JP2008131727A - ファンモータ - Google Patents

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Hirokazu Kobayashi
寛和 小林
Tomoaki Hoshina
智昭 保科
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Abstract

【課題】回転耐久性を保ちながら、薄型化を達成するようにしたファンモータを提供する。
【解決手段】このファンモータ1においては、軸受ホルダ13がカップ状になっているので、軸受ホルダ13の内周面13aとラジアル軸受12の外周面12bとの当接、及び軸受ホルダ13の内側底面13bと回転シャフト7の球面状の端部7aとの当接が可能となり、その結果として、従来採用されていたアキシャル軸受を不要にできるので、ファンモータ1の薄型化にあたって、アキシャル軸受の厚みに相当する寸法を、ラジアル軸受12の厚みの寸法に振り分けることができるので、ラジアル軸受12の厚みの確保を可能にしている。特に本発明は、薄型ファンモータをミリ単位で薄くする場合に極めて有効である。
【選択図】図4

Description

本発明は、ノートパソコン、デジタルビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistants)などに利用されるファンモータに関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2002−34197号公報がある。この公報に記載されたファンモータは、ロータ及びステータを収容するための矩形のケーシングを備えている。このケーシングの中央に設けられた円筒状の軸受収容部内にはラジアル軸受が収容され、このラジアル軸受により、ロータの回転シャフトが回転自在に支持される。さらに、回転シャフトの端部は、ケーシングの軸受収容部の底面上に配置した円板状のアキシャル軸受によって支持されている。そして、ロータに設けられたインペラは、円筒状のラジアル軸受と円板状のアキシャル軸受との協働によりスムーズに回転する。
特開2002−34197号公報 特開平11−8962号公報
しかしながら、従来のファンモータは、軸受収容部の底面上にアキシャル軸受を配備しているので、ケーシングと一体になっている軸受収容部の底部は所定の厚みを有する必要がある。そこで、前述した従来のファンモータを薄型化する場合には、アキシャル軸受の具備及び軸受収容部の底部の肉厚の確保を必要とするので、円筒形状のラジアル軸受の高さを低くすることが余儀なくされ、その結果として、回転に対する耐久性を悪化させる虞があるといった問題点がある。
本発明は、回転耐久性を保ちながら、薄型化を達成するようにしたファンモータを提供することを目的とする。
本発明に係るファンモータは、N極とS極とが交互に着磁されたマグネットを有するロータと、マグネットに対面するようにコイルが配置されたステータとを有するファンモータにおいて、コイルを支持すると共に、筐体の一部をなす金属製のベースプレートと、ロータに設けられた回転シャフトを支持するラジアル軸受と、ベースプレートから突出する筒状の起立部と、起立部内に固定されると共に、ラジアル軸受が収容されて、ラジアル軸受の外周面及び回転シャフトの端部が当接するカップ状の樹脂製軸受ホルダとを備えたことを特徴とする。
このファンモータにおいては、軸受ホルダがカップ状になっているので、軸受ホルダの内周面とラジアル軸受の外周面との当接及び軸受ホルダの内側底面と回転シャフトの端部との当接が可能となり、軸受ホルダを樹脂によって成形することで、回転シャフトのスラスト受けを可能にしている。その結果として、従来採用されていたアキシャル軸受を不要にできるので、ファンモータの薄型化にあたって、アキシャル軸受の厚みに相当する寸法を、ラジアル軸受の厚み寸法に振り分けることができ、ラジアル軸受の厚みの確保を可能にしている。従って、ファンモータの回転耐久性を落とすことなく薄型化を達成することができる。さらに、金属(例えば、腐食し難いステンレス)製のベースプレートを採用することで、起立部をプレスによって簡単に成形することができ、しかも、筐体の厚みを薄くできるので、ファンモータのさらなる薄型化を可能にしている。特に本発明は、薄型ファンモータをミリ単位で薄くする場合に極めて有効である。
また、樹脂製の軸受ホルダ内にラジアル軸受を圧入すると好適である。この場合、軸受ホルダは樹脂によって成形されているので、ラジアル軸受を軸受ホルダ内に圧入したときに、圧入時の変形を軸受ホルダ側が許容するので、ラジアル軸受の軸孔の縮小や変形を極めて少なくすることができる。その結果として、回転シャフトの回転時の偏心を少なくすることができる。さらに、圧入により、ラジアル軸受が軸受ホルダに装着されるので、ファンモータの組み立て作業性をも良好にしている。さらに、軸受ホルダは樹脂により成形されているので、ロータの回転時の騒音の防止や耐久性の向上にも寄与している。
また、軸受ホルダに設けられた鍔部は、起立部の端部に当接すると共に、マグネットに向けて延在すると好適である。この場合、軸受ホルダの鍔部の遊端とマグネットの内端部との間のクリアランスを可能な限り狭めることができるので、筐体内に流入した空気をラジアル軸受に向けて流動させ難くすることができる。従って、筐体内に取り込まれた粉塵などのゴミをラジアル軸受と回転シャフトの間に入り込み難くすることができる。これによって、耐久性の高いファンモータを実現している。
本発明によれば、回転耐久性を保ちながら、薄型化の促進を可能にしている。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るファンモータの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、ファンモータ1は、ノートパソコン、デジタルビデオカメラ、PDAなどの薄型化が要求されている機器に利用されると共に、両面吸込み式でサイドフロータイプの薄型ブラシレスファンモータであり、3mmの厚さを有する筐体2を備えている。筐体2は、正方形で厚さ0.3mmのステンレス製トッププレート2aと、正方形で厚さ0.3mmのステンレス製ベースプレート2bと、トッププレート2aとベースプレート2bとの間に配置されたアルミ又は樹脂製のスペーサ2cとからなる。
また、トッププレート2a側には、ドーナツ状の吸気口Aが設けられ、ベースプレート2bには、略三日月状の吸気口Bが3個設けられ、筐体2の一辺には、吐き出し口Cが設けられている。そして、スペーサ2cによって筐体2内に所定の空間が形成され、この空間内にロータ3及びステータ4が収容されている。
ロータ3は、金属製の回転板6の裏面に接着剤を介して固定されたドーナツ状のマグネット5を有している。このマグネット5は、N極とS極とが周方向に交互に着磁され、回転板6の中央に固定された回転シャフト7を包囲する。そして、回転板6は、トッププレート2aの中央に形成された円形の開口Dから露出し、回転板6の周縁には、複数枚の羽根8が固定され、ロータ3の回転によって、吐き出し口Cから空気が排出される。
ステータ4は、ドーナツ状のマグネット5に対面するように配置された2個のコイル9を有し、各コイル9は回路基板10上に固定され、この回路基板10とベースプレート2bとの間には、フラックスプレート11が配置されている。回路基板10上には、磁気を検知するホール素子(図示せず)などが搭載され、ホール素子からの電気信号に基づいて各コイル9への給電が制御される。そして、コイル9、回路基板10及びフラックスプレート11は、ファンモータ1の薄型化に寄与している金属製のベースプレート2bによって支持されている。
図4及び図5に示すように、ロータ3に設けられた回転シャフト7は、オイルが含浸された金属製のラジアル軸受12の軸孔12aによって回転自在に支持され、このラジアル軸受12は、樹脂(例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)など)からなるカップ状の軸受ホルダ13内に圧入によって固定されている。この場合、軸受ホルダ13は樹脂によって成形されているので、ラジアル軸受12を軸受ホルダ13内に圧入したときに、圧入時の変形を軸受ホルダ13側が許容するので、ラジアル軸受12の軸孔12aの縮小や変形を極めて少なくすることができる。その結果として、回転シャフト7の回転時の偏心を少なくすることができる。さらに、圧入により、ラジアル軸受12が軸受ホルダ13に装着されるので、ファンモータ1の組み立て作業性をも良好にしている。また、軸受ホルダ13は樹脂により成形されているので、ロータ3の回転時の騒音の防止や耐久性の向上にも寄与している。
さらに、軸受ホルダ13がカップ状になっているので、軸受ホルダ13の内周面13aとラジアル軸受12の外周面12bとの当接、軸受ホルダ13の内側底面13bとラジアル軸受12の底面12cとの当接及び軸受ホルダ13の内側底面13bと回転シャフト7の球面状の端部7aとの当接が可能となり、軸受ホルダ13を樹脂によって成形することで、回転シャフト7のスラスト受けを可能にしている。その結果として、従来採用されていたアキシャル軸受を不要にできるので、ファンモータ1の薄型化にあたって、アキシャル軸受の厚みに相当する寸法を、ラジアル軸受12の厚み寸法に振り分けることができ、ラジアル軸受12の厚みの確保を可能にしている。従って、ファンモータ1の回転耐久性を落とすことなく薄型化を達成することができる。
さらに、ラジアル軸受12は、金属製のベースプレート2bの中央から突出する円筒状の起立部15内に圧入され、この起立部15は、ベースプレート2bのプレス成形によって形成されている。起立部15の一端側の開口からラジアル軸受12が挿入され、起立部15の内周面15aに対して軸受ホルダ13の外周面13dが圧着される。そして、起立部15の他端側の開口から軸受ホルダ13の底部13cが露出し、ベースプレート2bと軸受ホルダ13における底部13cの外面とが面一になっている。
このようなファンモータ1においては、金属製のベースプレート2bに設けられた筒状の起立部15内にカップ状の軸受ホルダ13が圧入によって固定されるので、カップ状の軸受ホルダ13の組み付け作業が容易である。さらに、金属(例えば、ステンレス)製のベースプレート2bを採用することで、起立部15をプレスによって簡単に成形することができ、しかも、筐体2の厚みを薄くできるので、ファンモータ1のさらなる薄型化を可能にしている。特に本発明は、薄型ファンモータをミリ単位で薄くする場合に極めて有効な手法である。
さらに、図4及び図6に示すように、カップ状の軸受ホルダ13には、環状の鍔部13eが設けられ、この鍔部13eは、起立部15の端部に当接すると共に、マグネット5に向けて延在する。さらに、鍔部13eとマグネット5はベースプレート2bから略同じ高さに配置されている。従って、鍔部13eの外径の変更によって、軸受ホルダ13の鍔部13eの遊端とマグネット5の内端部との間のクリアランスSを容易に小さくすることができるので、筐体2内に流入した空気をラジアル軸受12に向けて流動させ難くすることができる。その結果として、筐体2内に取り込まれた粉塵などのゴミをラジアル軸受12と回転シャフト7の間に入り込み難くすることができる。これにより、耐久性の高いファンモータが実現される。この場合、クリアランスSが小さければ小さい程、回転シャフト7に付着するゴミを減らすことができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明に係るファンモータは、サイドフロータイプに限らず、軸流タイプであっても適用可能である。また、金属製のベースプレート2bに設けられた筒状の起立部15内にカップ状の軸受ホルダ13が接着剤によって固定されてもよい。
本発明に係るファンモータの一実施形態を示す正面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1の背面図である。 本発明に係るファンモータの要部を示す斜視図である。 要部拡大断面図である。 図2を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1…ファンモータ、2…筐体、2b…ベースプレート、3…ロータ、4…ステータ、5…マグネット、7…回転シャフト、7a…回転シャフトの端部、8…羽根、12…ラジアル軸受、12a…ラジアル軸受の軸孔、12b…ラジアル軸受の外周面、13…軸受ホルダ、13e…軸受ホルダの鍔部、15…起立部、S…クリアランス。

Claims (3)

  1. N極とS極とが交互に着磁されたマグネットを有するロータと、前記マグネットに対面するようにコイルが配置されたステータとを有するファンモータにおいて、
    前記コイルを支持すると共に、筐体の一部をなす金属製のベースプレートと、
    前記ロータに設けられた回転シャフトを支持するラジアル軸受と、
    前記ベースプレートから突出する筒状の起立部と、
    前記起立部内に固定されると共に、前記ラジアル軸受が収容されて、前記ラジアル軸受の外周面及び前記回転シャフトの端部が当接するカップ状の樹脂製軸受ホルダとを備えたことを特徴とするファンモータ。
  2. 樹脂製の前記軸受ホルダ内に前記ラジアル軸受を圧入したことを特徴とする請求項1記載のファンモータ。
  3. 前記軸受ホルダに設けられた鍔部は、前記起立部の端部に当接すると共に、前記マグネットに向けて延在することを特徴とする請求項1又は2記載のファンモータ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005147266A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Sony Corp 軸受ユニット、軸受ユニットを有するモータ及び電子機器
JP2006097852A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Ntn Corp 動圧軸受装置

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