JP2008129487A - 撮影装置、補助光発光装置、および調整方法 - Google Patents

撮影装置、補助光発光装置、および調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 補助光の照射方向の調整が容易な低コストの補助光発光装置、その補助光発光装置を備えた撮影装置、およびその補助光発光装置の調整方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 被写体に向けて補助光を発光する補助光発光装置において、発光光出射面203aが凸球面に形成されるとともにリード線202が突出した発光素子203と、リード線202の先端が固定された基板204と、発光素子203からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、発光素子側の面205aが凹球面に形成された窓部材205とを備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、いわゆるデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮影装置、その撮影装置に備えられる補助光発光装置、およびその補助光発光装置の補助光出射方向を調整する調整方法に関する。
最近、デジタルカメラなどの撮影装置において、被写体に向けてAF(オートフォーカス)用の補助光を照射する補助光発光装置を備えた撮影装置が広く用いられている。このAF用補助光はその照射方向に向かって強い指向性を有するものであることが要求されており、限定された光量で所定位置を所望の照度で照射するために、補助光発光装置の前方の所定位置において照度がピークを示す方向に向けて補助光を出射する必要がある。
このような補助光発光装置の光源としては、LED(Light Emitting Diode)が広く用いられているが、製造条件のばらつきなどにより補助光の照射方向が変動し、補助光発光装置の前方の所定位置から外れた位置で照度がピークを示す製品が発生する恐れがある。
そこで、このように照射方向にばらつきのある製品を有効活用するために補助光発光装置の照射方向を調節する技術が種々提案されている。
例えば、発光源を備える発光手段と、発光源から放射される光を光軸方向に反射する反射手段と、この反射手段に対する発光源の相対的な位置が、光軸方向および光軸に垂直な平面内の少なくとも一方向に変位可能となるように発光手段を保持するものであって、一部位のみに力を加えるだけで少なくとも2方向の変位が可能な保持機構とを具備したカメラの投光装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−174534号公報
しかし、上記特許文献1に開示された方法では、複雑な構造の保持機構を必要とするため、補助光発光装置のコストアップを招くという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、補助光の照射方向の調整が容易な低コストの補助光発光装置、その補助光発光装置を備えた撮影装置、およびその補助光発光装置の調整方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、
撮像素子上に被写体を結像して画像データを生成する撮影装置において、
被写体に向けて補助光を発光する補助光発光装置を備え、
上記補助光発光装置が、
発光光出射面が凸球面に形成されるとともにリード線が突出した発光素子と、
上記リード線の先端が固定された基板と、
上記発光素子からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、該発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の撮影装置によれば、発光光出射面が凸球面に形成された発光素子と、発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えたことにより、発光素子と窓部材との相対位置が調整しやすいため、補助光の照射方向の調整が容易な低コストの補助光発光装置を備えた撮影装置を得ることができる。
また、上記目的を達成する本発明の補助光発光装置は、
被写体に向けて補助光を発光する補助光発光装置において、
発光光出射面が凸球面に形成されるとともにリード線が突出した発光素子と、
上記リード線の先端が固定された基板と、
上記発光素子からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、該発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えたものであってもよい。
本発明の補助光発光装置によれば、発光光出射面が凸球面に形成された発光素子と、発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えたことにより、発光素子と窓部材との相対位置が調整しやすいため、補助光の照射方向の調整が容易な低コストの補助光発光装置を得ることができる。
また、上記窓部材が、上記発光素子側の凹球面から突出して該発光素子の発光光出射側の凸球面に接する3つの突起部を有するものであってもよい。
本発明の補助光発光装置を上記のように構成した場合は、上記3つの突起部により発光素子と窓部材との相対位置が一定に保たれるので、補助光の照射方向が安定する。
また、上記3つの突起部は、正三角形の3つの頂点位置に設けられたものであってもよい。
本発明の補助光発光装置を上記のように構成した場合は、上記3つの突起部による発光素子と窓部材との相対位置をさらに安定させることができるので、補助光の照射方向がさらに安定的に維持される。
また、上記窓部材の補助光出射側の凸球面は、該窓部材の、上記発光素子側の凹球面への入射光を該入射光の入射方向と同一の方向に出射する曲率を有する凸球面であってもよい。
本発明の補助光発光装置を上記のように構成した場合は、照射された補助光を発散させることなく被写体に照射させることができる。
また、上記目的を達成する本発明の調整方法は、発光光出射面が凸球面に形成されるとともにリード線が突出した発光素子と、上記リード線の先端が固定された基板と、上記発光素子からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、該発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えた、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光装置における、補助光出射方向を調整する調整方法であって、
上記窓部材に上記発光素子の発光面を当てて上記基板の位置を移動させることにより、該窓部材から補助光が所望の方向に出射されるように該発光素子の向きを調整し、
調整後の基板を固定することを特徴とする。
本発明の調整方法によれば、発光光出射面が凸球面に形成された発光素子と、発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えたことにより、発光素子と窓部材との相対位置が調整しやすい上に、発光素子のリード線の先端が基板に固定されているので、基板を移動させてリード線を撓ませるることにより容易に補助光の照射方向を調整することができる。
本発明によれば、補助光の照射方向の調整が容易な低コストの補助光発光装置、その補助光発光装置を備えた撮影装置、およびその補助光発光装置の調整方法を実現することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に示す各実施形態では、本発明の撮影装置の一例として、主として静止画像を撮影するデジタルカメラについて説明するが、本発明の撮影装置、補助光発光装置、および調整方法は、静止画撮影用のデジタルカメラのみに限定されるものではなく、例えば、デジタルビデオカメラなどにも適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態であるデジタルカメラを斜め上前方から見た外観斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、被写体光を捉えて画像データを生成するものであり、カメラの筐体であるボディ113と、光学ズームレンズを内蔵した鏡胴111と、撮影に同期してフラッシュ光を発するフラッシュ発光装置112と、被写体に補助光を照射してAF(オートフォーカス)精度を向上させるための補助光発光装置200と、電源スイッチ114と、レリーズボタン115と、静止画モード、動画モードなど撮影モードを交互に切り換えるための回転式のモードダイヤル116とを備えている。
図2は、図1に示すデジタルカメラの背面を示す外観図である。
図2に示すデジタルカメラ100の背面には、LCD117、EVF124、MENU/OKボタン118、DISP/BACKボタン119、フォトモードボタン120、再生ボタン121、十字ボタン122、ズームボタン123、およびファインダ切替ボタン125などが備えられている。
LCD117は、撮影レンズにより被写体光を捉えて生成された画像データからなる画像、および種々の設定時における情報を表示するものである。
EVF124は、目で覗いて画像を視認する一種のファインダであり、撮影レンズにより被写体光を捉えて生成された画像、および種々の設定時における情報を表示するものである。
MENU/OKボタン118は、撮影時や再生時における各種のメニューをLCD117に表示させたり、表示されたメニューの中から所望のメニューを選択し決定するためのボタンである。
DISP/BACKボタン119は、LCD117に表示された画面の状態を切り換えたり、MENU/OKボタン118等による操作を1つ前の状態に戻したり操作を取り消したりするためのボタンである。
フォトモードボタン120は、ピクセル数,感度,色味,プリント枚数等を設定するためのボタンである。
再生ボタン121は、後述する記録媒体1059に記録された撮影画像を、LCD117に再生表示するためのボタンである。
十字ボタン122は、様々なモードでその役割が変化し、例えば静止画モードではマクロボタンやフラッシュボタンであったり、再生モードではLCD117に表示したサムネイルの選択ボタンであったりする。マクロボタンは、マクロ撮影を行なうか否かを切り換えるためのボタンであり、一度押下するとマクロ撮影モードとなり、再度押下するとマクロ撮影モードが解除される。フラッシュボタンは、押下する毎に、オートフラッシュ、赤目低減フラッシュ、強制フラッシュ、フラッシュ禁止、スローシャッタでのフラッシュ、およびオートフラッシュというようにフラッシュの状態を順繰りに切り換えるためのボタンである。
ズームボタン123は、右方に向けて押下することにより望遠側(テレ側)にズームアップするとともに左方に向けて押下することにより広角側(ワイド側)にズームダウンするためのボタンである。
ファインダ切替ボタン125は、LCD117への表示とEVF124への表示とを切り替えるためのボタンである。
次に、図1、図2に示したデジタルカメラの回路構成について説明する。
図3は、図1、図2に示したデジタルカメラ100の回路構成を示すブロック図である。
図3に示すように、このデジタルカメラ100には、撮影レンズ1021と、絞り機構1031と、被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子1041と、撮影レンズ1021を駆動するレンズ駆動部1101と、撮像素子1041を駆動する撮像素子駆動部1102とが備えられている。
また、このデジタルカメラ100には、このデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路110と、ユーザがこのデジタルカメラ100を操作するための操作部1061と、基準クロックを生成して各種の信号処理回路に供給するための信号処理回路クロック部1005と、システム制御回路110からのクロックに基づいて撮像素子駆動部1102に供給するためのクロックを生成する撮像回路クロック部1103とが備えられている。
さらに、このデジタルカメラ100には、撮像素子1041からのアナログ画像信号を処理するアナログ信号処理部1051と、アナログ信号処理部1051で処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路1052が備えられている。
また、このデジタルカメラ100には、画像データ等を格納するメインメモリ1054と、そのメインメモリ1054を制御するメモリ制御部1053と、A/D変換されたデジタル信号を処理するデジタル信号処理部1055と、画像データの圧縮処理や伸張処理を行なう圧縮伸張処理部1056と、低輝度でコントラストの低い被写体に補助光を照射してAF(オートフォーカス)精度を向上させるための補助光発光装置200(図1参照)と、補助光発光装置200の発光を制御する補助光制御部1057と、夜間撮影や室内撮影の際の光量を補うためのフラッシュ発光装置112(図1参照)と、フラッシュ発光装置112の充電・発光を制御するフラッシュ制御部1080とが備えられている。
さらに、このデジタルカメラ100には、撮影した画像信号を記録する記録媒体1059ヘの記録および記録媒体1059からの画像の再生を制御する外部メモリ制御部1058と、カメラスルー画や再生画をEVF124およびLCD117に表示するための制御を行なう表示制御部1060が備えられている。尚、EVF124およびLCD117には、カメラスルー画や再生画を表示する画像表示パネルと、その画像表示パネルを裏面から照明するバックライトとが備えられている。
次に、このデジタルカメラ100の基本動作について説明する。
このデジタルカメラ100では、電源が投入されると被写体光が撮影レンズ1021を通って撮像素子1041上の受光面に結像されて画像信号が生成される。生成されたスルー画を表わす画像信号(以下スルー画信号)は、アナログ信号処理部1051で処理されA/D変換回路1052でアナログ信号からデジタル信号に変換され、デジタルに変換された画像信号はシステム制御回路110の制御の基で、RGBのスルー画信号からYC信号のスルー画信号に変換され、圧縮伸張処理部1056により圧縮された後、メモリ制御部1053の制御の基でメインメモリ1054に導かれてそこに記憶される。メインメモリ1054に記憶された1フレーム分のスルー画信号はメモリ制御部1053により読み出され、表示制御部1060に導かれ、表示制御部1060の制御の基に、EVF124(図2参照)またはLCD117(図2参照)により画像として表示される。
ここで、ユーザによりレリーズボタン115(図1,図2参照)が半押しされると、本実施形態のデジタルカメラ100の補助光発光装置200による一連のオートフォーカス処理が開始される。
図4は、本実施形態のデジタルカメラ100における補助光発光装置の動作を示すフローチャートである。
すなわち、レリーズボタン115の半押しによりオートフォーカス処理が開始されると、図4に示すように、先ずオートフォーカス前に一度測光が行われ(ステップS01)、システム制御回路110(図3参照)により、被写体が低輝度であるか否かの判定が行われる(ステップS02)。
ステップS02における判定の結果、被写体が低輝度であると判定されたときは補助光制御部1057(図3参照)の制御の基に補助光発光装置200(図1、図3参照)による補助光発光が行われ(ステップS03)、レンズ駆動部1101(図3参照)によるオートフォーカスが行われる(ステップS04)。このとき、補助光制御部1057は、システム制御回路110からの測光結果に基づき補助光を発光させる。このとき補助光発光装置200に印加する電圧値を制御することにより発光光量を調整するのが好ましい。
一方、ステップS02における判定の結果、被写体が十分な輝度を有していると判定されたときは補助光発光を行わずにオートフォーカスが行われる(ステップS04)。
オートフォーカスが行われた後、補助光が点灯状態にあるか否かが判定され(ステップS05)、補助光が点灯状態にあるときには補助光は消灯され(ステップS06)、一連のオートフォーカス処理を終了し、撮影動作の段階に移行する。一方、補助光が消灯状態にあるときにはそのまま一連のオートフォーカス処理を終了し、撮影動作の段階に移行する。
撮影動作の段階に移行した後、レリーズボタン115(図1,図2参照)が半押し状態から全押し状態とされることにより撮像が行われる。
次に、本発明の補助光発光装置について説明する。
図5は、本発明の補助光発光装置の第1の実施形態の断面図である。
この補助光発光装置200は、図1〜図3を参照して説明したデジタルカメラ100に備え付けられ、被写体に向けて補助光を発光するために用いられるものであり、図5(a)に示すように、発光素子203と、基板204と、窓部材205とを備えている。
発光素子203は、補助光を出射する発光光出射面203aが凸球面に形成されるとともに2本のリード線202が突出している。この2本のリード線202は、調整中に互いに接触してショートしてしまうのを防止するため、片方又は両方のリード線をテープ、スポンジ、又はゴムなどで覆っておくことが好ましい。
基板204には、リード線202の先端202aが固定されている。
窓部材205の、発光素子203からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、発光素子203側の面205aは、凹球面に形成されている。
この補助光発光装置200は、窓部材205をデジタルカメラ100(図1,2参照)のボディの開口部113aに嵌め込み、リード線202の先端202aによって発光素子203が固定された基板204を、発光素子203の凸球面状の発光光出射面203aが窓部材205の凹球面状の面205aと接触した状態でボディ113の一部113bに固定されることによって組み立てられる。
この補助光発光装置200は、撮像素子1041(図3参照)上に被写体を結像して画像データを生成するデジタルカメラ100(図1〜3参照)に備えられ、低輝度でコントラストの低い被写体を照射してAF(オートフォーカス)精度を向上させるためのAF用の補助光を発光するものであり、光源としては例えばLEDなどが用いられる。この補助光発光装置200は、図1に示したように、鏡胴111の近傍に配置されている。
この補助光発光装置200から出射される補助光は、照射方向に向かって強い指向性を有するものであることが要求されており、限定された光量で所定位置を所望の照度で照射するために、補助光発光装置の前方の所定位置において照度がピークを示すように補助光を出射する必要がある。
しかし、発光素子203および窓部材205の製造時の寸法誤差、発光素子203の基板204への取付誤差、ボディの開口部113aの寸法誤差などの原因により、発光素子203が固定された基板204をカメラボディに単に取り付けただけでは、上記のような補助光発光装置が得られる保証はない。そこで、上記のように、補助光が補助光発光装置の前方の所定位置において照度がピークを示すように発光素子203の向きを調整する必要がある。
図5(b)および図5(c)は、発光素子203の向きの調整方法を示す図である。
すなわち、窓部材205をボディ113に固定しておき、窓部材205の凹球面205aに発光素子203の発光光出射面203aを当てて基板204の位置を矢印A方向又はB方向に移動させることにより、窓部材205から補助光が所望の方向に出射されるように発光素子203の向きを調整し、調整後の基板204をボディの一部113bに固定する。
このように、基板204を矢印A方向又はB方向に移動させると、リード線202は自らの弾性により図示のように撓み、発光素子203の発光光出射面203aと窓部材205の凹球面状の面205aとが互いに反対方向にスライドし合い発光素子203の向きを容易に調整することができる。
ここで、本発明の調整方法について説明する。
本発明の調整方法の一実施形態は、図1〜図5を参照して説明したデジタルカメラ100の補助光発光装置200における、補助光出射方向を調整する調整方法であって、窓部材205(図5参照)に発光素子203(図5参照)の発光面203a(図5参照)を当てて基板204(図5参照)の位置を移動させることにより、窓部材205から補助光が所望の方向に出射されるように発光素子203の向きを調整し、調整後の基板204を固定することにより行われる。
図6は、本発明の調整方法の一実施形態で用いられる発光素子調整用治具および調整チャートを示す図である。
本実施形態の調整方法では、図6に示すように、窓部材を取り付けたカメラボディの窓部材203(図5参照)の凹球面に発光素子203の発光面を当てた状態で仮止めしたデジタルカメラ100を、発光素子調整用治具300に固定して、デジタルカメラ100の補助光発光装置から補助光を出射し、出射された補助光がデジタルカメラ100から所定の距離離れて設置された調整チャート301に照射されるようにする。
このとき、デジタルカメラ100の撮影レンズ1021(図3参照)の光軸が、調整チャート301上の目印302と一致するようにカメラの向きを調整しておく。
そして、図5(b)および図5(c)に示したように、基板204の位置を矢印A方向又はB方向に移動させることにより、補助光発光装置から出射された補助光が調整チャート301上の目印302を照射するように発光素子203の向きを調整する。
図7は、本実施形態の調整方法におけるカメラボディへの基板の固定方法を示す図である。
図7に示すように、基板204には2つの開口204aが設けられており、一方、カメラボディの一部113bの、基板204側の開口204aに対応する位置には突起部204bが形成されている。このように構成したことにより、調整時に基板204のA方向又はB方向(図5(b)および図5(c)参照)へのスライド量が大きくなり過ぎて発光素子のリード線202(図5参照)が折損するのを防止することができる。調整終了後は、開口204aに接着剤を塗布することによって基板204はボディの一部113bに固定される。
次に、本発明の補助光発光装置の第2の実施形態について説明する。
図8は、第2の実施形態の補助光発光装置の断面図である。
図8に示すように、第2の実施形態の補助光発光装置400では、窓部材405が、発光素子403側の凹球面から突出して該発光素子403の発光光出射側の凸球面403aに接する3つの突起部404を有している。
このように構成したことにより、発光素子の向きを調整する際に、発光素子403と窓部材405とが直接擦り合うことが防止され、発光素子403および窓部材405の損傷を防止することができる。
次に、本発明の補助光発光装置の第3の実施形態について説明する。
図9は、第3の実施形態の補助光発光装置の上面図である。
図9に示すように、第3の実施形態の補助光発光装置500では、図8を参照して説明した第2の実施形態の補助光発光装置400と同様、窓部材505は3つの突起部504を有しているが、この3つの突起部504は、発光素子503の断面上の正三角形の頂点位置に設けられている。このように構成したことにより、発光素子503と窓部材505との相対位置が一定に保たれるので、補助光の照射方向が安定する。
次に、本発明の補助光発光装置の第4の実施形態について説明する。
図10は、第4の実施形態の補助光発光装置の断面図であり、図11は、第4の実施形態の補助光発光装置の作用を説明するための参考図である。
図10に示すように、第4の実施形態の補助光発光装置600では、窓部材605は、補助光出射側の面605bが凸球面に形成されたものとなっている。
このように構成したことにより、発光素子603の光源から出射された光603aは、図示のように、窓部材605の面605bから発散することなく被写体に向かって照射される。
これに対して、図11に示すように、窓部材の補助光出射側の面605cを平面に形成した場合には、窓部材605の面605cから出射された光は図示のように発散した状態で照射される。そのため、被写体に到達したときの補助光の照度は低下してしまう。
次に、本発明の補助光発光装置の第5の実施形態について説明する。
図12は、第5の実施形態の補助光発光装置の断面図である。
図12に示すように、第5の実施形態の補助光発光装置700では、窓部材705の補助光出射側の凸球面705bは、窓部材705の、発光素子703側の凹球面705aへの入射光を該入射光の入射方向と同一の方向に出射する曲率を有する凸球面に形成されている。
このように構成したことにより、図示のように、補助光701は、窓部材705の凸球面705bから平行光として出射される。
一般に、窓部材705(図12参照)の凹球面状の面705aの曲率半径をR1mm、窓部材705の補助光出射側の面705bの曲率半径をR2mm、窓部材705の厚さをdmm、窓部材705の屈折率をnとしたときの窓部材705のレンズとしての焦点距離fは、次の式(1)により求められる。
f=(R1R2)/((n−1)n(R2−R1)+(n−1)d) ・・・(1)
ここで、窓部材の焦点距離fが無限大(窓部材705に屈折力を持たせない)のときは、上記式(1)は、
(n−1)(n(R2−R1)+(n−1)d)=0 ・・・(2)
となり、これを変形して
R2−R1=d(n−1)/n ・・・(3)
が得られる。
上記式(3)を満たすとき、窓部材705は屈折力を持たないので、光源から出た光の出射方向は変化せず、平行光として出射される。
本発明の一実施形態であるデジタルカメラを斜め上前方から見た外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの背面を示す外観図である。 図1、図2に示したデジタルカメラ100の回路構成を示すブロック図である。 本実施形態のデジタルカメラ100における補助光発光装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の補助光発光装置の第1の実施形態の断面図である。 本発明の調整方法の一実施形態で用いられる発光素子調整用治具および調整チャートを示す図である。 本実施形態の調整方法におけるカメラボディへの基板の固定方法を示す図である。 第2の実施形態の補助光発光装置の断面図である。 第3の実施形態の補助光発光装置の上面図である。 第4の実施形態の補助光発光装置の断面図である。 第4の実施形態の補助光発光装置の作用を説明するための参考図である。 第5の実施形態の補助光発光装置の断面図である。
符号の説明
100 デジタルカメラ
110 システム制御回路
111 鏡胴
112 フラッシュ発光装置
113 ボディ
113a 開口部
113b 一部
114 電源スイッチ
115 レリーズボタン
116 モードダイヤル
117 LCD
118 MENU/OKボタン
119 DISP/BACKボタン
120 フォトモードボタン
121 再生ボタン
122 十字ボタン
123 ズームボタン
124 EVF
125 ファインダ切替ボタン
200 補助光発光装置
202 リード線
202a 先端
203 発光素子
203a 発光光出射面
204 基板
204a 開口
204b 突起部
205 窓部材
205a 面
300 発光素子調整用治具
301 調整チャート
302 目印
400 補助光発光装置
403 発光素子
403a 凸球面
404 突起部
405 窓部材
500 補助光発光装置
503 発光素子
504 突起部
505 窓部材
600 補助光発光装置
603 発光素子
603a 光
605 窓部材
605b,605c 面
700 補助光発光装置
701 補助光
703 発光素子
705 窓部材
705a 凹球面
705b 凸球面
1005 信号処理回路クロック部
1021 撮影レンズ
1041 撮像素子
1051 アナログ信号処理部
1052 A/D変換回路
1053 メモリ制御部
1054 メインメモリ
1055 デジタル信号処理部
1056 圧縮伸張処理部
1057 補助光制御部
1058 外部メモリ制御部
1059 記録媒体
1060 表示制御部
1061 操作部
1080 フラッシュ制御部
1101 レンズ駆動部
1102 撮像素子駆動部
1103 撮像回路クロック部

Claims (7)

  1. 撮像素子上に被写体を結像して画像データを生成する撮影装置において、
    被写体に向けて補助光を発光する補助光発光装置を備え、
    前記補助光発光装置が、
    発光光出射面が凸球面に形成されるとともにリード線が突出した発光素子と、
    前記リード線の先端が固定された基板と、
    前記発光素子からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、該発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 被写体に向けて補助光を発光する補助光発光装置において、
    発光光出射面が凸球面に形成されるとともにリード線が突出した発光素子と、
    前記リード線の先端が固定された基板と、
    前記発光素子からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、該発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えたことを特徴とする補助光発光装置。
  3. 前記窓部材が、前記発光素子側の凹球面から突出して該発光素子の発光光出射側の凸球面に接する3つの突起部を有することを特徴とする請求項2記載の補助光発光装置。
  4. 前記3つの突起部は、正三角形の3つの頂点位置に設けられたものであることを特徴とする請求項3記載の補助光発光装置。
  5. 前記窓部材は、補助光出射側の面が凸球面に形成されたものであることを特徴とする請求項2記載の補助光発光装置。
  6. 前記窓部材の補助光出射側の凸球面は、該窓部材の、前記発光素子側の凹球面への入射光を該入射光の入射方向と同一の方向に出射する曲率を有する凸球面であることを特徴とする請求項5記載の補助光発光装置。
  7. 発光光出射面が凸球面に形成されるとともにリード線が突出した発光素子と、前記リード線の先端が固定された基板と、前記発光素子からの発光光を入射し透過させて被写体に向けて補助光を照射する、該発光素子側の面が凹球面に形成された窓部材とを備えた、被写体に向けて補助光を発光する補助光発光装置における、補助光出射方向を調整する調整方法であって、
    前記窓部材に前記発光素子の発光面を当てて前記基板の位置を移動させることにより、該窓部材から補助光が所望の方向に出射されるように該発光素子の向きを調整し、
    調整後の基板を固定することを特徴とする調整方法。
JP2006316734A 2006-11-24 2006-11-24 撮影装置、補助光発光装置、および調整方法 Withdrawn JP2008129487A (ja)

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