JP2008130529A - 高イオン伝導性高分子固体電解質 - Google Patents

高イオン伝導性高分子固体電解質 Download PDF

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Abstract

【課題】PEO系高分子固体電解質のイオン導電率は、室温近傍で低下するという問題点があり、本発明の課題はこの問題点を解決する手段を提供することにある。
【解決手段】分子量が200〜1500のオリゴエチレンオキシドを含有するエチレンオキシドを主鎖とし、重合性官能基を有する高分岐ポリマー及びリチウム塩とで構成される高分子固体電解質を用いることにより課題が解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、高イオン伝導性高分子固体電解質に関し、さらに詳しくはオリゴエチレンオキシドを含有するポリエチレンオキシドを主鎖とし、高分岐ポリマー、及びリチウム塩とで構成される室温でも高いイオン導電性を有する末端高分岐型高分子固体電解質に関わる。
現在、小型電子・電気機器用に市販されているリチウム二次電池の多くは、可燃性の有機溶媒を電解液として使用しており、この有機溶媒電解液の液漏れおよびそれに伴う発火などの危険性を有している。従って、このようなリチウム二次電池を電気自動車のような大型用途に用いることは、安全性の観点から好ましくない。よって、より安全な電解質材料が求められ、その解決策のひとつとして電解質に固体ポリマーを用いる高分子固体電解質電池が注目されている。
固体状態でイオンを高速かつ選択的に伝導できる高分子固体電解質の研究は、1973年のWrightらの報告に端を発している。すなわちポリエチレンオキシドが固体状態でアルカリ金属塩と錯体を形成し、室温でイオン導電性を示すことが見出された。1979年にはArmandらによって、高分子固体電解質を用いた全固体ポリマー電池の可能性がはじめて示唆され、それ以来、今日に至るまで多岐にわたるポリマー電解質の研究が進められてきた。
ところで、高分子固体電解質に要求される性質として次のようなものが上げられる。
第1に、溶液型電解質に匹敵する高いイオン伝導度と小さな温度依存性を有することである。ここで、 高いイオン伝導度を得るには電荷キャリア濃度が高く、固体中のキャリアの移動速度が大きいことが必要である。キャリア濃度はポリマー中への塩の溶解度とイオン解離のしやすさで決まる。一方、イオンの移動はポリマー複合体の非晶質部分の熱運動と連動して起こるので、高いイオン移動度を得るには、セグメント運動しやすいポリマーの構造を持っていることが望ましい。又、 熱的および化学的安定性に優れることが必要である。電解質として、広い安定電位窓を有していて長期間物理的に安定であることや、耐熱性、機械的強度に優れていることも電池としての実用性上、重要な要素である。
これまで研究されてきた高分子固体電解質のマトリックスポリマー骨格としては、ポリエーテル系、ポリエステル系、ポリアミン系及びポリスルフィド系がある。これらの中でも比較的高いイオン導電性を示すことが知られているポリエーテル系のポリマーが注目を集め、直鎖状のポリエチレンオキシド(以下、PEOと略称する)あるいはその構造中にPEO構造を含むものについて数多くの報告がなされている。
しかし、PEOは結晶性が高いため、イオン導電率は温度によって大きく変化し、融点以上では
10−3S/cmという高いイオン導電率を示すが、融点以下では結晶化に伴う鎖の運動性の低下により導電率が急激に低下してしまうという問題点がある。さらにPEOをベースにした錯体は、酸素-リチウム間の相互作用が強いためにリチウムイオンのみならずアニオンの移動もおきる両イオン導電体であるという欠点も持っている。
リチウムイオンのみならずアニオンの移動も起こる両イオン伝導体の場合、リチウム電極はアニオンに対してブロッキング電極であるため、直流電場ではアニオンの電極上への移動と堆積に伴って、膜の伝導度が時間と共に減少する。この現象は電池に用いた場合、放電直後に急速に電流が低下するという問題点が生ずる。 よって、全イオン輸送に対するリチウムイオン輸送の割合 (リチウムイオン輸率) ができるだけ1に近いシングルイオン伝導体が望ましい。
上述の課題を達成するため、これまでに幾つかの検討がなされてきた。先ず第1は、PEOの結晶性を低下させることを目的としたベースポリマーの改質であり、ベースポリマーに側鎖を導入したり、ポリメチルメタクリレート(以下、PMMAと略称する)など結晶性の異なる他のポリマーと共重合させたり、主鎖間に架橋構造を導入することなどによってPEOの結晶性を低下させる検討である。又、側鎖にもPEO鎖を持つコポリマーは、室温で10−4S/cmという高いイオン導電率を示すことが報告されている(非特許文献1)。
次に、側鎖にPEO鎖を有するホスファゼン環を組み込んだポリマーは、10−5S/cmという導電率を示したと報告されている(非特許文献2)。
エーテル系高分子のPEOとリチウム塩との錯体は、一般にリチウムイオン輸率が0.5以下である。そこで、本発明者の一人は、リチウムイオン輸率の向上を目的としたアニオンのポリマー鎖への固定化や、アニオン捕捉剤の添加を検討し、アニオン捕捉効果を有するボロキシンポリマーを用いることで10−5S/cmという導電率と、0.8という高いリチウムイオン輸率を見出した(特許文献1)。
A.Nishimoto,et al, Electrochimica Act, 43, 1177(1998) Harry R.Allcock, et al,Macromolecules, 36, 3563(2003) 特開2004−6237号公報
PEO系高分子固体電解質のイオン導電率は、50℃以下の低温で低下するという問題点があり、本発明の課題はこの問題点を解決する手段を提供することにある。
以上の課題を解決するため、本発明者等は高分岐ポリマー(HBP)を用いた高分子固体電解質について検討を行ってきた。HBPは完全に非晶質であり、セグメント運動性に優れた多くの自由な鎖を持つことより、イオン導電性を改善することが期待される。実際にベースポリマーをPEOとし、アセチル化HBPを可塑剤として用い、リチウム塩、及び、無機フィラーであるチタン酸バリウムからなる電解質のイオン導電率は、高温領域で非常に高い導電率を示した。
さらに、アセチル化HBPがPEOの結晶化を完全に抑制するため、低温領域における導電率の低下が小さいことを見出した。また、HBPの末端に重合性基を導入した Acrylated Poly[bis(ethylene glycol)benzonate](以下、アクリル化HBPと略称する)を用いることにより、高い機械的強度を有する非晶質な架橋型高分子固体電解質も開発した。しかし、アクリル化HBPを用いた架橋型電解質は、架橋に伴う鎖末端の運動性の低下により、アセチル化HBPと比較するとイオン導電率が低下するという問題点が生じてきた。
そこで本発明等は、架橋型高分子固体電解質の高い機械的強度を保持したままイオン導電率を向上させることを目的に、Poly(ethylene glycol) methyl ether methacrylate(以下、PEOMAと略称する)を添加することに思い至った。重合性基とエチレンオキシド鎖の両方を有するPEOMAはアクリル化HBPの架橋間のスペーサーとして働くことにより、架橋によるイオン導電率の低下を抑制することが期待できるためである。
しかし、上記の改良をもってしても室温でのイオン導電率が十分でないため、更なる改良を行い本発明に達した。
すなわち、本発明は、分子量が200〜1500のオリゴエチレンオキシド(下記の化学式4)を含有するエチレンオキシドを主鎖とし、重合性官能基を有する高分岐ポリマー及びリチウム塩とで構成される高分子固体電解質であって、該高分子個体電解質に含まれるリチウムと酸素のモル比がリチウム1に対して酸素が5〜20であることを特徴とする高イオン伝導性高分子固体電解質に関わる。
Figure 2008130529
より詳しくは、前記のリチウム塩がLiN(SOCF、LiBF、LiClO、又はLiN(SOCFの何れか1種から選ばれることを特徴としている。更に、架橋制御剤として下記の化学式1又は2で示されるオリゴエチレンオキシド鎖含有メタクリル酸エステルを用い、さらに、前記の重合性官能基を有する高分岐ポリマーが下記の化学式3で示されることを特徴とする。
又、エチレンオキシドと高分岐ポリマーとの架橋方法が、ラジカル重合法又は電子線重合法のいずれかによりなされることを特徴とする高イオン伝導性高分子固体電解質である。
Figure 2008130529
Figure 2008130529
Figure 2008130529
本発明の架橋制御型高分子固体電解質は、高いイオン導電率(>1×10−4S/cm at 20℃)と良好な機械的強度を有し、リチウム二次電池用全固体電解質に好適に用いられる。
本発明においては、オリゴエチレンオキシドと高分子量エチレンオキシドとの含有比率は、オリゴエチレンオキシドの重量比率が20%〜80%が好ましい。これは、オリゴエチレンオキシドが少なすぎるとイオン導電率の向上が期待できず、逆に多すぎると機械的強度が低くなりフィルム化が困難となるためである。
次に、オリゴエチレンオキシドを含有するエチレンオキシド(PEO)と重合性官能基を有する高分岐ポリマー(HBP)との添加比率は、重量%で PEO:HBP=55〜85:45〜15 が一般的に用いられる。これは、HBPの添加は強度向上に寄与するが、多すぎるとフィルムが脆くなり、又イオン導電率を低下させるためである。
以下に本発明の好適な一実施の形態を実施例によって説明するが、本発明の技術的範囲は下記の実施形態によって限定されるものでなく、その要旨を変更することなく様々に改変して実施することができる。
<高分子固体電解質フィルムの作成>
PEO /HBP(+架橋制御剤)/
LiN(SO2CF3)2 系電解質フィルムを以下の作成手順で実施した。
1. 真空ポンプで残留溶媒を留去したHBP、架橋制御剤,精製過酸化ベンゾイル(BPO)をサンプル瓶へ測り入れた後、Dry Boxへサンプル瓶を入れた。
2. CH3CNを適量加えてHBP、架橋制御剤を溶かし、サンプル瓶にチップを入れて攪拌し、そこにポリエチレンオキシド(PEOを)加えて約6時間攪拌した。
3. 十分混ざっているのを確認した後、LiN(SO2CF3)2を加え更に6時間攪拌した。
4.混合物をテフロンシャーレ (直径:3.3
cm、深さ:1.0 cm) に注ぎ、乾燥炉に入れゆっくり減圧し、最大減圧まで達した後、この状態を一晩続けた。
5. 乾燥炉を90 ℃まで徐々に加熱し24時間乾燥及び加熱架橋を行った。
6. 乾燥炉が室温になるまで放冷し、ピンセットでテフロンシャーレよりフィルムをはがし、高分子固体電解質フィルムを完成した。
<イオン導電率の測定法>
イオン導電率の測定用サンプルは、前記の方法により調製した高分子固体電解質フィルムをドライボックス中で直径5mmのポンチでくり抜き、UFOセルに組み込んだ。作成したセルを複素交流インピーダンス測定装置に銅線を用いて接続し、その抵抗を測定した。測定はセルを80℃に設定した恒温槽に12時間放置し、電解質とステンレス電極を十分になじませた後、80℃から10℃ずつ温度を下げ、各温度で1時間放置した後に行った。イオン導電率σ
(S/cm) は次のように定義される。
σ = C/R
(C = l/s)
ここでlは試料の厚さ、sはその面積、Rは抵抗を示す。
<機械的強度の測定>
ポリマー電解質の性質として問題になるものの一つに、機械的強度がある。電池を作製した時にポリマー電解質は負極と正極の間に圧着されており、セパレーターとしての役割もあるといえる。その時、負極と正極が接触してショートしない為にはポリマー電解質はある程度の強度を持つことが望まれる。本研究では、引っ張り試験によりポリマー電解質の引張り強度を評価した。
Dry Box中電解質フィルムを適当な大きさ (約1 cm × 1 cm) にカットし、試料の幅、厚さから電解質フィルムの断面積 を計算した。
<実施例1:PEOの分子量の検討>
種々の分子量のPEO (80wt%)、末端反応性HBP (20wt%) およびLiN(SO2CF3)2の混合物をBPOを用いた加熱架橋あるいは電子線照射により硬化させたポリマー電解質のイオン導電率に対するPEO分子量の効果について検討した。
(1-1) BPO架橋電解質
BPOにより加熱架橋したポリマー電解質のイオン導電率の温度依存性 (80°C 〜20°C) を図1に示す。
PEOの分子量の低下に伴い導電率は大きく向上し、最も低分子量のPEO (Mn = 222) を用いた場合、20°Cで1.4 x 10-3 S/cmの値を示した。しかし、室温で液状のPEO (Mn =
222 〜500) を用いた電解質はゼリー状で強度はきわめて低く、シート状にすることはできなかった。
(1-2)電子線架橋電解質
電子線照射により架橋した1-1 と同じ組成のポリマー電解質のイオン導電率の温度依存性を図2に示す。低分子量PEO (Mn = 222〜750) を用いた電解質への電子線照射では、充分な架橋が起こらなかったため (表面の一部のみが硬化)、複数回電子線を照射し、硬化した部分を用いて測定を行った。
イオン導電率はBPO架橋電解質とほぼ同程度の値を示し、架橋方法による影響はほとんど見られなかった。強度に関してもBPO架橋の場合と同様に、低分子量PEOではシート状にすることはできなかった。
(1-3) 高分子量PEOと低分子量PEOを用いた電解質
電解質の機械的強度の向上を目的に、種々の割合で高分子量H-PEO (Mn = 60
x 104) と低分子量L-PEO (Mn = 500) を混合した電解質をBPO架橋により調製し、イオン導電率を測定した。その結果を図3に示す。
H-PEOの増加に伴い電解質の強度は向上し、H-PEOを20wt%添加した電解質でも、強度は低いもののシート状にすることができた。イオン導電率はH-PEOの添加量の増加に比例して低下する傾向を示した。
<実施例2:PEO / 末端反応性HBPの組成の検討>
末端反応性HBPによる架橋密度を高くすることを目的に、低分子量PEO (Mn = 500) と末端反応性HBPの組成を変えた電解質をBPO架橋により調製し、イオン導電率を測定した。その結果を図4に示す。
電解質の強度はHBPの含有量の増加に伴い向上し、HBP含量が30wt%以上ではシート状にすることができたが、50%まで増加させると脆いシートとなった。イオン導電率はHBPの増加に伴って大きく低下した。
<実施例3:架橋調整剤の検討>
以前の検討において、高分子量PEOと末端反応性HBPからなる電解質にオリゴエチレンオキシド鎖と重合性基を持つPEOMAを添加すると、機械的強度を保持しつつイオン導電率が向上することを見出している。そこで、PEOとHBPから成る電解質に、架橋調整剤としてPEOA (架橋度低下) またはPEODA
(架橋度増加) を添加し、BPO架橋させた電解質について検討した。
(3-1) PEO分子量と架橋調整剤の効果
高分子量および低分子量PEO (Mn = 60 x 104,
500、80wt%) とHBPおよび架橋調整剤 (HBP / 架橋調整剤 = 1/3 mol%、合計20wt%) からなる電解質のイオン導電率を図5に示す。
低分子量PEOにPEOAを添加した電解質は充分な架橋が起こらず、導電率の測定はできなかった。一方、PEODAを添加した電解質はシート状となり、無添加の場合と同程度のイオン導電率を示した。
高分子量PEOを用いた電解質では、どちらの架橋調整剤を添加した場合も、無添加の場合に比べて高いイオン導電率を示した。
(3-2) PEODA添加量の効果
低分子量PEO (Mn = 500, 80wt%) に任意の組成でHBPとPEODA (合計20wt%) を添加した電解質のイオン導電率を図6に示す。HBPに対するPEODAの添加量の増加に伴い、電解質の強度は増加し、HBP無添加 (HBP / PEODA = 0/1) の電解質が最も硬くなった。一方、イオン導電率はPEODAの添加量の増加に伴い向上する傾向を示したが、HBP無添加では逆に低下し、HBPへのPEODAの添加が、イオン導電率を保持したまま、機械的強度を向上させるために有効であることが分かった。
過酸化ベンゾイル(BPO)により加熱架橋したポリマー電解質のイオン導電率に対する温度依存性を示す図である。 電子線照射により架橋したポリマー電解質のイオン導電率に対する温度依存性を示す図である。 高分子量PEOと低分子量PEOを種々の割合で混合しBPO架橋した場合の、イオン導電率に対する温度依存性を示す図である。 低分子量PEOと末端反応性HBPを種々の割合で混合しBPO架橋した場合の、イオン導電率に対する温度依存性を示す図である。 PEOと末端反応性HBP及び架橋制御剤を種々の割合で混合しBPO架橋した場合の、イオン導電率に対する温度依存性を示す図である。 低分子量PEOと末端反応性HBP及び架橋制御剤としてホ゜リエチレンオキシト゛シ゛アクリレート(PEODA)を種々の割合で混合しBPO架橋した場合の、イオン導電率に対する温度依存性を示す図である。

Claims (5)

  1. 分子量が200〜1500のオリゴエチレンオキシドを含有するエチレンオキシドを主鎖とし、重合性官能基を有する高分岐ポリマー及びリチウム塩とで構成される高分子固体電解質であって、本高分子固体電解質に含まれるリチウムと酸素のモル比がリチウム1に対して酸素が5〜20であることを特徴とする高イオン伝導性高分子固体電解質。
  2. 前記のリチウム塩がLiN(SOCF、LiBF、LiClO、又はLiN(SOCFの何れか1種から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の高イオン伝導性高分子固体電解質。
  3. 請求項1において、架橋制御剤として下記の化学式1又は2で示されるオリゴエチレンオキシド鎖含有メタクリル酸エステルを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の高イオン伝導性高分子固体電解質。
    Figure 2008130529
    Figure 2008130529
  4. 前記の重合性官能基を有する高分岐ポリマーが、下記の化学式3で示されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高イオン伝導性高分子固体電解質。
    Figure 2008130529
  5. 前記において、エチレンオキシドと高分岐ポリマーとの架橋方法が、ラジカル重合法又は電子線重合法のいずれかによりなされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の高イオン伝導性高分子固体電解質。
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