JP2008131234A - バースト無線信号伝送システム、無線送信装置、無線受信装置及びバースト無線信号伝送方法 - Google Patents
バースト無線信号伝送システム、無線送信装置、無線受信装置及びバースト無線信号伝送方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008131234A JP2008131234A JP2006312797A JP2006312797A JP2008131234A JP 2008131234 A JP2008131234 A JP 2008131234A JP 2006312797 A JP2006312797 A JP 2006312797A JP 2006312797 A JP2006312797 A JP 2006312797A JP 2008131234 A JP2008131234 A JP 2008131234A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- symbol
- radio
- sequence
- synchronization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】情報シンボル変換部1−1は、データビット系列を情報シンボル信号系列に変換し、トレーニング信号生成部1−2は、無線送信局と無線受信局とで指定符号系列を生成した後、差動符号化する。多重化部1−3は、情報シンボル信号系列と差動符号化した指定符号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成する。送信デジタルフィルタ部1−4は、送信バースト信号を帯域制限し、無線送信部1−5は、該送信バースト信号を無線周波数に変換して送信する。無線受信局では、受信した送信バースト信号を元に、キャリア周波数オフセット補正を行って、オフセット補正された信号を復調してデータビット系列を再生する。
【選択図】図2
Description
(1)フレーム同期専用のUWが必要なため、オーバーヘッドが大きくなり、特にペイロード部分が短い場合に伝送効率が劣化する。
(2)各受信同期処理を別処理で行うため、演算量が多く、受信局の回路規模増大、消費電力が増大する。
(3)周波数同期の初期引き込みが1バーストで引き込むことができない。
(1)各同期用のトレーニング信号の他に、チャネル推定用のトレーニング信号が必要なため、オーバーヘッドが大きくなり、特に、ペイロード部分が短い場合に伝送効率が劣化する。
(2)各受信同期処理において、相互相関演算、自己相関演算を行うため、受信局の回路規模、消費電力が大きくなる。
(4)ショートプリアンブルがPN系列とならないため、ショートプリアンブルを用いたシンボル同期、フレーム同期精度は、PN系列を用いた同期精度よりも劣化する。
(5)低速通信では、ショートプリアンブル内で位相が回転するため、シンボル同期、フレーム同期精度が劣化する。
(1)各同期用のトレーニング信号の他に、チャネル推定用のトレーニング信号が必要なため、オーバーヘッドが大きくなり、特に、ペイロード部分が短い場合に、伝送効率が劣化する。
(4)ショートプリアンブルの相互相関値ピークは、PN系列よりも出にくいため、ショートプリアンブルを用いたシンボル同期、フレーム同期精度は、PN系列を用いた同期精度よりも劣化する。
(1)フレーム同期用とその他の受信同期用のプリアンブルとが必要なため、オーバーヘッドが大きくなり、特に、ペイロード部分が大きい場合に伝送効率が劣化する。
(2)各受信同期処理において、フレーム同期処理と、その他のバースト検出、シンボル同期、周波数同期処理が別に必要なため、受信局の回路規模、消費電力が大きい。
(6)相互相関時に一旦遅延検波によるビット判定を行うため、フェージング変動などによりプリアンブル内で受信レベル変動が起きた場合、フレーム同期精度が劣化する。
Kiyoshi KOBAYASHI,Tetsu SAKATA,Youichi MATSUMOTO and Shuji KUBOTA,"Fully Digital Burst Modem for Satellite Multimedia Communication Systems", IEICE Transaction on Communications,vol.E80-B,No.1,January 1997. Youichi MATSUMOTO,Shuji KUBOTA and Shuzo KATO,"A New Burst Cocherent Demodultor for Microcellular TDMA/TDD Systems",IEICE Transaction on Communcations,vol.E77-B,No.7 July 1994. 松江英明、守倉正博 著,"802.11 高速無線LAN教科書",第9章,(株)IDGジャパン 望月伸晃,宗田悟志,伊勢誠,上野衆太,松本洋一,梅比良正弘,"5GHz帯高速無線アクセス用OFDM−LSIの開発と特性評価",信学技報,DSP99−168,SAT99−123,RCS99−173(2000−01),PP113−118,;電子情報通信学会 小倉浩嗣、芹沢睦,"TDMAデジタル移動通信のためのスロット同期方式",B−292,1990年電子情報通信学会秋季全国大会
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態によるバースト無線信号伝送システムのフレーム構成を示す概念図である。本第1実施形態では、先頭に後述するトレーニング信号系列を、その後段に後述する情報シンボル信号系列をつけて送信バースト信号を構成する。本第1実施形態でのオーバーヘッドは、該トレーニング信号系列の1種類のみである。
図2(a)は、本第1実施形態によるバースト無線信号伝送システムの無線送信局の構成を示すブロック図である。図において、無線送信局は、情報シンボル変換部1−1、トレーニング信号生成部1−2、多重化部1−3、送信デジタルフィルタ部1−4、無線送信部1−5、送信アンテナ1−6から構成されている。また、図2(b)は、上記トレーニング信号生成部1−2の構成を示すブロック図である。図において、トレーニング信号生成部1−2は、指定符号生成部1−2−1及び差動符号化部1−2−2から構成されている。
図3は、本第1実施形態による無線受信局の構成を示すブロック図である。図において、無線受信局は、受信アンテナ2−1、無線受信部2−2、受信デジタルフィルタ部2−3、差動復号化部2−4、スライディング相互相関演算部2−5、フレーム同期部2−6、シンボル同期部2−7、周波数同期部2−8及び復調部2−9から構成されている。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態は、前述した第1実施形態に対して、上記周波数同期部2−8の処理を上記デジタルフィルタ部2−2の前段で行うことを特徴としている。
ここで、電力削れとは、デジタルフィルタを通過させる際に、信号の中心周波数がデジタルフィルタの帯域からずれている場合に、デジタルフィルタを通過した出力信号において電力の減少が生じてしまうことをいう。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本第3実施形態は、前述した第2実施形態に対して、無線受信局が複数(N個)の受信系を装備し、フレーム同期部、シンボル同期部、周波数同期部の処理に対して空間ダイバーシチ処理を行うことを特徴としている。なお、該バースト無線信号伝送システムのフレーム構成、無線送信局は、第1実施形態と全く同一である。したがって、本第3実施形態として、無線受信局の具体的動作例のみを説明する。
次に、本発明の題4実施形態について説明する。
本第4実施形態は、前述した第3実施形態に対して、フレーム同期部、シンボル同期部を、受信系毎に独立で動作させ、周波数同期部の処理のみに対して空間ダイバーシチ処理を行うことを特徴としている。なお、該バースト無線信号伝送システムのフレーム構成、無線送信局は、前述した第1実施形態と全く同一である。したがって、本第4実施形態として、無線受信局の具体的動作のみを説明する。
したがって、フレーム同期点、シンボル同期点が各受信系で異なり、キャリア周波数オフセットのみが各受信系で同一の場合、例えば、各受信アンテナが遠隔に設置され、送信アンテナと受信アンテナの距離が各受信アンテナで異なるが、各受信系へ周波数変換のために供給される基準周波数が共通、すなわち、無線受信局が受信サイトダイバーシチを実現する構成となっている場合、フェージング変動などにより、受信アンテナの場所によって受信レベルが変動するような電波伝搬環境において、無線受信局が複数の受信アンテナ、受信系を装備することにより、周波数同期の同期精度を向上することができる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
前述した第1または第2実施形態において、シンボル同期はピーク時刻kpeakT/Nをシンボル点とみなして行うシンボル同期部2−7の動作であるため、1/2Nだけシンボル同期誤差が生じる。該シンボル同期誤差を減少させるためには、オーバーサンプリング数Nを大きくすれば良いが、他部と比較して演算量が多い受信デジタルフィルタ部、スライディング相互相関演算部の演算量がオーバーサンプリング数に比例するため、無線受信局の回路規模、消費電力が増加するという問題がある。
図11は、本第5実施形態のフレーム構成を示す概念図である。本第5実施形態では、第1実施形態のフレーム構成(図1)に対して、トレーニング信号系列と情報シンボルとの間に後述する第2トレーニング信号系列を挿入する。
図12は、本第5実施形態の無線送信局の構成を示すブロック図である。該無線送信局は、第1実施形態の無線送信局のブロック構成(図2)に対して、多重化部6−4の前に、情報シンボル変換部6−1、トレーニング信号生成部6−2と並列に第2トレーニング信号生成部6−3が追加されている。その他の情報シンボル変換部6−1、トレーニング信号生成部6−2、送信デジタルフィルタ部6−5、無線送信部6−6、送信アンテナ6−7は、図2に示す情報シンボル変換部1−1、トレーニング信号生成部1−2、送信デジタルフィルタ部1−4、無線送信部1−5、送信アンテナ1−6と全く同一である。よって、ここでは、各部の詳細動作の説明は、第1実施形態との差分である第2トレーニング信号生成部6−3と多重化部6−4についてのみ行う。
図13は、本5実施形態の無線受信局の構成を示すブロック図である。図において、本第5実施形態では、第1実施形態の無線受信局(図3)に対して、第2シンボル同期部7−8を追加している。具体的には、該第2シンボル同期部7−8がフレーム同期部7−6と受信デジタルフィルタ部7−3との間に挿入される。なお、図13における、送信アンテナ7−1、無線受信部7−2、差動復号化部7−4、スライディング相互相関演算部7−5、フレーム同期部7−6、シンボル同期部7−7、周波数同期部7−9、復調部7−10は、図3の送信アンテナ2−1、無線受信部2−2、差動復号化部2−4、スライディング相互相関演算部2−5、フレーム同期部2−6、シンボル同期部2−7、周波数同期部2−8、復調部2−9と全く同一である。よって、各部の詳細動作の説明は、図13においては、第1実施系形態との差分である受信デジタルフィルタ部7−3と第2シンボル同期部7−8についてのみ行う。
まず、フレーム同期部7−6からの出力信号に対して、第2トレーニング信号系列抽出部7−8−1により、第2トレーニング信号系列に該当する部分を抽出する。抽出された信号は、第2トレーニング信号系列Bmに送信デジタルフィルタ、受信デジタルフィルタの帯域制限がかかった信号であり、周期2Tのcos波またはsin波となる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
本第6実施形態では、上述した第5実施形態に対して、複数の受信系を装備して、フレーム同期部7−6、シンボル同期部7−7、第2シンボル同期部7−8、周波数同期部7−9の処理に対して、空間ダイバーシチ処理を行うことを特徴としている。すなわち、本第6実施形態では、第3実施形態に対して、第2シンボル同期部7−8でのダイバーシチ処理を追加するようになっている。なお、本発明のフレーム構成、無線送信局は、上述した第5実施形態と全く同一である。したがって、本第6実施形態では、無線受信局の具体的動作のみを説明する。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
本第7実施形態では、第4実施形態に対して、第5実施形態の第2シンボル同期部7−8を追加し、第5実施形態に対して、複数の受信系を装備して、フレーム同期部5−6−1、5−6−2、シンボル同期部5−7−1、5−7−2、第2シンボル同期部7−8を、各受信系で独立して、周波数同期の処理に対して空間ダイバーシチ処理を行うことを特徴としている。なお、本第7実施形態のフレーム構成、無線送信局は、第5実施形態と全く同一である。したがって、以下では、本第7実施形態として、無線受信局の具体的動作のみを説明する。
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
本第8実施形態では、前述した第1実施形態、第2実施形態、第5実施形態において、周波数同期の同期特性を更に向上させることを特徴としている。なお、本第8実施形態のフレーム構成、無線送信局は、第1実施形態、第2実施形態、または、第5実施形態と全く同一である。また、無線受信局の構成は、第3実施形態、第4実施形態、第6実施形態、または第7実施形態の無線受信局に対して、復調部の前段に第2周波数同期部を追加した構成となる。
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本第9実施形態では、上述した第8実施形態に対して、無線受信局が複数の受信系を装備することによって、第2周波数同期の処理に対して空間ダイバーシチ処理を行うことを特徴としている。なお、本第9実施形態のフレーム構成、無線送信局の構成は、第3実施形態のフレーム構成、無線送信局と全く同一である。また、本第9実施形態の無線受信局の構成は、第3実施形態、第4実施形態、第6実施形態、または第7実施形態の無線受信局に対して、復調部の前段に第2周波数同期部を追加した構成となる。
次に、本発明の第10実施形態について説明する。
本第10実施形態では、前述した第1乃至第9実施形態に対して、変復調方式として同期検波を行う場合に、無線受信局における同期検波用の伝搬チャネル推定を、トレーニング信号系列または第2トレーニング信号系列を用いることを特徴としている。
図25は、本第10実施形態のチャネル推定部の構成を示すブロック図である。図において、チャネル推定部13−1は、トレーニング信号系列抽出部13−1−1、周波数補正部13−1−2、トレーニング信号系列生成部13−1−3及び相互相関演算部13−1−4から構成されている。
次に、本発明の第11実施形態について説明する。
本第11実施形態では、前述した第1乃至第10実施形態に対して、変復調方式として同期検波を行う際、送信バースト信号の期間中に伝搬チャネルが変動する場合に、トレーニング信号以降に、無線送信局と無線受信局間で既知のパイロット信号系列を挿入することによって、伝搬チャネル推定時に伝搬チャネル変動に追従することを特徴としている。
(a)前記トレーニング信号とパイロット#1間の情報シンボル信号系列時の伝搬チャネルを、第10実施形態によりトレーニング信号から推定した伝搬チャネルh^とし、また、パイロット#pとパイロット#p+1間の情報シンボル信号系列時の伝搬チャネルをパイロット#pにより推定した伝搬チャネルhp^とし、また、パイロット#Npの後段の情報シンボル信号系列時の伝搬チャネルをパイロット#Npにより推定した伝搬チャネルhNp^とすることにより、随時、伝搬チャネルを更新していくような方法が考えられる。
(b)トレーニング信号から推定した伝搬チャネルh^と各パイロット#pにより推定した各伝搬チャネルhp^を用いて、各情報シンボル系列時の伝搬チャネルを内挿補間する方法、例えば、トレーニング信号とパイロット#1間の情報シンボル信号系列時の伝搬チャネルを、トレーニング信号から推定した伝搬チャネルh^とし、パイロット#1により推定した伝搬チャネルh1^を用いて内挿補間し、また、パイロット#pとパイロット#p+1間の情報シンボル信号系列時の伝搬チャネルを、パイロット#pにより推定した伝搬チャネルhp^とパイロット#p+1により推定した伝搬チャネルhp+1^を用いて内挿補間するような方法が考えなれる。また、内挿補間方法としては、線形内挿補間、スプライン内挿補間のような方法が考えられる。
(c)トレーニング信号から推定した伝搬チャネルh^と各パイロット#pにより推定した各伝搬チャネルhp^を用いて、各情報シンボル系列時の伝搬チャネルを外挿する方法、例えば、パイロット#pとパイロット#p+1間の情報シンボル信号系列時の伝搬チャネルを、パイロット#p−1により推定した伝搬チャネルhp−1^とパイロット#pにより推定した伝搬チャネルhp^を用いて内挿補間するような方法が考えられる。
次に、本発明の第12実施形態について説明する。
本第12実施形態では、前述した第10、第11実施形態に対して、変復調が同期検波を行う場合に、軟判定誤り訂正(Feedback Error Correct(FEC))を実施することを特徴としている。特に、軟判定誤り訂正時の尤度算出に対して、推定した伝搬チャネル量を反映させることを主眼としている。なお、本第12実施形態のフレーム構成は、第10、第11実施形態のフレーム構成と全く同一である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第13実施形態では、前述した第1乃至第9実施形態に対して、変復調方式として遅延検波を用いることを特徴としている。なお、本第13実施形態のフレーム構成は、前述した第1乃至第9実施形態のフレーム構成と全く同一である。
次に、本発明の第14実施形態について説明する。
本第14実施形態では、前述した第13実施形態に対して、軟判定誤り訂正を実施することを特徴としている。なお、本第14実施形態のフレーム構成は、第13実施形態のフレーム構成と全く同一である。
1−2、6−2 トレーニング信号生成部(トレーニング信号生成手段)
1−3、6−4 多重化部(多重化手段)
1−5 無線送信部(無線送信手段)
1−6 送信アンテナ
2−1、3−1 受信アンテナ
2−2、3−2 無線受信部(無線受信手段)
2−3、3−3、3−8 受信デジタルフィルタ部(受信デジタルフィルタ手段)
2−4、3−4 差動符号化部(差動復号化手段)
2−5、3−5 スライディング相互相関演算部(スライディング相互相関演算手段)
2−6、3−6 フレーム同期部(フレーム同期手段)
2−7、3−9 シンボル同期部(シンボル同期手段)
2−8、3−7 周波数同期部(周波数同期手段)
2−9、3−10 復調部(復調手段)
4−1−1、4−1−2 受信アンテナ
4−2−1、4−2−2 無線受信部(無線受信手段)
4−3−1、4−3−2 受信デジタルフィルタ部(受信デジタルフィルタ手段)
4−4−1、4−4−2 差動符号化部(差動復号化手段)
4−5 スライディング相互相関演算部(スライディング相互相関演算手段)
4−6 フレーム同期部(フレーム同期手段)
4−7 シンボル同期部(シンボル同期手段)
4−8 周波数同期部(周波数同期手段)
4−9 復調部(復調手段)
5−1−1、5−1−2 受信アンテナ
5−2−1、5−2−2 無線受信部(無線受信手段)
5−3−1、5−3−2 受信デジタルフィルタ部(受信デジタルフィルタ手段)
5−4−1、5−4−2 差動符号化部(差動復号化手段)
5−5−1、5−5−2 スライディング相互相関演算部(スライディング相互相関演算手段)
5−6−1、5−6−2 フレーム同期部(フレーム同期手段)
5−7−1、5−7−2 シンボル同期部(シンボル同期手段)
5−8 周波数同期部(周波数同期手段)
5−9 復調部(復調手段)
6−3 第2トレーニング信号生成部(第2トレーニング信号生成手段)
7−1、8−1 受信アンテナ
7−2 無線受信部(無線受信手段)
7−3、8−3、8−9 受信デジタルフィルタ部(受信デジタルフィルタ手段)
7−4、8−4 差動符号化部(差動復号化手段)
7−5、8−5 スライディング相互相関演算部(スライディング相互相関演算手段)
7−6、8−6 フレーム同期部(フレーム同期手段)
7−7、8−10 シンボル同期部(シンボル同期手段)
7−8、8−8、9−8 第2シンボル同期部(第2シンボル同期手段)
7−9、8−7 周波数同期部(周波数同期手段)
7−10、8−11 復調部(復調手段)
9−1−1、9−1−2 受信アンテナ
9−2−1、9−2−2 無線受信部(無線受信手段)
9−3−1、9−3−2 受信デジタルフィルタ部(受信デジタルフィルタ手段)
9−4−1、9−4−2 差動符号化部(差動復号化手段)
9−5 スライディング相互相関演算部(スライディング相互相関演算手段)
9−6 フレーム同期部(フレーム同期手段)
9−7 シンボル同期部(シンボル同期手段)
9−8 第2シンボル同期部(第2シンボル同期手段)
9−9 周波数同期部(周波数同期手段)
9−10 復調部(復調手段)
10−1−1、10−1−2 受信アンテナ
10−2−1、10−2−2 無線受信部(無線受信手段)
10−3−1、10−3−2 受信デジタルフィルタ部(受信デジタルフィルタ手段)
10−4−1、10−4−2 差動符号化部(差動復号化手段)
10−5−1、10−5−1 スライディング相互相関演算部(スライディング相互相関演算手段)
10−6−1、10−6−2 フレーム同期部(フレーム同期手段)
10−7−1、10−7−2 シンボル同期部(シンボル同期手段)
10−8−1、10−8−2 第2シンボル同期部(第2シンボル同期手段)
10−9 周波数同期部(周波数同期手段)
10−10 復調部(復調手段)
11−1、12−1 第2周波数同期部(周波数同期手段)
13−1、15−1 チャネル推定部(チャネル推定手段)
13−2、15−2 同期検波部(同期検波手段)
14−3 パイロット信号生成部(パイロット信号系列生成手段)
16−1、20−1 誤り訂正符号化部(誤り訂正符号化手段)
17−1、21−2 誤り訂正復号化部(誤り訂正復号化手段)
18−1、20−3 差動符号化部(遅延検波用変換手段)
19−1、21−1 差動復号化部(遅延検波手段)
Claims (26)
- 無線送信局と無線受信局とで構成されるバースト無線信号伝送システムにおいて、
前記無線送信局は、
入力されたデータビット系列を情報シンボル系列に変換する情報シンボル変換手段と、
予め指定された符号系列である指定符号系列を差動符号化してトレーニング信号系列を生成するトレーニング信号生成手段と、
前記情報シンボル系列と前記トレーニング信号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成する多重化手段と、
前記送信バースト信号を無線信号に変換する無線送信手段と、
前記無線信号を空間上に無線送信する送信アンテナと
を具備し、
前記無線受信局は、
無線信号を受信する受信アンテナと、
前記無線信号をデジタルベースバンド信号に変換する無線受信手段と、
入力信号に対して、帯域制限を行う受信デジタルフィルタ手段と、
入力されたデジタル信号をサンプル毎にシンボル間隔同士での差動復号化を行う差動復号化手段と、
前記差動復号化手段が出力する信号系列に対して、前記指定符号系列とサンプル毎にスライディング相互相関演算を行うスライディング相互相関演算手段と、
前記スライディング相互相関演算手段が出力する各サンプルの相互相関値に対して、ピーク判定を行い、ピークと判定した相互相関値に対応する信号位置を前記送信バースト信号の先頭位置として、前記送信バースト部分を抽出するフレーム同期手段と、
前記ピークと判定した信号位置をシンボル点とし、入力信号に対してシンボル点のみを抽出するシンボル同期手段と、
前記ピークと判定した相互相関値の位相成分を求め、該位相成分をキャリア周波数オフセットによる1シンボル当りの位相回転とみなして、入力信号に対して該キャリア周波数オフセット補正を行う周波数同期手段と、
前記周波数同期手段によってオフセット補正された信号を復調してデータビット系列を再生する復調手段と
を具備することを特徴とするバースト無線信号伝送システム。 - 前記指定符号系列としてPN符号を用いることを特徴とする請求項1記載のバースト無線信号伝送システム。
- 前記無線受信局は、
前記無線受信手段が出力する情報シンボル系列に対して、前記フレーム同期手段の処理、前記周波数同期手段の処理、前記受信デジタルフィルタ手段の処理、前記シンボル同期手段の処理の順番で、各処理を行うことを特徴とする請求項1記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線受信局は、
前記受信アンテナをN個(Nは整数)具備し、
前記無線受信手段、前記受信デジタルフィルタ手段、前記差動復号化手段をN個具備し、
前記N個の受信アンテナで受信したN個の受信信号に対して、前記無線受信手段、前記受信デジタルフィルタ手段、前記差動復号化手段の処理を行い、
前記スライディング相互相関演算手段は、各N個の該差動復号化手段の出力信号系列を1つの信号系列とみなして、サンプル毎に前記指定符号系列のN個分とスライディング相互相関演算を行い、
前記フレーム同期手段は、前記スライディング相互相関演算手段が出力する各サンプルの相互相関値を用いてピーク判定を行い、ピークと判定した相互相関値に対応する信号位置を送信バースト信号の先頭位置として、N個の入力信号に対して、該送信バースト信号部分を抽出し、
前記シンボル同期手段は、該ピークと判定した信号位置をシンボル点とし、N個の入力信号に対して、シンボル点のみを抽出し、
前記周波数同期手段は、前記ピークと判定した相互相関値の位相成分を求め、前記位相成分をキャリア周波数オフセットによる1シンボル当りの位相回転とみなして、N個の入力信号に対して、各々、該キャリア周波数オフセット補正を行い、
前記復調手段は、前記周波数同期手段によってオフセット補正されたN個の受信信号に対して、ダイバーシチ合成を行って元のデータビット系列を再生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線受信局は、
受信アンテナをN個(Nは整数)具備し、
前記無線受信手段、前記受信デジタルフィルタ手段、前記差動復号化手段、前記スライディング相互相関演算手段、前記フレーム同期手段、前記シンボル同期手段をN個具備し、
前記N個の受信アンテナで受信したN個の受信信号に対して、前記無線受信手段、前記受信デジタルフィルタ手段、前記差動復号化手段、前記スライディング相関演算手段、前記フレーム同期手段、前記シンボル同期手段の処理を各々独立して行い、
前記周波数同期手段は、各N個のフレーム同期手段から算出されたN個のピークと判定した相互相関値を全て加算し、該加算した相互相関値の位相成分を算出し、該算出した位相成分をキャリア周波数オフセットによる1シンボル当りの位相回転とみなして、N個の受信信号に対して、該キャリア周波数オフセット補正を行い、
前記復調手段は、前記受信デジタルフィルタ手段、前記フレーム同期手段、前記シンボル同期手段、前記周波数同期手段の処理が行われた、前記N個の受信信号に対して、ダイバーシチ合成を行って元のデータビット系列を再生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
2シンボル周期に+1、−1を繰り返す交番符号を第2トレーニング信号系列として生成する第2トレーニング信号生成手段を具備し、
前記多重化手段は、前記情報シンボル系列と前記トレーニング信号系列と前記第2トレーニング信号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成し、
前記無線受信局は、
前記フレーム同期手段の出力信号の前記第2トレーニング信号系列部分に対して、振幅2乗値を離散フーリエ変換処理し、該離散フーリエ変換された値の位相成分をシンボル位相誤差とみなして、該シンボル位相誤差分に対応して前記受信デジタルフィルタのタップ係数を調整することにより、前記シンボル同期手段からの出力信号に対して更なるシンボル位相誤差補償を行う第2シンボル同期手段を更に具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
2シンボル周期に+1、−1を繰り返す交番符号を第2トレーニング信号系列として生成する第2トレーニング信号生成手段を具備し、
前記多重化手段は、前記情報シンボル系列と前記トレーニング信号系列と前記第2トレーニング信号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成し、
前記無線受信局は、
前記フレーム同期手段のN個の出力信号の各々に対して、前記第2トレーニング信号系列部分を抽出し、該N個の第2トレーニング信号系列の同時刻信号を振幅2乗値してから加算し、該加算した信号系列を離散フーリエ変換処理し、該離散フーリエ変換された値の位相成分をシンボル位相誤差とみなして、該シンボル位相誤差分に対応して前記N個の受信デジタルフィルタのタップ係数を調整することにより、前記シンボル同期手段からのN個の出力信号に対して更なるシンボル位相誤差補償を行う第2シンボル同期手段を更に具備することを特徴とする請求項4記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
2シンボル周期に+1、−1を繰り返す交番符号を第2トレーニング信号系列として生成する第2トレーニング信号生成手段を具備し、
前記多重化手段は、前記情報シンボル系列と前記トレーニング信号系列と前記第2トレーニング信号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成し、
前記無線受信局は、
前記N個のフレーム同期手段の出力信号の各々に対して、前記第2トレーニング信号系列部分を抽出し、該N個の第2トレーニング信号系列の同時刻信号を振幅2乗値してから加算し、該加算した信号系列を離散フーリエ変換処理し、該離散フーリエ変換された値の位相成分をシンボル位相誤差とみなして、該シンボル位相誤差分に対応して前記N個の受信デジタルフィルタのタップ係数を調整することにより、前記シンボル同期手段からのN個の出力信号に対して更なるシンボル位相誤差補償を行う第2シンボル同期手段を更に具備することを特徴とする請求項5記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線受信局は、
前記フレーム同期手段、前記シンボル同期手段、前記周波数同期手段による処理が行われた後の前記トレーニング信号系列部分または前記第2トレーニング信号系列に対して、シンボル毎に前記トレーニング信号系列または前記第2トレーニング信号系列を乗算することによって、該トレーニング信号系列部分または第2トレーニング信号系列部分の各シンボルの位相を揃えた後、該位相を揃えた該トレーニング信号系列または該第2トレーニング信号系列に対して、相関間隔を2シンボル以上とする自己相関演算を行い、該自己相関演算値の位相成分からキャリア周波数オフセットを推定した後、前記復調手段の前段の信号に対して、該推定したキャリア周波数オフセットを用いてキャリア周波数オフセット補償を行う第2周波数同期手段をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至3、または6のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線受信局は、
前記フレーム同期手段、前記シンボル同期手段、前記周波数同期手段による処理が行われた後のN個の前記トレーニング信号系列部分または前記第2トレーニング信号系列に対して、各々シンボル毎に前記トレーニング信号系列または前記第2トレーニング信号系列を乗算することによって、該トレーニング信号系列部分または第2トレーニング信号系列部分の各シンボルの位相を揃えた後、該位相を揃えた該トレーニング信号系列または該第2トレーニング信号系列に対して、相関間隔を2シンボル以上とする自己相関演算を行い、該N個の自己相関演算値を加算した後、該加算した自己相関演算値の位相成分からキャリア周波数オフセットを推定した後、前記復調手段前のN個の信号に対して、該推定したキャリア周波数オフセットを用いてキャリア周波数オフセット補償を行う第2周波数同期をさらに具備することを特徴とする請求項4、5、7または8のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
前記情報シンボル変換手段として、前記無線受信局で同期検波を行うことを前提に前記データビット系列を同期検波用の情報シンボル系列に変換する同期検波用変換手段を具備し、
前記無線受信局は、
前記フレーム同期、前記シンボル同期、前記周波数同期確立後の前記トレーニング信号系列または前記第2トレーニング信号系列を用いて伝播チャネルを推定する、前記受信アンテナと同じ個数のチャネル推定手段と、
前記チャネル推定手段によって推定された伝搬チャネルを用いて前記周波数同期手段からの出力信号を同期検波する、前記受信アンテナと同じ個数の同期検波手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
前記情報シンボル変換手段として、前記無線受信局で同期検波を行うことを前提に前記データビット系列を同期検波用の情報シンボル系列に変換する同期検波用変換手段と、
予め指定されたパイロット信号系列を生成するパイロット信号系列生成手段とを更に具備し、
前記多重化手段は、前記情報シンボル系列中に前記パイロット信号系列を一定間隔で挿入し、
前記無線受信局は、
フレーム同期、シンボル同期、周波数同期確立後の前記パイロット信号系列から無線伝搬チャネルを推定する、前記受信アンテナと同じ個数のチャネル推定手段と、
前記チャネル推定手段によって推定された無線伝搬チャネルを用いて前記周波数同期手段からの出力信号を同期検波する、前記受信アンテナと同じ個数の同期検波手段と
を更に具備することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記チャネル推定手段は、
前記パイロット信号毎に伝搬チャネルの推定値を更新していくことを特徴とする請求項12記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記チャネル推定手段は、
前記パイロット信号間の無線伝搬チャネルを、該パイロット信号から推定される無線チャネルの推定値から内挿補間することを特徴とする請求項12記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記チャネル推定手段は、
前記パイロット信号間または前記パイロット信号以降の無線伝搬チャネルを、該パイロット信号から推定される伝搬チャネルの推定値から外挿補間することを特徴とする請求項13記載のバースト無線倍号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
前記情報シンボル変換手段の前段に、前記データビット系列を誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段を更に具備し、
前記無線受信局は、
前記復調手段の代替として、前記同期検波手段の後段に前記同期検波手段の出力信号に対して、前記チャネル推定手段により推定した前記伝搬チャネルの振幅2乗値を尤度重みとして用いて軟判定誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段を更に具備することを特徴とする前記請求項11乃至15のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
前記情報シンボル変換手段として、前記無線受信局で遅延検波を行うことを前提に前記データビット系列を遅延検波用の情報シンボル系列に変換する遅延検波用変換手段を更に具備し、
前記無線受信局は、
前記復調手段の前段に、前記復調手段の入力信号に対して差動復号化を行う遅延検波手段を更に具備することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のバースト無線信号伝送システム。 - 前記無線送信局は、
前記情報シンボル変換手段の前段に、前記データビット系列を誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段を更に具備し、
前記無線受信局は、
前記復調手段の代替として、前記遅延検波手段の出力信号に対して、その振幅値を尤度重みとして用いて軟判定誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段を具備することを特徴とする請求項17記載のバースト無線信号伝送システム。 - バースト信号を無線伝送する無線送信装置において、
入力されたデータビット系列を情報シンボル系列に変換する情報シンボル変換手段と、
予め指定された符号系列である指定符号系列を差動符号化してトレーニング信号系列を生成するトレーニング信号生成手段と、
前記情報シンボル系列と前記トレーニング信号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成する多重化手段と、
前記送信バースト信号を無線信号に変換する無線送信手段と、
前記無線信号を空間上に無線送信する送信アンテナと
を具備することを特徴とする無線送信装置。 - 無線伝送されるバースト信号を受信する無線受信装置において、
無線信号を受信する受信アンテナと、
前記無線信号をデジタルベースバンド信号に変換する無線受信手段と、
入力信号に対して、帯域制限を行う受信デジタルフィルタ手段と、
入力されたデジタル信号をサンプル毎にシンボル間隔同士での差動復号化を行う差動復号化手段と、
前記差動復号化手段が出力する信号系列に対して、前記指定符号系列とサンプル毎にスライディング相互相関演算を行うスライディング相互相関演算手段と、
前記スライディング相互相関演算手段が出力する各サンプルの相互相関値に対して、ピーク判定を行い、ピークと判定した相互相関値に対応する信号位置を前記送信バースト信号の先頭位置として、前記送信バースト部分を抽出するフレーム同期手段と、
前記ピークと判定した信号位置をシンボル点とし、入力信号に対してシンボル点のみを抽出するシンボル同期手段と、
前記ピークと判定した相互相関値の位相成分を求め、該位相成分をキャリア周波数オフセットによる1シンボル当りの位相回転とみなして、入力信号に対して該キャリア周波数オフセット補正を行う周波数同期手段と、
前記周波数同期手段によってオフセット補正された信号を復調してデータビット系列を再生する復調手段と
を具備することを特徴とする無線受信装置。 - 無線送信局と無線受信局との間でバースト信号を無線伝送するバースト無線信号伝送方法において、
前記無線送信局側では、
入力されたデータビット系列を情報シンボル系列に変換する情報シンボル変換ステップと、
予め指定された符号系列である指定符号系列を差動符号化してトレーニング信号系列を生成するトレーニング信号生成ステップと、
前記情報シンボル系列と前記トレーニング信号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成する多重化ステップと、
前記送信バースト信号を無線信号に変換する無線送信ステップと、
前記無線信号を空間上に無線送信する送信ステップと
を含み、
前記無線受信局側では、
無線信号を受信する受信ステップと、
前記無線信号をデジタルベースバンド信号に変換する無線受信ステップと、
入力信号に対して、帯域制限を行うフィルタリングステップと、
入力されたデジタル信号をサンプル毎にシンボル間隔同士での差動復号化を行う差動復号化ステップと、
前記差動復号化された信号系列に対して、前記指定符号系列とサンプル毎にスライディング相互相関演算を行うスライディング相互相関演算ステップと、
前記スライディング相互相関演算が行われた各サンプルの相互相関値に対して、ピーク判定を行い、ピークと判定した相互相関値に対応する信号位置を前記送信バースト信号の先頭位置として、前記送信バースト部分を抽出するフレーム同期ステップと、
前記ピークと判定した信号位置をシンボル点とし、入力信号に対してシンボル点のみを抽出するシンボル同期ステップと、
前記ピークと判定した相互相関値の位相成分を求め、該位相成分をキャリア周波数オフセットによる1シンボル当りの位相回転とみなして、入力信号に対して該キャリア周波数オフセット補正を行う周波数同期ステップと、
前記オフセット補正された信号を復調してデータビット系列を再生する復調ステップと
を含むことを特徴とするバースト無線信号伝送方法。 - 前記指定符号系列としてPN符号を用いることを特徴とする請求項21記載のバースト無線信号伝送方法。
- 前記無線受信局側では、
前記受信された無線信号に対して、前記フレーム同期ステップ、前記周波数同期ステップ、前記フィルタリングステップ、前記シンボル同期ステップの処理の順番で、各ステップを行うことを特徴とする請求項21記載のバースト無線信号伝送方法。 - 前記無線受信局側では、
N個の受信アンテナを具備しており、該N個の受信アンテナで受信したN個の受信信号に対して、前記受信ステップ、前記フィルタリングステップ、前記差動復号化ステップの処理を順次行い、
前記スライディング相互相関演算ステップでは、前記差動復号化されたN個の出力信号系列を1つの信号系列とみなして、サンプル毎に前記指定符号系列のN個分とスライディング相互相関演算を行い、
前記フレーム同期ステップでは、前記スライディング相互相関演算が行われた各サンプルの相互相関値を用いてピーク判定を行い、ピークと判定した相互相関値に対応する信号位置を送信バースト信号の先頭位置として、N個の入力信号に対して、該送信バースト信号部分を抽出し、
前記シンボル同期ステップでは、該ピークと判定した信号位置をシンボル点とし、N個の入力信号に対して、シンボル点のみを抽出し、
前記周波数同期ステップでは、前記ピークと判定した相互相関値の位相成分を求め、前記位相成分をキャリア周波数オフセットによる1シンボル当りの位相回転とみなして、N個の入力信号に対して、各々、該キャリア周波数オフセット補正を行い、
前記復調ステップでは、前記オフセット補正されたN個の受信信号に対して、ダイバーシチ合成を行って元のデータビット系列を再生することを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のバースト無線信号伝送方法。 - 前記無線受信局側では、
N個の受信アンテナを具備しており、該N個の受信アンテナで受信したN個の受信信号に対して、前記受信ステップ、前記フィルタリングステップ、前記差動復号化ステップ、前記スライディング相関演算ステップ、前記フレーム同期ステップ、前記シンボル同期ステップを各々独立して行い、
前記周波数同期ステップでは、フレーム同期ステップで算出されたN個のピークと判定した相互相関値を全て加算し、該加算した相互相関値の位相成分を算出し、該算出した位相成分をキャリア周波数オフセットによる1シンボル当りの位相回転とみなして、N個の受信信号に対して、該キャリア周波数オフセット補正を行い、
前記復調ステップでは、前記フィルタリングステップ、前記フレーム同期ステップ、前記シンボル同期ステップ、前記周波数同期ステップが行われた、前記N個の受信信号に対して、ダイバーシチ合成を行って元のデータビット系列を再生することを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のバースト無線信号伝送方法。 - 前記無線送信局側では、
2シンボル周期に+1、−1を繰り返す交番符号を第2トレーニング信号系列として生成する第2トレーニング信号生成ステップを含み、
前記多重化ステップでは、前記情報シンボル系列と前記トレーニング信号系列と前記第2トレーニング信号系列とを時間多重化して送信バースト信号を形成し、
前記無線受信局側では、
前記フレーム同期ステップで抽出された前記送信バースト部分の前記第2トレーニング信号系列部分に対して、振幅2乗値を離散フーリエ変換処理し、該離散フーリエ変換された値の位相成分をシンボル位相誤差とみなして、該シンボル位相誤差分に対応して前記受信デジタルフィルタのタップ係数を調整することにより、前記シンボル同期ステップで抽出されたシンボル点に対して更なるシンボル位相誤差補償を行う第2シンボル同期ステップを更に含むことを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のバースト無線信号伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006312797A JP4527101B2 (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | バースト無線信号伝送システム、無線送信装置、無線受信装置及びバースト無線信号伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006312797A JP4527101B2 (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | バースト無線信号伝送システム、無線送信装置、無線受信装置及びバースト無線信号伝送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008131234A true JP2008131234A (ja) | 2008-06-05 |
JP4527101B2 JP4527101B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=39556673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006312797A Active JP4527101B2 (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | バースト無線信号伝送システム、無線送信装置、無線受信装置及びバースト無線信号伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4527101B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177341A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線受信装置および無線受信方法 |
JP2010226189A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Nec Corp | 制御回路及び回路間通信方法 |
CN113904763A (zh) * | 2021-10-09 | 2022-01-07 | 四川安迪科技实业有限公司 | 一种低时延的部分迭代盲符号同步方法 |
CN114039623A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-02-11 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种低载噪比的短突发扩频信号跟踪方法 |
CN114726691A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-07-08 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种基于导频的突发通信载波频偏估计方法及帧结构 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0766842A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-03-10 | N T T Idou Tsuushinmou Kk | 周波数オフセット補償回路 |
JPH07321762A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-08 | Nec Corp | クロック周波数自動制御方式及びそれに用いる送信装置と受信装置 |
JP2000252972A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パケット受信装置 |
WO2005091542A1 (en) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Clock recovery circuit and receiver using the circuit |
WO2007029702A1 (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-15 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | 無線送信装置と無線受信装置および無線送信方法と無線受信方法ならびに無線通信システムと無線通信方法 |
-
2006
- 2006-11-20 JP JP2006312797A patent/JP4527101B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0766842A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-03-10 | N T T Idou Tsuushinmou Kk | 周波数オフセット補償回路 |
JPH07321762A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-08 | Nec Corp | クロック周波数自動制御方式及びそれに用いる送信装置と受信装置 |
JP2000252972A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パケット受信装置 |
WO2005091542A1 (en) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Clock recovery circuit and receiver using the circuit |
JP2007529913A (ja) * | 2004-03-18 | 2007-10-25 | 松下電器産業株式会社 | クロック再生回路およびこれを用いた受信装置 |
WO2007029702A1 (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-15 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | 無線送信装置と無線受信装置および無線送信方法と無線受信方法ならびに無線通信システムと無線通信方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177341A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線受信装置および無線受信方法 |
JP2010226189A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Nec Corp | 制御回路及び回路間通信方法 |
CN113904763A (zh) * | 2021-10-09 | 2022-01-07 | 四川安迪科技实业有限公司 | 一种低时延的部分迭代盲符号同步方法 |
CN113904763B (zh) * | 2021-10-09 | 2023-04-11 | 四川安迪科技实业有限公司 | 一种低时延的部分迭代盲符号同步方法 |
CN114039623A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-02-11 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种低载噪比的短突发扩频信号跟踪方法 |
CN114726691A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-07-08 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种基于导频的突发通信载波频偏估计方法及帧结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4527101B2 (ja) | 2010-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10492199B2 (en) | Transmitting apparatus, receiving apparatus, and communication system for formatting data | |
UA64029C2 (uk) | Пристрій для прийому інформаційного сигналу і спосіб його декодування та пристрій для передачі інформаційного сигналу і спосіб його передачі | |
JP4637061B2 (ja) | 無線送信装置及びガードインターバル挿入方法 | |
CN102176707B (zh) | 多载波系统中使用信道估计的码元定时校准 | |
US20050220056A1 (en) | Channel quality estimation method and channel quality estimation apparatus | |
JP2003514435A (ja) | Fmイン・バンド・オン・チャンネル・デジタル音声放送の送受信方法及び装置 | |
JP2002525908A (ja) | 空間処理機能を有する通信ステーションでの周波数オフセットの存在下における基準信号発生方法 | |
JP2011097643A (ja) | ディジタル音声放送における密度の細かい及び密度の粗い周波数オフセット推定の方法及び装置 | |
JP4527101B2 (ja) | バースト無線信号伝送システム、無線送信装置、無線受信装置及びバースト無線信号伝送方法 | |
EP4322489A1 (en) | M-fsk modulation-based receiver and reception method therefor | |
WO2002093805A1 (fr) | Procede de communication a porteuses multiples et appareil de communication a porteuses multiples | |
JPH11502098A (ja) | 通信システムにおけるチャネル推定の改善 | |
JP5219528B2 (ja) | 無線受信装置および無線受信方法 | |
CN100393023C (zh) | 来自引导信号的比特差错估计 | |
US9628303B2 (en) | Receiver apparatus and frequency selectivity interference correction method | |
US7085315B1 (en) | Digital demodulation utilizing frequency equalization | |
JP6061155B2 (ja) | 方法およびシステム | |
US8379741B2 (en) | Wireless communication system and method for performing communication in the wireless communication system | |
JP4597767B2 (ja) | ダイバーシチ受信機のサンプリングクロック制御方法およびダイバーシチ受信機 | |
JP7133936B2 (ja) | シングルキャリアmimo受信装置 | |
JP4093581B2 (ja) | 無線受信装置 | |
JP3898538B2 (ja) | マルチキャリアcdma受信装置 | |
JP4119400B2 (ja) | 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法 | |
Abdulhamid et al. | Iterative Channel-Tracking Techniques for 5.9 GHz DSRC Applications. | |
JP2005159973A (ja) | 受信機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100309 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100525 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100602 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4527101 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |