JP2008130969A - レーザ光源装置の駆動方法、レーザ光源装置、画像表示装置、モニタ装置、照明装置 - Google Patents

レーザ光源装置の駆動方法、レーザ光源装置、画像表示装置、モニタ装置、照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】再駆動時においても所望の光量を短時間で得ることのできる、レーザ光源装置の駆動方法、レーザ光源装置、画像表示装置、モニタ装置、照明装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源2と、レーザ光源2から出射された光を波長変換する波長変換素子3と、を備えたレーザ光源装置1の駆動方法である。所望の光量を得るレーザ光源2、及び波長変換素子3の駆動条件をメモリ5aに保持するとともに、少なくともレーザ光源2の駆動を停止させ、メモリ5aに保持された駆動条件に基づいて駆動を再開させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光源装置の駆動方法、レーザ光源装置、画像表示装置、モニタ装置、照明装置に関するものである。
投射型画像表示装置用の光源として、超高圧水銀ランプなどの放電ランプが用いられるのが一般的である。しかし、このような放電ランプは、寿命が比較的短い、色再現性範囲が狭い、ランプから放射された紫外線が液晶ライトバルブを劣化させてしまうことがある等の課題がある。そこで近年、このような放電ランプの代わりに、単色光を照射するレーザ光源装置を用いた投射型画像表示装置が提案されている。レーザ光源装置は、レーザ光源と該レーザ光源からの出射光の1/2波長の光を得る波長変換素子(SHG素子)とを組み合わせることで構成されている。
このようなレーザ光源装置は、前記波長変換素子により変換された2次高調波を、例えばフォトダイオード等の光検出素子で検知し、光量が一定となるように駆動制御する方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−232665号公報
一般に、レーザ光源は長時間に亘る駆動等により経時的な劣化が生じる。劣化が生じたレーザ光源は、所望の光量(目標光量)を得るためにより多くの投入電流量が必要となり、所望の光量を得る最適駆動条件が経時的に変動してしまう。そのため、例えばレーザ光源装置を長時間に亘って駆動させると、駆動を停止後に再駆動させる際にレーザ光源装置は駆動条件を所望の光量が得られる最適なものに補正する必要がある。したがって、レーザ光源装置は、最適駆動条件を選定するのに時間を要してしまい、短時間で所望の光量を得るのが難しくなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、再駆動時においても所望の光量を短時間で得ることのできる、レーザ光源装置の駆動方法、レーザ光源装置、画像表示装置、モニタ装置、照明装置を提供することを目的としている。
本発明のレーザ光源装置の駆動方法は、レーザ光源と、該レーザ光源から出射された光を波長変換する波長変換素子と、を備えたレーザ光源装置の駆動方法であって、所望の光量を得る前記レーザ光源、及び前記波長変換素子の駆動条件をメモリに保持するとともに、少なくとも前記レーザ光源の駆動を停止させ、前記メモリに保持された前記駆動条件に基づいて駆動を再開させることを特徴とする。
本発明のレーザ光源装置の駆動方法によれば、少なくともレーザ光源の駆動停止時に所望の光量を得る最適な駆動条件をメモリに保持し、該メモリに保持された前記駆動条件を初期条件としてレーザ光源を再駆動させるので、例えばレーザ光源の劣化等により、所望の光量を得る最適な駆動条件が経時的に変化した場合であっても、再駆動時における駆動条件の補正を最小限に抑えることができ、これによって所望の光量を短時間で得ることができる。
また、上記レーザ光源装置の駆動方法においては、前記メモリには、駆動停止直前における前記レーザ光源、及び前記波長変換素子の駆動条件が保持されるのが好ましい。
この構成によれば、駆動停止直前におけるレーザ光源、及び波長変換素子の駆動条件がメモリに保持されるので、該メモリに保持された駆動条件と、再駆動時に所望の光量をなす最適な駆動条件とのズレを小さくすることができる。
また、上記レーザ光源装置の駆動方法においては、前記駆動条件として、前記波長変換素子の温度を前記メモリに保持するのが好ましい。
この構成によれば、再駆動時に、波長変換素子が所望の光量をなす温度に設定されるので、上述したように所望の光量を短時間で得ることができる。
また、上記レーザ光源装置の駆動方法においては、前記駆動条件として、前記レーザ光源に投入される電流量、及び前記レーザ光源の温度の少なくとも一つを前記メモリに保持するのが好ましい。
この構成によれば、再駆動時に、所望の光量をなす温度にレーザ光源が設定、或いは所望の光量をなす電流がレーザ光源に投入されるので、上述したように所望の光量を短時間で得ることができる。
本発明のレーザ光源装置は、レーザ光源と、該レーザ光源から出射された光を波長変換する波長変換素子と、所望の光量を得る前記レーザ光源、及び前記波長変換素子の駆動条件をメモリに保持するとともに、少なくとも前記レーザ光源の駆動を停止させた後、前記メモリに保持された駆動条件に基づき駆動を再開させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のレーザ光源装置によれば、少なくともレーザ光源の駆動を停止させる際に所望の光量を得る最適な駆動条件をメモリに保持し、該メモリに保持された前記駆動条件を初期条件としてレーザ光源を再駆動させる制御部を備えているので、例えばレーザ光源の劣化等により、所望の光量を得る最適な駆動条件が経時的に変化した場合であっても、再駆動時における駆動条件の補正を最小限に抑えることができ、これによって所望の光量を短時間で得ることができる。
本発明の画像表示装置は、上記のレーザ光源装置と、該レーザ光源装置から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、該光変調装置により形成された画像を投射する投射装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像表示装置によれば、上記レーザ光源装置を備えているので、画像表示装置自体もレーザ光源装置を再駆動させる場合においても、短時間で画像表示を行うことのできる高性能なものとなる。
本発明のモニタ装置は、上記のレーザ光源装置を有した装置本体と、該装置本体からの光を外部に送り、かつ外部の反射光を前記装置本体まで伝える光伝送部とを備えたことを特徴とする。
本発明のモニタ装置によれば、レーザ光源装置の再駆動時においても光伝送部が被写体を瞬時にレーザ光で照射することができ、光伝送部によって撮像画像を瞬時に取り込める高性能なものとなる。
本発明の照明装置は、上記のレーザ光源装置と、レーザ光を拡散する拡散素子とを備えることを特徴とする。
本発明の照明装置によれば、上記レーザ光源装置を備えているので、照明装置自体も再点灯時に短時間で光を照射することのできる高信頼性のものとなる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の一部の態様を示すものであり、本発明を限定するものではない。また、以下の説明に用いる各図面では、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとする。
本実施形態に係るレーザ光源装置1は、図1に示すように、レーザ光源2と、該レーザ光源2から射出された光の波長を変換する波長変換素子3と、前記レーザ光源2との間で共振器構造をなす共振器ミラー4とを備えている。
前記レーザ光源1は、半導体基板の表面からレーザ光を放射するもので、レーザ放射角が等方向で且つ小さい特徴を有した、半導体レーザ素子によって構成され、ここでは赤外のレーザ光を射出可能なものを採用している。
前記波長変換素子(第2高調波発生素子、SHG:Second Harmonic Generation)3は、入射光をほぼ半分の波長に変換する非線形光学素子である。すなわち、レーザ光源1から射出され、共振ミラー4に向かう光は、波長変換素子3を通過することによって、ほぼ半分の波長の光に変換されたものとなっている。
前記共振器ミラー4は、レーザ光源1との間でレーザ共振器を構成しており、レーザ光源1から射出された光は、レーザ光源1と共振ミラー4との間で反射を繰り返し、増幅された後、レーザ光として、共振ミラー4から射出されるようになっている。
また、レーザ光源装置1は、前記レーザ光源1の駆動を制御するコントロールIC(制御部)5が設けられている。コントロールIC5は、レーザ光源用の駆動回路(ドライバ)の一部をなすもので、例えば、DSP、PLD、LPLD、FPGA等の演算処理回路によって構成される。コントロールIC5にはDC/DC電源等の電源部(図示せず)が接続されており、コントロールIC5を介してレーザ光源2に電流が投入されるようになっている。
前記コントロールIC5はメモリ5aを備えており、このメモリ5aは詳細については後述するが所望の光量を得るレーザ光源2、及び波長変換素子3の駆動条件を保持するためのものである。上記コントロールIC5は、所望の光量を得るレーザ光源2、及び波長変換素子3の駆動条件をメモリ5aに保持するとともに、少なくともレーザ光源2の駆動を停止させ、メモリ5aに保持された駆動条件に基づいて駆動を再開させるものである。
なお、本実施形態ではメモリ5aをコントロールIC5内に一体に設けた構造を採用しているが、本発明はこれに限定されることなく、例えば外付けのメモリ(RAM、FLASH等)を採用してもよい。
また、レーザ光源装置1は、共振器ミラー4を透過したレーザ光の光量を測定するフォトダイオード9を備えている。このフォトダイオード9は、前記コントロールIC5に電気的に接続されている。
光量検出機構としては、前記共振器ミラー4を透過したレーザ光はビームスプリッタ8によって出力用のレーザ光とモニタ用のレーザ光に分離され、モニタ用のレーザ光がフォトダイオード9に導かれることで光量が検出される。この光量に関する検出信号は、前記コントロールIC5にフィードバックされ、出力用のレーザ光強度が一定値になるようにコントロールIC5から前記レーザ光源2への駆動電流が制御される。これにより、レーザ光源装置1は、常に一定の光量が得られるように前記レーザ光源2が間欠(パルス)駆動されるようになっている。なお、ビームスプリッタ8によってレーザ光を分岐し光量測定する方法に限られず、レーザ光の光路の途中に光量測定装置を配置しても良い。
ところで、レーザ光源2は長時間の駆動によって劣化が生じる。劣化が生じたレーザ光源2は、所望の光量(目標光量)を得るために必要となる、該レーザ光源2への投入電流量が変化する。
図2は、経時的な劣化に伴う、出力光量とレーザ光源2への注入電流との特性を示す図である。図2中、横軸はレーザ光源における注入電流を示し、縦軸は注入電力に対応する光量を示し、同図中破線で示されるのは所望の光量である。
具体的には、図2に示されるように、レーザ光源2の劣化が進むにつれて、所望の光量を得るために必要な投入電流量が増加する。また、劣化の状態が同程度であっても、レーザ光源は温度条件のバラツキにより所望の光量を得るために必要な投入電流量が変動する。
また、波長変換素子は、温度許容幅が狭く、所定温度域から外れてしまうと波長変換を良好に行うことができなくなり、結果的にレーザ光源装置から得る光量が低下してしまう。このような不具合を解消するための手段として、本実施形態では、波長変換素子3として、当該波長変換素子3の温度を検出するサーミスタ7と、前記波長変換素子3の温度調整を行う温度調整装置6とを備えたものが用いた。
前記温度調整装置6及びサーミスタ7は、コントロールIC5に電気的に接続され、前記サーミスタ7によって検出された波長変換素子3の温度データがコントロールIC5にフィードバックされるようになっている。したがって、本実施形態ではレーザ光源装置1が所望の光量を得るため、波長変換素子3の温度(駆動条件)を制御している。なお、以下の説明において、波長変換素子3を駆動させるとは、前記波長変換素子3に設けられた温度調整装置6を駆動し、当該波長変換素子3の温度調整を行うことを意味する。
従来、レーザ光源装置は電源駆動と同時にレーザ光量を検知し、所望の光量を保持できるように駆動電流を制御していた。しかしながら、レーザ光源装置から得る光量は、上述したように、レーザ光源の温度条件のバラツキ、及び劣化、並びに波長変換素子の温度バラツキ等といった複数のパラメータの影響を受ける。そのため、例えばレーザ光源に経時的な劣化が生じると、所望の光量を得る最適駆動条件も変化してしまう。
すると、レーザ光源装置は所望の光量を得るために駆動条件を規定値から大幅に補正する必要が生じ、結果的にレーザ光量を所望の値(目標値)に到達させるのに多くの時間を要してしまう。
一方、本実施形態に係るレーザ光源装置1では、コントロールIC5内に設けられたメモリ5aに、所望の光量を得るレーザ光源2、及び波長変換素子3の駆動条件を保持するとともに、少なくとも前記レーザ光源2の駆動を停止させた後、前記メモリ5aに保持された駆動条件に基づいて駆動を再開させるようになっている。
図3は光量と時間の関係を示すグラフであり、同図中横軸が時間を示し、同図中縦軸が光量を示している。図3に示すように、レーザ光源装置1は所定時間経過後に、所望の光量(目標光量)が得られるようになり、その後目標光量を保持するように駆動制御される。
以下に、レーザ光源装置1の駆動方法について具体的に説明する。
はじめに、前記コントロールIC5を用いることで、レーザ光源装置1を駆動させ、所望の光量のレーザ光を得る。そして、コントロールIC5からの指令により、レーザ光源2への電流投入を中止し、レーザ光源2の駆動を停止させる。このとき、メモリ5a内に、所望の光量を得るレーザ光源2、及び波長変換素子3の駆動条件が保持される。レーザ光源2の駆動条件として、投入電流量、及び温度が前記メモリ5a内に保持される。また、波長変換素子3の駆動条件として、温度が前記メモリ5a内に保持される。
本実施形態では、前記レーザ光源2とともに前記波長変換素子3の駆動を停止させる。なお、波長変換素子3の駆動を停止させるとは、波長変換素子3に設けられている温度調整装置6の駆動を停止させることを意味している。なお、前記レーザ光源2の駆動条件として、投入電流量、又は温度の少なくとも一つを保持すればよく、本実施形態ではこれら2つを駆動条件とすることで、所望の光量を得るレーザ光源2の最適駆動条件を再駆動時に、正確かつ短時間で判定することを可能にした。
また、前記メモリ5aには、図3に示すように駆動停止直前におけるレーザ光源2、及び波長変換素子3の駆動条件が保持されるのが好ましい。すなわち、メモリ5aに上記駆動条件を保持した直後に、前記レーザ光源2、及び前記波長変換素子3の駆動を停止させるのが望ましい。この構成によれば、メモリ5aに保持された駆動条件と、再駆動時における所望の光量をなす駆動条件とのズレを小さくすることができる。
以上のようにしてメモリ5aには、所望の光量を得るレーザ光源2、及び波長変換素子3の駆動条件が保持されるとともに、前記レーザ光源及び波長変換素子3、すなわちレーザ光源装置1の駆動が停止する。
次に、レーザ光源装置1を再駆動させる場合について説明する。本実施形態に係るレーザ光源装置1は、前記メモリ5aに保持された駆動条件に基づいて駆動を再開させることを特徴としている。具体的には、メモリ5aに保持された駆動条件(投入電流)に基づいて、レーザ光源2に電流を投入するとともに、メモリ5aに保持された温度条件に基づいて、レーザ光源2の温度を調節する。レーザ光源2の温度調節法としては、例えば前記レーザ光源2の冷却用ファン(図示せず)の回転数を調整し、冷却効率を調整する。
上述したように、レーザ光源装置1は、レーザ光源2の経時的な劣化や、レーザ光源2及び波長変換素子3の温度バラツキにより、所望の光量を得るために必要な投入電流量が異なる。しかしながら、本実施形態では、所望の光量を得る駆動条件に基づいて、レーザ光源2及び波長変換素子3の駆動が再開されるので、所望の光量を得るために駆動条件を補正する量を抑えることができ、従来に比べて、所望の光量のレーザ光を短時間にて得ることができる。
上述したように本実施形態に係るレーザ光源装置1、及びその駆動方法によれば、レーザ光源装置1の駆動を停止させる際に所望の光量が得られる最適な駆動条件をメモリ5aに保持し、メモリ5aに保持された前記駆動条件を初期条件としてレーザ光源2及び波長変換素子3を再駆動させるので、レーザ光源2の劣化等、所望の光量を得る最適な駆動条件が経時的に変化した場合であっても、駆動条件の補正を最小限に抑えることができ、これによって所望の光量を短時間で得ることができる。
なお、本発明のレーザ光源装置1、及びレーザ光源装置1の駆動方法は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、レーザ光源2とともに波長変換素子3の駆動を停止させ、レーザ光源2及び波長変換素子3の駆動条件をメモリ5aに保持していたが、例えば比較的短時間(所定時間より短い間)で駆動が再開される場合に備えて、一旦、レーザ光源2の駆動を停止させ、波長変換素子3の駆動を継続しておけばよい。この場合、温度許容幅が狭く一旦温度が低下してしまうと良好な波長変換が出来なくなる波長変換素子3の温度を前記温度調整装置6により所定時間一定温度に保持し、レーザ光源2に関する駆動条件のみがメモリ5aに保持される。よって、比較的短時間で駆動が再開される際には、波長変換素子3を所定温度まで加熱する必要が無いので、所望の光量をより短時間で得ることが可能となる。なお、所定時間を経過した際には、温度調整装置6をOFF(波長変換素子3の駆動を停止)し、その際の波長変換素子3の駆動条件をメモリ5aに保存すれば良い。
(画像表示装置)
次に、本発明の画像表示装置(プロジェクタ)に係る一実施形態について、図4を参照して説明する。
本実施形態では、上記第1実施形態のレーザ光源装置1を備える画像表示装置100について説明する。なお、図4中においては、簡略化のため画像表示装置100を構成する筐体は省略している。
画像表示装置100は、レーザ光源(レーザ光源装置)101R,101G,101Bから射出されたレーザ光をそれぞれ変調する液晶ライトバルブ(光変調装置)104R,104G,104Bと、液晶ライトバルブ104R,104G,104Bから射出された光を合成して投写レンズ107に導くクロスダイクロイックプリズム(色光合成手段)106と、液晶ライトバルブ104R,104G,104Bによって形成された像を拡大してスクリーン110に投射する投射レンズ(投射装置)107とを備えている。
さらに、画像表示装置100は、レーザ光源101R,101G,101Bから射出されたレーザ光の照度分布を均一化させるため、各レーザ光源101R,101G,101Bよりも光路下流側に、均一化光学系102R,102G,102Bを設けており、これらによって照度分布が均一化された光によって、液晶ライトバルブ104R,104G,104Bを照明している。例えば、均一化光学系102R,102G、102Bは、例えば、ホログラム102a及びフィールドレンズ103bによって構成される。
各液晶ライトバルブ104R,104G,104Bによって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム106に入射する。このプリズムは4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。そして、合成された光は投写光学系である投射レンズ107によりスクリーン110上に投写され、拡大された画像が表示される。
上述した本実施形態の画像表示装置100は、再駆動時においても短時間で所望の光量が得られるレーザ光源101R,101G,101Bを備えているので、該レーザ光源101R,101G,101Bを備えた画像表示装置100自体も再駆動時に短時間で画像表示を行うことのできる高性能なものとなる。
また、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いたが、液晶以外のライトバルブを用いても良いし、反射型のライトバルブを用いても良い。このようなライトバルブとしては、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)が挙げられる。投射光学系の構成は、使用されるライトバルブの種類によって適宜変更される。
(モニタ装置)
次に、本発明に係るモニタ装置の一実施形態として、上記レーザ光源装置1を応用したモニタ装置400の構成例について説明する。図5は、モニタ装置の概略を示す模式図である。モニタ装置400は、装置本体410と、光伝送部420とを備える。装置本体410は、上記のレーザ光源装置1を備える。
光伝送部420は、光を送る側と受ける側の2本のライトガイド421,422を備える。各ライトガイド421,422は、多数本の光ファイバを束ねたもので、レーザ光を遠方に送ることができる。光を送る側のライトガイド421の入射側にはレーザ光源装置1が配設され、その出射側には拡散板423が配設されている。レーザ光源装置1から出射したレーザ光は、ライトガイド421を伝って光伝送部420の先端に設けられた拡散板423に送られ、拡散板423により拡散されて被写体を照射する。
光伝送部420の先端には、結像レンズ424も設けられており、被写体からの反射光を結像レンズ424で受けることができる。その受けた反射光は、受け側のライトガイド422を伝って、装置本体410内に設けられた撮像手段としてのカメラ411に送られる。この結果、レーザ光源装置1により出射したレーザ光により被写体を照射したことで得られる反射光に基づく画像をカメラ411で撮像することができる。
以上のように構成されたモニタ装置400によれば、再駆動時においても光伝送部420が被写体を瞬時にレーザ光で照射(モニタリング)することができ、カメラ411により得られる撮像画像の信頼性を高めることができる。
(照明装置)
次に、本発明に係る照明装置の一実施形態として、第一実施形態に係るレーザ光源装置1を応用した照明装置500の構成例について説明する。図6は、照明装置500の概略を示す模式図である。
図6に示すように、照明装置500は、前述した第一実施形態のレーザ光源装置1と、該レーザ光源装置1から発したレーザ光を拡散する拡散素子14とを備える。以上のように構成された照明装置500によれば、上記レーザ光源装置1を備えているので、照明装置500自体も再点灯時に短時間で光を照射することのできる高信頼性のものとなる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態において、レーザ光源内部に共振ミラーを備えるような構成としても良い。
レーザ光源装置の一実施形態を示すブロック図である。 経時的な劣化に伴う、光量と注入電流との特性を示す図である。 レーザ光源装置から得られる光量と時間との関係を示すグラフである。 本発明の画像表示装置に係る一実施形態を示す図である。 本発明のモニタ装置の一実施形態を示す図である。 本発明の照明装置の一実施形態を示す図である。
符号の説明
1…レーザ光源装置、2…レーザ光源、3…波長変換素子、4…共振ミラー、5…コントロールIC(制御部)、5a…メモリ、6…温度調整装置、101R,101G,101B…レーザ光源(レーザ光源装置)、104R,104G,104B…液晶ライトバルブ(光変調装置)、107…投射レンズ(投射装置)、400…モニタ装置、410…装置本体、420…光伝送部、500…照明装置

Claims (8)

  1. レーザ光源と、該レーザ光源から出射された光を波長変換する波長変換素子と、を備えたレーザ光源装置の駆動方法であって、
    所望の光量を得る前記レーザ光源、及び前記波長変換素子の駆動条件をメモリに保持するとともに、少なくとも前記レーザ光源の駆動を停止させ、前記メモリに保持された前記駆動条件に基づいて駆動を再開させることを特徴とするレーザ光源装置の駆動方法。
  2. 前記メモリには、駆動停止直前における前記レーザ光源、及び前記波長変換素子の駆動条件が前記メモリに保持されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ光源装置の駆動方法。
  3. 前記駆動条件として、前記波長変換素子の温度を前記メモリに保持することを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ光源装置の駆動方法。
  4. 前記駆動条件として、前記レーザ光源に投入される電流量、及び前記レーザ光源の温度の少なくとも一つを前記メモリに保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザ光源装置の駆動方法。
  5. レーザ光源と、
    該レーザ光源から出射された光を波長変換する波長変換素子と、
    所望の光量を得る前記レーザ光源、及び前記波長変換素子の駆動条件をメモリに保持するとともに、少なくとも前記レーザ光源の駆動を停止させた後、前記メモリに保持された駆動条件に基づき駆動を再開させる制御部と、を備えたことを特徴とするレーザ光源装置。
  6. 請求項5に記載のレーザ光源装置と、
    該レーザ光源装置から射出された光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、
    該光変調装置により形成された画像を投射する投射装置と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項5に記載のレーザ光源装置を有した装置本体と、該装置本体からの光を外部に送り、かつ外部の反射光を前記装置本体まで伝える光伝送部とを備えたことを特徴とするモニタ装置。
  8. 請求項5に記載のレーザ光源装置と、レーザ光を拡散する拡散素子とを備えることを特徴とする照明装置。
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