JP2008129079A - 露光装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

露光装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズアレイの光学特性を含めて各発光素子の発光輝度を補正して、画像データの階調値に対して感光ドラム上に照射される光の光量の値を一定に維持するとともに、その均一化を図ることが可能な露光装置及びそれを備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画素基板12上に配列形成された複数の有機EL素子40による発光素子アレイを電子写真方式の露光装置の光源として用い、印刷時は、各発光素子から出射されレンズアレイ14を通過した光が感光ドラム10表面に等倍結像され、光量測定時は、レンズアレイ14を通過した光を反射ミラー38で反射して、画素基板12に形成された複数の光センサ42に導き、各光センサ42で計測された発光素子毎の光量の値に基づいて、各発光素子の発光輝度を補正制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源として発光素子を用いた露光装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置(印刷装置)において、感光ドラムに画像データに応じた光を照射して露光を行う露光装置を有し、この露光装置において、LED等の発光素子を光源としたものが実現されている。発光素子を使用した電子写真用の露光装置における光源ユニットでは、例えばLED素子を複数個並べてアレイ状部品として構成し、そのアレイ状部品を複数個並べた形態で実装して光源ユニットとしているが、各LED素子には発光輝度のバラツキや発光特性の経時変化がある。
このため、このような露光装置においては、印刷品質を良好に維持するために、発光素子の経時変化による発光特性の変化を補償するとともに、各発光素子の発光輝度を均一化することが必要となり、例えば特許文献1には、予め受光素子の特性を記憶手段に記憶させた上で、受光素子で発光素子からの光をモニタし、記憶している受光素子の特性を考慮して、発光素子の出力光エネルギーを制御する構成が開示されている。
特開2002−144634号公報
電子写真方式の画像形成装置における露光装置の光源として画素毎にLED等の発光素子による光源を有するものでは、感光ドラム上に照射される光は、光源からの光を等倍結像せしめるレンズアレイを通して感光ドラム上に結像されており、各光源の発光輝度のバラツキに加えて、このレンズアレイの光学特性のバラツキによって感光ドラム上に照射される光の光量バラツキが生じる場合がある。従って、良好な印刷品質を維持するために、画像データの階調値に対して感光ドラム上に照射される光の光量の値を一定に維持するとともに、その均一化を図るためには、各発光素子の発光特性に対してだけでなくレンズアレイの光学特性を含めた補正を行う必要がある。
しかしながら、前記特許文献1に開示の構成においては、受光素子は発光素子からの光を直接受光してモニタしており、レンズアレイによる光量バラツキについては何ら補正されていなかった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたもので、レンズアレイの光学特性を含めて各発光素子の発光輝度を補正して、画像データの階調値に対して感光ドラム上に照射される光の光量の値を一定に維持するとともに、その均一化を図ることが可能な露光装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、感光ドラムを有し、画像データに応じた印刷を行う画像形成装置の前記感光ドラム上に画像データに応じた光を照射して露光する露光装置において、複数の発光素子を配列してなる発光素子アレイと、前記各発光素子に対応して設けられた複数の光センサと、前記発光素子アレイの前記各発光素子から出射された光を前記感光ドラム表面に等倍結像するレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光を前記受光センサに導く導光手段と、を有する露光部と、前記各発光素子から出射された光を、前記導光手段を介して前記各光センサによって受光し、該各光センサによって検出された光量の値に基づいて、前記画像データの階調値に対して前記感光ドラムに照射される光の光量の値を所定の値に揃えるように、前記発光素子アレイの前記各発光素子の、前記画像データの階調値に対する発光輝度の値を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の露光装置は、請求項1に記載の露光装置において、前記導光手段は、前記発光量制御手段により前記各発光素子の発光量の制御を行う際に、前記レンズアレイに対する前記感光ドラム表面と同位置に、前記レンズアレイを通過した光を前記レンズアレイ側に反射する反射ミラーを配置させる手段を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の露光装置は、請求項2に記載の露光装置において、前記露光装置は、前記導光手段により前記反射ミラーを前記感光ドラム表面と同位置配置させる際に、前記露光部の位置を、前記反射ミラーが前記感光ドラムに接触しない位置に移動させる手段を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の露光装置は、請求項2に記載の露光装置において、前記導光手段は、前記画像形成装置により印刷を行う際、前記反射ミラーを、前記レンズアレイと前記感光ドラムとの間の光路の外に退避させる退避手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載の露光装置は、請求項2に記載の露光装置において、前記複数の光センサは、前記複数の発光素子と同一基板上に、一定の距離だけ離間して設けられ、前記導光手段における前記反射ミラーは、反射した光が前記レンズアレイを通過して前記各受光センサの位置に結像するように設定された、2つの反射面を有することを特徴とする。
請求項6に記載の露光装置は、請求項1に記載の露光装置において、前記制御手段は、前記発光素子アレイの前記各発光素子を所定の階調で発光させたときの、前記光センサで検出される光量の期待値を記憶した期待値記憶手段と、前記発光素子アレイの前記各発光素子を前記所定の階調で発光させ、前記各光センサによって検知された前記各発光素子に対応する光量の値を、前記期待値記憶手段に記憶された前記期待値と比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に応じて、前記各発光素子を駆動する駆動電圧を補正して、前記各発光素子の発光輝度を制御する補正制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項7に記載の露光装置は、請求項6に記載の露光装置において、前記比較手段は、前記各光センサによって検知された光量と前記期待値に予め設定された許容範囲を含めた値とを比較することを特徴とする。
請求項8に記載の露光装置は、請求項6に記載の露光装置において、前記補正制御手段は、前記画像データの各階調に対して前記発光素子アレイの前記各発光素子に印加する駆動電圧の補正値を記憶した補正テーブルと、印刷する前記画像データ値の階調値に対応した駆動電圧を、前記補正テーブルに記憶された補正値に応じて補正する補正手段と、前記比較手段の比較結果に応じて、前記補正テーブルが記憶する前記補正値を更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
請求項9に記載の露光装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の露光装置において、前記発光素子アレイにおける前記各発光素子は有機EL素子であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、感光ドラムと帯電器と露光器と現像器とを有し、画像データに応じた印刷を行う画像形成装置において、前記露光器は、複数の発光素子を配列してなる発光素子アレイと、前記各発光素子に対応して設けられた複数の光センサと、前記発光素子アレイの前記各発光素子から出射された光を前記感光ドラム表面に等倍結像するレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光を前記受光センサに導く導光手段と、を有する露光部と、前記各発光素子から出射された光を、前記導光手段を介して前記各光センサによって受光し、該各光センサによって検出された光量の値に基づいて、前記発光素子アレイの前記各発光素子の、前記画像データの階調値に対する発光輝度の値を所定の値に揃えるように制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置において、前記導光手段は、前記発光量制御手段により前記各発光素子の発光量の制御を行う際に、前記レンズアレイに対する前記感光ドラム表面と同位置に、前記レンズアレイを通過した光を前記レンズアレイ側に反射する反射ミラーを配置させる手段を含むことを特徴とする。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記導光手段は、前記画像形成装置により印刷を行う際、前記反射ミラーを、前記レンズアレイと前記感光ドラムとの間の光路の外に退避させる退避手段を有することを特徴とする。
請求項13に記載の画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記発光素子アレイの前記各発光素子を所定の階調で発光させたときの、前記光センサで検出される光量の期待値を記憶した期待値記憶手段と、前記発光素子アレイの前記各発光素子を前記所定の階調で発光させ、前記各光センサによって検知された前記各発光素子に対応する光量の値を、前記期待値記憶手段に記憶された前記期待値と比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に応じて、前記各発光素子を駆動する駆動電圧を補正して、前記各発光素子の発光輝度を制御する補正制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項14に記載の画像形成装置は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記比較手段は、前記各光センサによって検知された光量と前記期待値に予め設定された許容範囲を含めた値とを比較することを特徴とする。
請求項15に記載の画像形成装置は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記補正制御手段は、前記画像データの各階調に対して前記発光素子アレイの前記各発光素子に印加する駆動電圧の補正値を記憶した補正テーブルと、印刷する前記画像データ値の階調値に対応した駆動電圧を、前記補正テーブルに記憶された補正値に応じて補正する補正手段と、前記比較手段の比較結果に応じて、前記補正テーブルが記憶する前記補正値を更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
請求項16に記載の画像形成装置は、請求項10乃至15の何れかに記載の画像形成装置において、前記発光素子アレイにおける前記各発光素子は有機EL素子であることを特徴とする。
本発明によれば、レンズアレイを通過した後の光量の検出に基づいて露光部の各発光素子の、画像データの階調値に対する発光輝度の値を所定の値に揃えるように制御することにより、レンズアレイを通過した後の感光ドラムに照射される光量を均一化して、そのバラツキを抑制することができ、また、発光素子の経時劣化等による発光効率低下によって生じる発光輝度の低下を補償することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
ディスプレィなどの発光画素用途として近年盛んに研究されている有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子と略記する。)からなる発光素子は、平面基板上に画素サイズでのパターンニングによって製造されるので、各発光素子へのワイヤボンディングが不要とすることができる。しかしながら、有機EL素子においても、各発光素子間の発光特性のバラツキがある。また、発光特性の経時変化があり、それにより発光特性のバラツキが増大することがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置(印刷装置)の構成の一例を示す図である。同図に示すように、この画像形成装置は、感光ドラム10と、画素基板12とレンズアレイ14とから成る露光ヘッド(露光部)16と、帯電ローラ18と、イレーサ光源感光体20と、クリーニング部材22と、現像ローラ24を含む現像器26と、転写ローラ28と、定着ローラ30と、搬送ベルト32と、を具備している。
なお、感光ドラム10は、例えば負帯電型OPC感光体(有機感光体)であり、この場合、帯電ローラ18は負帯電器とされている。また、現像器26は負帯電トナーで現像を行う現像器である。また、画素基板12は、詳しくは後述するが、複数の有機EL素子が一列にアレイ状に配列された発光素子アレイを有して構成されている。
ところで、図1に示す画像形成装置では、おおまかには以下のような工程により印刷が行われる。まず、帯電ローラ18によって、感光ドラム10が一様に帯電される。続いて、画素基板12上の複数の発光素子によって、レンズアレイ14を介して感光ドラム10に対して光照射が為され、感光ドラム10上には静電潜像が形成される。その後、現像器26によって、静電潜像にトナーが付着される。そして、転写ローラ28によって、静電潜像に付着しているトナーが印刷用紙34に転写される。以下、このような印刷工程を詳細に説明する。
まず、感光ドラム10は、帯電用電源(不図示)から供給されるマイナス高電圧を、帯電ローラ18によって印加される。これにより、感光ドラム10における周表面は一様に負帯電され、電位的に初期化される(初期化帯電状態となる)。
そして、周表面が初期化帯電状態となった感光ドラム10には、画素基板12上の発光素子から光が照射されて、印字情報に従った光書き込み(露光)が行われる。これにより、初期化帯電によるマイナス高電位部と、露光による例えば“−50V”のマイナス低電位部とから成る静電潜像が、感光ドラム10の周表面上に形成される。
次いで、現像器26内に収容されている弱いマイナス電位に帯電したトナーが、現像ローラ24によって、現像ローラ24と感光ドラム10との対向部に回転搬送される。このとき、現像ローラ24は、不図示の電源から、例えば“−250V”の現像バイアスを印加される。したがって、“−250V”の現像バイアスを印加された現像ローラ24と、感光ドラム10における静電潜像の“−50V”のマイナス低電位部との間に、“−200V”の電位差が形成される。
この電位差により、現像ローラ24に対して相対的にプラス極性の電位となった静電潜像におけるマイナス低電位部には、マイナス極性に帯電しているトナーが転移してトナー像が形成される。このトナー像は、感光ドラム10の回転によって、感光ドラム10と転写ローラ28とが対向している転写部へと搬送される。
なお、上述したようにして形成されたトナー像におけるトナー付着量(現像された画像の濃度)は、画素基板12の発光素子による感光ドラム10への露光量に応じて生じる感光ドラム10の周表面上における電位の減衰量によって決定される。
次いで、上述したようにトナー像が転写部へ搬送されると、搬送ベルト32によって、印刷用紙34が転写部へ搬送される。そして、転写部においては、トナー像が印刷用紙34上に、転写ローラ28によって転写される。このようにしてトナー像を転写された印刷用紙34は更に下流に搬送され、トナー像が定着ローラ30によって熱定着された後、印刷用紙34は当該印刷装置の外部へ排出される。
また、トナー像が印刷用紙34上に転写された後、感光ドラム10は、クリーニング部材22により残留トナーが除去され、更に、イレーサ光源感光体20によって一様に0Vに除電されて、帯電ローラ18への帯電に備えられる。
図2(A)は、本実施形態における露光ヘッド16の外観を示す斜視図であり、図2(B)及び(C)はそれぞれ印刷時及び詳細は後述する光量測定時における露光ヘッド16の感光ドラム10に対する位置関係を示す図である。また、図3(A)及び(B)はそれぞれ画素基板12とレンズアレイ14及び反射ミラーの位置関係を模式的に示す斜視図及び側面図である。図4(A)及び(B)はそれぞれ反射ミラー上及び画素基板12上での光量分布を示す図である。図5は、画素基板12上の有機EL素子と光センサの構造を示す画素基板12の短手方向の断面図である。
図2(A)に示すように、露光ヘッド16のレンズアレイ14側端部には、結像部切替アーム36によって、反射ミラー38が画素基板12上の有機EL素子及びレンズアレイ14の光路に対し進退可能に取り付けられている。ここで、反射ミラー38は、印刷時等の光量測定時以外には、図2(B)に示すように、結像部切替アーム36によって、有機EL素子及びレンズアレイ14の光路より待避させられている。そして、光量測定時には、図2(C)に示すように、露光ヘッド16が図示上部方向に移動され、そのとき露光ヘッド16端部に配置実装された支点を軸にして、ラッチ機構を持つ結像部切替アーム36が、反射ミラー38を有機EL素子及びレンズアレイ14の光路上に配置するように移動させる。なお、結像部切替アーム36は、反射ミラー38が感光ドラム10表面と等価の距離に配置されるような長さを有している。これら一連の動作は、図示されてないが本画像形成装置の各機構部を制御する制御部によって駆動されるモータ及び駆動機構にて行われる。ここで、反射ミラー38及び結像部切替アーム36は本発明における導光手段をなす。
画素基板12とレンズアレイ14及び光量測定時の反射ミラー38の位置関係は、図3(A)及び(B)に示すようになっている。ここで、画素基板12上には、画素として、発光素子としての有機EL素子40と光センサ42との組が、複数並べて形成されている。また、レンズアレイ14は、光集束性光伝送体(商品名:セルフォック(登録商標)レンズアレイ)であり、有機EL素子40の正立等倍像を反射ミラー38上に形成させる。
画素基板12には、感光ドラム10への露光走査の主走査方向(感光ドラム10の幅方向つまり印刷用紙34の幅方向)に、複数の有機EL素子40が例えば一列に配設された発光素子アレイが形成されている。この発光素子アレイは、当該画像形成装置が、例えばA4サイズの印刷用紙34を縦方向に用いてその幅一杯に印字密度1200dpi(ドット/インチ)で印字可能な画像形成装置の場合であれば、およそ14000個の有機EL素子40を備えている。
図4(A)は、一例として1ドットおきの5画素について、レンズアレイ14を通過した、反射ミラー38側の結像面(図3(B)における結像面B)での光プロファイル分布を表したグラフであり、中央付近の黒点が光点を示し、端部の波線は水平、垂直方向での光量を示している。反射ミラー38上では、例えばこの図4(A)に示すような光量分布が観測される。
反射ミラー38は、ガラス基板等に、図3(A)及び(B)に示すように、その長手方向に90度にV字溝44を加工形成して、その側面に金属を蒸着させて、画素基板12に対する垂線に対して45度傾斜した2つの対向する反射面を構成したものである。図3(B)に示すように、レンズアレイ14を通過して反射ミラー38に入射した光は、反射面で反射され、次いで対側の反射面で反射してレンズアレイ14に入射し、さらにレンズアレイ14を通過して、画素基板12上に有機EL素子40に対して距離A離れた位置にて結像される。画素基板12上において有機EL素子40に対して距離A離れた位置には光センサ42が形成されており、レンズアレイ14を通過して画素基板12上に結像した光は光センサ42に入射される。すなわち、レンズアレイ14を通過して画素基板12上に結像する光の位置が、光センサ42が形成された位置となるように反射ミラー38の反射面の大きさが設定される。なお、距離Aは、例えば1mm程度である。図4(B)は、画素基板12上の結像面(図3(B)における結像面C)での光プロファイル分布を表している。中央の5個並んだ四角は発光している有機EL素子40で、距離A離れたところの黒点は、レンズアレイ14を通過した反射光であり、レンズアレイ14によって画素単位で結像が行われているのでコントラストの高いものとなる。即ち、1つの光センサ42に入力される光は、対応する距離Aの位置にある1つの有機EL素子40からの光のみを捉える事が可能なため、例えば隣接して形成された複数の有機EL素子40を同時発光させても、各光センサ42は、対応する個々の有機EL素子40から出射された光のレンズアレイ14を通過した後の光量を検出することができる。
各光センサ42へは、画素基板12内での伝播による有機EL素子40自己の発光とレンズアレイ14を往復した反射光の両エネルギーが入力され、各光センサ42が受光した光量に基づいて、後述するように、各有機EL素子40間の不均一性に対して補正を掛けることでレンズアレイ14を通過した光量を全有機EL素子40で均一化させるように構成される。
有機EL素子40は、例えば図5に示すように、画素基板12上に反射膜46が形成され、その上に、透明な絶縁膜48を介して透明電極50及びそれに接続されたアノード電極52が形成され、それら透明電極50及びアノード電極52上の絶縁膜54に開けられた開口部に、正孔輸送層、発光層、及び電子輸送層でなる有機EL層56が設けられて、その上にITO等の透明なカソード電極58が配線され、その上全面が透明な保護膜60で保護されて形成されている。
そして、アノード電極52とカソード電極58との間に、所定の電圧が掛けられることで、アノード電極52から正孔が、カソード電極58から電子が、有機EL層56に注入され、そこで正孔と電子とが再結合して発光する。この発光によって生じた光は、カソード電極58を通過して保護膜60の方向に完全拡散放射する。
このような有機EL素子40からの拡散光は、該有機EL素子40を構成した画素基板12とレンズアレイ14とから成る露光ヘッド16によって、該露光ヘッド16からミリオーダーの距離を隔てた感光ドラム10上に小径の光スポットを形成し、各ドットを解像する光ビームを作る。
また、光センサ42は、図5に示すように、画素基板12上に有機EL素子40から一定距離Aを隔てて形成される。即ち、光センサ42は、例えば、画素基板12上にゲート電極62が形成され、その上に、透明な絶縁膜48を介してアモルファスシリコン(以下、a−Siと略記する)64、na−Si66が形成され、その上に、ソース電極68及びドレイン電極70が形成されて、絶縁膜54を介して保護膜60で保護されている。ここで、ゲート電極62は、有機EL素子40の反射膜46と同一材料で、また、ソース電極68及びドレイン電極70は、有機EL素子40のアノード電極52と同一材料で形成される。
即ち、光センサ42は、画素基板12上への有機EL素子40の製造プロセスと同時に製造することができる。
なお、図5に示すように、有機EL素子40においては、ポリイミド等によるバンク72を形成することで、画素基板12内での光センサ42への光伝播を抑制することが好ましい。
図6(A)は、本実施形態に係る画像形成装置の露光ヘッド16の電気的な構成を示すブロック図であり、図6(B)は、図6(A)のヘッドコントローラの構成を示すブロック図である。また、図6(C)は、図6(A)の有機ELパネルの1画素の回路構成を示す図である。図7(A)は印刷時のタイミングチャート、図7(B)は光量測定時のタイミングチャート、をそれぞれ示している。
露光ヘッド16は、図6(A)に示すように、ヘッドコントローラ74、データドライバ76、スキャンドライバ78、有機ELパネル80、光センサセレクタ82、及びセンサ出力セレクタ84を有して構成されている。ヘッドコントローラ74は、図6(B)に示すように、Vdata信号制御部86、Vscan信号制御部88、光センサ制御部90、センサ出力比較部92、光量判定記憶部94、及び補正値テーブル96から構成されている。
ヘッドコントローラ74は、図示されていない本画像形成装置のラスターイメージプロセッサ部より、画像データと、用紙サイズと、搬送速度に合わせた水平制御信号HSYNC及び垂直制御信号と、を受信する。そして、それら水平及び垂直制御信号に合わせて、Vdata信号制御部86からデータドライバ76に画像データに応じた階調信号を供給してデータドライバ76を制御し、Vscan信号制御部88からスキャンドライバ78に制御信号を供給して制御し、光センサ制御部90から光センサセレクタ82に制御信号を供給して制御する。なおここで、水平制御信号HSYNCは、主走査方向の同期信号であり、アクティブ〜アクティブ期間が1ラインに許されるドット形成処理時間である。
データドライバ76は、一例として、1本のデータラインVdataで8個の有機EL素子40を駆動する。図6(A)の例では、有機ELパネル80がa〜hの8個の画素群を有し、各画素群は6個の画素を有して、データラインVdata1〜Vdata6が画素群の各画素に接続されて、各画素に画像データに応じた階調信号電圧を供給するようにしている。スキャンドライバ78から有機ELパネル80には走査ラインVscan1〜Vscan8が設けられ、データラインVdata1〜Vdata6に接続される画素群a〜hの各々に接続されている。従って、図6(A)の例では、有機ELパネル80は、水平方向に、6*8=48個の画素が形成されている。
有機ELパネル80においては、各画素について、例えば図6(C)に示すように、有機EL素子40に関して、該有機EL素子40の製造プロセスで同時に製造された選択薄膜トランジスタ(以下、TFTと略記する。)98、駆動TFT100及び保持キャパシタ102が形成され、また、光センサ42に関して、有機EL素子40の製造プロセスで同時に製造されたリセットTFT104、アンプTFT106及びセンサセレクタTFT108が形成されている。
印刷時の露光工程においては、まず、データドライバ76は、ヘッドコントローラ74のVdata信号制御部86による制御に従って、図7(A)に示すように、水平制御信号HSYNCがアクティブ〜アクティブである期間(1DotLineTime)、Vdata信号制御部86から供給される階調信号に応じて、各画素のデータラインVdata1〜Vdata6に対応する階調信号電圧を生成して印加する。このとき、電源線に電源が供給されるよう制御を行う。また、階調信号電圧を供給すると同時に、Vscan信号制御部88による制御に従ってスキャンドライバ78から、走査ラインVscan1〜Vscan8を順次ハイレベル(以下、Hレベルとする)とするように走査信号が印加される。これにより、各画素の選択TFT98がオン動作して、駆動TFT100のゲート端子に各データラインVdataに印加された階調信号電圧に基づくゲート電圧が印加されて、その駆動TFT100が当該ゲート電圧に応じた導通状態でオン動作する。これにより、電源線を介して画素群a〜hの中の走査信号が供給されている画素群の駆動TFT100及び有機EL素子40に、データラインVdataに印加された階調信号電圧に基づく電流値を有する発光駆動電流が流れ、有機EL素子40が所定の発光輝度で発光動作する(選択期間TseVsl)。
このとき、階調信号電圧は、選択TFT98を介して、保持キャパシタ102に供給され、各保持キャパシタ102は、その階調信号電圧のレベルに応じた値の電荷量に充電される。
次に、上述の選択期間TseVslを経過して、スキャンドライバ78が当該走査ラインVscanの走査信号をローレベル(以下、Lレベル)とすると、選択TFT98がオフするが、保持キャパシタ102には階調信号電圧に応じた電荷量が保持されているので、駆動TFT100は、その保持キャパシタ102に保持されている電荷量に応じた導通状態となり、発光動作を継続する(非選択期間TnseVsl)。
以下、ライン数分の水平制御信号HSYNCがアクティブ〜アクティブ期間の時間、発光駆動を行うことになる。
次に、感光ドラム10上に照射される光の光量を均一な値に設定する動作について説明する。
本実施形態においては、データラインVdataに印加する階調信号電圧を、感光ドラム10に対応した位置からの反射光に応じて調整することで、そのような効果を奏するものである。
即ち、有機EL素子40が発光すると、レンズアレイ14を通過した光は、印刷時は、感光ドラム10上に等倍結像される。これに対して、光量測定時には、図2(C)を参照して説明したように、露光ヘッド16を上部方向に移動させ、反射ミラー38をレンズアレイ14の結像点に配置して、その反射ミラー38からの反射光の光量を、有機EL素子40と一緒に画素基板12上に作り込んだ光センサ42で測定する。この光量測定は、例えば、画像形成装置の電源を入れてから印刷を開始する前に行われる。
この光量測定時には、図7(B)に示すように、有機ELパネル80の各有機EL素子40を順次、一定値の階調値で発光させる。即ち、データドライバ76から各データラインVdata1〜Vdata6に一定の階調信号電圧を印加し、スキャンドライバ78から各走査ラインVscan1〜Vscan8へ、Hレベルの走査信号を、印刷時と同様に順次印加する。このときの発光時間は、印刷時には印刷速度及び印刷解像度によって決められていた水平制御信号HSYNC(1DotLineTime)によらず、任意である。
光センサ制御部90は、光センサセレクタ82を制御して、走査ラインVscan1〜Vscan8の走査信号と同タイミングで、その光センサセレクタ82からリセットラインVrst1〜Vrest8をハイレベルにして、リセットTFT104をON動作させて、初期電荷を光センサ42に充電する。そして、有機EL素子40の発光タイミングで光センサ42に光が当たる事で、暗電流が増加し、初期電荷を放電する。このとき、図6(C)におけるA点の電位が発光強度に応じて変化するので、それをアンプTFT106で増幅して、光センサセレクタ82からセレクタラインPsel1〜Psel8を順次ハイレベルにして、出力端子Poutから読み出す。
セレクタラインPsel1〜Psel8がハイレベルの時に、各画素の出力端子Pout1〜Pout8からセンサ出力セレクタ84を介して、光センサ制御部90の制御に従って画素群a〜hのうちの走査信号に応じて選択された画素群に対応したデータが読み出され、図示されていないがヘッドコントローラ74内の一時的な記憶部に記憶格納される。そして、光量判定記憶部94には発光させた階調において、光センサ42によって検出される期待光量値が記憶格納されており、センサ出力比較部92は、その一時的な記憶部に記憶格納されたデータと、光量判定記憶部94に格納されている期待光量値との比較を行う。補正値テーブル96は、各画素における画像データの階調値と階調信号の補正値との対応テーブルであり、補正値テーブル96には、初期においては、システム初期での値が予め格納されている。なお、この補正値テーブル96は、電源を遮断してもデータが保持され、システム内での書き換えが可能なフラッシュROM等で構成されるものとする。而して、この補正値テーブル96に保持された補正値は、光量測定が行われる度に、センサ出力比較部92の比較結果に従って更新される。ヘッドコントローラ74は、受信した画像データの階調値に応じた階調信号を、補正値テーブル96に保持されている補正値によって補正して、データドライバ76に供給する。
図8は、本実施形態に係る画像形成装置の動作フローチャートを示す図である。
即ち、本画像形成装置の電源がオンされると(ステップS10)、本画像形成装置の各機構部を制御する制御部は、モータ及び駆動機構によって、露光ヘッド16を上部方向に移動させ、反射ミラー38をレンズアレイ14の結像点に配置し、ヘッドコントローラ74のVdata信号制御部86は、ある任意の階調値、例えば最大階調に相当する画像データに応じた階調信号を、補正値テーブル96に保持されている補正値によって補正してデータドライバ76に供給し(ステップS12)、図7(B)で説明したようにして有機EL素子40の発光と、光センサ42による光量の計測を行う(ステップS14)。
そして、センサ出力比較部92により、各光センサ42で計測された計測光量値と、光量判定記憶部94に記憶格納されている、発光させた階調値における期待光量値との比較を行うことで、感光ドラム10上において設定された階調値に対応した均一な光量が得られているかの判断を行う(ステップS16)。ここで、一般的に電子写真方式では全画素の露光光量において±2%〜±3%程度のバラツキは許容されるため、このステップS16においては、各光センサ42による計測光量値が期待光量値の許容バラツキ範囲を含めた期待光量値範囲内にあるか否かの判断を行う。
ステップS16において計測光量値が期待光量値範囲内にあると判断されたら、感光ドラム10上に照射される光の光量が画像データに応じた適正な値を有するとともに、光量のバラツキも所定の範囲内に維持されていることになり、以降、通常の印刷動作に入る。このとき、制御部は、モータ及び駆動機構によって、露光ヘッド16を下部方向に移動させ、反射ミラー38をレンズアレイ14の結像点から退避させて、レンズアレイ14の結像点に感光ドラム10が位置するように設定する。そして、ヘッドコントローラ74のVdata信号制御部86は、画像データに応じた階調信号を、補正値テーブル96に保持されている補正値によって補正してデータドライバ76に供給し、データドライバ76が各画素のデータラインVdata1〜Vdata6に対応する階調信号電圧を生成して印加して、図7(A)で説明したような印刷を適宜実行する(ステップS18)。
一方、ステップS16において、計測光量値が期待光量値範囲内にないと判断された場合には、有機EL素子40の経時変化による発光効率の低下等により、現状の補正値テーブル96の補正値では適正な発光輝度が得られない特性劣化した画素があるということであるので、補正値テーブル96の更新が必要となる。そこで、この特性劣化した画素について、期待光量値との差異に基づいて、補正値テーブル96を書き換える(ステップS20)。これにより、例えば画像データの階調値に対する階調信号電圧をそれ以前の設定値より高くするように補正して特性劣化を補い、画像データの階調値に対して適正な発光輝度が得られるようにして、特性劣化による発光輝度の低下を補償する。補正値の値は、例えば、期待光量値との差異の量に応じて、有機EL素子40の特性に基づく関数により演算で算出するようにしてもよい。あるいは、期待光量値との差異の量に応じて所定量、階調信号を修正した上で、発光及び計測を再度行い、期待光量値範囲と計測光量値の比較を再度行って、その比較結果に応じて再度階調信号を修正して、というステップを繰り返し、計測光量値が期待光量値範囲内になった時点で、当該階調信号の修正量を新たな補正値として補正値テーブルを書き換えることにより行うようにしてもよい。こうして補正値テーブル96が更新されたならば、以降、その更新された補正値テーブル96によって補正した階調信号によって印刷を行う(ステップS18)。
以上の動作を、例えば画像形成装置の起動時において、印刷前に実行して、必要に応じて各有機EL素子40の補正値を更新して、レンズアレイ14を通過した後の、感光ドラム上に照射される各画素からの光の光量の値及びそのバラツキを補正して印刷を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、反射光を検出することでレンズアレイ14を通過した後の光量を検出し、それに応じて各有機EL素子40の発光輝度を調整するようにしているので、レンズアレイ14を通過した後の感光ドラム10上での各画素から照射される光の光量を均一化し、そのバラツキを抑制して所定の範囲内に維持することが可能となり、それにより、品質の高い画像を形成することのできる露光装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
また、補正値テーブル96を光量判定記憶部94に格納されている期待光量値との比較に基づいて補正して、有機EL素子40の発光輝度を調整することにより、有機EL素子40の経時劣化による発光効率低下による発光輝度の低下を補償することができるという効果がある。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、反射ミラー38の画素基板12上の有機EL素子40及びレンズアレイ14の光路上への進退構造は、前述のような結像部切替アーム36を使用する構成に限定されるものではなく、反射ミラー38を平行移動によって光路上に進退するよう構成としても良い。
また、画素基板12上に有機EL素子40を一列に配列するものとして説明したが、複数列であっても良く、又その場合、直線状に整列させても良いし、千鳥配列等、配列位置をずらすようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。 (A)は露光ヘッドの外観を示す斜視図であり、(B)及び(C)はそれぞれ印刷時及び光量測定時における露光ヘッドの感光ドラムに対する位置関係を示す図である。 (A)及び(B)はそれぞれ画素基板とレンズアレイ及び反射ミラーの位置関係を模式的に示す斜視図及び側面図である。 (A)及び(B)はそれぞれ反射ミラー上及び画素基板上での光量分布を示す図である。 画素基板上の有機EL素子と光センサの構造を示す画素基板の短手方向の断面図である。 (A)は露光ヘッドの電気的な構成を示すブロック図であり、(B)はヘッドコントローラの構成を示すブロック図であり、(C)は有機ELパネルの1画素の回路構成を示す図である。 (A)及び(B)はそれぞれ画像形成時及び光量測定時のタイミングチャートを示す図である。 画像形成装置の動作フローチャートを示す図である。
符号の説明
10…感光ドラム
12…画素基板
14…レンズアレイ
16…露光ヘッド
18…帯電ローラ
20…イレーサ光源感光体
22…クリーニング部材
24…現像ローラ
26…現像器
28…転写ローラ
30…定着ローラ
32…搬送ベルト
34…印刷用紙
36…結像部切替アーム
38…反射ミラー
40…有機EL素子
42…光センサ
44…V字溝
46…反射膜
48,54…絶縁膜
50…透明電極
52…アノード電極
56…有機EL層
58…カソード電極
60…保護膜
62…ゲート電極
64…アモルファスシリコン(a−Si)
66…n+a−Si
68…ソース電極
70…ドレイン電極
72…バンク
74…ヘッドコントローラ
76…データドライバ
78…スキャンドライバ
80…有機ELパネル
82…光センサセレクタ
84…センサ出力セレクタ
86…Vdata信号制御部
88…Vscan信号制御部
90…光センサ制御部
92…センサ出力比較部
94…光量判定記憶部
96…補正値テーブル
98…選択薄膜トランジスタ(TFT)
100…駆動TFT
102…保持キャパシタ
104…リセットTFT
106…アンプTFT
108…センサセレクタTFT

Claims (16)

  1. 感光ドラムを有し、画像データに応じた印刷を行う画像形成装置の前記感光ドラム上に画像データに応じた光を照射して露光する露光装置において、
    複数の発光素子を配列してなる発光素子アレイと、前記各発光素子に対応して設けられた複数の光センサと、前記発光素子アレイの前記各発光素子から出射された光を前記感光ドラム表面に等倍結像するレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光を前記受光センサに導く導光手段と、を有する露光部と、
    前記各発光素子から出射された光を、前記導光手段を介して前記各光センサによって受光し、該各光センサによって検出された光量の値に基づいて、前記画像データの階調値に対して前記感光ドラム上に照射される光の光量の値を所定の値に揃えるように、前記発光素子アレイの前記各発光素子の、前記画像データの階調値に対する発光輝度の値を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする露光装置。
  2. 前記導光手段は、前記発光量制御手段により前記各発光素子の発光量の制御を行う際に、前記レンズアレイに対する前記感光ドラム表面と同位置に、前記レンズアレイを通過した光を前記レンズアレイ側に反射する反射ミラーを配置させる手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記露光装置は、前記導光手段により前記反射ミラーを前記感光ドラム表面と同位置配置させる際に、前記露光部の位置を、前記反射ミラーが前記感光ドラムに接触しない位置に移動させる手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記導光手段は、前記画像形成装置により印刷を行う際、前記反射ミラーを、前記レンズアレイと前記感光ドラムとの間の光路の外に退避させる退避手段を有することを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  5. 前記複数の光センサは、前記複数の発光素子と同一基板上に、一定の距離だけ離間して設けられ、
    前記導光手段における前記反射ミラーは、反射した光が前記レンズアレイを通過して前記各受光センサの位置に結像するように設定された、2つの反射面を有することを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記発光素子アレイの前記各発光素子を所定の階調で発光させたときの、前記光センサで検出される光量の期待値を記憶した期待値記憶手段と、
    前記発光素子アレイの前記各発光素子を前記所定の階調で発光させ、前記各光センサによって検知された前記各発光素子に対応する光量の値を、前記期待値記憶手段に記憶された前記期待値と比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記各発光素子を駆動する駆動電圧を補正して、前記各発光素子の発光輝度を制御する補正制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  7. 前記比較手段は、前記各光センサによって検知された光量と前記期待値に予め設定された許容範囲を含めた値とを比較することを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記補正制御手段は、
    前記画像データの各階調に対して前記発光素子アレイの前記各発光素子に印加する駆動電圧の補正値を記憶した補正テーブルと、
    印刷する前記画像データ値の階調値に対応した駆動電圧を、前記補正テーブルに記憶された補正値に応じて補正する補正手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記補正テーブルが記憶する前記補正値を更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  9. 前記発光素子アレイにおける前記各発光素子は有機EL素子であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の露光装置。
  10. 感光ドラムと帯電器と露光器と現像器とを有し、画像データに応じた印刷を行う画像形成装置において、
    前記露光器は、
    複数の発光素子を配列してなる発光素子アレイと、前記各発光素子に対応して設けられた複数の光センサと、前記発光素子アレイの前記各発光素子から出射された光を前記感光ドラム表面に等倍結像するレンズアレイと、前記レンズアレイを通過した光を前記受光センサに導く導光手段と、を有する露光部と、
    前記各発光素子から出射された光を、前記導光手段を介して前記各光センサによって受光し、該各光センサによって検出された光量の値に基づいて、前記発光素子アレイの前記各発光素子の、前記画像データの階調値に対する発光輝度の値を所定の値に揃えるように制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記導光手段は、前記発光量制御手段により前記各発光素子の発光量の制御を行う際に、前記レンズアレイに対する前記感光ドラム表面と同位置に、前記レンズアレイを通過した光を前記レンズアレイ側に反射する反射ミラーを配置させる手段を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記導光手段は、前記画像形成装置により印刷を行う際、前記反射ミラーを、前記レンズアレイと前記感光ドラムとの間の光路の外に退避させる退避手段を有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、
    前記発光素子アレイの前記各発光素子を所定の階調で発光させたときの、前記光センサで検出される光量の期待値を記憶した期待値記憶手段と、
    前記発光素子アレイの前記各発光素子を前記所定の階調で発光させ、前記各光センサによって検知された前記各発光素子に対応する光量の値を、前記期待値記憶手段に記憶された前記期待値と比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記各発光素子を駆動する駆動電圧を補正して、前記各発光素子の発光輝度を制御する補正制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  14. 前記比較手段は、前記各光センサによって検知された光量と前記期待値に予め設定された許容範囲を含めた値とを比較することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記補正制御手段は、
    前記画像データの各階調に対して前記発光素子アレイの前記各発光素子に印加する駆動電圧の補正値を記憶した補正テーブルと、
    印刷する前記画像データ値の階調値に対応した駆動電圧を、前記補正テーブルに記憶された補正値に応じて補正する補正手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記補正テーブルが記憶する前記補正値を更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 前記発光素子アレイにおける前記各発光素子は有機EL素子であることを特徴とする請求項10乃至15の何れかに記載の画像形成装置。
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