JP2008133707A - 調整戸車及びこれを備えた戸 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】戸1は、回動可能な戸車本体6と、この戸車本体6の回動量を調節できる回動量調節体7とから構成される車輪突出量調整機能付き戸車10を有する。戸車本体6は、直線状に配列された歯を有するラック11と、このラック11の歯に噛み合うピニオン12と、このピニオン12の動きに連動してラック11の歯の並びと平行に移動可能であってラック体11と連結された車輪14とを有する。また戸車本体6の一端には回動軸16を備え、他端には回動量調節体7が連結される。回動量調節体7は戸車本体6の回動量を制御可能であり、これにより戸1における車輪14の外部への突出量が変化可能となる。つまり相対的に戸1の傾きを調節することができる。
【選択図】図2
Description
図2に示す車輪突出量調整機能付き戸車10は、回動可能な戸車本体6と、車輪14の突出量を調整可能な突出量調節体として、戸車本体6の回動量を調節する回動量調節体7とから構成される。戸車本体6は、図2、3に示すように、平板状の長手方向における一辺に、複数の歯を有するラック11を備える。ラック11の歯は、直線状に、かつ均等に離間されて並列しており、歯の並びは戸枠2における下枠2aとほぼ平行である。実施例1では、2つのラック11を対向させ、各ラック11の歯の並びが平行でほぼ同じ高さになるよう位置させてなるラック体11aを使用した。図3に示すように、ラック体11aは、一方向に開口した断面コ字状の直方体であり、歯を備えた平板状のラック11は、戸1の表裏面と平行に位置する。
また、図2に示すように、戸車本体6において、ラック11の歯の並びと平行方向における両端のうち、戸1の縁から離間する側(図1、2における右側)の、上方の角部近傍には、回動軸16が備わる。回動軸16は、ラック11の歯筋とほぼ平行であって、戸車本体6、つまりカバー15とラック体11aとを貫通している。実施例1において、回動軸16の両端は戸の表裏面と連結されており、かつ戸車本体6と戸の表裏面の間は離間されてなる。
さらに、車輪突出量調整機能付き戸車10は、戸車本体6の回動量を決定できる回動量調節体7を有する。図2及び4を使用して実施例1の回動量調節体7を説明する。戸車本体6の長手方向において、戸1の縁に近接する側(図2、4における左側)近傍には、ねじ受け18が固着される。ねじ受け18は、その上下(図2、4における上下)を貫通する貫通孔が形成されており、貫通孔の内部は、雄ねじが嵌合可能に構成される。図4を用いて戸車本体6の回動量の調節方法を説明する。
下枠2aと対向するねじ頭17aに形成されたすり割りを利用して、回動量調節ねじ17を左或いは右周りに回すと、位置を同じくしたまま、雄ねじが回転する。同時に、この雄ねじの回転に伴って、嵌合したナット18aは上或いは下に移動を始める。ナット18aを有するねじ受け18は戸車本体6に連結されている。したがってナット18aの動きに連動し、戸車本体6は回動軸16を支軸として、戸1の表裏面と平行な面において回動する。つまり車輪突出量調整機能付き戸車10は、図2及び図4の矢印Rで示すように回動する。この回動に伴い車輪14も連動され、相対的に戸1において、車輪14の突出量が変化する。つまり車輪14が装着された戸1の端部が上下に移動し、これにより戸1は傾斜を帯びる。
ところで、実施例1の戸1では、その下端の両隅の一方に車輪突出量調整機能付き戸車10を装着し、他方には固定型の戸車40を装着した。本発明で言う固定型戸車40とは、車輪軸を移動させることで車輪の位置を調節でき、これにより相対的に戸全体の傾斜を調節できるが、車輪の回転に連動して車輪軸の位置が移動することはない戸車を指す。また固定型戸車40は、車輪の回転量に応じて車輪の突出量を調整することはできない。
以下に、図5を用いて、戸枠2の下枠2aが、水平な基準面3より弓なりに隆起した場合における、戸1の調節方法を説明する。図5において、戸1の下方における左側には車輪突出量調整機能付き戸車10、右側には固定型戸車40がそれぞれ装着されている。また、図5(a)の戸1は、戸1の傾斜を調節する前の状態であって、戸1は、隆起した下枠2aの一端、つまり縦枠2c近傍に位置している。この際、車輪突出量調整機能付き戸車10の車輪14の回転軸13は、車輪突出量調整機能付き戸車10の回動軸16と最も近接する位置にある。
2…戸枠
2a…下枠
2b…上枠
2c、2d…縦枠
3…基準面
4…戸の側面
5a…ストッパー
6…戸車本体
7…回動量調節体
10、10b、10c、10d…車輪突出量調整機能付き戸車
11…ラック
11a…ラック体
11b…ラック体の端面
12…ピニオン(小歯車)
13…回転軸
14…車輪
15…カバー
15a…カバーのスリット
16、16b…回動軸
17…回動量調節ねじ
17a…ねじ頭
18…ねじ受け
18a…ナット
19a、19b…回動用ラック
20a、20b…回動用ピニオン
20c…回転軸
21…回動調節軸
21a…回動用軸頭
22…ウォーム
22a…ウォーム軸
40…固定型戸車
41…戸車
50…車輪
50a…車輪軸
51…内枠
51a…斜め方向溝
52…外枠
52a…鉛直方向溝
53…保持枠
54…上下方向調整ネジ
55…調整戸車
d1、d2、d3…隙間
Claims (7)
- 直線状に配列された複数の歯を有するラック(11)と、
前記ラック(11)の歯に噛み合うことができる歯が外周面上に複数配列されたピニオン(12)と、
前記ピニオン(12)の中心部には、前記ラック(11)の歯の並びとほぼ垂直方向に貫通された回転軸(13)が備えられ、前記ラック(11)の歯と前記ピニオン(12)の歯が順次噛み合うことで、前記ピニオン(12)は前記回転軸(13)を軸に回転しながら、前記ラック(11)の歯の並びに沿って移動可能であり、
前記ピニオン(12)の回転軸(13)を中心軸とし、前記ピニオン(12)の動きに連動する車輪(14)と、
前記ラック(11)と連結されており、前記ラック(11)と前記ピニオン(12)の歯が連続して噛み合えるよう回転軸(13)の位置を決定できるカバー(15)と、
から構成される戸車本体(6)を有する調整戸車であって、
前記戸車本体(6)は、前記ラック(11)の歯の並びと平行方向において、前記戸車本体(6)の一端近傍あるいは前記ラック(11)を略等分する中央部に、前記ラック(11)の歯筋と平行方向に貫通する回動軸(16)を有し、
前記戸車本体(6)は、前記回動軸(16)を支軸として回動可能であり、
前記戸車本体(6)の回動に連動して前記車輪(14)が回動され、
前記戸車本体(6)の他端近傍には、前記戸車本体(6)の回動量を決定する回動量調節体(7)を有することを特徴とする調整戸車。 - 請求項1に記載の調整戸車であって、
前記回動量調節体(7)は、
前記戸車本体(6)の、前記回動軸(16)と対向する端部に連結される雌ねじと、
前記雌ねじに嵌合できる雄ねじと、
前記雄ねじの位置を保持可能なストッパー(5a)と、
から構成され、
前記雄ねじの回転に伴って移動する前記雌ねじの動きに連動して、前記戸車本体(6)は回動可能であり、
前記雄ねじの回転量に応じて前記戸車本体(6)の回動量が決定可能であることを特徴とする調整戸車。 - 請求項1に記載の調整戸車であって、
前記回動量調節体(7)は、
前記戸車本体(6)の、前記回動軸(16)と対向する端部に固定される歯を有する固定歯車と、
前記固定歯車に噛み合わせ可能な回動用ピニオン(20a)と、
前記回動用ピニオン(20a)の中心軸であって、前記回動用ピニオン(20a)を回転可能な回動調節軸(21)と、
から構成され、
前記回動調節軸(21)の回転に伴って回転する前記回動用ピニオン(20a)により、前記固定歯車を介して戸車本体(6)を回動可能であり、
前記回動調節軸(21)の回転量に応じて前記戸車本体(6)の回動量が決定可能であることを特徴とする調整戸車。 - 戸の進行方向に略水平である下枠(2a)と、前記下枠(2a)と垂直方向に連結される縦枠(2c,2d)とで形成される略矩形状の戸枠(2)内に嵌合可能な戸であって、
前記下枠(2a)と面する底面の隅部に設けられ、回転軸を中心に回転自在に装着された複数の車輪と、
前記複数の車輪の内少なくとも一つは、下枠(2a)側に進退させる突出量を調整可能な突出量調整体と、
を備え、
前記突出量調整体は、戸の移動により前記車輪が回転される際、車輪の回転量に応じて車輪の突出量が変化するよう構成してなることを特徴とする戸。 - 請求項4に記載の戸であって、
前記突出量調整体が、前記戸車本体(6)の回動量を調節する回動量調節体(7)であることを特徴とする戸。 - 戸の進行方向に略水平である下枠(2a)と、前記下枠(2a)と垂直方向に連結される縦枠(2c,2d)とで形成される略矩形状の戸枠(2)内に嵌合可能な戸であって、
前記戸は、
直線状に配列された複数の歯を有するラック(11)と、
前記ラック(11)の歯に噛み合うことができる歯が外周面上に複数配列されたピニオン(12)と、
前記ピニオン(12)の中心部には、前記ラック(11)の歯の並びとほぼ垂直方向に貫通された回転軸(13)が備えられ、前記ラック(11)の歯と前記ピニオン(12)の歯が順次噛み合うことで、前記ピニオン(12)は前記回転軸(13)を軸に回転しながら、前記ラック(11)の歯の並びに沿って移動可能であり、
前記ピニオン(12)の回転軸(13)を中心軸とし、前記ピニオン(12)の動きに連動する車輪(14)と、
前記ラック(11)と連結されており、前記ラック(11)と前記ピニオン(12)の歯が連続して噛み合えるよう回転軸(13)の位置を決定できるカバー(15)と、
から構成される戸車本体(6)を有する調整戸車を備えており、
前記戸車本体(6)は、前記ラック(11)の歯の並びと平行方向において、前記戸車本体(6)の一端近傍あるいは前記ラック(11)を略等分する中央部に、前記ラック(11)の歯筋と平行方向に貫通する回動軸(16)を有し、
前記戸車本体(6)は、前記回動軸(16)を支軸として回動可能であり、
前記戸車本体(6)の回動に連動して前記車輪(14)が回動され、
前記戸車本体(6)の他端近傍には、前記戸車本体(6)の回動量を決定する回動量調節体(7)を有することを特徴とする調整戸車を備えた戸。 - 請求項5または6に記載の戸であって、
前記戸の戸当たり側より、前記回動量調節体(7)を用いて前記戸車本体(6)の回動量を調節できることを特徴とする戸。
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