JP2008132020A - 泡立用器具 - Google Patents

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【課題】洗顔用洗剤や石鹸と水を含んだブラシを押し付けてかき混ぜさせることにより、皮膚の毛穴に浸み込むような微細な径の泡を容易かつ大量に形成できる泡立用器具を提供する。
【解決手段】泡立用器具10は、長方形の平坦な薄板で中央に曲面状に膨らんで反対側が湾曲凹面17となっている膨出部16を有する基部12と、基部12の対向する一対の側縁にて膨出部16側に延びた一対の支持板部13を有し、湾曲凹面17の複数個所にて円柱状で先端が半球状に丸められた複数の突起18を設けている。突起18は直径が1〜5mmφで高さが1〜5mmであり、各突起18間の間隔が突起18の直径の0.5〜1.5倍である。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗顔用洗剤や石鹸と水を含んだブラシを押し付けてかき混ぜさせることにより洗顔用の泡を作成するために用いられる泡立用器具に関する。
洗顔を行うためには、一般的には手やブラシで洗顔用洗剤を顔にこすり付けて、肌に泡を浸み込ませることにより行われている。例えば、特許文献1に示すように、ハンドルに連続した植毛部に、第1、第2の2種類の毛束を、それぞれ複数、混合して植毛し、第1の毛束の長さを第2の毛束の長さより長くするとともに、第1の毛束を先端に向かって細くなるテーパー状にした合成樹脂製の毛で構成し、第2の毛束を、円柱状の合成樹脂製の毛で構成した洗顔用ブラシが知られている。この洗顔ブラシによれば、肌当たりがよくしかも毛穴の汚れまで取り除くことができる第1の毛束と、洗顔料の泡立ちをよくする第2の毛束との2種類の毛束を混合して植毛部に設けることにより、両毛束の機能を同時に備えることができるため、肌当たりが良く、しかも泡立ちを良くすることができる、というものである。しかし、洗顔ブラシでかき混ぜて洗剤を泡立てるだけでは、泡の径を毛穴程度の大きさまでに小さくすることができない。そのため、このような径の大きな泡を皮膚に塗っても泡が毛穴に入り込まないので、毛穴内の汚れを除くことができず、有効な洗顔方法とはいえなかった。
実用新案登録第3114612号公報
これに代えて、ひげそりに用いるシェイビングブラシ等に洗剤を混ぜた水を含ませて、カップ等の容器の内部でかき混ぜて大量の泡を発生させ、この泡を皮膚に塗って放置したり手で軽くこすって毛穴に浸み込ませる方法もとられている。しかし、シェイビングブラシは、毛束の径が細く長さも短いため、含ませる水の量が少なく、また、毛束が豚等の硬い毛で形成されているためにかき混ぜ難く、その結果、顔面全体に塗るような大量の泡を形成するには長時間を要した。さらに、硬い毛で形成されたシェイビングブラシでかき混ぜても泡の径を皮膚の毛穴程度に小さくすることが非常に困難であった。そのため、このような径の大きな泡を皮膚に塗っても泡が毛穴に入り込まないので、毛穴内の汚れを除くことができず、満足な洗顔効果が得られなかった。
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、洗顔用洗剤や石鹸と水を含んだブラシを押し付けてかき混ぜさせることにより、皮膚の毛穴に浸み込むような微細な径の泡を容易かつ大量に形成できる泡立用器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、平板状で中央が曲面状に凹んだ湾曲凹面となっており、湾曲凹面の複数個所に円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であることにある。なお、突起は、直径が1〜5mmφであればよいが、好ましくは2〜3mmφである。1mmφより小さいとブラシに対する突起の抵抗が不十分になり泡の形成効率が悪くなり、また5mmφより大きくなるとブラシに対する突起の抵抗が大きくなりすぎてブラシによるかき混ぜが不十分になる。また、突起の高さは、1〜5mmであればよいが好ましく2〜3mmである。高さが1mmより低いとブラシに対する突起の抵抗が不十分になり泡の形成効率が悪くなり、また5mmより高くなるとブラシに対する突起の抵抗が大きくなりすぎてブラシによるかき混ぜが不十分になる。また、各突起間の間隔は、突起の直径の0.5〜1.5倍であればよいが好ましくは0.8〜1.2倍である。各突起間の間隔が突起の直径の0.5倍より小さいと、ブラシが突起間を通りにくくなり、泡の形成が妨げられる。また、各突起間の間隔が突起の直径の1.5倍より大きいと、ブラシに対する突起の抵抗が小さくなり、泡の形成効率が非常に悪くなる。
上記のように構成した本発明においては、ブラシの毛束に洗顔用洗剤や石鹸と水を含ませて、毛束先端を泡立用器具の湾曲凹面に押し付けてかき混ぜることにより、毛束が湾曲凹面に適正に配置された適正な大きさの多数の突起に高速で接触する。これにより、発生した泡が毛束と突起の間でこすられて細かく潰され、その結果、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の膨大な数の泡がスムーズに形成される。また、泡が毛束と突起の間でこすられて細かく潰されるため、従来は困難であった豚毛のような硬い獣毛で形成された安価な毛束を用いることによっても、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の泡を形成することが可能になる。また、毛束をかき混ぜる部分が湾曲凹面となっているため、激しくかき混ぜても、泡の泡立用器具外への飛び出しを抑えることができる。このように形成された微細な径の泡を顔や皮膚に塗って放置したりあるいは軽くこすることにより、泡が毛穴に浸み込んで、毛穴に溜まった汚れを取り出すことができる。その結果、本発明においては、ブラシを形成する毛束の硬さによらず微細な径の泡を簡易に形成できるので便利である。
また、本発明の第2の特徴は、長方形の平坦な薄板で中央に曲面状に膨らんで主表面側が湾曲凹面となっている膨出部を有する基部と、基部の対向する一対の側縁にて膨出部側に延びた一対の支持板部を有し、湾曲凹面の複数個所にて円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であることにある。
本発明においては、上述したと同様に、ブラシの毛束に洗顔用洗剤や石鹸と水を含ませて、毛束先端を泡立用器具の湾曲凹面に押し付けてかき混ぜることにより、泡が毛束と突起の間でこすられて細かく潰され、その結果、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の泡が簡易に形成される。さらに、本発明においては、一対の支持板部が設けられていない側縁側において基部の曲面状の膨出部を手で下から支えることにより、手で泡立用器具を持つことができるので、その状態でブラシを湾曲凹面に当てて泡を作成することができるので便利である。
また、本発明の第3の特徴は、平板状で、一表面側の複数個所に円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であり、上端が開放された容器内の底面に突起を上に向けて載置されることにある。泡立用器具は、接着剤や両面テープ等の固定手段を用いて容器の底面に固定することが好ましいが、場合によってはそのまま載置するのみでもよい。なお、容器としては、洗面器、バケツ、桶等が好ましい。
本発明においては、上述したと同様に、ブラシの毛束に洗顔用洗剤や石鹸と水を含ませて、毛束先端を泡立用器具の湾曲凹面に押し付けてかき混ぜることにより、泡が毛束と突起の間でこすられて細かく潰され、その結果、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の泡が簡易に形成される。さらに、本発明においては、洗面器等の容器の底面に泡立用器具を載置して、ブラシをその表面にこすり付けることにより、形成された泡が容器内に収容されるので、泡のこぼれを心配することなく大量の泡を容易に形成することができる。そのため、本発明は、大量の泡を全身にこすりつけるような場合に便利である。また、泡立用器具は、容器底面から取り外すことにより、別の容器に取り付けて使用することができるので、汎用性も優れている。
また、本発明の第4の特徴は、上端開放の容器であって、容器の底面の複数個所に円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であることにある。
本発明においては、上述したと同様に、泡立用器具の上端からブラシを挿入して毛束先端を容器底面に押し付けてかき混ぜることにより、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の泡が簡易に形成される。さらに、本発明においては、泡立用器具の底面に突起が一体で設けられているため、ブラシをその表面にこすり付ける作業が容易に行われ、泡のこぼれを心配することなく大量の泡を容易に形成することができる。そのため、本発明は、大量の泡を全身にこすりつけるような場合に便利である。
本発明によれば、泡立用器具の中央の曲面状に凹んだ湾曲凹面の複数個所に、適正な寸法の円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起が適正な間隔で配設されているため、ブラシの毛束に洗顔用洗剤や石鹸と水を含ませて、毛束先端を泡立用器具の湾曲凹面に押し付けてかき混ぜることにより、毛束が湾曲凹面に配置された多数の突起に高速で接触する。その結果、本発明によれば、発生した泡が毛束と突起の間でこすられて細かく潰されるので、ブラシの毛束の硬さにかかわらず、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の膨大な数の泡を簡単に形成することができる。また、本発明においては、一対の支持板部が設けられていない側縁側において基部の曲面状の膨らみを手で下から支えることにより、簡単に泡立用器具を持つことができるので、ブラシを湾曲凹面に当てて泡を作成する作業を簡単に行うことができ便利である。さらに、本発明においては、平板状の泡立用器具を容器の底面に突起を上に向けて載置して使用することにより、容易に容器内に大量の泡を形成することができる。また、本発明においては、泡立用器具の容器底面に突起を一体で設けたことにより、容易に泡立用器具内に大量の泡を形成することができる
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。図1〜図3は、実施例1である泡立用器具を用いたブラシ立付き泡立用器具を正面図、平面図及び右側面図により示し、図4はブラシ立付き泡立用器具の使用状態を正面図により示したものである。また、図5〜図10は、泡立用器具を正面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図及び断面図により概略的に示したものである。また、図11〜図13は、ブラシ立を正面図、底面図及び右側面図により示したものである。ブラシ立付き泡立用器具10は、泡立用器具11と、その表面右端中央位置に表面に対して垂直に取り付けられたブラシ立21とにより構成されている。なお、ブラシ立付き泡立用器具10の左右、前後、上下については図1における左右、前後、上下に合わせるものとする。
泡立用器具11は、樹脂製で長方形の板状部材であり、長方形の基部12と、その長辺方向の両側縁で一方向に円弧状に曲げられて略直角よりわずかに外方向に開いて真直ぐに延びた支持板部13とを設けており、基部12の支持板部13との境が円弧状の曲げ部14になっている。基部12の上面には、両曲げ部14内側の長方形の平坦部分の略全体において、横長の楕円形形状で環状に突出した環状突出部15が設けられている。さらに、環状突出部15の内側部分が支持板部13側に全体として曲面状に膨出した膨出部16になっており、膨出部16の上表面が基部12の平坦な上面から凹曲面形状に凹んだ湾曲凹面17になっている。
湾曲凹面17の全面には、多数の突起18が所定の間隔で上面に対して垂直に突出して形成されている。突起18は、円柱状でその上端が凸曲面である半球状に丸められており、直径が2mmφで、高さが3mmである。また、各突起18間の間隔が突起18の直径と同一寸法の2mmとなっている。基部12の右端の前後中央位置においては、円筒形の取付筒部19が、右側曲げ部14と右側の支持板部13に跨ってかつ両者を貫通して支持板部13の上下端間に一体で設けられている。取付筒部19の右端部分は筒壁を上下に貫通したスリット状の隙間19aになっている。泡立用器具11は、樹脂成形により一体で形成されるので安価に提供され、また軽量なので取り扱いに便利である。
ブラシ立21は、樹脂製の板状部材であり、略V字状の外側縁部22aと内側縁部22bとに挟まれた所定面積の略V字状に広がった薄板である把持板部22を有しており、外側縁部22aの突出した頂部に突出方向に延びた短い丸棒である支持棒部24を一体で設けている。把持板部22の内側縁部22bには、その厚さ方向に厚いV字状のリブ23が一体で設けられている。支持棒部24は、先端側の半分が根元側の半分に比べてわずかに小径の挿入部25になっており、さらに挿入部25の外周の把持板部22と直交する1箇所には位置決め凸部26が設けられている。挿入部25は、上記取付筒部19に挿入可能な外径になっており、位置決め凸部26にて取付筒部19の隙間19aに挿入可能になっている。ブラシ立21は、樹脂成形により一体で形成されるので安価に提供され、また軽量なので取り扱いに便利である。ブラシ立21は、支持棒部24の挿入部25を泡立用器具11の取付筒部19に挿嵌され、位置決め凸部26を取付筒部19の隙間19aに合わせて嵌合させることにより、図1〜図3に示すように、適正に位置合わせされた状態で取付筒部19に取り外し可能に立設されてブラシ立付泡立用器具10に組み立てられる。
ブラシ立付泡立用器具10に使用される泡立ブラシ30としては、例えば図14〜図17に示すように、馬の毛のような柔らかい獣毛が半分以上を占める円柱状の毛束32の一端側を円環状のリング金具36で締め付けると共に、毛束32の一端側の中心部分に芯部材34が挿入されてなるブラシ本体31と、一端に設けた取付孔45にブラシ本体31がリング金具36側にて挿嵌されて固定された棒状の柄部41とを設けたものがある。
毛束32は、本実施例では柔らかい獣毛である馬の毛と山羊の毛がそれぞれ1/3、硬い化繊の毛が1/3を混ぜ合わせたものであるが、これに限らず、種々のブラシに通常用いられる豚や穴熊の毛のような硬い獣毛のみのものや、その他の毛の組み合わせのものでもよい。毛束32は、リング金具36で締め付けられた根元部から先端に向けて軸心に対して径方向外方にわずかに広がった円錐状であり、先端面が軸方向外方にわずかに膨出した凸曲面状になっている。図2、図3に示すように、毛束32の一端側(図2の下端)の中心には、樹脂製の短い丸棒状の芯部材34が挿入されている。芯部材34は、直径がリング金具36の直径の略1/4で、長さがリング金具36と同等である。
リング金具36は、所定幅の金属薄板を芯部材34の挿入された毛束32の一端側に巻きつけて締め付けることにより円環形にされたものである。リング金具36の締付けに対して、毛束32の一端側の中心に芯部材34が埋設されていることにより、毛束32が強力に締め付けられて毛の抜けが防止され、さらに毛束32が先端側に向けてわずかに広がるようにされる。リング金具36で締め付けられた毛束32の一端側には、接着剤が含浸される。さらに、最終的に毛束32を含むリング金具36の軸方向外側が樹脂製の接着剤層38で固められ、ブラシ本体31に形成される。
柄部41は、図16,図17に示すように、木製の柱状であって、その上端43aと下端44aが長手方向に対して直角な平坦面となっており、軸方向の中間部分が全周にわたって軸心方向に向けて曲面状に凹んだ凹み部42になっている。柄部41の凹み部42を挟んだ軸方向の一端側がほぼ円筒状で長さの短い取付部43であり、軸方向の他端側が他端近傍を中心として軸方向の両側に広がる径方向外方に山状に膨らんだ膨れ部44になっており、全体として略ひょうたん形状になっている。膨れ部44の外径は、毛束32の外径よりわずかに大きくされている。これにより、柄部41の膨れ部44を手で握って指先を凹み部42に当てることにより、手で容易に把持できる形状になっている。取付部43には、他端面から凹んだ円形の取付孔45が設けられている。取付孔45は、内径が上記リング金具36、接着剤層38の外径よりわずかに小さく、その深さは、リング金具36の軸方向長さの略半分と接着剤層38の軸方向長さを合わせた長さになっている。上記ブラシ本体31をリング金具36側から柄部41の取付孔45に圧入によって挿嵌して柄部41に固定することにより、泡立ブラシ30が得られる。
上記のように構成した本実施例1においては、通常はブラシ立21を取り外した単体の泡立用器具11をその一対の支持板部13が設けられていない側縁側において基部12の曲面状の膨出部16を手で下から支えることにより使用される。この泡立用器具11に対して、泡立ブラシ30の棒状の柄部41を手で握って、毛束32に洗顔用洗剤を混ぜた水を含ませて、毛束先端を泡立用器具11の湾曲凹面17に押し付けてかき混ぜることにより、毛束32が湾曲凹面17に適正に配置された適正な大きさの多数の突起18に高速で接触する。これにより、発生した泡が毛束32と突起18の間でこすられて細かく潰され、その結果、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の膨大な数の泡が形成される。また、本実施例1においては、発生した泡が毛束32と突起18の間でこすられて細かく潰されるため、従来は困難であった豚毛のような硬い獣毛で形成された安価な毛束を用いることによっても、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の膨大な数の泡を簡易に形成することが可能になる。
また、泡立用器具11において毛束32を当てる部分が湾曲凹面17となっているため、泡立ブラシ30で激しくかき混ぜても、形成された泡の泡立用器具11外への飛び出しを抑えることができる。このように形成された微細な径の泡を顔や皮膚に塗って放置したりあるいは軽くこすることにより、泡が毛穴に浸み込んで、毛穴に溜まった汚れを取り出すことができる。また、本実施例1においては、泡立用器具11の一対の支持板部13が設けられていない側縁側において基部12の曲面状の膨出部16を手で下から支えることにより、簡単に泡立用器具11を持つことができ、その状態で泡立ブラシ30を湾曲凹面17に当てることにより簡単に微細な泡を作成することができるので便利である。
泡立用器具11を用いて泡立ブラシ30による泡立を行った後は、ブラシ立21を泡立用器具11の円筒形の取付筒部19に立てて、ブラシ立付き泡立用器具10とする。さらに、図4に示すように、ブラシ立21に対して泡立ブラシ30を毛束32が泡立用器具11上に配置されるように傾けた状態で、柄部41の凹み部42をブラシ立21の内側縁に挿入し、膨れ部44をブラシ立21に係合させてブラシ立21に取り付ける。これにより、毛束32に付着した水分が湾曲凹面17内に垂れて、毛束32の水分が自然に除去される。その結果、毛束32が水分によって腐食するという不具合を回避できる。
なお、上記実施例1においては、ブラシ立付き泡立用器具10について示されているが、これに代えて、ブラシ立21を除いて単に泡立用器具11のみとすることができる。また、泡立用器具11として、上記実施例1に示した形状に限らず、単に厚板の表面に湾曲凹面を設けて、湾曲凹面に突起を形成したものでもよい。
つぎに、実施例2について図面を用いて説明する。図18は、実施例2である泡立用器具を平面図により示し、図19は泡立用器具の使用状態を一部破断正面図により示したものである。泡立用器具51は、樹脂製で円形の板状部材であり、基部52の上面の外周縁には全周に沿ってわずかに突出した環状の突出部53を有しており、上面のほぼ全面には、多数の突起54が所定の間隔で上面に対して垂直に突出して形成されている。突起54の直径、高さ、配置の間隔等については、実施例1に示した突起18と同様である。この泡立用器具51は、図19に示すように、洗面器56内の底面上に載置される。この場合、泡立用器具51は、接着剤や両面テープ等の固定手段を用いて洗面器56の底面に固定することが好ましいが、場合によってはそのまま載置するのみでもよい。なお、泡立用器具51の形状は、円形には限らない。
実施例2においては、上記実施例1と同様に、泡立ブラシ30の毛束32に洗顔用洗剤や石鹸と水を含ませて、毛束先端を泡立用器具51の表面に押し付けてかき混ぜることにより、泡が毛束32と突起54の間でこすられて細かく潰され、その結果、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の泡が簡易に形成される。さらに、実施例2においては、洗面器56の底面に泡立用器具51を載置して、毛束32をその表面にこすり付けることにより、形成された泡が洗面器56内に収容されるので、泡のこぼれを心配することなく大量の泡を容易に形成することができる。そのため、実施例2の泡立用器具51は、大量の泡を全身にこすりつけるような場合に使用すると非常に便利である。また、泡立用器具51は、洗面器56から取り外すことにより、別の洗面器やバケツ等の容器に取り付けて使用することができるので、汎用性も優れている。
つぎに、実施例3について図面を用いて説明する。図20は、実施例3である泡立用器具を一部破断正面図により示したものである。泡立用器具61は、上端開放の容器として樹脂製で円形状の洗面器が用いられており、洗面器のその底面62のほぼ全面に多数の突起63が所定の間隔で上面に対して垂直に突出して形成されている。突起63の直径、高さ、配置の間隔等については、実施例1に示した突起18と同様である。この泡立用器具61は、樹脂製形により突起63も含めて一体で形成される。
実施例3においては、上記実施例2と同様に、泡立ブラシ30の毛束32に洗顔用洗剤や石鹸と水を含ませて、毛束先端を泡立用器具61の底面62に押し付けてかき混ぜることにより、泡が毛束32と突起63の間でこすられて細かく潰され、その結果、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の泡が簡易に形成される。さらに、実施例3においては、泡立用器具61の底面62に毛束32をこすり付けることにより、形成された泡が内部に収容されるので、泡のこぼれを心配することなく大量の泡を容易に形成することができる。そのため、実施例3においても実施例2と同様に、大量の泡を全身にこすりつけるような場合に使用すると非常に便利である。また、泡立用器具61はそのまま洗面器としても使用できるので便利である。
なお、上記実施例1〜3においては、泡立用器具11,51,61、ブラシ立21を樹脂製とすることにより、軽量で安価に提供されるが、これに限らず金属製、セラミック製等とすることも可能である。また、実施例2においては、泡立用器具51をゴム材料のような柔軟性のある材料製とすることも可能である。さらに、泡立用器具については、洗顔用のみではなく、ボディ洗浄用としても使用可能である。その他、上記実施例に示した泡立用器具については一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。
本発明は、泡立用器具の表面の複数個所に、適正な寸法の円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起が適正な間隔で配設されているため、ブラシの毛束に洗顔用洗剤や石鹸と水を含ませて、毛束先端を泡立用器具の湾曲凹面に押し付けてかき混ぜることにより、毛束が湾曲凹面に適正に配置された適正な大きさの多数の突起に高速で接触することにより、皮膚の毛穴に浸み込むことができる微細な径の膨大な数の泡を簡単に形成できるので、有用である。
本発明の実施例1であるブラシ立付き泡立用器具を概略的に示す正面図である。 ブラシ立付き泡立用器具を概略的に示す平面図である。 ブラシ立付き泡立用器具を概略的に示す右側面図である。 ブラシ立付き泡立用器具に泡立ブラシを取り付けた状態を概略的に示す正面図である。 泡立用器具を示す正面図ある。 泡立用器具を示す平面図である。 泡立用器具を示す平面図である。 泡立用器具を示す左側面図である。 泡立用器具を示す右側面図ある。 泡立用器具を示す図6のX−X線方向の断面図である。 ブラシ立を示す正面図ある。 ブラシ立を示す底面図である。 ブラシ立を示す右側面図ある。 泡立ブラシを示す正面図である。 泡立ブラシのブラシ本体を示す一部破断正面図である。 泡立ブラシのブラシ本体を示す底面図である。 泡立ブラシの柄部を示す図16のY−Y線方向の一部破断面図ある。 実施例2である泡立用器具を概略的に示す平面図である。 泡立用器具の使用状態を概略的に示す一部破断正面図である。 実施例3である泡立用器具を概略的に示す一部破断正面図である。
符号の説明
10…ブラシ立付き泡立用器具、11…泡立用器具、12…基部、13…支持板部、16…膨出部、17…湾曲凹面、18…突起、19…取付筒部、21…ブラシ立、22…把持板部、24…支持棒部、25…挿入部、26…位置決め凸部、30…泡立ブラシ、31…ブラシ本体、32…毛束、36…リング金具、41…柄部、51…泡立用器具、52…基部、54…突起、56…洗面器、61…泡立用器具、62…底面、63…突起。

Claims (4)

  1. 平板状で中央が曲面状に凹んだ湾曲凹面となっており、該湾曲凹面の複数個所に円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、該突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であることを特徴とする泡立用器具。
  2. 長方形の平坦な薄板で中央に曲面状に膨らんで主表面側が湾曲凹面となっている膨出部を有する基部と、該基部の対向する一対の側縁にて該膨出部側に延びた一対の支持板部を有し、該湾曲凹面の複数個所に円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、該突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であることを特徴とする泡立用器具。
  3. 平板状で、一表面側の複数個所に円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、該突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であり、上端が開放された容器内の底面に該突起を上に向けて載置されることを特徴とする泡立用器具。
  4. 上端開放の容器であって、該容器の底面の複数個所に円柱状で先端が凸曲面状に丸められた複数の突起を設けており、該突起は直径が1〜5mmφで且つ高さが1〜5mmであり、各突起間の間隔が突起の直径の0.5〜1.5倍であることを特徴とする泡立用器具。
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