JP2008134651A - 色分離素子及び作像光学エンジン及び投影装置 - Google Patents

色分離素子及び作像光学エンジン及び投影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】波長選択性リターダと色分離機能素子との組合せにより、偏光状態が揃った色分離を行える色分離素子を実現する。
【解決手段】本発明の色分離素子は、異なる特定波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダを用い、特定の色の光のみを反射または透過するダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子201と波長選択性リターダ202を平行に対峙して配置した構成の第1の色分離手段200と、偏光分離素子204で構成した第2の色分離手段203を備え、直線偏光の光を第1の色分離手段200にほぼ45度の角度で入射させて透過光と反射光の2色に分離し、分離光のいずれか一方を第2の色分離手段203により透過光と反射光の2色に分離することにより3色分離することを特徴とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、直線偏光の白色光を3色分離する色分離素子、及び、その色分離素子を用い、それぞれ分離された光の偏光方向を制御する手段(例えば、透過型液晶パネル、あるいは反射型液晶パネルなど、液晶素子を駆動することで液晶を通過する際、あるいは反射する際に偏光方向を変換するライトバルブ)を用いて、各色の光のスイッチング制御を行うことにより3色各色の画像を形成し、それぞれ単色で形成された画像を再び合成し、カラー画像(カラー映像光)を形成する作像光学エンジン、及び、その作像光学エンジンを用いた投影装置に関する。
液晶パネル等に表示された映像を、スクリーン等の表示媒体上に拡大投射する投影装置として「液晶プロジェクタ」が、ビデオ再生映像やコンピュータデータ等の表示用として近来広く普及している。なかでも、カラー映像のプレゼンテーションなどに使用される「3板液晶プロジェクタ」は映像が高精細であることから普及率が高い。
また、液晶パネルは一般には「ライトバルブ」とよばれ、直線偏光した入力光に対する出力光の偏光状態を、画素単位で変化させることができる。
一方、所望の波長帯域の直線偏光における常光線・異常光線間に「半波長分のリターデーション」を与えることのできる「波長選択性リターダ」が知られている。半波長分のリターデーションは、「設計条件として任意に設定可能な波長帯域の光」に対して与えることができる。
近年、この波長選択性リターダを用いた3板式の液晶プロジェクタが提案されている(例えば、特開2000−284228号公報参照)。
図20は従来の3板式の液晶プロジェクタに搭載される投射ユニットの一例を示す概略構成図であり、図中の符号1はランプ11と偏光板12からなる光源部、符号2は色分離用偏光ビームスプリッタ21と赤色成分用狭帯域位相差板(波長選択性リターダ)22と青色成分用狭帯域位相差板(波長選択性リターダ)23からなる色分離部、符号3はGB用偏光ビームスプリッタ31と緑色成分用液晶パネル(反射型光変調器)32と青色成分用液晶パネル(反射型光変調器)33からなるGB変調部、符号4はR用偏光ビームスプリッタ41と赤色成分用液晶パネル(反射型光変調器)42からなるR変調部、符号5は色合成用偏光ビームスプリッタ51と青色成分用狭帯域位相差板(波長選択性リターダ)52からなる色合成部、符号6は投射光学系部である。
このような3板式の液晶プロジェクタは、「光源部1からの直線偏光状態の白色照明光を、第1の波長選択性リターダ(従来例では狭帯域位相差板と記載)22に入射させ、第1の波長選択性リターダ22を通過した光のうち、偏光方向が変化した波長帯域光:Aと偏光方向が変化しない波長帯域光:NAを偏光ビームスプリッタ21により2光路に分離し、分離された一方の波長帯域光:Aを第1のライトバルブ(従来例では反射型光変調器と記載)42への照明光とし、他方の波長帯域光:NAをさらに、第2の波長選択性リターダ23と、偏光ビームスプリッタ31により2色の波長帯域光:BとCに分離し、それぞれを第2、第3のライトバルブ32,33への照明光とし、画像信号に従って変調された映像光LB、LCを、第2の偏光ビームスプリッタ32で合成した後、第3の波長選択性リターダ52により偏光方向を揃え、一方、第1のライトバルブ42で形成した映像光:LAと、前記映像光:LB、LCとを偏光ビームスプリッタ51により合成して、投射光学系6に入射させ、投射光学系6により図示しないスクリーン上に投射してカラー画像を表示する液晶プロジェクタ」である。
このような投影装置において用いられている波長選択性リターダとしては、例えば、特許第3130537号公報に開示されている光の複屈折を利用した位相差板を積層して形成した素子などがある。
特開2000−284228号公報に開示されている従来例では、各色の液晶パネル(ライトバルブ)で形成された映像光が、偏光ビームプリズムや、あるいはダイクロイックプリズムなどを通過して投射レンズへと向かうが、このとき、正確に、各パネルの投影倍率などを合わせた投射レンズの設計が成されており、各色のパネルまでのバックフォーカスを一致させるように設計されている。しかし、このとき、プリズムの硝材と異なる材質、つまり、屈折率の異なる材料である波長選択性リターダが、結像光路中に配置されている光路と、配置されていない光路とが混在した場合、カラー画像の高品質化に対して画質を低下させてしまう。また、性能を保つために、投射レンズの設計上の課題が大きくなる。
また、別の従来例として、特開2001−281614号公報には、反射型液晶プロジェクタの投射ユニットの光学エンジン部分を、第1の色分離部、入出射方向変更部、第2の色分離部、色合成部および支持体を色分離合成部として一体化してなり、また、偏光方向回転部材(波長選択性リターダに相当する狭帯域位相差板)を色分離部上に積層することを特徴とした液晶プロジェクタ装置が提案されている。
この液晶プロジェクタ装置の投射ユニットは、例えば図21に示すように、ランプ311と偏光板312からなる光源部301と、色分離用偏光分離面321と赤色成分用狭帯域位相差板322と青色成分用狭帯域位相差板323からなる色分離部302と、GB用偏光分離面331と緑色成分用液晶パネル332と青色成分用液晶パネル333からなるGB変調部303と、R用偏光分離面341と赤色成分用液晶パネル342からなるR変調部304と、色合成用偏光分離面351と青色成分用狭帯域位相差板352からなる色合成部305と、位置決め支持体306と、投写光学系307とにより構成されている。
しかしながら、図21に示すような構成の液晶プロジェクタ装置では、少なくとも3組の偏光方向回転部材(狭帯域位相差板)322,323,352が必要となり、部品点数増加によるコストアップはもちろん、製造上の組み付け誤差が蓄積するなどして、性能を劣化させる可能性がある。また、図21に示すように、緑色成分用液晶パネル332あるいは青色成分用液晶パネル333からの反射映像光は、偏光方向回転部材(青色成分用狭帯域位相差板)352を45度の角度で通過することとなり、平行平板状の偏光方向回転部材(青色成分用狭帯域位相差板)352を斜めに通過することにより光路がずれる等の悪影響を及ぼす。また、赤色成分用液晶パネル342で形成した映像光は、偏光方向回転部材を通過させないため、赤色の映像光と、青色、緑色の映像光とでは光路長が異なり、合成画像の品質劣化が生じるという問題点がある。
特開2000−284228号公報 特許第3130537号公報 特開2001−281614号公報
この発明は、波長選択性リターダと、偏光分離素子または色分離機能素子(特に色分離機能素子)の組み合わせにより、偏光状態が揃った色分離を行える色分離素子を提供することを目的とし、さらには、その色分離素子を用いて、結像光学系に波長選択性リターダを挿入することなく、光路長を各色合わせた作像光学エンジンを提供すること、及び、その作像光学エンジンを用いた高画質な投影装置を提供することを目的とする。
また、表示カラー画像の明暗のコントラストを有効に向上させ、より、高品質な作像光学エンジン、並びに、投影装置を提供することを目的とし、さらには、ユーザの用途に応じて、明るさを優先する場合にも対応可能なように調整可能な投影装置を実現することを目的とする。また、ライトバルブで形成した画像を投影する光路中に、傾斜させた波長選択性リターダを配置させない光学系を実現することにより、カラー合成画像の品質劣化を防止した構成の投影装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するための手段として、請求項1記載の色分離素子は、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダを用い、特定の色の光のみを反射または透過する色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成の第1の色分離手段と、偏光分離素子で構成した第2の色分離手段を備え、線偏光の光を、前記第1の色分離手段にほぼ45度の角度で入射させて透過光と反射光の2色に分離し、分離光のいずれか一方を、前記第2の色分離手段により、透過光と反射光の2色に分離することにより、3色分離する構成の色分離素子において、前記第1の色分離手段は、特定の色の光のみを反射または透過するダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子と、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダとを有し、前記ダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成であり、前記第2の色分離手段は、偏光分離素子で構成され、直線偏光の光を、前記色分離機能素子にほぼ45度の角度で入射させて、透過光と反射光の2色に分離し、分離光のいずれか一方を、前記波長選択性リターダを通過させることによって、偏光方向が変わった波長帯域光と変わらない波長帯域光の2色を、前記偏光分離素子により、さらに反射光と透過光に分離することにより、3色分離することを特徴としている。
請求項記載の色分離素子は、請求項記載の色分離素子において、前記波長選択性リターダは第1の光学プリズム上の第1の斜面に配置し、前記偏光分離素子は前記第1の光学プリズムの第2の斜面に配置し、前記ダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子は第2の光学ブリズムの斜面に配置し、前記色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行対峙するように前記第1、第2の光学プリズムを配置したことを特徴としている。
請求項記載の作像光学エンジンは、請求項1または2に記載の色分離素子を備え、直線偏光である照明光を前記色分離素子によりカラーの3原色に分離すると共に、その分離された3原色に対応した3つのライトバルブと、各色ごとに形成された画像を合成する色合成素子とを備えたことを特徴としている。
請求項記載の作像光学エンジンは、請求項記載の作像光学エンジンにおいて、前記ライトバルブは偏光制御型の反射型ライトバルブであり、前記色分離素子の第1の色分離手段は、特定の色の光のみを反射または透過するダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子と、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダとを有し、前記色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成であり、前記色分離素子の第2の色分離手段は、偏光分離素子で構成され、前記色分離素子の第2の色分離手段を構成している偏光分離素子により2色に分離されたそれぞれの照明光を、第1及び第2のライトバルブに照明し、それぞれの反射映像光を、前記偏光分離素子によって合成すると共に照明光と分離させて映像光を生成し、一方、前記色分離素子の第1の色分離手段を構成している色分離機能素子により分離された第3番目の色の照明光は、第2の偏光分離素子を介して第3のライトバルブに照明し、その反射映像光を、前記第2の偏光分離素子を用いて照明光と分離して別の色の映像光を生成し、前記2つの映像光を色合成素子により合成してカラー映像光を生成することを特徴としている。
請求項記載の作像光学エンジンは、請求項記載の作像光学エンジンにおいて、前記色分離素子を構成する色分離機能素子及び波長選択性リターダと、偏光分離素子と、前記第2の偏光分離素子、及び前記色合成素子は、クロス状に配置したことを特徴としている。
請求項記載の作像光学エンジンは、請求項記載の作像光学エンジンにおいて、前記色分離素子を構成する色分離機能素子及び波長選択性リターダと、偏光分離素子と、前記第2の偏光分離素子、及び前記色合成素子を、それぞれ4つの直角プリズムの互いに直交する斜面に形成すると共に、前記4つの直角プリズムの互いに直交する斜面を合わせてブロック状に一体化したことを特徴としている。
請求項記載の作像光学エンジンは、請求項またはまたは記載の作像光学エンジンにおいて、カラー映像光の出射光路上に、第2の波長選択性リターダを配置して偏光方向を揃えたことを特徴としている。
請求項記載の作像光学エンジンは、請求項記載の作像光学エンジンにおいて、カラー画像出射光路の最終面に、偏光子を取り外し可能に配置したことを特徴としている。
請求項記載の投影装置は、請求項3〜8のいずれか一つに記載の作像光学エンジンと、投射レンズとで構成したことを特徴としている。
尚、請求項記載の投影装置において、作像光学エンジンの照明光入口側またはカラー映像光の出射光路に偏光子を配置してある場合には、これらの偏光子は取り外し可能に構成し、必要に応じて光路に配置する。
発明に係る色分離素子では、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダを用い、特定の色の光のみを反射または透過するダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成の第1の色分離手段と、偏光分離素子で構成した第2の色分離手段を備え、線偏光の光を、前記第1の色分離手段にほぼ45度の角度で入射させて透過光と反射光の2色に分離し、分離光のいずれか一方を、前記第2の色分離手段により、透過光と反射光の2色に分離することにより、3色分離することを特徴とし、偏光分離素子を用いた色分離を行なっているため、偏光度の高い色分離が可能となる。そして、この色分離素子を偏光を制御するライトバルブ(液晶パネルなど)を用いた作像光学エンジンに適用することにより、コントラストの高いカラー画像(カラー映像光)を得ることができる。
また、本発明に係る作像光学エンジンでは、波長選択性リターダが、各ライトバルブからの各色の映像光をカラー画像合成するまでの光路中に介在しないため、各色の結像光の光路長を合わせることが容易になり、投影装置に適用した場合に、投影画像の品質を高レベルにできる。また、45度傾斜した波長選択性リターダも結像光学系に介在しないため、投影画像の品質劣化を防ぐことが可能となり、投射レンズの設計の負担を軽減することも可能となる。
従って本発明によれば、波長選択性リターダと色分離機能素子を用いた第1の色分離手段と、偏光分離素子を用いた第2の色分離手段の組み合わせにより、偏光状態が揃った色分離を行える色分離素子を実現することができ、さらには、その色分離素子を用いて、結像光学系に波長選択性リターダを挿入することなく、光路長を各色合わせた作像光学エンジンを実現することができ、その作像光学エンジンを用いた高画質な投影装置を実現することができる。
また、表示カラー画像の明暗のコントラストを有効に向上させ、より、高品質な作像光学エンジン、並びに、投影装置を実現することができ、さらには、ユーザの用途に応じて、明るさを優先する場合にも対応可能なように調整可能な投影装置を実現することができる。また、ライトバルブで形成した画像を投影する光路中に、傾斜させた波長選択性リターダを配置させない光学系を実現することにより、カラー合成画像の品質劣化を防止した構成の投影装置を実現することができる。
参考実施形態
まず、本発明に関連する参考実施形態として、原出願の実施形態1に係る色分離素子、作像光学エンジン、投影装置の構成、動作及び作用を図示の参考例に基いて詳細に説明する。
参考例1
まず第1の参考例を説明する。
図1は参考実施形態の一参考例を示す色分離素子の概略構成図である。この色分離素子は、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダを用い、2つの波長選択性リターダで偏光分離素子を挟持した構成の第1の色分離手段100と、偏光分離素子で構成した第2の色分離手段104を備えた構成である。
より具体的には、上記第1の色分離手段100は、第1の偏光分離素子101と、異なる波長領域の偏光方向を変換する第1の波長選択性リターダ102及び第2の波長選択性リターダ103を有し、第1の波長選択性リターダ102と第2の波長選択性リターダ103とで第1の偏光分離素子101を挟持した構成であり、上記第2の色分離手段104は、第2の偏光分離素子105で構成されている。
そして、直線偏光の光を、第1の波長選択性リターダ102にほぼ45度の角度で入射させ、第1の波長選択性リターダ102を通過させることにより、偏光方向が変わった波長帯域光と変わらない波長帯域光を、第1の偏光分離素子101により反射光と透過光に分離し、その反射光は再び第1の波長選択性リターダ102を通過させて透過光と分離し、一方、第1の偏光分離素子101を透過した透過光は平行対峙した第2の波長選択性リターダ103を通過せしめ、第2の波長選択性リターダ103により、偏光方向が変わった波長帯域光と変わらない波長帯域光の2色を、第2の偏光分離素子105により、さらに反射光と透過光に分離する。
より具体的に説明すると、図1に示す構成の色分離素子は、例えば緑色(G)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(G/M素子)である第1の波長選択性リターダ102と、赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(R/C素子)である第2の波長選択性リターダ103とで、第1の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)101を挟持させた構成の第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)100と、2つの直角プリズム106a,106bで第2の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)105を挟持した構成の第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)104からなり、第1の色分離手段である第1の偏光ビームスプリッタ100を照明光が透過する方向に、第2の色分離手段である第2の偏光ビームスプリッタ104を配置した構成である。
第1の偏光ビームスプリッタ100への入射光線は、例えば図示しない照明光学系からの白色照明光の実質的に直線偏光(第1の偏光分離素子101に対してP偏光)とすると、このP偏光の白色光は、第1の波長選択性リターダ(G/M素子)102を透過して、緑色のみS偏光になり、第1の偏光分離素子101で反射し、再び、第1の波長選択性リターダ(G/M素子)102を通過してP偏光の緑色光(Gp)となる。一方、第1の偏光分離素子101を透過したP偏光のマゼンタ(M)光は第2の波長選択性リターダ(R/C素子)103を通過し、マゼンタ(M)光中の赤色光成分のみS偏光に変わり、S偏光の赤色光(Rs)成分とP偏光の青色光(Bp)成分を持つマゼンタ(M)光として第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)104に入射し、S偏光の赤色光(Rs)は第2の偏光分離素子105で反射され、P偏光の青色光(Bp)は第2の偏光分離素子105を透過し、S偏光の赤色光(Rs)と、P偏光の青色光(Bp)の2色に分離される。従って、図1に示す構成の色分離素子では、白色光を赤色光、青色光、緑色光の3色に分離してそれぞれ異なる方向に出射することができる。
次に図2は参考実施形態の別の参考例を示す色分離素子の概略構成図である。この色分離素子は、例えば緑色(G)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(G/M素子)である第1の波長選択性リターダ102と、赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(R/C素子)である第2の波長選択性リターダ103とで、第1の偏光分離素子(例えば、偏光分離膜)101を挟持した構成の素子を、さらに2つの直角プリズム107a,107bで挟み込み、プリズム状の第1の偏光ビームスプリッタ108としたものである。
尚、その他の構成や動作及び作用は図1の色分離素子と同様であるので説明を省略する。
次に参考実施形態に係るその他のとして、波長選択性リターダの組み合わせについて説明する。
図1または図2に示す色分離素子において、波長選択性リターダとしては、青色(B)の波長帯域光の偏光を90度変える素子(B/Y素子)などがあり、例えば第1の波長選択性リターダ102をB/Y素子とし、第2の波長選択性リターダ103をR/C素子として、第1の偏光ビームスプリッタ100(または108)の構成を、第1の波長選択性リターダ(B/Y素子)102、第1の偏光分離素子101、第2の波長選択性リターダ(R/C素子)103の順に配置すると、入射光がP偏光の白色照明光であれば、最初に第1の偏光分離素子101で青色(B)光を反射して分離し、第1の偏光分離素子101を透過した黄色(Y)光は、R/C素子で赤色(R)成分のみS偏光に変えられて、第2の偏光ビームスプリッタ104に入射し、第2の偏光分離素子105でS偏光の赤色光(Rs)が反射され、P偏光の緑色光(Gp)は透過して、赤色光(Rs)と緑色光(Gp)の2色に分離することができる。
また、第1の波長選択性リターダ102をR/C素子とし、第2の波長選択性リターダ103をG/M素子として、第1の偏光ビームスプリッタ100(または108)の構成を、第1の波長選択性リターダ(R/C素子)102、第1の偏光分離素子101、第2の波長選択性リターダ(G/M素子)103の順に配置し、P偏光の白色照明光を入射すると、最初に第1の偏光分離素子101で赤色(R)光を反射して分離し、第1の偏光分離素子101を透過したシアン(C)光は、G/M素子で緑色(G)成分のみS偏光に変換されて第2の偏光ビームスプリッタ104に入射し、第2の偏光分離素子105でS偏光の緑色光(Gs)が反射され、P偏光の青色光(Bp)は透過して、緑色光(Gs)と青色光(Bp)の2色に分離することができる。
以上説明したように、参考例1の色分離素子は、2種類の波長選択性リターダ102,103で第1の偏光分離素子101を挟持した構成の偏光ビームスプリッタ100(または108)と、第2の偏光分離素子105からなる第2の偏光ビームスプリッタ104を用いた色分離素子なので、色毎の偏光状態が非常に良い各色の照明光を得ることができる。
参考例2
次に第2の参考例を説明する。
図3は参考実施形態の別の参考例を示す色分離素子の概略構成図である。この色分離素子は、光学プリズム109a上の斜面に第1の波長選択性リターダ102を密着配置し、該第1の波長選択性リターダ102上にさらに第1の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)を積層した第1の複合光学素子と、互いに直交する直角プリズム109bの2つの斜面のいずれか一方に第2の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)105を密着配置し、他方に第2の波長選択性リターダ103を密着配置させた第2の複合光学素子とで構成され、上記第1の複合光学素子と第2の複合光学素子は、第1の複合光学素子を構成している第1の偏光分離素子101と、第2の複合光学素子を構成している第2の波長選択性リターダ103とが密着されるように、光学的に一体としたものである。
すなわち、図3に示す構成の色分離素子は、参考例1の図2に示した第1の偏光ビームスプリッタ108と第2の偏光ビームスプリッタ104を一体化したような構成であり、第1の偏光分離素子101と第2の偏光分離素子105がV字型に配置されるような関係に3つの光学プリズム(直角プリズム)109a,109b,109cを用いて形成しており、第1の光学プリズム109aと第2の光学プリズム109bの斜面の合わせ面に第1の偏光分離素子101が配置され、この第1の偏光分離素子101の両側には第1の波長選択性リターダ(例えばG/M素子)102と第2の波長選択性リターダ(例えばR/C素子)103が配置され、第1の偏光分離素子102とその両側の第1、第2の波長選択性リターダ102,103を第1、第2の光学プリズム109a,109bで挟み込んだ一体形状となっている。また、第2の光学プリズム109bの他方の斜面には第2の偏光分離素子105が配置され第3の光学プリズム109cで挟み込んで一体化している。
尚、図3に示す色分離素子の素子構成や動作及び作用は参考例1の色分離素子と同様であるので、説明を省略する。
参考例3
次に第3の参考例を説明する。
この参考例の作像光学エンジンは、参考例1または2記載の色分離素子を備え、実質上直線偏光である照明光を上記色分離素子によりカラーの3原色に分離すると共に、その分離された3原色に対応した3つのライトバルブと、各色ごとに形成された画像を合成する色合成素子とを備えた構成としたものである。
すなわち、本参考例の作像光学エンジンは、参考例1に記載の図1または図2に示す構成の色分離素子、あるいは参考例2に記載の図3に示す構成の色分離素子を用い、カラーの3原色(赤色(R),緑色(G),青色(B))に分離された直線偏光を、各色に対応した3つのライトバルブで画像信号に応じて偏光方向を画素毎に制御するものであり、例えば、色分離素子で分離した3原色の直線偏光を、それぞれ透過型液晶パネルからなるライトバルブを通過させることにより各色の画像を形成し、3色の画像をダイクロイック膜などの色合成素子により色合成してカラー画像(カラー映像光)を生成する。
尚、図示はしないが、色合成素子としては、従来の液晶プロジェクタによく用いられている2色の色合成膜をクロス状に配置したいわゆるクロスプリズムなどを利用して色合成してもよいし、ダイクロイックミラーを用いて色合成してもよい。また、ライトバルブとしては、反射型の液晶パネルを用いて構成してもよい。その際、照明光と映像光を分離するために、液晶パネル毎に偏光分離素子を用いて光路分離を行ない、それぞれの色の画像をクロスプリズムなどの色合成素子で合成して、カラー画像を生成すればよい。
本参考例の作像光学エンジンでは、参考例1または参考例2に記載の色分離素子を用いており、この色分離素子は、偏光分離素子と波長選択性リターダを使って色分離しているので、偏光度の高い色分離が可能となる。従って、偏光方向を制御する透過型液晶パネルや反射型液晶パネルを用いた作像光学エンジンに適用すると、コントラストを高く保った画像を形成でき、この作像光学エンジンを投影装置に適用すれば、スクリーン状に投影されるカラー画像の画質を向上することができる。
参考例4
次に第4の参考例を説明する。
図4は参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンは、参考例1または参考例2に記載の色分離素子(図4の参考例では図1に示した構成の色分離素子)を備え、実質上直線偏光である照明光を上記色分離素子によりカラーの3原色に分離すると共に、その分離された3原色に対応した3つのライトバルブ113,114,115と、各色ごとに形成された画像を合成する色合成素子117とを備えた構成としたものであり、上記ライトバルブ113,114,115は偏光制御型の反射型ライトバルブであって、上記色分離素子を構成している第2の偏光分離素子105により2色に分離されたそれぞれの照明光を、第1及び第2のライトバルブ113,114に照明し、それぞれの反射映像光を、上記第2の偏光分離素子105によって合成すると共に照明光と分離させて映像光を生成し、一方、上記色分離素子を構成している第1の波長選択性リターダ102を透過し、第1の偏光分離素子101で反射し、再び第1の波長選択性リターダ102を通過してきた第3番目の色の照明光は、第3の偏光分離素子111を介して第3のライトバルブ115に照明し、その反射映像光を、上記第3の偏光分離素子111を用いて照明光と分離して別の色の映像光を生成し、上記2つの映像光を色合成素子117により合成してカラー映像光を生成する構成となっている。
より具体的に説明すると、図4に示す構成の作像光学エンジンは、図1に示す構成の色分離素子を用いてカラーの3原色(赤色(R),緑色(G),青色(B))を分離するものであり、この色分離素子は、例えば緑色(G)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(G/M素子)である第1の波長選択性リターダ102と赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(R/C素子)である第2の波長選択性リターダ103とで、第1の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)101を挟持させ、これらを略45度の角度に傾斜させて配置した構成の第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)100と、2つの直角プリズム106a,106bで第2の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)105を挟持した構成の第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)104からなり、第1の偏光ビームスプリッタ100を照明光が透過する方向に、第2の偏光ビームスプリッタ104を配置した構成である。また、色分離素子を構成している第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)104の直交する2つの側面には、赤色(R)用と、青色(B)用のライトバルブ(例えば反射型の偏光制御素子、反射型液晶パネル等)113,114が配置されている。さらに、第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)100により反射する方向には、2つの直角プリズム112a,112bで第3の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)111を挟持した構成の第3の偏光ビームスプリッタ(PBS)110が配置され、その第3の偏光ビームスプリッタ(PBS)110の、照明光が透過する方向の側面には、緑色(G)用のライトバルブ(例えば反射型の偏光制御素子、反射型液晶パネル等)115が配置されている。また、赤色(R)用と、青色(B)用のライトバルブ113,114からの反射光は、第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)104の第2の偏光分離素子105で合成されマゼンタ(M)光となるが、このマゼンタ(M)光の出射方向と、緑色(G)用のライトバルブ115で反射され第3の偏光分離素子111で反射されて照明光と分離された緑色(G)光の出射方向とが交叉する位置には、2つの直角プリズム118a,118bで色合成素子(例えばダイクロイック膜)117を挟持した構成のダイクロイックプリズム116が配置されており、そのダイクロイックプリズム116のダイクロイック膜117でマゼンタ光(R,Bの合成光)とG光とが合成されてカラー映像光が出射される。
尚、図4に示す構成の作像光学エンジンにおいては、色分離素子を構成する第1、第2の波長選択性リターダで挟持された第1の偏光分離素子101と、第2の偏光分離素子105と、第3の偏光分離素子111、及び色合成素子(ダイクロイック膜)117は、クロス状に配置されている。すなわち、それらの素子を含む平面が互いにクロスするように配置されているので、作像光学エンジンをコンパクトに構成することができる。
また、投影装置を構成する場合には、図4に示す作像光学エンジンの照明光入射側には照明光学系(図示を省略する)が配設され、ダイクロイックプリズム116で合成されたカラー映像光の出射方向には、投射レンズ119が配置される。
次に図4に示す構成の作像光学エンジンの動作を説明する。図4において、第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)100への入射光線は、例えば白色照明光の実質的に直線偏光(第1の偏光分離素子101に対してP偏光)とすると、このP偏光の白色光は、第1の波長選択性リターダ(G/M素子)102を透過して、緑色のみS偏光になり、第1の偏光分離素子101で反射し、再び、第1の波長選択性リターダ(G/M素子)102を通過してP偏光の緑色光(Gp)となる。一方、第1の偏光分離素子101を透過したP偏光のマゼンタ(M)光は第2の波長選択性リターダ(R/C素子)103を通過し、マゼンタ(M)光中の赤色光成分のみS偏光に変わり、S偏光の赤色光(Rs)成分とP偏光の青色光(Bp)成分を持つマゼンタ(M)光として第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)104に入射し、S偏光の赤色光(Rs)は第2の偏光分離素子105で反射され、P偏光の青色光(Bp)は第2の偏光分離素子105を透過し、S偏光の赤色光(Rs)と、P偏光の青色光(Bp)の2色に分離される。
上記のようにして白色照明光が赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色に分離されると、赤色用、青色用のライトバルブ113,114で反射したそれぞれの色の画像は、第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)104の第2の偏光分離素子105によって色合成されると同時に照明光と分離され、M(マゼンタ)光の画像(RpとBsの合成光)となってダイクロイックプリズム116へ向かう。一方、緑色用のライトバルブ115で反射した緑色の映像光(Gs)は、第3の偏光ビームスプリッタ(PBS)110の偏光分離素子111により照明光と光路分離されてダイクロイックプリズム116に向かい、色合成素子(ダイクロイック膜)117でM光画像と合成される。この合成された映像光は、赤色成分(Rp)のみP偏光で、青色成分(Bs)と緑色成分(Gs)はS偏光である。
参考例5
次に第5の参考例を説明する。
図5は参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンの基本的な構成は図4と同様であり、同符合を付したものは同じ構成部材であり、動作、作用も同じである。
図5に示す構成の作像光学エンジンでは、図4の構成に加えて、カラー映像光の出射光路上に第3の波長選択性リターダ120を配置して偏光方向を揃えたものである。この場合、第3の波長選択性リターダ120が赤色のみ偏光方向を変換する素子であれば、カラー映像光の赤色成分もS偏光に変換され、カラー映像光は偏光方向を揃えることができる。この第3の波長選択性リターダ120はカラー映像光の出射光路上に取り外し可能に配置されており、必要ないときには取り外すことができる。
尚、図5に示す構成の作像光学エンジンでは、第3の波長選択性リターダ120の後に偏光子121を配置しているが、カラー映像光の赤、青、緑の各色の偏光方向をS偏光に揃えた場合には、偏光子121としてS偏光を透過する偏光子を配置すると、数々の光学素子を通過してくる間に旋回して、P偏光成分が現れても、そのP偏光成分は偏光子121でカットでき、コントラストの低下を抑えることが可能となる。
また、図示しないが、作像光学エンジンの色分離素子の照明光の入口側に偏光子を配置した構成としてもよく、照明光学系側の入口に偏光子を配置した構成にすることより、入射する直線偏光の偏光成分を向上させることができるので、色分離の色純度が高くなる。
さらにまた、作像光学エンジンの照明光入口側またはカラー映像光の出射光路上に偏光子を配置する場合には、これらの偏光子は取り外し可能に構成するとよい。例えば、図5に示す構成の作像光学エンジンのカラー映像光の出射光路の偏光子121を取り外し可能なようにして投影装置を構成すれば、必要に応じて、コントラスト優先のときは配置し、明るさ優先の時は取り外して使用すればよい。また、投射レンズ119のバックフォーカスを合わせるために、取り外しの際にはダミーの平行平板等を変わりに挿入すればよい。
具体的には、図10に示す例のように、偏光子121とダミー平行平板123等が一体となった部材を設け、この部材を、使用するユーザの希望によって、手動あるいは駆動装置等によりスライド移動して偏光子121とダミー平行平板123等を切り替えることができるような構成や機構を採用すれば良い。また、スライド機構に限らず、回転して切り替えたり、あるいは、偏光子121やダミー平行平板123をそれぞれホルダー等の保持部材に固定し、投影装置の外から保持部材ごと完全に取り外し、あるいは取り替え可能なようにしておいても良い。
以上の偏光子の取り外し、あるいは、ダミー平行平板との切り替えについては、波長選択性リターダを用いた色分離素子を備えた投影装置に限らず、従来からある投影装置にも適用できる。特に、偏光制御型のライトバルブを用いた投影装置においては、投影光学系の光路中に偏光子を配置した構成を採用してコントラストを向上させているが、偏光子の透過率分の明るさを低減させている。例えば、明るい場所においては、コントラストよりも、明るさを優先させたい場合がある。そこで、偏光制御型のライトバルブを用いた投影装置の場合にも、投影光学系の光路中に偏光子を取り外し可能に配置しておき、ユーザの希望に応じて、偏光子を取り外すといった非常に簡単な動作により、明るさの向上を図れる投影装置が実現する。
参考例6
次に第6の参考例を説明する。
図6は参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンは、参考例1の図2に示した構成と同様の色分離素子を用いたものであり、この色分離素子は、例えば緑色(G)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(G/M素子)である第1の波長選択性リターダ102と、赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(R/C素子)である第2の波長選択性リターダ103とで、第1の偏光分離素子(例えば、偏光分離膜)101を挟持した構成の素子を、さらに2つの直角プリズム107a,107bで挟み込み、プリズム状の第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)108としたものである。
尚、第1の偏光ビームスプリッタ108をプリズム状にした以外の構成は、参考例4で説明した図4の作像光学エンジンの構成と同じであり、動作、作用も同じであるので、ここでは説明を省略する。
参考例7
次に第7の参考例を説明する。
図7は参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンの基本的な構成は図6と同様であり、同符合を付したものは同じ構成部材であり、動作も同じである。
図7に示す構成の作像光学エンジンでは、図6の構成に加えて、カラー映像光の出射光路上に、第3の波長選択性リターダ120を取り外し可能に配置して偏光方向を揃える構成とし、さらに第3の波長選択性リターダ120の後に偏光子121を取り外し可能に配置したものである。この第3の波長選択性リターダ120や偏光子121の動作、作用は参考例5で説明した通りである。また、偏光子とダミー平行平板を切り替えるようにする場合の構成、動作、作用も参考例5で説明した通りである。
参考例8
次に第8の参考例を説明する。
図8は参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンは、参考例4で説明した構成の作像光学エンジンにおいて、第1、第2の波長選択性リターダ102,103で挟持された第1の偏光分離素子(偏光分離膜)101と、第2の偏光分離素子(偏光分離膜)105と、第3の偏光分離素子(偏光分離膜)111、及び色合成素子(ダイクロイック膜)117を、それぞれ4つの直角プリズム122a,122b,122c,122dの互いに直交する斜面に形成すると共に、上記4つの直角プリズム122a,122b,122c,122dの互いに直交する斜面を合わせてブロック状に一体化した構成としたものである。この構成の場合、クロス状に配置された各素子を4つの直角プリズム122a,122b,122c,122dで保持できるので、図4〜7の構成に比べてプリズムの数を減らすことができ、製造コストを低減することができる。
尚、第1の偏光分離素子(偏光分離膜)101と第1、第2の波長選択性リターダ102,103、第2の偏光分離素子(偏光分離膜)105、第3の偏光分離素子(偏光分離膜)111、色合成素子(ダイクロイック膜)117、及び各色のライトバルブ113,114,115の構成、動作及び作用は参考例4と同様であるので、ここでは説明を省略する。
参考例9
次に第9の参考例を説明する。
図9は参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンの基本的な構成は図8と同様であり、同符合を付したものは同じ構成部材であり、動作も同じである。
図9に示す構成の作像光学エンジンでは、図8の構成に加えて、カラー映像光の出射光路上に、第3の波長選択性リターダ120を取り外し可能に配置して偏光方向を揃える構成とし、さらに第3の波長選択性リターダ120の後に偏光子121を取り外し可能に配置したものである。この第3の波長選択性リターダ120や偏光子121の動作、作用は参考例5で説明した通りである。また、偏光子とダミー平行平板を切り替えるようにする場合の構成、動作、作用も参考例5で説明した通りである。
以上、参考実施形態の作像光学エンジンの参考例を説明したが、以上の構成では、主に、第1、第2の波長選択性リターダ102,103にG/M素子、R/C素子を用いて説明したが、参考例1でも述べたように、カラー分離するためには様々な波長選択性リターダを組み合わせて用いることは自明である。
本発明の実施形態
次に、この分割出願の実施形態として、請求項1,に係る発明の色分離素子、請求項3〜8に係る発明の作像光学エンジン、及び請求項に係る発明の投影装置の構成、動作及び作用を図示の実施例に基いて詳細に説明する。
(実施例
まず請求項に係る発明の実施例を説明する。
図11は請求項に係る発明の一実施例を示す色分離素子の概略構成図である。この色分離素子は、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダを用い、特定の色の光のみを反射または透過する色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成の第1の色分離手段200と、偏光分離素子で構成した第2の色分離手段203を備えた構成である。
より具体的には、上記第1の色分離手段200は、特定の色の光のみを反射または透過する色分離機能素子201と、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダ202とを有し、色分離機能素子201と波長選択性リターダ202を平行に対峙して配置した構成であり、上記第2の色分離手段203は、偏光分離素子204で構成されている。
そして、線偏光の光を、色分離機能素子201にほぼ45度の角度で入射させて、透過光と反射光の2色に分離し、分離光のいずれか一方を、波長選択性リターダ202を通過させることによって、偏光方向が変わった波長帯域光と変わらない波長帯域光の2色を、偏光分離素子204により、さらに反射光と透過光に分離する。
より具体的に説明すると、図11に示す構成の色分離素子は、例えば緑色(G)の波長帯域光のみを反射する色分離機能素子(例えば、ダイクロイック分離膜)201と、赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転し、赤の補色であるシアン色の偏光は変えない素子(R/C素子)である波長選択性リターダ202を平行対峙させている構成の第1の色分離手段200と、2つの直角プリズム205a,205bで偏光分離素子(例えば偏光分離膜)204を挟持した構成の第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ(PBS))203からなり、第1の色分離手段200を照明光が透過する方向に、第2の色分離手段である偏光ビームスプリッタ(PBS))203を配置した構成である。
第1の色分離手段200への入射光線は、例えば図示しない照明光学系からの白色照明光の実質的に直線偏光(例えば偏光分離素子204に対してP偏光)とすると、このP偏光の白色光は、初めに、色分離機能素子(例えば、ダイクロイック分離膜)201にほぼ45度の角度で入射させて、色分離機能素子201で緑色光(Gp)の光路を90度折り曲げて反射光として分離する。一方、色分離機能素子201を透過したP偏光のマゼンタ(M)光は波長選択性リターダ(R/C素子)202を通過し、マゼンタ(M)光中の赤色光成分のみS偏光に変わり、S偏光の赤色光(Rs)成分とP偏光の青色光(Bp)成分を持つマゼンタ(M)光として第2の色分離手段である偏光ビームスプリッタ(PBS)203に入射し、S偏光の赤色光(Rs)は偏光分離素子204で反射され、P偏光の青色光(Bp)は偏光分離素子204を透過し、S偏光の赤色光(Rs)と、P偏光の青色光(Bp)の2色に分離される。従って、図11に示す構成の色分離素子では、白色光を緑色光、赤色光、青色光の3色に分離してそれぞれ異なる方向に出射することができる。
次に図12は請求項に係る発明の別の実施例を示す色分離素子の概略構成図である。この色分離素子は、例えば緑色光(Gp)の光路を90度折り曲げて反射光としマゼンタ光は透過する色分離機能素子(例えば、ダイクロイック分離膜)201と、赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転し、赤の補色であるシアン色の偏光は変えない素子(R/C素子)である波長選択性リターダ202を平行対峙させている構成の素子を、さらに2つの直角プリズム207a,207bで挟み込み、プリズム状の第1の色分離手段206としたものである。
尚、その他の構成や動作及び作用は図11の色分離素子と同様であるので説明を省略する。
次に請求項の発明に係るその他の実施例として、色分離機能素子201と波長選択性リターダ202の組み合わせについて説明する。
図11または図12に示す色分離素子において、色分離機能素子201は緑色(G)の波長帯域光を反射する素子としたが、青色(B)の波長帯域光あるいは赤色(R)の波長帯域光のみを反射する素子でも可能である。
また、波長選択性リターダ202としては、R/C素子の他、青色(B)の波長帯域光の偏光を90度変える素子(B/Y素子)や、緑色(G)の波長帯域光の偏光を90度変える素子(G/M素子)などがあり、色分離機能素子201の透過光がR,G,Bの3原色のうちの2色となるようにし、その2色のうちのいずれかの偏光を変えるように波長選択性リターダ202を選択すればいずれの種類の素子であってもよい。
また、図示はしないが、色分離機能素子201と波長選択性リターダ202の配置を逆にし、白色照明光を初めに波長選択性リターダ202を通過させて、その後、色分離機能素子201を通過、反射させる配置にしてもよく、この場合には、色分離機能素子により反射した色は、再び、波長選択性リターダを通過する構成となる。
以上説明したように、請求項に係る色分離素子は、色分離機能素子201と波長選択性リターダ202を平行に対峙して配置した構成の第1の色分離手段200と、偏光分離素子で構成した第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ(PBS))203を用いた色分離素子なので、色毎の偏光状態が非常に良い各色の照明光を得ることができる。
(実施例
次に請求項に係る発明の実施例を説明する。
図13は請求項に係る発明の一実施例を示す色分離素子の概略構成図である。この色分離素子は、波長選択性リターダ202を光学プリズム208b上の第1の斜面に配置し、偏光分離素子204は上記光学プリズム208bの第2の斜面に配置し、色分離機能素子201は別の光学ブリズム208aの斜面に配置し、色分離機能素子201と波長選択性リターダ202を平行対峙するように2つの光学プリズム208a,208bを配置したものである。
すなわち、図13に示す構成の色分離素子は、実施例の図12に示した第1の色分離手段206と第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ)203を一体化したような構成であり、波長選択性リターダ202と平行対峙した色分離機能素子201と、偏光分離素子204がV字型に配置されるような関係に3つの光学プリズム(直角プリズム)208a,208b,208cを用いて形成しており、光学プリズム208aと光学プリズム208bの斜面の合わせ面に色分離機能素子201が配置され、この色分離機能素子201の近傍には波長選択性リターダ(例えばR/C素子)202が密接して配置され、色分離機能素子201と波長選択性リターダ202を光学プリズム208a,208bで挟み込んだ一体形状となっている。また、光学プリズム208bの他方の斜面には偏光分離素子204が配置され光学プリズム208cで挟み込んで一体化している。
尚、図13に示す色分離素子の素子構成や動作及び作用は参考例1の色分離素子と同様であるので、説明を省略する。
(実施例
次に請求項に係る発明の実施例を説明する。
本実施例の作像光学エンジンは、実施例または記載の色分離素子を備え、実質上直線偏光である照明光を上記色分離素子によりカラーの3原色に分離すると共に、その分離された3原色に対応した3つのライトバルブと、各色ごとに形成された画像を合成する色合成素子とを備えた構成としたものである。
すなわち、本実施例の作像光学エンジンは、実施例に記載の図11または図12に示す構成の色分離素子、あるいは実施例に記載の図13に示す構成の色分離素子を用い、カラーの3原色(赤色(R),緑色(G),青色(B))に分離された直線偏光を、各色に対応した3つのライトバルブで画像信号に応じて偏光方向を画素毎に制御するものであり、例えば、色分離素子で分離した3原色の直線偏光を、それぞれ透過型液晶パネルからなるライトバルブを通過させることにより各色の画像を形成し、3色の画像をダイクロイック膜などの色合成素子により色合成してカラー画像(カラー映像光)を生成する。
尚、図示はしないが、色合成素子としては、従来の液晶プロジェクタによく用いられている2色の色合成膜をクロス状に配置したいわゆるクロスプリズムなどを利用して色合成してもよいし、ダイクロイックミラーを用いて色合成してもよい。また、ライトバルブとしては、反射型の液晶パネルを用いて構成してもよい。その際、照明光と映像光を分離するために、液晶パネル毎に偏光分離素子を用いて光路分離を行ない、それぞれの色の画像をクロスプリズムなどの色合成素子で合成して、カラー画像を生成すればよい。
本実施例の作像光学エンジンでは、実施例(請求項)または実施例(請求項)に記載の色分離素子を用いており、この色分離素子は、色分離機能素子と波長選択性リターダ、及び偏光分離素子を使って色分離しているので、偏光度を高く保った色分離が可能となる。従って、偏光方向を制御する透過型液晶パネルや反射型液晶パネルを用いた作像光学エンジンに適用すると、コントラストを高く保った画像を形成でき、この作像光学エンジンを投影装置に適用すれば、スクリーン状に投影されるカラー画像の画質を向上することができる。
(実施例
次に請求項4,5,9に係る発明の実施例を説明する。
図14は請求項4,5,9に係る発明の一実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンは、実施例(請求項)または実施例2(請求項)に記載の色分離素子(図14の実施例では図11に示した構成の色分離素子)を備え、実質上直線偏光である照明光を上記色分離素子によりカラーの3原色に分離すると共に、その分離された3原色に対応した3つのライトバルブ212,213,214と、各色ごとに形成された画像を合成する色合成素子215とを備えた構成としたものであり、上記ライトバルブ212,213,214は偏光制御型の反射型ライトバルブであって、上記色分離素子を構成している第2の色分離手段(PBS)203の偏光分離素子204により2色に分離されたそれぞれの照明光を、第1及び第2のライトバルブ212,213に照明し、それぞれの反射映像光を、上記偏光分離素子204によって合成すると共に照明光と分離させて映像光を生成し、一方、上記色分離素子の第1の色分離手段200を構成している色分離機能素子201により分離された第3番目の色の照明光は、第2の偏光分離素子210を介して第3のライトバルブ214に照明し、その反射映像光を、上記第2の偏光分離素子204を用いて照明光と分離して別の色の映像光を生成し、上記2つの映像光を色合成素子216により合成してカラー映像光を生成する構成となっている(請求項)。
より具体的に説明すると、図14に示す構成の作像光学エンジンは、図11に示す構成の色分離素子を用いてカラーの3原色(赤色(R),緑色(G),青色(B))を分離するものであり、この色分離素子は、例えば緑色(G)の波長帯域光のみを反射する色分離機能素子(例えば、ダイクロイック分離膜)201と赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転する素子(R/C素子)である波長選択性リターダ202を平行対峙し、これらを略45度の角度に傾斜させて配置した構成の第1の色分離手段200と、2つの直角プリズム205a,205bで偏光分離素子(例えば偏光分離膜)204を挟持した構成の第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ(PBS))203からなり、第1の色分離手段200を照明光が透過する方向に、第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ(PBS))203を配置した構成である。また、色分離素子を構成している第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ(PBS))203の直交する2つの側面には、赤色(R)用と、青色(B)用のライトバルブ(例えば反射型の偏光制御素子、反射型液晶パネル等)212,213が配置されている。さらに、第1の色分離手段200の色分離機能素子(例えば、ダイクロイック分離膜)201により反射する方向には、2つの直角プリズム211a,211bで第2の偏光分離素子(例えば偏光分離膜)210を挟持した構成の第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)209が配置され、その第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)209の、照明光が透過する方向の側面には、緑色(G)用のライトバルブ(例えば反射型の偏光制御素子、反射型液晶パネル等)214が配置されている。また、赤色(R)用と、青色(B)用のライトバルブ212,213からの反射光は、第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ(PBS))203の偏光分離素子204で合成されマゼンタ(M)光となるが、このマゼンタ(M)光の出射方向と、緑色(G)用のライトバルブ214で反射され第2の偏光分離素子210で反射されて照明光と分離された緑色(G)光の出射方向とが交叉する位置には、2つの直角プリズム217a,217bで色合成素子(例えばダイクロイック膜)216を挟持した構成のダイクロイックプリズム215が配置されており、そのダイクロイックプリズム215のダイクロイック膜216でマゼンタ光(R,Bの合成光)とG光とが合成されてカラー映像光が出射される。
尚、図14に示す構成の作像光学エンジンにおいては、色分離素子を構成する色分離機能素子201及び波長選択性リターダ202と、偏光分離素子204と、第2の偏光分離素子210、及び色合成素子(ダイクロイック膜)216は、クロス状に配置されている。すなわち、それらの素子を含む平面が互いにクロスするように配置されているので、作像光学エンジンをコンパクトに構成することができる(請求項)。
また、投影装置を構成する場合には、図14に示す作像光学エンジンの照明光入射側には照明光学系(図示を省略する)が配設され、ダイクロイックプリズム215で合成されたカラー映像光の出射方向には、投射レンズ218が配置される(請求項)。
次に図14に示す構成の作像光学エンジンの動作を説明する。図14において、第1の色分離手段200への入射光線は、例えば図示しない照明光学系からの白色照明光の実質的に直線偏光(例えば偏光分離素子204に対してP偏光)とすると、このP偏光の白色光は、初めに、色分離機能素子(例えば、ダイクロイック分離膜)201にほぼ45度の角度で入射させて、色分離機能素子201で緑色光(Gp)の光路を90度折り曲げて反射光として分離する。一方、色分離機能素子201を透過したP偏光のマゼンタ(M)光は波長選択性リターダ(R/C素子)202を通過し、マゼンタ(M)光中の赤色光成分のみS偏光に変わり、S偏光の赤色光(Rs)成分とP偏光の青色光(Bp)成分を持つマゼンタ(M)光として第2の色分離手段である偏光ビームスプリッタ(PBS)203に入射し、S偏光の赤色光(Rs)は偏光分離素子204で反射され、P偏光の青色光(Bp)は偏光分離素子204を透過し、S偏光の赤色光(Rs)と、P偏光の青色光(Bp)の2色に分離される。
上記のようにして白色照明光が赤色(R)、青色(B)、緑色(G)の3色に分離されると、赤色用、青色用のライトバルブ212,213で反射したそれぞれの色の画像は、第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ(PBS))203の偏光分離素子204によって色合成されると同時に照明光と分離され、M(マゼンタ)光の画像(RpとBsの合成光)となってダイクロイックプリズム215へ向かう。一方、緑色用のライトバルブ214で反射した緑色の映像光(Gs)は、第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)209の偏光分離素子210により照明光と光路分離されてダイクロイックプリズム215に向かい、色合成素子(ダイクロイック膜)216でM光画像と合成される。この合成された映像光は、赤色成分(Rp)のみP偏光で、青色成分(Bs)と緑色成分(Gs)はS偏光である。
(実施例
次に請求項7,8,9に係る発明の実施例を説明する。
図15は請求項7,8,9に係る発明の一実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンの基本的な構成は図14と同様であり、同符合を付したものは同じ構成部材であり、動作、作用も同じである。
図15に示す構成の作像光学エンジンでは、図14の構成に加えて、カラー映像光の出射光路上に第2の波長選択性リターダ219を配置して偏光方向を揃えたものである。この場合、第2の波長選択性リターダ219が赤色のみ偏光方向を変換する素子であれば、カラー映像光の赤色成分もS偏光に変換され、カラー映像光は偏光方向を揃えることができる。この第2の波長選択性リターダ219はカラー映像光の出射光路上に取り外し可能に配置されており、必要ないときには取り外すことができる。
尚、図15に示す構成の作像光学エンジンでは、第2の波長選択性リターダ219の後に偏光子220を配置しているが、カラー映像光の赤、青、緑の各色の偏光方向をS偏光に揃えた場合には、偏光子220としてS偏光を透過する偏光子を配置すると、数々の光学素子を通過してくる間に旋回して、P偏光成分が現れても、そのP偏光成分は偏光子220でカットでき、コントラストの低下を抑えることが可能となる。
また、図示しないが、作像光学エンジンの色分離素子の照明光の入口側に偏光子を配置した構成としてもよく、照明光学系側の入口に偏光子を配置した構成にすることより、入射する直線偏光の偏光成分を向上させることができるので、色分離の色純度が高くなる。
さらにまた、作像光学エンジンの照明光入口側またはカラー映像光の出射光路上に偏光子を配置する場合には、これらの偏光子は取り外し可能に構成するとよい。例えば、図15に示す構成の作像光学エンジンのカラー映像光の出射光路の偏光子220を取り外し可能なようにして投影装置を構成すれば、必要に応じて、コントラスト優先のときは配置し、明るさ優先の時は取り外して使用すればよい。また、投射レンズ218のバックフォーカスを合わせるために、取り外しの際にはダミーの平行平板等を変わりに挿入すればよい。
尚、偏光子とダミー平行平板を切り替えるようにする場合の構成としては、参考例5で説明した図10に示す構成等を用いることができる。具体的には、図10と同様に、偏光子とダミー平行平板等が一体となった部材を設け、この部材を、使用するユーザの希望によって、手動あるいは駆動装置等によりスライド移動して偏光子とダミー平行平板等を切り替えることができるような構成や機構を採用すれば良い。また、スライド機構に限らず、回転して切り替えたり、あるいは、偏光子やダミー平行平板をそれぞれホルダー等の保持部材に固定し、投影装置の外から保持部材ごと完全に取り外し、あるいは取り替え可能なようにしておいても良い。
(実施例
次に請求項4,5,9に係る発明の別の実施例を説明する。
図16は請求項4,5,9に係る発明の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンは、実施例の図12に示した構成と同様の色分離素子を用いたものであり、この色分離素子は、例えば緑色光(Gp)の光路を90度折り曲げて反射光としマゼンタ光は透過する色分離機能素子(例えば、ダイクロイック分離膜)201と、赤色(R)の波長帯域光の偏光方向を90度回転し、赤の補色であるシアン色の偏光は変えない素子(R/C素子)である波長選択性リターダ202を平行対峙させている構成の素子を、さらに2つの直角プリズム207a,207bで挟み込み、プリズム状の第1の色分離手段206としたものである。
尚、プリズム状の第1の色分離手段206とした以外の構成は、実施例で説明した図14の作像光学エンジンの構成と同じであり、動作、作用も同じであるので、ここでは説明を省略する。
(実施例
次に請求項7,8,9に係る発明の別の実施例を説明する。
図17は請求項7,8,9に係る発明の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンの基本的な構成は図16と同様であり、同符合を付したものは同じ構成部材であり、動作も同じである。
図17に示す構成の作像光学エンジンでは、図16の構成に加えて、カラー映像光の出射光路上に、第2の波長選択性リターダ219を取り外し可能に配置して偏光方向を揃える構成とし、さらに第2の波長選択性リターダ219の後に偏光子220を取り外し可能に配置したものである。この第2の波長選択性リターダ219や偏光子220の動作、作用は実施例で説明した通りである。また、偏光子とダミー平行平板を切り替えるようにする場合の構成、動作、作用も実施例で説明した通りである。
(実施例
次に請求項6,9に係る発明の実施例を説明する。
図18は請求項6,9に係る発明の一実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンは、実施例で説明した構成(請求項4,5の構成)の作像光学エンジンにおいて、色分離素子を構成する色分離機能素子201及び波長選択性リターダ202と、偏光分離素子204と、第2の偏光分離素子210、及び色合成素子(ダイクロイック膜)216を、それぞれ4つの直角プリズム221a,221b,221c,221dの互いに直交する斜面に形成すると共に、上記4つの直角プリズム221a,221b,221c,221dの互いに直交する斜面を合わせてブロック状に一体化した構成としたものである。この構成の場合、クロス状に配置された各素子を4つの直角プリズム221a,221b,221c,221dで保持できるので、図14〜17の構成に比べてプリズムの数を減らすことができ、製造コストを低減することができる。
尚、色分離機能素子(ダイクロイック分離膜)201と波長選択性リターダ202、偏光分離素子(偏光分離膜)204、第2の偏光分離素子(偏光分離膜)210、色合成素子(ダイクロイック膜)216、及び各色のライトバルブ212,213,214の構成、動作及び作用は実施例と同様であるので、ここでは説明を省略する。
(実施例
次に請求項6,7,8,9に係る発明の実施例を説明する。
図19は請求項6,7,8,9に係る発明の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。この作像光学エンジンの基本的な構成は図18と同様であり、同符合を付したものは同じ構成部材であり、動作も同じである。
図19に示す構成の作像光学エンジンでは、図18の構成に加えて、カラー映像光の出射光路上に、第2の波長選択性リターダ219を取り外し可能に配置して偏光方向を揃える構成とし、さらに第2の波長選択性リターダ219の後に偏光子220を取り外し可能に配置したものである。この第2の波長選択性リターダ219や偏光子220の動作、作用は実施例で説明した通りである。また、偏光子とダミー平行平板を切り替えるようにする場合の構成、動作、作用も実施例で説明した通りである。
以上、請求項3〜8に係る作像光学エンジンの実施例を説明したが、以上の構成では、主に、色分離機能素子201に緑反射のダイクロイック分離膜を用い、波長選択性リターダ202にR/C素子を用いた例で説明したが、実施例1でも述べたように、カラー分離するためには様々な色分離機能素子と、波長選択性リターダを組み合わせて用いることは自明である。
投影装置の実施形態
次に以上説明してきた作像光学エンジンを投影装置に適用した実施形態についてより詳細に説明する。作像光学エンジンの構成は図4〜9、図14〜19のうちのいずれかの構成であり、投影装置は、この作像光学エンジンの照明光入口側に照明光学系を配設し、カラー映像光の出射側に投射レンズ119または218を配置した構成であるが、図4〜9、図14〜19では照明光学系の図示は省略している。
照明光学系は、光源と、光源からの光束を均一な略平行光とする照明用集光素子(照明レンズ)などからなるが、光源としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどが用いられる。また、効率よく照度を得られるように、光源からの発散光をリフレクターで反射集光させるようにしてもよい。
照明光として一方向の直線偏光を得るためには、従来からある偏光ビームスプリッタ(PBS)アレイと波長板を組み合わせた偏光変換器などを用いてもよい。さらに、偏光度を向上させ、コントラスト性能を確保したい場合は、照明光学系の偏光変換器の後に、直線偏光子を挿入したり、また偏光ビームスプリッタ(PBS)を用いて偏光度を向上させると効果的である。ここで、直線偏光子を用いた場合は、光吸収のために発熱し、性能を低下させる場合があるが、PBSを用いた場合は、不要な偏光成分を反射あるいは透過するため、光吸収による発熱を極力抑えることが可能となるので特に効果的である。具体的には、USP6234634号記載のWire-Grid Polarizer(グリット偏光子)といわれるプレートタイプのPBSを用いてもよい。もちろん、このような偏光子は、照明レンズ側のみならず、投射レンズ側に配置してもよいのは自明である。また、このグリット偏光子は、これまでの構成要件である偏光分離素子として用いてもよいのは自明である。
ライトバルブ(反射型液晶パネル等)へ効率よく照明する光学系としての照明用集光素子(照明レンズ)は、インテグレータと呼ばれるフライアイレンズの組み合わせで、ライトバルブへ照射される照度ムラを低減させる集光素子であったり、コンデンサーレンズと組み合わせてライトバルブへ効率よく導く集光素子であったりする。また、必要に応じてPBSアレイピッチに合わせたレンズアレイと組み合わせた構成などを採用し、照明エリアの照度分布均一性を向上させてもよい。また、光源として、より高出力なレーザ光源など、偏光性の高い光源を用いることが可能である場合は、偏光変換器は必ずしも必要ではなくなる。
参考実施形態の一参考例を示す色分離素子の概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す色分離素子の概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す色分離素子の概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 参考実施形態の別の参考例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 図5,7または9に示す投影装置の作像光学エンジンの出射光路上に配置される偏光子をダミー平行平板と切り替え可能とした構成の説明図である。 本発明の実施形態の一実施例を示す色分離素子の概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す色分離素子の概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す色分離素子の概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 本発明の実施形態の別の実施例を示す投影装置の作像光学エンジンの概略構成図である。 従来技術の一例を示す3板式液晶プロジェクタの投射ユニットの概略構成図である。 従来技術の別の例を示す液晶プロジェクタ装置の投射ユニットの概略構成図である。
符号の説明
100:第1の色分離手段(第1の偏光ビームスプリッタ)
101:第1の偏光分離素子
102:第1の波長選択性リターダ
103:第2の波長選択性リターダ
104:第2の色分離手段(第2の偏光ビームスプリッタ)
105:第2の偏光分離素子
108:プリズム状の第1の偏光ビームスプリッタ
109a,109b,109c:光学プリズム(直角プリズム)
110:第3の偏光ビームスプリッタ
111:第3の偏光分離素子
113:第1のライトバルブ
114:第2のライトバルブ
115:第3のライトバルブ
116:ダイクロイックプリズム
117:色合成素子(ダイクロイック膜)
119:投射レンズ
120:第3の波長選択性リターダ
121:偏光子
122a,122b,122c,122d:直角プリズム
123:ダミー平行平板
200:第1の色分離手段
201:色分離機能素子
202:波長選択性リターダ
203:第2の色分離手段(偏光ビームスプリッタ)
204:偏光分離素子
206:プリズム状の第1の色分離手段
208a,208b,208c:光学プリズム(直角プリズム)
209:第2の偏光ビームスプリッタ
210:第2の偏光分離素子
212:第1のライトバルブ
213:第2のライトバルブ
214:第3のライトバルブ
215:ダイクロイックプリズム
216:色合成素子(ダイクロイック膜)
218:投射レンズ
219:第2の波長選択性リターダ
220:偏光子
221a,221b,221c,221d:直角プリズム

Claims (9)

  1. 異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダを用い、特定の色の光のみを反射または透過する色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成の第1の色分離手段と、
    偏光分離素子で構成した第2の色分離手段を備え、
    線偏光の光を、前記第1の色分離手段にほぼ45度の角度で入射させて透過光と反射光の2色に分離し、分離光のいずれか一方を、前記第2の色分離手段により、透過光と反射光の2色に分離することにより、3色分離する構成の色分離素子において、
    前記第1の色分離手段は、特定の色の光のみを反射または透過するダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子と、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダとを有し、前記ダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成であり、
    前記第2の色分離手段は、偏光分離素子で構成され、
    直線偏光の光を、前記色分離機能素子にほぼ45度の角度で入射させて、透過光と反射光の2色に分離し、分離光のいずれか一方を、前記波長選択性リターダを通過させることによって、偏光方向が変わった波長帯域光と変わらない波長帯域光の2色を、前記偏光分離素子により、さらに反射光と透過光に分離することにより、3色分離することを特徴とする色分離素子。
  2. 請求項1記載の色分離素子において、
    前記波長選択性リターダは第1の光学プリズム上の第1の斜面に配置し、前記偏光分離素子は前記第1の光学プリズムの第2の斜面に配置し、前記ダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子は第2の光学ブリズムの斜面に配置し、
    前記色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行対峙するように前記第1、第2の光学プリズムを配置したことを特徴とする色分離素子。
  3. 請求項1または2に記載の色分離素子を備え、直線偏光である照明光を前記色分離素子によりカラーの3原色に分離すると共に、その分離された3原色に対応した3つのライトバルブと、各色ごとに形成された画像を合成する色合成素子とを備えたことを特徴とする作像光学エンジン
  4. 請求項記載の作像光学エンジンにおいて、
    前記ライトバルブは偏光制御型の反射型ライトバルブであり、
    前記色分離素子の第1の色分離手段は、特定の色の光のみを反射または透過するダイクロイック分離膜からなる色分離機能素子と、異なる波長領域の偏光方向を変換する波長選択性リターダとを有し、前記色分離機能素子と前記波長選択性リターダを平行に対峙して配置した構成であり、
    前記色分離素子の第2の色分離手段は、偏光分離素子で構成され、
    前記色分離素子の第2の色分離手段を構成している偏光分離素子により2色に分離されたそれぞれの照明光を、第1及び第2のライトバルブに照明し、それぞれの反射映像光を、前記偏光分離素子によって合成すると共に照明光と分離させて映像光を生成し、
    一方、前記色分離素子の第1の色分離手段を構成している色分離機能素子により分離された第3番目の色の照明光は、第2の偏光分離素子を介して第3のライトバルブに照明し、その反射映像光を、前記第2の偏光分離素子を用いて照明光と分離して別の色の映像光を生成し、
    前記2つの映像光を色合成素子により合成してカラー映像光を生成することを特徴とする作像光学エンジン
  5. 請求項4記載の作像光学エンジンにおいて、
    前記色分離素子を構成する色分離機能素子及び波長選択性リターダと、偏光分離素子と、前記第2の偏光分離素子、及び前記色合成素子は、クロス状に配置したことを特徴とする作像光学エンジン
  6. 請求項5記載の作像光学エンジンにおいて、
    前記色分離素子を構成する色分離機能素子及び波長選択性リターダと、偏光分離素子と、前記第2の偏光分離素子、及び前記色合成素子を、それぞれ4つの直角プリズムの互いに直交する斜面に形成すると共に、前記4つの直角プリズムの互いに直交する斜面を合わせてブロック状に一体化したことを特徴とする作像光学エンジン。
  7. 請求項4または5または6記載の作像光学エンジンにおいて、
    カラー映像光の出射光路上に、第2の波長選択性リターダを配置して偏光方向を揃えたことを特徴とする作像光学エンジン
  8. 請求項7記載の作像光学エンジンにおいて、
    カラー画像出射光路の最終面に、偏光子を取り外し可能に配置したことを特徴とする作像光学エンジン。
  9. 請求項3〜8のいずれか一つに記載の作像光学エンジンと、投射レンズとで構成したことを特徴とする投影装置
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JP2010139590A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Sony Corp 画像投影装置及び投影画像の二次元/三次元切替え方法

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