻の許容時間よりも前に退席した時に通知する許容時間前退席通知情報、生徒が退席予定時刻の許容時間よりも後に退席した時に通知する許容時間後退席通知情報が登録されている。
次に、図3は、タグリーダ12から通信端末14、インターネット3を介して生徒の識別情報(ID)が管理用コンピュータ30に送信されてきたときに、割り込みで起動・実行されるID入力修理を表すフローチャートである。
このID入力処理は、タグリーダからIDが送信されて来ると、先ず、S110にて、受信した識別情報(受信ID)に対応した生徒の出退履歴を、出退情報DB24から読み込み、続くS120にて、前回その生徒の出退履歴を更新してから更新可能時間が経過しているか否かを判断する。そして、更新可能時間が経過していなければ(つまり、前回出退情報を更新してからの経過時間が短いときには)、生徒がタグリーダ12付近にいて、タグリーダ12が同じ識別情報(ID)を読み取ったものと判断して、処理を終了し、逆に、更新可能時間が経過していれば、S130に移行して、受信IDにて特定される生徒の出退情報のうち、出退フラグ及び出退履歴を更新した後、本処理を終了する。
なお、この更新は、出退フラグが生徒の退席状態を表すリセット状態であれば、生徒が出席したと判断して、出退フラグをセットすると共に、出退履歴として出席時間を追加し、逆に、出退フラグが生徒の出席状態を表すセット状態であれば、生徒が退席したと判断して、出退フラグをリセットすると共に、出退履歴として退席時間を追加する。
次に、図4及び図5にて、定期時間処理について説明する。図4及び図5は、管理用コンピュータ30において、一定時間毎(例えば、5分毎)に起動(所謂、タイマー割り込みで起動)されて実行される定期時間処理のフローチャートである。
この定期時間処理は、タイマー割り込みがあると、先ず、S210にて、処理の対象となる生徒を特定するためのカウンタをカウントアップし、S220に移行する。
S220では、処理の対象となっている生徒の出退予定時刻を個人情報DB22から読み込み、S230に移行する。
S230では、現在時刻が生徒の出退の許容時間内であるか否かを判断する。そして、現在時刻が出退の許容時間内であれば、S390に移行して、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。
一方、S230で、現在時刻が出退許容範囲にないと判断されたら、S240に移行して、現在時刻が出席許容時間前であるか否かを判断し、出席許容時間前であればS250に移行し、出席許容時間前でなればS300に移行する。
そして、S250では、前述のID入力処理のS140で更新されている出退フラグを読み込み、その出退フラグが出席であるか退席であるかを判断し、出退フラグが退席であれば、S390に移行し、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、出退フラグが出席であればS260に移行する。
S260では、生徒が許容時間前に出席した旨を通知したか否かを示す許容時間前出席通知フラグがセット(通知済み)されているか、リセット(通知されていない)されているかを判断する。そして、許容時間前出席通知フラグがセットされていれば、S390に移行し、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、許容時間前出席通知フラグがリセットされていればS270に移行し、許容時間前出席通知フラグをセットし、続くS280にて、生徒が許容時間前に出席している旨を内容とする許容時間前出席通知情報を通知情報DB26から読み込み、S290に移行して、生徒が許容時間前に出席している旨を保護者に通知するための処理を行う。
そして、S240で現在時刻が出席許容時間前でなければS300に移行し、現在時刻が出席許容時間後で、かつ、退席許容時間前であるか否か(換言すると、出席許容時間を過ぎ、かつ、退席許容時間前であるか否か)を判断し、出席許容時間後で、かつ、退席許容時間前であればS310に移行し、そうでなければA(図5に示すS450)に移行する。
S310では、現時点での出退フラグが出席となっているか退席となっているかを判断し、出席であればB(図5に示すS400)に移行し、退席であればS320に移行する。
S320では、許容時間前出席通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断し、許容時間前出席通知フラグがリセットされていればS330に移行し、セットされていればS360に移行する。
S330では、生徒が出席時に予定外の行動をした旨を通知したか否か許容時間前に出席した旨を通知したか否かを示す許容時間前出席通知フラグがセットされているか、リセットされているかを判断する。そして、許容時間前通知フラグがリセットされていればS330に移行し、セットされていればS360に移行する。
S330では、生徒が出席時に予定外の行動をした旨を通知したか否かを示す出席時予定外行動通知フラグがセット(通知済み)されているか、リセット(通知されていない)されているかを判断する。そして、出席時予定外行動通知フラグがセットされていればS390に移行して、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、出席時予定外行動通知フラグがリセットされていればS340に移行する。
そして、S340では、出席時予定外行動通知フラグをセットし、続くS350にて、生徒が出席時に予定外の行動をしたことを内容とする出席時予定外行動通知情報を通知情報DB26から読み込み、S290に移行して、生徒が出席時に予定外の行動をした旨を保護者に通知するための処理を行う。
そして、S320で、許容時間前出席通知フラグがセットされており、S360に移行した場合は、S360にて、生徒が許容時間前に退席した旨を通知したか否かを示す許容時間前退席通知フラグがセット(通知済み)されているか、リセット(通知されていない)されているかを判断する。そして、許容時間前退席通知フラグがセットされていれば、S390に移行し、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、許容時間前退席通知フラグがリセットされていればS370に移行し、許容時間前退席通知フラグをセットし、続くS380にて、生徒が許容時間前に退席している旨を内容とする許容時間前退席通知情報を通知情報DB26から読み込み、S290に移行して、生徒が許容時間前に出席している旨を保護者に通知するための処理を行う。
ここで、図5により、図4のA及びBで移行した後の処理について説明する。
図5に示すように、図4のB(S310で出退フラグが出席である場合)から移行したS400では、許容時間前出席通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断する。そして、許容時間前出席通知フラグがセットされていればDに移行(換言すれば、S390に移行)して、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。
一方、許容時間前出席通知フラグがリセットされていれば、S410に移行する。
S410では、出席時予定外行動通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断する。そして、出席時予定外行動通知フラグがりセットされていればDに移行して、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、出席時予定外行動通知フラグがセットされていれば、S420に移行する。
S420では、生徒が許容時間後に出席した旨を通知したか否かを示す許容時間後出席通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断する。そして、許容時間後出席通知フラグがセットされていればDに移行して処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、許容時間前退席通知フラグがリセットされていれば、S430に移行する。
S430では、許容時間後出席通知フラグをセットし、続くS440にて、生徒が許容時間後に出席した旨の内容の許容時間後出席通知情報を通知情報DB26から読み込み、Cに移行(換言すれば、図4のS290に移行)して、生徒が許容時間後に出席している旨を保護者に通知するための処理を行う。
次に、図4のA(S300で現在時刻が出席許容時間後で、かつ、退席許容時間前である場合)から移行したS450では、現時点での出退フラグが出席となっているか退席となっているかを判断し、出席であればS460に移行し、退席であればS490に移行する。
S460では、生徒が退席時に予定外行動をした旨を通知したか否かを示す退席時予定外通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断し、退席時予定外行動通知フラグがリセットされていればD移行して処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、退席時予定外行動通知フラグがリセットされていれば、S470に移行する。
S470では、退席時予定外行動通知フラグをセットし、続くS480で、生徒が退席時に予定外の行動をした旨の内容の退席時予定外行動通知情報を通知情報DB26から読み込みCに移行し、生徒が退席時に予定外の行動をしている旨を保護者に通知するための処理を行う。
そして、S450にて、出退フラグが退席になっており、S490に移行した場合は、S490にて、許容時間前退席通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断し、許容時間前退席通知フラグがセットされていればDに移行して処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、許容時間前退席通知フラグがリセットされていれば、S500に移行する。
S500では、退席時予定外行動通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断し、退席時予定外行動通知フラグがリセットされていればDに移行して処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、退席時予定外行動通知フラグがセットされていれば、S510に移行する。
S510では、生徒が許容時間後に退席した旨を通知したか否かを示す許容時間後退席通知フラグがセットされているかリセットされているかを判断し、許容時間後退席通知フラグがセットされていればDに移行して処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。一方、許容時後退席通知フラグがリセットされていれば、S520に移行する。
そして、S520では、許容時間後退席通知フラグをセットし、続くS530で生徒が許容時間後に退席した旨の内容の許容時間後退席通知情報を読み込みCに移行して、生徒が許容時間後に退席している旨を保護者に通知するための処理を行う。
そして、Cに移行して、生徒が許容時間後に出席している旨を保護者に通知するための処理を行い、S390に移行して、処理が全員分終了しているか否かを判断し、全員分の処理が終わっていれば、本処理をする。全員分の処理が終わっていなければS210に戻ってカウンタをカウントアップし、次の生徒の処理を行う。
尚、以上に説明した定期時間処理は管理対象施設10が夜閉鎖されると管理用コンピュータ30のシャットダウン等によって処理が停止されるが、その処理の停止の際に、すべてのフラグが一旦リセット又は退席状態にされる。
次に、図6は、定期時間処理のなか(S290)で実行される通知処理を表すサブルーチンのフローチャートである。
この通知処理では、先ず、S610にて、受信したIDに対応する生徒の連絡先を個人情報DB22から読み込む。そして、続くS620では、S280、S350、S380S440、S480又はS530の何れかで読み込まれた通知情報とS610にて読み込まれた連絡先とに基づき、その連絡先に対応した送信データ(つまり、メールデータ、ファクシミリデータ、又は音声データ)を生成し、続くS630では、その生成した送信データを通知用コンピュータ32に出力することで、受信IDの生徒の許容時間内に出退しなかった旨、又は、許容時間外に出退した旨の通知情報を、その生徒の保護者等に通知し、S640に移行する。
そして、S640では、S630で通知用コンピュータを通知した時刻を、どの種類の通知を行ったかと共に、出退情報DB4の通知履歴に格納する。
次に、図7は、先生が管理端末16を操作することにより、インターネット3を介して、管理用コンピュータ30にアクセスしてきたときに、管理用コンピュータ30にて実行される管理情報更新処理を表すフローチャートである。
この管理情報更新処理は、管理端末16側(換言すれば先生)からの指令を受けて、出退情報DBに登録された生徒毎の出退情報や、通知情報DBに登録された各種通知情報を更新するための処理であり、処理が開始されると、先ずS710にて、今回アクセスしてきた管理端末16に対して、操作者である先生の認証情報(識別情報(ID)やパスワード等)を要求し、その要求に従い管理端末16側から送信されてきた認証情報から、操作者である先生が予め登録された正規の者であるか否かを判定する認証処理を実行する。
そして、S720では、その認証処理の結果、操作者を正規のものと認証できたか否かを判断し、認証できなければ、S730にて、今回アクセスしてきた管理端末16に対して接続を拒否する旨を表すメッセージを送信し、当該処理を終了する。
一方、S720にて、管理端末16の操作者を認証できたと判断すると、S740に移行して、今回アクセスしてきた管理端末16に対して管理メニューを送信する。なお、この管理メニューは、出退情報や通知情報の確認、若しくは、出退情報や通知情報の更新のための各種指令を、管理端末16の表示画面上で操作者(つまり先生)に選択させるためのものである。
そして、続くS750では、S740にて送信した管理メニューに従って、管理端末16から、情報確認の指令が送信されてきたか否かを判断し、情報確認の指令が送信されてきていなければ、S780に移行し、情報確認の指令が送信されてきていなければS760に移行する。
そして、S760では、その要求のあった情報を上記各データベースDB22、24、26から抽出し、続くS770にて、その抽出した情報を一覧表示するための表示画像を生成して、管理端末16に送信することにより、管理端末16の表示画面上に先生が要求した情報の一覧を表示させ、S780に移行する。
続くS780では、情報修正の指令が送信されてきたか否かを判断し、情報修正の指令が送信されてきていなければ、S830に移行する。一方、管理端末16から、情報確認の指令が送信されてきたと判断されると、S790に移行して、その要求のあった情報を上記各データベース22、24、26から抽出して、その抽出した情報を一覧表示するための表示画像を生成して、管理端末16に送信することにより、管理端末16の表示画面上に先生が要求した情報の一覧を表示させ、S800に移行する。
この結果、管理端末16側では、各生徒の出退状況を確認したり、特定の通知情報を表示してメッセージの内容を確認したりすることができる。
そして、その後は、S810にて、情報の修正内容と共に管理端末16側から送信されてくる修正指令を受信したか否かを判断することにより、修正指令が送信されてくるのを待ち、S810にて、修正指令を受信したと判断されると、S820に移行して、その指令内容に応じて対応するデータベース22、24、26内の情報を更新し、S830に移行する。
S830では、管理端末16側(換言すれば先生)から、一連の管理情報更新処理を終了し通信を遮断するログアウトの指令が送信されてきているか否かを判断し、ログアウトの指令が送信されてきていれば処理を終了する。逆に、ログアウトの指令が送信されてきていなければ、S750に戻って管理情報更新処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態の出退管理システムにおいては、塾若しくは学校に登校してきたり、下校したりする生徒がタグリーダ12付近を通って、タグリーダ12がその生徒のIDタグ2に記憶された識別情報(ID)を読み込み、その読み込んだ識別情報(ID)が管理用コンピュータ30に送信されてきたときの出退時刻が、予め管理用コンピュータ30の個人情報DB22に記憶された、出退予定時刻(当該予定時刻を挟んでの許容時間を含む)であった場合には、保護者に何も通知せず、逆に、出退時刻が出退予定時刻でなかった場合に、予定外行動通知を保護者に通知するようになっている。
このため、本実施形態の出退管理システムによれば、生徒が予定の時刻に出退しなかったときに、保護者にその旨が通知されるため、従来の、生徒の出退のたびに、出退があった旨を通知するシステムに比べ、保護者に対する通知が減り、保護者の管理上の負担を減らすことができる。
つまり、保護者は、その通知があった場合に、塾や学校に連絡するなどの必要な処置を執ればよいため、保護者の管理上の負担が軽減されるのである。
さらに、換言すれば、保護者に対する通知は、保護者に対して、塾や学校に連絡するなどの何等かの処置を行うことを喚起するための通知であるということもでき、従来のシステムのように通知が多いために、保護者に管理上の慣れが生じるということも防止することができる。
また、本実施形態の出退管理システムにおいては、生徒が出退予定時刻以外に出退席した場合には、保護者にその旨を通知するようになっている。
これにより、出退予定時刻以外であっても、生徒が塾や学校に何事もなく出退席すれば、その旨が保護者に通知されることになり、保護者に余分な心配を掛けることがなくなると同時に、この通知がまったく無い場合には、保護者は緊急の対応を取る必要があるということを示すことになる。
さらに、本実施形態の出退管理システムでは、出退予定の時刻前に出席や退席をして、一旦、その旨が保護者に通知された場合には、予定時刻の許容時間に出退席をせずにその許容時間を過ぎた場合であっても、保護者に予定外行動通知が通知されないようになっている(換言すれば、二重の通知は行かないようになっている)。このため、保護者に、一旦出退席をした後に、更に予定外行動通知が通知されることはなく、保護者に余計な心配を掛けることもない。
逆に、本実施形態の出退管理システムでは、出退予定時刻の許容時間内に出退席せず、一旦、保護者に予定外行動通知が通知された場合であっても、許容時間経過後に生徒が出退席をした場合には、その旨が保護者に通知されるようになっている。このため、保護者にタイムリーに生徒の出退状況を知らせることができ、余分な心配を掛けることもない。
また上記実施形態では、出退時間を管理端末16側から修正できることから、生徒がIDタグを忘れたりした場合であっても、生徒が予定通りに出退していれば、保護者に予定外行動通知が通知されないため、保護者に余分な心配を掛けることもない。
なお、管理用コンピュータ30における個人情報DB22が出退予定記憶手段に相当し、個人情報DB22の出退フラグが出退情報記憶手段に相当する。
また、図3に示すID入力処理が出退情報登録手段に相当する。
また、図4に示す、S230、S240、S250、S300、S310及び図5に示すS450が予定行動判定手段に相当し、S350、S480及びS290が出退予定外行動通知手段に相当し、S270、S430、及びS290が出席通知手段に相当し、S380、S530及びS290が退席通知手段に相当し、S330、S340、S410、S460、S470及びS500が予定外通知禁止手段に相当する。
また、図7に示す、S820が出退予定書換手段及び出退情報書換手段に相当する。
また、図3のS140、図6の640及び図7のS820が出退履歴記録手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定される者ではなく、本発明の技術範囲内にて種々の態様を採ることができる。
以下、その変形例を列挙する。
(1)上記実施形態では、塾若しくは学校における生徒の出退管理について説明したが、生徒に限らず、先生の出退管理についても同様に行うことができるし、また、企業や病院等で従業員若しくは職員の出退管理を行う場合でも本発明を適用すれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(2)上記実施形態では、塾若しくは学校のタグリーダを設置した場合について説明したが、タグリーダの設置場所は、塾や学校に限られることはなく、通学路上に設けてもよい。すなわち、集団登下校する際の集合・解散場所や通学・通塾の際に乗降車する駅やバス停、或いは、学童保育所等にタグリーダを設置しておけば、生徒の行動管理を、よりきめ細かく行うことが可能となり、生徒の通学・通塾時の安全性を高めることができる。
(3)通知情報の連絡先として、伝言ダイヤルを登録できるようにすれば、携帯電話やパソコンなど、メールを受け取る手段を持たない家庭に、各種メッセージを通知でき、しかも、その情報を受ける保護者等は、いつでも情報を確認することができる。
(4)通知情報は、管理センタ20側から一方的に送信するだけでなく、電話のプッシュ音を利用して保護者等が管理センタ20に情報を要求し、管理センタ20側では、その要求に従い、メッセージを送信刷るようにしてもよい。
(5)また、保護者等は、コンビニ等に設置された情報端末から管理センタ20にアクセスし、ID番号やパスワード等、必要な情報を入力することで情報を取得できるようにしてもよい。
(6)タグリーダ12の近傍には、Webカメラを設置し、管理用コンピュータ30が生徒の識別情報(ID)を受信した際には、そのカメラの撮像画像を取り込んで、保存するようにしてもよい。このようにすれば、必要に応じて画像を確認することで、IDタグ2を所持した生徒が本人かどうかの確認ができ、誰かに代わってタグを読ませる等の不正を抑止することができる。
実施形態の出退管理システム全体の構成を表す概略構成図である。 データベースに登録された個人情報、出退情報、通知情報を説明する説明図である。 管理用コンピュータにて実行されるID入力処理を表すフローチャートである。 管理用コンピュータにて実行される定期時間処理を表すフローチャートである。 管理用コンピュータにて実行される定期時間処理を表すフローチャートである。 管理用コンピュータにて実行される定期時間処理のサブルーチンである通知処理を表すフローチャートである。 管理用コンピュータにて実行される管理情報更新処理を表すフローチャートである。
符号の説明
2…IDタグ、3…インターネット、6a…携帯電話、6b…携帯情報端末、6c…インターネット端末、8a…ファクシミリ装置、8b…電話装置、10…管理対象施設、12…タグリーダ、14…通信端末、16…管理端末、20…管理センタ、22…個人情報データベース、24…出退情報データベース、26…通知情報データベース、30…管理用コンピュータ、32…通知用コンピュータ、34…モデム。

Claims (11)

  1. 複数の管理対象者が各々所持し且つ各管理対象者の識別情報が記憶されたIDタグを介して、各管理対象者の管理対象施設への出退記録を管理する出退管理システムであって、
    前記各管理対象者毎に前記施設への出退予定時刻を記憶するための出退予定記憶手段と、
    前記各管理対象者が前記施設へ出席したか、或いは、退席したかを示す出退情報を前記各管理対象者毎に記憶するための出退情報記憶手段と、
    前記施設の出入り口に配置され、前記IDタグから管理対象者の識別情報を読み取るタグリーダと、
    前記タグリーダにて読み取られた識別情報に基づき、該識別情報に対応した特定の管理対象者の前記施設への前記出退情報を前記出退情報記憶手段に登録する出退情報登録手段と、
    前記出退予定記憶手段に記憶された前記出退予定時刻を挟む所定の許容時間内に、前記出退情報が前記出退情報登録手段を介して前記出退情報記憶手段に登録されたか否かを、前記各管理対象者毎に判断する予定行動判定手段と、
    該予定行動判定手段で、前記出退情報が前記許容時間内に登録されていないと判定された管理対象者に対しては、予め設定された連絡先に、該管理対象者が予定外の行動をしている旨を通知し、前記出退情報が前記許容時間内に登録されていると判定された管理対象者に対しては、該管理対象者が予定通りの行動をしている旨を通知しない出退予定外行動通知手段と、
    を備えたことを特徴とする出退管理システム。
  2. 前記出退予定記憶手段に記憶された前記各管理対象者毎の出退予定時刻を、外部操作によって手動で書き換えるための出退予定書換手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の出退管理システム。
  3. 前記出退情報記憶手段に登録される前記各管理対象者の前記出退情報を、外部操作によって手動で書き換えるための出退情報書換手段を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の出退管理システム。
  4. 前記出退情報登録手段は、前記各管理対象者の前記出退情報を前記出退情報記憶手段に登録する度に、該各管理対象者の出退時刻を前記出退情報記憶手段に出退履歴として格納していくことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の出退管理システム。
  5. 前記出退情報登録手段は、前記出退予定外行動通知手段による出退予定外行動の通知がなされたときに、該通知がなされた時刻を前記出退情報記憶手段に通知履歴として格納することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の出退管理システム。
  6. 前記許容時間外に出席した管理対象者の出退情報が前記出退情報登録手段を介して前記出退情報記憶手段に登録されたときに、該管理対象者に対して予め設定された連絡先に、該管理対象者が出席した旨を通知する出席通知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の出退管理システム。
  7. 前記出席通知手段により前記管理対象者が出席した旨を通知した後に、前記出退予定時刻のうち出席予定時刻に対する許容時間内での前記出退予定外行動通知手段による前記出退予定外行動の通知を禁止する出席後通知禁止手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の出退管理システム。
  8. 前記出退情報登録手段は、前記出席通知手段による前記出席通知がなされたときに、該出席通知がなされた時刻を前記出退情報記憶手段に通知履歴として格納することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の出退管理システム。
  9. 前記許容時間外に退席した管理対象者の出退情報が前記出退情報登録手段を介して前記出退情報記憶手段に登録されたときに、該管理対象者に対して予め設定された連絡先に、該管理対象者が退席した旨を通知する退席通知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の出退管理システム。
  10. 前記退席通知手段により前記管理対象者が退席した旨を通知した後に、前記出退予定時刻のうち退席予定時刻に対する許容時間内での前記出退予定外行動通知手段による前記出退予定外行動の通知を禁止する退席後通知禁止手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の出退管理システム。
  11. 前記出退情報登録手段は、前記退席通知手段による前記退席通知がなされたときに、該退席通知がなされた時刻を前記出退情報記憶手段に通知履歴として格納することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の出退管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007323361A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Secom Co Ltd 登下校管理システム
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KR101783044B1 (ko) * 2017-02-10 2017-09-28 (주)에스에이치네트웍스 학생 등하교 알림 시스템

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